JPH10192806A - 配管内への清掃用部材の挿入装置 - Google Patents
配管内への清掃用部材の挿入装置Info
- Publication number
- JPH10192806A JPH10192806A JP9014731A JP1473197A JPH10192806A JP H10192806 A JPH10192806 A JP H10192806A JP 9014731 A JP9014731 A JP 9014731A JP 1473197 A JP1473197 A JP 1473197A JP H10192806 A JPH10192806 A JP H10192806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning member
- cleaning
- pipe
- hole
- rotating ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の挿入装置と比べて、操作上の安全性が
確保できることはもとより、極めて容易かつ確実に配管
内に清掃用部材を挿入することができる挿入装置を提供
する。 【解決手段】 清掃の対象となる流体輸送用の配管の中
へ、配管清掃のための清掃用部材を挿入するための挿入
装置であって、該装置は、略T字状のハウジング部材
と、このハウジング部材の中に回動可能に設置された回
動ボール部材と、該回動ボール部材を回動させるための
回動駆動機構を備え、前記ハウジング部材は、配管の間
に介在して接続される筒状の短管部と、該短管部の長手
方向に対して略直角方向に突出するとともに、清掃用部
材を挿入するための挿入口を備える挿入管部を備え、前
記回動ボール部材は、略球状物の中央に貫通孔を設けた
形状をなしており、該回動ボール部材は、前記短管部の
流通および挿入管部の流通をシールするシール弁機構を
備える球面部と、清掃用部材が密着された状態で挿入さ
れる貫通孔を備えて構成される。
確保できることはもとより、極めて容易かつ確実に配管
内に清掃用部材を挿入することができる挿入装置を提供
する。 【解決手段】 清掃の対象となる流体輸送用の配管の中
へ、配管清掃のための清掃用部材を挿入するための挿入
装置であって、該装置は、略T字状のハウジング部材
と、このハウジング部材の中に回動可能に設置された回
動ボール部材と、該回動ボール部材を回動させるための
回動駆動機構を備え、前記ハウジング部材は、配管の間
に介在して接続される筒状の短管部と、該短管部の長手
方向に対して略直角方向に突出するとともに、清掃用部
材を挿入するための挿入口を備える挿入管部を備え、前
記回動ボール部材は、略球状物の中央に貫通孔を設けた
形状をなしており、該回動ボール部材は、前記短管部の
流通および挿入管部の流通をシールするシール弁機構を
備える球面部と、清掃用部材が密着された状態で挿入さ
れる貫通孔を備えて構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清掃の対象となる
流体輸送用の配管の中へ、配管清掃のための清掃用部材
を挿入するための挿入装置に関する。
流体輸送用の配管の中へ、配管清掃のための清掃用部材
を挿入するための挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ビール製造工程における
仕込み工程においては、粉砕された麦芽(およびでんぷ
ん粉質副原料)が温水と混合され、麦芽自体のもつ酵素
によって低分子化されマッシュ(糖化もろみ)に変えら
れる。このようにして酵素分解の終わったマッシュは、
次工程の麦汁濾過工程により、マッシュから殻皮その他
の不溶物(通常、仕込粕やビール粕と呼ばれる)が分離
され麦汁となる。
仕込み工程においては、粉砕された麦芽(およびでんぷ
ん粉質副原料)が温水と混合され、麦芽自体のもつ酵素
によって低分子化されマッシュ(糖化もろみ)に変えら
れる。このようにして酵素分解の終わったマッシュは、
次工程の麦汁濾過工程により、マッシュから殻皮その他
の不溶物(通常、仕込粕やビール粕と呼ばれる)が分離
され麦汁となる。
【0003】麦汁濾過の方法としては、いわゆるロイタ
ーと呼ばれる麦汁濾過槽を用いる方法がある。
ーと呼ばれる麦汁濾過槽を用いる方法がある。
【0004】このロイターと呼ばれる麦汁濾過槽には、
比較的面積の大きい円筒のタンクが用いられ、その底部
には麦汁を濾過するために濾過底が敷設されており、麦
汁の濾過を開始するにあたってマッシュを所定の流量で
所定時間タンク内に投入・循環させることによって、濾
過底の上に殻皮からなる麦層(殻皮層)が形成される。
その後、引き続きマッシュがタンク内に投入され、麦汁
の濾過が開始される。所定時間の濾過操作が完了した
後、濾過層として機能していた麦層(仕込粕)は、その
役目を終えてロイター底部より洗い流される。この際
に、仕込粕はその性質上、配管表面に付着した状態で残
存する。この配管表面に付着した仕込粕を効率良く除去
して、配管内を洗浄するために、予備洗浄として、配管
内にスポンジ状の清掃用部材を挿入した後、配管内に圧
縮空気を送り込んでその清掃用部材を強制的に圧送し、
配管内に付着した仕込み粕等を除去している。
比較的面積の大きい円筒のタンクが用いられ、その底部
には麦汁を濾過するために濾過底が敷設されており、麦
汁の濾過を開始するにあたってマッシュを所定の流量で
所定時間タンク内に投入・循環させることによって、濾
過底の上に殻皮からなる麦層(殻皮層)が形成される。
その後、引き続きマッシュがタンク内に投入され、麦汁
の濾過が開始される。所定時間の濾過操作が完了した
後、濾過層として機能していた麦層(仕込粕)は、その
役目を終えてロイター底部より洗い流される。この際
に、仕込粕はその性質上、配管表面に付着した状態で残
存する。この配管表面に付着した仕込粕を効率良く除去
して、配管内を洗浄するために、予備洗浄として、配管
内にスポンジ状の清掃用部材を挿入した後、配管内に圧
縮空気を送り込んでその清掃用部材を強制的に圧送し、
配管内に付着した仕込み粕等を除去している。
【0005】従来より、配管内に清掃用部材を挿入する
には、例えば、配管途中に取り外しできる短管を設置
しておき、必要に応じて短管を取り外し、取り外された
短管内に清掃用部材を挿入・充填してから、再度、この
短管を元の配管に組み込むといった操作が行われてい
る。そして、このような操作が可能なように、短管と配
管との連結を連結ボルトを用いたフランジ接合形式とし
たり、また、短管と配管との連結をワンタッチ式のクラ
ンプで接続する接合形式とすることが行われている。
には、例えば、配管途中に取り外しできる短管を設置
しておき、必要に応じて短管を取り外し、取り外された
短管内に清掃用部材を挿入・充填してから、再度、この
短管を元の配管に組み込むといった操作が行われてい
る。そして、このような操作が可能なように、短管と配
管との連結を連結ボルトを用いたフランジ接合形式とし
たり、また、短管と配管との連結をワンタッチ式のクラ
ンプで接続する接合形式とすることが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
フランジ接合形式では、短管の取り外しおよび取り付け
に時間がかかってしまい作業性が極めて悪いという問題
がある。また、上記ワンタッチ式のクランプによる接合
形式では、フランジ接合形式ほど作業性は悪くないもの
の、接合そのものが仮留めに近く、接合状態が不安定で
ある。そのため、清掃用部材を圧送するために管内に圧
力を加えた場合に、クランプ部が外れる危険性があり、
安全面からの配慮が十分であるとは言えない。
フランジ接合形式では、短管の取り外しおよび取り付け
に時間がかかってしまい作業性が極めて悪いという問題
がある。また、上記ワンタッチ式のクランプによる接合
形式では、フランジ接合形式ほど作業性は悪くないもの
の、接合そのものが仮留めに近く、接合状態が不安定で
ある。そのため、清掃用部材を圧送するために管内に圧
力を加えた場合に、クランプ部が外れる危険性があり、
安全面からの配慮が十分であるとは言えない。
【0007】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであって、その目的は、従来より生じていた上記
の問題点を解決して、安全かつ極めて容易に配管内に清
掃用部材を挿入することができる配管内への清掃用部材
の挿入装置を提供することにある。
たものであって、その目的は、従来より生じていた上記
の問題点を解決して、安全かつ極めて容易に配管内に清
掃用部材を挿入することができる配管内への清掃用部材
の挿入装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、清掃の対象となる流体輸送用の配管の
中へ、配管清掃のための清掃用部材を挿入するための挿
入装置であって、該装置は、T字状のハウジング部材
と、このハウジング部材の中に回動可能に設置された回
動ボール部材と、該回動ボール部材を回動させるための
回動駆動機構を備え、前記ハウジング部材は、配管の間
に介在して接続される筒状の短管部と、該短管部の長手
方向に対して略直角方向に突出するとともに、清掃用部
材を挿入するための挿入口を備える挿入管部を備え、前
記回動ボール部材は、略球状物の中央に貫通孔を設けた
形状をなしており、該回動ボール部材は、前記短管部の
流通および挿入管部の流通をシールするシール弁機構を
備える球面部と、清掃用部材が挿入される貫通孔を備え
て構成される。
めに、本発明は、清掃の対象となる流体輸送用の配管の
中へ、配管清掃のための清掃用部材を挿入するための挿
入装置であって、該装置は、T字状のハウジング部材
と、このハウジング部材の中に回動可能に設置された回
動ボール部材と、該回動ボール部材を回動させるための
回動駆動機構を備え、前記ハウジング部材は、配管の間
に介在して接続される筒状の短管部と、該短管部の長手
方向に対して略直角方向に突出するとともに、清掃用部
材を挿入するための挿入口を備える挿入管部を備え、前
記回動ボール部材は、略球状物の中央に貫通孔を設けた
形状をなしており、該回動ボール部材は、前記短管部の
流通および挿入管部の流通をシールするシール弁機構を
備える球面部と、清掃用部材が挿入される貫通孔を備え
て構成される。
【0009】また、前記回動ボール部材は、貫通孔の一
方端側に、清掃用部材の挿入位置を規制するとともに貫
通孔内の流体の流通を維持できるように配置されたスト
ッパを備えるように構成される。
方端側に、清掃用部材の挿入位置を規制するとともに貫
通孔内の流体の流通を維持できるように配置されたスト
ッパを備えるように構成される。
【0010】また、前記回動駆動機構は、清掃用部材の
挿入時には、回動ボール部材の貫通孔の向きが、ハウジ
ング部材の挿入管部の長手方向と一致し、清掃開始時に
は短管部の長手方向と一致するように回動ボール部材を
回動させてなるように構成される。
挿入時には、回動ボール部材の貫通孔の向きが、ハウジ
ング部材の挿入管部の長手方向と一致し、清掃開始時に
は短管部の長手方向と一致するように回動ボール部材を
回動させてなるように構成される。
【0011】また、前記清掃用部材は、樹脂成形体で構
成される。
成される。
【0012】また、前記清掃用部材は、ウレタン樹脂成
形体で構成される。
形体で構成される。
【0013】また、前記清掃の対象となる流体輸送用の
配管は、ビール製造工程において、酵素分解の終わった
マッシュから殻皮その他の不溶物を分離して麦汁を得る
ためのロイターに接続される仕込粕圧送配管として構成
される。
配管は、ビール製造工程において、酵素分解の終わった
マッシュから殻皮その他の不溶物を分離して麦汁を得る
ためのロイターに接続される仕込粕圧送配管として構成
される。
【0014】本発明の配管内への清掃用部材の挿入装置
は、いわゆる三方弁的な機能を有し、一旦、配管の流路
を止めた状態で清掃用部材を回動ボール部材内に装着
し、この回動ボール部材を所定の角度回動させて、清掃
用部材を配管の流路方向に向け、しかる後、配管内に圧
力をかけて清掃用部材を回動ボール部材から外すととも
に配管内を圧送して配管内壁に付着した仕込み粕等の異
物を除去する。
は、いわゆる三方弁的な機能を有し、一旦、配管の流路
を止めた状態で清掃用部材を回動ボール部材内に装着
し、この回動ボール部材を所定の角度回動させて、清掃
用部材を配管の流路方向に向け、しかる後、配管内に圧
力をかけて清掃用部材を回動ボール部材から外すととも
に配管内を圧送して配管内壁に付着した仕込み粕等の異
物を除去する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0016】本発明の配管内への清掃用部材の挿入装置
(以下、単に『挿入装置』と称する)を、ビール製造工
程におけるロイターの底部に接続される仕込粕圧送配管
に適用した場合を例にとって説明する。図1には、ビー
ル製造工程におけるロイターに接続される配管系列が模
式的に示される。ロイターとは、前述したように酵素分
解の終わったマッシュから殻皮その他の不溶物を分離し
て麦汁を得るための麦汁濾過槽である。
(以下、単に『挿入装置』と称する)を、ビール製造工
程におけるロイターの底部に接続される仕込粕圧送配管
に適用した場合を例にとって説明する。図1には、ビー
ル製造工程におけるロイターに接続される配管系列が模
式的に示される。ロイターとは、前述したように酵素分
解の終わったマッシュから殻皮その他の不溶物を分離し
て麦汁を得るための麦汁濾過槽である。
【0017】図1において、ロイター1の下方には、酵
素分解の終わったマッシュを取り込むためのマッシュ導
入管12および濾過された麦汁が送られる濾過麦汁管1
5がそれぞれ接続され、濾過麦汁管15の出口近傍に
は、通常、循環ライン14が形成されている。さらに、
ロイター1の下方には濾過終了とともにロイター1の底
部に濾層として堆積していた仕込粕を洗い流して除去す
るための仕込粕圧送配管20が接続されている。
素分解の終わったマッシュを取り込むためのマッシュ導
入管12および濾過された麦汁が送られる濾過麦汁管1
5がそれぞれ接続され、濾過麦汁管15の出口近傍に
は、通常、循環ライン14が形成されている。さらに、
ロイター1の下方には濾過終了とともにロイター1の底
部に濾層として堆積していた仕込粕を洗い流して除去す
るための仕込粕圧送配管20が接続されている。
【0018】図1に示されるように仕込粕圧送配管20
のロイター1からの出口近傍には、本発明の挿入装置7
が設置され、仕込粕圧送配管20の管終端部20a近傍
には、仕込粕の収納および配管内を通過する清掃用部材
60の回収のためのバッファータンク25が設置されて
いる。
のロイター1からの出口近傍には、本発明の挿入装置7
が設置され、仕込粕圧送配管20の管終端部20a近傍
には、仕込粕の収納および配管内を通過する清掃用部材
60の回収のためのバッファータンク25が設置されて
いる。
【0019】本発明の挿入装置7の具体的構成を示す図
が図2および図3に示されている。これらの図に示され
るように、本発明の挿入装置7は、略T字状のハウジン
グ部材30と、このハウジングのなかに回動可能に設置
された回動ボール部材50と、回動ボール部材50を回
動させるための回動駆動機構(図示されていない)を備
えている。
が図2および図3に示されている。これらの図に示され
るように、本発明の挿入装置7は、略T字状のハウジン
グ部材30と、このハウジングのなかに回動可能に設置
された回動ボール部材50と、回動ボール部材50を回
動させるための回動駆動機構(図示されていない)を備
えている。
【0020】ハウジング部材30は、仕込粕圧送配管2
0の間に介在して接続される筒状の短管部31と、短管
部31の長手方向に対して略直角方向に突出するととも
に、清掃用部材60を挿入するための挿入口35aを備
える挿入管部35とを備えている。
0の間に介在して接続される筒状の短管部31と、短管
部31の長手方向に対して略直角方向に突出するととも
に、清掃用部材60を挿入するための挿入口35aを備
える挿入管部35とを備えている。
【0021】このようなハウジング部材30の内部に収
納されている回動ボール部材50は、略球状物の中央に
貫通孔を設けた形状をなしており、前記短管部31内の
流通や、挿入管部35の流通をシールするシール弁機構
を備える球面部53と、清掃用部材60が、通常、密着
された状態で挿入される貫通孔51を備えている。な
お、球面部53のシール弁機構を確実に作用させるため
に、ハウジング部材30と球面部53との接触部位に
は、通常、図示のごとくOリング32,33,36,3
7が介在される。
納されている回動ボール部材50は、略球状物の中央に
貫通孔を設けた形状をなしており、前記短管部31内の
流通や、挿入管部35の流通をシールするシール弁機構
を備える球面部53と、清掃用部材60が、通常、密着
された状態で挿入される貫通孔51を備えている。な
お、球面部53のシール弁機構を確実に作用させるため
に、ハウジング部材30と球面部53との接触部位に
は、通常、図示のごとくOリング32,33,36,3
7が介在される。
【0022】また、前記回動ボール部材50は、図2に
示されるように貫通孔51の一方端側に、清掃用部材6
0の挿入位置を規制するとともに貫通孔51内の流体の
流通を維持できるストッパ55,55を備えている。本
実施例の場合、ストッパ55は、単なる2本の棒状のも
の(紙面奥行きに伸びる)が例示されているが、これに
限らず、位置規制でき、貫通孔51内の流体の流通を維
持できるものであればその材質や形態に限定はない。
示されるように貫通孔51の一方端側に、清掃用部材6
0の挿入位置を規制するとともに貫通孔51内の流体の
流通を維持できるストッパ55,55を備えている。本
実施例の場合、ストッパ55は、単なる2本の棒状のも
の(紙面奥行きに伸びる)が例示されているが、これに
限らず、位置規制でき、貫通孔51内の流体の流通を維
持できるものであればその材質や形態に限定はない。
【0023】このような回動ボール部材50は、清掃用
部材60を挿入する時には、図2に示されるように回動
ボール部材50の貫通孔51の開口方向が、ハウジング
部材30の挿入管部35の挿入口35a(長手方向)と
一致するように回動駆動機構(図示しない)によって位
置決めされ、また、清掃を開始する時には図3に示され
るように回動ボール部材50の貫通孔51の開口方向
が、短管部31の長手方向と一致するように位置決めさ
れるようになっている。ちなみに回動駆動機構として
は、ロータリーアクチュエータ等が好適に用いられる。
部材60を挿入する時には、図2に示されるように回動
ボール部材50の貫通孔51の開口方向が、ハウジング
部材30の挿入管部35の挿入口35a(長手方向)と
一致するように回動駆動機構(図示しない)によって位
置決めされ、また、清掃を開始する時には図3に示され
るように回動ボール部材50の貫通孔51の開口方向
が、短管部31の長手方向と一致するように位置決めさ
れるようになっている。ちなみに回動駆動機構として
は、ロータリーアクチュエータ等が好適に用いられる。
【0024】また、回動ボール部材50の貫通孔51内
にセットされ、しかる後、配管内を圧送され、配管内壁
に付着した仕込み粕等の異物を除去する清掃用部材60
としては、樹脂成形体、特に、高強度半硬質のウレタン
樹脂成形体(発泡させたものが好ましい)を用いるのが
よい。また、清掃用部材60の形状としては、配管内の
通過がスムースに行えるように、図示のごとく先端が丸
まった円筒形状のものを用いることが好ましい。
にセットされ、しかる後、配管内を圧送され、配管内壁
に付着した仕込み粕等の異物を除去する清掃用部材60
としては、樹脂成形体、特に、高強度半硬質のウレタン
樹脂成形体(発泡させたものが好ましい)を用いるのが
よい。また、清掃用部材60の形状としては、配管内の
通過がスムースに行えるように、図示のごとく先端が丸
まった円筒形状のものを用いることが好ましい。
【0025】次に、本発明の挿入装置7の作用について
説明する。まず、最初に、図2に示される状態に回動ボ
ール部材50を回動させる。この時、回動ボール部材5
0の貫通孔51の開口方向は、ハウジング部材30の挿
入管部35の挿入口35a(長手方向)と一致してお
り、挿入口35aを介して清掃用部材60が貫通孔51
内に挿入される(奥行きは2本のストッパ55によって
規制される)。また、この時、短管部31内の流通はシ
ール弁機構を備える球面部53によって遮られている。
説明する。まず、最初に、図2に示される状態に回動ボ
ール部材50を回動させる。この時、回動ボール部材5
0の貫通孔51の開口方向は、ハウジング部材30の挿
入管部35の挿入口35a(長手方向)と一致してお
り、挿入口35aを介して清掃用部材60が貫通孔51
内に挿入される(奥行きは2本のストッパ55によって
規制される)。また、この時、短管部31内の流通はシ
ール弁機構を備える球面部53によって遮られている。
【0026】次いで、図3に示されるように回動ボール
部材50を約90°回動させる。これによって、回動ボ
ール部材50の貫通孔51の開口方向は短管部31の長
手方向と一致し、配管内の清掃開始の準備が完了する。
この時、挿入管部35から管20内への流通はシール弁
機構を備える球面部53によって遮られている。
部材50を約90°回動させる。これによって、回動ボ
ール部材50の貫通孔51の開口方向は短管部31の長
手方向と一致し、配管内の清掃開始の準備が完了する。
この時、挿入管部35から管20内への流通はシール弁
機構を備える球面部53によって遮られている。
【0027】次いで、仕込粕圧送配管20の中へ、図3
の矢印A方向に圧縮空気等の加圧流体を送り込むことに
よって、清掃用部材60は回動ボール部材50から外
れ、配管20内壁に付着した仕込み粕等の異物を除去し
ながら配管20内を圧送状態で進み、最終的にバッファ
ータンク25の中に回収される(図1)。
の矢印A方向に圧縮空気等の加圧流体を送り込むことに
よって、清掃用部材60は回動ボール部材50から外
れ、配管20内壁に付着した仕込み粕等の異物を除去し
ながら配管20内を圧送状態で進み、最終的にバッファ
ータンク25の中に回収される(図1)。
【0028】このようにして清掃用部材60による仕込
粕圧送配管20の中の清掃が行われるのであるが、この
ような清掃は、『予洗浄』ともいえるものであり、通常
は、『予洗浄』終了後に、所定の洗浄液による数回の
『本洗浄』がさらに繰り返し行われる。しかしながら、
本発明による『予洗浄』は、管壁に付着した強固な付着
物を効率良くとるためのものであり、後の『本洗浄』の
洗浄効率を高めるためにも重要な意味をもつ操作であ
る。
粕圧送配管20の中の清掃が行われるのであるが、この
ような清掃は、『予洗浄』ともいえるものであり、通常
は、『予洗浄』終了後に、所定の洗浄液による数回の
『本洗浄』がさらに繰り返し行われる。しかしながら、
本発明による『予洗浄』は、管壁に付着した強固な付着
物を効率良くとるためのものであり、後の『本洗浄』の
洗浄効率を高めるためにも重要な意味をもつ操作であ
る。
【0029】なお、上記の本発明の実施の形態では、ハ
ウジング部材30の挿入管部35は清掃用部材60が挿
入しやすいようにある程度の長さをもっているものを例
示して説明したが、場合によっては挿入管部35の長さ
は限りなく零に近いものでもよく、この場合においても
本発明にいう略T字状のハウジング部材に該当するもの
である。
ウジング部材30の挿入管部35は清掃用部材60が挿
入しやすいようにある程度の長さをもっているものを例
示して説明したが、場合によっては挿入管部35の長さ
は限りなく零に近いものでもよく、この場合においても
本発明にいう略T字状のハウジング部材に該当するもの
である。
【0030】また、本発明は、清掃の対象となる流体輸
送用の配管を、ビール製造工程における仕込粕圧送配管
として説明してきたが、これに限定されることなく、種
々の製造業において、清掃されるべく全ての配管が対象
になることはもちろんのことである。
送用の配管を、ビール製造工程における仕込粕圧送配管
として説明してきたが、これに限定されることなく、種
々の製造業において、清掃されるべく全ての配管が対象
になることはもちろんのことである。
【0031】
【発明の効果】上述してきたように、本発明の挿入装置
は、清掃の対象となる流体輸送用の配管の中へ、配管清
掃のための清掃用部材を挿入するための挿入装置であっ
て、該装置は、略T字状のハウジング部材と、このハウ
ジング部材の中に回動可能に設置された回動ボール部材
と、回動ボール部材を回動させるための回動駆動機構を
備え、前記ハウジング部材は、配管の間に介在して接続
される筒状の短管部と、短管部の長手方向に対して略直
角方向に突出するとともに、清掃用部材を挿入するため
の挿入口を備える挿入管部を備え、前記回動ボール部材
は、略球状物の中央に貫通孔を設けた形状をなしてお
り、この回動ボール部材は、前記短管部の流通および挿
入管部の流通をシールするシール弁機構を備える球面部
と、清掃用部材が密着された状態で挿入される貫通孔を
備えているように構成されている。
は、清掃の対象となる流体輸送用の配管の中へ、配管清
掃のための清掃用部材を挿入するための挿入装置であっ
て、該装置は、略T字状のハウジング部材と、このハウ
ジング部材の中に回動可能に設置された回動ボール部材
と、回動ボール部材を回動させるための回動駆動機構を
備え、前記ハウジング部材は、配管の間に介在して接続
される筒状の短管部と、短管部の長手方向に対して略直
角方向に突出するとともに、清掃用部材を挿入するため
の挿入口を備える挿入管部を備え、前記回動ボール部材
は、略球状物の中央に貫通孔を設けた形状をなしてお
り、この回動ボール部材は、前記短管部の流通および挿
入管部の流通をシールするシール弁機構を備える球面部
と、清掃用部材が密着された状態で挿入される貫通孔を
備えているように構成されている。
【0032】従って、従来の挿入装置と比べて、操作上
の安全性が確保できることはもとより、極めて容易かつ
確実に配管内に清掃用部材を挿入することができる。
の安全性が確保できることはもとより、極めて容易かつ
確実に配管内に清掃用部材を挿入することができる。
【図1】ビール製造工程におけるロイターに接続される
配管系列を模式的に示したものである。
配管系列を模式的に示したものである。
【図2】本発明の挿入装置の構成および操作を説明する
ための概略構成図である。
ための概略構成図である。
【図3】本発明の挿入装置の構成および操作を説明する
ための概略構成図である。
ための概略構成図である。
1…ロイター 7…配管内への清掃用部材の挿入装置 20…(仕込粕圧送)配管 30…ハウジング部材 31…短管部 35…挿入管部 50…回動ボール部材 51…貫通孔 53…球面部 60…清掃用部材
Claims (6)
- 【請求項1】 清掃の対象となる流体輸送用の配管の中
へ、配管清掃のための清掃用部材を挿入するための挿入
装置であって、 該装置は、略T字状のハウジング部材と、このハウジン
グ部材の中に回動可能に設置された回動ボール部材と、
該回動ボール部材を回動させるための回動駆動機構を備
え、 前記ハウジング部材は、配管の間に介在して接続される
筒状の短管部と、該短管部の長手方向に対して略直角方
向に突出するとともに、清掃用部材を挿入するための挿
入口を備える挿入管部を備え、 前記回動ボール部材は、略球状物の中央に貫通孔を設け
た形状をなしており、該回動ボール部材は、前記短管部
の流通および挿入管部の流通をシールするシール弁機構
を備える球面部と、清掃用部材が挿入される貫通孔を備
えていることを特徴とする配管内への清掃用部材の挿入
装置。 - 【請求項2】 前記回動ボール部材は、貫通孔の一方端
側に、清掃用部材の挿入位置を規制するとともに貫通孔
内の流体の流通を維持できるように配置されたストッパ
を備える請求項1に記載の配管内への清掃用部材の挿入
装置。 - 【請求項3】 前記回動駆動機構は、清掃用部材の挿入
時には、回動ボール部材の貫通孔の向きが、ハウジング
部材の挿入管部の長手方向と一致し、清掃開始時には短
管部の長手方向と一致するように回動ボール部材を回動
させてなる請求項1または請求項2に記載の配管内への
清掃用部材の挿入装置。 - 【請求項4】 前記清掃用部材は、樹脂成形体である請
求項1ないし請求項3のいずれかに記載の配管内への清
掃用部材の挿入装置。 - 【請求項5】 前記清掃用部材は、ウレタン樹脂成形体
である請求項4に記載の配管内への清掃用部材の挿入装
置。 - 【請求項6】 前記清掃の対象となる流体輸送用の配管
は、ビール製造工程において、酵素分解の終わったマッ
シュから殻皮その他の不溶物を分離して麦汁を得るため
のロイターに接続される仕込粕圧送配管である請求項1
ないし請求項5のいずれかに記載の配管内への清掃用部
材の挿入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9014731A JPH10192806A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 配管内への清掃用部材の挿入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9014731A JPH10192806A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 配管内への清掃用部材の挿入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10192806A true JPH10192806A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11869284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9014731A Pending JPH10192806A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 配管内への清掃用部材の挿入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10192806A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101856659A (zh) * | 2010-06-10 | 2010-10-13 | 清华大学 | 一种换热管内清洗除垢用的双连胶球 |
-
1997
- 1997-01-10 JP JP9014731A patent/JPH10192806A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101856659A (zh) * | 2010-06-10 | 2010-10-13 | 清华大学 | 一种换热管内清洗除垢用的双连胶球 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5681465A (en) | Filtration equipment with filtrate recovery process | |
JP2004512928A (ja) | 連続運転可能な回転ドラム式差圧フィルターと、その方法並びにシステム | |
US5549422A (en) | Automatic water flushing method for a hydrator | |
CN211936408U (zh) | 一种反渗透膜离线清洗一体化装置 | |
US5801051A (en) | Method and apparatus for cleaning a filter aid | |
JPH10192806A (ja) | 配管内への清掃用部材の挿入装置 | |
US6458214B1 (en) | Method and apparatus for cleaning drainpipes in movable equipment | |
US20080251466A1 (en) | Waste Water Recovery System | |
CN218553302U (zh) | 一种具有自动清洗功能的过滤机 | |
US6886867B1 (en) | Drain hose flush system | |
JP2009106915A (ja) | 濾過器、及び該濾過器に備えられた袋状濾布の洗浄方法 | |
CN210203248U (zh) | 一种坚果清洗装置 | |
CN113577875A (zh) | 具有自动排渣结构的发酵配料用固液分离器及其使用方法 | |
CN209967809U (zh) | 餐厨发酵管道防堵装置 | |
JPS601764Y2 (ja) | 廃水処理装置の洗浄装置 | |
JPH1057724A (ja) | ストレーナの清掃装置 | |
CN217499201U (zh) | 啤酒花萃取分离装置 | |
JPH0421555B2 (ja) | ||
CN219766256U (zh) | 一种管道清洗用喷射器 | |
CN218873140U (zh) | 一种渣浆泵入料连接口快速清污结构 | |
CN218835462U (zh) | 一种循环式管路清洗系统 | |
CN213142061U (zh) | 一种适用于糖浆生产的残糖回收装置 | |
JP2937786B2 (ja) | 泥状物の除去方法 | |
CN221917595U (zh) | 一种污水处理沉淀池用沉淀剂添加装置 | |
CN210448267U (zh) | 一种干雾自清洁过滤器 |