JPH1019142A - スライド弁 - Google Patents

スライド弁

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Publication number
JPH1019142A
JPH1019142A JP17530096A JP17530096A JPH1019142A JP H1019142 A JPH1019142 A JP H1019142A JP 17530096 A JP17530096 A JP 17530096A JP 17530096 A JP17530096 A JP 17530096A JP H1019142 A JPH1019142 A JP H1019142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
guide member
slide valve
slide
bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP17530096A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Nishikawa
保 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH1019142A publication Critical patent/JPH1019142A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊で高価な高級ボルトを用いなくとも、ガ
イド部材を常にしっかりと固定保持させて弁体のスライ
ド作動を適正な状態に保持でき、しかも、ガイド部材の
交換なども作業性よく行うことができるようにする。 【解決手段】 流路軸線が略垂直で、その内周面側にラ
イニング層2を有する円筒形の弁本体1内に同心状に保
持されたインレットコーン4の下端開口5を開閉するス
ライド弁体8のスライド方向に沿って配置されて該スラ
イド弁体8の幅方向両側部を案内する一対のガイド部材
9を、該ガイド部材9および弁本体1を貫通して弁本体
1の外側にまでほぼ水平に延出された長軸ボルト10を
介して弁本体1に取り外し可能に固定支持させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば石油プラン
トにおける高温触媒の流量コントロール等に使用される
スライド弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2および図3は、この種の一般的なス
ライド弁の構成を示す縦断側面図および半横断平面図で
あり、同図において、1は流路軸線aが略垂直な円筒形
の弁本体で、その内周面には、キャスタブルなどの耐火
物からなるライニング層2が設けられている。3はキャ
スタブルなどの耐火物を弁本体1に固定保持させるアン
カーである。4は下方に向かって先細り状に形成され、
上記弁本体1内の上部に同心状に配置されたインレット
コーン(以下、単にコーンと称する)で、その下端側は
開放されて一定の径の開口5に形成されており、また、
コーン4の内側部分4Aもキャスタブルなどの耐火物か
ら構成されている。6は上記コーン4の下端開口5周り
の鍔部7の下面に固定されたリング状シート部材であ
る。
【0003】8は上記コーン4の下側に配設されたスラ
イド弁体で、このスライド弁体8は上記流路軸線aに対
して直交する方向、つまり図面上の左右方向bにスライ
ドすることで、上記コーン4の下端開口5を開閉するよ
うに構成されている。上記シート部材6の下側には、上
記スライド弁体8のスライド方向に沿って配置されて該
スライド弁体8の幅方向両側部8a,8aを案内する正
面視コ字形の一対のガイド部材9,9が接合されてお
り、これら一対のガイド部材9,9は、図4に明示する
ように、上記鍔部7、シート部材6および該ガイド部材
9を上記流路軸線aに沿った方向、すなわち、上下方向
に貫通する長軸ボルト10とこの長軸ボルト10の上下
両端部に螺合するナット11,11を介して上記鍔部7
に固定支持されている。
【0004】12は上記弁本体1の外側部に配置され駆
動杆13を介して上記スライド弁体8を開閉方向にスラ
イド駆動するアクチュエータであり、このアクチュエー
タ12を介し上記スライド弁体8をガイド部材9,9に
沿って左右方向bにスライド駆動することにより、コー
ン4を通して触媒等の流体の流量をコントロールするよ
うに構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成のスライ
ド弁においては、触媒等の高温流体の流量コントロール
に使用される際、そのコントロール性能の低下がないよ
うにするためにガイド部材を定期的あるいは異常発生時
に即座に交換可能であることが要求されることから、上
述したような長軸ボルトによる取付け構造が採用されて
いる。
【0006】ところが、従来のスライド弁におけるガイ
ド部材の取付けに使用されている長軸ボルトは図4に示
されているように、流体流路に近接した位置で流路軸線
aに沿った姿勢、つまり、上下方向姿勢に配置されてい
るので、流体の温度変化や負荷変化などによって長軸ボ
ルトには引張り荷重が作用し、特に温度の上昇時には強
い引張り力を受けて伸びを生じ、そのためにガイド部材
の固定が緩んでスライド弁体のスライド作動に支障を及
ばす可能性がある。そこで、このような流体の温度変化
や負荷変化などが大きい過酷な条件下での使用時にもボ
ルトが変形等しないようにするためには、特殊でかつ高
価な高級ボルトを使用しなければならず、これが弁全体
のコストの上昇要因にもなっていた。
【0007】また、図4に示すような取付け構造では、
長軸ボルト10が弁本体1の内周面側に形成された耐火
物からなるライニング層2よりも内部に位置しているの
で、ガイド部材9,9の交換に際して、弁本体1および
ライニング層2を取り除いた上、ボルト10を緩めると
いったように、複雑面倒な作業が必要であり、さらには
コーン4などが保有している熱の影響を受けてボルト1
0自体の取り外しが困難で、ガイド部材9,9の交換に
多大な手数をかけねばならないという問題があった。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、特殊で高価な高級ボルトを用いなくとも、ガイド部
材をしっかりと固定保持させて弁体のスライド作動を適
正な状態に保持でき、しかも、ガイド部材の交換なども
作業性よく行うことができるスライド弁を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るスライド弁は、流路軸線が略垂直で、
その内周面側にライニング層が設けられた円筒形の弁本
体と、下方に向かって先細り状でその下端に開口を有
し、上記弁本体内の上部に同心状に保持されたインレッ
トコーンと、このインレットコーンの下側に配設される
とともに、上記流路軸線に対して直交する方向にスライ
ドすることで上記インレットコーンの下端開口を開閉す
るスライド弁体と、上記インレットコーンの下側で上記
スライド弁体のスライド方向に沿って配置されて該スラ
イド弁体の幅方向両側部を案内する一対のガイド部材と
を備えたスライド弁において、上記一対のガイド部材が
該ガイド部材および上記弁本体を貫通して弁本体の外側
にまでほぼ水平に延出された長軸ボルトを介して上記弁
本体に取り外し可能に固定支持されていることを特徴と
するものであり、上記長軸ボルトが水平姿勢に配置され
て弁本体に支持されているので、流体の温度変化や負荷
変化などがあっても該長軸ボルトには引張り荷重を作用
させない、あるいは、殆ど作用させないですむ。それゆ
えに、特殊で高価な高級ボルトを使用しなくてもよいと
ともに、流体の温度変化や負荷変化などが大きい過酷な
条件下での使用時にも、ボルトの変形に伴う弁体のスラ
イド作動の不良化現象がなく、常に適正かつ円滑なスラ
イド作動性を保持することが可能である。また、上記ガ
イド部材の交換に際しては、上記ボルトを弁本体外部か
らの簡単な操作によって取り外すことが可能で、ガイド
部材の交換作業も容易に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係るスライド弁の
要部の拡大縦断正面図であり、同図において、図4に示
す従来のスライド弁と同一の構成部材には同一の符号を
付して、それらの詳しい説明を省略する。なお、スライ
ド弁全体の構成は、図2および図3に示すとおりである
ため、その全体構成の説明も省略する。
【0011】図1において、弁本体1の内側でガイド部
材9の下方には、ガイド部材支持用サポータ21が固定
されており、このサポータ21の上面と上記ガイド部材
9の下面との間に楔部材22を圧入してガイド部材9を
堅固に保持させている。スライド弁体8の幅方向両側部
に対応する上記弁本体1の内側には、ガイド部材9側に
向かう第1の筒体23が固定されているとともに、この
第1の筒体23に対応する弁本体1の外側には、第2の
筒体24が配設されている。
【0012】そして、上記ガイド部材9を固定するため
の長軸ボルト10は、該ガイド部材9、第1の筒体2
3、弁本体1および第2の筒体24を貫通して弁本体1
の外側にまでほぼ水平に延出されており、この長軸ボル
ト10の内端部に螺合させたナット25を締め付けるこ
とにより、上記ガイド部材9が長軸ボルト10およびナ
ット25を介して上記弁本体1に取り外し可能に固定支
持されている。なお、図1中、26は上記弁本体1の外
方へ突出する長軸ボルト10の頭部を包囲するカバーで
ある。
【0013】上記のように構成されたスライド弁におい
ては、ガイド部材9が該ガイド部材9、第1の筒体2
3、弁本体1および第2の筒体24を貫通して弁本体1
の外側にまでほぼ水平に延出された長軸ボルト10を介
して弁本体1に支持されているので、流体の温度変化や
負荷変化などがあっても該長軸ボルト10に引張り荷重
が作用しない、あるいは、殆ど作用しない。したがっ
て、特殊で高価な高級ボルトを使用しなくてもよいとと
もに、流体の温度変化や負荷変化などが大きい過酷な条
件下での使用時にもボルト10が伸張など変形しにく
く、該ボルト10の変形に伴う弁体8のスライド作動の
不良化現象がなく、常に適正かつ円滑なスライド作動性
を保持することが可能である。また、上記ガイド部材9
の交換に際しては、上記長軸ボルト10を弁本体1の外
部からの簡単な操作によって取り外すことが可能で、キ
ャスタブルなどの耐火物からなるライニング層2を取り
壊したりする必要が全くなく、ガイド部材9の交換作業
も非常に容易に、かつ、修復コストなどをかけずに経済
的に行うことができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スライ
ド弁のスライドを案内するガイド部材を水平姿勢に配置
されて弁本体の外側にまで延出された長軸ボルトを介し
て弁本体に支持させる構成としたので、流体の温度変化
や負荷変化などがあっても該長軸ボルトに引張り荷重を
作用させない、あるいは、殆ど作用させないですみ、そ
れゆえに、特殊で高価な高級ボルトを使用しなくてもよ
く、スライド弁全体の製作コストの低減を図ることがで
きるとともに、流体の温度変化や負荷変化などが大きい
過酷な条件下での使用時にも、ボルトの変形がなく、ガ
イド部材をしっかりと固定保持させて弁体のスライド作
動を適正かつ円滑な状態に保持することができる。しか
も、上記ガイド部材の交換に際しては、長軸ボルトを弁
本体外部からの簡単な操作によって取り外すことが可能
で、弁本体やその内周面側のライニング層の取り壊しや
その後の修復といった面倒な作業を不要にして、ガイド
部材の交換作業などのメンテナンスを非常に容易に、か
つ、経済的に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライド弁の要部の拡大縦断正面
図である。
【図2】スライド弁全体の一般的な構成を示す縦断側面
図である。
【図3】同上スライド弁全体の半横断平面図である。
【図4】従来のスライド弁の要部の拡大縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 弁本体 2 ライニング層 4 インレットコーン 5 コーンの下端開口 8 スライド弁体 9 ガイド部材 10 長軸ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路軸線が略垂直で、その内周面側にラ
    イニング層が設けられた円筒形の弁本体と、 下方に向かって先細り状でその下端に開口を有し、上記
    弁本体内の上部に同心状に保持されたインレットコーン
    と、 このインレットコーンの下側に配設されるとともに、上
    記流路軸線に対して直交する方向にスライドすることで
    上記インレットコーンの下端開口を開閉するスライド弁
    体と、 上記インレットコーンの下側で上記スライド弁体のスラ
    イド方向に沿って配置されて該スライド弁体の幅方向両
    側部を案内する一対のガイド部材とを備えたスライド弁
    において、 上記一対のガイド部材が該ガイド部材および上記弁本体
    を貫通して弁本体の外側にまでほぼ水平に延出された長
    軸ボルトを介して上記弁本体に取り外し可能に固定支持
    されていることを特徴とするスライド弁。
JP17530096A 1996-07-05 1996-07-05 スライド弁 Pending JPH1019142A (ja)

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JP17530096A JPH1019142A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 スライド弁

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007090565A1 (de) * 2006-02-06 2007-08-16 Z & J Technologies Gmbh Schieberventil
JP2019089282A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 横浜ゴム株式会社 ゴム被覆撚線コードの製造方法および装置

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