JPH10191296A - 画像形成装置及び方法並びにtv会議システム - Google Patents
画像形成装置及び方法並びにtv会議システムInfo
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- JPH10191296A JPH10191296A JP8351252A JP35125296A JPH10191296A JP H10191296 A JPH10191296 A JP H10191296A JP 8351252 A JP8351252 A JP 8351252A JP 35125296 A JP35125296 A JP 35125296A JP H10191296 A JPH10191296 A JP H10191296A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 TV会議システムを全自動化することが可能
な画像形成装置を提供できるようにする。 【解決手段】 特定の光学的条件を奥行き方向、横(左
右)方向、縦(上下)方向の三次元方向にわたって探牽
し、その結果得られた情報を利用して所定の画像を形成
するようにして、特定の光学的条件満足された方向につ
いて画像形成を行うことができるようにすることによ
り、画像形成装置における不必要な動きを抑制して、所
望の映像の撮影を短時間で行うことができるようにす
る。
な画像形成装置を提供できるようにする。 【解決手段】 特定の光学的条件を奥行き方向、横(左
右)方向、縦(上下)方向の三次元方向にわたって探牽
し、その結果得られた情報を利用して所定の画像を形成
するようにして、特定の光学的条件満足された方向につ
いて画像形成を行うことができるようにすることによ
り、画像形成装置における不必要な動きを抑制して、所
望の映像の撮影を短時間で行うことができるようにす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置及び方
法に係わり、特に、所望の画像のみを伝送あるいは記録
する装置及び方法に関するものである。
法に係わり、特に、所望の画像のみを伝送あるいは記録
する装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明の画像形成装置に係わる技
術としては、例えば〔1996.3.19(火)付電波
新聞、5面〕に掲載されているように、自動追尾機能、
高速パン・チルト機能、パソコンによる遠隔操作機能な
どを搭載したカラービデオカメラが知られており、この
ようなカラービデオカメラはTV会議システムなどでの
利用が期待されている。
術としては、例えば〔1996.3.19(火)付電波
新聞、5面〕に掲載されているように、自動追尾機能、
高速パン・チルト機能、パソコンによる遠隔操作機能な
どを搭載したカラービデオカメラが知られており、この
ようなカラービデオカメラはTV会議システムなどでの
利用が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカラービデオカメラを用いてTV会議システムを構
成した場合には、例えば、発言者のズームアップやズー
ムダウン等のようなカメラ操作を始めとするシステムの
制御を外部から行わなければならなかった。このため、
カメラ操作用のソフトウエアをユーザーが制作しなけれ
ばならなかったので、ユーザーの負担が大きい問題点が
あった。
来のカラービデオカメラを用いてTV会議システムを構
成した場合には、例えば、発言者のズームアップやズー
ムダウン等のようなカメラ操作を始めとするシステムの
制御を外部から行わなければならなかった。このため、
カメラ操作用のソフトウエアをユーザーが制作しなけれ
ばならなかったので、ユーザーの負担が大きい問題点が
あった。
【0004】本発明は前述の問題点にかんがみ、TV会
議システムを全自動化することが可能な画像形成装置を
提供できるようにすることを目的とする。
議システムを全自動化することが可能な画像形成装置を
提供できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、特定の光学的条件を奥行き方向、横(左右)方向、
縦(上下)方向の三次元方向にわたって探索し、その結
果得られた情報を利用して所定の画像を形成することを
特徴としている。
は、特定の光学的条件を奥行き方向、横(左右)方向、
縦(上下)方向の三次元方向にわたって探索し、その結
果得られた情報を利用して所定の画像を形成することを
特徴としている。
【0006】また、本発明の他の特徴とするところは、
前記特定の光学的条件として「合焦」を選択し、光学系
の合焦点位置を前記三次元方向のそれぞれについて自動
的に移動させ、その結果得られた合焦の情報から対象と
する被写体の位置に関するデータを作成してメモリに記
憶することを特徴としている。
前記特定の光学的条件として「合焦」を選択し、光学系
の合焦点位置を前記三次元方向のそれぞれについて自動
的に移動させ、その結果得られた合焦の情報から対象と
する被写体の位置に関するデータを作成してメモリに記
憶することを特徴としている。
【0007】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記対象とする被写体の位置に関するデータを前記
メモリから読み出し、前記読み出したデータを用いて前
記光学系の合焦点位置を特定の範囲に限定することを特
徴としている。
は、前記対象とする被写体の位置に関するデータを前記
メモリから読み出し、前記読み出したデータを用いて前
記光学系の合焦点位置を特定の範囲に限定することを特
徴としている。
【0008】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記合焦の情報から被写体が人間である否かを判別
するとともに、前記判別を行うための情報として、被写
体像の空間周波数分布情報と奥行き情報とを利用するこ
とを特徴としている。
は、前記合焦の情報から被写体が人間である否かを判別
するとともに、前記判別を行うための情報として、被写
体像の空間周波数分布情報と奥行き情報とを利用するこ
とを特徴としている。
【0009】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記対象とする被写体の位置に関するデータを作成
する際に、前記被写体が発する音響情報を利用すること
を特徴としている。
は、前記対象とする被写体の位置に関するデータを作成
する際に、前記被写体が発する音響情報を利用すること
を特徴としている。
【0010】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記音響情報の発生体との間に、前記発生体に属す
る固有のコードを送出するための通信路を設けて前記発
生体を特定できるようにするとともに、前記通信路とし
て、電波、赤外線、超音波の何れか1つを少なくとも用
いることを特徴としている。
は、前記音響情報の発生体との間に、前記発生体に属す
る固有のコードを送出するための通信路を設けて前記発
生体を特定できるようにするとともに、前記通信路とし
て、電波、赤外線、超音波の何れか1つを少なくとも用
いることを特徴としている。
【0011】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記音響情報の発生体の配置分布を検出するととも
に、分布に依存して前記光学系の倍率を可変とすること
を特徴としている。
は、前記音響情報の発生体の配置分布を検出するととも
に、分布に依存して前記光学系の倍率を可変とすること
を特徴としている。
【0012】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記光学系に可変プリズム、可変焦点レンズの何方
か一方、または両方を使用することを特徴としている。
は、前記光学系に可変プリズム、可変焦点レンズの何方
か一方、または両方を使用することを特徴としている。
【0013】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記可変プリズム、可変焦点レンズに透明な可撓性
光学部材と、透明電極間にクーロン力を発生させる手段
との組み合わせを適用することを特徴としている。
は、前記可変プリズム、可変焦点レンズに透明な可撓性
光学部材と、透明電極間にクーロン力を発生させる手段
との組み合わせを適用することを特徴としている。
【0014】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記光学系による画像を出力する代わりに、特定の
条件下では別途用意した所定の画像パターンを出力する
ことを特徴としている。
は、前記光学系による画像を出力する代わりに、特定の
条件下では別途用意した所定の画像パターンを出力する
ことを特徴としている。
【0015】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記音響情報の発生タイミングと画像形成のタイミ
ングとを調節可能としたことを特徴としている。
は、前記音響情報の発生タイミングと画像形成のタイミ
ングとを調節可能としたことを特徴としている。
【0016】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記対象とする被写体の位置に関するデータ中の距
離に関するデータを利用して距離の略2乗に比例する電
力を被写体照明用光源に供給する自動調光器を有するこ
とを特徴としている。
は、前記対象とする被写体の位置に関するデータ中の距
離に関するデータを利用して距離の略2乗に比例する電
力を被写体照明用光源に供給する自動調光器を有するこ
とを特徴としている。
【0017】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記被写体が人間である否かを判別するのを容易に
するために、人間の幅と異なる空間周波数分布を有する
背景を被写体とすることを特徴としている。
は、前記被写体が人間である否かを判別するのを容易に
するために、人間の幅と異なる空間周波数分布を有する
背景を被写体とすることを特徴としている。
【0018】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記合焦の情報が一定時間得られない場合、システ
ムの各部に供給する電源を段階的に断とすることを特徴
としている。
は、前記合焦の情報が一定時間得られない場合、システ
ムの各部に供給する電源を段階的に断とすることを特徴
としている。
【0019】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記合焦の情報、または前記音響情報が一定時間得
られない場合に、システムの電源を段階的に断とするこ
とを特徴としている。
は、前記合焦の情報、または前記音響情報が一定時間得
られない場合に、システムの電源を段階的に断とするこ
とを特徴としている。
【0020】本発明の画像形成方法は、特定の光学的条
件を奥行き方向、横(左右)方向、縦(上下)方向の三
次元方向にわたって探索し、その結果得られた情報を利
用して所定の画像を形成することを特徴としている。
件を奥行き方向、横(左右)方向、縦(上下)方向の三
次元方向にわたって探索し、その結果得られた情報を利
用して所定の画像を形成することを特徴としている。
【0021】本発明のTV会議システムは、特定の光学
的条件を奥行き方向、横(左右)方向、縦(上下)方向
の三次元方向にわたって探索し、その結果得られた情報
を利用して所定の画像を形成する画像形成装置を用いて
構成したことを特徴としている。
的条件を奥行き方向、横(左右)方向、縦(上下)方向
の三次元方向にわたって探索し、その結果得られた情報
を利用して所定の画像を形成する画像形成装置を用いて
構成したことを特徴としている。
【0022】本発明は前記技術手段よりなるので、画像
形成装置が設置された空間が、合焦位置が可変な光学系
で三次元方向にわたって走査されて対象物の位置が検出
され、その位置に関するデータがメモリに記憶される。
そして、前記メモリに記憶されたデータに基づいて、前
記対象物が存在する空間についてのみパニング、チル
ト、ズーミング及びフォーカシング等が行われることに
より、画像形成装置の不必要な動きが制限されることに
なり、所望の映像の撮影を短時間で行うことが可能とな
る。
形成装置が設置された空間が、合焦位置が可変な光学系
で三次元方向にわたって走査されて対象物の位置が検出
され、その位置に関するデータがメモリに記憶される。
そして、前記メモリに記憶されたデータに基づいて、前
記対象物が存在する空間についてのみパニング、チル
ト、ズーミング及びフォーカシング等が行われることに
より、画像形成装置の不必要な動きが制限されることに
なり、所望の映像の撮影を短時間で行うことが可能とな
る。
【0023】また、本発明の他の特徴によれば、前記対
象物の位置の検出に、前記対象物が発する音響情報を利
用することにより、ズーミングに関する情報を正確に得
ることが可能となる。
象物の位置の検出に、前記対象物が発する音響情報を利
用することにより、ズーミングに関する情報を正確に得
ることが可能となる。
【0024】また、本発明のその他の特徴によれば、音
響情報の発生体との間に設けられた通信路を介して、前
記音響情報の発生体に属する固有のコードを送出するこ
とが可能となり、受信者は発言者が誰であるのかを前記
固有のコードに基づいて特定することが容易となる。
響情報の発生体との間に設けられた通信路を介して、前
記音響情報の発生体に属する固有のコードを送出するこ
とが可能となり、受信者は発言者が誰であるのかを前記
固有のコードに基づいて特定することが容易となる。
【0025】また、本発明のその他の特徴によれば、光
学系に可変プリズム、可変焦点レンズが使用されること
により、パニング、チルト、ズーミング及びフォーカシ
ング等を高速で行うことが可能となる。
学系に可変プリズム、可変焦点レンズが使用されること
により、パニング、チルト、ズーミング及びフォーカシ
ング等を高速で行うことが可能となる。
【0026】また、本発明のその他の特徴によれば、位
置に関するデータに基づいて付属の照明装置の明るさが
制御されることにより、略一定の照度で被写体を照明す
ることが可能となる。
置に関するデータに基づいて付属の照明装置の明るさが
制御されることにより、略一定の照度で被写体を照明す
ることが可能となる。
【0027】また、本発明のその他の特徴によれば、撮
像に関する情報が一定時間得られない場合、システムの
各部に供給される電源が段階的に断たれるので、電源を
断にすることによる悪影響を最小限に抑えながら節電及
びシステム寿命の延長を図ることが可能となる。
像に関する情報が一定時間得られない場合、システムの
各部に供給される電源が段階的に断たれるので、電源を
断にすることによる悪影響を最小限に抑えながら節電及
びシステム寿命の延長を図ることが可能となる。
【0028】また、本発明のその他の特徴によれば、人
間の幅と異なる空間周波数分布を有する背景が被写体と
されることにより、被写体が人間である否かを判別する
のが容易となる。
間の幅と異なる空間周波数分布を有する背景が被写体と
されることにより、被写体が人間である否かを判別する
のが容易となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置の一
実施形態を図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の特徴を最もよく表
す図面であり、本実施形態の画像形成装置の要部の構成
を示すブロック図である。図1において10は鏡筒、1
1は対物レンズ、12は可動接眼レンズ、13はCCD
撮像素子などの光電変換器、14はレンズ位置移動機
構、15はレンズ位置エンコーダ、16は雲台回転機
構、17は雲台角度エンコーダ、21は移動波形発生
器、22はレンズ移動ドライバ、23は雲台回転ドライ
バ、24は外部調節器である。
実施形態を図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の特徴を最もよく表
す図面であり、本実施形態の画像形成装置の要部の構成
を示すブロック図である。図1において10は鏡筒、1
1は対物レンズ、12は可動接眼レンズ、13はCCD
撮像素子などの光電変換器、14はレンズ位置移動機
構、15はレンズ位置エンコーダ、16は雲台回転機
構、17は雲台角度エンコーダ、21は移動波形発生
器、22はレンズ移動ドライバ、23は雲台回転ドライ
バ、24は外部調節器である。
【0030】30は光電変換器13の出力端子、31は
バンドパスフィルタ(以下、BPFとする)、32は振
幅検出器、33は演算処理ユニット、41はマスターコ
ントロールユニット、42はスイッチ、43はタイマ
ー、51は雲台角度位置・レンズ位置メモリユニット、
52はディスプレイユニットである。
バンドパスフィルタ(以下、BPFとする)、32は振
幅検出器、33は演算処理ユニット、41はマスターコ
ントロールユニット、42はスイッチ、43はタイマ
ー、51は雲台角度位置・レンズ位置メモリユニット、
52はディスプレイユニットである。
【0031】前記構成において、光軸の方向に存在する
被写体に鏡筒10を向けた場合、接眼レンズ12の位置
が合焦(フォーカシング)の条件を満たしていれば、光
電変換器13の撮像面に被写体を良好に結像させること
ができ、鮮明な映像を得ることができる。一方、接眼レ
ンズ12の位置が合焦の条件を満たさない場合には、光
電変換器13の撮像面に被写体を良好に結像させること
ができないので、不鮮明な映像しか得られないことにな
る。
被写体に鏡筒10を向けた場合、接眼レンズ12の位置
が合焦(フォーカシング)の条件を満たしていれば、光
電変換器13の撮像面に被写体を良好に結像させること
ができ、鮮明な映像を得ることができる。一方、接眼レ
ンズ12の位置が合焦の条件を満たさない場合には、光
電変換器13の撮像面に被写体を良好に結像させること
ができないので、不鮮明な映像しか得られないことにな
る。
【0032】このとき、被写体の位置をはさんで合焦の
距離を近→遠→近と繰り返すと、その繰り返しの間に合
焦の条件が二度満たされ、被写体の鮮明な映像が繰り返
しの二倍の回数だけ得られることになる。
距離を近→遠→近と繰り返すと、その繰り返しの間に合
焦の条件が二度満たされ、被写体の鮮明な映像が繰り返
しの二倍の回数だけ得られることになる。
【0033】そして、光電変換器13の出力である画像
信号から特定空間周波数成分の信号強度を抽出すると、
同一被写体に対する信号強度は合焦時に最大となり、焦
点ずれが大きくなるにつれて減少して行く(坂野:オー
トフォーカス技術、「光学」第12巻、第5号(198
3年8月)pp.351〜358参照)。
信号から特定空間周波数成分の信号強度を抽出すると、
同一被写体に対する信号強度は合焦時に最大となり、焦
点ずれが大きくなるにつれて減少して行く(坂野:オー
トフォーカス技術、「光学」第12巻、第5号(198
3年8月)pp.351〜358参照)。
【0034】すなわち、第1ステップとしてマスターコ
ントロール41からの指令によりスイッチ42をw側に
倒すと、移動波形発生器21が動作して、図2(c)に
示すような三角波信号t1 〜t3 がレンズ移動ドライバ
22に供給される。
ントロール41からの指令によりスイッチ42をw側に
倒すと、移動波形発生器21が動作して、図2(c)に
示すような三角波信号t1 〜t3 がレンズ移動ドライバ
22に供給される。
【0035】レンズ移動ドライバ22は、三角波信号が
供給されると、供給された三角波信号を電力増幅し、レ
ンズ移動機構14を駆動して接眼レンズ12の位置を移
動させ、対物レンズ11と組み合わせた光学系の焦点距
離を至近距離から無限遠までシフトする。
供給されると、供給された三角波信号を電力増幅し、レ
ンズ移動機構14を駆動して接眼レンズ12の位置を移
動させ、対物レンズ11と組み合わせた光学系の焦点距
離を至近距離から無限遠までシフトする。
【0036】この際、至近距離から無限遠の距離の間に
存在する被写体の画像信号から、BPF31により特定
周波数成分が抽出されて振幅検出器32に供給され、振
幅検出器32により振幅の大きさが検出される。振幅検
出器32の出力振幅は、図2(b)に示すように焦点距
離xによって山形に変化する。
存在する被写体の画像信号から、BPF31により特定
周波数成分が抽出されて振幅検出器32に供給され、振
幅検出器32により振幅の大きさが検出される。振幅検
出器32の出力振幅は、図2(b)に示すように焦点距
離xによって山形に変化する。
【0037】したがって、レンズ位置エンコーダ15に
より焦点距離を較正しておけば、演算処理ユニット33
により、図2(b)に示すように被写体の存在する距
離、例えばL1 、L2 、L3 を決定することができる。
そして、これらの距離L1 、L 2 、L3 のデータを雲台
角度・レンズ位置メモリ51に書き込んでおく。
より焦点距離を較正しておけば、演算処理ユニット33
により、図2(b)に示すように被写体の存在する距
離、例えばL1 、L2 、L3 を決定することができる。
そして、これらの距離L1 、L 2 、L3 のデータを雲台
角度・レンズ位置メモリ51に書き込んでおく。
【0038】また、移動波形発生器21からレンズ位置
移動波形信号と同時に雲台回転用ドライバ信号を発生す
ることもできる。この信号は、雲台回転ドライバ23で
電力増幅されて雲台回転機構16を、例えば図3の0°
の位置から反時計方向に回転させる。
移動波形信号と同時に雲台回転用ドライバ信号を発生す
ることもできる。この信号は、雲台回転ドライバ23で
電力増幅されて雲台回転機構16を、例えば図3の0°
の位置から反時計方向に回転させる。
【0039】レンズ位置移動波形と雲台回転波形とを同
時に移動波形発生器21から発生させた場合、対物レン
ズ11と接眼レンズ12とから成る光学形の合焦位置は
ある水平面上で図3の連続した三角形のような軌跡上を
移動する。
時に移動波形発生器21から発生させた場合、対物レン
ズ11と接眼レンズ12とから成る光学形の合焦位置は
ある水平面上で図3の連続した三角形のような軌跡上を
移動する。
【0040】そして、例えば図3の丸印の位置の極座標
(L、θ)に被写体が存在すれば、合焦位置がこの座標
に巡ってきた時点で前例と同じく光電変換器13の映像
出力が増大するので、BPF31を通った信号の極大値
が振幅検出器32で検出され、雲台角度エンコーダ17
との相関を演算処理ユニット33により前記信号の極大
値が得られた極座標(L、θ)のデータとして雲台角度
・レンズ位置メモリユニット51に書き込む。また、こ
の書き込みと同時に円形ディスプレイユニット52に前
記極座標(L、θ)をレーダのように表示することもで
きる。
(L、θ)に被写体が存在すれば、合焦位置がこの座標
に巡ってきた時点で前例と同じく光電変換器13の映像
出力が増大するので、BPF31を通った信号の極大値
が振幅検出器32で検出され、雲台角度エンコーダ17
との相関を演算処理ユニット33により前記信号の極大
値が得られた極座標(L、θ)のデータとして雲台角度
・レンズ位置メモリユニット51に書き込む。また、こ
の書き込みと同時に円形ディスプレイユニット52に前
記極座標(L、θ)をレーダのように表示することもで
きる。
【0041】以上の演算処理ならびに記憶処理を、図3
に示すように焦点距離Lについて無限遠距離から至近距
離まで、雲台回転角度θについて0°から360°まで
にわたって走査して実施する。以上により、第1ステッ
プの動作説明を終わる。なお、第1ステップの動作はB
PF31の通過周波数ならびにその帯域幅を変えて繰り
返し実施することができる。
に示すように焦点距離Lについて無限遠距離から至近距
離まで、雲台回転角度θについて0°から360°まで
にわたって走査して実施する。以上により、第1ステッ
プの動作説明を終わる。なお、第1ステップの動作はB
PF31の通過周波数ならびにその帯域幅を変えて繰り
返し実施することができる。
【0042】次に、第2ステップとして、マスターコン
トロール41によりスイッチ42をR側に倒し、雲台角
度・レンズ位置メモリ51に書き込まれた前記極座標
(L、θ)のデータを読み出す。そして、この読み出し
たデータで移動波形発生器21を制御してレンズ移動ド
ライバ22及び雲台回転ドライバ23を通して、レンズ
移動機構14、雲台回転機構16の動作範囲を制限す
る。
トロール41によりスイッチ42をR側に倒し、雲台角
度・レンズ位置メモリ51に書き込まれた前記極座標
(L、θ)のデータを読み出す。そして、この読み出し
たデータで移動波形発生器21を制御してレンズ移動ド
ライバ22及び雲台回転ドライバ23を通して、レンズ
移動機構14、雲台回転機構16の動作範囲を制限す
る。
【0043】すなわち、第1ステップの動作により、合
焦条件が得られた極座標(L、θ)の範囲、例えば図2
の三角軌跡上の丸印がついている範囲のみについて、レ
ンズ位置移動、雲台回転ないし雲台首振り運動を行う。
焦条件が得られた極座標(L、θ)の範囲、例えば図2
の三角軌跡上の丸印がついている範囲のみについて、レ
ンズ位置移動、雲台回転ないし雲台首振り運動を行う。
【0044】以上が第2ステップの動作説明である。前
述した第1ステップ及び第2ステップの動作は、タイマ
ー43により特定の間隔で切り替えることができ、タイ
マー43の出力である時刻を雲台角度・レンズ位置メモ
リ51に書き込むこともできる。さらに、ディスプレイ
ユニット52の表示は前記切り替えのタイミング毎に色
を変えるようにするか、またはパターンを変えるように
することも可能である。なお、外部調節器24を手動で
制御することにより、前記合焦条件が得られた極座標
(L、θ)の範囲を越えて強制的にレンズ位置移動及び
雲台回転を行うこともできる。
述した第1ステップ及び第2ステップの動作は、タイマ
ー43により特定の間隔で切り替えることができ、タイ
マー43の出力である時刻を雲台角度・レンズ位置メモ
リ51に書き込むこともできる。さらに、ディスプレイ
ユニット52の表示は前記切り替えのタイミング毎に色
を変えるようにするか、またはパターンを変えるように
することも可能である。なお、外部調節器24を手動で
制御することにより、前記合焦条件が得られた極座標
(L、θ)の範囲を越えて強制的にレンズ位置移動及び
雲台回転を行うこともできる。
【0045】(第1の実施形態に特有の効果)例えば、
図1の構成をTV会議などで使用するテレビカメラに適
用した場合、第1ステップでは、例えば円卓全方位につ
いての走査を行うが、その結果、図3の丸印がついた範
囲にのみ出席者が着席していることを簡単に判別するこ
とができるようになる。
図1の構成をTV会議などで使用するテレビカメラに適
用した場合、第1ステップでは、例えば円卓全方位につ
いての走査を行うが、その結果、図3の丸印がついた範
囲にのみ出席者が着席していることを簡単に判別するこ
とができるようになる。
【0046】そして、その後の第2ステップでは、前記
丸印がついた範囲についてのみ雲台回転、焦点合わせを
行うようにすることで、着席していない座標(L、θ)
について行う無駄な走査を削減することができる。
丸印がついた範囲についてのみ雲台回転、焦点合わせを
行うようにすることで、着席していない座標(L、θ)
について行う無駄な走査を削減することができる。
【0047】このとき、会議の途中での出席者の増減に
対応するため、一定時間毎に第1ステップの動作に戻
り、前記雲台回転、焦点合わせを行う範囲を変更するよ
うにして、前記削減に伴う欠点を補うようにする。ま
た、手動により前記範囲を変更するようにしてもよい。
対応するため、一定時間毎に第1ステップの動作に戻
り、前記雲台回転、焦点合わせを行う範囲を変更するよ
うにして、前記削減に伴う欠点を補うようにする。ま
た、手動により前記範囲を変更するようにしてもよい。
【0048】(第2の実施形態)図4は、第2の実施形
態を表す構成図であり、第1の実施形態を説明した図1
の構成図における変更分のみを示している。図4におい
て、18はバリアブルアングルプリズム(VAP)、2
5はVAPドライバである。
態を表す構成図であり、第1の実施形態を説明した図1
の構成図における変更分のみを示している。図4におい
て、18はバリアブルアングルプリズム(VAP)、2
5はVAPドライバである。
【0049】前述した第1の実施形態において、角度
(θ)の利用範囲が狭い場合には、第1の実施形態の雲
台回転をVAP18による視野移動で置き換えるように
することができる。なお、角度θは実際には水平方向を
主とするが、図4では判り易いようにθを垂直方向に表
示している。
(θ)の利用範囲が狭い場合には、第1の実施形態の雲
台回転をVAP18による視野移動で置き換えるように
することができる。なお、角度θは実際には水平方向を
主とするが、図4では判り易いようにθを垂直方向に表
示している。
【0050】この第2の実施形態では、移動波形発生器
21より三角波などの制御用の波形を発生し、その波形
をVAPドライバ25で電力増幅してVAP18を駆動
して、図3に示した角度θの特定範囲についての首振り
運動などを行う。
21より三角波などの制御用の波形を発生し、その波形
をVAPドライバ25で電力増幅してVAP18を駆動
して、図3に示した角度θの特定範囲についての首振り
運動などを行う。
【0051】(第2の実施形態に特有の効果)第1の実
施形態で使用した雲台に比べてVAP18の機構の方が
慣性が小さいので、高速運動が可能となり、目的とする
撮像方向にテレビカメラを素早く向けることができるよ
うになる。
施形態で使用した雲台に比べてVAP18の機構の方が
慣性が小さいので、高速運動が可能となり、目的とする
撮像方向にテレビカメラを素早く向けることができるよ
うになる。
【0052】(第3の実施形態)図5は、第3の実施形
態を表す構成図であり、第1の実施形態を説明した図1
の構成図における変更分のみを示している。図5におい
て、19はズーミング用レンズ、20はズーミング用レ
ンズ移動機構、26はズーミング用レンズ移動ドライ
バ、61は右側音源収音用マイクロフォン(以下、Rマ
イクロフォンとする)、62は左側音源収音用マイクロ
フォン(以下、Lマイクロフォンとする)である。
態を表す構成図であり、第1の実施形態を説明した図1
の構成図における変更分のみを示している。図5におい
て、19はズーミング用レンズ、20はズーミング用レ
ンズ移動機構、26はズーミング用レンズ移動ドライ
バ、61は右側音源収音用マイクロフォン(以下、Rマ
イクロフォンとする)、62は左側音源収音用マイクロ
フォン(以下、Lマイクロフォンとする)である。
【0053】63はRマイクロフォン61及びLマイク
ロフォン62の増幅器である。64はRマイクロフォン
61、Lマイクロフォン62の出力の振幅、位相を比較
・検出する比較処理回路である。また、65は音響発生
回数カウンタ、66はRマイクロフォン61の出力端
子、67はLマイクロフォン62の出力端子である。
ロフォン62の増幅器である。64はRマイクロフォン
61、Lマイクロフォン62の出力の振幅、位相を比較
・検出する比較処理回路である。また、65は音響発生
回数カウンタ、66はRマイクロフォン61の出力端
子、67はLマイクロフォン62の出力端子である。
【0054】前記のように構成した本実施形態の画像形
成装置を音源の存在する空間に設置して動作させると、
音源からの音波がRマイクロフォン61及びLマイクロ
フォン62に到達して電気信号に変換される。
成装置を音源の存在する空間に設置して動作させると、
音源からの音波がRマイクロフォン61及びLマイクロ
フォン62に到達して電気信号に変換される。
【0055】これらの電気信号(R信号及びL信号)
は、各々R増幅器/L増幅器63により所定のレベルに
増幅され、比較処理回路64に入力される。比較処理回
路64は、入力されたR信号及びL信号の振幅、位相を
検出し、前記音源の水平面上の位置(図3のL、θ)を
決定して、座標(L、θ)に関する情報を移動波形発生
器21に入力する。
は、各々R増幅器/L増幅器63により所定のレベルに
増幅され、比較処理回路64に入力される。比較処理回
路64は、入力されたR信号及びL信号の振幅、位相を
検出し、前記音源の水平面上の位置(図3のL、θ)を
決定して、座標(L、θ)に関する情報を移動波形発生
器21に入力する。
【0056】移動波形発生器21は、入力された情報に
基づき雲台16、フォーカスレンズ位置移動機構14を
駆動して光学系の鏡筒10を音源の方向に回転させると
ともに、焦点を合わせる。
基づき雲台16、フォーカスレンズ位置移動機構14を
駆動して光学系の鏡筒10を音源の方向に回転させると
ともに、焦点を合わせる。
【0057】このとき、音源による角度θを狭い範囲内
に特定できる場合には、ズームレンズ移動ドライバ26
によりズーミング用レンズ19を移動してズームアップ
を行うようにする。また、音源による角度θが広い範囲
にわたる場合にはズームダウンを行うようにする。
に特定できる場合には、ズームレンズ移動ドライバ26
によりズーミング用レンズ19を移動してズームアップ
を行うようにする。また、音源による角度θが広い範囲
にわたる場合にはズームダウンを行うようにする。
【0058】また、音響発生回数カウンタ65により、
特定の間隔をおいて発生された音源からの入力回数をカ
ウントし、そのカウント数に応じてズームレンズ移動ド
ライバ26などを制御してズームアップを行う。
特定の間隔をおいて発生された音源からの入力回数をカ
ウントし、そのカウント数に応じてズームレンズ移動ド
ライバ26などを制御してズームアップを行う。
【0059】そして、このときの光電変換器13の出
力、Rマイクロフォン61の出力及びLマイクロフォン
62の出力をそれぞれ、出力端子30、66、67を介
して外部へ通信することができ、これにより、外部記録
・記憶装置に蓄積することができる。
力、Rマイクロフォン61の出力及びLマイクロフォン
62の出力をそれぞれ、出力端子30、66、67を介
して外部へ通信することができ、これにより、外部記録
・記憶装置に蓄積することができる。
【0060】(第3の実施形態に特有の効果)前述のよ
うに構成することにより、例えば、TV会議などにおい
て、発言者の方向にテレビカメラを自動的に向けること
ができるようになる。また、発言回数に従って発言者の
映像を拡大するようにすることもでき、TV会議システ
ムにおけるズームアップ、ズームダウン制御を自動化す
ることができるようになる。
うに構成することにより、例えば、TV会議などにおい
て、発言者の方向にテレビカメラを自動的に向けること
ができるようになる。また、発言回数に従って発言者の
映像を拡大するようにすることもでき、TV会議システ
ムにおけるズームアップ、ズームダウン制御を自動化す
ることができるようになる。
【0061】(第4の実施形態)図6は、第4の実施形
態の構成を表す図面であり、第1の実施形態を説明した
図1の構成図における変更分のみを示している。図6に
おいて、70は人名コード送信ユニット、71は人名エ
ンコーダ、72は送信機、73は送信アンテナ、74は
受信アンテナ、75は受信機、76は人名デコーダ、3
5は映像混合器、68はスイッチである。
態の構成を表す図面であり、第1の実施形態を説明した
図1の構成図における変更分のみを示している。図6に
おいて、70は人名コード送信ユニット、71は人名エ
ンコーダ、72は送信機、73は送信アンテナ、74は
受信アンテナ、75は受信機、76は人名デコーダ、3
5は映像混合器、68はスイッチである。
【0062】この構成において、例えばTV会議などに
おいて発言者の声紋あるいはプリセットによって、人名
あるいは人名コードが人名エンコーダ71によりエンコ
ーダされ、前記エンコーダされた結果が送信機72に供
給される。この供給は、スイッチ68により制御され、
マイクロフォン61、62に入力がある時に“ON”と
なる。
おいて発言者の声紋あるいはプリセットによって、人名
あるいは人名コードが人名エンコーダ71によりエンコ
ーダされ、前記エンコーダされた結果が送信機72に供
給される。この供給は、スイッチ68により制御され、
マイクロフォン61、62に入力がある時に“ON”と
なる。
【0063】マイクロフォン61、62はTV会議卓の
上に置かれていてもよいし、接話マイクのように発言者
の頭部などに固定されていてもよい。また、外耳に挿入
して声帯からの骨伝導による振動を収集するようにして
もよい。
上に置かれていてもよいし、接話マイクのように発言者
の頭部などに固定されていてもよい。また、外耳に挿入
して声帯からの骨伝導による振動を収集するようにして
もよい。
【0064】人名コードは、無線アンテナ73から電波
が送信される(あるいは、赤外線または超音波を用いる
こともできる)。そして、前記送信された電波が受信ア
ンテナ74に受信され、人名デコーダ76に与えられて
デコードされる。前記デコードされた人名コードは、映
像混合器35に与えられ、ここで光電変換器13の出力
と混合されて出力される。
が送信される(あるいは、赤外線または超音波を用いる
こともできる)。そして、前記送信された電波が受信ア
ンテナ74に受信され、人名デコーダ76に与えられて
デコードされる。前記デコードされた人名コードは、映
像混合器35に与えられ、ここで光電変換器13の出力
と混合されて出力される。
【0065】一方、この人名コードは雲台角度・レンズ
位置メモリ51にも与えられ、雲台角度エンコーダ17
の出力、レンズ位置エンコーダ15の出力データととも
に記憶される。
位置メモリ51にも与えられ、雲台角度エンコーダ17
の出力、レンズ位置エンコーダ15の出力データととも
に記憶される。
【0066】そして、発言があった場合、前記雲台角度
・レンズ位置メモリ51に記憶されたデータに基づい
て、雲台回転ドライバ23、レンズ移動ドライバ22を
介して雲台回転及びレンズ移動の制御を行い、発言者の
方向に鏡筒10を向けるとともに、焦点合わせを行う。
なお、人名コード送信ユニット70は、例えばTV会
議用の卓や椅子に設置してもよく、発言者が身に付ける
携帯ように構成してもよい。
・レンズ位置メモリ51に記憶されたデータに基づい
て、雲台回転ドライバ23、レンズ移動ドライバ22を
介して雲台回転及びレンズ移動の制御を行い、発言者の
方向に鏡筒10を向けるとともに、焦点合わせを行う。
なお、人名コード送信ユニット70は、例えばTV会
議用の卓や椅子に設置してもよく、発言者が身に付ける
携帯ように構成してもよい。
【0067】さらに、これまでの説明の負論理を用い、
人名コード送信ユニット70を会議出席者の椅子の背に
設置し、出席者が椅子に着席すると受信機75への入力
が断となり、断となった人名コードを人名デコーダ76
で検索することにより、その結果のデータを雲台角度・
レンズ位置メモリに記憶させるようにすることもでき
る。
人名コード送信ユニット70を会議出席者の椅子の背に
設置し、出席者が椅子に着席すると受信機75への入力
が断となり、断となった人名コードを人名デコーダ76
で検索することにより、その結果のデータを雲台角度・
レンズ位置メモリに記憶させるようにすることもでき
る。
【0068】(第4の実施形態に特有の効果)例えば、
TV会議などに本実施形態の画像形成装置を適用した場
合の第1の効果として、送信画像に発言者の人名ないし
人名コードを重畳することができる。これにより、TV
会議に出席している者同志が知らない場合でも、発言者
が誰であるのかを容易に知ることができる。また、第2
の効果として、発言者の座席位置(第1の実施形態の座
標(L、θ)のデータ)が、雲台角度・レンズ位置メモ
リ51に記憶されているので、発言が行われるごとに、
図3に示した全会場を鏡筒10でサーチするステップが
不要となり、発言後に最短時間で発言者の映像を出力端
子30から出力することができる。
TV会議などに本実施形態の画像形成装置を適用した場
合の第1の効果として、送信画像に発言者の人名ないし
人名コードを重畳することができる。これにより、TV
会議に出席している者同志が知らない場合でも、発言者
が誰であるのかを容易に知ることができる。また、第2
の効果として、発言者の座席位置(第1の実施形態の座
標(L、θ)のデータ)が、雲台角度・レンズ位置メモ
リ51に記憶されているので、発言が行われるごとに、
図3に示した全会場を鏡筒10でサーチするステップが
不要となり、発言後に最短時間で発言者の映像を出力端
子30から出力することができる。
【0069】(第5の実施形態)図7は、第5の実施形
態を示す構成図であり、第1の実施形態を説明した図1
の構成図における変更分のみを示している。図7におい
て、36はエンコーダ出力検知器、37は切り換えスイ
ッチ、38は画像パターン発生器である。
態を示す構成図であり、第1の実施形態を説明した図1
の構成図における変更分のみを示している。図7におい
て、36はエンコーダ出力検知器、37は切り換えスイ
ッチ、38は画像パターン発生器である。
【0070】この構成において、エンコーダ出力検知器
36はレンズ位置エンコーダ15と雲台角度エンコーダ
17を介してレンズ位置移動機構14あるいは雲台回転
機構16が運動しているか、停止しているかを検知す
る。そして、これらが運動している期間は切り換えスイ
ッチ37を画像パターン発生器38側に倒して出力端子
30に所定の画像パターンを出力し、停止している期間
のみスイッチ37を光電変換器13側に倒して、光電変
換器13の出力を出力端子30から出力するようにして
いる。
36はレンズ位置エンコーダ15と雲台角度エンコーダ
17を介してレンズ位置移動機構14あるいは雲台回転
機構16が運動しているか、停止しているかを検知す
る。そして、これらが運動している期間は切り換えスイ
ッチ37を画像パターン発生器38側に倒して出力端子
30に所定の画像パターンを出力し、停止している期間
のみスイッチ37を光電変換器13側に倒して、光電変
換器13の出力を出力端子30から出力するようにして
いる。
【0071】(第5の実施形態に特有の効果)このよう
に構成することにより、鏡筒10が運動している期間
は、光電変換器13の出力は画像形成装置から出力され
ないようになるので、例えば、レンズ位置移動機構14
あるいは雲台回転機構16が運動することにより激しく
揺れる見苦しい画像がTV会議の受信側に表示されない
ようにすることができる。
に構成することにより、鏡筒10が運動している期間
は、光電変換器13の出力は画像形成装置から出力され
ないようになるので、例えば、レンズ位置移動機構14
あるいは雲台回転機構16が運動することにより激しく
揺れる見苦しい画像がTV会議の受信側に表示されない
ようにすることができる。
【0072】(第6の実施形態)図8(a)〜(c)
は、第6の実施形態を示す構成であり、第1の実施形態
における接眼レンズ12(図1参照)を置き換えるよう
にした例を説明するためのものである。
は、第6の実施形態を示す構成であり、第1の実施形態
における接眼レンズ12(図1参照)を置き換えるよう
にした例を説明するためのものである。
【0073】図8において、401は大気よりも大きな
屈折率をもつ透明液体である。402、403は透明で
可撓な絶縁膜である。また、410及び420は透明電
極、431は鏡筒10の内壁、432は円形蛇腹、41
1は中央部電極、412はその外側のリング状電極、4
13A及び413Bは更に外側の半円形電極、414
A、414B、414C、414Dは最も外側の湾曲電
極、511〜514は前記電極411〜414に接続さ
れたリード線、521はレンズ制御電圧発生ユニットで
ある。
屈折率をもつ透明液体である。402、403は透明で
可撓な絶縁膜である。また、410及び420は透明電
極、431は鏡筒10の内壁、432は円形蛇腹、41
1は中央部電極、412はその外側のリング状電極、4
13A及び413Bは更に外側の半円形電極、414
A、414B、414C、414Dは最も外側の湾曲電
極、511〜514は前記電極411〜414に接続さ
れたリード線、521はレンズ制御電圧発生ユニットで
ある。
【0074】また、441は、図3において、例えば光
学系の合焦点位置が至近距離にある場合の光線の軌跡を
示し、442は前記合焦位置が無限遠にある場合の光線
の軌跡を示している。
学系の合焦点位置が至近距離にある場合の光線の軌跡を
示し、442は前記合焦位置が無限遠にある場合の光線
の軌跡を示している。
【0075】このような構成において、透明液体40
1、それを包み縁部で接着された可撓性円形透明絶縁膜
402、403、この膜上に形成された所定の面積を有
する透明電極410、420から成る流体レンズ400
に、リード線を介して、前記絶縁膜402側に電荷q
1、403側に電荷q2を与えると、クーロンの法則に
より電荷q1とq2の間には、(1式)に示す力Fが働
く。 F=(1/4πε0 )・(q1・q2/r2 ) …(1式)
1、それを包み縁部で接着された可撓性円形透明絶縁膜
402、403、この膜上に形成された所定の面積を有
する透明電極410、420から成る流体レンズ400
に、リード線を介して、前記絶縁膜402側に電荷q
1、403側に電荷q2を与えると、クーロンの法則に
より電荷q1とq2の間には、(1式)に示す力Fが働
く。 F=(1/4πε0 )・(q1・q2/r2 ) …(1式)
【0076】ここで、ε0 は電極で挟まれた透明絶縁体
部分の誘電率、rは電極間距離である。したがって、電
荷q1、q2の量を制御することにより、絶縁膜40
2、403が形成する湾曲面の曲率、すなわち流体レン
ズ400の焦点距離を変えることが可能となる。
部分の誘電率、rは電極間距離である。したがって、電
荷q1、q2の量を制御することにより、絶縁膜40
2、403が形成する湾曲面の曲率、すなわち流体レン
ズ400の焦点距離を変えることが可能となる。
【0077】そして、図8に示すように透明電極410
及び420を、例えば前述した電極411〜414のよ
うに分割し、各々の電極にレンズ制御電圧発生ユニット
521から異なった値の電荷を供給することにより、流
体レンズ400の焦点距離のみならず光軸の変更も可能
となり、第2の実施形態の可変角度プリズム18の役割
を担わせることもできる。
及び420を、例えば前述した電極411〜414のよ
うに分割し、各々の電極にレンズ制御電圧発生ユニット
521から異なった値の電荷を供給することにより、流
体レンズ400の焦点距離のみならず光軸の変更も可能
となり、第2の実施形態の可変角度プリズム18の役割
を担わせることもできる。
【0078】(第6の実施形態に特有の効果)第1の実
施形態からフォーカスレンズ位置移動機構14(図1参
照)、第3の実施形態からズームレンズ位置移動機構2
0(図5参照)を除去し、これらの機構が受け持ってい
た機能を電気的に遂行するようにすることができる。こ
のようにすることにより、フォーカス及びズームの動作
速度を大幅に向上させることができる。
施形態からフォーカスレンズ位置移動機構14(図1参
照)、第3の実施形態からズームレンズ位置移動機構2
0(図5参照)を除去し、これらの機構が受け持ってい
た機能を電気的に遂行するようにすることができる。こ
のようにすることにより、フォーカス及びズームの動作
速度を大幅に向上させることができる。
【0079】(第7の実施形態)今まで、合焦位置の走
査軌跡としては、図3に示すように主に水平方向(パニ
ング)について述べてきた。この第7の実施形態におい
ては、雲台16(図1参照)を垂直方向(チルト)にも
運動させるように構成したものである。
査軌跡としては、図3に示すように主に水平方向(パニ
ング)について述べてきた。この第7の実施形態におい
ては、雲台16(図1参照)を垂直方向(チルト)にも
運動させるように構成したものである。
【0080】(第7の実施形態に特有の効果)このよう
に、雲台16(図1参照)を垂直方向(チルト)にも運
動させるようにすると、利用場所が段階教室などのよう
に、垂直方向に被写体が分布している場合にも対応する
ことができる利点が得られる。
に、雲台16(図1参照)を垂直方向(チルト)にも運
動させるようにすると、利用場所が段階教室などのよう
に、垂直方向に被写体が分布している場合にも対応する
ことができる利点が得られる。
【0081】(第8の実施形態)図9は、第8の実施形
態を表す図面であり、第1の実施形態を説明した図1の
構成図における変更分のみを示している。図8におい
て、81は調光装置、82は照明ランプである。前記構
成において、雲台角度・レンズ位置メモリ51より合焦
距離Lのデータを読み出し、前記読み出したデータに基
づいて調光装置81を制御して照明ランプ82に略L2
に比例する照明用電力を供給するようにしたものであ
る。
態を表す図面であり、第1の実施形態を説明した図1の
構成図における変更分のみを示している。図8におい
て、81は調光装置、82は照明ランプである。前記構
成において、雲台角度・レンズ位置メモリ51より合焦
距離Lのデータを読み出し、前記読み出したデータに基
づいて調光装置81を制御して照明ランプ82に略L2
に比例する照明用電力を供給するようにしたものであ
る。
【0082】(第8の実施形態に特有の効果)このよう
に被写体を照明するこれにより、被写体の位置での照度
が略一定となるよう照明装置を制御することができるの
で、光学系の絞り(図示せず)を略一定に固定すること
ができ、焦点深度、光電変換器13の信号出力のSN比
を略一定とすることが可能となる。
に被写体を照明するこれにより、被写体の位置での照度
が略一定となるよう照明装置を制御することができるの
で、光学系の絞り(図示せず)を略一定に固定すること
ができ、焦点深度、光電変換器13の信号出力のSN比
を略一定とすることが可能となる。
【0083】(第9の実施形態)図10は、第9の実施
形態の構成を示す図面であって、第1の実施形態を説明
した図1の構成図における変更分のみを示している。図
10において、91は電源制御ユニットである。この構
成において、鏡筒10を図3の合焦位置の走査軌跡に従
って走査しても、光電変換器13の出力が零あるいは著
しく低い場合には、振幅検出器32の出力を電源制御ユ
ニット91に導き、前記電源制御ユニット91で判断を
行って各部の電源を遮断する。
形態の構成を示す図面であって、第1の実施形態を説明
した図1の構成図における変更分のみを示している。図
10において、91は電源制御ユニットである。この構
成において、鏡筒10を図3の合焦位置の走査軌跡に従
って走査しても、光電変換器13の出力が零あるいは著
しく低い場合には、振幅検出器32の出力を電源制御ユ
ニット91に導き、前記電源制御ユニット91で判断を
行って各部の電源を遮断する。
【0084】各部の電源を遮断するにあたっては、第1
ステップ、第2ステップ、第3ステップ・・・・と複数
の段階に区分けして遮断するようにして、基本的動作を
行う部分は最後に断にするようにする。すなわち、付属
的動作を行う部分から先に遮断して行くようにする。た
だし、タイマー43の出力を電源制御ユニット91に導
いて、電源遮断後に一定時間経過した時点で電源投入の
再起動を行うようにしている。そして、特定のステップ
は電源を断とせず、光電変換器13の出力が一定値以上
になった場合、全電源を再投入するように構成すること
もできる。
ステップ、第2ステップ、第3ステップ・・・・と複数
の段階に区分けして遮断するようにして、基本的動作を
行う部分は最後に断にするようにする。すなわち、付属
的動作を行う部分から先に遮断して行くようにする。た
だし、タイマー43の出力を電源制御ユニット91に導
いて、電源遮断後に一定時間経過した時点で電源投入の
再起動を行うようにしている。そして、特定のステップ
は電源を断とせず、光電変換器13の出力が一定値以上
になった場合、全電源を再投入するように構成すること
もできる。
【0085】(第9の実施形態に特有の効果)TV会議
システムに本実施形態の画像形成装置を適用する場合、
会議室の照明が点灯されていない場合などのように、T
V会議システムを動作させる意味が明らかにないときに
は、電源を部分的に、あるいは全面的に遮断することで
節電を図るとともに、システム寿命の延長を図ることが
できる。
システムに本実施形態の画像形成装置を適用する場合、
会議室の照明が点灯されていない場合などのように、T
V会議システムを動作させる意味が明らかにないときに
は、電源を部分的に、あるいは全面的に遮断することで
節電を図るとともに、システム寿命の延長を図ることが
できる。
【0086】(第10の実施形態)第10の実施形態
は、図示はしないがTV会議などの椅子の背もたれのデ
ザインに関するものである。すなわち、TV会議を行う
会議場で使用する椅子に出席者が着席している場合と未
着席の場合とで、図1の光電変換器13の出力信号の周
波数成分が異なるようなデザインを椅子に施すようにし
たものである。
は、図示はしないがTV会議などの椅子の背もたれのデ
ザインに関するものである。すなわち、TV会議を行う
会議場で使用する椅子に出席者が着席している場合と未
着席の場合とで、図1の光電変換器13の出力信号の周
波数成分が異なるようなデザインを椅子に施すようにし
たものである。
【0087】例えば、人間の横幅と異なる横幅の縦じま
のパターンを椅子の背もたれに貼り付けるか、あるいは
染めたり、織り上げたりようにすることにより、出席者
が着席している場合の信号と着席していない場合の信号
をBPF31によって振り分けられるよう構成する。
のパターンを椅子の背もたれに貼り付けるか、あるいは
染めたり、織り上げたりようにすることにより、出席者
が着席している場合の信号と着席していない場合の信号
をBPF31によって振り分けられるよう構成する。
【0088】また、第4の実施形態において説明したよ
うに、椅子の背もたれに無線、赤外線、超音波などの発
生器を組み込み、出席者が着席することによって前記発
生器からの信号が遮断されるように構成することによ
り、受信機に着席、未着席の判別を行わせることもでき
る。
うに、椅子の背もたれに無線、赤外線、超音波などの発
生器を組み込み、出席者が着席することによって前記発
生器からの信号が遮断されるように構成することによ
り、受信機に着席、未着席の判別を行わせることもでき
る。
【0089】(第10の実施形態に特有の効果)図3に
示した丸印の合焦物体は人間であるとは限らない。そこ
で、人間の横幅を距離Lの関数として演算処理ユニット
33に登録しておけば、BPF31の出力を分析するこ
とによって人間とそれ以外の物体とを区別することが可
能となる。そして、この区別の結果を使って第9の実施
形態で説明した技術を適用することもできる。
示した丸印の合焦物体は人間であるとは限らない。そこ
で、人間の横幅を距離Lの関数として演算処理ユニット
33に登録しておけば、BPF31の出力を分析するこ
とによって人間とそれ以外の物体とを区別することが可
能となる。そして、この区別の結果を使って第9の実施
形態で説明した技術を適用することもできる。
【0090】(本発明の他の実施形態)本発明は複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0091】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように、前記各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
ように各種のデバイスを動作させるように、前記各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0092】また、この場合、前記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0093】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
ムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0094】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって前述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって前述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】本発明は前述したように、本発明によれ
ば、画像形成装置が設置された空間を、特定の光学的条
件に基づいて三次元方向にわたって探索し、前記探索し
た結果に基づいて所定の画像を形成するようにしたの
で、所定の撮影対象物が存在する空間についてのみパニ
ング、チルト、ズーミング及びフォーカシング等の撮影
動作を行うようにすることができ、画像形成装置の不必
要な動きを制限して撮影を短時間で行うようにすること
ができるとともに、TV会議システムなどの全自動化を
図ることができ、ユーザーの負担を軽減することができ
る。
ば、画像形成装置が設置された空間を、特定の光学的条
件に基づいて三次元方向にわたって探索し、前記探索し
た結果に基づいて所定の画像を形成するようにしたの
で、所定の撮影対象物が存在する空間についてのみパニ
ング、チルト、ズーミング及びフォーカシング等の撮影
動作を行うようにすることができ、画像形成装置の不必
要な動きを制限して撮影を短時間で行うようにすること
ができるとともに、TV会議システムなどの全自動化を
図ることができ、ユーザーの負担を軽減することができ
る。
【0096】また、本発明の他の特徴によれば、前記特
定の光学的条件として合焦を選択するようにしたので、
撮影すべき空間に撮影対象物が存在するか否かを容易
に、かつ確実に検出することができる。これにより、例
えば、TV会議などで使用するようにした場合、出席者
が着席していることを簡単に判別して、無駄のない撮影
動作を自動的に行うようにすることができる。
定の光学的条件として合焦を選択するようにしたので、
撮影すべき空間に撮影対象物が存在するか否かを容易
に、かつ確実に検出することができる。これにより、例
えば、TV会議などで使用するようにした場合、出席者
が着席していることを簡単に判別して、無駄のない撮影
動作を自動的に行うようにすることができる。
【0097】また、本発明のその他の特徴によれば、検
出した位置に関するデータをメモリに記憶するととも
に、前記メモリに記憶したデータに基づいて対象物が存
在する空間を撮影するようにしたので、パニング、チル
ト、ズーミング及びフォーカシング等が無駄に行われる
不都合を防止することができ、所望の映像を短時間で撮
影することができる。
出した位置に関するデータをメモリに記憶するととも
に、前記メモリに記憶したデータに基づいて対象物が存
在する空間を撮影するようにしたので、パニング、チル
ト、ズーミング及びフォーカシング等が無駄に行われる
不都合を防止することができ、所望の映像を短時間で撮
影することができる。
【0098】また、本発明の他の特徴によれば、撮影対
象物が発する音響情報を利用して撮影対象物の位置を検
出するようにしたので、ズーミングに関する情報を正確
に得ることができる。
象物が発する音響情報を利用して撮影対象物の位置を検
出するようにしたので、ズーミングに関する情報を正確
に得ることができる。
【0099】また、本発明のその他の特徴によれば、音
響情報の発生体との間に通信路を設け、前記通信路を介
して前記音響情報の発生体に属する固有のコードを送出
するようにしたので、発言者が誰であるのかを前記固有
のコードに基づいて特定することができる。
響情報の発生体との間に通信路を設け、前記通信路を介
して前記音響情報の発生体に属する固有のコードを送出
するようにしたので、発言者が誰であるのかを前記固有
のコードに基づいて特定することができる。
【0100】また、本発明のその他の特徴によれば、光
学系に可変プリズム、可変焦点レンズが使用されること
により、パニング、チルト、ズーミング及びフォーカシ
ング等を高速で行うことが可能となる。
学系に可変プリズム、可変焦点レンズが使用されること
により、パニング、チルト、ズーミング及びフォーカシ
ング等を高速で行うことが可能となる。
【0101】また、本発明のその他の特徴によれば、位
置に関するデータに基づいて付属の照明装置の明るさが
制御されることにより、略一定の照度で被写体を照明す
ることが可能となる。
置に関するデータに基づいて付属の照明装置の明るさが
制御されることにより、略一定の照度で被写体を照明す
ることが可能となる。
【0102】また、本発明のその他の特徴によれば、撮
像に関する情報が一定時間得られない場合、システムの
各部に供給される電源が段階的に断たれるので、電源を
断にすることによる悪影響を最小限に抑えながら節電及
びシステム寿命の延長を図ることが可能となる。
像に関する情報が一定時間得られない場合、システムの
各部に供給される電源が段階的に断たれるので、電源を
断にすることによる悪影響を最小限に抑えながら節電及
びシステム寿命の延長を図ることが可能となる。
【0103】また、本発明のその他の特徴によれば、人
間の幅と異なる空間周波数分布を有する背景が被写体と
されることにより、被写体が人間である否かを判別する
のが容易となる。
間の幅と異なる空間周波数分布を有する背景が被写体と
されることにより、被写体が人間である否かを判別する
のが容易となる。
【図1】第1の実施形態の構成を示す図である。
【図2】レンズ位置移動による被写体までの距離検出の
原理を示す図である。
原理を示す図である。
【図3】合焦位置の走査軌跡を示す図である。
【図4】第2の実施形態の追加構成を示す図である。
【図5】第3の実施形態の追加構成を示す図である。
【図6】第4の実施形態の追加構成を示す図である。
【図7】第5の実施形態の追加構成を示す図である。
【図8】第6の実施形態を示す図である。
【図9】第8の実施形態の追加構成を示す図である。
【図10】第9の実施形態の追加構成を示す図である。
10 鏡筒 11 対物レンズ 12 接眼レンズ 13 光電変換器 14 レンズ移動機構 15 レンズ位置エンコーダ 16 雲台回転機構 17 雲台角度エンコーダ 21 移動波形発生器 22 レンズ移動ドライバ 23 雲台回転ドライバ 24 外部調節器 30 出力端子 31 バンドパスフィルタ 32 振幅検出器 33 演算処理ユニット 41 マスターコントロール 42 スイッチ 43 タイマー 51 雲台角度・レンズ位置メモリ 52 ディスプレイユニット
Claims (17)
- 【請求項1】 特定の光学的条件を奥行き方向、横(左
右)方向、縦(上下)方向の三次元方向にわたって探索
し、その結果得られた情報を利用して所定の画像を形成
することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記特定の光学的条件として「合焦」を
選択し、光学系の合焦点位置を前記三次元方向のそれぞ
れについて自動的に移動させ、その結果得られた合焦の
情報から対象とする被写体の位置に関するデータを作成
してメモリに記憶することを特徴とする請求項1に記載
の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記対象とする被写体の位置に関するデ
ータを前記メモリから読み出し、前記読み出したデータ
を用いて前記光学系の合焦点位置を特定の範囲に限定す
ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記合焦の情報から被写体が人間である
否かを判別するようにするとともに、前記判別を行うた
めの情報として、被写体像の空間周波数分布情報と奥行
き情報とを利用することを特徴とする請求項2に記載の
画像形成装置。 - 【請求項5】 前記対象とする被写体の位置に関するデ
ータを作成する際に、前記被写体が発する音響情報を利
用することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装
置。 - 【請求項6】 前記音響情報の発生体との間に、前記発
生体に属する固有のコードを送出するための通信路を設
けて前記発生体を特定できるようにするとともに、前記
通信路として、電波、赤外線、超音波の何れか1つを少
なくとも用いることを特徴とする請求項5に記載の画像
形成装置。 - 【請求項7】 前記音響情報の発生体の配置分布を検出
するとともに、分布に依存して前記光学系の倍率を可変
とすることを特徴とする請求項5または6の何れか1項
に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記光学系に可変プリズム、可変焦点レ
ンズの何方か一方、または両方を使用することを特徴と
する請求項2または3の何れか1項に記載の画像形成装
置。 - 【請求項9】 前記可変プリズム、可変焦点レンズに透
明な可撓性光学部材と、透明電極間にクーロン力を発生
させる手段との組み合わせを適用することを特徴とする
請求項8に記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記光学系による画像を出力する代わ
りに、特定の条件下では別途用意した所定の画像パター
ンを出力することを特徴とする請求項2または3の何れ
か1項に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記音響情報の発生タイミングと画像
形成のタイミングとを調節可能としたことを特徴とする
請求項5または6の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記対象とする被写体の位置に関する
データ中の距離に関するデータを利用して距離の略2乗
に比例する電力を被写体照明用光源に供給する自動調光
器を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成
装置。 - 【請求項13】 前記被写体が人間である否かを判別す
るのを容易にするために、人間の幅と異なる空間周波数
分布を有する背景を被写体とすることを特徴とする請求
項4に記載の画像形成装置。 - 【請求項14】 前記合焦の情報が一定時間得られない
場合、システムの各部に供給する電源を段階的に断とす
ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項15】 前記合焦の情報、または前記音響情報
が一定時間得られない場合に、システムの電源を段階的
に断とすることを特徴とする請求項5に記載の画像形成
装置。 - 【請求項16】 特定の光学的条件を奥行き方向、横
(左右)方向、縦(上下)方向の三次元方向にわたって
探索し、その結果得られた情報を利用して所定の画像を
形成することを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項17】 特定の光学的条件を奥行き方向、横
(左右)方向、縦(上下)方向の三次元方向にわたって
探索し、その結果得られた情報を利用して所定の画像を
形成する画像形成装置を用いて構成したことを特徴とす
るTV会議システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8351252A JPH10191296A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 画像形成装置及び方法並びにtv会議システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8351252A JPH10191296A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 画像形成装置及び方法並びにtv会議システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10191296A true JPH10191296A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18416079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8351252A Pending JPH10191296A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 画像形成装置及び方法並びにtv会議システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10191296A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005323139A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 会議記録装置、会議記録方法、設計方法およびプログラム |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8351252A patent/JPH10191296A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005323139A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 会議記録装置、会議記録方法、設計方法およびプログラム |
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