JPH10190692A - パケットの時間多重連続フロー成形方法 - Google Patents

パケットの時間多重連続フロー成形方法

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JPH10190692A
JPH10190692A JP17261997A JP17261997A JPH10190692A JP H10190692 A JPH10190692 A JP H10190692A JP 17261997 A JP17261997 A JP 17261997A JP 17261997 A JP17261997 A JP 17261997A JP H10190692 A JPH10190692 A JP H10190692A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケットの時間多重連続フローを、分割制御
ループを有するネットワークにおいてそれぞれのアベイ
ラブルビットレートネットワークトラフックコントラク
トに成形するための方法を提供する。 【解決手段】 分割制御ループ102の場合、個々に制
御されるセグメントの各々は次のセグメントに対して仮
想ソースVSとして機能する。従って、各ABR制御セ
グメント(最初のものは除く)に対しては、ABRソー
スエンドポイントとして作用する仮想ソースから供給が
行われる。制御ループが仮想ソースによって受けられる
場合には、制御ループから逆向きリソースマネージメン
ト(RM)セルは除去される。しかし、各ソース、即ち
仮想ソースは、デスティネーションまたは仮想デスティ
ネーションVDへの利用可能なネットワークの帯域幅
を、このフィードバックに基づいて計算でき、セグメン
ト毎に、許可セルレート(ACR)として表すことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット交換式通
信ネットワーク、特に指定されたトラフィック記述子に
適合するために、そのようなネットワークまたはネット
ワーク要素内のキューイングポイントにおいて時間多重
パケットのフローを生じさせるトラフィック成形に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
A.トラフィックコントラクト/定義 パケット交換式通信ネットワーク上で現在動いている殆
どのアプリケーションは、ネットワークから偶然得る帯
域幅が如何なるものであっても満足して動作できる。何
故なら、それらのアプリケーションでは「弾性」帯域幅
が条件となっているからである。これらのアプリケーシ
ョンをサポートするこの種のサービスは、インターネッ
トの世界では「ベストイフォート」サービスとして、ま
たは広帯域ISDN/ATMの世界では「アベイラブル
ビットレート」(ABR)として知られている。
【0003】しかし、拘束(bounded)ジッター、即ち
拘束パケット遅延変動(一般にATMの関連ではセル遅
延変動と呼ばれる)を提供するネットワークサービスに
対しての要求が増している。例えば、この種のサービス
は、回路エミュレーションおよび映像などのリアルタイ
ムなアプリケーションにおいて必要となる。インターネ
ットがこのような要求に答えるか否かまたどの様にして
応えるかは明確ではないが、広帯域ISDN/ATMの
分野では、ユーザー−ネットワーク折衝型トラフィック
コントラクトの概念を導入することで応えている。
【0004】知られているように、ユーザー−ネットワ
ークATMコントラクトは、トラフィックのパラメー
タ、トレランス、およびサービス要求の質などを含むト
ラフィック記述子によって定義される。関連するトラフ
ィックパラメータの各々について適合定義(conformanc
e definition)が特定される。したがって、ATMサー
ビスは、サービスの質(QoS)の目標値と多重方式の
異なる組み合わせをサポートするために、これらのトラ
フィックパラメータとそれらに対応する適合仕様を用い
ることができる。
【0005】部分的にオーバーラップするATMトラフ
ィッククラスは、インターナショナル・テレコミュニケ
ーション・ユニオン(ITU−T)の通信標準化部門
と、ATMフォーラムによって定義されている。幾つか
の例では、本質的に同一の属性(attribute)を有する
トラフィッククラスに対してこれらの2つのグループは
異なる名称を付けており、下記の名称変換テーブルは現
在使われている等価の対応名称を示す。 仮想回線(VC)コネクションまたは仮想パス(VP)
コネクションのためのATMサービスコントラクトは、
コネクションのサービスレートを記述するパラメータを
複数含むことができる。これには、ピークセルレート
(PCR)、維持可能(sustainable)セルレート(S
CR)、固有(intrinsic)バーストトレランス(IB
T)、最少セルレート(MCR)が含まれる。これらの
パラメータの全てが個々のコネクションまたは個々のサ
ービスのクラスに関連があるわけではないが、それらが
サービスコントラクトの黙示的または明示的に指定され
た要素である場合、それらは重視しなければならない。
VCコネクションが、下記の議論の中心となっている
が、VPコネクションもそのように特定できることが分
かるであろう。ATMコネクションのためのデータ転送
単位は、通常「セル」と呼ばれる。しかし、本明細書で
は、データ転送単位を表すのに時として「パケット」と
いう語が使用されている。これは、「パケット」という
語は、本革新技術のより広い概念の幾つかにふさわしい
より一般的な用語であるからである。
【0006】ITU−T勧告1.371で指定されたジ
ェネリックセルレートアルゴリズム(GCRA)は、ト
ラフィック記述子との適合についてパケットまたはセル
のフローをテストするのに非常に適している。このよう
なテストを行うために、GCRAは、出力(emission)
間隔(即ち、フローレートの逆数)とトレランスτにつ
いての仕様を必要とする。実際には、このトレランス
は、コネクション、コネクションセットアップパラメー
タ、またはサービスの種類などの種々の要因に依存する
であろう。後で分かるように、GCRAはブール関数と
して採用でき、コネクション上の固定サイズのパケット
またはセルのフローの場合、GCRA(出力間隔、トレ
ランス)は、もしフローがピークレートに従っていれば
偽(false)であり、フローが最少レートに従っていれ
ば真(true)である。例えば、もしGCRA(1/PC
R,τPCR )が偽であれば、セルのソースはPCRに従
う。同様に、もしGCRA(1/MCR,τMCR )が偽
であれば、コネクションまたはフローはMCRに従う。
後で分かるように、「出力間隔」は「セルレート」の逆
数である。
【0007】DBRトラフィックコントラクトは、コネ
クションが行われている間、一定量の帯域幅をコネクシ
ョンに対して継続的に利用できることを予測してコネク
ションを確立するソースには適切である。従って、ネッ
トワークがDBRコネクションに委ねる帯域幅は、PC
R値によって特徴づけられる。さらに、そのようなコネ
クションでのセルまたはパケットのフローは、もしそれ
がGCRA(1/PCR,τPCR )に適合していれば、
トラフィックコントラクトを遵守している。一方、SB
Rトラフィックコントラクトは、SCRとτIBT および
PCRとτpcTの通知された選択を考慮に入れた既知の
トラフィック特性を有するアプリケーションに適してい
る。SBRまたはrt−SBRフローは、もしそのフロ
ーがGCRA(1/PCR,τPCR )だけでなく、GC
RA(1/SCR,τIBT )にも適合する場合、そのト
ラフィックコントラクトを遵守している。
【0008】前述したように、ABRトラフィックコン
トラクトは、予約されていない帯域幅を使用した結果と
して生じる情報転送レートにおける動的な変化を許容で
きるアプリケーションに適している。PCRとMCR
は、そのようなコネクションを確立するソースによって
指定され、これらのパラメータはネットワークとの折衝
の対象となる。したがって、ABRコネクションについ
て利用できる帯域幅はMCR(零でもよい)と、定義さ
れた割り当てポリシーにより、予約されていない帯域幅
をABRコネクションの間で共用することによって生じ
る可変セルレートとの和である(即ち、ソースがその指
定されたMCRを上回って受信する帯域幅は、折衝され
たPCRだけでなく、ネットワークポリシーにも依存す
る)。ネットワークからのフィードバックにより、ソー
スアプリケーションは、ABRコネクションに対してセ
ルまたはパケットを送るレートを動的に調整することが
できる。ABRフローは、GCRA(1/MCR,τ
MCR )に適合していれば、常にトラフィックコントラク
トを遵守しており、GCRA(1/PCR,τPCR )に
適合していなければ、常に非遵守である。MCRとPC
Rの間の領域における適合性は、ABRフィードバック
に依存し、従って動的に決定される。
【0009】UBRトラフィックコントラクトは、AB
Rコントラクトに類似しているが、UBRコントラクト
は、MCRの仕様に順応できず、また動的な適合定義を
有しない。したがって、UBRフローは、もしそれがG
CRA(1/PCR,τPCR)に適合していれば、トラ
フィックコントラクトを遵守している。 B.トラフィック成形 ITU−T勧告1.371は、トラフィックを下記の点
に関し、トラフィック記述子に適合させるためにネット
ワーク要素でのトラフィックの再成形の可能性について
言及している:「トラフィック成形は、QoSの目標値
を満たしながらネットワーク効率を改善するため、また
は後続のインターフェースでの適合を確保するために、
VCCまたはVPC上のセルストリームのトラフィック
特性を変更して、これらのトラフィック特性の要求され
る変更を達成するメカニズムである。トラフィック成形
は、ATMコネクション上のセルシーケンスの完全さを
維持しなければならない。成形はセルフローの特性を変
更し、その結果、セルの平均転送遅れを増加させるもの
である。
【0010】トラフィック成形の例は、ピークセルレー
トの低減、バースト長さの制限、セルの時間間隔を適切
にすることによるCDVの低減、およびキューサービス
方式である。
【0011】トラフィック成形を行うか否か、またそれ
をどこで行うかはネットワークオペレータの選択によ
る。例えば、ネットワークオペレータは好適なUPC/
NPC機能とともにトラフィック成形を行うことを選択
できる。
【0012】分離したセルフローまたは集合的セルフロ
ーに関してトラフィック成形を行うことはオペレータが
選べるオプションである。
【0013】したがって、如何なるATMコネクション
に対してもトラフィック成形を行うことができる。
【0014】ネットワークオペレータ/サービスプロバ
イダが利用できるオプションには以下のものがある: a.成形なし ・如何なる成形機能も用いることなく、ネットワーク出
口における適合性を確保しながらネットワーク入口にお
ける適合セルの任意のフローを許容できるようにネット
ワークの寸法又は次元(dimension) を決める。 b.成形あり ・入口における適合セルの任意のフローが、QoS目標
値を満たしながらネットワークまたはネットワークセグ
メントによって運ばれるようにネットワークの寸法を決
めるとともに動作させ、出口における適合テストを満た
すようにトラフィックの出力成形を行う。
【0015】・ネットワークまたはネットワークセグメ
ントの入口におけるトラフィックを成形し、QoS目標
値およびネットワークまたはネットワークセグメントの
出口におけるその後の適合テストを満たすとともに、成
形によって得られたトラフィック特性にしたがってリソ
ースを割り当てる。
【0016】また、ソースによってまたはUNIにおい
て発生されるセルが、使用されるATCに関する折衝ト
ラフィックコントラクトに適合していることを確実にす
るために、顧客の装置内、またはソースにおいてトラフ
ィック成形を使用してもよい(5.5章参照)。」IT
U−T勧告1.371、6.2.5章。 C.リアルタイムおよび非リアルタイムコネクションの
ためのスケジューリング/現存のツールおよび技術 知られているように、もし「ベストイフォート」のイン
ターネットサービスまたはABR ATMサービスを採
用するアプリケーションの間で帯域幅が「フェア」に分
割されない場合、種々の好ましくない現象が生じるであ
ろう。
【0017】現在、殆どのATMスイッチではFIFO
キューイングが実施されている。しかし、FIFOキュ
ーイングは、ABRトラフィックに使用した場合、異常
な挙動を示す。また、FIFOは、正しく行動している
ユーザーを誤って行動しているユーザから保護できない
(アイソレーションを提供しない)。このような欠点の
ため、重み付けフェアキューイングなどの非FIFOキ
ューイングメカニズム、またはラウンドロビンのような
フェアキューイングに近似した方式がしばしば提案され
る。
【0018】非弾性的帯域幅を要求する種類のサービス
は、時として、データが拘束ジッター(即ち、セルまた
はパケットの遅延変動が制限されていること)を伴って
ネットワークを介して伝送されることを要求する。知ら
れているように、リアルタイムストリームに対して拘束
ジッターを提供するために重み付けフェアキューイング
を使用することができる。さらに、仮想クロックおよび
自己計時型フェアキューイングの密接に関連したメカニ
ズムを使用するシステムのために試験済の遅延制限を提
供できる。
【0019】したがって、弾性(ベストイフォート/A
BR)サービスと非弾性(またはリアルタイム)サービ
スの何れもがフェアキューイングおよび関連するアルゴ
リズムを使用することによって利益を受けることが知ら
れている。
【0020】1.重み付けフェアキューイングおよび仮
想クロック フェアキューイングおよび関連のアルゴリズム(例え
ば、フレームベースのフェアキューイング、欠陥ラウン
ドロビンなど)はパケットまたは他のデータ転送単位
(例えば、ATMセルはここでの議論においてはパケッ
トである)のシーケンスに対して作用する。ATMの場
合、これらのシーケンスはVCIまたはVPIの何れか
によって認識され、この認識に適したインターネットの
プロトコルは<IPアドレス、プロトコル、ポート>ト
リプル(IPv4)またはフロー識別子(IPv6)に
基づくものである。自己計時型重み付けフェアキューイ
ングおよび仮想クロックの何れにおいても、パケットは
タイムスタンプによって順序づけられる(ソートされ
る)(ラウンドロビンなどの方式はタイムスタンプによ
ってパケットの順序づけに対して近似を行う)。このタ
イムスタンプは仮想終了時刻を表し(またはパケットの
仮想開始時刻を同様に表す)、開始時刻を得るととも
に、パケット長に、特定のパケットシーケンスに対して
の帯域幅の割り当てを表す重みを掛けることによって得
られるオフセットを加えて計算される。
【0021】より詳細には、仮想クロックの場合、仮想
終了時刻は下記のように計算される。
【0022】 VT(f,0) = 0 VT(f,j+1) = max{到着(f,j+1), VT(f,j)}+ 長さ(f,j+1)/レート(f) (1) 但し、VT(f,j) はフロー(仮想回線)f のパケット j
に関連する仮想終了時刻であり、到着(f,j) はフロー f
のパケット j の到着時刻であり、長さ(f,j) はフロー
f のパケット j の長さである。
【0023】自己計時型重み付けフェアキューイング
は、下記式に従って仮想終了時刻を指定する。
【0024】 VT(f,0) = 0 VT(f,j+1) = max{システム仮想時刻, VT(f,j) }+ 長さ(f,j+1)*重み(f) (2) 但し、システム仮想時刻は、パケット(f,j+1) が到着す
る時刻において提供される(出力される)パケットに関
する仮想時刻である。
【0025】ATMの場合、セルが固定サイズ(例え
ば、53バイト長)であるため、パケット長は一定であ
る。したがって、式(1)および式(2)の最右項は、
フロー毎の定数になる。仮想クロックの場合、式を下記
のように単純化できる。
【0026】 VT(f,j+1) = max{到着(f,j+1), VT(f,j)}+ 定数(f) (3) 自己計時型重み付けフェアキューイングの場合、式を下
記のように単純化できる。
【0027】 VT(f,j+1) = max{システム仮想時刻, VT(f,j) }+ 定数(f) (4) 即ち、仮想クロックまたは自己計時型重み付け型フェア
キューイングを実施するATMキューイングポイントは
下記のステップを行う。
【0028】1)VCについての現在の仮想時刻(a)
と、セルの到着時刻i )とシステム仮想時刻ii)の何れ
か(b)との間の最大値を計算し、 2)上記ステップ1の結果に、帯域幅のVCの占有率を
表すVC毎の定数を加え、 3)ステップ1と2によって指定した仮想タイムスタン
プの値が増加する順序でセルを提供(それらを送信)す
る。
【0029】2.優先権 一つのトラフィッククラスに他のものより高い優先権を
与えるということは、もし高い優先順位を有するトラフ
ィッククラスが転送の準備のできたセル群を有していれ
ば、これらのセル群は、常に優先順位の低いトラフィッ
ククラスのセルに優先して伝送される。
【0030】優先権のメカニズムは先制的(preemptiv
e)であることも非先制的であることもできる。この用
語はオペレーティングシステムの文献から由来してい
る。非先制的優先権メカニズムは、スケジューリング時
刻において対象物(オペレーティングシステムの世界で
はプロセスであり、ATMの世界ではVC)に対して優
先順位を与え、対象物はそれが提供されるまでこの優先
順位を維持する。他方、先制的優先権メカニズムは、対
象物が提供されるのを待っている間に対象物の優先順位
を変えることができる。例えば、先制システムでは、
「このVCを優先順位3でスケジュールする」と言うこ
とはできるが、もしそれが200マイクロ秒の間に提供
されない場合には、その優先順位が2に上げられる。
【0031】3.作業維持および非作業維持キューイン
グ 「作業維持(work conserving)」という用語は、作業
が作られることもないし破壊されることもない任意のキ
ューイングシステムを示すために時々使用される。この
用語と一致して、待機セルが与えられた時、常にセルを
出力リンクに伝送するスイッチは、「作業維持スイッ
チ」である。純粋なFIFOを採用するスイッチ、重み
付けフェアキューイングまたは仮想クロックスケジュー
リングアルゴリズムは全て作業維持型である。これに対
し、非作業維持型スイッチは、セルが転送のために待機
していても、セルを送信しないことを選択できる。後で
分かるように、これを行う方法は、特定のセルを伝送す
る前に現時刻がそのセルに関連したタイムスタンプに等
しいか大きくなるまで待つようにスイッチをプログラム
することである。
【0032】作業維持スイッチは、伝送リンクを完全に
利用しようと試みるが、必ずしもバーストを除いたり、
阻止したりしない。これに対し、非作業維持スイッチ
は、より厳しい適合テスト(即ち、より小さいτを有す
るGCRA)を満たすようにトラフィックを再成形する
ためにセルを戦略的に遅延させることができる。さら
に、所定のコネクションに指定された量のバッファリン
グが割り当てられるだけの非作業維持スイッチは、割り
当てられたバッファ空間をオーバーフローするセルを捨
てるかもしくはそれにタグを付けることによってポリー
シング(policing)機能(ITUではUPC/NPCと
呼ぶ)を行う。非作業維持キューイングシステムの例
は、仮想時間は実時間よりも速く過ぎる(立ち往生する
か、非作業維持状態になる)ことが許されない仮想クロ
ックアルゴリズムを改造したストールド(stalled)仮
想クロックである。
【0033】4.カレンダキュー カレンダキューは、アクションを時間順に並べたリスト
で、各アクションは、実時刻がそのアクションに関連す
る時刻と等しいかそれを越えた時にキューから取り出さ
れて実行される。時間間隔が制限されたカレンダキュー
は、「タイムホイール(time-wheel)」または「タイムラ
イン(time-line) 」として知られている線型アレーとし
て表すことができる。タイムホイールはバケットに対す
る事象をポインタに対して相対的に割り当てるもので、
ホイールサイズを算術モジュロとして使用してバケット
インデックスが計算される。これらのデータ構造は、キ
ューイングメカニズムとして文献で良く知られている。
タイムホイールでは、絶対時刻は、現時刻(実時刻)に
対するオフセットとして表され、アレー中の各事象は、
それらが属するバケットに対して指定された時刻に実行
すべき一つ以上のアクションを(典型的には、リンクさ
れたリストの形態で)含むバケットである。そのような
タイムホイールのバケットの何れのものも空であること
ができる、即ちそれに関連する事象を有しなくてもよ
い。
【0034】各タイムホイールについて、二つの重要な
時間tearliestとtlatestがあり、これらはアレー中の
アクティブエントリーについてのヘッドポインタおよび
テイルポインタに対応し、tearliestは、提供すべき次
のエントリー(例えば、パケットまたはセル)の時刻で
あり、tlatestは、スケジュールされた事象を含む最新
の(時間的に最も遠い)バケットに関連する時刻であ
る。tearliestとtlate stの間の差はタイムホイールの
長さbから1を引いた長さを越えることはできない。こ
れは、時間がモジュロbを維持していると見ることによ
り、そして、b−1を越えるオフセット(仮想クロック
または重み付けフェアキューイングにおいてそれぞれレ
ートまたは重みの何れかを掛けたパケット長)が無いこ
とを確実にすることによって確実にされる。OC−3の
速度(149.76mbps−SONETペイロードレ
ート)で動作するATMリンクの場合、リンク上に秒当
たり約353208セルが存在する。したがって、もし
64Kbps(音声電話の速度)のフロー(AALタイ
プ1が使用される場合には、毎秒約174セル)が、サ
ポートすべき最も遅い速度のコネクションで、最も遅い
速度に対する最も早いサポートされた速度の割合は20
29、切上げると211となる。この割合は、実時刻を計
算する間に加算される最大オフセットである。したがっ
て、長さが2030(2の冪乗への切上げを考慮にいれ
ると2048)のタイムホイールは、64Kbpsから
完全なOC−3リンクの速度までの間の速度の回線に関
連する実時刻をコード化するのに充分である。
【0035】タイムホイールアレーの長さは、アレー要
素が2以上のタイムオフセットを含むことができるよう
にすることによって減少できる。例えば、もし上記のタ
イムホイールが2048要素から256要素に減少され
た場合、各バケットはその中にマップ化した8個のタイ
ムオフセットを有するであろう。複数オフセットに及ぶ
単一のバケット内のアクションは、狂った順番で行われ
るかも知れないが、バケットの間ではアクションは順番
どおりになるであろう。これにより、カレンダキュー内
のアクションの順序付けの精度が低下するという犠牲を
払って、そのようなタイムホイールに割り当てる必要が
あるメモリの量を減少できる。
【0036】D.複数出力チャネル上での時間多重フロ
ーのためのトラフィック成形時間多重化されたパケット
またはセルのフローをそれらのトラフィックコントラク
トに適合させるのに必要な何れのトラフィック成形は、
異なった出力チャネルのためのフローを相互に分離する
のに必要な切り替えまたはルーチング動作が完了した後
で実施するのが好ましい。これにより、マルチプレクサ
のスループット効率を最適化できる。
【0037】しかし、以前の出力待機ATMスイッチは
一般に、FIFO(先入れ、先だし)出力バッファを採
用していた。これらのバッファはそれらを通過するフロ
ーの何れのものの再成形の制御に関与できない。その代
わり、これらのバッファから出力されるVC毎の時間多
重フロー(per-VC time mutiplexed flows)は、本質的
にそれらの中ににロードされる入力フローの時間多重複
合物である。勿論、これらの出力フローは、バッファの
固有待ち時間のために入力フローに対して時間的に遅延
される。また、もし異なるフローのデータ転送制限の間
でスケジューリングの衝突が発生した場合にはこれらの
出力フローの一つ以上のもののセル遅延変動(CDV)
が増加するであろう。何故なら、これらの干渉は、所謂
「伝送衝突」を引き起こすからである。
【0038】後で分かるように、CVDの増加は、比較
的トレランスが厳しいDBRトラフィックのようなトラ
フィックの場合、特にやっかいなものである。したがっ
て、もしソースとデスティネーションの間の各ホップ
が、上記の形式の単純なFIFO出力キューを含む場
合、その指定されたトレランス内での適合性を確保する
ために、このCDVに敏感なトラフィックが作ることが
できるホップの数を制限することが必要になるであろ
う。
【0039】したがって、時間多重出力の送出のために
複数入力から複数出力へトラフィックを送る、ATMス
イッチまたはその他のルーターのためのより効率的でよ
り効果的なトラフィック成形メカニズムとプロセスに対
するニーズがあることは明らかである。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ABR制御
ループを有するネットワークにおけるアベイラブルビッ
トレート(ABR)サービスのためのフロー毎出力待機
ルーチングメカニズムにおけるレート成形を提供するも
のである。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
パケットの時間多重連続フローを、分割制御ループを有
するネットワークにおいてそれぞれのアベイラブルビッ
トレートネットワークトラフックコントラクトに成形す
るための方法であって、分割制御ループがセグメント毎
のコンゲッション制御を前記ネットワークに提供するよ
うに構成され、前記トラフィックコントラクトが、前記
フローに対するそれぞれの最小及びピークパケット出力
レート、並びに前記レートに対するトレランスを確立
し:前記制御ループのそれぞれのセグメント内のコンゲ
ッション制御アクティビティを分析して、前記ネットワ
ークのそれぞれのセグメントが利用可能な帯域幅トラフ
ィックにどのくらい多くの帯域幅を提供することができ
るかを概算するステップを有し;前記帯域幅概算を用い
て、前記ネットワークの各セグメントに於けるそれぞれ
のアベイラブルビットレートフローに対して許可される
パケットレートを計算するステップを有し;前記レート
をそれぞれの制限値とほぼ等しい値に、前記レートに対
するトレランスを実質的に変更することなく、設定する
ことにより、前記ネットワークのそれぞれのセグメント
におけるそれぞれのフローに対するピークパケット出力
レートをリファイン(詳細化;refine) するステップを
有し、ここで、前記セグメントの内の任意の所与のセグ
メントに於ける前記フローの内の任意の所与のフローに
対するリファインピークパケットに関する制限値が、所
与のフローに対してコントラクトで確立されたピークパ
ケットレート及び前記ネットワークの所与のセグメント
における所与のフローに対して許可されるパレットレー
トの内の少ないほうにほぼ匹敵する上位拘束と、所与の
フローに関してコントラクトで確立された最小パケット
レートにほぼ匹敵する下位拘束とを有し;あらゆる所与
のフローのパケットを選択的にキューに入れて(i)ネ
ットワークの所与のセグメント中を所与のフローのパケ
ットが流れるレートが、リファインピークパケットレー
トにより変更された所与のフローに関するトラフィック
コントラクトに従わない場合、非作業維持型カレンダー
キュー上及び(ii)前記レートが前記コントラクトに
従う場合、作業維持型キュー上の前記ネットワークのあ
らゆる所与のセグメント中に出力することにより、それ
ぞれのフローのパケットが前記ネットワークのそれぞれ
のセグメント中に出力されるレートを制御するステップ
を有する。
【0042】
【発明の実施の形態】
A.代表的な環境 図面、特に図1を参照すると、ATMスイッチ21の入
力および出力ポートは、典型的には、Utopia2イ
ンターフェースを介して1個以上の物理層に結合され、
第2の好適なインターフェースを介してスイッチ制御プ
ロセッサモジュール22に接続されている。これによ
り、スイッチ21は、接続された任意の物理層とデータ
およびコントロールセルを交換し、また制御プロセッサ
モジュール22と制御セルを交換する。この標準的なプ
ラクティスと調和して、通信チャネルは一方向性であ
り、したがって、双方向通信には一組のチャネルが必要
である。
【0043】スイッチ21は、入力キューからVC毎出
力キューへデータおよび制御セルをスイッチングするた
めに、スイッチングファブリック24、ファブリック制
御モジュール25およびリザベーションリング26を含
んでいる。これらのキュー中のセルはデータメモリ27
中のデータパスに記憶され、これらの入力および出力キ
ューはキュー制御モジュール28によって管理される。
典型的には、データメモリ27は、最大で約12000
セルを記憶できる容量である。データおよび制御セルフ
ローのコネクションレコードは、制御プロセッサモジュ
ール22へのルーチングのための、レート基準エンジン
/トラフィックマルチプレクサ31によって捕らえられ
る所定の形式の制御セルと共に制御メモリ29内の制御
パス中に記憶される。制御RAM29は、最大で約82
00のコネクションレコードと64Kのセルレコードを
記憶できることが好ましい。制御プロセッサモジュール
22とスイッチ21との間の相互作用は本発明の範囲を
越えているので、本明細書では記載しない。しかし、A
TMスイッチの設計に詳しい人であれば、制御プロセッ
サは主にコネクションの確立および終了、並びOAM
(Operation and Maintenance)機能を実施する責任が
ある。
【0044】スイッチ21のデータパスは所定のレー
ト、例えば40MHzで同期的にクロック動作される。
しかし、従来の同期パイプライン設計のプラクティスに
合わせ、このクロック信号の位相は、一つのパイプライ
ンのステージから次のステージへと転送される前に落ち
つくために適切な時間をデータに与えるために、データ
経路に沿った異なった点で異なった量だけ(図示しない
手段により)遅延される。
【0045】標準的なプラクティスに従い、デスティネ
ーションと通信することを望むソースは、スイッチ21
が存在するATMネットワークとの折衝を、ネットワー
クに対してSETUPメッセージを送ることによって開
始する。このメッセージは、デスティネーションを識別
し、要求されたコネクションのための関連トラフィック
パラメータの全てを明示的または黙示的に指定する。も
しネットワークが、これらのトラフィックパラメータ
(または、ソースが受け入れることを希望しているパラ
メータの変形版)によって定義されるトラフィックコン
トラクトに委ねるための準備ができている場合には、ネ
ットワークはSETUPメッセージをデスティネーショ
ンへ送る。そして、デスティネーションが、トラフィッ
クコントラクトの条件に従ってソースからメッセージト
ラフィックを受信する準備ができていれば、デスティネ
ーションはCONNECTメッセージをソースに返す。
このCONNECTメッセージは、トラフィックコント
ラクトに適合するセルフローのための指定された仮想パ
ス(VP)内の指定された仮想回線(VC)上にコネク
ションが確立されたことを確認するものである。ITU
−T勧告0.2391およびATMフォーラムUNI
4.0仕様を参照のこと。これらの信号伝達プロトコル
を発生させることなく、供給することにより「永久」仮
想コネクションを確立できる。
【0046】コネクションが確立された後データセルが
流れ始める。図2に示すように、セルの形は、スイッチ
21が行う動作のためにスイッチ21を通過するにつれ
変化する。マルチキャスティングのためにセルを複写し
てもよいが、下記の議論は、不必要に複雑になることを
避けるためにユニキャストの動作に限定する。
【0047】図2に示すように、スイッチ21が受信す
る各上りのセル41は、VPインデックスとVCインデ
ックスを含むヘッダを有している。これらのインデック
スは、コネクションの一つのホップについての固有アド
レスを定義するために組合わさる。コネクションは複数
のホップから構成することができ、したがって次のフー
プのためのVPおよびVCインデックスは、図2におい
て42で示されているように、スイッチ21を通過する
時にセルのヘッダーに書き込まれる。
【0048】スイッチ21は、関連するフローのための
コネクションレコードが存在する制御RAM29内のア
ドレスを計算するために上りのセル(図2の41)のV
PおよびVCインデックスを採用する。典型的には、こ
のコネクションレコードは、フローがスイッチ21から
出ていく出力ポート(即ち、スイッチレベルでのデステ
ィネーション)を認識するためのビットベクトル、粒状
の優先権スケール(granular priority scale)上での
フローの相対的な優先順位を識別するための優先権イン
デックス、およびスイッチ21内のフローを唯一的に識
別する回線インデックス(「Circuit Inde
x」)を含んでいる。図2において43で示されている
ように、これらのコネクションパラメータはセルヘッダ
内に書き込まれる。そして、セルがデータRAMメモリ
ー29へ書き込まれ、セルに対してのポインタが複数の
FIFO入力キューの適切な一つとリンクされる。な
お、キューの選択は関連するフローの優先順位に基づい
て行われる。
【0049】入力キュー内のキューセルのヘッドの相対
的な優先順位が、各セルタイムの間に調べられ、最も高
い優先順位を有するキューセルのヘッドが、次のアービ
トレーション(arbitration)セッションの間のアービ
トレーションのために選択される。さらに、キューセル
の優先順位のより低いヘッド(即ち、キューセルの任意
の選択されていないヘッド)の優先順位は(図略の手段
により)一定量ずつ増加され、これによって、次のアー
ビトレーションセッションにおけるアービトレーション
のためにセルが選択される可能性を増加させる。したが
って、優先権が高い入力キューは、優先権が低いキュー
よりも単位時間当たりのスループットが大きいが、優先
権が低いキューは、キューセルのヘッドの優先順位が時
間とともに増加するため、遅れが制限される。
【0050】各アービトレーションサイクルは、スイッ
チ21の一セル時間を必要とし、したがってアービトレ
ーションのために選択されるセルのルーテング情報は、
アービトレーションに勝ったセルまたはセル群のペイロ
ードがスイッチングファブリック24へ放出されるより
1セル時間だけ前にリザベーションリング26に供給さ
れる。即ち、図2において44で示すように、リザベー
ションリング26とスイッチファブリック24によって
受信されるセルは、次のアービトレーションサイクルの
ためのセル(即ち「現在セル」)のヘッダから構成され
ており、これに前のアービトレーションサイクルでアー
ビトレーションに成功したセル(即ち「前のセル」)の
ボディーまたはペイロードが続いている。したがって、
セルボディーがファブリック24に到着すると、これら
のセルをそれらの出力ポートデスティネーションにそれ
ぞれ送るためにファブリックがファブリック制御装置2
5によって既に構成されている。図示の実施の形態で
は、アービトレーションおよびルーチングのためにセル
が4ビット幅のニブルに分解される。この後(スイッチ
ングプロセスのテストを行うために提供されるであろう
「アイドルセル」を除き)、セルが再び組み立てられ、
(a)スイッチ21の適切な出力ポートへの時間的にス
ケジュールされた転送のため、および/または(b)制
御プロセッサモジュール22への転送のために、データ
パス、制御パス、またはその両方においてキューに入れ
られる。スイッチ21の出力ポートへのセルの時間的に
スケジュールされた転送が本発明の中心であり、以下こ
れについて更に述べる。一方、セルの分解と再組立、テ
ストプロセス、および制御プロセッサ22のRM(Reso
urce Management)およびOAM(Operation and Maint
enance)セルとの相互作用は深く考える必要のない付随
的なトピックである。
【0051】図3を参照すると、スイッチ21はスイッ
チングファブリック24の出力側、即ち送信側でファン
アウトしていることが分かるであろう。したがって、ス
イッチ21の一つの出力チャネルのみが示されている
が、このチャネルは他のチャネルを代表するものである
ことが分かるであろう。
【0052】図示のように、スイッチングファブリック
24からのセルボディーおよびそれらの関連する回線イ
ンデックスを受け入れるためにフィルセルモジュール5
1を設けることが好ましい。スイッチングファブリック
24の出力側の「有効セル時間」は、通常のセルタイム
の「k」増速ファクターに対する割合によって決定され
る。したがって、例えば、もし通常のセル時間が113
クロックサイクル/セルである場合、スイッチングファ
ブリック24の出力側での有効セル時間は、k=2であ
れば、56.5サイクル/セルである。
【0053】有効なセルが受信された時、フィルセルモ
ジュール51は、典型的に、セルをデータメモリ27へ
書き込むためのデータ構造についてのリンクされ番号の
付けられたフリーリスト52から出力されるセル構成を
用いる。このため、フィルセルモジュール51は、要求
に応じて、フリーリスト52の一番上からセル構造を読
み出すためのフッチステートマシーン53を含んでいる
ことが好ましい。これにより、フィルセルモジュール5
1は、セルフロー制御ユニット55にセルの到着を知ら
せるために送る「到着」メッセージへ、セルについての
回線インデックスと、データメモリ27内のセルの位置
についてのポインタを挿入することができる。回線イン
デックスにより、フロー制御ユニット55は、制御メモ
リ29内のコネクションレコードからセルが属するVC
またはフローを突き止めることができる。そして、セル
フロー制御ユニット55はフローのトラフィック成形状
態をチェックできる。フロー制御ユニット55がこれら
の制御セルを認識し、またそれらがデータパス、制御パ
ス、またはその両方においてキューに入れられているか
否かを決定できるようにするためにOAM/RMリコグ
ナイザ57を設けるのが有利である。
【0054】トラフィックコントラクトコンプライアン
トフローのセルのためのメモリポインタは、セルフロー
制御ユニット55がキュー制御ユニット58へ送る「a
ddCell」メッセージに応答してVC毎のキュー内
に入れられる。各addCellメッセージは、それが
属するセルおよび関連するフローまたはVCのための回
線インデックスを識別する。また、addCellメッ
セージは、セルがデータパス、制御パス、またはその両
方においてキューに入れられるべきか否かを示す。セル
が適切にキューに入れられると、新たにキューに入れら
れたセルを、それが属するVCについて将来行われるレ
ート成形演算の間に考慮すべきことをフロー制御ユニッ
ト55に通知するために、キュー制御ユニット58がフ
ロー制御ユニット55に「added」メッセージを返
す。
【0055】キュー制御ユニット58が、それぞれのキ
ューにセットされている深さ制御の制限に関するVC毎
キューの長さをモニターするのが有利である。これによ
り、制御ユニット58は、VC毎のキューが過剰に長く
なった時、ABRフローに対してのコンゲッション制御
動作を開始することができる。また、制御ユニット58
は、トラフィックコントラクトを越えているフローを特
定し、そのような適合しないフローのセルを削除するか
または記録するための適切なポリーシング機能(図示
略)を動作させることができる。
【0056】アドミッションコントローラ61は、キュ
ー制御ユニット58から返される「added」メッセ
ージを監視し、スケジューラ62に、空でないVC毎キ
ューのためのキューセルのヘッドがスケジュールされた
時刻に転送されるようにカレンダキュー63上に組み入
れる。スケジューラ62は、カレンダキュー63上への
キューセルのヘッドの組入れを、それらのためにスケジ
ューラ62が計算するそれぞれの仮想終了時刻VT
(f,j+1)(または「仮想開始時刻」)に従って行
うために、VC毎の仮想クロックを採用している。
【0057】カレンダキュー63は、スケジュールされ
たセルがスケジュールされた時刻よりも前に伝送のため
に放出されることを阻止するため、システムの「実時
刻」と「現在時刻」を追跡する。即ち、スケジューラ6
2とカレンダキュー63は、ストールド仮想クロックを
提供し、このため伝送することがスケジュールされたセ
ルは、システムの実時刻が各々の伝送時刻に達した時の
みに、伝送のために放出される。図示のように、カレン
ダキュー63によって伝送のために放出されたセルを有
するコネクションは、伝送リスト65上の伝送の準備が
できているセルを有するコネクションのリンクリストに
リンクされる。
【0058】カレンダキュー63はフロー制御ユニット
55に対して、任意の所定のコネクション上での伝送の
ためにセルを放出するか否かを知らせる。すると、フロ
ー制御ユニット55は、もし所定のコネクションのため
のVC毎のキュー上の次のセル(もしあれば)について
のリファレンス(即ち、キューセルの新しいヘッド)を
要求し、アドミッションコントロール61に、このリフ
ァレンスをスケジューリングのためにスケジューラ62
に対して認めるべきことを通知する。これにより、アド
ミッションコントロール61はカレンダキュー63との
閉ループ通信に効果的に関与し、スケジューリングを認
めたキューセルのヘッドが、VC毎のキュー内の他の全
てのセルの除外に対して認められることを確実にする。
したがって、カレンダキュー63は、一つ以上の時間制
限されたタイムホイール、または「タイムライン」66
を採用することによって実施できる。これらのタイムホ
イールのタイムスパンは、少なくともシステムがサポー
トするように設計された最低周波数のフローの周期と同
じ程度にして時間ラップ(time wrap)によって引き起
こされる曖昧さを阻止しなければならず、好ましくは2
倍とし、これにより相対時刻を2の補数演算を使用して
比較できる。
【0059】B.固定ビット長データ転送リミットのフ
ローの成形による指定されたピークフローレート ストールド仮想クロック伝送制御は、出力待機ルーチン
グメカニズムからのATMセルなどの固定ビット長デー
タ転送単位の時間多重フローを、DBR/CBR AT
MサービスのためのPCRなどの指定されたピークのデ
ータ単位のフローレートに成形するのに非常に適してい
ることが分かる。前述したように、所定の出力ポートに
送られるフローのデータ転送単位は、送りだされた後、
フロー毎キューに入れられる。これらのキューの先頭に
あるデータ転送単位は、スケジューラ62によってタイ
ムラインカレンダキュー63に組み込むことがアドミッ
ションコントローラ61によって認められる(他の全て
の転送単位は除いて)。そして、スケジューラ62は、
これらのキュー転送単位のヘッドに関してフロー毎仮想
クロック演算を行い、それらの各々の理論的終了時刻V
T(f,j+1)または各々の理論的開始時刻に従って
カレンダキュー63から放出するようにスケジュールす
る。
【0060】実時刻は、成形された時間多重出力トラフ
ィックが出力リンク71の帯域幅を本質的に満たすこと
ができる速度でタイムライン63上で増加させるのが有
利である。思い出されるように、スケジューラ62が各
フローのキューメンバーのヘッドをマップ化することが
できる分解可能なタイムスロットの最大数は、これらの
フローの最低許容周波数に対する最高許容周波数の比に
基づく。したがって、実時刻がバケット毎にセルレート
の論理的倍数で増加される。
【0061】タイムライン63についてのリファレンス
である現在の実時刻より前であるか等しい時刻を表すタ
イムスロットに存在するデータ転送単位は、伝送のため
に選ばれる資格が有り、したがって、前述のようにして
転送リスト65にリンクされる。しかし、タイムライン
63の遅いタイムスロットに関連するタイムスロットに
存在するデータ転送単位は、システムの実時刻がこれら
のタイムスロットに到達するのに充分なだけ進むまで待
ちの状態になる。ロールオーバによる曖昧さを避けるた
めに、タイムライン63は、以前にスケジュールされた
データ転送リミットに対する全てのリファレンスを、次
のスキャンを見越して後からスケジュールされた転送単
位に対しての任意のリファレンスが挿入される前に各タ
イムスロットから除去される。
【0062】上記の構成は、適合するDBR/CBR
ATMフローをそれらのトラフィックコントラクトによ
って指定されるPCRに効果的に成形するが、これらの
フローのセル遅延変動(CDV)をそれらのトラフィッ
クコントラクトのτPCR パラメータに適合させる上での
助けにはならない。
【0063】C.相対CDVを最少化するための複数優
先レベル本発明によれば、異なった周波数のフローによ
ってATMスイッチの出力ポートなどの多重化ポイント
へ供給されるデータ転送単位に優先権を与え、周波数が
高いフローのデータ転送単位に、これと衝突する可能性
がある周波数の低いフローのデータ転送単位よりも高い
伝送優先順位が与えられる。図3に示すように、この伝
送優先権は、ストールド仮想クロックスケジューリング
メカニズム63などによるスケジュールが許可されたデ
ータ転送単位を、これらのデータ転送単位が属するフロ
ーの周波数に基づき、優先順位で並べられた複数のタイ
ムライン66a−66eまたは出力FIFOキューの一
つまたは他のものへと導くことによって実施される。例
えば、ATMスイッチの場合、5つの異なった周波数依
存/サービス種類依存の出力優先順位で実施することが
推奨される。この優先順位には、(1)出力リンクの最
大レートの少なくとも1/16の折衝された出力レート
を有するフローからのセルに対しての最も高い優先順
位、(2)出力リンクレートの1/16〜1/256の
範囲の折衝された出力レートを有するフローからのセル
に対しての2番目の優先順位、および(3)出力リンク
レートの1/256〜1/4096の範囲の折衝された
出力レートを有するフローからのセルに対しての3番目
の優先順位が含まれる。低い2つの優先権は、ゼロでな
い折衝されたMCRレートを有するABRコネクション
に対して、およびMCRレートが零のURBコネクショ
ンとABRコネクションに対してそれぞれ設定するのが
好ましい。
【0064】後から分かるように、本発明は、周波数の
低いフローのCDVを実質的に増加させることなく、周
波数の高いフローのCDVを効果的に減少させる。一般
論として、許容できるCDVは、フローの折衝されたレ
ートに依存して変化する。例えば、100個のセルタイ
ムのCVDは、予期されるセル10個あたり1個の出力
間隔に関しては非常に大きいが、もし折衝された出力間
隔がセル2029個に対して1個にすぎない場合には一
般的に問題にならない。
【0065】周波数が異なるフローのデータ転送単位ま
たはセルの伝送をスケジュールするためにカレンダキュ
ーメカニズムを採用する場合、高周波数で優先順位の高
いフローは、許容可能な低いCDVを達成するようスケ
ジュールされ、かつ単一のセルタイムの精度に分解され
る必要があるが、低周波数/低優先順位のフローは、例
えば、16セルタイムの精度により粗く分解できる。こ
れは、カレンダキュー63上のタイムスロットの数を減
少できることを意味する。これにより、周波数の低いフ
ローのキューセルのヘッドのスケジューリングには一般
に必要でない精度を多少犠牲にして、カレンダキュー6
3を実現するのに必要なメモリの量を減少できる。
【0066】名目上相違する一定周波数のフロー間での
多重化ポイントにおける伝送の衝突の問題を解消するた
めに提供される本発明による周波数に基づく優先順序付
与の技術は、そのような多重化ポイントへセルまたはそ
の他のデータ転送単位を供給するためのフロー毎出力キ
ューを維持する作業を有するアプリケーションなど、フ
ローの相対ジッターを減少させるための多くの異なった
アプリケシーョンにおいて採用できる。
【0067】D.ソース・ツー・デスティネーションA
BR制御ループを有するネットワークにおけるABRサ
ービスについてのMCRおよびPCRパラメータのトラ
フィック成形 思い出されるように、標準ABRトラフィックコントラ
クトは明示的または黙示的に指定されたPCRおよびM
CRパラメータを予期しており、MCRは零でもよい。
GCRA(1/MCR,τMCR )に適合するABRフロ
ーは有効であり提供される資格があるが、ネットワーク
はそのフローに対して、それに許可された帯域幅を与え
ていない。これに対し、GCRA(1/PCR,
τPCR )に違反するフローは適合しないものである。し
たがって、ATMスイッチ21などによってネットワー
クまたはネットワーク要素の出力に送られるABRコネ
クションまたはフローは、(1)MCRが零でない保証
(non-zero MCR guarantee)を有するABRフローは、
これらの保証を効果的に満足させるための適切な出力帯
域幅を受け入れること、および(2)ABRの何れもそ
のような出力においてそれらのPCRコミットメントに
違反しないことを確実にするよう成形することが有利で
ある。複数の多重化ポイントを有するネットワークで
は、この成形を多重化ポイントの各々で行うことが有用
である。
【0068】図4は、ABRフローまたはVCコネクシ
ョンをネットワークまたはネットワーク要素の出力にお
いてそれらのトラフィックコントラクトに適合させるた
めに成形する一つの技術を示している。図示のように、
それぞれのフローが出力サービスを要求するレートを監
視し、最初に85においてフローがGCRA(1/MC
R,τMCR )に適合しているか否かを判断し、86にお
いてGCRA(1/MCR,τMCR )に適合していない
フローがGCRA(1/PCR,τPCR )に適合してい
るか否かを判断する。これらの一連のテスト85と86
の結果を反映する制御信号がスケジューラ62およびそ
れに関連するステアリングロジック87にフィードバッ
クされ、各フローのデータ転送単位(例えば、セル)が
出力に供給される速度に対して適切なレート成形調整が
行えるようにする。後で分かるように、この要求される
状態は、全てのABRVフローが、GCRA(1/MC
R,τMCR )に適合しておらず(またはかろうじて適合
している)、かつGCRA(1/PCR,τPCR )に偽
/適合であることである。なぜなら、これらのアルゴリ
ズムは、それぞれ最低および最大の許容フローレートに
ついてテストするからである。
【0069】より詳しく述べると、GCRA(1/MC
R,τMCR )に適合するフローは、そらのMCR保証を
満たすのに必要な出力帯域幅を受け取っていないであろ
う。したがって、そのようなフローが85において識別
されたとき、スケジューラ62とそのステアリングロジ
ック87は、その保証されたMCRを幾分上回った速度
での出力のために比較的優先順位が高いストールド仮想
クロックカレンダキュー88上にそのフローのデータ転
送単位(例えば、セル)に対しての引き続いて受信され
るリファレンスをスケジュールするためにセットアップ
される。例えば、これらの引き続いて受信されるセルま
たはパケットのリファレンスは、所定の加速ファクタに
よってフローについてのMCRを乗算して決定される速
度での出力のためにカレンダキュー88上に組み込まれ
る。これにより、ネットワークは、これらの追加の多分
「遅れている」フローに、それらのMCR保証を満足す
るのに必要な追加の出力帯域幅を与える。
【0070】GCRA(1/MCR,τMCR )非適合A
BRフローは、それぞれ許容できる程度に低いかまたは
許容できない程高いGCRA(1/PCR,τPCR )適
合または非適合レートでの出力サービスを要求している
か否かを判断するために86において更にテストされ
る。このテストの結果が他の制御信号によって捕らえら
れ、スケジューラ62とそのステアリングロジック87
にフィードバックされ、これらのGCRA(1/MC
R,τMCR )非適合フローに対するその後に受信される
リファレンスを優先順位が低いキュー89上に速度に感
応してキューに入れるためにスケジューラ62とそのス
テアリングロジック87をセットアップする。即ち、8
6においてGCRA(1/PCR,τPCR )適合である
ことが分かったフローについてのその後に受信されるリ
ファレンスは、MCR保証を有するABRフローについ
ての伝送リストの最後に付けられる。何故なら、それは
ラウンドロビンの順番で提供されるからである。これに
対し、86においてフローがGCRA(1/PCR,τ
PCR )非適合であることが分かった場合には、そのフロ
ーについてのその後に受信されるリファレンスは、その
フローについてのPCRに従い、非作業維持型ストール
ド仮想クロックカレンダキュー89上にスケジューラ6
2によって組み込まれ、これによりPCRリミットをフ
ローに対して課す。
【0071】より一般的には、図4の実施の形態は下記
のABRトラフィック成形アルゴリズムを実施すること
は明らかであろう:もしGCRA(1/MCR,
τMCR )適合であれば、MCR*加速係数の速度で優先
順位の高いキューに入れ、そうでなく、もしGCRA
(1/PCR,τPCR )適合であれば、優先順位の低い
作業維持型のキューに入れ、そうでなければ、PCR出
力間隔に基づき、優先順位の低い非作業維持型のキュー
に入れる。
【0072】しかし、類似または異なる原理に基づく代
替手段を使用できることは明らかである。
【0073】例えば、図5に示すように、一つの魅力の
ある代替手段は、85と86(図4)においてGCRA
(1/MCR,τMCR )適合でかつGCRA(1/PC
R,τPCR )適合であることが見出されたフローのデー
タ転送単位、即ちセルに対するリファレンスを、(1)
MCRスケジューリング間隔で優先順位の高いカレンダ
キュー88と、(2)優先順位の低いキューの作業維持
領域との両方に入れることである。これは「競合」状態
を作りだす。何故なら、そのような二重にキューに入れ
られたリファレンスの一つのインスタンスがキューの何
れかにおいてサービスのために取り出される度に、デリ
ンカー91は他のキューからそのリファレンスの他のイ
ンスタンスを除去するからである。これは、トレランス
τに関してのより厳しい限界が維持されるであろうこと
を意味する。この変形例でのトラフィック成形アルゴリ
ズムは:キューへ入れるとき、速度MCRで優先順位の
高いキューに入れ、もしGCRA(1/PCR,
τPCR )適合であれば、優先順位の低い作業維持型のキ
ューに入れ、そうでなければ、PCR出力間隔に基づ
き、優先順位の低い非作業維持型のキューに入れ、キュ
ーから出すとき、もし優先順位の高いキューから出すの
であれば、優先順位の低いキューからリンクを外し、そ
うでなければ、優先順位の低いキューからリンクを外
す。
【0074】図6は、ABRコネクションまたはフロー
を成形するための更に他の実施の形態を示す。この実施
の形態では、MCRが零でないことの保証を有するMC
R非適合ABRフローの各々に対して提供される出力帯
域幅が、出力リンク(即ち、ラインインターフェースの
転送側)のABRセル間の平均間隔とABR「レディー
キュー」の現在の長さとに基づいて動的に調整される。
このABR「レディーキュー」の現在長Lenは、93
においてABR伝送リスト65eおよび65f上の作業
維持キューの長さを測定することで判断される。一方、
カレンダキュー上のABRセル間の平均間隔Sは、任意
の非ABRフローに対して許可が与えられた後でABR
フローが利用できる帯域幅を分割することによってリン
クの割合として決定できる。これらの非ABRフローに
よって要求される帯域幅は、94において、非ABRフ
ローのためのエントリーを伝送リスト65に提供するの
に必要な全体的な帯域幅を計算することによって決定さ
れる。
【0075】例えば、もし94において、出力リンクの
帯域幅の50%がABRフローのために利用できると判
断された場合、当然その時の出力リンク上のABRセル
またはデータ転送単位の間の平均間隔Sが2セルタイム
となる。この情報とABR「レディーキュー」の計算長
Lenとにより、スケジューラ62に、非作業維持型カ
レンダキュー89上にこれらのフローについての到着す
るリファレンスを下記の各出力間隔Tt でスケジュルさ
せることによりMCR非適合ABRフローのサービスを
最適化できる。
【0076】 Tt =Min(St ,Max(Pt ,R)) (3) 但し、R=予測ラウンドロビンABRサービスタイム
(R=現時刻+S*Len)、 Pt =フローtの次のセルのための最も早いサービスコ
ントラクトコンプライアントデパーチャー(Pt =現時
刻+1/PCR)、 St =フローtの次のセルのための最も遅いサービスコ
ントラクトコンプライアントデパーチャー(St =現時
刻+1/MCR) である。
【0077】E.分割ABRコネクションのトラフィッ
ク成形 知られているように、ABRコネクションは、図7に1
01として示したようなソース・ツー・デスティネーシ
ョン制御ループまたは図8に102として示したような
分割制御ループを用いて動作させることができる。分割
制御ループを採用する場合、個々に制御されるセグメン
トの各々は次のセグメントに対して仮想ソースVSとし
て機能する。したがって、各ABR制御セグメント(最
初のものは除く)に対しては、ABRソースエンドポイ
ントとして作用する仮想ソースから供給が行われる。制
御ループが仮想ソースによって受けられる場合には、制
御ループから逆向きリソースマネージメント(RM)セ
ルは除去される。しかし、各ソース、即ち仮想ソース
は、デスティネーションまたは仮想デスティネーション
VDへの利用可能なネットワークの帯域幅を、このフィ
ードバックに基づいて計算でき、セグメント毎に、許可
セルレート(ACR)として表すことができる。したが
って、分割制御ループを有するこれらのABRコネクシ
ョンについては、許可される最大フロー毎データ転送単
位またはセルレート、Max(MCR,Min(AC
R,PCR)を使用してABRトラフィック成形をセグ
メント毎に行うのが有利である。図4〜図6の実施の形
態では、Max(MCR,Min(ACR,PCR)に
等しいPCR’を設定し、そして計算においてPCRの
代わりにPCR’を使用することで上記のようなトラフ
ィック成形を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用することが有利なATMスイッチ
の単純化したブロック図である。
【図2】図1に示すスイッチを横切る間にATMセルが
とることが好ましい種々の形を追跡した図である。
【図3】図1に示すチップの出力側、即ち送信側におけ
る代表的なチャネルのより詳細なブロック図である。
【図4】本発明のストールド仮想クロックカレンダキュ
ーの実施の形態を示す概略図である。
【図5】本発明の他のストールド仮想クロックカレンダ
キューの実施の形態を示す概略図である。
【図6】本発明の更に別のストールド仮想クロックカレ
ンダキューの実施の形態を示す概略図である。
【図7】ソース・ツー・デスティネーション制御ループ
を有するABRコネクションの概略図である。
【図8】分割制御ループを有するABRコネクションの
概略図である。
【符号の説明】
102 制御ループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストファー ジェイ.カプラー アメリカ合衆国 02129 マサチューセッ ツ州チャールズタウン サーティーンス ストリート 106 アパートメント 230

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットの時間多重連続フローを、分割
    制御ループを有するネットワークにおいてそれぞれのア
    ベイラブルビットレートネットワークトラフックコント
    ラクトに成形するための方法であって、分割制御ループ
    がセグメント毎のコンゲッション制御を前記ネットワー
    クに提供するように構成され、前記トラフィックコント
    ラクトが、前記フローに対するそれぞれの最小及びピー
    クパケット出力レート、並びに前記レートに対するトレ
    ランスを確立し、 前記制御ループのそれぞれのセグメント内のコンゲッシ
    ョン制御アクティビティを分析して、前記ネットワーク
    のそれぞれのセグメントが利用可能な帯域幅トラフィッ
    クにどのくらい多くの帯域幅を提供することができるか
    を概算するステップを有し、 前記帯域幅概算を用いて、前記ネットワークの各セグメ
    ントに於けるそれぞれのアベイラブルビットレートフロ
    ーに対して許可されるパケットレートを計算するステッ
    プを有し、 前記レートをそれぞれの制限値とほぼ等しい値に、前記
    レートに対するトレランスを実質的に変更することな
    く、設定することにより、前記ネットワークのそれぞれ
    のセグメントにおけるそれぞれのフローに対するピーク
    パケット出力レートをリファインするステップを有し、
    ここで、前記セグメントの内の任意の所与のセグメント
    に於ける前記フローの内の任意の所与のフローに対する
    リファインピークパケットに関する制限値が、所与のフ
    ローに対してコントラクトで確立されたピークパケット
    レート及び前記ネットワークの所与のセグメントにおけ
    る所与のフローに対して許可されるパレットレートの内
    の少ないほうにほぼ匹敵する上位拘束と、所与のフロー
    に関してコントラクトで確立された最小パケットレート
    にほぼ匹敵する下位拘束とを有し、 あらゆる所与のフローのパケットを選択的にキューに入
    れて(i)ネットワークの所与のセグメント中を所与の
    フローのパケットが流れるレートが、リファインピーク
    パケットレートにより変更された所与のフローに関する
    トラフィックコントラクトに従わない場合、非作業維持
    型カレンダーキュー上及び(ii)前記レートが前記コ
    ントラクトに従う場合、作業維持型キュー上の前記ネッ
    トワークのあらゆる所与のセグメント中に出力すること
    により、それぞれのフローのパケットが前記ネットワー
    クのそれぞれのセグメント中に出力レートを制御するス
    テップを有する、 パケットの時間多重連続フロー成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5940368A (en) * 1996-09-06 1999-08-17 Nec Corporation Cell rate supervising system terminating congestion feedback loop

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