JPH1019489A - 管形熱交換器の伝熱管支持構造 - Google Patents
管形熱交換器の伝熱管支持構造Info
- Publication number
- JPH1019489A JPH1019489A JP17004796A JP17004796A JPH1019489A JP H1019489 A JPH1019489 A JP H1019489A JP 17004796 A JP17004796 A JP 17004796A JP 17004796 A JP17004796 A JP 17004796A JP H1019489 A JPH1019489 A JP H1019489A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- heat
- support
- holes
- transfer tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/007—Auxiliary supports for elements
- F28F9/013—Auxiliary supports for elements for tubes or tube-assemblies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換器内で伝熱管を支持する支持板に腐食
生成物が付着するのを防止する。 【解決手段】 管形熱交換器の伝熱管支持構造は、互い
に間隔をおいて平行に配置され伝熱管２が通る相対的に
大径の貫通穴２５が整列して複数形成された上支持板２
１と下支持板２３及び隣接する貫通穴２５に囲まれて支
持板２１，２３に穿設された小径の支持穴２７に上下端
部が嵌合され上下支持板２１，２３の間に挟持された複
数の円筒形スペーサ３０から構成され、円筒形スペーサ
３０の外周面が貫通穴２５を通る伝熱管２の外面に接触
してこれを支持する。
生成物が付着するのを防止する。 【解決手段】 管形熱交換器の伝熱管支持構造は、互い
に間隔をおいて平行に配置され伝熱管２が通る相対的に
大径の貫通穴２５が整列して複数形成された上支持板２
１と下支持板２３及び隣接する貫通穴２５に囲まれて支
持板２１，２３に穿設された小径の支持穴２７に上下端
部が嵌合され上下支持板２１，２３の間に挟持された複
数の円筒形スペーサ３０から構成され、円筒形スペーサ
３０の外周面が貫通穴２５を通る伝熱管２の外面に接触
してこれを支持する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、管形熱交換器に関
し、特にその細い伝熱管の支持構造に関する。
し、特にその細い伝熱管の支持構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】管形熱交換器では細長い伝熱管が多数使
用されるが、その振動防止や相互間の間隔保持のため管
支持板が使用される。特に管形熱交換器が蒸気発生器と
して使用される場合一方の熱媒体は沸騰するから伝熱管
の流体励起振動が起きやすく適切な管支持板の使用が望
まれる。図４は加圧水型原子炉で使用されている蒸気発
生器の一例を示したものであるが、構造を概説すると胴
に一体的に接合された管板１に、種々の曲げ半径のＵ字
形伝熱管２，３が取り付けられ、入口水室５に入った加
熱媒体を出口水室６に導くようにしている。給水は伝熱
管２，３の外側の胴側空間を流れるが、伝熱管２，３の
振動を防止するため所定の間隔で管支持板８が配設され
ている。
用されるが、その振動防止や相互間の間隔保持のため管
支持板が使用される。特に管形熱交換器が蒸気発生器と
して使用される場合一方の熱媒体は沸騰するから伝熱管
の流体励起振動が起きやすく適切な管支持板の使用が望
まれる。図４は加圧水型原子炉で使用されている蒸気発
生器の一例を示したものであるが、構造を概説すると胴
に一体的に接合された管板１に、種々の曲げ半径のＵ字
形伝熱管２，３が取り付けられ、入口水室５に入った加
熱媒体を出口水室６に導くようにしている。給水は伝熱
管２，３の外側の胴側空間を流れるが、伝熱管２，３の
振動を防止するため所定の間隔で管支持板８が配設され
ている。
【０００３】図５に従来の管支持板８の管支持構造が示
されている。即ち伝熱管２の配置に整合する支持穴９と
給水乃至発生蒸気を流すフローホール１１とが所定の配
置で管支持板８に形成されており、伝熱管２の外径より
僅かに大きい径の支持穴９の内周面が伝熱管２が変位し
たときにその外面に当接して支持する。給水は専らフロ
ーホール１１を流れる。しかしながら、この構造では伝
熱管２，３と支持穴９との間にクレビスが形成されて腐
食生成物が付着しやすいという問題がある。この問題に
対処するため、図６に示すように伝熱管２が通る支持穴
１３をクローバ葉形に形成したものも提案、使用されて
いる。
されている。即ち伝熱管２の配置に整合する支持穴９と
給水乃至発生蒸気を流すフローホール１１とが所定の配
置で管支持板８に形成されており、伝熱管２の外径より
僅かに大きい径の支持穴９の内周面が伝熱管２が変位し
たときにその外面に当接して支持する。給水は専らフロ
ーホール１１を流れる。しかしながら、この構造では伝
熱管２，３と支持穴９との間にクレビスが形成されて腐
食生成物が付着しやすいという問題がある。この問題に
対処するため、図６に示すように伝熱管２が通る支持穴
１３をクローバ葉形に形成したものも提案、使用されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述のクローバ葉形の
支持穴１３は伝熱管を支持する機能と給水を流す機能と
を兼備してクレビス隙間を無くし、腐食乃至腐食性生物
の付着を防止するものでかなりの効果が得られている
が、この種問題を完全に解決するものでは無かった。従
って、本発明は、更に改善された腐食性生物付着防止機
能を持つ管形熱交換器の伝熱管支持構造を提供すること
を課題とする。
支持穴１３は伝熱管を支持する機能と給水を流す機能と
を兼備してクレビス隙間を無くし、腐食乃至腐食性生物
の付着を防止するものでかなりの効果が得られている
が、この種問題を完全に解決するものでは無かった。従
って、本発明は、更に改善された腐食性生物付着防止機
能を持つ管形熱交換器の伝熱管支持構造を提供すること
を課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
め、本発明によれば、管形熱交換器の伝熱管を支持する
構造は、互いに間隔をおいて平行に配置され伝熱管が通
る相対的に大径の貫通穴が整列して複数形成された一対
の支持板及び前記貫通穴に囲まれて該支持板に穿設され
た小径穴に上下端部が嵌合され前記支持板の間に挟持さ
れた複数の円筒形スペーサから構成され、その円筒形ス
ペーサの外周面が貫通穴を通る伝熱管の外面に接触して
これを支持することを特徴としている。
め、本発明によれば、管形熱交換器の伝熱管を支持する
構造は、互いに間隔をおいて平行に配置され伝熱管が通
る相対的に大径の貫通穴が整列して複数形成された一対
の支持板及び前記貫通穴に囲まれて該支持板に穿設され
た小径穴に上下端部が嵌合され前記支持板の間に挟持さ
れた複数の円筒形スペーサから構成され、その円筒形ス
ペーサの外周面が貫通穴を通る伝熱管の外面に接触して
これを支持することを特徴としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。図１を参照するに上支持板２１
と下支持板２３は互いに平行な関係で水平方向に展延し
ており、それぞれ伝熱管２乃至３を個別に通す貫通穴２
５を有している。伝熱管２及び伝熱管３は、主としてＵ
字形曲げ半径が異なるだけで支持部に関する外径等は相
互に同じであるので、以下の説明では伝熱管２で代表す
る。その貫通穴２５は、伝熱管２の外径に対して相対的
に大きな隙間を形成するような直径を有し、上支持板２
１の貫通穴２５と下支持板２３の貫通穴２５とは同一の
伝熱管２を挿通すべく整列している。熱交換器では多数
の伝熱管２が使用されているから、整列した貫通穴２５
の組は、その数だけあり、伝熱管２がＵ字形である場合
にはその数の倍数だけある。上支持板２１と下支持板２
３には又、隣接する複数の貫通穴２５に挟まれて小径の
支持穴２７が設けられ、これらに嵌合する円筒形スペー
サ３０が上支持板２１と下支持板２３とによって挟持さ
れている。
の実施形態を説明する。図１を参照するに上支持板２１
と下支持板２３は互いに平行な関係で水平方向に展延し
ており、それぞれ伝熱管２乃至３を個別に通す貫通穴２
５を有している。伝熱管２及び伝熱管３は、主としてＵ
字形曲げ半径が異なるだけで支持部に関する外径等は相
互に同じであるので、以下の説明では伝熱管２で代表す
る。その貫通穴２５は、伝熱管２の外径に対して相対的
に大きな隙間を形成するような直径を有し、上支持板２
１の貫通穴２５と下支持板２３の貫通穴２５とは同一の
伝熱管２を挿通すべく整列している。熱交換器では多数
の伝熱管２が使用されているから、整列した貫通穴２５
の組は、その数だけあり、伝熱管２がＵ字形である場合
にはその数の倍数だけある。上支持板２１と下支持板２
３には又、隣接する複数の貫通穴２５に挟まれて小径の
支持穴２７が設けられ、これらに嵌合する円筒形スペー
サ３０が上支持板２１と下支持板２３とによって挟持さ
れている。
【０００７】図２及び図３に伝熱管２と円筒形スペーサ
３０との幾何学的関係が示されている。円筒形スペーサ
３０は中心部に流通穴３１を有し、更に小径上端部３３
及び小径下端部３５を有する。小径上端部３３及び小径
下端部３５は、上支持板２１と下支持板２３の支持穴２
７に狭い間隙で嵌合しており、図２に示すように伝熱管
２が四角形配置の場合、４本の伝熱管２の間に１個の円
筒形スペーサ３０が配置される。もし伝熱管２が三角形
配置乃至千鳥配置の場合には、３本の伝熱管に１個の円
筒形スペーサ３０が囲まれる。この配置では、円筒形ス
ペーサ３０の外周面と伝熱管２の外面との隙間が、貫通
穴２５と伝熱管２の外面との隙間より小さくなるように
寸法が設定されている。このような構成の支持構造にお
いて、伝熱管２の外側を流れる給水は、専ら円筒形スペ
ーサ３０の流通穴３１を通って流れる。更には、貫通穴
２５と伝熱管２の外面との間の相対的に大きい隙間を貫
流する。一方伝熱管２乃至３が流体励起振動或いは地震
等により横方向に変位すると先ず円筒形スペーサ３０の
外周面に当接して支持される。
３０との幾何学的関係が示されている。円筒形スペーサ
３０は中心部に流通穴３１を有し、更に小径上端部３３
及び小径下端部３５を有する。小径上端部３３及び小径
下端部３５は、上支持板２１と下支持板２３の支持穴２
７に狭い間隙で嵌合しており、図２に示すように伝熱管
２が四角形配置の場合、４本の伝熱管２の間に１個の円
筒形スペーサ３０が配置される。もし伝熱管２が三角形
配置乃至千鳥配置の場合には、３本の伝熱管に１個の円
筒形スペーサ３０が囲まれる。この配置では、円筒形ス
ペーサ３０の外周面と伝熱管２の外面との隙間が、貫通
穴２５と伝熱管２の外面との隙間より小さくなるように
寸法が設定されている。このような構成の支持構造にお
いて、伝熱管２の外側を流れる給水は、専ら円筒形スペ
ーサ３０の流通穴３１を通って流れる。更には、貫通穴
２５と伝熱管２の外面との間の相対的に大きい隙間を貫
流する。一方伝熱管２乃至３が流体励起振動或いは地震
等により横方向に変位すると先ず円筒形スペーサ３０の
外周面に当接して支持される。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば伝
熱管の支持は、周囲に配置された円筒形スペーサの円筒
形外面による点接触によって行われ、接触点の周囲及び
上支持板２１と下支持板２３との間には比較的広い空間
が形成されるので、腐食性生物の付着が防止される。
熱管の支持は、周囲に配置された円筒形スペーサの円筒
形外面による点接触によって行われ、接触点の周囲及び
上支持板２１と下支持板２３との間には比較的広い空間
が形成されるので、腐食性生物の付着が防止される。
【図１】本発明の実施形態を示す部分斜視図である。
【図２】前記実施形態の要部を示す部分平断面図であ
る。
る。
【図３】図２のIII-III 線に沿う立断面図である。
【図４】従来の蒸気発生器の全体概念図である。
【図５】従来の管支持板による管支持構造を示す部分平
断面図である。
断面図である。
【図６】従来の別の管支持板による管支持構造を示す部
分平面図である。
分平面図である。
２，３ 伝熱管 ２１ 上支持板 ２３ 下支持板 ２５ 貫通穴 ２７ 支持穴 ３０ 円筒形スペーサ ３１ 流通穴 ３３ 上部端部 ３５ 下部端部
Claims (1)
- 【請求項１】 互いに間隔をおいて平行に配置され伝熱
管が通る相対的に大径の貫通穴が整列して複数形成され
た一対の支持板及び前記貫通穴に囲まれて前記支持板に
穿設された小径穴に上下端部が嵌合され該支持板の間に
挟持された複数の円筒形スペーサから構成され、前記円
筒形スペーサの外周面が前記貫通穴を通る伝熱管の外面
に接触して支持することを特徴とする管形熱交換器の伝
熱管支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17004796A JPH1019489A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 管形熱交換器の伝熱管支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17004796A JPH1019489A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 管形熱交換器の伝熱管支持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1019489A true JPH1019489A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15897640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17004796A Withdrawn JPH1019489A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 管形熱交換器の伝熱管支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1019489A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103033083A (zh) * | 2012-11-16 | 2013-04-10 | 东方电气(广州)重型机器有限公司 | 一种孔条和检测该孔条的工装及加工和检验该孔条的方法 |
| JP2021120614A (ja) * | 2014-12-12 | 2021-08-19 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 表面水を用いて流体を冷却する冷却装置 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP17004796A patent/JPH1019489A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103033083A (zh) * | 2012-11-16 | 2013-04-10 | 东方电气(广州)重型机器有限公司 | 一种孔条和检测该孔条的工装及加工和检验该孔条的方法 |
| JP2021120614A (ja) * | 2014-12-12 | 2021-08-19 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 表面水を用いて流体を冷却する冷却装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |