JPH10187998A - 映像信号における物体の輪郭線符号化方法 - Google Patents
映像信号における物体の輪郭線符号化方法Info
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- JPH10187998A JPH10187998A JP33988896A JP33988896A JPH10187998A JP H10187998 A JPH10187998 A JP H10187998A JP 33988896 A JP33988896 A JP 33988896A JP 33988896 A JP33988896 A JP 33988896A JP H10187998 A JPH10187998 A JP H10187998A
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Abstract
符号化して、伝送すべきデータ量を一層低減するための
方法を提供すること。 【解決手段】 物体の輪郭線の符号化において多角形
近似を用いる符号化方法では、通常、実際の輪郭線と輪
郭線を近似する多角形との誤差(エラー)を受信側へ伝
送する必要があり、これは通常多角形の各辺に対応する
輪郭線セグメント毎に順になされるが、本発明ではこの
輪郭線セグメント毎になされるエラーの伝送において、
隣接する輪郭線セグメントのエラー間の相関が高い場合
は前に伝送したエラーと次に伝送するエラーの“差”を
伝送することによって、伝送しなければならないデータ
量を低減するものである。
Description
るための方法に関し、特に、映像信号における物体(オ
ブジェクト)の輪郭線を効果的に符号化して、伝送され
るデータ量を減らすための方法に関する。
システムのようなディジタル映像システムでは、映像フ
レーム信号は画素値といわれる一連のディジタルデータ
からなるため、各映像フレームを表すには大量のディジ
タルデータが必要である。しかし、通常の伝送チャンネ
ルでの使用可能な周波数帯域は制限されているため、こ
のような伝送チャンネルを通じて大量のディジタルデー
タを伝送するためには多様な圧縮技法を使用してデータ
の量を減らす必要がある。特に、テレビ電話や電子会議
システムのような低ビットレートの映像信号符号化シス
テムの場合、データ圧縮が必要である。
号を符号化するための符号化方法の一つに、いわゆる物
体指向分析−合成符号化技法がある。それによると、入
力映像は複数の物体に分けられ、各物体の動き、輪郭、
画素データを規定する3セットのパラメータは相異なる
符号化チャンネルを通じて処理される。
形状の分析及び合成には輪郭線情報が重要である。輪郭
線情報を表す通常の符号化方法にチェーン符号化法があ
る。チェーン符号化法は輪郭線情報を損失なく符号化す
るが、輪郭線情報を表すのに多量のビットが必要であ
る。
似やB−スプライン近似のような多様な輪郭線情報を符
号化法が提案されてきた。多角形近似は輪郭の表現が粗
くなりがちであり、一方、B−スプライン近似は輪郭線
をより正確に表すことができるが近似誤差(エラー)を
減らすのに高次多項式が必要であり結果的に映像符号化
の全体的な計算量が増大するという短所がある。
計算量の増加のような問題点を解決するために提案され
た技法の一つに離散サイン変換(DST)を用いた輪郭
線近似法がある。
第7-115,096号「輪郭近似方法」に示されているよう
な、多角形近似とDSTに基づいた輪郭線近似を用いた
方法では、物体の輪郭線上に複数の頂点を決定し、物体
の輪郭線を、隣接する頂点を結ぶラインセグメント(線
分)からなる多角形によって近似する。そして、各々の
ラインセグメント上にN個のサンプルポイントを選択
し、これらのサンプルポイントの各々での近似エラーを
順次計算して各ラインセグメントに対し近似エラーのセ
ットを求める。各サンプルポイントにおける近似エラー
は、そのサンプルポイントと、そのサンプルポイントを
通り対応するラインセグメントに垂直な直線が対応する
輪郭線セグメントと交わる点との間の変位を表す。その
後、各近似エラーセットに対し1次元DSTを行うこと
によってDST係数セットを生成する。
輪郭線表現や計算の複雑化を改善して伝送するデータの
量をある程度減少させることは可能であるが、64kb
psの伝送チャネルバンド幅のような低ビットレートの
コデックシステムを効果的に実現するためには伝送する
データを更に減らす必要がある。
目的は、多角形近似の結果に基づき、隣接した輪郭線セ
グメント間の相関を用いて伝送するデータ量を更に減ら
し得る映像信号における物体の輪郭線符号化方法を提供
することである。
めに、本発明によれば、基準輪郭線セグメントを含む複
数の輪郭線セグメントに分割された物体の輪郭線を各輪
郭線セグメントの両端点を連結するラインセグメントに
よって近似する多角形近似に基づいた映像信号における
物体の輪郭線符号化方法であって、前記基準輪郭線セグ
メントと前記基準輪郭線セグメントの両端点を連結する
第1ラインセグメントとの差を表す第1近似エラーセッ
トを求める第1過程と、前記基準輪郭線セグメントでは
ない残りの輪郭線セグメントの中の1つ(第2輪郭線セ
グメント)とその両端点を連結する第2ラインセグメン
トとの差を表す第2近似エラーセットを求める第2過程
と、前記第1近似エラーセットを前記第2近似エラーセ
ットから引き算して、差分エラーセットを計算する第3
過程と、各差分エラーの大きさに基づいて、前記差分エ
ラーセットに対するエラー値である第1エラー値を求め
る第4過程と、各第2近似エラーの大きさに基づいて、
前記第2近似エラーセットに対するエラー値である第2
エラー値を求める第5過程と、前記第1エラー値と前記
第2エラー値とに基づいて、前記差分エラーセットと前
記第2近似エラーセットのうちいずれか一方を前記第2
輪郭線セグメントに対するエラーセットとして選択する
第6過程と、前記エラーセットを符号化して符号化され
たエラーセットを生成する第7過程とを含むことを特徴
とする映像信号における物体の輪郭線符号化方法が提供
される。
て図面を参照しながらより詳しく説明する。
号における物体輪郭線を符号化するための方法を表すブ
ロック図が示されている。
は、多角形近似ブロック100及びエラー検出ブロック
105へ入力される。
された輪郭線をラインセグメント(線分)で近似するべ
く従来の近似アルゴリズムを用いた多角形近似が行われ
る。多角形近似の結果、物体の輪郭線上に複数の頂点が
決定され、輪郭線は隣接する頂点を結ぶ複数のラインセ
グメントによって近似される。多角形近似ブロック10
0において、輪郭線上の頂点には順序が定められる。ま
ず、頂点のうち1つが初期頂点と選択され、初期頂点に
隣接する頂点のうち1つが次の頂点として選択される。
その後、最後に選択された頂点に隣接するまだ選択され
ていない頂点を次の頂点として選択する過程を全ての頂
点の順序が定められるまで繰り返す。しかる後、輪郭線
上の頂点の位置を表す頂点情報がエラー検出ブロック1
05とデータフォーマッティング回路180へ供給され
る。
グメント上にN個のサンプル点を選択して、輪郭線イメ
ージデータと頂点情報とに基づいてラインセグメント上
の各サンプル点におけるエラーまたは近似誤差を計算す
る。本発明の好ましい一実施例によれば、N個のサンプ
ル点は各ラインセグメント上で互いに等間隔に選択され
る(Nは正の整数、例えば、8)。ラインセグメント上
の各サンプル点におけるエラーは、サンプル点からサン
プル点を通ってラインセグメントに垂直な直線と対応す
る輪郭線セグメントとの交点までの変位を表し、この変
位はサンプル点と前記交点との間の距離と、ラインセグ
メントに対する前記交点の相対位置を表す符号とによっ
て表される。
を有する輪郭線の一部分10を例にして符号の決定方法
について説明する。ここで、便宜上、Nは4とする。P
1〜P4、Q1〜Q4及びR1〜R4は各々ラインセグメント
V1V2、V2V3及びV3V4上のサンプル点を表し、
P1′〜P4′、Q1′〜Q4′及びR1′〜R4′は、各々
対応する輪郭線セグメント上の交点を表す。本発明によ
る好ましい一実施例によれば、交点がViからVi+1に向
かうベクトルの左側に位置する場合、前記交点にはプラ
ス(+)の符号が割り当てられ、そうでない場合はマイ
ナス(−)の符号が割り当てられる。このような方法に
よれば、ラインセグメントV1V2のエラーe11〜e14と
ラインセグメントV2V3のエラーe21〜e24にはプラス
の符号が割り当てられ、ラインセグメントV3V4のエラ
ーe31〜e34にはマイナスの符号が割り当てられる。
と、エラー検出ブロック105は、第1エラーセットE
1から順に、i番目のラインセグメントViVi+1に対応
するi番目のエラーセットEi=(ei1,...,
eiN)を減算器120と比較器110へ供給する。例え
ば、図2を参照すれば、第1ラインセグメントV1V2に
対応する第1エラーセットはE1=(e11,e12,
e13,e14)で表現され、第2ラインセグメントV2V3
に対応する第2エラーセットはE2=(e21,e22,e
23,e24)で表現され、第3ラインセグメントV3V4に
対応する第3エラーセットは、E3=(e31,e32,e
33,e34)で表現される。
110は第1制御信号を補償器115とデータフォーマ
ッティング回路180へ供給する。第1制御信号に応答
して、前記補償器115は内部に組み込まれたメモリ
(図示せず)に格納されている「0」値のエラーを有す
る予測エラーセットE0を減算器120と加算器150
へ供給する。減算器120はエラー検出ブロック105
から受けとるi番目のエラーセットEiから補償器11
5から受けとる予測エラーセットを減算する。よって、
第1エラーセットE1に対しては、減算器120におい
て「0」値のエラーを有する予測エラーセットE0が第
1エラーセットE1から減算されて、第1差分エラーセ
ットE1′=E1−E0が変換ブロック125へ供給され
る。従って、E1′は第1ラインセグメントV1V2に対
応する第1エラーセットE1と完全に同一である。
ラーセットは変換係数のセットに変換される。本発明に
よる好ましい一実施例によれば、離散サイン変換(DS
T)が第1差分エラーセットを変換するのに用いられ
る。しかし、他の変換方法、例えば、離散コサイン変換
を離散サイン変換の代わりに用いてもよい。その後、変
換係数セットは量子化器130へ送られ、量子化器13
0で従来の量子化方法を用いて量子化される。量子化さ
れた係数セットは統計的符号化器170と逆量子化器1
35へ送られる。統計的符号化器170は、例えば、可
変長符号化とランレングス符号化とを用いて、量子化さ
れた係数セットを符号化して物体の輪郭線セグメントを
表す符号化された信号をデータフォーマッティング回路
180へ供給する。
化器130からの量子化された係数セットが復元され
る。さらに、逆変換ブロック140においては、復元さ
れた変換係数セットが逆変換され、復元された第1差分
エラーセットが生成される。しかる後、復元された第1
差分エラーセットは加算器150へ供給されて、補償器
115から入力されたデータと加算される。第1ライン
セグメントV1V2に対する処理では、復元された第1差
分エラーセットと「0」値のエラーを有する予測エラー
セットE0とが加算されて、第1ラインセグメントV1V
2の復元された第1エラーセットE1″が生成され、復元
された第1エラーセットE1″はメモリ160へ送られ
て格納される。
2エラーセットE2が比較器110と減算器120へ送
られる。比較器110はメモリ160から第1ラインセ
グメントV1V2に対する復元された第1エラーセットE
1″を読み出し、第2エラーセットE2に対するエラー値
と第2差分エラーセットE2′に対するエラー値とを比
較する。ここで、E2′=(e21−e11″,e22−
e12″,...,e2j−e1j″,...,e2N−
e1N″)と定義され、e1j″は第1ラインセグメントV
1V2に対する復元された第1エラーセットE1″のj番
目のエラーを、e2jは第2ラインセグメントV2V3に対
する第2エラーセットE2のj番目のエラーを表し、j
は1以上N以下の整数である。E2のエラー値及びE2′
のエラー値は、各々、
る。この場合、AE2は第2エラーセットに対する絶対
値エラーの平均であり、AE2′は第2差分エラーセッ
トに対する絶対値エラーの平均である。
くない場合、比較器110は第1制御信号をラインL4
0を通じて補償器115へと送るとともにラインL20
を通じてデータフォーマッティング回路180へと送
る。
平均の代わりに、以下のように定義されるエラーの2乗
平均を用いることもできる。
ラーセットのエラーの2乗平均と第2差分エラーセット
に対するエラーの2乗平均を表す。
た場合、補償器115は「0」値のエラーを有する予測
エラーセットE0を減算器120と加算器150へ出力
する。i番目のエラーセットEiが比較器110に入力
された後、第2制御信号が比較器110から出力された
場合は、補償器115は復元された(iー1)番目のエ
ラーセットE(i-1)″をメモリ160から読み出し、予
測エラーセットとして減算器120と加算器115へ供
給する。従って、第2制御信号が比較器110から供給
される場合、減算器120は復元された(iー1)番目
のエラーセットE(i-1)″={e(i-1)j″}と全く同じ
予測エラーセットをエラー検出ブロック105から入力
されるi番目のエラーセットEi={eij}から減算し
て、i番目の差分エラーセットEi′={eij−e
(i-j)j″}=(ei1−e(i-1)1″,ei2−
e(i-1)2″,...,eij−e(i-1)j″,,...,e
iN−e(i-1)N″)を生成する(ここでjは1以上N以下
の整数)。
10へ伝達された後に、第2制御信号が比較器110か
ら出力される場合、補償器115は第1ラインセグメン
トV1V2に対する復元された第1エラーセットをメモリ
160から読み出し、第2ラインセグメントV2V3に対
する予測エラーセットとして減算器120と加算器15
0へ供給する。
ク125、量子化器130、逆量子化器135、逆変換
ブロック140、加算器150及び統計的符号化器17
0は、第1エラーセットE1に対して上述したのと同様
に動作するため、これらに対する説明は省略する。メモ
リ160においては、既に格納された第1ラインセグメ
ントV1V2に対する復元された第1エラーセットE1″
が第2ラインセグメントV2V3に対する復元された第2
エラーセットE2″に更新される。第2エラーセットに
対して説明した前記過程は、全ての輪郭線セグメントに
対するエラーセットに対して処理がなされるまで繰り返
される。
比較器110からの制御信号に対応して、符号化された
信号に追加ビットを添加する。即ち、符号化された信号
に対して、第1制御信号が比較器110から送られてく
る場合、符号化された信号にはこの第1制御信号が追加
ビット(例えば、0)として付け加えられ、符号化され
た信号がセグメント内符号化(intra-coding)されたこ
とを表す。符号化された信号に対して第2制御信号が送
られてくる場合は、符号化された信号にはこの第2制御
信号が追加ビット(例えば、1)として付け加えられ、
符号化された信号がセグメント間符号化(inter-codin
g)されたことを表す。即ち、前の輪郭線セグメントに
対して差分エラーセットが計算され符号化されたことを
表す。その後、追加ビットを含む各符号化された信号と
頂点情報は、適切な形態にフォーマットされて伝送器
(図示せず)へ送られ伝送される。
いて説明したが、本明細書に記載した特許請求の範囲を
逸脱することなく、当業者は種々の変更を加え得ること
は勿論である。
ける物体の輪郭線を多角形近似に基づいて、隣接した輪
郭線セグメント間の相関を利用して符号化を行うことに
よって伝送するデータ量をより減縮することができる。
また本方法は、コンピュータをプログラムに従って動作
させることで実行可能であり、そのようなプログラムは
所定の媒体に記憶させることが可能である。
号化するための方法を示すためのブロック図である。
グメントと各々の該当する輪郭線セグメントの間のエラ
ーを表す例示図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 基準輪郭線セグメントを含む複数の輪
郭線セグメントに分割された物体の輪郭線を各輪郭線セ
グメントの両端点を連結するラインセグメントによって
近似する多角形近似に基づいた映像信号における物体の
輪郭線符号化方法であって、 前記基準輪郭線セグメントと前記基準輪郭線セグメント
の両端点を連結する第1ラインセグメントとの差を表す
第1近似エラーセットを求める第1過程と、 前記基準輪郭線セグメントではない残りの輪郭線セグメ
ントの中の1つ(第2輪郭線セグメント)とその両端点
を連結する第2ラインセグメントとの差を表す第2近似
エラーセットを求める第2過程と、 前記第1近似エラーセットを前記第2近似エラーセット
から引き算して、差分エラーセットを計算する第3過程
と、 各差分エラーの大きさに基づいて、前記差分エラーセッ
トに対するエラー値である第1エラー値を求める第4過
程と、 各第2近似エラーの大きさに基づいて、前記第2近似エ
ラーセットに対するエラー値である第2エラー値を求め
る第5過程と、 前記第1エラー値と前記第2エラー値とに基づいて、前
記差分エラーセットと前記第2近似エラーセットのうち
いずれか一方を前記第2輪郭線セグメントに対するエラ
ーセットとして選択する第6過程と、 前記エラーセットを符号化して符号化されたエラーセッ
トを生成する第7過程とを含むことを特徴とする映像信
号における物体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項2】 前記第2近似エラーセットを得るため
の前記第2過程が、 前記第2ラインセグメント上にN(Nは正の整数)個の
サンプルポイントを決定する第2−1過程と、 各々一つのサンプルポイントから、そのサンプルポイン
トを通り前記第2ラインセグメントに垂直な直線と前記
第2輪郭線セグメントとの交点までの変位を表すN個の
第2近似エラーを計算することによって前記第2近似エ
ラーセットを求める第2−2過程とを含むことを特徴と
する請求項1に記載の映像信号における物体の輪郭線符
号化方法。 - 【請求項3】 前記変位は、前記サンプルポイントと
前記交点との間の距離と、前記第2ラインセグメントに
対する前記交点の相対位置を示す符号とによって表され
ることを特徴とする請求項2に記載の映像信号における
物体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項4】 前記第7過程の後に、 前記符号化されたエラーセットを復号化して復元された
エラーセットを得る第8過程と、 前記第6過程で前記差分エラーセットが選択された場合
には前記第1近似エラーセットを前記復元されたエラー
セットに加算してその結果を復元された第2近似エラー
セットとし、そうでない場合には前記復元されたエラー
セットを復元された第2近似エラーセットとする第9過
程と、 前記復元された第2近似エラーセットで前記第1近似エ
ラーセットを、前記第2輪郭線セグメントで前記基準輪
郭線セグメントを置換する第10過程と、 残りのラインセグメントに対して前記第2過程から第1
0過程を繰り返す第11過程とを更に含むことを特徴と
する請求項1に記載の映像信号における物体の輪郭線符
号化方法。 - 【請求項5】 前記第1近似エラーセットを求めるた
めの前記第1過程が、 前記第1ラインセグメント上にN個のサンプルポイント
を決定する第1ー1過程と、 前記基準エラーの一つは一つのサンプルポイントから、
そのサンプルポイントを通り前記第1ラインセグメント
に垂直な直線と前記基準輪郭線セグメントとの交点まで
の変位を表すものとし、前記変位を前記サンプルポイン
トと前記交点との間の距離と前記第1ラインセグメント
に対する前記交点の相対位置を表す符号とによって表す
ことによって前記基準エラーセットを求める第1−2過
程と、 前記基準エラーセットを符号化して符号化された基準エ
ラーセットを生成する第1−3過程と、 前記符号化された基準エラーセットを復号化して復元さ
れた基準エラーセットを生成する第1−4過程と、 前記復元された基準エラーセットで前記第1近似エラー
セットを置換する第1−5過程とを含むことを特徴とす
る請求項4に記載の映像信号における物体の輪郭線符号
化方法。 - 【請求項6】 前記基準輪郭線セグメントの両端点の
うち一つの点が前記第2輪郭線セグメントの両端点の一
つと一致することを特徴とする請求項5に記載の映像信
号における物体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項7】 前記第6過程が、 前記第1エラー値と前記第2エラー値とを比較する第6
−1過程と、 前記第1エラー値が前記第2エラー値より大きくなけれ
ば前記差分エラーセットをエラーセットとして選択し、
そうでなければ前記第2近似エラーセットをエラーセッ
トとして選択する第6−2過程とを含むことを特徴とす
る請求項6に記載の映像信号における物体の輪郭線符号
化方法。 - 【請求項8】 e2jが前記第2近似エラーセットのj
番目のエラーを表し、e1j″が前記復元された基準エラ
ーセットのj番目のエラーを表すとき、前記第1エラー
値が、 【数1】 で定義され、前記第2エラー値が、 【数2】 で定義されることを特徴とする請求項5に記載の映像信
号における物体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項9】 e2jが前記第2近似エラーセットのj
番目のエラーを表し、e1j″が前記復元された基準エラ
ーセットのj番目のエラーを表すとき、前記第1エラー
値が、 【数3】 で定義され、前記第2エラー値が、 【数4】 で定義されることを特徴とする請求項5に記載の映像信
号における物体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項10】 前記第2ラインセグメント上の前記
N個のサンプルポイントが、互いに等間隔で離れている
ことを特徴とする請求項2に記載の映像信号における物
体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項11】 前記第1ラインセグメント上の前記
N個のサンプルポイントが、互いに等間隔で離れている
ことを特徴とする請求項5に記載の映像信号における物
体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項12】 映像信号における物体の輪郭線符号
化方法であって、 輪郭線上に複数の頂点を決定してそれらの頂点の位置を
示す頂点情報を生成する第1過程と、 前記輪郭線を隣接する2つの頂点の間に画定される複数
の輪郭線セグメントに分け、各輪郭線セグメントをその
輪郭線セグメントを画定する2つの頂点を連結するライ
ンセグメントによって近似する第2過程と、 前記ラインセグメントに順に番号を付ける第3過程と、 N(Nは正の整数)個のサンプルポイントを第1のライ
ンセグメント上に決定し、一つのサンプルポイントから
そのサンプルポイントを通り前記第1ラインセグメント
に垂直な直線と前記第1ラインセグメントに対応する輪
郭線セグメントとの交点までの変位を各々表すN個のエ
ラーを計算して第1エラーセットを生成する第4過程
と、 前記第1エラーセットを符号化して符号化されたエラー
セットを生成する第5過程と、 前記符号化されたエラーセットを復号化して復号化され
たエラーセットを生成する第6過程と、 前記第1ラインセグメントの代わりに次のラインセグメ
ントを前記第4過程に代入して次のエラーセットを生成
する第7過程と、 前記次のエラーセットから前記復号化されたエラーセッ
トを引き算して差分エラーセットを求める第8過程と、 前記次のエラーセットのエラー値と前記差分エラーセッ
トのエラー値を各エラーセットのエラーの大きさを用い
て求め、それらのエラー値を比較する第9過程と、 前記次のエラーセットのエラー値が前記差分エラーセッ
トのエラー値より大きくなければ「0」値であるエラー
を有するエラーセットを予測エラーセットとし、そうで
なければ前記復号化されたエラーセットを予測エラーセ
ットとする第10過程と、 前記次のエラーセットから前記予測エラーセットを引き
算して差分エラーセットを生成する第11過程とを含む
ことを特徴とする映像信号における物体の輪郭線符号化
方法。 - 【請求項13】 前記第11過程以降に、 前記第1エラーセットの代わりに前記第11過程で求め
られる前記差分エラーセットについて前記第5過程と前
記第6過程とを繰り返す第12過程と、 前記第12過程で生成される復号化されたエラーセット
を前記第10過程で生成される前記予測エラーセットに
加算して復元されたエラーセットを生成する第13過程
と、 前記第7過程を繰り返す第14過程と、 前記第14過程で生成された次のエラーセットから前記
復元されたエラーセットを引き算して差分エラーセット
を求める第15過程と、 前記第14過程で生成された次のエラーセットと前記第
15過程で生成された差分エラーセットについて前記第
9過程から前記第13過程までを繰り返す第16過程
と、 残りのラインセグメントに対して前記第14過程から前
記第16過程までを繰り返す第17過程とをさらに含む
ことを特徴とする請求項12に記載の映像信号における
物体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項14】 前記第4過程での前記変位は前記サ
ンプルポイントと前記交点との間の距離と前記第1ライ
ンセグメントに対する前記交点の相対位置を示す符号化
とによって表されることを特徴とする請求項13に記載
の映像信号における物体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項15】 e2jが前記次のエラーセットのj番
目のエラーを表し、e1j″が前記復号化されたエラーセ
ットのj番目のエラーを表すとき、前記次のエラーセッ
トのエラー値が、 【数5】 で定義され、前記差分エラーセットのエラー値が、 【数6】 で定義されることを特徴とする請求項12に記載の映像
信号における物体の輪郭線符号化方法。 - 【請求項16】 e2jが前記次のエラーセットのj番
目のエラーを表し、e1j″が前記復号化されたエラーセ
ットのj番目のエラーを表すとき、前記次のエラーセッ
トのエラー値が、 【数7】 で定義され、前記差分エラーセットのエラー値が、 【数8】 で定義されることを特徴とする請求項12に記載の映像
信号の物体の輪郭線符号化方法。
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