JPH10194124A - レール間短絡装置 - Google Patents

レール間短絡装置

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JPH10194124A
JPH10194124A JP557897A JP557897A JPH10194124A JP H10194124 A JPH10194124 A JP H10194124A JP 557897 A JP557897 A JP 557897A JP 557897 A JP557897 A JP 557897A JP H10194124 A JPH10194124 A JP H10194124A
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JP
Japan
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rail
short
circuit
rails
vehicle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP557897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Katayama
雅博 片山
Junichi Ichise
順一 市瀬
Yuuichirou Kogiri
雄一郎 小桐
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10194124A publication Critical patent/JPH10194124A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、低い周波数の交流制御回路に対して
はレール間を短絡し、高い周波数の踏切制御回路に対し
てはレール間を短絡しないレール間短絡装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明に係るレール間短絡装置は、鉄道
軌道での車両検知システムの閉そく回路を作動させるた
めの保守用車両5または鉄道車両に適用されるレール間
短絡装置において、(A)右側レールに接触する車輪3
の車軸2と左側レールに接触する車輪3の車軸2との間
に、レール間短絡装置1を付加し、(B)前記レール間
短絡装置1は、レール4に流れる信号の周波数fにより
レール間を短絡する電気抵抗Zが変化する周波数選別回
路12を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両検知システム
の閉そく回路を作動させるための保守用車両や鉄道車両
に利用できるレール間短絡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図4と図5により説明す
る。図4は、車両の有無を検知する閉そく回路の回路の
例を示し、図5は、車両の車輪によりレール間を電気的
に短絡している状況を示す。
【0003】図4において、閉そく回路は、レール4
と、送信器6と、受信器9で構成されており、レール4
aとレール4bは電気的に絶縁され、その間には送信器
6の電源7により交流電圧が印加されている。
【0004】送信器6と受信器9には、例えば交流制御
回路用と踏切制御回路用があり、それぞれレール4に接
続されている。送信器6の電源7から出力される交流電
圧の周波数fは、(1)交流制御回路の場合は、例えば
25〜60Hz、(2)踏切制御回路の場合は、例えば
14〜40KHzである。
【0005】図5に示すように、車両5には、導電体の
金属材料でできている車軸2と、車輪3と、スイッチ1
1で構成されるレール間短絡装置が取り付けられてい
る。
【0006】(a)閉そく回路に車両5が存在しない時
は、送信器6の電源7から出力される交流電圧の全てが
受信器9に供給されるため、リレ−10はONになって
いる。
【0007】(b)閉そく回路に車両5が存在する時
は、車軸2と車輪3によりレール4aとレール4b間が
電気的に短絡されるため、受信器9に供給される交流電
圧が小さくなり、リレ−10はOFFになる。
【0008】すなわち、受信器9は閉そく回路に車両5
が存在することを検知したことになる。リレ−10がO
FFになるためのレール間短絡装置のインピーダンス
は、交流制御回路の場合は、例えば1Ω以下、踏切制御
回路の場合は例えば8Ω以下である。
【0009】このように、車両5の車軸2と車輪3によ
り、レール間を短絡することにより、リレ−10をOF
Fさせ、車両5の存在を検知している。そして、この閉
そく回路は、数kmのレール間毎に設けられており、車
両の位置確認と他車両との衝突防止(1閉そく回路への
重複侵入禁止)をはかっている。
【0010】客車、貨車などの車両は、通常はーつの閉
そく回路に長時間停車していることがないため、交流制
御回路と踏切制御回路の両方を動作させても問題はない
が、保守用車両については、駅構内など一つの閉そく回
路で長時間作業することがある。その場合は、踏切の遮
断機を動作させないために、スイッチ11を開にするこ
とによりレール間を非短絡状態にするようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
は、次のような問題がある。 (1)スイッチの開/閉による従来の短絡状態の制御方
法では、閉そく回路に車両が存在することを検知する交
流制御回路も動作しない。 (2)そのため、車両が存在することを他の閉そく回路
に連絡する方法として、例えば無線機などが使用されて
いる。 (3)しかし、安全管理の面からは、交流制御回路だけ
動作させ踏切制御回路を動作させない方法が求められて
いる。 本発明は、これらの問題を解決することができる装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(第1の手段)本発明に係るレール間短絡装置は、鉄道
軌道での車両検知システムの閉そく回路を作動させるた
めの保守用車両5または鉄道車両に適用されるレール間
短絡装置において、(A)右側レールに接触する車輪3
の車軸2と左側レールに接触する車輪3の車軸2との間
に、レール間短絡装置1を具備し、(B)前記レール間
短絡装置1は、レール4に流れる信号の周波数fにより
レール間を短絡する電気抵抗Zが変化する周波数選別回
路12を有することを特徴とする。 (第2の手段)本発明に係るレール間短絡装置は、鉄道
軌道での車両検知システムの閉そく回路を作動させるた
めの保守用車両5または鉄道車両に適用されるレール間
短絡装置において、鉄道軌道での車両検知システムの閉
そく回路を作動させるための保守用車両5または鉄道車
両に適用されるレール間短絡装置において、(A)右側
レールに接触する短絡用接触子13aと左側レールに接
触する短絡用接触子13bとの間に、レール間短絡装置
1を具備し、(B)前記レール間短絡装置1は、レール
4に流れる信号の周波数fによりレール間を短絡する電
気抵抗Zが変化する周波数選別回路12を有することを
特徴とする。
【0013】すなわち、本発明に係わるレール間短絡装
置は、上記問題を解決するため、右側レールに接触する
車輪の車軸と左側レールに接触する車輪の車軸との間
に、または右側レールに接触する短絡用接触子13aと
左側レールに接触する短絡用接触子13bとの間に、従
来のスイッチの代わりに、レールに流れる信号の周波数
によりレール間を短絡する電気抵抗が変化する周波数選
別回路12を具備することにより、(a)低い周波数の
交流制御回路のリレーだけを作動させ(OFFにす
る)、(b)高い周波数の踏切制御回路は作動させない
(OFFにしない)ようにしたことを特徴とする。
【0014】したがって、本発明に係るレール間短絡装
置は、次のように作用する本発明のレール間短絡装置の
周波数選別回路12に、ーつの例としてコイルを利用し
た場合、コイルの電気抵抗(すなわちインピーダンス)
Zは、 Z=ωL=2πfL 式(1) ただし f:コイルに流れる電流の周波数 L:コイルのインダクタンス で求めることができる。
【0015】つまり、コイルのインピーダンスZは、送
信器の電源出力の周波数fに比例して変化し、低い周波
数ではインピーダンスZが小さく、高い周波数ではイン
ピーダンスZが大きくなる。
【0016】このように、(1)交流制御回路のように
低い周波数に対しては、インピーダンスZが小さいた
め、短絡状態となりリレーが作動する(OFFになる)
が、(2)踏切制御回路のように高い周波数に対して
は、インピーダンスZが高いため、非短絡状態となり、
リレーは作動しない(OFFにならない)。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態を図1
〜図3に示す。図1は、第1の実施の形態に係るレール
間短絡装置の適用例を示す図。
【0018】図2は、第1の実施の形態の係るレール間
短絡装置の構成例を示す図。図3は、第1の実施の形態
の係るレール間短絡装置の機能例を示す図である。本発
明の実施例を図1〜図3により説明する。
【0019】図1は保守用車両に本発明のレール間短絡
装置を適用した例を示す。図1において、1は本発明の
レール間短絡装置、2は車軸、3は車輪、4はレール、
5はが保守用車両であり、レール間短絡装置1は、車軸
2aと車軸2bの間に接続される。
【0020】図2は、レール間短絡装置1を周波数選別
回路12をコイルで構成した場合の例である。図1〜図
2において、送信器6の電源7から出力される電流の流
れは、 電源7→閉そく回路に流れる電流を制限する限流抵抗8
→レール4a(または4b)→車輪3a(または3b)
→車軸2a(または2b)→レール間短絡装置1→車軸
2b(または2a)→車輪3b(または3a)→レール
4b(または4a) の経路で流れる。
【0021】そして、レール4aとレール4b間を電気
的に接続している。ここで、交流制御回路が動作する短
絡インピーダンスを60Hzの時に1Ω以下とするため
には、コイルのインダクタンスLは3mH以下であれば
よい。(1)いま、コイルのインダクタンスLを1mH
とすると、信号周波数60HzでのインピーダンスZ
は、 Z=約0.4Ω(=2π×60×1×10-3) であり交流制御回路のリレーは作動する(OFFにな
る)が、(2)踏切制御回路が動作する短絡インピーダ
ンスをl4kHzの時にに8Ω以下とすると、信号周波
数14kHzでの短絡インピーダンスZは、 Z=約88Ω(=2π×l4000×1×10-3) であり、踏切制御回路のリレーは作動しない(OFFに
ならない)。
【0022】図3は、コイルのインダクタンスLをlm
Hとした時のコイルに流れる電流の周波数fとコイルの
インピーダンスZの関係を表したもので、横軸は周波数
f、縦軸はインピーダンスZであり、コイルに流れる電
流の周波数fが低いときはインピーダンスZが小さく、
周波数fが高くなるに連れてインピーダンスZが大きく
なる性質を持っている。
【0023】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)本発明によれば、上記のように低い周波数の交流
制御回路に対してはレール間を短絡し、高い周波数の踏
切制御回路に対してはレール間を短絡しない。 (2)そのため、駅構内での長時間の作業でも踏切制御
回路を作動させることなく、閉そく回路内の車両の存在
を検知する交流制御回路だけを作動させることができ
る。 (3)なお、信号選別器に交流制御回路を作動させず
に、踏切制御回路だけを作動させる反対の機能が要求さ
れる場合には、コイルと反対の電気的特性を有するコン
デンサを適用することにより実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るレール間短絡
装置の適用例を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の係るレール間短絡
装置の構成例を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の係るレール間短絡
装置の機能例を示す図。
【図4】従来の車両検知システムの閉そく回路の構成例
を示す図。
【図5】従来のレール間短絡装置の適用例を示す図。
【符号の説明】
1…レール間短絡装置 2…車軸 3…車輪 4…レール 5…保守用車両 6…送信器 7…電源 8…限流抵抗 9…受信器 10…リレー 11…スイッチ 12…周波数選別回路 13…短絡用接触子 f…コイルに流れる電流の周波数 L…コイルのインダクタンス Z…コイルの電気抵抗(すなわちインピーダンス)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄道軌道での車両検知システムの閉そく回
    路を作動させるための保守用車両(5)または鉄道車両
    に適用されるレール間短絡装置において、(A)右側レ
    ールに接触する車輪(3)の車軸(2)と左側レールに
    接触する車輪(3)の車軸(2)との間に、レール間短
    絡装置(1)を具備し、(B)前記レール間短絡装置
    (1)は、レール(4)に流れる信号の周波数(f)に
    よりレール間を短絡する電気抵抗(Z)が変化する周波
    数選別回路(12)を有することを特徴とするレール間
    短絡装置。
  2. 【請求項2】鉄道軌道での車両検知システムの閉そく回
    路を作動させるための保守用車両(5)または鉄道車両
    に適用されるレール間短絡装置において、(A)右側レ
    ールに接触する短絡用接触子(13a)と左側レールに
    接触する短絡用接触子(13b)との間に、レール間短
    絡装置(1)を具備し、(B)前記レール間短絡装置
    (1)は、レール(4)に流れる信号の周波数(f)に
    よりレール間を短絡する電気抵抗(Z)が変化する周波
    数選別回路(12)を有することを特徴とするレール間
    短絡装置。
JP557897A 1997-01-16 1997-01-16 レール間短絡装置 Withdrawn JPH10194124A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8102075B2 (en) * 2007-10-15 2012-01-24 Alstom Transport Sa Track short-circuit and current return device for a rail vehicle
JP2019043448A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 大同信号株式会社 軌道短絡器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8102075B2 (en) * 2007-10-15 2012-01-24 Alstom Transport Sa Track short-circuit and current return device for a rail vehicle
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Effective date: 20040406