JPH10190615A - 無線通信方式 - Google Patents

無線通信方式

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JPH10190615A
JPH10190615A JP8337128A JP33712896A JPH10190615A JP H10190615 A JPH10190615 A JP H10190615A JP 8337128 A JP8337128 A JP 8337128A JP 33712896 A JP33712896 A JP 33712896A JP H10190615 A JPH10190615 A JP H10190615A
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JP
Japan
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signal
data
pseudo
noise code
security
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JP8337128A
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Shiro Shirai
志朗 白井
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ESUWAN CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の無線通信回線を有効活用し、低コスト
で有線通信回線の故障をバックアップできる無線通信方
式を提供する。 【解決手段】 送信機側で異常時にセンサ101が発生
した異常信号Saが、コントローラ102を介して変調
及び疑似雑音符号付加器104に伝達されると、疑似雑
音符号Snが発生され、異常信号Saと物件コードSi
との連結信号Sdと合成されて和の信号Sxとなる。同
時に、コントロール信号Ca、Cbにより無線送信機1
07、高周波スイッチ108を制御し、アンテナ109
から和の信号Sxを送出する。このSxを受信機側で受
信すると、信号処理装置207により相関計算が行わ
れ、この結果に基づきSxからSnを差し引いて、連結
信号Sdが求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシー無線や警
備無線等の既に割り当てられている搬送周波数、変調方
式を変更することなく音声信号にデータ信号を混在させ
て通信しようとするものである。特に、電話回線を利用
した機械警備システムの回線切断時などのバックアップ
として利用することが期待される。
【0002】
【従来の技術】火災や人の侵入、ガス漏れを検出するた
めの各種センサを設置した物件を通信回線を介して警備
センターで遠隔監視し、物件からの異常信号を受信する
と、無線により巡回・待機している警備員に現場に急行
するよう指示するのが従来の機械警備システムである。
【0003】物件と警備センターを結ぶ通信回線には一
般公衆回線または専用回線が利用されている。一般公衆
回線は既に広く敷設されているので新たに通信線を敷設
する必要がないという経済的利点があるが、電話回線を
切断されても警備センターではこれを知ることができな
いので、回線を切断して侵入する侵入犯を検出できない
という問題がある。一方、専用回線は切断などの回線故
障を警備センターで即時に知ることができるのでかかる
犯罪を検出できるが、物件毎に新たに回線を敷設しなけ
ればならないという経済的な問題がある。このような事
情により、銀行等犯罪対象になりやすい重要警備物件に
は専用回線を、住宅、一般事務所、商店などには公衆回
線を使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、専用回線の場
合でも、警備センターと物件を結ぶ専用回線が警備セン
ターに入る所では多数の物件からの専用線が一括して敷
設されるため、センター周辺でこれらの専用線の束を切
断してから特定物件に侵入した場合、警備センターでは
一度に多数の物件が回線異常を表示することになる。数
千の物件の専用線が束になっているのが普通であるか
ら、数千の物件で異常が発生するため、事実上侵入犯が
侵入した物件を特定することが不可能となってしまう。
これら専用回線は地下の共同溝や地上の電柱等建物周辺
に敷設されているので、これらの切断を防止するため常
時監視するのは不可能といえる。かかる手口の犯罪には
専用回線を利用しても対策がないのが現状である。
【0005】また、一般公衆回線を利用した警備システ
ムは新たに回線を敷設する必要がないので、経済的利点
から近年急速に普及しているが、災害や犯罪等で多数の
回線が断線されると結果的に多数の物件が警備不能とな
り、警備システムに対する社会的信用を失墜させると同
時に犯罪を誘発する危険があるという重大な欠陥が露呈
することになる。
【0006】そこで、有線通信系のバックアップとして
の無線系システムが考えられるが、新たに既存の物件す
べてに無線通信系を設置するのは、有限な資源としての
電波から新たに電波を割り当てるという問題と、経済的
な負担が大きいという問題が生ずることとなり実現が困
難である。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、警備センターと警備員との間
の連絡に使われている既存の無線系を利用して有線通信
回線の故障をバックアップする装置を構築することによ
り、既に割り当てられている電波を有効に利用し、資源
としての電波を有効に活用し、且つ、経済的負担を最小
限にして上記警備システムの欠陥を除去しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は物件毎に設置さ
れるデータ送信用無線機と、警備センターの受信装置に
付加する音声信号を除去する装置と、疑似雑音符号相関
器を利用したデータ抽出装置及びデータ表示装置により
構成される。
【0009】以下、本発明の原理を説明する。
【0010】本発明は、警備センターの管制官と巡回警
備員との連絡に使われる会話には空き時間があり、電波
を使っていない時間が断続的に存在すること、及び、警
備物件から送られる異常信号すなわち警備データの発生
頻度は極めて少なく且つ、内容も物件コードと火災、ガ
ス、侵入などと少ない情報量で充分であること、及び、
音声会話には冗長性があるため、音韻に比して充分短い
雑音が離散的に混入しても内容の理解に影響しないとい
うことに着目している。
【0011】警備センターに接続される複数の無線基地
局と基地局がカバーする地域の物件を想定すると、警備
会社に一般に割り当てられている無線局は出力10W、
FM変調方式の電話タイプである。従って、アンテナの
設置条件や地形にも依存するが、基地局周辺10〜30
キロメートルの地域をカバーすることになり、基地局あ
たりの警備物件数は高々1万件程度と想定できる。物件
コード14ビット、内容コード2ビットの16ビットで
警備データを構成した場合、16384物件と火災、侵
入、ガス、その他の四種類の内容識別が可能となるの
で、かかる無線条件では妥当なデータ構成といえる。実
際にはこれに誤り訂正符号などを付加し20ビット程度
にするのが現実的である。
【0012】また、既に割り当てられている無線局は電
話タイプであるから帯域幅は少なくとも3KHzは確保
されている。現在の技術によれば、この帯域で充分な信
頼性で伝送できる伝送速度は2400〜4800bps
と想定できる。例えば、4800bpsでは20ビット
の警備データを約4.2msで伝送できる。例えば、こ
のデータを警備無線と同一搬送波で5〜10秒間隔で数
分間送信を続ける。警備センターと巡回警備員が無線で
通話中に警備データが発信されると会話の中に雑音が入
るが、音韻に比較して短い雑音が5〜10秒間隔に入っ
たとしても会話内容の理解に及ぼす影響は少ない。
【0013】同一周波数で非同期でデータを送信するの
で、複数の物件から同時に異常信号の送信が発生する
と、信号同士の衝突によりデータを伝達できなくなる
が、実用上は無視できることを以下に示す。
【0014】1つの警備センターが掌握する範囲すなわ
ち電波の届く範囲の契約物件数を10000件、1物件
あたりの異常信号発生率をセンサーの誤動作が原因とな
るものも含めて1回/月、回線の切断などの故障が基地
局がカバーしている20%で同時発生、異常信号は5秒
周期で10分間送信され続けるものとすると、1基地局
あたりの異常信号の発生頻度は下記式で表される。
【0015】信号発生率=(データ長×物件数×0.2
×月当たり発生回数×連続送信数)÷1ヶ月の時間=
3.89×10-4 すなわち、送信信号同士が衝突しないで送信できる確率
は0.999611となる。更に、同一異常信号は5秒
周期で10分間繰り返し送信されるので、例えば、平均
周期5秒を中心に周期をランダムに変えれば、衝突によ
る通信障害を著しく低下できると同時に異常信号の受信
信頼度も著しく上がるのは明らかである。本発明の方式
では、会話中に発生する異常信号を受信することができ
ないが、上記例のように5秒周期で10分間送信を続け
ることにより、通話の空き時間が発生することを期待す
るものである。実際に、一般に使用されているブレスト
ゥートーク方式の無線機では、1分送信、4分受信する
というように予め1回あたりの通信時間を制限して同一
系内の無線機同士の混信を予防している方式が多い。例
えば、基地局からの送信搬送波と警備員からの送信搬送
波が異なる周波数の場合、異常信号を警備員の送信搬送
波と同一周波数で送信すると、警備員は1回あたり1分
以上送信することはないから、少なくとも1分後には異
常信号を基地局に伝達できる可能性が高いといえる。以
上のごとく、現在使用している無線系の空き時間を利用
して警備システムの有線系通信のバックアップが充分可
能なことがわかる。
【0016】従来タクシー無線や警備無線においても、
通話に先立って自分のIDコードを送信する方式が一般
に採用されている。しかし、これらで採用されている伝
送方式では伝送速度は1200〜2400bpsと高速
で、データ長も数10msと比較的短いが、伝送を確実
にするためデータ送信に先立って搬送波を送信すること
により受信機のスタンバイ時間を確保している。このた
め、IDコード送出に当たって500ms程度の搬送波
を送出しており、ここで採用されている通信方式で異常
信号を送信するには無理がある。以下に微小時間で異常
信号を通信する方式について説明する。
【0017】一般に、無線受信機は搬送波を受信してい
ない状態では、受信信号と同程度あるいはそれ以上の増
幅器の熱雑音が出力されており、この状態で数ms程度
のデータを受信しても解読が困難である。また、このよ
うに短いデータでは、イグニッションノイズや空電雑音
等の影響を受けやすくなり信号の解読が困難になる。更
に、本発明の方式では、音声信号に前後してデータを受
信するので、音声信号との識別も重要である。音声信号
は平均的に考えると、エネルギー、振幅変動共ランダム
ノイズと同等と考えられるので、従来採用されているF
M復調回路と2進回路による復調だけで信号抽出するの
は困難である。
【0018】本発明では、データ信号の継続時間が音声
の継続時間に比較して極めて短いことに着目して、受信
搬送波の継続時間がデータのそれよりも長い場合には信
号ではないとしてデータ復調回路に入力させなくするこ
とにより、音声信号を誤ってデータと判断することを防
止する。更に、本発明では、データ信号に疑似雑音符号
を重畳して送信する。受信機に、通話回路であるFMま
たはAMの音声復調回路の後に、この疑似雑音符号に相
当する相関器を付加して信号の存在を検出するとともに
同期点を検出し、音声復調回路の出力から疑似雑音符号
を差し引くことにより送信された2進符号の正しい読み
取りを行う。上記数値例のように、3KHzの帯域で4
ms幅の疑似雑音符号としては、5次のM系列の疑似雑
音符号を採用可能である。この場合、生成できる疑似雑
音符号は200個以上存在することが知られている。こ
の中から周期性などを考慮してより効果的な雑音符号と
しても数10個以上割り当てることができる。このこと
は、例えば隣接する基地局間の物件コードの識別が、デ
ータに重畳する疑似雑音符号を変えることにより可能に
なることを示している。また、送信データ量が多く本例
の如く4msと短い時間に納まらない場合は、データを
2個に分割し、最初に送信するデータに重畳する疑似雑
音符号と2番目に送信するデータに重畳する疑似雑音符
号を別個のものとすれば、受信側にそれぞれの疑似雑音
符号に対応した相関器を用意し同様の方法で2個に分割
されたデータを抽出できる。
【0019】また、自動車のイグニッション雑音や電動
機のブラシ雑音のようなデータと識別しにくいパルス性
の雑音に対しても、相関器を通すことにより、これらを
信号と誤認する確率を低下できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1、2は、機械警備システムに
本発明を適用した場合の説明図である。図1(a)は物
件側に設置する無線送信機について、図1(b)は警備
センター側のデータ受信機について示したものである。
また、図2はこれら各部の信号波形を示したものであ
る。この例では、警備員の無線送信機と物件に設置され
た本発明の異常信号送出用無線送信機の無線機仕様は同
一とする。
【0021】図1(a)の101、102、103は従
来の端末装置、104〜109は本発明で付加されるデ
ータ送信部である。
【0022】図1(b)の201〜205は従来のセン
ター装置、206〜208は本発明により付加されるデ
ータ受信部である。
【0023】図1(a)において、火災、断線あるいは
侵入などを感知するセンサ101で異常を感知すると、
コントローラ102に異常感知信号を伝達する。この場
合、コントローラ102は、専用線を通じて警備センタ
ーに異常信号を伝達するが、その前に専用線の電流監視
装置により専用線の断線を検出することになる。一般
に、専用線を利用した警備システムでは異常を検出しな
いときでも常時データを送信しているので、回線が正常
であれば常に回線には所定の信号電流が流れており、回
線の断線時は信号電流が0に、短絡の場合は所定以上の
電流が流れることになるので、通信電流監視装置103
で電流監視することにより専用回線の異常を検出でき
る。専用回線の異常を検出すると、通信電流監視装置1
03はコントローラ102を介して変調及び疑似雑音符
号付加器104へ図2の301に示した2ビットの異常
信号Saを送出する。また、図1(a)においては、物
件コードを設定するためのディップスイッチ105が設
けられている。
【0024】変調及び疑似雑音符号付加器104は、異
常信号Saの後に物件コードSiを付加した連結信号S
dを生成すると同時に疑似雑音符号Snを生成する。S
aをSiの前に付加した連結信号Sdを図2の303
に、疑似雑音符号Snを304にそれぞれ示す。Sdと
Snとは抵抗R1、R2、R3で構成された回路で合成
されて和の信号Sxが生成される。このSxを図2の3
05に示す。和の信号SxはFM変調回路106に入力
され、無線送信機107のアンテナ109を通して電波
として空中に送出される。FM変調回路106、無線送
信機107の搬送周波数、出力、変調方式は警備用無線
機として認可されている無線仕様と同一とするので、送
信される情報が音声か異常信号かの違いがあるだけであ
る。
【0025】なお、変調及び疑似雑音符号付加器104
は異常信号Saを受信すると、送信機電源制御信号Ca
により無線送信機107の電源を投入し搬送波発振器を
起動し、発振器の周波数が安定したら高周波スイッチ制
御信号Cbにより高周波スイッチ108を作動させ、無
線送信機107とアンテナ109を接続し、上記和の信
号Sxを送出し、Sx送出完了と同時に高周波スイッチ
108でアンテナ109を切り放すとともに無線機の電
源を切るという一連の制御を行う。
【0026】次に、警備センターの受信機によるSxの
受信について説明する。
【0027】図1(b)において、警備員とセンターと
の交信は、受信アンテナ201、無線受信部202、F
M復調回路203、音声増幅器204、スピーカ205
を通して行われる。無線受信部202は、搬送波を受信
すると搬送波感知信号C0を出力する(図2の30
7)。図1(b)では、本発明のため、A/Dコンバー
タ206、マイクロコンピュータを中心として構成され
ている信号処理装置207、表示器208が付加されて
いる。
【0028】信号処理装置207は、搬送波感知信号C
0により搬送波の継続時間を検出し、Sxの継続時間以
上の信号に対してはFM復調回路203のFM復調回路
出力C1を無視し、Sxと同等の継続時間の信号に対し
てのみ以降のデータ復調処理を実行する。
【0029】図2の306は、FM復調回路出力C1と
して、警備員の通話Vと異常信号nが同時に存在する状
態を示した例である。スピーカ205からはこれが出力
されるから、異常信号nも5秒周期で雑音として耳に入
るが、4ms程度と短時間の雑音であるからあまり問題
にならない。信号処理装置207により、C1(図2の
306)からC0(図2の307)の区間Xに相当する
部分すなわち警備員の通話Vは除外されて、Yに相当す
る部分すなわち異常信号nのみ以下の処理がされる。Y
の部分には、Sxと同一波形及びその前後に雑音が重畳
されたものが含まれ、図2の308の信号波形として示
される。この信号波形に対して、信号処理装置207の
中で送信機の変調及び疑似雑音符号付加器104で重畳
された疑似雑音符号に対応した相関計算をすることによ
り、雑音の中からも異常信号の存在する位置を検出でき
ることはよく知られている。送信データ前後に雑音を含
んだ波形(信号波形)に対して相関計算をした後の波形
を図2の308に相関計算結果として示す。この相関計
算結果のP点が信号の終端を示す同期点である。P点を
基準に308の信号波形から疑似雑音符号Snを差し引
けば送信データSdが求められる。
【0030】自動車のイグニッションノイズなどのパル
ス性の雑音にも、データと同程度の継続時間の搬送波出
力があるが、信号処理装置207でデータ復調処理をし
た場合は、疑似雑音符号Snとの相関がないため相関計
算の出力が少なくなり、雑音と判断できる。この場合の
雑音波形の相関計算出力を309に示す。
【0031】もし、C0による音声信号とデータ信号の
区別をせずに音声信号をも信号処理装置207で相関計
算をした場合には、音声信号の中に疑似雑音符号Snが
出現する確率が0とはいえないので、相関計算の出力が
所定以上の値になる可能性があり、データと音声の識別
が不能となり通信の信頼性を損なうことになる。
【0032】信号処理装置207で異常信号Saを解読
したらこれを表示器208に入力し、物件コードSiと
異常内容を表示する。
【0033】以上の本発明の応用例では、警備システム
の異常信号を送信する場合について説明したが、例えば
警備員の車に人工衛星を利用した位置検知システムを登
載して本発明を利用して定期的に車の位置を警備センタ
ーに送信するシステムを構築すれば、警備センターから
異常物件の最寄りの警備員に急行指令を出すことがで
き、警備の質を高めることもできる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による無線
通信システムを利用すれば、稼働している無線システム
の一部を改良するだけの極めて安いコストで有線通信系
の障害をバックアップする通信システムを構築できる。
このため、従来一般公衆回線の断線に対する警備上の不
安から専用線を敷設していたが、本発明を併用すれば、
既に広く普及している一般公衆回線で高い信頼性の通信
網を確保できるだけでなく、専用線の敷設費用と回線使
用料が不要となり、システムコストと運用費用を削減で
きる。
【0035】また、既に実施されている専用線を利用し
た警備システムに本発明を採用すれば、警備センター周
辺で専用回線の束を一括切断することにより異常物件を
同時多発させることで警備員の対処不能状態をおこし、
実質的に無警戒状態にしてから宝石店等に侵入するなど
の悪質な知能犯をも防止できる。
【0036】また、警備システムへの社会的ニーズの高
まりにより、物件での異常状況を詳細に知るために、警
備センターと物件との間で音声情報や静止画情報を授受
する必要性が生じつつあるが、従来より警備用に敷設さ
れている専用回線は通信速度が50bpsと低速である
ため、かかるニーズに対応するのが不可能になってい
る。
【0037】一方、一般公衆回線は近年の技術進歩によ
りデータ通信速度が14400bpsにまで向上してお
り、音声通信はもちろんのこと鮮明なカラー静止画像を
伝送できるまでになっているため、新しいニーズに十分
対応できるので、従来の警備情報通信を本発明でバック
アップし、一般公衆回線を使って新しいニーズに対応で
きるシステムを専用回線より高い信頼性で且つ安いコス
トで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる無線通信方式を使用した機械
警備システムの無線送信機及びデータ受信機のブロック
図である。
【図2】 図1の各部の信号波形を示す図である。
【符号の説明】
101 センサ、102 コントローラ、103 通信
電流監視装置、104 変調及び疑似雑音符号付加器、
105 ディップスイッチ、106 FM変調回路、1
07 無線送信機、108 高周波スイッチ、109
アンテナ、Ca 送信機電源制御信号、Cb 高周波ス
イッチ制御信号、201 受信アンテナ、202 無線
受信部、203 FM復調回路、204 音声増幅器、
205 スピーカ、206 A/Dコンバータ、207
信号処理装置、208 表示器、C0 搬送波感知信
号、C1 FM復調回路出力、301 端末機から出力
された異常信号、302 物件コード、303 物件コ
ードと異常信号の連結信号、304 疑似雑音符号、3
05 疑似雑音符号と連結信号との和の信号、306
FM復調回路の出力信号、307 搬送波感知信号、3
08 搬送波感知信号のY部の信号波形とこれの相関計
算結果、309 雑音波形とこれの相関計算結果。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断続的に音声信号を授受する無線通信方
    式であって、音韻に比して充分短い継続時間のデータ信
    号を音声と同一搬送周波数で送信するデータ送信機と、
    音声信号送信機とを備え、これらの送信機が互いに独立
    に送信する信号群から、信号継続時間の違いにより音声
    信号とデータ信号とを弁別することを特徴とする無線通
    信方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線通信方式において、
    データに疑似雑音符号を重畳したものを送信データと
    し、受信機側に受信データから該疑似雑音符号に対応す
    る相関器を使って疑似雑音符号を検出する疑似雑音符号
    相関器を備え、相関器出力のピーク位置からデータの同
    期点を検出するとともに、該受信データから疑似雑音符
    号を差し引くことにより信号を抽出することを特徴とす
    る無線通信方式。
JP8337128A 1996-12-17 1996-12-17 無線通信方式 Pending JPH10190615A (ja)

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