JPH10194200A - ヒータ兼用磁気トルカ - Google Patents

ヒータ兼用磁気トルカ

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JPH10194200A
JPH10194200A JP556797A JP556797A JPH10194200A JP H10194200 A JPH10194200 A JP H10194200A JP 556797 A JP556797 A JP 556797A JP 556797 A JP556797 A JP 556797A JP H10194200 A JPH10194200 A JP H10194200A
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JP
Japan
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coil
coils
magnetic field
heater
coil unit
Prior art date
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Application number
JP556797A
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English (en)
Inventor
Kota Umagoe
宏太 馬越
Katsuhiko Tsuno
克彦 津野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、使用形態の多様化を図って、小形
・軽量・省電力化の促進を図り得るようにすることにあ
る。 【解決手段】コイル部10を第1及び第2のコイル10
a,10bを同心状に巻線方向を巻付けて、このコイル
部10の第1及び第2のコイル10a,10bに対して
選択的に駆動電流IA ,IB を供給して駆動制御し、磁
界あるいは熱量の少なくとも一方を発生させるように構
成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
等の宇宙航行体の姿勢制御用アクチュエータとして用い
られる磁気トルカに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、宇宙航行体においては、姿勢制
御用アクチュエータである磁気トルカで磁界を発生して
トルクを宇宙航行体本体に与えて姿勢を制御する姿勢制
御系と、ヒータを用いて搭載機器等の被熱制御体を熱制
御する熱制御系が搭載されおり、この時、磁気トルカと
ヒータは別々のコンポーネントである。
【0003】図2は、このような従来の姿勢制御系を構
成する磁気トルカ1及び熱制御系2を示すもので、磁気
トルカ1は、コイル部1a、電流ドライバ1b及び制御
部1cで構成され、その制御部1cには、姿勢制御信号
が入力される。制御部1cは、入力した姿勢制御信号に
基づいて駆動電流信号を生成して電流ドライバ1bに出
力する。電流ドライバ1bは、駆動電流信号に応じた駆
動電流を発生してコイル部1aを駆動制御する。これに
より、コイル部1aは、磁界を発生してトルクを図示し
ない宇宙航行体に付与し、該宇宙航行体の姿勢を制御す
る。
【0004】また、熱制御系2は、ヒータ部2a、電流
ドライバ2b及び制御部2cで形成され、その制御部2
cには、熱制御信号が入力される。制御部2cは、熱制
御信号に基づいて駆動電流信号を生成して電流ドライバ
2bに出力する。電流ドライバ2bは、駆動電流信号に
応じた駆動電流を発生してヒータ部2aを駆動制御す
る。これにより、ヒータ部2aは、熱量を発生して図示
しない被熱制御体を加熱制御する。
【0005】ところで、宇宙開発の分野、特に超小型衛
星においては、スペース、重量、電力の制限が機微して
ため、上記磁気トルカ及び熱制御系を含む搭載部品/機
器の小形・軽量・省電力化の促進が強く要請されてい
る。
【0006】しかしながら、上記磁気トルカ1にあって
は、姿勢制御系に要求される駆動力に応じて、その形状
がほぼ決定されるために、小形・軽量・省電力化に限界
があるという問題を有する。また、熱制御系2にあって
は、熱制御に必要な熱量に応じて、その形状、電力がほ
ぼ決定されるために、小形・軽量・省電力化に限界があ
るという問題を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の磁気トルカ及び熱制御系では、いずれも性能を維持
したまま、小型・軽量・省電力化を行うのは困難である
という問題を有する。この発明は、上記の事情に鑑みて
なされたもので、磁気トルカとヒータを一体化して、小
形・軽量・省電力化の促進を図り得るようにしたヒータ
兼用磁気トルカを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のコイ
ルを有したコイル部と、このコイル部の複数のコイルに
対して選択的に駆動電流を供給して駆動制御し、磁界あ
るいは熱量の少なくとも一方を発生させるコイル駆動制
御手段とを備えてヒータ兼用磁気トルカを構成したもの
である。
【0009】上記構成によれば、コイル部は、磁界を発
生して、該磁界でトルクを発生させることにより、姿勢
制御用アクチュエータとして機能すると共に、熱量を発
生することにより、熱制御系の熱源として機能する。従
って、コイル部が姿勢制御系と熱制御系の双方の構成を
兼用することで、構成部品の軽減が図れ、小形・軽量・
省電力化の促進が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明
の一実施の形態に係るヒータ兼用磁気トルカを示すもの
で、コイル部10は、第1及び第2のコイル10a,1
0bが同心状に、その巻線方向が逆方向に巻付けられ
る。この第1及び第2のコイル10a,10bは、電流
ドライバ11に接続され、この電流ドライバ11,12
からの駆動電流に応動して駆動制御される。この電流ド
ライバ11,12には、制御部13が接続される。制御
部13は、入力する姿勢制御信号及び熱制御信号に基づ
いてコイル部10の第1及び第2のコイル10a,10
bの各電流値を算出して電流値信号を生成して電流ドラ
イバ11,12に出力する。
【0011】ここで、第1のコイル10aの駆動電流を
IA 、第2のコイル10bの駆動電流をIB とすると、
熱制御信号に基づく要求熱量Q、姿勢制御信号に基づく
磁界の強さMは、 Q=f(IA +IB ) …(1) M=g(IA −IB ) …(2) の式で表される。但し、f:関数、g:関数である。
【0012】また、第1及び第2のコイル10a,10
bの駆動電流IA ,IB は、f,gの逆関数F,Gを使
うと、 IA =(F(Q)+G(M))/2 …(3) IB =(F(Q)−G(M))/2 …(4) で表される。そこで、制御部13は、式(3),(4)
により駆動電流IA 、IB を算出して、該駆動電流IA
、IB に基づいた電流値信号を生成して電流ドライバ
11,12に出力する。
【0013】上記構成において、制御部13には、姿勢
制御系からの姿勢制御信号と共に、熱制御系からの熱制
御信号が入力されると、該姿勢制御信号及び熱制御信号
に基づいて上記式(3),(4)を用いて第1及び第2
のコイル10a,10bの駆動電流IA 、IB を算出し
て、該駆動電流IA 、IB に基づいた電流値信号を電流
ドライバ11,12に出力する。
【0014】すると、電流ドライバ11,12は、コイ
ル部10の第1及び第2のコイル10a,10bに対し
て電流値信号に基づく電流IA ,IB を発生して供給し
て磁界M及び熱量Qを発生させる。
【0015】ここで、コイル部10は、例えば第1のコ
イル10aが、磁界を発生して該磁界でトルクを発生さ
せ、図示しない宇宙航行体の姿勢を制御する。同時に、
第2のコイル10bは、熱量を発生し、図示しない熱伝
導手段を介して被熱制御体を加熱制御する。これによ
り、コイル部10は、磁気トルカとしてのトルク発生機
能と、熱制御系の熱源として機能する。
【0016】また、制御部13は、姿勢制御信号及び熱
制御信号に応じて、コイル部10の第1及び第2のコイ
ル10a,10bを、例えば姿勢制御用の磁界と最低限
の熱を発生するように駆動したり、あるいは熱量のみを
発生するように電流ドライバ11,12を動作制御す
る。
【0017】このように、上記ヒータ兼用磁気トルカ
は、コイル部10を第1及び第2のコイル10a,10
bを同心状に巻線方向を逆方向に巻付けて、このコイル
部10の第1及び第2のコイル10a,10bに対して
選択的に駆動電流IA ,IB を供給して駆動制御し、磁
界あるいは熱量の少なくとも一方を発生させるように構
成した。
【0018】これによれば、コイル部10は、磁界を発
生して、該磁界でトルクを発生させ、姿勢制御用アクチ
ュエータとして機能すると共に、熱量を発生して、熱制
御系の熱源として機能することにより、構成部品の兼用
が図れるために、部品点数の軽減が図れ、小形・軽量・
省電力化の促進が図れる。
【0019】なお、上記実施の形態では、コイル構造と
して、コイル部10の第1及び第2のコイル10a,1
0bの巻線方向を逆方向に巻き付けるように構成した場
合で説明したが、これに限ることなく、巻線方向を同一
にして電流を逆向きに供給するように構成してもよい。
このほか、2本以上の磁気トルカを使って構成すること
も可能である。
【0020】また、上記実施の形態では、コイル部10
として、同心状に第1及び第2のコイル10a,10b
を二層巻付けて構成した場合で説明したが、これに限る
ことなく、二層以上のコイルを同心状に巻付けたコイル
構造を用いて構成することも可能である。
【0021】さらに、上記実施の形態では、同心状に巻
き付けたコイル構造のものを用いて構成した場合で説明
したが、このコイル構造に限ることなく、各種のコイル
構造のものを用いて構成可能で、略同様の効果が期待さ
れる。よって、この発明は、上記実施の形態に限ること
なく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形を実施し得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、使用形態の多様化を図り、小形・
軽量・省電力化の促進を図り得るようにしたヒータ兼用
磁気トルカを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るヒータ兼用磁気
トルカを示した図。
【図2】従来の磁気トルカと熱制御系を示した図。
【符号の説明】
10…コイル部。 10a…第1のコイル。 10b…第2のコイル。 11,12…電流ドライバ。 13…制御部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコイルを有したコイル部と、 このコイル部の複数のコイルに対して選択的に駆動電流
    を供給して駆動制御し、磁界あるいは熱量の少なくとも
    一方を発生させるコイル駆動制御手段とを具備したヒー
    タ兼用磁気トルカ。
  2. 【請求項2】 同心状に巻付けられた複数のコイルを有
    したコイル部と、 このコイル部の複数のコイルに対して選択的に駆動電流
    を供給して駆動制御し、磁界あるいは熱量の少なくとも
    一方を発生させるコイル駆動制御手段とを具備したヒー
    タ兼用磁気トルカ。
  3. 【請求項3】 前記コイル部は、複数のコイルの巻線方
    向を交互に逆方向に巻付けたことを特徴とする請求項1
    又は2記載のヒータ兼用磁気トルカ。
  4. 【請求項4】 前記コイル部は、第1及び第2のコイル
    の二層で構成されることを特徴とする請求項1又は2記
    載のヒータ兼用磁気トルカ。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のコイルは、巻線方向
    が逆方向に巻付けられることを特徴とする請求項3又は
    4記載のヒータ兼用磁気トルカ。
  6. 【請求項6】 前記コイル部は、発生磁界でトルクを発
    生して宇宙航行体の姿勢制御を実行し、発生した熱で被
    熱制御体の加熱制御を実行することを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれか記載のヒータ兼用磁気トルカ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103165257A (zh) * 2011-12-13 2013-06-19 波音公司 作为磁通量发生器、加热器或消磁线圈的多用途电气线圈

Cited By (3)

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