JPH10187570A - データ転送障害監視システム - Google Patents

データ転送障害監視システム

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JPH10187570A
JPH10187570A JP8344192A JP34419296A JPH10187570A JP H10187570 A JPH10187570 A JP H10187570A JP 8344192 A JP8344192 A JP 8344192A JP 34419296 A JP34419296 A JP 34419296A JP H10187570 A JPH10187570 A JP H10187570A
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JP
Japan
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data
processing unit
command data
communication
control device
Prior art date
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JP8344192A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Ozeki
俊明 尾関
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信監視用データ送受信のために本来のデー
タ送受信が停止されず、データ送受信の効率が向上し、
かつ、障害発生を通信制御装置でも監視して、ネットワ
ークでの障害の復旧及び再立ち上げの迅速化を図る。 【解決手段】 コンピュータ9から通信制御装置10へ
コマンドデータを送信する。通信制御装置10は、この
コマンドデータの処理の有無にかかわらずレスポンスデ
ータを返送する。コンピュータ9は、最初にネットワー
クをチェックする監視を行うためにタイマ5をセット
し、この後にレスポンスデータの返送ごとにタイマ5を
リセットする。タイマアウト処理が実行されると、通信
を制限し、タイマ5がリセットされた際に通信制限を解
除する。また、コマンドデータとコマンドとの間に間隔
が長く、タイムアウトの処理が実行された場合にのみ、
通信状態をチェックするためのコマンドデータを送出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク化さ
れたコンピュータと通信制御装置との間のデータ転送の
障害を監視するデータ転送障害監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータと通信制御装置とが
接続されたネットワークでは、例えば、ファクシミリ電
文データなどを通信制御装置が送受信し、かつ、このフ
ァクシミリ電文データを変換した画像イメージをメモリ
や外部記憶装置にファイルとして記憶している。また、
このファイルデータをコンピュータに転送している。コ
ンピュータは通信制御装置を制御してファイルデータを
ファクシミリ電文データとして送信する。
【0003】このようなネットワークでは、コンピュー
タと通信制御装置との間のデータ転送の障害を監視して
いる。すなわち、コンピュータからの通信監視用のコマ
ンドデータを通信管理装置に送信し、このコマンドデー
タを受信した通信管理装置が、応答のためのレスポンス
データをコンピュータに送信する。このレスポンスデー
タをコンピュータが受信して、ネットワークの監視を行
っている。このようなネットワークの障害監視を行う従
来例として特開平2−310755号公報「ヘルスチェ
ック方式」が知られている。
【0004】図8は、この従来例のデータ転送障害監視
システムの構成を示すブロック図である。このデータ転
送障害監視システムは、ネットワーク化されたコンピュ
ータ27と通信制御装置28とを有している。コンピュ
ータ27には、通常の送受信したデータ処理を行うコマ
ンドデータ処理部21と、コマンドデータを作成する通
信管理部22とを有している。さらに、一定時間ごとに
信号を出力するタイマ23と、データ送受信を制御する
送受信管理部24とが設けられている。また、通信制御
装置28には、データの送受信を処理する送受信処理部
25と、コンピュータ27からのコマンド内容を解析す
るコマンドデータ解析部26とが設けられている。
【0005】次に、この従来例の動作について説明す
る。通信監視部22は、タイマ23から定期的に出力さ
れる信号に基づいて、監視用データを作成する。この監
視用データを送受信処理部24が送信し、この監視用デ
ータが、送受信処理部25で受信される。そして、コマ
ンドデータを、コマンドデータ解析部26が解析すると
ともに、レスポンスデータを生成して送信する。このレ
スポンスデータがコンピュータ27中の通信監視部22
で受信される。通信監視部22は、一定時間内にレスポ
ンスデータが返送された場合、その監視処理を停止す
る。また、通信監視部22は、一定時間内にレスポンス
データが返送されない場合は、このネットワークの異常
発生をコマンドデータ処理部21に通知する。
【0006】このような処理とともに、コンピュータ2
7と通信制御装置28の間では、コンピュータ27のコ
マンドデータ処理部21で生成されたコマンドデータ
が、送受信処理部24から通信制御装置28へ送信され
る。この送信されたコマンドデータが、通信制御装置2
8内の送受信処理部25で受信され、次に、コマンドデ
ータ解析部26で解析処理が行われる。逆に、通信制御
装置28内のコマンドデータ解析部26で生成されたコ
マンドデータが送受信処理部25からコンピュータ27
へ送信される。コンピュータ27では送受信処理部24
が通信制御装置28からのコマンドデータを受信して、
コマンドデータ処理部21へ送出し、ここでネットワー
クでの異常発生を識別する解析が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
では、ネットワークでのトラヒック量が増加する欠点が
ある。すなわち、コンピュータは、一定時間間隔で通信
制御装置に対して監視用データを送信し、通信制御装置
はコンピュータに対して直ちにレスポンスデータを生成
し、かつ、送信する。このレスポンスデータを受信する
通信制御装置が、その受信動作に基づいて、常にネット
ワークにおけるデータ転送の障害を監視しているため、
トラヒック量が増加してしまう。
【0008】この通信監視用のコマンドデータの送受信
は、通信を監視している通信管理装置において、タイム
アウト処理自体が障害の発生とならないように、コンピ
ュータと通信管理装置との間で行う通常データのやり取
りの前に実行する必要がある。換言すれば、コンピュー
タと通信管理装置との間で行う通常データのやり取りの
障害になる場合がある。なお、通常データは、コマンド
データ及びネットワークの制御のためのデータ等を除い
たものである。
【0009】また、コマンドデータとそのレスポンスデ
ータのみを利用して、ネットワークの監視を行っている
ため、通常データのやり取り中に、ネットワーク上で不
都合が生じた場合、通信を監視している通信管理装置に
よる障害監視が出来なくなってしまう。また、コマンド
データ又はそのレスポンスデータが何らかの原因で相手
先装置に送信されなかった場合、本来のデータのやり取
りが正常に実行されている場合にもかかわらず、障害が
発生したものと誤認識してしまうことがある。換言すれ
ば、ネットワークでの障害発生が確実に認識でき難いと
とともに、その復旧及び再立ち上げが迅速に出来ないと
いう欠点がある。
【0010】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、通信監視用のコマンドデー
タの送受信のために本来のデータ送受信が停止されず、
データ送受信の効率が向上し、かつ、障害発生を通信制
御装置でも監視できるようになり、ネットワークでの障
害の復旧及び再立ち上げが迅速に可能になるデータ転送
障害監視システムの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ネットワーク化されたコン
ピュータと通信制御装置とがデータ転送を行い、かつ、
このデータ転送の障害を監視するデータ転送障害監視シ
ステムにおいて、通信制御装置に、コンピュータから受
信したコマンドデータを出力するとともに、レスポンス
データを送信する送受信処理部と、送受信処理部が受け
取ったコマンドデータに対応する処理を実行したレスポ
ンスデータを送受信処理部へ送出するコマンドデータ解
析部とを備える構成としてある。
【0012】請求項2記載のデータ転送障害監視システ
ムは、前記コンピュータに、通信制御装置から受信した
レスポンスデータを出力し、かつ、コマンドデータを通
信制御装置へ送信する送受信処理部と、レスポンスデー
タを受け取った場合に通信監視用タイマをリセットし、
かつ、この通信監視用タイマがタイムアウトの処理を実
行した際に障害の検出処理を行う障害検出処理部と、送
受信処理部から受け取ったレスポンスデータに対応する
処理を実行するとともに、この処理を実行した後のレス
ポンスデータを障害検出処理部へ送出するコマンドデー
タ処理部とを備える構成としてある。
【0013】請求項3記載のデータ転送障害監視システ
ムは、前記コンピュータに、通信制御装置へ送出するコ
マンドデータを生成するコマンドデータ処理部と、コマ
ンドデータ処理部からコマンドデータが送られてきた際
にコマンドデータ生成監視用タイマをリセットし、か
つ、タイムアウト処理を実行した場合に通信監視用コマ
ンドデータを送出する通信チェック処理部と、コマンド
データ処理部からのコマンドデータ又は通信チェック処
理部からの通信監視用コマンドデータを送出する送受信
制御部とを備える構成としてある。
【0014】請求項4記載のデータ転送障害監視システ
ムは、請求項1,2又は3記載のデータ転送障害監視シ
ステムにおいて、ファクシミリ電文データを通信制御装
置が送受信し、かつ、このファクシミリ電文データを変
換した画像イメージをファイルする構成としてある。
【0015】請求項5記載のデータ転送障害監視システ
ムは、前記請求項1,2又は3記載のデータ転送障害監
視システムにおいて、ファクシミリ電文データを通信制
御装置が送受信し、かつ、このファクシミリ電文データ
を変換した画像イメージをファイルするとともに、この
ファイルデータをコンピュータに転送し、かつ、このコ
ンピュータが通信制御装置を制御してファイルデータを
ファクシミリ電文データとして送信する構成としてあ
る。
【0016】このような構成のデータ転送障害監視シス
テムは、従来例のように通信状態を監視するための通信
監視用のコマンドデータ及びレスポンスデータの送受信
に代えて、通信制御装置からコンピュータへコマンドデ
ータに対する処理結果の有無にかかわらず、レスポンス
データを返送している。したがって、従来例のように通
常の通信データとは別個に、通信監視のためのコマンド
データ及びレスポンスデータを送受信して通信状態を監
視していた場合に対して、コンピュータと通信制御装置
との間での通常データの送受信に対する妨害が発生しな
くなる。また、誤って通信監視用タイマが通信監視のタ
イムアウト処理を実行した際にも、コンピュータと通信
制御装置との間での通常データの送受信に対する妨害が
発生しなくなる。
【0017】この場合、送信するコマンドデータ間に一
定時間以上の間隔が生じたときには、通信状態を監視す
る間隔も同様に長くなる。したがって、通信監視の頻度
が少なくなって、その通信監視機能の意味がなくなるた
め、一定時間内にコンピュータと通信制御装置との間で
コマンドデータのやり取りがない場合には、強制的に通
信監視用コマンドデータのやり取りを行う。これはコン
ピュータと通信制御装置との間でデータ送受信回数が少
ない場合に発生するものであり、データ送受信回数が多
い場合はコマンドデータとコマンドデータの間が一定時
間以上に間隔が長くならない。したがって、常に通信監
視用のコマンドデータを出力する従来例に比較して、コ
マンドデータの送受信回数が結果的に少なくなる。
【0018】この結果、通信監視用データの送受信のた
めに本来のデータ送受信が停止されず、データ送受信の
効率が向上する。かつ、障害発生を通信制御装置でも監
視できるようになり、ネットワークでの障害の復旧及び
再立ち上げが迅速に可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明のデータ転送障害監
視システムの実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明のデータ転送障害監視システムの第1
実施形態における構成を示すブロック図である。図1の
データ転送障害監視システムは、コンピュータ9と通信
制御装置10とがネットワーク化されている。コンピュ
ータ9は通信制御装置10をコマンドデータをやり取り
して制御を行う。
【0020】コンピュータ9は、通信制御装置10を操
作するためにコマンドデータを生成し、かつ、通信制御
装置10から返送されるレスポンスデータを解析するコ
マンドデータ処理部2と、このコマンドデータ処理部2
から発生したコマンドデータをチェックし、所定時間以
上コマンドデータが生成されない場合に、通信チェック
(通信監視)用のコマンドデータを生成する通信チェッ
ク処理部1とを有している。
【0021】また、コンピュータ9には、所定の時間を
測定するためのタイマ(通信監視用コマンドデータ生成
用タイマ)5と、通信制御装置10から返送されたレス
ポンスデータをチェックし、この所定の時間を経過して
もレスポンスデータが返送されない場合に障害の検出処
理を行う障害検出処理部3とを有している。また、所定
の時間を測定するタイマ(通信監視用タイマ)6と、コ
マンドデータ処理部2で生成されたコマンドデータを通
信制御装置10に送信し、かつ、通信制御装置10から
返送されたレスポンスデータを受信してコマンドデータ
処理部2に出力する送受信処理部4とが設けられてい
る。
【0022】一方、通信制御装置10は、コンピュータ
9からのコマンドデータを解析し、この解析に対応した
レスポンスデータを返送するコマンドデータ解析部8
と、コンピュータ9からのコマンドデータを受信し、か
つ、コマンドデータ解析部8からのレスポンスデータを
送信する送受信処理部7とを有している。
【0023】次に、この第1実施形態の動作について説
明する。図2はコンピュータ9における通信チェック処
理部1での処理手順を示すフローチャートであり、図3
は障害検出処理部3での処理手順を示すフローチャート
である。
【0024】まず、通常のコンピュータ9と通信制御装
置10とのコマンドデータのやり取りについて説明す
る。図1、図2及び図3において、コンピュータ9のコ
マンドデータ処理部2でコマンドデータが生成される。
このコマンドデータの発生をコマンドデータ処理部2か
ら通信チェック処理部1に通知するとともに、このコマ
ンドデータを送受信処理部4へ転送する。通信チェック
処理部1では、コマンドデータ発生のイベントを受け取
り、このイベントの振り分け処理を行う(図2中のステ
ップS201)。このイベントの振り分けがコマンドデ
ータ発生の場合、次にタイマ5でのタイマリセットを行
う(図2中のステップS202)。
【0025】そして、このコマンドデータを送受信処理
部4が、ネットワークデータに変換して、通信制御装置
10へ送信する。通信制御装置10では、このコマンド
データを送受信処理部7で受信し、コマンドデータ解析
部8で解析する。また、コマンドデータ解析部8ではコ
マンドデータに対する応答処理を行う。すなわち、レス
ポンスデータを生成する。このレスポンスデータを送受
信処理部7でネットワークデータに変換してコンピュー
タ9へ返送する。コンピュータ9では、レスポンスデー
タを送受信処理部4で受信する。この受信したレスポン
スデータに対する処理をコマンドデータ処理部2が実行
する。また、コマンドデータ処理部2では、レスポンス
データの受信を障害検出処理部3へ通知する。
【0026】障害検出処理部3では、レスポンスデータ
の受信によってイベント処理の振り分けが行われ(図3
中のステップS301)、このイベントがレスポンスデ
ータ発生の場合は、タイマ6でのタイマリセットを行う
(図3中のステップS302)。
【0027】図4は前記のコンピュータ9と通信制御装
置10の通常時のコマンドのやり取りを示すシーケンス
図である。図4に示すように、コンピュータ9では、通
信チェック処理部1のタイマ5をリセットするととも
に、コマンドデータAを送信する。また、逆にレスポン
スデータAを受信し、かつ、障害検出処理部3でタイマ
6をリセットする。
【0028】次に、コンピュータ9からのコマンドデー
タの送出間隔が長い際のコマンドデータのやり取りにつ
いて説明する。コンピュータ9のコマンドデータ処理部
2が一定時間以上コマンドデータを生成しない場合、通
信チェック制御部1では、内部のタイマ5がタイムアウ
トの処理を実行してイベントが発生する。このイベント
処理の振り分けが処理され(図2中のステップS20
1)、通信チェック用のコマンドデータが作成される
(図2中のステップS203)。次に、通信状態のチェ
ックを行うためのコマンドデータを生成し、タイマ5を
タイマリセットする(図2中のステップS204)。こ
の後、通信状態のチェックを行うためのコマンドデータ
を送受信処理部4で、ネットワークデータに変換して通
信制御装置10に送信する。すなわち、前記の通常のや
り取りと同様である。
【0029】図5はコンピュータ9と通信制御装置10
のコマンド送信間隔が長い時のコマンドデータのやり取
りを示すシーケンス図である。図5に示すように、最
初、コンピュータ9からコマンドデータAを送信すると
ともに、タイマ5をリセットする。その後、コマンドデ
ータ処理部2で一定時間が経過してもコマンドデータが
生成されない場合、タイマ5がタイムアウト処理を実行
し、通信チェック用のコマンドデータを通信制御装置1
0に送信する。
【0030】最後に、通信制御装置10からレスポンス
データが返送されない場合について説明する。コンピュ
ータ9からコマンドデータ処理部2でコマンドデータを
生成し、通信制御装置10に送信した後に、通信制御装
置10から一定時間が経過してもレスポンスデータが返
送されない場合、障害検出処理部3のタイマ6がタイム
アウトの処理を実行して、イベントを発生する。このイ
ベント処理が振り分けられ(図3中のステップS30
1)、この振り分けられたイベントがタイムアウトの場
合に、障害検出の処理が行われる(図3中のステップS
303)。
【0031】図6は障害発生時のコマンドのやり取りを
示すシーケンス図である。図6に示すように、コンピュ
ータ9がレスポンスデータAを受信すると障害検出処理
部3がタイマ6をリセットする。その後、コマンドデー
タBを通信制御装置10へ送信する。この結果、レスポ
ンスデータが返送されず、一定時間が経過すると障害検
出処理部3でタイマ6がタイムアウト処理を実行し、障
害発生が検出される。
【0032】図7は第2実施形態の構成を示すブロック
図である。この第2実施形態では、図1に示す第1実施
形態の通信制御装置10に、新たに障害検出処理部11
と、この障害検出処理部11の中にタイマ12が設けら
れている。コマンドデータ解析部8はコマンドデータを
受信した際にレスポンスデータを発生するとともに、障
害検出処理部11にレスポンスデータの発生を通知す
る。障害検出処理部11では、レスポンスデータ発生の
イベントを受信すると、タイマ12をリセットする。障
害が発生していない通常時であれば、コマンドデータ解
析部8は、コンピュータ9から一定時間ごとにコマンド
データを受信するため、コマンドデータ解析部8で一定
時間内ごとにレスポンスデータが生成され、障害検出処
理部11のタイマ12がリセットされる。すなわち、タ
イムアウトの処理を実行しない。
【0033】コンピュータ9自体に障害が発生して、コ
マンドデータが通信制御装置10に送信されない場合
は、コマンドデータ解析部8は、レスポンスデータを生
成しないため、障害検出処理部11のタイマ12はリセ
ットされない。このため、コマンドデータがコンピュー
タ9から通常制御部10に一定時間内に送信されない
と、障害検出処理部11のタイマ12がタイムアウトの
処理を実行する。この結果、通信制御装置10でも障害
の発生を検出できるようになる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のデータ転送障害監視システムによれば、通信制御装置
からコンピュータへコマンドデータに対する処理結果の
有無にかかわらず、レスポンスデータを返送しており、
コンピュータと通信制御装置との間での通常データの送
受信に対する妨害が発生しなくなる。また、誤って通信
監視用タイマが通信監視のタイムアウト処理を実行した
際にもコンピュータと通信制御装置との間での通常デー
タの送受信に対する妨害が発生しなくなる。
【0035】また、一定時間内にコンピュータと通信制
御装置との間でコマンドデータのやり取りがない場合に
は、強制的に通信監視用コマンドデータのやり取りを行
うため、データ送受信回数が多い場合はコマンドデータ
とコマンドデータの間が一定時間以上に間隔が長くなら
ずに、常に通信監視用のコマンドデータを出力する場合
に比較して、コマンドデータの送受信回数が結果的に少
なくなる。
【0036】この結果、通信監視用データの送受信のた
めに本来のデータ送受信が停止されず、データ送受信の
効率が向上する。かつ、障害発生を通信制御装置でも監
視できるようになり、ネットワークでの障害の復旧及び
再立ち上げが迅速に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ転送障害監視システムの実施形
態における構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態にあってコンピュータにおける通信チ
ェック処理部での処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】実施形態にあって障害検出処理部での処理手順
を示すフローチャートである。
【図4】実施形態にあってコンピュータと通信制御装置
の通常時のコマンドのやり取りを示すシーケンス図であ
る。
【図5】実施形態にあってコンピュータと通信制御装置
のコマンド送信間隔が長い時のコマンドのやり取りを示
すシーケンス図である。
【図6】実施形態にあって障害発生時のコマンドのやり
取りを示すシーケンス図である。
【図7】第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【図8】従来のデータ転送障害監視システムの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 通信チェック処理部 2 コマンドデータ処理部 3,11 障害検出処理部 4 送受信処理部 5,6 タイマ 7 送受信処理部 8 コマンドデータ解析部 9 コンピュータ 10 通信制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク化されたコンピュータと通
    信制御装置とがデータ転送を行い、かつ、このデータ転
    送の障害を監視するデータ転送障害監視システムにおい
    て、 前記通信制御装置に、 前記コンピュータから受信したコマンドデータを出力す
    るとともに、レスポンスデータを送信する送受信処理部
    と、 前記送受信処理部が受け取ったコマンドデータに対応す
    る処理を実行したレスポンスデータを前記送受信処理部
    へ送出するコマンドデータ解析部と、 を備えることを特徴とするデータ転送障害監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のデータ転送障害監視
    システムにおいて、 前記コンピュータに、 前記通信制御装置から受信したレスポンスデータを出力
    し、かつ、コマンドデータを前記通信制御装置へ送信す
    る送受信処理部と、 前記レスポンスデータを受け取った場合に通信監視用タ
    イマをリセットし、かつ、この通信監視用タイマがタイ
    ムアウトの処理を実行した際に障害の検出処理を行う障
    害検出処理部と、 前記送受信処理部から受け取ったレスポンスデータに対
    応する処理を実行するとともに、この処理を実行した後
    のレスポンスデータを前記障害検出処理部へ送出するコ
    マンドデータ処理部と、 を備えることを特徴とするデータ転送障害監視システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載のデータ転送障害監視
    システムにおいて、 前記コンピュータに、 通信制御装置へ送出するコマンドデータを生成するコマ
    ンドデータ処理部と、 前記コマンドデータ処理部からコマンドデータが送られ
    てきた際にコマンドデータ生成監視用タイマをリセット
    し、かつ、タイムアウト処理を実行した場合に通信監視
    用コマンドデータを送出する通信チェック処理部と、 前記コマンドデータ処理部からのコマンドデータ又は前
    記通信チェック処理部からの通信監視用コマンドデータ
    を送出する送受信制御部と、 を備えることを特徴とするデータ転送障害監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記請求項1,2又は3記載のデータ転
    送障害監視システムにおいて、 ファクシミリ電文データを通信制御装置が送受信し、か
    つ、このファクシミリ電文データを変換した画像イメー
    ジをファイルすることを特徴とするデータ転送障害監視
    システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項1,2又は3記載のデータ転
    送障害監視システムにおいて、 ファクシミリ電文データを通信制御装置が送受信し、か
    つ、このファクシミリ電文データを変換した画像イメー
    ジをファイルするとともに、このファイルデータをコン
    ピュータに転送し、かつ、このコンピュータが前記通信
    制御装置を制御してファイルデータをファクシミリ電文
    データとして送信することを特徴とするデータ転送障害
    監視システム。
JP8344192A 1996-12-24 1996-12-24 データ転送障害監視システム Pending JPH10187570A (ja)

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