JPH1019097A - ワイヤテンション装置 - Google Patents

ワイヤテンション装置

Info

Publication number
JPH1019097A
JPH1019097A JP8170445A JP17044596A JPH1019097A JP H1019097 A JPH1019097 A JP H1019097A JP 8170445 A JP8170445 A JP 8170445A JP 17044596 A JP17044596 A JP 17044596A JP H1019097 A JPH1019097 A JP H1019097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
tension
holding
pulley
wire member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8170445A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Kenmochi
伸朗 剱持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8170445A priority Critical patent/JPH1019097A/ja
Publication of JPH1019097A publication Critical patent/JPH1019097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/64Systems for coupling or separating cosmonautic vehicles or parts thereof, e.g. docking arrangements
    • B64G1/645Separators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、張設スペースの小形化の促進を図
り得、且つ信頼性の高い高精度なテンションの付与を実
現し得るようにすることにある。 【解決手段】ワイヤ部材10の中間部をプーリ11に移
動自在に巻き掛けて、このプーリ11に対してスプリン
グ部材14の付勢力を、回転軸11aと直交する方向に
付与することにより、ワイヤ部材10に対して所望のテ
ンションを付与し、そのスプリング部材14の付勢力を
可変調整するだけで、テンションを一定に設定し得るよ
うに構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
等の宇宙航行体に搭載される搭載機器の保持解放システ
ムに用いるのに好適するワイヤテンション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】宇宙開発の分野においては、人工衛星等
の宇宙航行体を宇宙空間に打上げる手段として、宇宙航
行体に搭載される宇宙搭載機器を保持解放システムを用
いて位置決め保持して宇宙空間まで輸送し、宇宙空間に
到達した状態で、保持解放システムを作動して保持を解
放する方法が採られている。これにより、宇宙搭載機器
は、宇宙空間への打上げ時に加わる大荷重の影響を受け
ることなく、安全に宇宙空間まで輸送される。
【0003】このような保持解放システムは、宇宙搭載
機器を保持体で保持して、この保持体に対してばね部材
を介して解放方向に付勢力を付与する。そして、この保
持体には、ワイヤテンション手段によりばね部材の付勢
力に抗して付勢力が付与される。
【0004】上記ワイヤテンション手段は、ワイヤ部材
を保持体に結合して、該ワイヤ部材に対してばね部材に
より付勢力(テンション)を付与し、その付勢力により
宇宙搭載機器を保持する保持体を保持位置に保持する。
そして、ワイヤテンション手段は、ワイヤ部材に付与し
ているばね部材の付勢力が解除されると、保持体の保持
を解放する。これにより、保持体は、その付勢力により
宇宙搭載機器を解放する。
【0005】ところが、上記ワイヤテンション手段で
は、確実な保持を実現するように構成すると、ワイヤ部
材を引回すための張設スペースが比較的広く必要となる
ために、大形となるという問題を有する。
【0006】係る問題は、最近の宇宙開発の分野おい
て、運用の多様化に伴う宇宙搭載機器の高密度実装を促
進する場合、その搭載スペースに制約があるために、輸
送システムを構築する際の重要な課題の一つとなってい
る。
【0007】また、上記ワイヤテンション手段では、使
用環境として、例えば温度変化の厳しい極限環境で使用
した場合、ワイヤ部材が伸縮すると、保持部に付与する
付勢力が変化してしまう虞れがあるために、動作制御の
信頼性が劣るという問題を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のワイヤテンション手段では、ワイヤ部材の張設スペ
ースが広く必要とするために、大形となるという問題を
有する。この発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、構成簡易にして、張設スペースの小形化の促進を図
り得、且つ信頼性の高い高精度なテンションの付与を実
現し得るようにしたワイヤテンション装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、ワイヤ部材
が移動自在に巻き掛けられる回転自在なプーリ本体と、
このプーリ本体を回転軸に対して直交する方向に移動自
在に支持する支持手段と、前記プーリ本体を回動軸に対
して直交する方向に付勢して前記ワイヤ部材に対してテ
ンションを付与する付勢手段と、この付勢手段の付勢力
を可変設定するテンション調整手段とを備えてワイヤテ
ンション装置を構成したものである。
【0010】上記構成によれば、ワイヤ部材は、プーリ
本体により巻き回し方向が可変されることにより、ワイ
ヤ部材の張設スペースの効率的な配置が実現され、小形
化の促進に寄与できる。また、ワイヤ部材には、その中
間部にプーリ本体を介して付勢手段の付勢力が付与さ
れ、この付勢力をテンション調整手段を介して可変設定
することにより、略一定のテンションが付与される。こ
れにより、ワイヤ部材の張設スペースの小形化が促進さ
れ、しかも、高精度なテンション付与が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2は
この発明の一実施の形態に係るワイヤテンション装置を
示すもので、図1は平面を示し、図2は断面を示す。
【0012】すなわち、ワイヤ部材10の中間部が巻き
掛けられるプーリ11は、断面略コ字状の支持部材12
に回動自在に支持される。支持部材12は、この略中央
部に挿通穴12aが設けられ、この挿通穴12aには、
螺子棒13の先端部が移動自在に収容される。
【0013】また、支持部材12の基端部には、スプリ
ング係着部12bが設けられ、このスプリング係着部1
2bには、テンション付与用のスプリング部材14の一
端部が係着される。このスプリング部材14の他端部
は、有底筒状のスプリング案内部材15の収容溝15a
に収容される。このスプリング案内部材15には、その
底面に挿通穴15bが上記螺子棒13に対応して設けら
れ、この挿通穴15bには、螺子棒13の中間部が移動
自在に挿入される。
【0014】上記螺子棒13の中間部には、いわゆるダ
ブルナットと称する一対の調整ナット16a,16bが
スプリング案内部材15の挿通穴15bに対応して移動
調整自在に螺合される。この螺子棒13の他端部は、取
付台17にワッシャ18及び固定ナット19を介して固
定される。そして、この取付台16は、設置面20に固
定される。
【0015】上記螺子棒13は、その調整ナット16
a,16bが螺合調整されると、スプリング案内部材1
5を軸方向に移動調整し、スプリング部材14の圧縮量
Lを可変設定する。これにより、支持部材は、スプリン
グ部材14の付勢力により、プーリ11を回転軸11a
に対して直交する方向に移動付勢する。
【0016】また、上記支持部材12は、その先端部が
サポート部材21にプーリ11の回転軸11aに対して
略直交する方向に移動自在に支持される。そして、この
サポート部材21には、支持部材12に対応して緩衝部
22が設けられる。この緩衝部22は、上記取付台20
に固定され、例えばワイヤ部材10のテンションが取り
除かれた状態で、プーリ11がワイヤ部材10方向に移
動付勢されると、その支持部材12及びプーリ11が当
接されてサポート部材21に直接的に衝突するのを防止
する。これにより、支持部材12及びプーリ11は、ワ
イヤ部材10のテンション除去時の安全が確保される。
【0017】上記プーリ11には、その回転軸11aと
直交する方向への直線移動に連動して上記ワイヤ部材1
0に対してテンション(付勢力)を付与する。なお、上
記プーリ11の少なくともワイヤ巻き掛け部11b、ス
プリング部材、14及びスプリング案内部材15の少な
くとも収容溝15aは、宇宙環境等の極限環境で使用す
る場合、動作制御の信頼性を確保するために、例えば金
等の固体潤滑材層がそれぞれ形成される。この固体潤滑
材層により、宇宙環境等の極限環境において、その摺動
箇所を含む可動部の長期間に亘る信頼性の高い作動が実
現され、高精度なテンションの付与動作が可能となる。
【0018】上記構成において、ワイヤ部材10は例え
ば図3に示すように、その一端が図示しない宇宙搭載機
器を所定の位置に位置決めする保持体30に第1及び第
2の中間プーリ31,32を介して結合され、その他端
が保持解放部33に離脱自在に結合される。これによ
り、ワイヤ部材10は、プーリ11を介してスプリング
部材14の付勢力(テンション)が付与される。このワ
イヤ部材10のテンションは、上述したように調整ナッ
ト16a,16bの螺子棒13に対する螺合を調整する
ことにより可変設定される。
【0019】上記保持体30は、例えば解放方向に図示
しないばね部材により付勢力が付与されており、ワイヤ
部材10により、付勢力に抗して保持位置に位置規制さ
れ、宇宙搭載機器(図示せず)の保持を実現する。
【0020】他方、保持解放部33は、ワイヤ部材10
の他端を離脱自在に保持し、図示しない制御部からの解
放信号に応動してワイヤ部材10の一端を解放する。こ
の保持解放部33が保持体30から解放されると、ワイ
ヤ部材10は、そのテンションが軽減されることによ
り、保持体30が図示しない付勢力により解放方向に移
動され、宇宙搭載機器(図示せず)の保持を解放する。
この際、プーリ11を支持する支持部材12は、スプリ
ング部材14の付勢力により、サポート部材方向に移動
されるが、サポート部材21の緩衝部22に当接するこ
とにより、その損傷が防止される。
【0021】このように、上記ワイヤテンション装置
は、ワイヤ部材10の中間部をプーリ11に移動自在に
巻き掛けて、このプーリ11に対してスプリング部材1
4の付勢力を、回転軸11aと直交する方向に付与する
ことにより、ワイヤ部材10に対して所望のテンション
を付与し、そのスプリング部材14の付勢力を可変調整
するだけで、テンションを一定に設定し得るように構成
した。
【0022】これによれば、ワイヤ部材10は、プーリ
11により巻き回し方向が可変されることにより、ワイ
ヤ部材10の張設スペースの効率的な配置が実現される
ため、ワイヤテンションシステムにおける小形化の促進
が図れる。
【0023】また、ワイヤ部材10には、その中間部に
プーリ11を介してスプリング部材14の付勢力が付与
され、この付勢力を調整ナット16a,16bの螺合調
整して可変設定することにより、略一定のテンションが
付与されるため、ワイヤ部材10の熱変形等の変形に影
響されることなく、高精度なテンション付与が可能とな
る。
【0024】なお、上記実施の形態では、宇宙搭載機器
(図示せず)の保持解放を行う場合のワイヤ部材10に
対して所望のテンションを付与するように構成した場合
で説明したが、これに限ることなく、例えば極限環境等
の地上環境においても適用可能である。
【0025】また、上記実施の形態では、宇宙搭載機器
の保持解放システムに適用して場合で説明したが、これ
に限ることなく、例えば各種のベルト部材を含むワイヤ
部材に対して所望のテンションを付与することにより、
該ワイヤ部材を所望の態様に位置決めする必要のある各
種のワイヤテンションシステムに適用可能である。よっ
て、この発明は上記実施の形態に限ることなく、その
他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実
施し得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、張設スペースの小形化の促進を図
り得、且つ信頼性の高い高精度なテンションの付与を実
現し得るようにしたワイヤテンション装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るワイヤテンショ
ン装置を示した図。
【図2】図1を断面して示した図。
【図3】この発明に係る一実施例を示した図。
【符号の説明】
10…ワイヤ部材。 11…プーリ。 12…支持部材。 12a…挿通穴。 13…螺子棒。 14…スプリング部材。 15…スプリング案内部材。 15a…収容溝。 15b…挿通穴。 16a,16b…調整ナット。 17…取付台。 18…ワッシャ。 19…固定ナット。 20…設置面。 21…サポート部材。 22…緩衝部。 30…保持体。 31,32…第1及び第2の中間プーリ。 33…保持解放部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ部材が移動自在に巻き掛けられる
    回転自在なプーリ本体と、 このプーリ本体を回転軸に対して直交する方向に移動自
    在に支持する支持手段と、 前記プーリ本体を回動軸に対して直交する方向に付勢し
    て前記ワイヤ部材に対してテンションを付与する付勢手
    段と、 この付勢手段の付勢力を可変設定するテンション調整手
    段とを具備したワイヤテンション装置。
  2. 【請求項2】 前記支持手段とプーリ本体との間には、
    緩衝部が設られることを特徴とする請求項1記載のワイ
    ヤテンション装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイヤ部材は、一方端が保持解放部
    に係合され、他方端が保持体に係合され、前記保持解放
    部の保持解放に連動して保持体の保持を解放することを
    特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤテンション装
    置。
  4. 【請求項4】 前記プーリ本体の少なくともワイヤ巻き
    掛け部、及び前記支持手段と付勢手段との少なくとも係
    合箇所に固体潤滑材層を形成したことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のワイヤテンション装置。
JP8170445A 1996-06-28 1996-06-28 ワイヤテンション装置 Pending JPH1019097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8170445A JPH1019097A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 ワイヤテンション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8170445A JPH1019097A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 ワイヤテンション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1019097A true JPH1019097A (ja) 1998-01-20

Family

ID=15905066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8170445A Pending JPH1019097A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 ワイヤテンション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1019097A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6598774B2 (en) 1999-01-05 2003-07-29 The Furukawa Electric Co., Ltd., Optical fiber cutting device
CN103587722A (zh) * 2013-10-23 2014-02-19 浙江大学 一种张力和收放长度可控的系绳收放装置
CN104276294A (zh) * 2014-09-16 2015-01-14 上海卫星工程研究所 卫星微振动隔振系统压紧释放装置
CN114030659B (zh) * 2021-11-18 2022-05-03 中国科学院空间应用工程与技术中心 一种多功能主动捕获机构以及对接装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6598774B2 (en) 1999-01-05 2003-07-29 The Furukawa Electric Co., Ltd., Optical fiber cutting device
CN103587722A (zh) * 2013-10-23 2014-02-19 浙江大学 一种张力和收放长度可控的系绳收放装置
CN104276294A (zh) * 2014-09-16 2015-01-14 上海卫星工程研究所 卫星微振动隔振系统压紧释放装置
CN114030659B (zh) * 2021-11-18 2022-05-03 中国科学院空间应用工程与技术中心 一种多功能主动捕获机构以及对接装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5354028A (en) Angle adjusting device for a display device
JPH06156397A (ja) 衛星トルク平衡方法および装置
US20150097743A1 (en) Near-linear drive systems for positioning reflectors
AU618644B2 (en) Improved dynamic motor controller
JPH1019097A (ja) ワイヤテンション装置
EP0265977B1 (en) Reset mechanism responsive to loss of torque
JP2001074126A (ja) アンチバックラッシュギア
US9599786B2 (en) Low wavefront distortion optical mount
US5590149A (en) Mirror mount
JPH04266613A (ja) 軸受予圧可変装置
JP2002277755A (ja) 反射鏡装置
JP2576691B2 (ja) 振動アイソレーション装置
US6059415A (en) External rearview mirror with a retention device for holding the mirror in a predetermined position
US3733917A (en) Pawl and ratchet device
US20230247270A1 (en) Driving apparatus
SU1580308A1 (ru) Юстировочное устройство
ATE239641T1 (de) Geschwindigkeitsregler und mechanischer motor für anwendungen bei satelliten in thermischem vakuum
US7110634B2 (en) Optic switching mechanism
JP2001270500A (ja) 角度調節装置
SU1052746A1 (ru) Фиксирующее устройство
JPH0135207B2 (ja)
JPH11234022A (ja) アンテナの仰角軸受け装置
GB2404633A (en) Energy absorption device for vehicle steering column
JPH0518488Y2 (ja)
JPH0714126B2 (ja) アンテナ反射鏡面調整装置