JPH10193304A - 木質基材の保存法 - Google Patents

木質基材の保存法

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JPH10193304A
JPH10193304A JP248998A JP248998A JPH10193304A JP H10193304 A JPH10193304 A JP H10193304A JP 248998 A JP248998 A JP 248998A JP 248998 A JP248998 A JP 248998A JP H10193304 A JPH10193304 A JP H10193304A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水のしみ込んだ木質材料の保存に従来から使
用されて来たポリエチレングリコールは、処理材料の保
存期間に限りがあり、かつポリエチレングリコールの不
安定化を起こすので、ポリエチレングリコールにとって
代わる保存剤の開発あるいはポリエチレングリコールの
安定化処理が要求される。 【解決手段】 水または水とポリエチレングリコールの
しみ込んだ木質基材を、1分子当たり平均少なくとも2
個のカルビノール基を有するポリオキシエチレン重合体
で含浸し、更にこの含浸基材を橋かけ剤で含浸し、触媒
に暴露して重合体を硬化させることにより、変形、収縮
を起こさない処理基材が得られ、またポリオキシエチレ
ン重合体の一部を硬化性シロキサンあるいは加水分解可
能シランで置き換えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水のしみ込んだ材
料を保存する方法を提供するものであり、更に詳しく言
えば、長時間水につかった人工品の保存に関するもので
ある。更にまた、本発明は防腐剤としてポリエチレング
リコールを使用する保存処理を過去に受けたことのある
水のしみ込んだ材料ならびに前記グリコールの有害な影
響からかかる材料を回復させる方法を扱うものである。
【0002】
【従来の技術】人工品の保存の分野は近年多大の関心を
集めており、このような保存の実施は考古学上の材料の
保存に広く利用されて来た。保存法の主なものは、水の
しみ込んだ材料の損傷を受けた構造中の水と取って代わ
る化合物を導入することによって、材料の細胞壁構造を
充填することである。この問題に対する先行技術の解決
法には、米国特許第4,205,059号、第4,24
4,992号、第4,278,701号、第4,29
1,101号、第4,320,157号および第5,5
34,305号明細書がある。水を充填剤で置き換えず
に水のしみ込んだ木質材を乾燥させると、ひずみや過度
の収縮を生じ、時にはその木質人工品の完全な破壊がも
たらさせることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】保存された木質材は元
の配色を留めている必要があり、また寸法安定性やもと
のままの状態を有する必要があるので、保守あるいは保
存に用いる技術については慎重でなければならない。
【0004】先行技術の方法は、ポリエチレングリコー
ル(PEG)、アクリル樹脂および糖を含めて種々な保
存用材料を使用して来た。例えば、保存用材料として、
とりわけ木質基材における保存用材料としてポリエチレ
ングリコールを使用することはこの分野で周知である。
しかし、そのように処理された材料は保存期間に限りが
あるので、本発明の目的は、このような基材に対する保
存期間を延長することにある。
【0005】例えば、本発明者等の一人はカンバ材から
作られた幾つかの木製舌圧子を手に入れた。この舌圧子
は種々な分子量をもつポリエチレングリコールを使用し
て質低下を抑制し、保存処理を施したものである。ポリ
エチレングリコールは多くの物理的形態を有するので、
より高い分子量がしばしば保存に好ましい。このような
高分子量のグリコール類は常態で固体の材料である。し
かし、10年近く保存すると、上記舌圧子は表面に水を
含み過度にたわみ易くなる徴候を示した。これらの徴候
は、ポリエチレングリコールが半液体形にあったこと、
ならびに使用したグリコールが不安定化してしまってお
り、究極的には保存木質材の不安定性へと導くことを示
唆した。大抵の場合、木質材の変色は半透明であり、外
観が不自然となった。ある場合には、舌圧子は濡れた外
観を保ち、対照試料に認められるたわみ性の範囲を超え
た一般的な高度のたわみ性を維持した。
【0006】上記材料の各々にはポリエチレングリコー
ルの場合のようにそれらに固有の利点があり、それらに
固有の欠点がある。
【0007】世界中の博物館は、水のしみ込んだ劣化し
た木製人工品を保存するために、充填剤として広い範囲
にわたる分子量をもつポリエチレングリコールを使用し
てきており、またポリエチレングリコールで処理した人
工品は調節された硬化処理を必要とするので、以前に処
理された人工品の長期にわたる存続を確保するには、前
に利用された充填剤を安定化する新しい手段も必要であ
る。
【0008】更にまた、これら方法のあるものは、保存
法を完了するための後の加熱工程と高温を必要とする。
温度および湿度が広く変動すると、ポリエチレングリコ
ールおよび(または)糖により処理された木質試料に水
滴を生じさせることが多く、その結果表面に液体の滞留
を起こす。従って、これらの方法により処理された木質
材料については、長期にわたる人工品の保存のために高
度に制御された貯蔵が必須である。
【0009】不運にも多くの考古学上の遺跡から過去に
採取されたかなり多くの木質材料が無視されるかまたは
捨てられていた。それは保存法が高価につき過ぎるか、
あるいは保存努力に対して満足すべき結果を保証する程
効果的ではなかったからである。
【0010】本明細書において、「水のしみ込んだ」木
質材という用語は、含水量がその自然の飽和点より上で
ある木質材料に対して用いる。すなわち、水素結合に利
用できる部位のすべてが、もはや利用できなくなってい
る。典型的には、このような木質材は本来の化学的およ
び物理的変化を伴なって生物学的腐敗を受けてしまって
いる。
【0011】水のしみ込んだ状態の下では、水はそれ自
体が木質材に対する保存剤である。水は充填剤として作
用し、木質材がその形状やもとのままの状態をある程度
残す助けをする。しかし、水のしみ込んだ木質材を乾く
ままにしておくと、細胞空隙の崩壊および細胞壁の収縮
による重大な寸法変化を蒙むる。すなわち、水のしみ込
んだ木質材の保存は、その主な目的として、人工品の美
しさを損うことなく木質人工品の収縮および変形を避け
ることである。
【0012】木質材のポリエチレングリコールによる保
存法は、水のしみ込んだ木質材を処理できるその可能性
が最初に発見された1940年代以来使用されて来た。
ポリエチレングリコールは、エチレンオキシド重合体で
あり、多くの製造業者から市販されている。それらの物
理的外観は、液体から半固体のろう、堅いろう様固体に
まで及んでいる。一般に、ポリエチレングリコールによ
る保存は、数平均分子量4000を有するポリエチレン
グリコールを水および殺生物剤で希釈するバッチ法で行
なわれる。次に、この液中に木質人工品を浸し、加熱し
て(一般に、100°C未満)水を蒸発させ、ポリエチ
レングリコール/殺生物剤コンビネーションの浸透を容
易にする。使用するポリエチレングリコールの適当な分
子量は、処理される木質材の劣化度の関数であることが
知られている。即ち、比較的堅固な木質材に対しては低
分子量が推奨され、ひどく劣化した木質材に対しては高
分子量が良しとされる。
【0013】木質材がその最初の充填材である水を含
み、この水を水溶性あるいは水と混和性の溶媒を使用し
続いて希ポリエチレングリコール溶液を使用して置き換
えることが必要な方法も若干ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】ここに開示され請求され
た本発明は、木質基材、とりわけ水に長期間つかってい
た木製人工品の保存法を取り扱うものである。本法は、
(I)1分子当たり平均少なくとも2個のカルビノール
基を有する一のポリオキシエチレン重合体または複数の
ポリオキシエチレン重合体の混合物で木質基材を含浸す
る工程、それと同時に、あるいはその後に、(II)
(I)の含浸基材を充分な一の橋かけ剤または複数の橋
かけ剤の混合物で含浸して(I)のポリオキシエチレン
重合体の少なくとも一部分を橋かけする工程、及びその
後、(III)(I)と(II)の含浸基材を一の触媒、また
は複数の触媒の混合物に硬化に十分な時間暴露する工程
を含む。
【0015】本法に役立つ橋かけ剤は、一般式Ra Si
(OR′)4-a (式中、R′は水素原子、ビニル基また
は1から6の炭素原子を有するアルキル基から選ばれ
る)を有する一のアルコキシシラン、または複数のアル
コキシシランの混合物から選ばれる。またこのようなシ
ラン類は、一般式Ra Si(X)4-a (上記各式中のR
はフェニル基、水素原子、ビニル基または1から12の
炭素原子を有するアルキル基から選ばれ、それぞれの場
合におけるはゼロまたは1の値を有し、Xはアルコキ
シ、カルボキシ、オキシモ、エノールオキシ、アミド、
ウレイド、カルバマトおよびアミノから選ばれる)を有
する一の官能性シラン、または複数の官能性シランの混
合物でもあってもよい。
【0016】特に有用な橋かけ剤はメチルトリメトキシ
シランまたはイソブチルトリメトキシシランである。橋
かけ剤として有用なオルトシリケートはエチルオルトシ
リケートまたはテトライソプロピルシリケートである。
【0017】もう一つの態様においては、既にポリオキ
シエチレン重合体を含む木質基材を保護する。すなわ
ち、ポリオキシエチレン重合体を含む木質基材の保存法
が提供され、前記方法は(I)ポリオキシエチレン重合
体を含む木質基材を充分な一の橋かけ剤または複数の橋
かけ剤の混合物で含浸してポリオキシエチレン重合体の
少なくとも一部分を橋かけする工程、及びその後、(I
I)(I)の含浸基材を一の触媒または複数の触媒の混
合物に硬化に充分な時間暴露する工程を含む。
【0018】本発明のもう一つの態様における方法は、
(I)既にポリオキシエチレン重合体を含む木質基材
を、1分子当たり平均少なくとも2個のシラノール基を
有する一のシロキサン重合体または複数のシロキサン重
合体の混合物を含む硬化性シロキサンならびに前記一の
シロキサン重合体または複数のシロキサン重合体の混合
物の少なくとも一部分を橋かけするのに充分な量の一の
橋かけ剤または複数の橋かけ剤の混合物で含浸すること
により該木質基材から該ポリオキシエチレン重合体の少
なくとも一部分を置き換える工程、及びその後、(II)
(I)の含浸した基材を硬化に充分な時間、一の触媒ま
たは複数の触媒の混合物に暴露する工程を含む。
【0019】本発明の更にもう一つの態様は、(I)ポ
リオキシエチレン重合体を含有する木質基材を、一の加
水分解可能なシランまたは複数の加水分解可能なシラン
の混合物で含浸することにより、該木質基材から該ポリ
オキシエチレン重合体の少なくとも一部分を置き換える
工程、及びその後、(II)(I)の含浸した基材を、硬
化に充分な時間、一の触媒または複数の触媒の混合物に
暴露する工程を含む。
【0020】ポリオキシエチレン重合体を含む木質基材
を保存する更に一つの方法において、該方法は(I)1
分子当たり平均少なくとも2個のシラン水素を有する一
のシクロシロキサンまたは複数のシクロシロキサン混合
物、で含浸することにより、該木質基材から該ポリオキ
シエチレン重合体の少なくとも一部分を置き換える工
程、及びその後、(II)(I)の含浸した基材を、硬化
に充分な時間、一の触媒または複数の触媒の混合物に暴
露する工程を含む。
【0021】ポリオキシエチレン重合体を含む木質基材
を保存する最後の方法において、該方法は(I)1分子
当たり平均少なくとも2個のシラン水素を有する一の鎖
状シロキサン、または複数の鎖状シロキサンの混合物で
木質基材を含浸することにより、該木質基材から該ポリ
オキシエチレン重合体の少なくとも一部分を置き換える
工程、及びその後、(II)(I)の生成物を、硬化に充
分な時間一の触媒または複数の触媒の混合物に暴露する
工程を含む。
【0022】
【発明の実施の形態】例1 木質人工品の保存に使用される条件下で、PEGを都合
よく橋かけできるかどうかを決定する目的のため、橋か
け剤と触媒との幾つかのコンビネーションを評価した。
【0023】ポリエチレングリコールを使用して以前に
充填を行なった、水浸しの木質材料(船から得た)に二
度の充填を行なう試みにおいて、70°C(158°
F)に保持した加温用オーブン中にジャー一杯の水を入
れ、10g×10回のPEGTM3350(数平均分子量
3350g/モルを有するポリエチレングリコール)を
徐々に水に加えることにより、このポリエチレングリコ
ールの50重量%溶液を得た。
【0024】次に、数百本のカンバ材の舌圧子を4リッ
トルステンレス鋼ビーカーに入れ、水に浸した。溶液中
の舌圧子の上にメッシュスクリーンと重いおもしを載
せ、舌圧子に水をしみ込ませる処理の間それらが浮き上
がるのを防いだ。この処理操作は、先行技術において公
知、かつ開示されている通り、常圧、加圧または減圧で
行なうことができる。次に、木質材を溶液中に静置した
まま加温プレート上に置き、43°C(110°F)の
温度に1日に8時間ずつ10日間加熱した。10日目の
後、水を新しい水に変え、舌圧子をホットプレートから
おろし、封じたジャーの中で新鮮な水の中に室温で貯蔵
した。これら木質材の試料を室温で風乾し、試料のもと
のままの構造状態が損なわれたかどうかを測定した。2
4時間後、試料のすべてに広範囲のひずみと収縮が起き
たことは、これら舌圧子にこれから先の試験の目的に対
して充分なほど水がしみ込んだことを示した。
【0025】20本の試料を選び、新しい水の入った大
きいジャーに入れた。次にこのジャーを70°C(15
8°F)の温度に保たれた通気加温オーブン中に保管し
た。この水へ10重量%増加量のポリエチレングリコー
ルを加えて溶液とし、14回分の増加量を加え終るまで
添加を続けたところ、ポリエチレングリコールの58重
量%溶液が得られた。
【0026】1本の舌圧子を溶液から取り出し、表面を
ペーパータオルでふいてその全表面から自由流動性の溶
液を除去した。この試料は暗褐色をしていた。この舌圧
子を試料1とした。この試料を、新しいメチルトリメト
キシシラン(MTM)50ml含む自盛付ガラス円筒に
入れた。円筒の頂部にゆるく合うふたを置き、次に溶液
中の舌圧子を通気加温オーブン中に置いた。この試料
を、オーブン中でMTMの中に24時間置いた。次に、
試料をオーブンから取り出し、上記溶液中に室温で5時
間放置した。次に舌圧子をMTM溶液から取り出し、表
面をペーパータオルで軽くふいた。
【0027】詳細な装置と手順は次の通りである。各調
製試料は処理に際し、固く合うふたの付いた0.946
リットル(1クオート)のジャーからなる別々の封入チ
ャンバーに入れた。転倒位置では、ユニットのふたは平
らな底を形成し、一方ジャーの本体はユニットに対して
ふたとなる。触媒用としてアルミニウムトレーを使用
し、このトレーを封入チャンバーの上に底面として置
き、両面テープの小片で正しい位置に保持した。11.
3センチメートル(1.75インチ)四方のふくらませ
たアルミニウム網の小片を、触媒トレーの頂を覆うよう
に置いた。次に網のふちを曲げかぶせて前記の網をトレ
ーに固く固定した。処理中に圧力がかかるのを防ぐ手段
として、封入チャンバーの最表面に小さいナイフの切り
込みを付けた。
【0028】選んだ触媒44.4ml(1.5オンス)
をトレーに入れ、その後試料を、網の上に支えられたそ
れぞれの封入位置に置いた。この位置で試料はトレーの
直上に置かれたことになった。ペーパータオルの数個の
小片をスクリーンの上に置いてから、水のしみ込んだ舌
圧子をユニットに入れて自由流動性ポリエチレングリコ
ールを吸収させた。そうしないとポリエチレングリコー
ルが触媒を汚染するかもしれなかったからである。封入
チャンバーのふたを固く固定しておき、封入チャンバー
を、71°C(160°F)に保った通気加温オーブン
中に入れ、チャンバー内に触媒の蒸気を発生させた。試
料1の場合には、ジブチルスズジラウレートを使用し
た。特に断らない限り、全試料を触媒蒸気が沈着する状
態に24時間放置した。
【0029】この処理の終りに、各封入チャンバーをオ
ーブンから取り出し、通気した排煙フードの中で慎重に
あけた。
【0030】試料1の色は明るい灰色から褐色であっ
た。舌圧子のふちはやや半透明のように見え、そして一
般に試料表面の手触りはろう状あるいは滑らかに感じら
れた。数週間空気にさらした後も収縮が無かった。試料
は構造的に歪んだり変化したりしなかった。
【0031】例2 最初に水をしみ込ませるように処理しておいた2本の舌
圧子を、触媒をテトライソプロピルチタネートとした以
外は例1の方法と同様に処理加工した。これらの試料
を、試料2および試料3と呼ぶが、これらは試料1と本
質的に同じ外観を呈した。
【0032】例3 最初に水をしみ込ませるように処理しておいた1本の舌
圧子を、触媒をスズオクトエートとした以外は例1の方
法と同様に処理加工した。この試料を試料4とする。こ
のものは前記の試料と本質的に同じ外観を呈した。
【0033】例4 もう1本の処理舌圧子を、試料を24時間でなく6時間
処理した以外は上記のようにMTMで処理加工した。こ
の試料を試料5とする。このものは前記の試料と本質的
に同じ外観を呈した。
【0034】例5 1本の舌圧子を、3重量%のジブチルスズジラウレート
を添加したMTMを使用して試料を処理した以外は上記
のようにMTMで処理した。
【0035】この試験の結果を表Iに示す。
【表1】 表I 試料 結果 1 色は未処理品よりやや褐色、ひずみ無し、幾分膨潤 2 未処理品と本質的に同色、ひずみ無し、幾分膨潤 3 色良好、幾分膨潤 4 灰−褐色、幾分膨潤 5 やや灰−褐、幾分膨潤
【0036】例6 手袋とホットエアーガンを用いて、水のしみ込んだ舌圧
子をゆっくり加温した。0.47リットル(1パイン
ト)のスズ缶の側面もエアーガンで温め、舌圧子と缶の
両方が未だ熱いうちに舌圧子を缶の側面の周りに巻きつ
け、缶と舌圧子が室温に戻りきるまで(計20分を要し
た)その位置に保持した。次に、ゴムバンドを舌圧子と
スズ缶の周りに張り、次いでゴムバンドが舌圧子を缶の
側面に巻きつけたかたちに保持するように配置した。次
に、舌圧子を巻きつけた缶を4.7リットル(5クオー
ト)缶に入れ、巻きつけた缶の上におもりを載せて浮き
上がるのを防いだ。その後、1リットルのMTMを大き
い方の缶に注ぎ込み、小さい方の缶の側面に巻きつけた
舌圧子がMTM中につかるようにした。ゆるく合うふた
を大きい方の缶の頂部に付けたならば、一式を71.1
°C(160°F)にセットした通気加温オーブン中に
入れ、この処理状態で4時間放置した。次に、一式全体
をオーブンから取り出し、通気した排煙フードへ移し
た。その後、小さい方の缶と巻きつけた舌圧子をMTM
温溶液から出した。
【0037】その後、ふくらませたアルミニウム網の上
であってジブチルスズジラウレート88.7ml(3オ
ンス)を含む触媒トレー上をおおう大きい封入チャンバ
ーに、舌圧子を小さい方の缶に巻きつけたまま入れた。
封入チャンバーのふたを正しい位置に取り付け、一式を
通気した加温オーブン中に18時間入れた。次に試料の
入った封入チャンバーをオーブンから取り出し、通気し
た排煙フードの中で開放した。ゴムバンドを取り去る
と、半円形をした舌圧子は小さい方のスズ缶の側面から
容易に滑り動いた。
【0038】曲がった舌圧子の形状を紙片上にトレース
し、形状のどんな変化もたどるようにした。この舌圧子
は長期間にわたり殆ど形状変化がなかった。
【0039】例7 水のしみ込んだ6本の舌圧子を無作為に選び、直ちに1
リットルの新しいアセトンの中に入れた。次にこの1リ
ットル容器をフリーザー装着真空チャンバー(FMV
C)に入れ、真空下で24時間処理することにより木質
材中の水を除いた。水/アセトン交換後、次に試料を数
平均分子量7600g/モルを有するヒドロキシ末端封
鎖ポリジメチルシロキサン1リットル(3重量%のMT
Mを含有)を含む容器に入れた。試料におもしを付けて
溶液中に沈めた。試料を入れた容器を次にFMVC処理
のためフリーザーに入れた。溶液中の試料に24時間真
空を適用した。その後、舌圧子を含む容器をフリーザー
から取り出し、舌圧子をポリジメチルシロキサンから出
した。前記舌圧子をペーパータオルで軽くふいてこれら
舌圧子の表面から自由流動性のシロキサンを除去した。
【0040】次にこれら舌圧子を触媒蒸気蒸着のため、
閉鎖した封入チャンバー系としての0.946リットル
(1クオート)ジャーに入れた。前記封入チャンバーの
底部の中央に、アルミニウムトレーを置き、両面テープ
の小片を使用してその場に固定した。スクリーンの上に
数片のペーパータオルを積み重ね、自由流動性のシロキ
サンが触媒トレー中にしたたるのを防いだ。
【0041】その後、触媒トレーに20グラムのジブチ
ルスズジラウレートを入れ、チャンバーを正しい位置に
置き、一式全体を71.1°C(160°F)に保った
通気加温オーブン中に入れた。試料を60時間放置し
た。
【0042】系から取り出し、試料からの液体の評価
後、これら舌圧子は幾分かゴム様のテクスチャーを有
し、6本の舌圧子のうちの2本はやや収縮したことが認
められた。
【0043】これら舌圧子の1本の薄い切片を顕微鏡分
析したところ、一般に木質の細胞のすべてが硬化したポ
リシロキサンを含むことが示された。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)木質基材を(i)1分子当たり平
    均少なくとも2個のカルビノール基を有する一のポリオ
    キシエチレン重合体または複数のポリオキシエチレン重
    合体の混合物と(ii)ポリオキシエチレン重合体を橋か
    けするのに充分な一の橋かけ剤または複数の橋かけ剤の
    混合物との混合物で含浸する工程、及びその後 (II)該含浸後の木質基材を一の触媒または複数の触媒
    の混合物に硬化に充分な時間暴露する工程を含む、木質
    基材の保存方法。
  2. 【請求項2】 (I)前記ポリオキシエチレン重合体を
    含有する木質基材を、ポリオキシエチレン重合体を橋か
    けするのに充分な一の橋かけ剤または複数の橋かけ剤の
    混合物で含浸する工程、及びその後、(II)上記工程
    (I)の含浸後の基材を一の触媒または複数の触媒の混
    合物に硬化に充分な時間暴露する工程を含む、ポリオキ
    シエチレン重合体を含有する木質基材の保存方法。
  3. 【請求項3】 橋かけ剤が、 (i)一般式: Ra Si(OR′)4-a 式中、R′は水素原子、ビニル基または1から6の炭素
    原子を有するアルキル基から選ばれる、を有する一のア
    ルコキシシランまたは複数のアルコキシシランの混合
    物、あるいは(ii)一般式: Ra Si(X)4-a 式中、(i)および(ii)のRはフエニル基、水素原
    子、ビニル基または1から12の炭素原子を有するアル
    キル基から選ばれ、aはそれぞれの場合においてゼロま
    たは1の値を有し、Xはアルコキシ、カルボキン、オキ
    シモ、エノールオキシ、アミド、ウレイド、カルバマー
    トおよびアミノから選ばれる、を有する一の官能基置換
    シランまたは複数の官能基置換シランの混合物から選ば
    れる、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 橋かけ剤がイソブチルトリメトキシシラ
    ンである、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 橋かけ剤がテトラエチルオルトシリケー
    トである、請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 一般式: Ra Si(OR′)4-a 式中、Rはフェニル基、水素原子、ビニル基または1か
    ら12の炭素原子を有するアルキル基から選ばれ、R′
    は水素原子、ビニル基または1から6の炭素原子を有す
    るアルキル基から選ばれ、aはゼロまたは1の値を有す
    る、を有する一のアルコキシシランまたは複数のアルコ
    キシシランの混合物が更に存在する、請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 (III)工程(II)を実行する前に、工程
    (I)において、1分子当たり平均少なくとも2個のシ
    ラノール基を有する一のシロキサン重合体または複数の
    シロキサン重合体の混合物を含む硬化性シロキサン系を
    使用して、該木質基材から該ポリオキシエチレン重合体
    の少なくとも一部分を置き換える、さらなる工程を含
    む、請求項2記載の方法。
  8. 【請求項8】 (IV)工程(II)を実行する前に、工程
    (I)において、一の加水分解可能なシランまたは複数
    の加水分解可能なシランの混合物を使用して、該木質基
    材から該ポリオキシエチレン重合体の少なくとも一部分
    を置き換える、さらなる工程を含む、請求項2記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 (V)工程(II)を実行する前に、1分
    子当たり平均少なくとも2個のシラン水素を有する一の
    シクロシロキサンまたは複数のシクロシロキサンの混合
    物を使用して、該木質基材から該ポリオキシエチレン重
    合体の少なくとも一部分を置き換える、さらなる工程を
    含む、請求項2記載の方法。
  10. 【請求項10】 (VI)工程(II)を実行する前に、1
    分子当たり平均少なくとも2個のシラン水素を有し、か
    つ10,000g/モル以下の数平均分子量を有する一
    の非環状シロキサンまたは複数の非環状シロキサンの混
    合物を使用して、該木質基材から該ポリオキシエチレン
    重合体の少なくとも一部分を置き換える、さらなる工程
    を含む、請求項2記載の方法。
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