JPH10187969A - サイン照合システム - Google Patents

サイン照合システム

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JPH10187969A
JPH10187969A JP8348497A JP34849796A JPH10187969A JP H10187969 A JPH10187969 A JP H10187969A JP 8348497 A JP8348497 A JP 8348497A JP 34849796 A JP34849796 A JP 34849796A JP H10187969 A JPH10187969 A JP H10187969A
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Kenzo Obata
賢三 小幡
Ryosuke Jo
良輔 城
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Denso Corp
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KIYADEITSUKUSU KK
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/30Writer recognition; Reading and verifying signatures

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照合アルゴリズムの異なる基準データ(サイ
ンデータ)を記憶した複数種類の情報記憶装置を、一つ
のサイン照合端末装置で利用できるようにする。 【解決手段】 サイン照合端末装置10側のタブレット
16から入力されたサインデータと、認証対象者が保有
するICカード20に記憶された基準データとを照合し
て個人認証を行うサイン照合システムにおいて、カード
20に、基準データに対応した照合アルゴリズムに則っ
てサイン照合を行うサイン照合部20bを設け、端末装
置10側では、手書き入力されたサインデータをカード
20に送り、サイン照合部20bによる照合結果を受け
取るように構成する。この結果、端末装置10は、カー
ド20に記憶された基準データの種類に関係なく個人認
証を行うことができる。なお、カードに照合プログラム
のみを記憶し、端末装置側でその照合プログラムを読み
取ってサイン照合するようにしてもよく、また、端末装
置側に予め多数の照合プログラムを記憶しておくように
してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯可能な情報記
憶装置に記憶された保有者自身のサインの基準データと
サイン照合端末装置に手書き入力されたサインデータと
を照合することにより個人の認証を行うサイン照合シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人認証を行うシステムとして
は、例えば、指紋等の画像を利用する画像照合方式のも
のや、声紋等の音声を利用する音声照合方式のものな
ど、種々のシステムが考えられているが、その中でも、
認証対象者が手書きしたサインを利用するサイン照合方
式のシステムは、簡便なハードウェアとコストの低廉
さ、操作の自然さ等から有力な方法である。
【0003】そして、こうしたサイン照合システムは、
様々な分野での使用が考えられているが、クレジットカ
ード等の決済に用いられるサイン照合システムを例にと
ると、そのサイン照合システムは、図10に示す如く、
カード番号等のカード情報と共に、保有者個人のサイン
データがサイン照合用の基準データとして記憶されたメ
モリカード等からなる携帯可能な情報記憶装置90と、
店や施設での料金支払場所に配置され、情報記憶装置9
0の保有者が手書き入力したサインデータと情報記憶装
置90に記憶された基準データとを照合して個人認証を
行うサイン照合端末装置80と、このサイン照合端末装
置80によるサイン照合結果等に従い金銭的な決済を行
うクレジット会社や銀行のホストコンピュータ等の外部
装置(図示せず)とから構成されることになる。
【0004】また、こうしたサイン照合システムの中心
となるサイン照合端末装置80には、図10に示すよう
に、例えば、受領書となる伝票82を載置してその上か
らサインを書き込むことができるように、平板状の入力
面84が形成され、この入力面84の中央部全域には、
伝票に書き込まれたサインを読みとるためのタブレット
86が組み込まれ、更に入力面84の上端には、伝票を
固定するためのクリップ88が取り付けられる。
【0005】また、サイン照合端末装置80は、情報記
憶装置90を着脱自在に装着できるように構成され、図
11に示すように、その内部には、情報記憶装置90か
ら各種データを読み取る情報読取装置92、情報読取装
置92により携帯情報記憶装置90から読み取った基準
データとタブレット86から入力されるサインデータと
を照合するサイン照合部94、サイン照合部94による
照合結果に基づき、今回伝票にサインした人は情報記憶
装置90の保有者本人であるかを判定してその判定結果
を外部のホストコンピュータ等に出力する決済判断部9
6等が設けられている。なお、サイン照合部94,決済
判断部96は、一般に、マイクロコンピュータにより実
現される。
【0006】このように構成された従来のサイン照合端
末装置80においては、情報記憶装置90を装着する
と、情報読取装置92が情報記憶装置90に記憶された
サインデータを読み取り、サイン照合部94に入力す
る。また、入力面84に伝票82を装着し、タブレット
86にて検知可能で且つ伝票にサインを記入可能なペン
83を用いて、伝票82にサインを記入すると、タブレ
ット86が、ペン先の位置や筆圧等を座標データ,筆圧
データ等に変換し、これをサインデータとして、サイン
照合部94に入力する。
【0007】すると、サイン照合部94は、例えば、パ
ターンマッチング法によってサインデータと基準データ
とを比較照合し、その照合結果を決済判断部96に出力
する。この場合、マッチングの程度によって、今回書き
込まれたサインがどれだけ基準データに近いかを数値で
表現することができる。具体的には、基準値のある点に
対応する新たに入力されたデータとの空間距離を測定
し、その総和を評価関数として評価すればよい。そし
て、この空間距離の値が大きいと登録されているサイン
データとかけ離れていることになり、値が小さいとよく
マッチングしているということになる。そして、サイン
照合部94は、このマッチングの度合いを、例えば0.
0から1.0の値で表すデータとして、決済判断部96
に出力する。
【0008】また決済判断部96では、例えばその入力
されたデータ(判断値)を、0.7以上で真と判断し、
0.3以下を偽と判断する。0.3から0.7の間の値
をとった場合は再度サインを入力する等の処置を行い、
そうしない場合は照合を行わなかったということで、照
合自体を無効とする。こうして照合の結果を判断した結
果、本人と認証、あるいは本人と認められなかったとい
う結果を外部のホストコンピュータ等に出力する。そし
て、この結果を元に、外部に接続されたコンピュータや
金銭の決済装置等が必要な処理を行うことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のサイン照合システムにおいては、情報記憶装置
90とサイン照合端末装置80とが、特定の照合方式
(照合アルゴリズム)に従って作製されていたことか
ら、これら各装置は照合方式の一致したシステムにしか
対応できず、広範囲に使用することはできなかった。
【0010】つまり、上記のようにサインデータ(基準
データ)をメモリカード等に記憶させて、その基準デー
タをもとにサイン照合(延いては本人認証)を行うシス
テムの場合、異なる照合アルゴリズムで作製された基準
データが記憶された複数種類の情報記憶装置を同一のサ
イン照合端末装置で利用できると都合がよいが、従来で
は、情報記憶装置は、それに対応した特定のサイン照合
端末装置でしか使用することができず、その使用範囲が
限定され、使い勝手が悪いといった問題があった。
【0011】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、一つのサイン照合端末装置で、異なる照合ア
ルゴリズムに従って基準データが記憶された複数種類の
情報記憶装置を用いて個人認証を行うことができるよう
にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載のサイン照合システムにお
いては、携帯可能な情報記憶装置に、保有者個人の手書
きサインを所定の照合アルゴリズムに従ってデータ化し
た基準データが記憶されるだけでなく、その基準データ
に対応した照合アルゴリズムに則って基準データとサイ
ンデータとを照合する照合手段が搭載される。そして、
サイン照合端末装置側では、入力手段からサインデータ
が入力されると、情報入出力手段が、その入力されたサ
インデータを情報記憶装置に出力して、情報記憶装置に
搭載された照合手段にそのサインデータを基準データと
照合させると共に、照合手段による照合結果を読み取
る。そして、その読み取った照合結果は外部装置に出力
される。
【0013】このため本発明のサイン照合システムによ
れば、情報記憶装置に如何なる照合アルゴリズムに対応
した基準データが記憶されていても、サイン照合端末装
置から情報記憶装置に対してサインデータを出力するこ
とにより、情報記憶装置側でそのサインデータと基準デ
ータとを照合させて、その照合結果をサイン照合端末装
置側に取り込むことができる。
【0014】従って、本発明によれば、情報記憶装置に
照合手段を搭載する必要はあるものの、情報記憶装置に
記憶された基準データの種類に制限されることなく、一
つのサイン照合端末装置であらゆる種類の情報記憶装置
を用いた個人認証を行なうことが可能になる。
【0015】また、このように本発明によれば、一つの
サイン照合端末装置で、様々な種類の情報記憶装置を用
いた個人認証を行なうことができるので、例えば、多種
の情報記憶装置を利用可能な施設において、その情報記
憶装置の種類に対応して多数の照合端末装置を配置する
必要がなく、サイン照合端末装置の設置台数を低減でき
る。
【0016】また特に本発明のサイン照合端末装置は、
手書きサインをサインデータに変換して入力するための
入力手段と、情報記憶装置にサインデータを出力し、情
報記憶装置から照合結果を読み取るための情報入出力手
段と、その読み取った照合結果を外部装置に出力する手
段とからなる3種の入力及び/又は出力手段だけで構成
できる(換言すれば、単なるマンマシンインタフェース
として構成できる)ため、その構成を極めて簡単にする
ことができる。従って、例えば外部装置への照合結果の
出力等は無線によって行なう携帯型のサイン照合端末装
置を構成する際には、極めて有効な装置となり得る。
【0017】次に、請求項2に記載のサイン照合端末装
置においては、携帯可能な情報記憶装置に、保有者個人
の手書きサインを所定の照合アルゴリズムに従ってデー
タ化した基準データと、この基準データを用いてサイン
データを照合するための照合プログラムとが記憶され
る。そして、サイン照合端末装置側では、照合手段が、
情報記憶装置から基準データと照合プログラムとを読み
込み、その読み込んだ照合プログラムに従って、入力手
段から入力されたサインデータと基準データとを照合
し、その照合結果を外部装置に出力する。
【0018】このため本発明のサイン照合システムによ
れば、請求項1に記載のシステムと同様、情報記憶装置
に如何なる照合アルゴリズムに対応した基準データが記
憶されていても、サイン照合端末装置側で、その基準デ
ータを用いた個人認証を行なうことが可能となり、汎用
性の高いサイン照合システムを構築できる。また、一つ
のサイン照合端末装置で、様々な種類の情報記憶装置を
用いた個人認証を行なうことができるので、請求項1に
記載のシステムと同様、サイン照合端末装置の設置台数
を低減できる。
【0019】また特に本発明では、情報記憶装置に照合
手段等の演算処理機能を付与する必要がないので、情報
記憶装置をメモリカードのような単なる記憶媒体にて構
成することができ、請求項1に記載のシステムに比べ、
情報記憶装置を安価に実現できる。
【0020】次に、請求項3に記載のサイン照合システ
ムにおいては、携帯可能な情報記憶装置に、保有者個人
の手書きサインを所定の照合アルゴリズムに従ってデー
タ化した基準データが記憶されるだけでなく、その基準
データに対応した照合アルゴリズムの種類を表わす識別
データが記憶される。一方、サイン照合端末装置には、
サインデータと基準データとを互いに異なる照合アルゴ
リズムに則って照合するための複数の照合プログラムが
予め記憶された照合プログラム記憶手段が備えられる。
【0021】そして、入力手段からサインデータが入力
されて、サインデータの照合を行なう際には、サイン照
合端末装置側で、照合プログラム選択手段が、情報記憶
装置から識別データを読み出し、その識別データに対応
した照合プログラムを照合プログラム記憶手段に記憶さ
れた複数の照合プログラムの中から選択し、照合手段
が、プログラム選択手段にて選択された照合プログラム
に従い、入力手段から入力されたサインデータと情報記
憶装置に記憶された基準データとを照合する。
【0022】このため本発明のサイン照合システムによ
れば、情報記憶装置に記憶された基準データが、サイン
照合端末装置の照合プログラム記憶手段に記憶された照
合プログラムに対応していれば、サイン照合端末装置側
で、その基準データと入力手段から入力されたサインデ
ータとの照合を行なうことができる。従って、本発明に
よれば、サイン照合端末装置の照合プログラム記憶手段
に記憶する照合プログラムの数(種類)を多くすればす
るほど、サイン照合端末装置においてサイン照合可能な
情報記憶装置の種類を増加させることができる。
【0023】そして、本発明においても、一つのサイン
照合端末装置で、複数種類の情報記憶装置を用いた個人
認証を行なうことができるので、請求項1,請求項2に
記載のシステムと同様、汎用性の高いサイン照合システ
ムを構築できると共に、サイン照合端末装置の設置台数
を低減できる。
【0024】また特に本発明では、情報記憶装置には、
基準データに加えて、基準データに対応した照合アルゴ
リズムの種類を表わす識別データを記憶するだけでよい
ため、情報記憶装置に照合プログラムを記憶する場合に
比べて、情報記憶装置の記憶容量を低減できる。このた
め、情報記憶装置をメモリカードのような単なる記憶媒
体にて構成することができると共に、請求項2に記載の
システムに比べ、情報記憶装置をより安価に実現でき
る。
【0025】一方、請求項4に記載のサイン照合システ
ムは、請求項1〜請求項3いずれか記載のシステムにお
いて、情報記憶装置に、所定の圧縮方式で圧縮され且つ
該圧縮方式の種別を表す圧縮情報が付与された基準デー
タが記憶され、照合手段は、複数の圧縮方式に対応した
複数の伸張手段と、基準データに付与された圧縮情報か
ら圧縮方式を識別する識別手段とを備え、基準データと
サインデータとの照合前に、識別手段にて識別した圧縮
方式に対応する伸張手段を用いて、基準データを圧縮前
の基準データに復元することを特徴とする。
【0026】つまり、情報記憶装置の記憶容量を低減す
るためには、照合に必要な基準データを圧縮して記憶す
ることが望ましいが、データ圧縮方式にも様々な圧縮方
式があることから、情報記憶装置に基準データを圧縮し
て記憶するようにすると、照合手段において基準データ
を圧縮前のデータに復元できなくなることが考えられ
る。特に、照合手段をサイン照合端末装置側に設ける請
求項2及び請求項3に記載のサイン照合システムでは、
サイン照合端末装置側で基準データを読み取る必要があ
り、その読み取りのためのプログラムは情報記憶装置と
は関係なくサイン照合端末装置に組み込まれるため、こ
の問題が発生し易い。
【0027】そこで、本発明では、情報記憶装置に基準
データを圧縮して記憶する際には、基準データに圧縮方
式の種別を表わす圧縮情報を付与して記憶するように
し、照合手段がその記憶された基準データを読み出して
サインデータと照合する際には、その照合前に、識別手
段にて、基準データに付与された圧縮情報から圧縮方式
を識別し、その識別した圧縮方式に対応する伸張手段を
複数の伸張手段の中から選択して、基準データを圧縮前
の基準データに復元するようにしている。
【0028】このため、本発明のサイン照合システムに
よれば、情報記憶装置に基準データが圧縮して記憶され
ている場合であっても、照合手段において、その基準デ
ータを圧縮前の基準データに復元することが可能にな
り、照合手段によるサイン照合を確実に実行することが
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。まず図1は、請求項1に記載の発明が適用
された第1実施例のサイン照合システムにおいて用いら
れるサイン照合端末装置10及び情報記憶装置としての
ICカード20の構成を表わすブロック図であり、図2
はサイン照合端末装置10の外観を表わす説明図であ
る。
【0030】図2に示す如く、本実施例のサイン照合端
末装置10は、図10に示したものとは異なり、サイン
記入用の入力面14に組み込まれたタブレット16の表
面にシート状に形成された薄肉のLCD(液晶表示装
置)18が装着され、サインが記入されるとこれに対応
したサイン軌跡をLCD18にトレース表示するタイプ
のものである。従って、本実施例のサイン照合端末装置
10には、図10に示したもののように伝票を挟むため
のクリップは設けられておらず、またサイン入力用のペ
ン12は伝票記入用のペン先を備えていない。
【0031】なお、タブレット16としては、従来よ
り、外部から加わる圧力からペン先の位置や筆圧を検出
する感圧方式のものや、表面から電磁波を放射し、ペン
に内蔵した共振回路を共振させてその共振点を検出する
ことによりペン先の位置を検出する電磁結合方式のも
の、或はこれらを組み合せたもの等が知られており、い
ずれのものでも使用することができるが、ペン12に
は、このタブレット16の検出方式に対応したものが使
用される。
【0032】次に、本実施例のサイン照合端末装置10
は、ICカード20を着脱自在に装着できるように構成
されており、図1に示すように、その内部には、ICカ
ード20との間でデータをやり取りする情報入出力装置
22、外部装置にサインの照合結果等を送信する通信装
置26、タブレット16,LCD18,情報入出力装置
22及び通信装置26に夫々接続されたマイクロコンピ
ュータからなる制御装置24が設けられている。なお、
タブレット16は入力手段に相当し、情報入出力装置2
2は情報入出力手段に相当する。
【0033】また、ICカード20は、保有者個人の手
書きサインを所定の照合アルゴリズムに従ってデータ化
したサインデータが照合用の基準データとして記憶され
たサインデータ記憶部20aと、この記憶部20aに記
憶された基準データを用いてサインデータを照合するサ
イン照合部20bとから構成されている。なお、サイン
データ記憶部20aは不揮発性のメモリからなり、この
メモリには、サインデータの他、カードを特定するため
のID番号,カードの有効期限,カード保有者の識別番
号,カード保有者の氏名等、保有者やカード固有のデー
タも記憶される。また、サイン照合部20bは、サイン
照合端末装置10側の制御装置24との間で、情報入出
力装置22を介してデータのやり取りが可能なCPUか
らなる。
【0034】次に、本実施例のサイン照合端末装置10
及びICカード20の動作を図3に示すフローチャート
に沿って説明する。まずサイン照合端末装置10は、制
御装置24が実行する制御プログラムに従って動作し、
S110(Sはステップを表わす)にて、ICカード2
0が装着されたか否かを判断することにより、ICカー
ド20が装着されるのを待つ。そして、ICカード20
が装着されると、S120にて、認証対象となるカード
保有者がタブレット16にサインを書き込むことにより
タブレット16から入力されるサインデータを読み込む
サイン入力処理を実行する。
【0035】このサイン入力処理は後述のS140でサ
イン入力が終了したと判断されるまでの間、所定のサン
プリング周期で繰返し実行される処理であり、サイン入
力処理を一旦実行すると、続くS130にて、その入力
されたサインデータ(ここでは位置を表わす座標デー
タ)に従い、LCD18にサインの軌跡を表示するサイ
ントレース表示処理を実行する。そして、続くS140
では、例えば、タブレット16へのサイン入力が始ま
り、タブレット16からサインデータが入力されてか
ら、サインデータの入力が中断し、その中断時間が所定
時間以上継続したか否かによって、サイン入力が終了し
たかどうかを判断する。
【0036】次にS140にて、サイン入力は終了して
いないと判断されると、再度S120に移行して、S1
20〜S140の一連の処理を実行し、逆に、S140
にてサイン入力は終了したと判断されると、続くS15
0に移行して、今までサイン入力処理(S120)で繰
返しサンプリングしたサインデータ(時系列データ)
を、情報入出力装置22を介してICカード20に出力
する。
【0037】ICカード20は、この時点までは待機状
態となっているが、サイン照合部20bがサイン照合端
末装置10側からのサインデータを受信することにより
起動する。なお、サイン照合端末装置10は、サインデ
ータの出力によりICカード20が起動し、サインデー
タの出力を完了すると、その後、S160にて、ICカ
ード20側から照合結果が入力されたか否かを判断する
ことにより、照合結果が入力されるのを待つ、待機状態
となる。
【0038】ICカード20は、サイン照合部20bが
実行する制御プログラムにより動作し、上記のように起
動すると、S210にてサイン照合端末装置10からの
サインデータを受信する。そして、S210によるサイ
ンデータの受信が完了すると、続くS220にて、サイ
ンデータ記憶部20aに記憶された基準データを読み出
し、S230にて、その基準データとS210にて受信
したサインデータとを予め設定された基準データに対応
する照合プログラムに従い照合する、照合手段としての
処理を実行する。
【0039】次に、S230によるサイン照合が完了す
ると、S240に移行して、その照合結果を、サイン照
合端末装置10に出力し、サイン照合のための処理を終
了する。そして、ICカード20は、サイン照合のため
の上記処理を終了した後、サイン照合端末装置10側か
らカードデータの要求等、何等かのアクションがあれ
ば、それに対応した処理を実行する。
【0040】一方、サイン照合端末装置10側では、I
Cカード20側より照合結果が出力されると、S160
にてその旨を判断して、S170に移行し、ICカード
20から出力された照合結果を読み込む。そして続くS
180では、その照合結果に従い、今回タブレット16
に書き込まれたサインは、ICカード20の保有者本人
のものであるか否かを判定し、S190にて、その判定
結果をLCD18に表示すると共に、通信装置26から
外部装置(コンピュータ等)に出力し、サイン照合のた
めの処理を終了する。
【0041】そして、サイン照合端末装置10は、サイ
ン照合のための上記処理を終了した後、外部装置側より
カードデータの要求等、何等かのアクションがあれば、
例えば、ICカード20を再び起動して、カードデータ
を出力させるといった所定の処理を実行する。
【0042】以上説明したように、本実施例のサイン照
合システムでは、ICカード20側に、サインデータ記
憶部20aに記憶された基準データに対応した照合アル
ゴリズムに従ってサイン照合を行なうサイン照合部20
bが設けられ、サイン照合端末装置10は、タブレット
16からサインデータが入力されると、これをICカー
ド20側に転送して、サイン照合を実行させ、その照合
結果を受け取るようにされている。
【0043】このため本実施例によれば、ICカード2
0に如何なる照合アルゴリズムに対応した基準データが
記憶されていても、ICカード20をサイン照合端末装
置10に装着してタブレット16にサインを書き込め
ば、サインデータの照合がなされて、個人認証を行なう
ことができる。そして、サイン照合端末装置10側に
は、照合機能を設ける必要がないため、サイン照合端末
装置10の構成を簡単にすることができる。
【0044】次に請求項2に記載の発明を適用した第2
実施例のサイン照合システムについて説明する。なお、
本実施例で使用されるサイン照合端末装置30の外観
は、図2に示した第1実施例のものと同様であるので、
説明は省略し、このサイン照合端末装置30と本実施例
のシステムで使用されるICカード40の構成及びその
動作について説明する。
【0045】図4に示す如く、本実施例のICカード4
0は、照合用のサインデータである基準データが記憶さ
れたサインデータ記憶部40aと、その基準データを用
いてサイン照合を行なうための照合プログラムが記憶さ
れたプログラム記憶部40bと、これら各記憶部40
a,40bからデータを読み出し可能で、しかもサイン
照合端末装置30との間でデータをやり取り可能なカー
ド制御装置40cとから構成されている。
【0046】なお、サインデータ記憶部40a及びプロ
グラム記憶部40bは、不揮発性のメモリの所定の記憶
エリアに夫々形成されており、このメモリには、サイン
データの他、保有者やカード固有のデータも記憶され
る。また、カード制御装置40cは、前述のサイン照合
部20bと同様、CPUから構成されている。
【0047】一方、サイン照合端末装置30は、前述の
サイン照合端末装置10と同様、タブレット36と、L
CD38と、情報入出力装置42と、通信装置46と、
制御装置44とを備える他、情報入出力装置42を介し
てICカード40から読み出した照合プログラムを格納
するためのプログラム格納装置48を備える。
【0048】以下、このように構成された本実施例のサ
イン照合端末装置30及びICカード40の動作を、図
5に示すフローチャートに沿って説明する。まずサイン
照合端末装置30は、制御装置44が実行する制御プロ
グラムに従って動作し、S310にて、ICカード40
が装着されたか否かを判断することにより、ICカード
40が装着されるのを待つ。そして、ICカード40が
装着されると、S320に移行し、情報入出力装置42
を介して、ICカード40にデータの転送要求を出力す
る。
【0049】ICカード40は、この時点までは待機状
態となっているが、サイン照合端末装置30側からのデ
ータ転送要求を受信することにより起動する。なお、サ
イン照合端末装置30は、データ転送要求を出力した
後、ICカード40から必要なデータが転送されてくる
までの間、待機状態となる。
【0050】そして、ICカード40は、カード制御装
置40cが実行する制御プログラムに従って動作し、上
記のように起動すると、S410にて、サインデータ記
憶部40a及びプログラム記憶部40bから、サイン照
合用の基準データ及び照合プログラムを夫々読み出す。
また、これら各データを読み出すと、S420に移行し
て、その読み出した基準データ及び照合プログラムをサ
イン照合端末装置30側に転送し、転送を完了すると、
処理を終了して、待機状態に戻る。
【0051】一方、サイン照合端末装置30は、ICカ
ード40から基準データ及び照合プログラムが転送され
ると、S330にて、これら各データを情報入出力装置
42を介して受け取り、プログラム格納装置48に格納
する。そして、その後は、前述のS120〜S140の
処理と同様、タブレット16から入力されるサインデー
タを読み込むサイン入力処理(S340)、及びこの読
み込んだサインデータに従いLCDにサインをトレース
表示するトレース表示処理(S350)を、S360で
サイン入力が終了したと判断されるまで、所定のサンプ
リング周期で繰返し実行する。
【0052】そして、S360にて、サイン入力が終了
したと判断されると、S370に移行して、プログラム
格納装置48に格納した照合プログラムを起動させ、同
時にICカード40から読み出した基準データとサイン
入力処理(S340)で読み込んだサインデータとによ
りサイン照合を行なう、照合手段としての処理を実行す
る。
【0053】そして続くS380では、その照合結果に
従い、今回タブレット36に書き込まれたサインは、I
Cカード40の保有者本人のものであるか否かを判定
し、S390にて、その判定結果をLCD38に表示す
ると共に、通信装置46から外部装置(コンピュータ
等)に出力し、サイン照合のための処理を終了する。
【0054】このように、本実施例のサイン照合システ
ムでは、ICカード40側に、基準データとこれに対応
した照合プログラムとを記憶しておき、サイン照合端末
装置30がこれら各データを読み込み、その読み込んだ
照合プログラムに従い基準データとサインデータとの照
合を行なうようにされている。
【0055】従って、本実施例のサイン照合システムに
よれば、サイン照合端末装置30の制御装置44がIC
カード40に記憶された照合プログラムを実行可能であ
りさえすれば、ICカード40に如何なる照合アルゴリ
ズムに対応した基準データが記憶されていても、その基
準データとタブレット36より入力されたサインデータ
とを照合することができる。
【0056】次に請求項3及び請求項4に記載の発明を
適用した第3実施例のサイン照合システムについて説明
する。なお、本実施例で使用されるサイン照合端末装置
50は、図10に示した伝票装着型のものであるが、そ
の外観は、図10に示したものと同様であるので説明は
省略し、このサイン照合端末装置50と本実施例のシス
テムで使用される情報記憶装置(本実施例では信号処理
機能を持たないメモリカード60が使用される)の構成
及びその動作について説明する。
【0057】図6に示す如く、本実施例のサイン照合端
末装置50は、伝票装着型であるため、サイン表示用の
LCDは備えておらず、ユーザインタフェースとして
は、サインデータを入力するためのタブレット56のみ
を備える。また、使用される情報記憶装置がメモリカー
ド60であるため、上記各実施例の情報入出力装置に代
えて、情報読取装置60を備える。そして、この情報読
取装置62を介して読み取ったメモリカード60内のデ
ータやタブレット56から入力されるサインデータは、
夫々、サイン照合を行なう制御装置70に入力され、更
に制御装置70からは、通信装置66を介して、外部装
置に照合結果等を表わすデータが出力される。
【0058】一方、メモリカード60には、保有者個人
の手書きサインを所定の照合アルゴリズムに従ってデー
タ化した基準データが、所定の圧縮方式で圧縮して記憶
されている。そして、図7(a),(b)に例示するよ
うに、その基準データには、基準データの圧縮方式を識
別するための圧縮情報として圧縮情報フラグ「C」が付
与され、更に、その基準データはどの照合アルゴリズム
に対応しているかを表わす識別データとして、照合手順
フラグ「F」が付与されている。
【0059】なお、これら各フラグ「C」,「F」の内
容は、例えば「表1」に示すように定義される。
【0060】
【表1】
【0061】また、図7において、(a)はサインデー
タをSバイトのデータに変換することにより作製された
サインデータ(基準データ)を表わし、(b)はタブレ
ットからの出力信号により得られる図8に示すような時
系列データ、つまり、サイン書き込み時にタブレットか
ら出力される座標データをX軸及びY軸毎に逐次サンプ
リングすることにより得られるX軸データ及びY軸デー
タと、サイン書き込み時にタブレットから出力される筆
圧を逐次サンプリングすることにより得られる筆圧デー
タと、これら各データのサンプリング条件等を表わすデ
ータとが順に登録されたサインデータ(基準データ)を
表わす。
【0062】そして、メモリカード60には、上記各実
施例のICカードと同様、上述したサイン照合のための
基準データ以外に、カードのID番号,カードの有効期
限,カード保有者の識別番号,カード保有者の氏名等、
保有者やカード固有のデータも記憶されている。
【0063】また次に、サイン照合端末装置50側の制
御装置70は、上記のようにメモリカード60内に記憶
された各種基準データを用いてサインデータの照合を行
なえるようにするために、互いに異なる伸張方式で圧縮
された基準データを伸張して元の基準データに復元する
複数のデータ伸張部74a,74b,…74nからなる
データ伸張部群74と、同じく互いに異なる照合アルゴ
リズムでサイン照合を行なう複数のサイン照合部76
a,76b,…76nからなるサイン照合部群76と、
情報読取装置62を介してメモリカード60から読み出
した基準データに付与された圧縮情報フラグ「C」及び
照合手順フラグ「F」から、その基準データは、データ
伸張部群74及びサイン照合部群76を用いて伸張及び
サイン照合ができるか否かを判断して、伸張及びサイン
照合ができる場合に、データ伸張部群74及びサイン照
合部群76内の基準データに対応するデータ伸張部及び
サイン照合部を動作させるデータ判別部72と、サイン
照合部群76からの照合結果を受けて個人認証を行な
い、その認証結果を通信装置66に出力して、通信装置
66から外部装置に送信させる決済判断部78と、から
構成されている。
【0064】なお、制御装置70内の上記各部は、制御
装置の機能を表わすものであり、実際には、制御回路7
0を構成するマイクロコンピュータの動作によって実現
される。またマイクロコンピュータの動作によってデー
タ伸張部群74及びサイン照合部群70を実現するに
は、各種圧縮方式に対応したデータ伸張用のプログラム
及び各種照合アルゴリズムに対応したサイン照合用のプ
ログラムが必要であるが、このために、本実施例の制御
装置70には、こうした各種プログラムが格納されたメ
モリが搭載されており、そのメモリからデータ伸張用及
びサイン照合用のプログラムを選択して、データ伸張及
びサイン照合を行なうようにされている。
【0065】以下、このように構成されたサイン照合端
末装置50の動作を図9に示すフローチャートに沿って
説明する。なお、この動作は、上記のように、制御装置
70を構成するマイクロコンピュータ2より実現され
る。図9に示す如く、サイン照合端末装置50では、ま
ずS510にて、メモリカード60が装着されたか否か
を判断することにより、メモリカード60が装着される
のを待つ。そして、メモリカード60が装着されると、
S520に移行して、メモリカード60からカードデー
タ(ここではサイン照合用の基準データ)を読み出し、
続くS530にて、その読み出した基準データに付与さ
れたデータフラグ(つまり、圧縮情報フラグ「C」及び
照合手順フラグ「F」)から、今回読み出した基準デー
タの圧縮方式及び対応する照合アルゴリズムを判別す
る。なお、この処理は請求項4に記載の識別手段に相当
する。
【0066】また続くS540では、その判別結果か
ら、今回メモリカード60から読み出した基準データは
当該装置で対応可能か否かを判断し、対応できない場合
(つまり基準データの伸張或はこれを用いたサイン照合
ができない場合)には、そのままS620に移行する。
【0067】一方、今回読み出した基準データが当該装
置において対応可能であれば、S550に移行して、基
準データに付与された圧縮情報フラグ「C」に従い、基
準データの圧縮方式に対応した伸張方法を設定する。具
体的には、伸張手段として予めメモリに格納された多数
の伸張用プログラムの中から、基準データの圧縮方式に
対応したプログラムを選択する。そして、このように伸
張方法を設定すると、続くS560にて、その設定した
伸張方法に従い、メモリカード60から読み出した基準
データを伸張して、元の基準データに復元する。
【0068】また次にS570では、基準データに付与
された照合手順フラグ「F」に従い、基準データに対応
したサインデータの照合方法を設定する。具体的には、
照合プログラム記憶手段としてのメモリ内に多数記憶さ
れた照合プログラムの中から、基準データに対応した照
合プログラムを選択する照合プログラム選択手段として
の処理を実行する。
【0069】このようにサインデータの照合方法が設定
されると、S580に移行して、タブレット56から入
力されるサインデータを読み込むサイン入力処理を、S
590でサイン入力が終了したと判断されるまで、所定
のサンプリング周期で繰返し実行する。そして、S59
0にて、サイン入力が終了したと判断されると、S60
0に移行し、上記設定したサインデータの照合方法(つ
まり基準データに対応した照合プログラム)に従い、S
560にて伸張・復元した基準データとタブレット56
を介して読み込んだサインデータとによりサイン照合を
行なう、照合手段としての処理を実行する。
【0070】また続くS610では、その照合結果に従
い、今回タブレット56に書き込まれたサインは、メモ
リカード60の保有者本人のものであるか否かを判定
し、S620にて、その判定結果を通信装置66から外
部装置(コンピュータ等)に出力し、サイン照合のため
の処理を終了する。なお、S540にて今回読み込んだ
基準データは当該装置に対応しないと判断された場合に
は、S620にて、その旨を表わすデータが外部装置に
出力される。
【0071】以上説明したように本実施例のサイン照合
システムにおいては、メモリカード60にサイン照合用
の基準データを圧縮して記憶するだけでなく、その基準
データに、圧縮方式及び基準データに対応した照合アル
ゴリズムを表わすフラグ「C」,「F」を付与するよう
にしている。そして、サイン照合端末装置50側で、こ
のメモリカード60から基準データを読み出した際に
は、そのフラグ「C」,「F」から、基準データの圧縮
方式及び基準データに対応する照合アルゴリズムを識別
して、これに対応する伸張方法及び照合方法を予め登録
された多数の中から選択し、その選択した伸張方法及び
照合方法で基準データの伸張及び伸張後の基準データを
用いたサイン照合を行なうようにされている。このた
め、本実施例によれば、サイン照合端末装置50に、サ
イン照合用及びデータ伸張用のプログラムを多数登録し
ておく必要はあるものの、サイン照合端末装置50にお
いてサイン照合可能なメモリカード60の種類を増加さ
せることができる。
【0072】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様をとることができる。例えば、上記実施例で
は、サイン照合用或はデータ伸張用のプログラムは、対
応する装置側に予め記憶されているものとして説明した
が、これら各プログラムは、例えば各種ネットワークか
らダウンロードすること等によって、適宜書き換え、ま
た必要に応じて追加することができるように構成すれ
ば、サイン照合システムをより広範囲に利用することが
できる。また、このようにすれば、サイン照合手順を書
き換えることができるので、例えば、ネットワークにお
ける情報供給や電子決済等のサービスに利用すれば、特
定の照合手順に限定されることなくサインによるアクセ
スが可能になり、また秘匿性が向上するため、ネットワ
ークのセキュリティの向上にも寄与することができる。
また、所定の圧縮方式で圧縮されるデータは、サインデ
ータ(基準データ)のみに限るものでなく、照合プログ
ラムに適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のサイン照合システムを構成する
ICカード及びサイン照合端末装置の構成を表わすブロ
ック図である。
【図2】 第1実施例及び第2実施例のサイン照合端末
装置の外観を表わす説明図である。
【図3】 第1実施例のサイン照合端末装置及びICカ
ードの動作を表わすフローチャートである。
【図4】 第2実施例のサイン照合システムを構成する
ICカード及びサイン照合端末装置の構成を表わすブロ
ック図である。
【図5】 第2実施例のサイン照合端末装置及びICカ
ードの動作を表わすフローチャートである。
【図6】 第3実施例のサイン照合システムを構成する
サイン照合端末装置の構成を表わすブロック図である。
【図7】 第3実施例のサイン照合システムを構成する
メモリカードに記憶される基準データ(サインデータ)
の一例を表わす説明図である。
【図8】 図7(b)に示した基準データ(サインデー
タ)の説明図である。
【図9】 第3実施例のサイン照合端末装置の動作を表
わすフローチャートである。
【図10】 第3実施例及び従来例のサイン照合端末装
置の外観を表わす説明図である。
【図11】 従来のサイン照合端末装置の構成を表わす
説明図である。
【符号の説明】
10,30,50…サイン照合端末装置 16,3
6,56…タブレット 20,40…ICカード 20a,40a…サインデ
ータ記憶部 20b…サイン照合部 40b…プログラム記憶部 40c…カード制御装置 60…メモリカード 24,44,70…制御装置 22,42…情報入出
力装置 62…情報読取装置 26,46,66…通信装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保有者個人の手書きサインを所定の照合
    アルゴリズムに従ってデータ化した基準データが予め記
    憶された携帯可能な情報記憶装置と、 手書きサインをサインデータに変換して入力するための
    入力手段を備え、該入力手段から入力されたサインデー
    タと前記情報記憶装置に記憶された基準データとの照合
    結果を外部装置に出力するサイン照合端末装置と、 を備えたサイン照合システムであって、 前記情報記憶装置は、前記基準データに対応した照合ア
    ルゴリズムに則って基準データとサインデータとを照合
    する照合手段を備え、 前記サイン照合端末装置は、前記入力手段から入力され
    たサインデータを前記情報記憶装置に出力して前記照合
    手段に該サインデータを照合させると共に、前記照合手
    段による照合結果を読み取る情報入出力手段を備えたこ
    とを特徴とするサイン照合システム。
  2. 【請求項2】 保有者個人の手書きサインを所定の照合
    アルゴリズムに従ってデータ化した基準データが予め記
    憶された携帯可能な情報記憶装置と、 手書きサインをサインデータに変換して入力するための
    入力手段を備え、該入力手段から入力されたサインデー
    タと前記情報記憶装置に記憶された基準データとの照合
    結果を外部装置に出力するサイン照合端末装置と、 を備えたサイン照合システムであって、 前記情報記憶装置には、前記照合アルゴリズムに則って
    前記基準データと前記サインデータとを照合するための
    照合プログラムが予め記憶され、 前記サイン照合端末装置は、前記情報記憶装置から前記
    基準データと前記照合プログラムとを読み込み、該読み
    込んだ照合プログラムに従って、前記入力手段から入力
    されたサインデータと前記基準データとを照合する照合
    手段を備えたことを特徴とするサイン照合システム。
  3. 【請求項3】 保有者個人の手書きサインを所定の照合
    アルゴリズムに従ってデータ化した基準データが予め記
    憶された携帯可能な情報記憶装置と、 手書きサインをサインデータに変換して入力するための
    入力手段を備え、該入力手段から入力されたサインデー
    タと前記情報記憶装置に記憶された基準データとの照合
    結果を外部装置に出力するサイン照合端末装置と、 を備えたサイン照合システムであって、 前記情報記憶装置には、前記基準データに対応した照合
    アルゴリズムの種類を表す識別データが予め記憶され、 前記サイン照合端末装置は、 前記入力手段から入力されたサインデータと前記情報記
    憶装置に記憶された基準データとを互いに異なる照合ア
    ルゴリズムに則って照合するための複数の照合プログラ
    ムが予め記憶された照合プログラム記憶手段と、 前記情報記憶装置から前記識別データを読み出し、該識
    別データに対応した照合プログラムを前記照合プログラ
    ム記憶手段に記憶された複数の照合プログラムの中から
    選択する照合プログラム選択手段と、 該照合プログラム選択手段にて選択された照合プログラ
    ムに従い、前記入力手段から入力されたサインデータと
    前記情報記憶装置に記憶された基準データとを照合する
    照合手段と、 を備えたことを特徴とするサイン照合システム。
  4. 【請求項4】 前記情報記憶装置には、所定の圧縮方式
    で圧縮され且つ該圧縮方式の種別を表す圧縮情報が付与
    された基準データが記憶され、 前記照合手段は、複数の圧縮方式に対応した複数の伸張
    手段と、前記基準データに付与された圧縮情報から圧縮
    方式を識別する識別手段とを備え、前記基準データと前
    記サインデータとの照合前に、該識別手段にて識別した
    圧縮方式に対応する伸張手段を用いて、前記基準データ
    を圧縮前の基準データに復元することを特徴とする請求
    項1〜請求項3いずれか記載のサイン照合システム。
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