JPH10187606A - 分散協調作業システムにおけるサーバ機の入力データ補完方法及び装置 - Google Patents

分散協調作業システムにおけるサーバ機の入力データ補完方法及び装置

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JPH10187606A
JPH10187606A JP9223055A JP22305597A JPH10187606A JP H10187606 A JPH10187606 A JP H10187606A JP 9223055 A JP9223055 A JP 9223055A JP 22305597 A JP22305597 A JP 22305597A JP H10187606 A JPH10187606 A JP H10187606A
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JP
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data
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Application number
JP9223055A
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English (en)
Inventor
Manabu Sakaguchi
学 坂口
Hidenori Yatake
英紀 八竹
Koji Ota
浩二 太田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 いずれかのクライアント機において、期待さ
れた時刻までにデータ入力が行われなかった場合、或い
は、入力データが期待された時刻までにサーバー機に到
来しなかった場合であっても、分散協調作業を可及的円
滑に進行可能とする。 【解決手段】 サーパー機から各クライアント機へのデ
ータ入力要求の送信とそれに対する各クライアント機か
らサーバー機への入力データの受信とを監視する通信デ
ータ監視手段B1、並びにサーバー機からクライアント
機へのデータ入力要求に応えて入力されるべき代行入力
データに関する知識を蓄積する代行入力知識蓄積手段B
2を備え、通信データ監視手段による監視により、サー
バー機からのデータ入力要求に対する入力データが期待
された時刻までに返答されないと判定されるときには、
代行入力知識蓄積手段に蓄積された知識に基づいて生成
された代行入力データをサーバー機に対して自動的に入
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、テキスト
ベースの電子会議システム、ユーザへのアンケート結果
等により進行を逐次変更/修正する多人数参加のインタ
ラクティブTV、インターネットでの多人数によるマル
チユーザネットワークゲーム等の分散協調作業システム
に好適なサーバー機の入力データ補完方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】昨今、コンピュータ通信技術の発達によ
り、テキストベースの電子会議システム(いわゆるチャ
ット)、ユーザへのアンケート結果等によって進行を逐
次変更/修正する多人数(例えば、数万人)参加のイン
タラクティブTV、インターネット上で行われる大人数
によるマルチユーザネットワークゲーム等の分散協調作
業システムが身近なものとなりつつある。
【0003】この種の分散協調作業システムは、一般
に、システムの中核を構成するサーバー機とユーザ端末
を構成する多数のクライアント機とをネットワークで相
互に結び、サーバー機からのデータ入力要求に対してク
ライアント機のそれぞれがそれに応えてデータ入力を行
うことにより、対話形式にて処理が進められるものであ
る。
【0004】ところで、このような分散協調作業システ
ムの円滑なる運用のためには、サーバー機からクライア
ント機のそれぞれに対するデータ入力要求に対して、対
象となる各クライアント機からの入力データが期待され
た時刻までにサーバー機に確実に到来することが必要と
される。さもなければ、ユーザの意志をシステムの運用
に的確に反映することができず、この種分散協調作業シ
ステムの特長を十分に発揮することができないからであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の分散協調作業システムにあっては、サーバ
ー機とクライアント機とを結ぶ通信網の信頼性が低いた
めに、クライアント機における操作で入力されたユーザ
からのデータがサーバー機に届かないこと、或いは、
回答に際してユーザが逡巡してクライアント機における
入力操作に手間取ったこと、等に起因して、クライアン
ト機からの入力データが期待された時刻までにサーバー
機に到来せず、その結果、分散協調作業の全体が停滞し
たり、続行不能に陥る等と言った問題点があった。
【0006】この発明は、従来のこの種の分散協調作業
システムにおける以上の問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、サーバー機からクライ
アント機のそれぞれに対するデータ入力要求に対して、
いずれかのクライアント機において期待された時刻まで
にデータ入力が行われなかった場合、或いは、いずれか
のクライアント機からの入力データが期待された時刻ま
でにサーバー機に到来しなかった場合であっても、当該
分散協調作業を可及的円滑に進行可能とすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1に記
載の発明は、サーバー機と多数のクライアント機とをネ
ットワークで結び、前記サーバー機からのデータ入力要
求に対して前記クライアント機のそれぞれがそれに応え
てデータ入力を行うことにより、対話形式にて処理が進
められる分散協調作業システムにおけるサーバー機の入
力データ補完装置であって、前記サーバー機からクライ
アント機のそれぞれに対するデータ入力要求に対して、
いずれかの前記クライアント機において期待された時刻
までにデータ入力が行われないこと、又は、いずれかの
クライアント機からの入力データが期待された時刻まで
にサーバー機に到来しないことを検出する手段と、前記
期待された時刻までにデータ入力が行われないこと、又
は、入力データが到来しないことが検出されるときに
は、そのクライアント機から前記サーバー機に対して行
われるべきデータ入力を代行する手段と、を具備するこ
とを特徴とする分散協調作業システムにおけるサーバー
機の入力データ補完装置にある。
【0008】ここで、『いずれかの前記クライアント機
において期待された時刻までにデータ入力が行われない
こと(以下、『前者』という)』とあるのは、主として
クライアント機においてユーザが回答に逡巡して入力操
作に手間取ったりした場合等を考慮したものであり、ま
た『いずれかのクライアント機からの入力データが期待
された時刻までにサーバー機に到来しないこと(以下、
『後者』と言う)』とあるのは、主として回線のトラブ
ルにより入力データがサーバー機に伝送されなかった場
合等を考慮したものである。
【0009】従って、前者の場合を検出するための手段
は、通常、クライアント機の側に組み込まれるであろう
が、後者の場合を検出するための手段は、サーバー機の
側に組み込まれるであろう。
【0010】そのような前者若しくは後者の場合が検出
されたならば、この発明では、クライアント機から前記
サーバー機に対して行われるべきデータ入力を代行する
こととしている。ここで、『代行』とは、1)サーバー
機側において、該当する入力データを強制的に補完する
場合、2)クライアント機側において、ユーザーに代っ
て該当する入力データを強制的に入力する場合、更に
は、3)サーバー機並びにクライアント機とは別に、通
信網の途中に何らかの代行装置を介在させ、そこからユ
ーザーに代って該当する入力データを強制的に入力する
場合、の全てを含むことを意味している。
【0011】なお、『サーバー機に対して行われるべき
データ入力』の内容は、勿論、サーバー機側から発せら
れるデータ入力要求の種別に応じて異なり、また一般に
は、与えられた選択肢(“YES”又は“NO”、或い
は、複数の選択項目)の一つを選択して入力するものと
なるであろう。このとき、データ入力を代行するについ
て、与えられた選択肢のどれを選択すべきかは、当該分
散協調作業システムに参加するユーザの回答傾向や当該
分散協調作業システムの運用方針等を考慮して決定され
るであろう。例えば、ユーザの大多数が“YES”と回
答することが予想される場合には、代行入力の内容も
“YES”とする、或いは、選択肢の中に“棄権”が含
まれている場合には、代行入力の内容も“棄権”とする
等がその一例として考えられるであろう。
【0012】そして、この請求項1に記載の発明によれ
ば、サーバー機からクライアント機のそれぞれに対する
データ入力要求に対して、ユーザの逡巡等に起因してい
ずれかのクライアント機において期待された時刻までに
データ入力が行われなかった場合、或いは、回線の混雑
等に起因していずれかのクライアント機からの入力デー
タが期待された時刻までにサーバー機に到来しなかった
場合であっても、当該分散協調作業を可及的円滑に進行
させることが可能となる。
【0013】この出願の請求項2に記載の発明は、前記
分散協調作業システムが、テキストベースの電子会議シ
ステムであることを特徴とする請求項1に記載の分散協
調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完装
におけるサーバー機の入力データ補完装置にある。
【0014】そして、この請求項2に記載の発明によれ
ば、例えば、議長からの賛否問い掛けに対して、全員か
らの回答が規定時間内に得られないような場合にも、電
子会議システムにおける円滑なる運用乃至進行が可能と
なる。
【0015】この出願の請求項3に記載の発明は、前記
分散協調作業システムが、ユーザへのアンケート結果等
によって、進行を逐次に変更や修正する多人数参加のイ
ンターラクティブTVであることを特徴とする請求項1
に記載の分散協調作業システムにおけるサーバー機の入
力データ補完装置にある。
【0016】そして、この請求項3に記載の発明によれ
ば、アンケート調査に際してユーザ全員からのアンケー
ト結果が規定時間内に得られないような場合にも、その
ようなアンケート結果により進行を逐次に変更や修正す
る多人数参加のインターラクティブTVにおける円滑な
る運用乃至進行が可能となる。
【0017】この出願の請求項4に記載の発明は、前記
分散協調作業システムが、インターネットを介して多人
数で行われるマルチユーザネットワークゲームであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の分散協調作業システム
におけるサーバー機の入力データ補完装置にある。
【0018】そして、この請求項4に記載の発明によれ
ば、ゲーム参加者の全員からの操作結果が規定時間内に
得られないような場合にも、インターネットを介して多
人数で行われるマルチユーザネットワークゲームにおけ
る円滑なる運用乃至進行が可能となる。
【0019】この出願の請求項5に記載の発明は、サー
バー機と多数のクライアント機とをネットワークで結
び、前記サーバー機からのデータ入力要求に対して前記
クライアント機のそれぞれがそれに応えてデータ入力を
行うことにより、対話形式にて処理が進められる分散協
調作業システムにおいて使用される前記サーバー機の入
力データ補完装置であって、前記サーパー機から前記各
クライアント機へのデータ入力要求の送信とそれに対す
る前記各クライアント機から前記サーバー機への入力デ
ータの受信とを監視する通信データ監視手段と、前記サ
ーバー機からクライアント機へのデータ入力要求に応え
て入力されるべき代行入力データに関する知識を蓄積す
る代行入力知識蓄積手段と、前記通信データ監視手段に
よる監視により、前記サーバー機からのデータ入力要求
に対する入力データが期待された時刻までに返答されな
いと判定されるときには、前記代行入力知識蓄積手段に
蓄積された知識に基づいて生成された代行入力データを
前記サーバー機に対して自動的に入力する代行入力デー
タ自動入力手段と、を具備することを特徴とする分散協
調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完装
置にある。
【0020】この請求項5に記載の発明では、回線のト
ラブルやユーザの逡巡により入力データが期待された時
刻までにサーバー機に伝送されなかった場合、これをサ
ーバー機の側で強制的に入力データを補完することによ
り解決している。
【0021】そのために、この発明では、『通信データ
監視手段』、『代行入力知識蓄積手段』、及び、『代行
入力データ自動入力手段』からなる3つの構成要素を新
たにサーバー機の側に設けている。
【0022】ここで、『通信データ監視手段』とは、サ
ーパー機から各クライアント機へのデータ入力要求の送
信とそれに対する各クライアント機からサーバー機への
入力データの受信とを監視するものであり、これにより
サーバー機からのデータ入力要求に対する入力データが
期待された時刻までにサーバー機へと返答されたか否か
が判定されることとなる。
【0023】また、『代行入力知識蓄積手段』とは、サ
ーバー機からクライアント機へのデータ入力要求に応え
て入力されるべき代行入力データに関する知識を蓄積す
るものであり、この蓄積された知識に基づいて自動入力
される代行入力データの内容が決定される。すなわち、
この『知識』とは、各データ入力要求毎に、それに対す
る返答が得られないとき、代わりの返答としてどのよう
な内容の代行入力データを与えるべきかを規定するもの
である。
【0024】また、『代行入力データ自動入力手段』と
は、代行入力知識蓄積手段に蓄積された知識に基づいて
生成された代行入力データをサーバー機に対して自動的
に入力するものであり、これによりサーバープロセス上
において必要な入力データの補完が行われることとな
る。なお、ここで言う『自動入力』とは、最終的に該当
するクライアント機からの入力データが補完されさえす
ればどのような手法を採用しても良く、例えば、伝送ラ
イン上に当該クライアント機からのデータの代わりに代
行入力データを送出したり、或いはサーバー機の該当す
るメモリエリアに代行入力データを強制的に書き込む等
の種々の手法を採用することができるであろう。
【0025】そして、この請求項5に記載の発明によれ
ば、サーバー機からクライアント機のそれぞれに対する
データ入力要求に対して、ユーザの逡巡等に起因してい
ずれかのクライアント機において期待された時刻までに
データ入力が行われなかった場合、或いは、回線の混雑
等に起因していずれかのクライアント機からの入力デー
タが期待された時刻までにサーバー機に到来しなかった
場合には、代行入力知識蓄積手段に蓄積された知識に基
づいて生成された最適な代行入力データがサーバー機に
対して自動的に入力されて当該入力データの補完が行わ
れるため、そのような入力データが欠落するトラブルが
生じても、当該分散協調作業を可及的円滑に進行させる
ことが可能となる。
【0026】この出願の請求項6に記載の発明は、前記
代行入力知識蓄積手段は、代行入力に関する知識を各ク
ライアント機毎に蓄積することを特徴とする請求項5に
記載の分散協調作業システムにおけるサーバー機の入力
データ補完装置にある。
【0027】この請求項6に記載の発明では、代行入力
に関する知識を各クライアント機毎に蓄積することを可
能としている。ここで、『各クライアント機毎に』とあ
るのは、クライアント機を構成する各ユーザ端末毎にを
意味することは勿論であるが、各クライアント機を操作
する者が複数存在し、かつそれぞれが固有のユーザID
を有しているような場合には、代行入力に関する知識を
各ユーザID毎に蓄積することも含める趣旨である。
【0028】そして、この請求項6に記載の発明によれ
ば、前記請求項5に記載の発明の効果に加えて、代行入
力データの内容を各ユーザ毎にきめ細かく設定すること
により、代行入力によりユーザデータの補完を行う場合
であっても、当該ユーザの回答傾向等の特質を分散協調
作業に適切に反映させることができる。
【0029】この出願の請求項7に記載の発明は、前記
代行入力知識蓄積手段に蓄積される代行入力データに関
する知識を、前記クライアント機からの指令に応じて編
集・設定する代行入力知識編集手段を具備することを特
徴とする請求項6に記載の分散協調作業システムにおけ
るサーバー機の入力データ補完装置にある。
【0030】この請求項7に記載の発明では、各ユーザ
毎に蓄積された代行入力データに関する知識を、ユーザ
自身により編集したり或いは設定したりすることを可能
としている。
【0031】そして、この請求項7に記載の発明によれ
ば、前記請求項6に記載の発明の効果に加え、代行入力
データの内容を決定するに際しても、各ユーザの意志を
適切に反映させることができる。
【0032】この出願の請求項8に記載の発明は、前記
代行入力知識蓄積手段に蓄積される代行入力データに関
する知識を、前記クライアント機に通知する代行入力知
識表示手段を具備することを特徴とする請求項6に記載
の分散協調作業システムにおけるサーバー機の入力デー
タ補完装置にある。
【0033】この請求項8に記載の発明では、各ユーザ
毎に蓄積された代行入力データに関する知識を、各クラ
イアント機に通知して、例えば画面に表示させたり、プ
リンタからプリントアウトさせたり、或いは、音声合成
LSIを使用して音声出力させたりすることを可能とし
ている。
【0034】そして、この請求項8に記載の発明によれ
ば、前記請求項6に記載の発明の効果に加え、サーバー
機側に設定されている代行入力データの内容を各ユーザ
の側でいつでも容易に確認若しくは再確認させることが
できる。
【0035】この出願の請求項9に記載の発明は、前記
代行入力の実施を蓄積する代行入力履歴蓄積手段と、前
記代行入力履歴蓄積手段に蓄積された代行入力履歴に基
づいて、前記クライアント機に対して代行入力の実施履
歴を通知する代行入力履歴通知手段と、を具備すること
を特徴とする請求項6に記載の分散協調作業システムに
おけるサーバー機の入力データ補完装置にある。
【0036】この請求項9に記載の発明では、各ユーザ
毎に実施された代行入力の実施履歴を、各クライアント
機に通知して、例えば画面に表示させたり、プリンタか
らプリントアウトさせたり、或いは、音声合成LSIを
使用して音声出力させたりすることを可能としている。
【0037】そして、この請求項9に記載の発明によれ
ば、前記請求項6に記載の発明の効果に加え、サーバー
機側において各ユーザの知らない間に実施された代行入
力の実施履歴を、各ユーザの側でいつでも容易に確認若
しくは再確認させることができる。
【0038】この出願の請求項10に記載の発明は、代
行入力データ自動入力手段による代行入力データの入力
時に、それが代行入力データであることを前記サーバー
機に対して証明・通知する代行入力処理通知手段を具備
することを特徴とする請求項6に記載の分散協調作業シ
ステムにおけるサーバー機の入力データ補完装置にあ
る。
【0039】この請求項10に記載の発明にあっては、
サーバー機側にて事後に、代行入力された内容を訂正す
ることを可能としている。
【0040】そして、この請求項10に記載の発明によ
れば、前記請求項6に記載の発明の効果に加えて、代行
入力を実施することにより分散協調作業の円滑なる進行
を保証しつつも、代行入力されたデータの訂正を可能と
してそのような作業結果の信頼性を維持させることがで
きる。
【0041】この出願の請求項11に記載の発明は、前
記データ入力要求と、そのデータ入力要求に対して返答
された入力データの履歴を蓄積する入力要求対入力デー
タ履歴蓄積手段と、前記入力要求対入力データ履歴蓄積
手段に蓄積されたデータ入力要求とそれに対する入力デ
ータの頻度分布等の統計量から、前記代行入力知識蓄積
手段に蓄積される知識を自動的に生成・変更する代行入
力知識学習手段と、を具備することを特徴とする請求項
6に記載の分散協調作業システムにおけるサーバー機の
入力データ補完装置にある。
【0042】この請求項11に記載の発明では、データ
入力要求と、そのデータ入力要求に対して返答された入
力データの履歴を学習することにより、代行入力知識蓄
積手段に蓄積される知識を自動的に生成したり、既に蓄
積されている知識を変更したりすることを可能としてい
る。
【0043】そして、この請求項11に記載の発明によ
れば、前記請求項6に記載の発明の効果に加えて、サー
バー管理者やユーザの手を煩わすことなく、代行入力デ
ータに関する知識を自動生成若しくは自動変更しつつ各
ユーザに最適なものとすることができる。
【0044】この出願の請求項12に記載の発明は、前
記代行入力知識学習手段が前記代行入力知識蓄積手段に
蓄積された知識を自動的に生成・変更する際に、その根
拠を同時に蓄積する知識変更根拠蓄積処理手段と、前記
代行入力知識蓄積手段に蓄積された知識をその根拠と共
に前記クライアント機に通知する知識根拠通知手段と、
を具備することを特徴とする請求項11に記載の分散協
調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完装
置にある。
【0045】この請求項12に記載の発明では、 この
出願の請求項13に記載の発明は、サーバー機と多数の
クライアント機とをネットワークで結び、前記サーバー
機からのデータ入力要求に対して前記クライアント機の
それぞれがそれに応えてデータ入力を行うことにより、
対話形式にて処理が進められる分散協調作業システムに
おいて使用される、前記サーバー機の入力データ補完方
法であって、前記サーパー機から前記各クライアント機
へのデータ入力要求の送信とそれに対する前記各クライ
アント機から前記サーバー機への入力データの受信とを
監視する通信データ監視ステップと、前記サーバー機か
らクライアント機へのデータ入力要求に応えて入力され
るべき代行入力データに関する知識を蓄積する代行入力
知識蓄積ステップと、前記通信データ監視ステップによ
る監視により、前記サーバー機からのデータ入力要求に
対する入力データが期待された時刻までに返答されない
と判定されるときには、前記代行入力知識蓄積ステップ
で蓄積された知識に基づいて生成された代行入力データ
を前記サーバー機に対して自動的に入力する代行入力デ
ータ自動入力ステップと、を具備することを特徴とする
分散協調作業システムにおけるサーバー機の入力データ
補完方法にある。
【0046】この請求項13に記載の発明によれば、先
に説明した請求項5に記載の発明と同様な作用効果があ
る。
【0047】この出願の請求項14に記載の発明は、前
記代行入力知識蓄積ステップは、代行入力に関する知識
を各クライアント機毎に蓄積することを特徴とする請求
項13に記載の分散協調作業システムにおけるサーバー
機の入力データ補完方法にある。
【0048】この請求項14に記載の発明によれば、先
に説明した請求項6に記載の発明と同様な作用効果があ
る。
【0049】この出願の請求項15に記載の発明は、前
記代行入力知識蓄積ステップで蓄積される代行入力デー
タに関する知識を、前記クライアント機からの指令に応
じて編集・設定する代行入力知識編集ステップを具備す
ることを特徴とする請求項14に記載の分散協調作業シ
ステムにおけるサーバー機の入力データ補完方法にあ
る。
【0050】この請求項15に記載の発明によれば、先
に説明した請求項7に記載の発明と同様な作用効果があ
る。
【0051】この出願の請求項16に記載の発明は、前
記代行入力知識蓄積ステップで蓄積される代行入力デー
タに関する知識を、前記クライアント機に通知して表示
される代行入力知識表示ステップを具備することを特徴
とする請求項14に記載の分散協調作業システムにおけ
るサーバー機の入力データ補完方法にある。
【0052】この請求項16に記載の発明によれば、先
に説明した請求項8に記載の発明と同様な作用効果があ
る。
【0053】この出願の請求項17に記載の発明は、前
記代行入力の実施を蓄積する代行入力履歴蓄積ステップ
と、前記代行入力履歴蓄積ステップで蓄積された代行入
力履歴に基づいて、前記クライアント機に対して代行入
力の実施履歴を通知する代行入力履歴通知ステップと、
を具備することを特徴とする請求項14に記載の分散協
調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完方
法にある。
【0054】この請求項17に記載の発明によれば、先
に説明した請求項9に記載の発明と同様な作用効果があ
る。
【0055】この出願の請求項18に記載の発明は、前
記サーバー機側にて事後に、前記代行入力内容を訂正す
るために、代行入力データ自動入力ステップによる代行
入力データの入力時に、それが代行入力データであるこ
とを前記サーバー機に対して証明・通知する代行入力処
理通知ステップを具備することを特徴とする請求項14
に記載の分散協調作業システムにおけるサーバー機の入
力データ補完方法にある。
【0056】この請求項18に記載の発明によれば、先
に説明した請求項10に記載の発明と同様な作用効果が
ある。
【0057】この出願の請求項19に記載の発明は、前
記データ入力要求と、そのデータ入力要求に対して返答
された入力データの履歴を蓄積する入力要求対入力デー
タ履歴蓄積ステップと、前記入力要求対入力データ履歴
蓄積ステップで蓄積されたデータ入力要求とそれに対す
る入力データの頻度分布等の統計量から、前記代行入力
知識蓄積ステップに蓄積された知識を自動的に生成・変
更する代行入力知識学習ステップと、を具備することを
特徴とする請求項14に記載の分散協調作業システムに
おけるサーバー機の入力データ補完方法にある。
【0058】この請求項19に記載の発明によれば、先
に説明した請求項11に記載の発明と同様な作用効果が
ある。
【0059】この出願の請求項20に記載の発明は、前
記代行入力知識学習ステップが前記代行入力知識蓄積ス
テップに蓄積された知識を自動的に生成・変更する際
に、その根拠を同時に蓄積する知識変更根拠蓄積処理ス
テップと、前記代行入力知識蓄積ステップで蓄積された
知識をその根拠と共に前記クライアント機に通知して表
示させる知識根拠表示ステップと、を具備することを特
徴とする請求項19に記載の分散協調作業システムにお
けるサーバー機の入力データ補完方法にある。
【0060】この請求項20に記載の発明によれば、先
に説明した請求項12に記載の発明と同様な作用効果が
ある。
【0061】この出願の請求項21に記載の発明は、サ
ーバー機と多数のクライアント機とをネットワークで結
び、前記サーバー機からのデータ入力要求に対して前記
クライアント機のそれぞれがそれに応えてデータ入力を
行うことにより、対話形式にて処理が進められる分散協
調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完装
置であって、前記サーバー機には、前記データ入力要求
の送信に先立って、前記クライアント機に対して前記ク
ライアント機の動作を規定する入力データ補完プログラ
ムをダウンロードするプログラムダウンロード手段が設
けられており、前記サーバー機からダウンロードされる
入力データ補完プログラムは、前記クライアント機を構
成するコンピュータを、前記サーパー機から前記各クラ
イアント機へのデータ入力要求の送信とそれに対する前
記各クライアント機から前記サーバー機への入力データ
の受信とを監視する通信データ監視手段と、前記サーバ
ー機からクライアント機へのデータ入力要求に応えて入
力されるべき代行入力データに関する知識と、前記通信
データ監視手段による監視により、前記サーバー機から
のデータ入力要求に対する入力データが期待された時刻
までに返答されないと判定されるときには、前記代行入
力データに関する知識に基づいて生成された代行入力デ
ータを前記サーバー機に対して自動的に入力する代行入
力データ自動入力手段と、を具備するクライアント機と
して機能させるものであることを特徴とする分散協調作
業システムにおけるサーバー機の入力データ補完装置に
ある。
【0062】この請求項21に記載の発明では、ユーザ
の逡巡等により入力データが期待された時刻までにクラ
イアント機から入力されなかった場合、これをクライア
ント機の側で強制的に入力データを補完させることによ
り解決している。
【0063】そのために、この発明では、データ入力要
求の送信に先立って、サーバー機からクライアント機へ
と、当該クライアント機の動作を規定する『入力データ
補完プログラム』をダウンロードすると言う手法を採用
している。
【0064】ここで、この『入力データ補完プログラ
ム』には、クライアント機を構成するパソコン等のコン
ピュータを、『通信データ監視手段』、『代行入力デー
タに関する知識』、並びに、『代行入力データ自動入力
手段』として機能させるための処理が組み込まれてい
る。
【0065】そして、この請求項21に記載の発明によ
れば、サーバー機からクライアント機のそれぞれに対す
るデータ入力要求に対して、ユーザの逡巡等に起因して
いずれかのクライアント機において期待された時刻まで
にデータ入力が行われなかった場合には、代行入力デー
タ知識に基づいて生成された最適な代行入力データが当
該クライアント機から自動的に入力されるため、そのよ
うな入力データが欠落するトラブルが生じても、当該分
散協調作業を可及的円滑に進行させることが可能とな
る。
【0066】この出願の請求項22に記載の発明は、サ
ーバー機と多数のクライアント機とをネットワークで結
び、前記サーバー機からのデータ入力要求に対して前記
クライアント機のそれぞれがそれに応えてデータ入力を
行うことにより、対話形式にて処理が進められる分散協
調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完方
法であって、前記サーバー機には、前記データ入力要求
の送信に先立って、前記クライアント機に対して前記ク
ライアント機の動作を規定する入力データ補完プログラ
ムをダウンロードするプログラムダウンロードステップ
が設けられており、前記サーバー機からダウンロードさ
れる入力データ補完プログラムは、前記クライアント機
を構成するコンピュータを、前記サーパー機から前記各
クライアント機へのデータ入力要求の送信とそれに対す
る前記各クライアント機から前記サーバー機への入力デ
ータの受信とを監視する通信データ監視手段と、前記サ
ーバー機からクライアント機へのデータ入力要求に応え
て入力されるべき代行入力データに関する知識と、前記
通信データ監視手段による監視により、前記サーバー機
からのデータ入力要求に対する入力データが期待された
時刻までに返答されないと判定されるときには、前記代
行入力データに関する知識に基づいて生成された代行入
力データを前記サーバー機に対して自動的に入力する代
行入力データ自動入力手段と、を具備するクライアント
機として機能させるものであることを特徴とする分散協
調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完方
法にある。
【0067】そして、この請求項22に記載の発明によ
れば、先に説明した請求項21に記載の発明と同様な作
用効果がある。
【0068】この出願の請求項23に記載の発明は、サ
ーバー機と多数のクライアント機とをネットワークで結
び、前記サーバー機からのデータ入力要求に対して前記
クライアント機のそれぞれがそれに応えてデータ入力を
行うことにより、対話形式にて処理が進められる分散協
調作業システムを実現するために、前記クライアント機
を構成するコンピュータに組み込まれるべきプログラム
を格納した記録媒体であって、前記記録媒体には、前記
クライアント機を構成するコンピュータを、前記サーパ
ー機から前記各クライアント機へのデータ入力要求の送
信とそれに対する前記各クライアント機から前記サーバ
ー機への入力データの受信とを監視する通信データ監視
手段と、前記サーバー機からクライアント機へのデータ
入力要求に応えて入力されるべき代行入力データに関す
る知識を記憶する代行入力知識記憶手段と、前記通信デ
ータ監視手段による監視により、前記サーバー機からの
データ入力要求に対する入力データが期待された時刻ま
でに返答されないと判定されるときには、前記代行入力
知識記憶手段に記憶された代行入力データに関する知識
に基づいて生成された代行入力データを前記サーバー機
に対して自動的に入力する代行入力データ自動入力手段
と、して機能させるためのコンピュータプログラムが格
納されていることを特徴とする記録媒体にある。
【0069】この請求項23に記載の発明にあっても、
ユーザの逡巡等により入力データが期待された時刻まで
にクライアント機から入力されなかった場合、これをク
ライアント機の側で強制的に入力データを補完させるこ
とにより解決している。
【0070】そのために、この発明では、データ入力要
求の送信に先立って、当該クライアント機の動作を規定
する『入力データ補完プログラム』を、フロッピーディ
スクやCDROM等の記録媒体を介して、クライアント
機を構成するコンピュータにインストールすると言う手
法を採用している。
【0071】ここで、このインストールされるべき『入
力データ補完プログラム』には、クライアント機を構成
するパソコン等のコンピュータを、『通信データ監視手
段』、『代行入力データに関する知識』、並びに、『代
行入力データ自動入力手段』として機能させるための処
理が組み込まれている。
【0072】そして、この請求項23に記載の発明によ
れば、サーバー機からクライアント機のそれぞれに対す
るデータ入力要求に対して、ユーザの逡巡等に起因して
いずれかのクライアント機において期待された時刻まで
にデータ入力が行われなかった場合には、代行入力デー
タ知識に基づいて生成された最適な代行入力データが当
該クライアント機から自動的に入力されるため、そのよ
うな入力データが欠落するトラブルが生じても、当該分
散協調作業を可及的円滑に進行させることが可能とな
る。
【0073】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0074】先ず、本発明が適用される分散協調作業シ
ステムの実施の一形態が図1に示されている。同図に示
されるように、この分散協調作業システム100は、サ
ーバー機を構成する分散協調作業サーバ1とクライアン
ト機を構成する多数のユーザ端末2,2・・・とをネッ
トワーク3で結び、サーバー機を構成する分散協調作業
サーバ1からのデータ入力要求4に対してクライアント
機を構成するユーザ端末2,2・・・のそれぞれがそれ
に応えてデータ入力5を行うことにより、対話形式にて
作業全体の処理が進められるものである。
【0075】なお、分散協調作業サーバ1並びにユーザ
端末2,2・・・のそれぞれを構成するコンピュータの
記録媒体には、当該分散協調作業システムの内容(いわ
ゆるコンテンツ)に対応したコンピュータプログラムが
必要により適宜にインストールされることは当業者であ
れば容易に理解されるはずである。
【0076】具体的な『分散協調作業システム』の内容
としては、例えば、個々のユーザの入力データの重要
性が比較的に低いタイプのテキストベースの多人数によ
る電子会議システム(いわゆるチャット)である場合、
ユーザへのアンケート結果等によって、進行を逐次に
変更や修正する多人数(例えば、数万人規模)参加のイ
ンターラクティブTVである場合、さらには、インタ
ーネットを介して多人数で行われるマルチユーザネット
ワークゲームである場合、等々が挙げられるであろう。
【0077】そして、後に詳細に説明するように、これ
らの分散協調作業システムに対して、本発明の入力デー
タ補完方法及び装置が適用されることにより、上述し
た電子会議システムの場合であれば、例えば、議長から
の賛否問い掛けに対して、全員からの回答が規定時間内
に得られないような場合にも、電子会議システムにおけ
る円滑なる運用乃至進行が可能となり、上述したイン
ターラクティブTVの場合であれば、例えば、アンケー
ト調査に際してユーザ全員からのアンケート結果が規定
時間内に得られないような場合にも、そのようなアンケ
ート結果により進行を逐次に変更や修正する多人数参加
のインターラクティブTVにおける円滑なる運用乃至進
行が可能となり、さらには、上述したマルチユーザネ
ットワークの場合であれば、例えば、ゲーム参加者の全
員からの操作結果が規定時間内に得られないような場合
にも、インターネットを介して多人数で行われるマルチ
ユーザネットワークゲームにおける円滑なる運用乃至進
行が可能となるのである。
【0078】次に、本発明にかかる入力データ補完装置
(含む、方法)の第1の実施の形態を図2の機能ブロッ
ク図を参照しながら詳細に説明する。この第1の実施の
形態では、回線のトラブルやユーザの逡巡により入力デ
ータが期待された時刻までにサーバー機を構成する分散
協調作業サーバ1に伝送されなかった場合、これを分散
協調作業サーバ1の側で強制的に入力データを補完する
ことにより解決している。
【0079】そのために、この発明では、図2に示され
るように、通信データ監視機能(手段)B1、代行入力
知識蓄積機能(手段)B2、代行入力知識編集機能(手
段)B3、及び、代行入力データ自動入力機能(手段)
B4からなる4つの構成要素を、分散協調作業サーバ1
上にコンピュータプログラムを用いて新たに実現してい
る。なお、これら4つの構成要素B1〜B4は、実際に
は、分散協調作業サーバ1に接続される各ユーザの数だ
け設けられているが、説明の便宜上、図2ではその内の
一組のみを示していることに注意されたい。
【0080】図2に示される分散協調作業サーバ1は、
数万人規模でのインタラクティブTV等のように、シス
テム全体に対して個々のユーザの入力データの重要度が
比較的に低いタイプの、簡単な電子会議を実現するため
のものである。この分散協調作業サーバ1では、電子会
議システムを実現するためのサーバプログラムである分
散協調作業サーバプロセスAが動作する。これに対し
て、電子会議に参加する各ユーザは、ネットワーク3を
介して接続された各ユーザ端末(クライアント機)2を
使用してデータの送受を行う。電子会議システムのサー
バプロセスAは、会議の流れを把握しつつ、適当なタイ
ミングで各ユーザ端末2に対してデータ入力要求4(図
1参照)を送信すると共に、その返答に相当するデータ
入力5(図1参照)をユーザ端末2から受信すると言っ
た手順を繰り返しつつ会議を進めることになる。
【0081】次に、本発明に関連して新たに設けられた
通信データ監視機能(手段)B1、代行入力知識蓄積機
能(手段)B2、代行入力知識編集機能(手段)B3、
及び、代行入力データ自動入力機能(手段)B4からな
る4つの構成要素について説明する。
【0082】通信データ監視機能B1は、サーパー機を
構成する分散協調作業サーバ1からクライアント機を構
成する各ユーザ端末2へのデータ入力要求の送信と、そ
れに対する各ユーザ端末2から分散協調作業サーバー1
への入力データ5の受信とを監視するものであり、これ
により分散協調作業サーバー1からのデータ入力要求4
に対する入力データ5が期待された時刻までに分散協調
作業サーバーAへと返答されたか否かが判定されること
となる。なお、それらデータ入力要求4並びに入力デー
タ5の識別は、例えば、それらデータのフォーマットに
基づいて行うことができる。
【0083】ここで、データ入力要求4に相当するデー
タフォーマットの例としては、次の[表1]に示される
ようなものが挙げられる。
【0084】
【表1】− 表1 − * 賛成しますか?(Yes/No) * 以下の案から選んでください。 [0]棄権 [1]xxxx案 [2]yyyy案
【0085】また、代行入力知識蓄積機能B2は、サー
バー機を構成する分散協調作業サーバ1からクライアン
ト機を構成するユーザ端末2へのデータ入力要求4に応
えて代行入力されるべきデータ入力5に関する知識を蓄
積するものであり、この蓄積された知識に基づいて自動
入力される代行入力データの内容が決定される。すなわ
ち、この『知識』とは、各データ入力要求4毎に、それ
に対する返答が得られないとき、代わりの返答としてど
のような内容のデータ入力5を与えるべきかを規定する
ものである。
【0086】ここで、蓄積される知識の例としては、次
の[表2]に示されるようなものが挙げられる。
【0087】
【表2】
【0088】また、代行入力知識編集機能B3は、代行
入力知識蓄積機能B2に蓄積される代行入力データに関
する知識を、クライアント機を構成するユーザ端末2か
らの指令に応じて編集・設定するものであり、これによ
り各ユーザ毎に蓄積された代行入力データに関する知識
を、ユーザ自身により編集したり或いは設定したりする
ことを可能とするものである。
【0089】また、代行入力データ自動入力機能B4
は、代行入力知識蓄積機能B2に蓄積された知識に基づ
いて生成された代行入力データをサーバー機を構成する
分散協調作業サーバ1に対して自動的に入力するもので
あり、これによりサーバープロセスA上において必要な
入力データの補完が行われることとなる。なお、ここで
言う『自動入力』とは、最終的に該当するユーザ端末2
からの入力データが補完されさえすればどのような手法
を採用しても良く、例えば、伝送ライン上に当該ユーザ
端末2からのデータの代わりに代行入力データを送出し
たり、或いはサーバプロセスAの該当するメモリエリア
に代行入力データを強制的に書き込む等の種々の手法を
採用することができるであろう。
【0090】そして、この図2に示される第1の実施の
形態によれば、分散協調作業サーバ1からユーザ端末2
のそれぞれに対するデータ入力要求4に対して、ユーザ
の逡巡等に起因していずれかのユーザ端末2において期
待された時刻までにデータ入力5が行われなかった場
合、或いは、回線の混雑等に起因していずれかのユーザ
端末2からの入力データ5が期待された時刻までに分散
協調作業サーバー1に到来しなかった場合には、通信デ
ータ監視機能B1がこれを判定して代行入力データ自動
入力機能B4が起動され、代行入力知識蓄積機能B2に
蓄積された知識に基づいて生成された最適な代行入力デ
ータがサーバープロセスAに対して自動的に入力されて
当該入力データの補完が行われる。そのため、そのよう
な入力データが欠落するトラブルが生じても、当該電子
会議システムを可及的円滑に進行させることができるの
である。
【0091】しかも、この実施の形態では、代行入力に
関する知識を各ユーザ端末2毎に蓄積することに加え
て、その知識をユーザ自身により編集したり或いは設定
したりすることを可能としているため、代行入力データ
の内容を各ユーザ毎にきめ細かく設定することにより、
代行入力によりユーザデータの補完を行う場合であって
も、当該ユーザの回答傾向等の特質を分散協調作業に適
切に反映させることができるほか、代行入力データの内
容を決定するに際しても、各ユーザの意志を適切に反映
させることができる。
【0092】なお、図2に示される例では、各ユーザー
端末2毎に代行入力に関する知識を蓄積するようにして
いるが、ユーザ端末2を操作する者が複数存在し、かつ
それぞれが固有のユーザIDを有しているような場合に
は、代行入力に関する知識を各ユーザID毎に蓄積する
こともできる。
【0093】次に、図2に示される第1の実施の形態を
構成する機能構成要素を、分散協調作業サーバー1を構
成するコンピュータにより実現するためのプログラムを
図3のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0094】図3のフローチャートにおいて、処理が開
始されると、通信路にデータの流れの有無が監視される
(ステップ301いいえ)。この状態において、通信路
に何らかのデータの流れが検出され(ステップ301は
い)、それが入力データであると判定されると(ステッ
プ302はい)、さらに、その入力データが代行入力知
識を編集するためのデータであるか否かの判定が行われ
ることとなる(ステップ303)。
【0095】ここで、その入力データが代行入力知識を
編集するためのデータであると判定されると(ステップ
303はい)、そのデータに従って、代行入力知識の設
定や変更が行われる(ステップ304)。すなわち、ユ
ーザ端末2から代行入力知識を編集するためのデータを
分散協調作業サーバ1の側へと与えれば、このデータに
従ってサーバ側に蓄積された代行入力知識は自動的に設
定や変更されるのである。なお、入力データが代行入力
知識を編集するためのデータではないと判定された場合
には(ステップ303いいえ)、その入力データはその
ままサーバプロセスAに入力されて適宜に処理される
(ステップ305)。
【0096】一方、通信路に何らかのデータの流れが検
出され(ステップ301はい)、それが出力データであ
ると判定されると(ステップ302いいえ)、さらに、
その出力データがユーザへの入力要求4であるか否かの
判定が行われる(ステップ306)。
【0097】ここで、その出力データがユーザへの入力
要求4であると判定されると(ステップ306はい)、
サーバ1からユーザ端末2,2・・・のそれぞれに対す
るデータ入力要求に対して、いずれかのユーザ端末2に
おいて期待された時刻までにデータ入力が行われないこ
と、又は、いずれかのユーザ端末2からの入力データが
期待された時刻までにサーバ1に到来しないことを検出
するためのタイマ処理が開始される(ステップ307〜
310)。
【0098】このタイマ処理では、待ちカウンタを初期
化した後(ステップ307)、ユーザから入力データが
送られてきたかどうかを確認しつつ(ステップ30
8)、待ちカウンタに+1を加算する処理を(ステップ
309)、待ちカウンタの値が規定値を越えるまで(ス
テップ310はい)、何度も繰り返すものである。入力
要求送出の後、規定時間内にユーザから正常に入力デー
タが送られて来れば(ステップ308はい)、その入力
データはそのままサーバプロセスAへと入力される(ス
テップ311)。
【0099】これに対して、入力要求送出の後、規定時
間が経過しても、回線のトラブルやユーザ自身の逡巡等
に起因して、入力データが送られて来ない場合には(ス
テップ308いいえ,ステップ310はい)、本発明の
要部である入力データ補完処理(ステップ312,31
3)が実行されることとなる。
【0100】この入力データ補完処理では、先にステッ
プ304にて設定若しくは変更された代行入力知識に基
づいて、当該入力要求の種類に対応する代行入力データ
が作成され(ステップ312)、この代行入力データが
本来の入力データの代わりとしてサーバプロセスAに入
力される(ステップ313)。すなわち、分散協調作業
サーバ1からユーザ端末2のそれぞれに対するデータ入
力要求4に対して、ユーザの逡巡等に起因していずれか
のユーザ端末2において期待された時刻までにデータ入
力5が行われなかった場合、或いは、回線の混雑等に起
因していずれかのユーザ端末2からの入力データ5が期
待された時刻までに分散協調作業サーバー1に到来しな
かった場合には、蓄積された知識に基づいて生成された
最適な代行入力データがサーバープロセスAに対して自
動的に入力されて当該入力データの補完が行われる。そ
のため、そのような入力データが欠落するトラブルが生
じても、当該電子会議システムを可及的円滑に進行させ
ることができる。
【0101】しかも、代行入力に関する知識をユーザ自
身により編集したり或いは設定したりすることを可能と
しているため、代行入力データの内容を各ユーザ毎にき
め細かく設定することにより、代行入力によりユーザデ
ータの補完を行う場合であっても、当該ユーザの回答傾
向等の特質を分散協調作業に適切に反映させることがで
きるほか、代行入力データの内容を決定するに際して
も、各ユーザの意志を適切に反映させることができる。
【0102】次に、本発明にかかる入力データ補完装置
(含む、方法)の第2の実施の形態を図4の機能ブロッ
ク図を参照しながら詳細に説明する。この第2の実施の
形態では、第1の実施の形態同様に、分散協調作業サー
バ1の側で強制的に入力データを補完することに加え、
各ユーザ毎に蓄積された代行入力データに関する知識
を、各ユーザ端末2,2・・・に通知して、例えば画面
に表示させたり、プリンタからプリントアウトさせた
り、或いは、音声合成LSIを使用して音声出力させた
りすることを可能としている。
【0103】そのために、この発明では、図4に示され
るように、通信データ監視機能(手段)B1、代行入力
知識蓄積機能(手段)B2、代行入力データ自動入力機
能(手段)B4、及び、代行入力知識通知機能(手段)
B5からなる4つの構成要素を、分散協調作業サーバ1
上にコンピュータプログラムを用いて新たに実現してい
る。なお、これら4つの構成要素B1,B2,B4,B
5は、実際には、分散協調作業サーバ1に接続される各
ユーザ毎に設けられているが、説明の便宜上、図4では
その内の一組のみを示していることに注意されたい。
【0104】代行入力知識通知機能B5は、各ユーザ毎
に蓄積された代行入力データに関する知識を、各ユーザ
端末2に通知して、例えば画面に表示させたり、プリン
タからプリントアウトさせたり、或いは、音声合成LS
Iを使用して音声出力させたりするものである。
【0105】そして、この図4に示される第2の実施の
形態によれば、前記第1の実施形態の効果に加え、分散
協調作業サーバ1側に設定されている代行入力データの
内容を各ユーザの側でいつでも容易に確認若しくは再確
認させることができる。
【0106】次に、図4に示される第2の実施の形態を
構成する機能構成要素を、分散協調作業サーバー1を構
成するコンピュータにより実現するためのプログラムを
図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。な
お、同図において、ステップ503,504,505以
外の処理は、図3に示される各処理と同一であるから、
説明は省略する。
【0107】図5のフローチャートにおいて、処理が開
始されると、通信路にデータの流れの有無が監視される
(ステップ501いいえ)。この状態において、通信路
に何らかのデータの流れが検出され(ステップ501は
い)、それが入力データであると判定されると(ステッ
プ502はい)、さらに、その入力データが代行入力知
識の提示を要求するためのデータであるか否かの判定が
行われる(ステップ503)。
【0108】ここで、その入力データが代行入力知識の
提示を要求するためのデータであると判定されると(ス
テップ503はい)、その時点で記憶されている代行入
力知識は該当するユーザに送信され、提示される(ステ
ップ504)。すなわち、ユーザ端末2から代行入力知
識の提示を要求するためのデータを分散協調作業サーバ
1の側へと与えれば、このデータに従ってサーバ側に蓄
積された代行入力知識は自動的にユーザ端末2へと通知
されて提示(表示、プリントアウト、音声出力等)され
るのである。このとき、表示形態の一例としては、先に
説明した、[表2]の如き表示態様が挙げられる。な
お、入力データが代行入力知識の提示を要求するための
データではないと判定された場合には(ステップ503
いいえ)、その入力データはそのままサーバプロセスA
に入力されて適宜に処理される(ステップ505)。す
なわち、これによりサーバー機側に設定されている代行
入力データに関する知識の内容を各ユーザの側でいつで
も容易に確認若しくは再確認させることができるのであ
る。
【0109】次に、本発明にかかる入力データ補完装置
(含む、方法)の第3の実施の形態を図6の機能ブロッ
ク図を参照しながら詳細に説明する。この第3の実施の
形態では、第1の実施の形態と同様に、分散協調作業サ
ーバ1の側で強制的に入力データを補完することに加
え、各ユーザ毎に実施された代行入力データに関する履
歴を、必要により各ユーザ端末2,2・・・に通知し
て、例えば画面に表示させたり、プリンタからプリント
アウトさせたり、或いは、音声合成LSIを使用して音
声出力させたりすることを可能としている。
【0110】そのために、この発明では、図6に示され
るように、通信データ監視機能(手段)B1、代行入力
知識蓄積機能(手段)B2、代行入力データ自動入力機
能(手段)B4、代行入力履歴蓄積機能(手段)B6、
及び、代行入力履歴通知機能(手段)B7からなる5つ
の構成要素を、分散協調作業サーバ1上にコンピュータ
プログラムを用いて新たに実現している。なお、これら
5つの構成要素B1,B2,B4,B6,B7は、実際
には、分散協調作業サーバ1に接続される各ユーザの数
だけ設けられているが、説明の便宜上、図4ではその内
の一組のみを示していることに注意されたい。
【0111】代行入力履歴蓄積機能B6は、代行入力が
実施された場合に、入力要求4の種類、入力データ、時
刻等のような、代行入力の実施に関する情報を蓄積する
ものである。
【0112】代行入力履歴通知機能B7は、上述の代行
入力履歴蓄積機能B6にて蓄積された代行入力の履歴に
基づいて、その代行入力の実施の内容をユーザ端末2へ
と通知し、ユーザ端末2を介してユーザに提示(表示、
プリントアウト、音声出力等)するものである。
【0113】そして、この図6に示される第3の実施の
形態によれば、前記第1の実施形態の効果に加え、分散
協調作業サーバ1側で実施された代行入力履歴の内容を
各ユーザの側でいつでも容易に確認若しくは再確認させ
ることができ、これにより各ユーザは、自己の意志に反
した代行入力が知らない内に行われていないかを監視す
ることができる。
【0114】次に、図6に示される第3の実施の形態を
構成する機能構成要素を、分散協調作業サーバー1を構
成するコンピュータにより実現するためのプログラムを
図7のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0115】図7のフローチャートにおいて、処理が開
始されると、通信路にデータの流れの有無が監視される
(ステップ701いいえ)。この状態において、通信路
に何らかのデータの流れが検出され(ステップ701は
い)、それが出力データであると判定されると(ステッ
プ702いいえ)、さらに、その出力データがユーザへ
の入力要求4であるか否かの判定が行われる(ステップ
703)。
【0116】ここで、その出力データがユーザへの入力
要求4であると判定されると(ステップ703はい)、
サーバ1からユーザ端末2,2・・・のそれぞれに対す
るデータ入力要求に対して、いずれかのユーザ端末2に
おいて期待された時刻までにデータ入力が行われないこ
と、又は、いずれかのユーザ端末2からの入力データが
期待された時刻までにサーバ1に到来しないことを検出
するためのタイマ処理が開始される(ステップ704〜
707)。
【0117】このタイマ処理では、待ちカウンタを初期
化した後(ステップ704)、ユーザから入力データが
送られてきたかどうかを確認しつつ(ステップ70
5)、待ちカウンタに+1を加算する処理を(ステップ
706)、待ちカウンタの値が規定値を越えるまで(ス
テップ707はい)、何度も繰り返すものである。入力
要求送出の後、規定時間内にユーザから正常に入力デー
タが送られて来れば(ステップ705はい)、その入力
データはそのままサーバプロセスAへと入力される(ス
テップ708)。
【0118】これに対して、入力要求送出の後、規定時
間が経過しても、回線のトラブルやユーザ自身の逡巡等
に起因して、入力データが送られて来ない場合には(ス
テップ705いいえ,ステップ707はい)、本発明の
要部である入力データ補完処理(ステップ709,71
0)並びに代行入力履歴蓄積処理(ステップ711)が
実行されることとなる。
【0119】この入力データ補完処理では、先に説明し
た代行入力知識に基づいて、当該入力要求の種類に対応
する代行入力データが作成され(ステップ709)、こ
の代行入力データが本来の入力データの代わりとしてサ
ーバプロセスAに入力される(ステップ710)。その
後、当該『入力要求』とそれに対応して代行入力された
『入力データ』とは互いに関連づけされ、代行入力履歴
として所定のメモリに蓄積される(ステップ711)。
【0120】一方、通信路に何らかのデータの流れが検
出され(ステップ701はい)、それが入力データであ
ると判定されると(ステップ702はい)、さらに、そ
の入力データが代行入力履歴の提示を要求するためのデ
ータであるか否かの判定が行われる(ステップ71
3)。
【0121】ここで、その入力データが代行入力履歴の
提示を要求するためのデータであると判定されると(ス
テップ713はい)、その時点で記憶されている代行入
力履歴は該当するユーザに送信されて提示される(ステ
ップ714)。すなわち、ユーザ端末2から代行入力履
歴の提示を要求するためのデータを分散協調作業サーバ
1の側へと与えれば、このデータに従ってサーバ側に蓄
積された代行入力履歴(ステップ711参照)は自動的
にユーザ端末2へと通知されて提示(表示、プリントア
ウト、音声出力等)されることとなるのである。
【0122】その結果、この第3の実施の形態によれ
ば、分散協調作業サーバ1からユーザ端末2のそれぞれ
に対するデータ入力要求4に対して、ユーザの逡巡等に
起因していずれかのユーザ端末2において期待された時
刻までにデータ入力5が行われなかった場合、或いは、
回線の混雑等に起因していずれかのユーザ端末2からの
入力データ5が期待された時刻までに分散協調作業サー
バー1に到来しなかった場合には、蓄積された知識に基
づいて生成された最適な代行入力データがサーバープロ
セスAに対して自動的に入力されて当該入力データの補
完が行われる。そのため、そのような入力データが欠落
するトラブルが生じても、当該電子会議システムを可及
的円滑に進行させることができるのである。
【0123】しかも、代行入力が実施されるたびに、当
該代行入力の実施履歴が自動的に蓄積されていく一方、
この蓄積された代行入力実施履歴はユーザからの要請に
応じて自動的にユーザ端末2へと通知されて提示(表
示、プリントアウト、音声出力等)されるため、分散協
調作業サーバ1側で実施された代行入力履歴の内容を各
ユーザの側でいつでも容易に確認若しくは再確認させる
ことができ、これにより各ユーザは、自己の意志に反し
た代行入力が知らない内に行われていないかを監視する
ことができる。
【0124】次に、本発明にかかる入力データ補完装置
(含む、方法)の第4の実施の形態を図8の機能ブロッ
ク図を参照しながら詳細に説明する。この第4の実施の
形態では、第1の実施の形態と同様に、分散協調作業サ
ーバ1の側で強制的に入力データを補完することに加
え、データ入力要求と、そのデータ入力要求に対して返
答された入力データの履歴を学習することにより、代行
入力知識蓄積手段に蓄積される知識を自動的に生成した
り、既に蓄積されている知識を変更したりすることを可
能としている。
【0125】そのために、この発明では、図8に示され
るように、通信データ監視機能(手段)B1、代行入力
知識蓄積機能(手段)B2、代行入力データ自動入力機
能(手段)B4、入力要求対入力データ履歴・蓄積機能
(手段)B8、及び、代行入力知識学習機能(手段)B
9からなる5つの構成要素を、分散協調作業サーバ1上
にコンピュータプログラムを用いて新たに実現してい
る。なお、これら5つの構成要素B1,B2,B4,B
8,B9は、実際には、分散協調作業サーバ1に接続さ
れる各ユーザの数だけ設けられているが、説明の便宜
上、図4ではその内の一組のみを示していることに注意
されたい。
【0126】入力要求対入力データ履歴・蓄積機能B8
には、当該ユーザ端末2に対して、サーバ1から過去に
与えられた『入力要求』とその入力要求に対して返答さ
れた『入力データの履歴』とが対となって自動的に蓄積
される。
【0127】代行入力知識学習機能B9は、入力要求対
入力データ履歴・蓄積機能B8に蓄積された履歴から入
力要求それぞれに対する入力データの頻度分布等の統計
量を計算し、これにより代行入力知識蓄積機能B2に蓄
積されるべき知識を自動的に生成したり、或いは、代行
入力知識蓄積機能B2に既に蓄積されている知識を変更
乃至修正するものである。例えば、ある入力要求に対す
るユーザの入力データの中で、最も頻度の高いものを、
その入力要求に対する代行入力データとする、と言った
手法により代行入力データに関する知識を生成する。
【0128】そして、この図8に示される第4の実施の
形態によれば、前記第1の実施形態の効果に加え、サー
バー管理者やユーザの手を煩わすことなく、代行入力デ
ータに関する知識を自動生成若しくは自動変更しつつ各
ユーザに最適なものとすることができる。
【0129】次に、図8に示される第4の実施の形態を
構成する機能構成要素を、分散協調作業サーバー1を構
成するコンピュータにより実現するためのプログラムを
図9のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0130】図9のフローチャートにおいて、処理が開
始されると、通信路にデータの流れの有無が監視される
(ステップ901いいえ)。この状態において、通信路
に何らかのデータの流れが検出され(ステップ901は
い)、それが出力データであると判定されると(ステッ
プ902いいえ)、さらに、その出力データがユーザへ
の入力要求4であるか否かの判定が行われる(ステップ
903)。
【0131】ここで、その出力データがユーザへの入力
要求4であると判定されると(ステップ903はい)、
サーバ1からユーザ端末2,2・・・のそれぞれに対す
るデータ入力要求に対して、いずれかのユーザ端末2に
おいて期待された時刻までにデータ入力が行われないこ
と、又は、いずれかのユーザ端末2からの入力データが
期待された時刻までにサーバ1に到来しないことを検出
するためのタイマ処理が開始される(ステップ904〜
907)。
【0132】このタイマ処理では、待ちカウンタを初期
化した後(ステップ904)、ユーザから入力データが
送られてきたかどうかを確認しつつ(ステップ90
5)、待ちカウンタに+1を加算する処理を(ステップ
906)、待ちカウンタの値が規定値を越えるまで(ス
テップ907はい)、何度も繰り返すものである。
【0133】入力要求送出の後、規定時間内にユーザか
ら正常に入力データが送られて来れば(ステップ905
はい)、その入力データはそのままサーバプロセスAへ
と入力される(ステップ908)。その後、この第4の
実施の形態の要部である入出力履歴蓄積処理が行われる
(ステップ909)。
【0134】この入出力履歴蓄積処理では、先に説明し
たように、当該ユーザ端末2に対して、サーバ1から過
去に与えられた『入力要求』とその入力要求に対して実
際に返答された『入力データの履歴』とが対となって自
動的にメモリに蓄積される。
【0135】これに対して、入力要求送出の後、規定時
間が経過しても、回線のトラブルやユーザ自身の逡巡等
に起因して、入力データが送られて来ない場合には(ス
テップ905いいえ,ステップ907はい)、本発明の
要部である入力データ補完処理(ステップ910,91
1)が実行されることとなる。
【0136】この入力データ補完処理では、先に説明し
た代行入力知識に基づいて、当該入力要求の種類に対応
する代行入力データが作成され(ステップ910)、こ
の代行入力データが本来の入力データの代わりとしてサ
ーバプロセスAに入力される(ステップ711)。
【0137】一方、通信路に何らかのデータの流れが検
出され(ステップ901はい)、それが入力データであ
ると判定されると(ステップ902はい)、さらに、そ
の入力データが代行入力知識の学習を要求するためのデ
ータであるか否かの判定が行われる(ステップ91
3)。
【0138】ここで、その入力データが代行入力知識の
学習を要求するためのデータであると判定されると(ス
テップ913はい)、先に説明した入出力履歴蓄積処理
(ステップ909)にて蓄積された入出力履歴に基づい
て代行入力知識が自動的に生成され、この生成された代
行入力知識によってその時点でメモリに蓄積されている
代行入力知識の追加や修正等が行われる。先に説明した
ように、この追加・修正処理のための知識は、例えば、
ある入力要求に対するユーザの入力データの中で、最も
頻度の高いものを、その入力要求に対する代行入力デー
タとする、と言った手法により代行入力データに関する
知識を生成する。
【0139】その結果、この第4の実施の形態によれ
ば、分散協調作業サーバ1からユーザ端末2のそれぞれ
に対するデータ入力要求4に対して、ユーザの逡巡等に
起因していずれかのユーザ端末2において期待された時
刻までにデータ入力5が行われなかった場合、或いは、
回線の混雑等に起因していずれかのユーザ端末2からの
入力データ5が期待された時刻までに分散協調作業サー
バー1に到来しなかった場合には、蓄積された知識に基
づいて生成された最適な代行入力データがサーバープロ
セスAに対して自動的に入力されて当該入力データの補
完が行われる。そのため、そのような入力データが欠落
するトラブルが生じても、当該電子会議システムを可及
的円滑に進行させることができるのである。
【0140】しかも、サーバ1からのなんらかの入力要
求に応えてユーザ端末2からデータ入力が行われるたび
に、それらの入出力履歴が自動的に蓄積されていく一
方、ユーザ端末2からの要請により、この蓄積された入
出力履歴に基づいて代行入力に関する知識が自動的に生
成され、この生成された新たな代行入力知識により既に
メモリに蓄積されている代行入力知識の追加や修正が行
われる。
【0141】そのため、サーバー管理者やユーザの手を
煩わすことなく、代行入力データに関する知識を自動生
成若しくは自動変更しつつ各ユーザに最適なものとする
ことができるのである。
【0142】なお、以上説明した第4の実施の形態にお
いて、前記代行入力知識学習機能B8が前記代行入力知
識蓄積機能B2に蓄積された知識を自動的に生成・変更
する際に、その根拠を同時に蓄積する知識変更根拠蓄積
処理機能、並びに、前記代行入力知識蓄積機能B2に蓄
積された知識をその根拠と共にユーザ端末2に通知する
知識根拠通知機能を新たに設ければ、代行入力データに
関する知識を自動生成若しくは自動変更するに際して、
代行入力データ生成若しくは変更の根拠をユーザに対し
て明らかにし、ユーザの意図に反して誤った代行入力デ
ータが自動生成されることを未然に防止できる。
【0143】次に、本発明にかかる入力データ補完装置
(含む、方法)の第5の実施の形態を図10の機能ブロ
ック図を参照しながら詳細に説明する。この第5の実施
の形態では、ユーザの逡巡により入力データが期待され
た時刻までにクライアント機を構成するユーザ端末2に
入力されなかった場合、これを当該ユーザ端末2の側で
強制的に入力データを代行入力して補完することにより
解決している。
【0144】そのために、この発明では、図10に示さ
れるように、通信データ監視機能(手段)2B1、代行
入力知識蓄積機能(手段)2B2、代行入力知識編集機
能(手段)2B3、及び、代行入力データ自動入力機能
(手段)2B4からなる4つの構成要素を、ユーザ端末
2上にコンピュータプログラムを用いて新たに実現して
いる。
【0145】図10に示される分散協調作業サーバ1
は、数万人規模でのインタラクティブTV等のように、
システム全体に対して個々のユーザの入力データの重要
度が比較的に低いタイプの、簡単な電子会議を実現する
ためのものである。この分散協調作業サーバ1では、電
子会議システムを実現するためのサーバプログラムであ
る分散協調作業サーバプロセスAが動作する。これに対
して、電子会議に参加する各ユーザは、ネットワーク3
を介して接続された各ユーザ端末(クライアント機)2
を使用しユーザ端末プロセス2Aを通じてデータの送受
を行う。電子会議システムのサーバプロセスAは、会議
の流れを把握しつつ、適当なタイミングで各ユーザ端末
2のユーザ端末プロセス2Aに対してデータ入力要求4
(図1参照)を送信すると共に、その返答に相当するデ
ータ入力5(図1参照)をユーザ端末2のユーザプロセ
ス2Aから受信すると言った手順を繰り返しつつ会議を
進めることになる。
【0146】次に、本発明に関連して新たに設けられた
通信データ監視機能(手段)2B1、代行入力知識蓄積
機能(手段)2B2、代行入力知識編集機能(手段)2
B3、及び、代行入力データ自動入力機能(手段)2B
4からなる4つの構成要素について説明する。
【0147】通信データ監視機能2B1は、サーパー機
を構成する分散協調作業サーバ1からクライアント機を
構成する各ユーザ端末2へのデータ入力要求の送信と、
それに対する各ユーザ端末2から分散協調作業サーバー
1への入力データ5の受信とをユーザ端末2の側で監視
するものであり、これにより分散協調作業サーバー1か
らのデータ入力要求4に対する入力データ5が期待され
た時刻までにユーザ端末2から入力されて、分散協調作
業サーバーAへと返答されたか否かが判定されることと
なる。なお、それらデータ入力要求4並びに入力データ
5の識別は、例えば、それらデータのフォーマットに基
づいて行うことができる。ここで、データ入力要求4に
相当するデータフォーマットの例としては、先の[表
1]に示されるようなものが挙げられる。
【0148】また、代行入力知識蓄積機能2B2は、サ
ーバー機を構成する分散協調作業サーバ1からクライア
ント機を構成するユーザ端末2へのデータ入力要求4に
応えてユーザ端末2から代行入力されるべきデータ入力
5に関する知識を蓄積するものであり、この蓄積された
知識に基づいて自動入力される代行入力データの内容が
決定される。すなわち、この『知識』とは、各データ入
力要求4毎に、それに対する返答が得られないとき、代
わりの返答としてどのような内容のデータ入力5を与え
るべきかを規定するものである。ここで、蓄積される知
識の例としては、先の[表2]に示されるようなものが
挙げられる。
【0149】また、代行入力知識編集機能2B3は、代
行入力知識蓄積機能2B2に蓄積される代行入力データ
に関する知識を、クライアント機を構成するユーザ端末
2からの指令に応じて編集・設定するものであり、これ
により当該ユーザ端末2に蓄積された代行入力データに
関する知識を、ユーザ自身により編集したり或いは設定
したりすることを可能とするものである。
【0150】また、代行入力データ自動入力機能2B4
は、代行入力知識蓄積機能2B2に蓄積された知識に基
づいて生成された代行入力データをユーザ端末2から自
動的に入力するものであり、これにより分散協調作業サ
ーバプロセスA上において必要な入力データの補完が行
われることとなる。
【0151】なお、以上説明した通信データ監視機能
(手段)2B1、代行入力知識蓄積機能(手段)2B
2、代行入力知識編集機能(手段)2B3、及び、代行
入力データ自動入力機能(手段)2B4からなる4つの
構成要素を、ユーザ端末2を構成するコンピュータに組
み込むについては、2通りの方法が考えられる。
【0152】第1の方法は、データ入力要求の送信に先
立って、サーバー機を構成する分散協調作業サーバ1か
らクライアント機を構成するユーザ端末2へと、当該ユ
ーザ端末2の動作を規定する『入力データ補完プログラ
ム』をダウンロードしてインストールするものである。
ここで、この『入力データ補完プログラム』とは、ユー
ザ端末2を構成するコンピュータを、通信データ監視機
能(手段)2B1、代行入力知識蓄積機能(手段)2B
2、代行入力知識編集機能(手段)2B3、及び、代行
入力データ自動入力機能(手段)2B4として機能させ
るためのコンピュータプログラムのことである。
【0153】第2の方法は、上述の『入力データ補完プ
ログラム』をフロッピーディスクやCD−ROM等の記
録媒体に格納して販売し、これをFDドライバやCDド
ライバを介してユーザ端末2を構成するコンピュータに
インストールするである。
【0154】そして、この図10に示される第5の実施
の形態によれば、分散協調作業サーバ1からユーザ端末
2のそれぞれに対するデータ入力要求4に対して、ユー
ザの逡巡等に起因していずれかのユーザ端末2において
期待された時刻までにデータ入力5が行われなかった場
合には、ユーザ端末2に組み込まれた通信データ監視機
能2B1がこれを判定して代行入力データ自動入力機能
2B4が起動され、代行入力知識蓄積機能2B2に蓄積
された知識に基づいて生成された最適な代行入力データ
がユーザに代わってユーザ端末2から自動的に入力され
て当該入力データの補完が行われる。そのため、そのよ
うな入力データが欠落するトラブルが生じても、当該電
子会議システムを可及的円滑に進行させることができ
る。
【0155】しかも、この実施の形態では、代行入力に
関する知識をユーザ自身により編集したり或いは設定し
たりすることを可能としているため、代行入力データの
内容を各ユーザ毎にきめ細かく設定することにより、代
行入力によりユーザデータの補完を行う場合であって
も、当該ユーザの回答傾向等の特質を分散協調作業に適
切に反映させることができるほか、代行入力データの内
容を決定するに際しても、各ユーザの意志を適切に反映
させることができる。
【0156】なお、図10に示される例では、各ユーザ
ー端末2毎に代行入力に関する知識を蓄積するようにし
ているが、ユーザ端末2を操作する者が複数存在し、か
つそれぞれが固有のユーザIDを有しているような場合
には、代行入力に関する知識を各ユーザID毎に蓄積す
ることもできる。
【0157】さらに、図10に示される例にあっても、
先に説明した図4,図6,図8の例と同様にして、代行
入力知識通知機能、代行入力履歴蓄積機能、代行入力履
歴通知機能、入力要求対入力データ履歴蓄積機能、並び
に、代行入力知識蓄積機能を設けることができることは
勿論である。
【0158】次に、本発明における入力データ補完思想
を更に発展させて、分散協調作業システム以外の一般の
コンピュータシステムにおけるデータ入力支援のために
使用した構成例を図11に示す。
【0159】一般に、コンピュータシステムにおいて、
対話型処理が組み込まれたアプリケーションプログラム
を実行させる場合には、アプリケーションプログラムか
ら与えられる様々な問い掛けに対してユーザが応える形
で処理が進められてゆく。そのため、アプリケーション
プログラムからの問い掛けに対してユーザがその回答に
逡巡すると、アプリケーションプログラムの実行は遅延
したり、中断したりすることとなる。そこで、この発明
では、このようなユーザの逡巡が生じた場合でも、その
問い掛けに対する回答に相当する入力データを、ユーザ
に代わって代行入力することにより、この種の対話型処
理の円滑なる進行を保証している。
【0160】そのため、図11に示されるシェルプログ
ラム60を実行するコンピュータ6には、データ入出力
監視機能(手段)61、代行入力知識蓄積機能(手段)
62、代行入力データ自動入力機能(手段)63からな
る3つの機能がコンピュータプログラムにより実現され
ている。なお、ここで、『シェルプログラム』とは、良
く知られているように、ユーザがコマンドを入力するこ
とでファイルの操作や別のプログラムの実行等を行うた
めのコンピュータプログラムである。
【0161】データ入出力監視機能61は、シェルプロ
グラム60からユーザへのデータ入力要求、並びに、ユ
ーザからシェルプログラム60へのデータ入力を監視す
るものであり、それらを発見すると、その旨並びにその
内容を代行入力データ自動入力機能63へと通知するよ
うになっている。
【0162】ここで、入力要求を表すデータの例として
は、次の[表3]に示すようなものが挙げられる。
【0163】
【表3】− 表3 − 例1) 実行しますか?(Yes/No) prompt> 例2) 数字を選択してください。 0: delete 1: copy 2: move prompt>
【0164】代行入力知識蓄積機能62は、入力要求に
対応する代行入力データの知識を蓄積するものであり、
蓄積される知識としては、図12に表にして示すような
ものが挙げられる。
【0165】代行入力データ自動入力機能63は、代行
入力知識蓄積機能62に蓄積された知識に基づいて入力
要求に対応する代行入力データを生成すると共に、この
生成された代行入力データをユーザに提示することによ
り、ユーザに対して代行入力の実施の確認を行う。そし
て、ユーザから実施の指示が得られた場合には、生成さ
れた代行入力データをシェルプログラム60に入力す
る。
【0166】そして、以上の構成によれば、シェルプロ
グラム60から入力要求が発せられるたびに、ユーザに
対して代行入力データの内容が確認のために提示される
こととなるため、ユーザにとっては提示された代行入力
データに対して承認を与えるだけで済むことから、ユー
ザからの返答の遅延による全体作業の停滞を解消すると
共に、ユーザの返答作業を支援し、ユーザのコンピュー
タとの対話作業負荷を軽減することができるのである。
【0167】次に、コンピュータ6上において、データ
入出力監視機能(手段)61、代行入力知識蓄積機能
(手段)62、代行入力データ自動入力機能(手段)6
3からなる3つの機能を実現するためのコンピュータプ
ログラムを図13のフローチャートを参照しながら説明
する。
【0168】図13のフローチャートにおいて処理が開
始されると、シェルプログラム60と図示しないユーザ
インタフェースとの間でデータの入出力の有無を監視す
る状態となる(ステップ1301いいえ)。この状態に
おいて、なんらかのデータ入出力が検出され(ステップ
1301はい)、それが出力データであると判定される
と(ステップ1302いいえ)、続いて、その出力デー
タがユーザへの『入力要求』であるか否かが判定される
(ステップ1303)。
【0169】ここで、当該出力データが『入力要求』で
あると判定されると(ステップ1303はい)、所定の
メモリに蓄積された代行入力知識に基づいてその『入力
要求』の種類に対応する代行入力データが作成され(ス
テップ1304)、続いて、当該代行入力データの入力
を実際に行うか否かが所定の問い掛け表示を画面にて行
うことによりユーザに確認される(ステップ130
5)。
【0170】この確認問い掛けに対してユーザから実施
が指示されると(ステップ1306はい)、当該作成さ
れた代行入力データはシェルプログラム60へと自動的
に入力される(ステップ1307)。
【0171】なお、入力要求に関係のないユーザからの
入力データはそのままシェルプログラム60へと入力さ
れ(ステップ1309)、また入力要求以外の出力デー
タについてはシェルプログラム60からそのままユーザ
へと送信される(ステップ1308)。
【0172】このように、図11〜図13に示される入
力データ補完機能を備えたコンピュータ6によれば、シ
ェルプログラム60から入力要求が発せられるたびに、
ユーザに対して代行入力データの内容が確認のために提
示されることとなるため、ユーザにとっては提示された
代行入力データに対して承認を与えるだけで済むことか
ら、ユーザからの返答の遅延による全体作業の停滞を解
消すると共に、ユーザの返答作業を支援し、ユーザのコ
ンピュータとの対話作業負荷を軽減することができるの
である。
【0173】なお、図11に示されるコンピュータ6に
おいても、図1〜図10を参照して先に説明した分散協
調作業システムと同様に、ユーザに対して代行入力知識
蓄積機能62の内容を編集可能とする代行入力知識編集
機能を設けてもよい。
【0174】また、同様にして、ユーザに対して代行入
力知識蓄積機能62の内容を通知可能とする代行入力知
識通知機能を設けてもよい。
【0175】また、同様にして、代行入力の実施を蓄積
する代行入力履歴蓄積機能とその蓄積された代行入力履
歴をユーザに対して通知する代行入力履歴通知機能を設
けてもよい。
【0176】また、同様にして、アプリケーション側で
事後、代行入力内容を訂正する処理のために、代行入力
データ自動入力機能63による代行入力データ入力時に
アプリケーションに代行入力データであることを証明・
通知する証明・通知機能を設けてもよい。
【0177】また、同様にして、入力要求と、各入力要
求に対する入力データの履歴を蓄積する入力要求対入力
データ履歴蓄積機能と、入力要求に対する入力データの
頻度分布等の統計量から代行入力知識蓄積機能62の知
識を自動的に生成若しくは変更する代行入力知識学習機
能を設けてもよい。
【0178】さらに、同様にして、入力要求と、各入力
要求に対する入力データの履歴を蓄積する入力要求対入
力データ履歴蓄積機能と、入力要求に対する入力データ
の頻度分布等の統計量から代行入力知識蓄積機能62の
知識を自動的に生成若しくは変更する代行入力知識学習
機能を設け、加えて、代行入力知識学習機能が代行入力
知識蓄積機能62の知識を生成若しくは変更する際に、
その根拠を同時に蓄積する機能、並びに、ユーザに代行
入力知識蓄積機能62で蓄積された知識をその根拠と共
に通知して表示させる知識根拠通知機能を設けてもよ
い。
【0179】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、サーバー機からクライアント機のそれぞれに
対するデータ入力要求に対して、いずれかのクライアン
ト機において期待された時刻までにデータ入力が行われ
なかった場合、或いは、いずれかのクライアント機から
の入力データが期待された時刻までにサーバー機に到来
しなかった場合であっても、当該分散協調作業を可及的
円滑に進行させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される分散協調作業システムの全
体を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる分散協調作業システムにおける
サーバー機の入力データ補完装置の第1の実施の形態に
おける機能構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明にかかる分散協調作業システムにおける
サーバー機の入力データ補完装置の第1の実施の形態に
おけるコンピュータプログラムを説明するためのフロー
チャートである。
【図4】本発明にかかる分散協調作業システムにおける
サーバー機の入力データ補完装置の第2の実施の形態に
おける機能構成を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明にかかる分散協調作業システムにおける
サーバー機の入力データ補完装置の第2の実施の形態に
おけるコンピュータプログラムを説明するためのフロー
チャートである。
【図6】本発明にかかる分散協調作業システムにおける
サーバー機の入力データ補完装置の第3の実施の形態に
おける機能構成を説明するためのブロック図である。
【図7】本発明にかかる分散協調作業システムにおける
サーバー機の入力データ補完装置の第3の実施の形態に
おけるコンピュータプログラムを説明するためのフロー
チャートである。
【図8】本発明にかかる分散協調作業システムにおける
サーバー機の入力データ補完装置の第4の実施の形態に
おける機能構成を説明するためのブロック図である。
【図9】本発明にかかる分散協調作業システムにおける
サーバー機の入力データ補完装置の第4の実施の形態に
おけるコンピュータプログラムを説明するためのフロー
チャートである。
【図10】本発明にかかる分散協調作業システムにおけ
るサーバー機の入力データ補完装置の第5の実施の形態
における機能構成を説明するためのブロック図である。
【図11】本発明における入力データ補完装置を更に発
展させて、分散協調作業システム以外の一般のコンピュ
ータシステムにおけるデータ入力支援のために使用した
構成例を示すブロック図である。
【図12】図11の構成例における代行入力データに関
する知識の一例を表にして示す図である。
【図13】図11の構成例におけるコンピュータプログ
ラムを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 分散協調作業サーバ 2 ユーザ端末 3 ネットワーク 4 入力要求 5 データ入力 6 コンピュータ 60 コンピュータに組み込まれたシェルプログラム 61 コンピュータに組み込まれたデータ入力監視機
能 62 コンピュータに組み込まれた代行入力知識蓄積
機能 63 コンピュータに組み込まれた代行入力データ自
動入力機能 B1 分散協調作業サーバに組み込まれた通信データ
監視機能 B2 分散協調作業サーバに組み込まれた代行入力知
識蓄積機能 B3 分散協調作業サーバに組み込まれた代行入力知
識編集機能 B4 分散協調作業サーバに組み込まれた代行入力デ
ータ自動入力機能 B5 分散協調作業サーバに組み込まれた代行入力知
識通知機能 B6 分散協調作業サーバに組み込まれた代行入力履
歴蓄積機能 B7 分散協調作業サーバに組み込まれた代行入力履
歴通知機能 B8 分散協調作業サーバに組み込まれた入力要求対
入力データ履歴蓄積機能 B9 分散協調作業サーバに組み込まれた代行入力知
識蓄積機能 2B1 ユーザ端末に組み込まれた通信データ監視機能 2B2 ユーザ端末に組み込まれた代行入力知識蓄積機
能 2B3 ユーザ端末に組み込まれた代行入力知識編集機
能 2B4 ユーザ端末に組み込まれた代行入力データ自動
入力機能

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバー機と多数のクライアント機とを
    ネットワークで結び、前記サーバー機からのデータ入力
    要求に対して前記クライアント機のそれぞれがそれに応
    えてデータ入力を行うことにより、対話形式にて処理が
    進められる分散協調作業システムにおけるサーバー機の
    入力データ補完装置であって、 前記サーバー機からクライアント機のそれぞれに対する
    データ入力要求に対して、いずれかの前記クライアント
    機において期待された時刻までにデータ入力が行われな
    いこと、又は、いずれかのクライアント機からの入力デ
    ータが期待された時刻までにサーバー機に到来しないこ
    とを検出する手段と、 前記期待された時刻までにデータ入力が行われないこ
    と、又は、入力データが到来しないことが検出されると
    きには、そのクライアント機から前記サーバー機に対し
    て行われるべきデータ入力を代行する手段と、 を具備することを特徴とする分散協調作業システムにお
    けるサーバー機の入力データ補完装置。
  2. 【請求項2】 前記分散協調作業システムが、テキスト
    ベースの電子会議システムであることを特徴とする請求
    項1に記載の分散協調作業システムにおけるサーバー機
    の入力データ補完装におけるサーバー機の入力データ補
    完装置。
  3. 【請求項3】 前記分散協調作業システムが、ユーザへ
    のアンケート結果等によって、進行を逐次に変更や修正
    する多人数参加のインターラクティブTVであることを
    特徴とする請求項1に記載の分散協調作業システムにお
    けるサーバー機の入力データ補完装置。
  4. 【請求項4】 前記分散協調作業システムが、インター
    ネットを介して多人数で行われるマルチユーザネットワ
    ークゲームであることを特徴とする請求項1に記載の分
    散協調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補
    完装置。
  5. 【請求項5】 サーバー機と多数のクライアント機とを
    ネットワークで結び、前記サーバー機からのデータ入力
    要求に対して前記クライアント機のそれぞれがそれに応
    えてデータ入力を行うことにより、対話形式にて処理が
    進められる分散協調作業システムにおいて使用される前
    記サーバー機の入力データ補完装置であって、 前記サーパー機から前記各クライアント機へのデータ入
    力要求の送信とそれに対する前記各クライアント機から
    前記サーバー機への入力データの受信とを監視する通信
    データ監視手段と、 前記サーバー機からクライアント機へのデータ入力要求
    に応えて入力されるべき代行入力データに関する知識を
    蓄積する代行入力知識蓄積手段と、 前記通信データ監視手段による監視により、前記サーバ
    ー機からのデータ入力要求に対する入力データが期待さ
    れた時刻までに返答されないと判定されるときには、前
    記代行入力知識蓄積手段に蓄積された知識に基づいて生
    成された代行入力データを前記サーバー機に対して自動
    的に入力する代行入力データ自動入力手段と、 を具備することを特徴とする分散協調作業システムにお
    けるサーバー機の入力データ補完装置。
  6. 【請求項6】 前記代行入力知識蓄積手段は、代行入力
    に関する知識を各クライアント機毎に蓄積することを特
    徴とする請求項5に記載の分散協調作業システムにおけ
    るサーバー機の入力データ補完装置。
  7. 【請求項7】 前記代行入力知識蓄積手段に蓄積される
    代行入力データに関する知識を、前記クライアント機か
    らの指令に応じて編集・設定する代行入力知識編集手段
    を具備することを特徴とする請求項6に記載の分散協調
    作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完装
    置。
  8. 【請求項8】 前記代行入力知識蓄積手段に蓄積される
    代行入力データに関する知識を、前記クライアント機に
    通知する代行入力知識通知手段を具備することを特徴と
    する請求項6に記載の分散協調作業システムにおけるサ
    ーバー機の入力データ補完装置。
  9. 【請求項9】 前記代行入力の実施を蓄積する代行入力
    履歴蓄積手段と、 前記代行入力履歴蓄積手段に蓄積された代行入力履歴に
    基づいて、前記クライアント機に対して代行入力の実施
    履歴を通知する代行入力履歴通知手段と、 を具備することを特徴とする請求項6に記載の分散協調
    作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完装
    置。
  10. 【請求項10】 前記代行入力データ自動入力手段によ
    る代行入力データの入力時に、それが代行入力データで
    あることを前記サーバー機に対して証明・通知する代行
    入力処理通知手段を具備することを特徴とする請求項6
    に記載の分散協調作業システムにおけるサーバー機の入
    力データ補完装置。
  11. 【請求項11】 前記データ入力要求と、そのデータ入
    力要求に対して返答された入力データの履歴を蓄積する
    入力要求対入力データ履歴蓄積手段と、 前記入力要求対入力データ履歴蓄積手段に蓄積されたデ
    ータ入力要求とそれに対する入力データの頻度分布等の
    統計量から、前記代行入力知識蓄積手段に蓄積された知
    識を自動的に生成・変更する代行入力知識学習手段と、 を具備することを特徴とする請求項6に記載の分散協調
    作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完装
    置。
  12. 【請求項12】 前記代行入力知識学習手段が前記代行
    入力知識蓄積手段に蓄積された知識を自動的に生成・変
    更する際に、その根拠を同時に蓄積する知識変更根拠蓄
    積処理手段と、 前記代行入力知識蓄積手段に蓄積された知識をその根拠
    と共に前記クライアント機に通知する知識根拠通知手段
    と、 を具備することを特徴とする請求項11に記載の分散協
    調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完装
    置。
  13. 【請求項13】 サーバー機と多数のクライアント機と
    をネットワークで結び、前記サーバー機からのデータ入
    力要求に対して前記クライアント機のそれぞれがそれに
    応えてデータ入力を行うことにより、対話形式にて処理
    が進められる分散協調作業システムにおいて使用され
    る、前記サーバー機の入力データ補完方法であって、 前記サーパー機から前記各クライアント機へのデータ入
    力要求の送信とそれに対する前記各クライアント機から
    前記サーバー機への入力データの受信とを監視する通信
    データ監視ステップと、 前記サーバー機からクライアント機へのデータ入力要求
    に応えて入力されるべき代行入力データに関する知識を
    蓄積する代行入力知識蓄積ステップと、 前記通信データ監視ステップによる監視により、前記サ
    ーバー機からのデータ入力要求に対する入力データが期
    待された時刻までに返答されないと判定されるときに
    は、前記代行入力知識蓄積ステップで蓄積された知識に
    基づいて生成された代行入力データを前記サーバー機に
    対して自動的に入力する代行入力データ自動入力ステッ
    プと、 を具備することを特徴とする分散協調作業システムにお
    けるサーバー機の入力データ補完方法。
  14. 【請求項14】 前記代行入力知識蓄積ステップは、代
    行入力に関する知識を各クライアント機毎に蓄積するこ
    とを特徴とする請求項13に記載の分散協調作業システ
    ムにおけるサーバー機の入力データ補完方法。
  15. 【請求項15】 前記代行入力知識蓄積ステップで蓄積
    される代行入力データに関する知識を、前記クライアン
    ト機からの指令に応じて編集・設定する代行入力知識編
    集ステップを具備することを特徴とする請求項14に記
    載の分散協調作業システムにおけるサーバー機の入力デ
    ータ補完方法。
  16. 【請求項16】 前記代行入力知識蓄積ステップで蓄積
    される代行入力データに関する知識を、前記クライアン
    ト機に通知する代行入力知識通知ステップを具備するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の分散協調作業システ
    ムにおけるサーバー機の入力データ補完方法。
  17. 【請求項17】 前記代行入力の実施を蓄積する代行入
    力履歴蓄積ステップと、 前記代行入力履歴蓄積ステップで蓄積された代行入力履
    歴に基づいて、前記クライアント機に対して代行入力の
    実施履歴を通知する代行入力履歴通知ステップと、 を具備することを特徴とする請求項14に記載の分散協
    調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完方
    法。
  18. 【請求項18】 前記サーバー機側にて事後に、前記代
    行入力内容を訂正するために、代行入力データ自動入力
    ステップによる代行入力データの入力時に、それが代行
    入力データであることを前記サーバー機に対して証明・
    通知する代行入力処理通知ステップを具備することを特
    徴とする請求項14に記載の分散協調作業システムにお
    けるサーバー機の入力データ補完方法。
  19. 【請求項19】 前記データ入力要求と、そのデータ入
    力要求に対して返答された入力データの履歴を蓄積する
    入力要求対入力データ履歴蓄積ステップと、前記入力要
    求対入力データ履歴蓄積ステップで蓄積されたデータ入
    力要求とそれに対する入力データの頻度分布等の統計量
    から、前記代行入力知識蓄積ステップに蓄積された知識
    を自動的に生成・変更する代行入力知識学習ステップ
    と、 を具備することを特徴とする請求項14に記載の分散協
    調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完方
    法。
  20. 【請求項20】 前記代行入力知識学習ステップが前記
    代行入力知識蓄積ステップに蓄積された知識を自動的に
    生成・変更する際に、その根拠を同時に蓄積する知識変
    更根拠蓄積処理ステップと、 前記代行入力知識蓄積ステップで蓄積された知識をその
    根拠と共に前記クライアント機に通知する知識根拠通知
    ステップと、 を具備することを特徴とする請求項19に記載の分散協
    調作業システムにおけるサーバー機の入力データ補完方
    法。
  21. 【請求項21】 サーバー機と多数のクライアント機と
    をネットワークで結び、前記サーバー機からのデータ入
    力要求に対して前記クライアント機のそれぞれがそれに
    応えてデータ入力を行うことにより、対話形式にて処理
    が進められる分散協調作業システムにおけるサーバー機
    の入力データ補完装置であって、 前記サーバー機には、前記データ入力要求の送信に先立
    って、前記クライアント機に対して前記クライアント機
    の動作を規定する入力データ補完プログラムをダウンロ
    ードするプログラムダウンロード手段が設けられてお
    り、 前記サーバー機からダウンロードされる入力データ補完
    プログラムは、前記クライアント機を構成するコンピュ
    ータを、 前記サーパー機から前記各クライアント機へのデータ入
    力要求の送信とそれに対する前記各クライアント機から
    前記サーバー機への入力データの受信とを監視する通信
    データ監視手段と、 前記サーバー機からクライアント機へのデータ入力要求
    に応えて入力されるべき代行入力データに関する知識
    と、 前記通信データ監視手段による監視により、前記サーバ
    ー機からのデータ入力要求に対する入力データが期待さ
    れた時刻までに返答されないと判定されるときには、前
    記代行入力データに関する知識に基づいて生成された代
    行入力データを前記サーバー機に対して自動的に入力す
    る代行入力データ自動入力手段と、 を具備するクライアント機として機能させるものである
    ことを特徴とする分散協調作業システムにおけるサーバ
    ー機の入力データ補完装置。
  22. 【請求項22】 サーバー機と多数のクライアント機と
    をネットワークで結び、前記サーバー機からのデータ入
    力要求に対して前記クライアント機のそれぞれがそれに
    応えてデータ入力を行うことにより、対話形式にて処理
    が進められる分散協調作業システムにおけるサーバー機
    の入力データ補完方法であって、 前記サーバー機には、前記データ入力要求の送信に先立
    って、前記クライアント機に対して前記クライアント機
    の動作を規定する入力データ補完プログラムをダウンロ
    ードするプログラムダウンロードステップが設けられて
    おり、 前記サーバー機からダウンロードされる入力データ補完
    プログラムは、前記クライアント機を構成するコンピュ
    ータを、 前記サーパー機から前記各クライアント機へのデータ入
    力要求の送信とそれに対する前記各クライアント機から
    前記サーバー機への入力データの受信とを監視する通信
    データ監視手段と、 前記サーバー機からクライアント機へのデータ入力要求
    に応えて入力されるべき代行入力データに関する知識
    と、 前記通信データ監視手段による監視により、前記サーバ
    ー機からのデータ入力要求に対する入力データが期待さ
    れた時刻までに返答されないと判定されるときには、前
    記代行入力データに関する知識に基づいて生成された代
    行入力データを前記サーバー機に対して自動的に入力す
    る代行入力データ自動入力手段と、 を具備するクライアント機として機能させるものである
    ことを特徴とする分散協調作業システムにおけるサーバ
    ー機の入力データ補完方法。
  23. 【請求項23】 サーバー機と多数のクライアント機と
    をネットワークで結び、前記サーバー機からのデータ入
    力要求に対して前記クライアント機のそれぞれがそれに
    応えてデータ入力を行うことにより、対話形式にて処理
    が進められる分散協調作業システムを実現するために、
    前記クライアント機を構成するコンピュータに組み込ま
    れるべきプログラムを格納した記録媒体であって、 前記記録媒体には、前記クライアント機を構成するコン
    ピュータを、 前記サーパー機から前記各クライアント機へのデータ入
    力要求の送信とそれに対する前記各クライアント機から
    前記サーバー機への入力データの受信とを監視する通信
    データ監視手段と、 前記サーバー機からクライアント機へのデータ入力要求
    に応えて入力されるべき代行入力データに関する知識を
    記憶する代行入力知識記憶手段と、 前記通信データ監視手段による監視により、前記サーバ
    ー機からのデータ入力要求に対する入力データが期待さ
    れた時刻までに返答されないと判定されるときには、前
    記代行入力知識記憶手段に記憶された代行入力データに
    関する知識に基づいて生成された代行入力データを前記
    サーバー機に対して自動的に入力する代行入力データ自
    動入力手段と、 して機能させるためのコンピュータプログラムが格納さ
    れていることを特徴とする記録媒体。
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JP8-308743 1996-11-05
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