JPH10185314A - 追焚き機能付き排熱投入型電気温水器 - Google Patents

追焚き機能付き排熱投入型電気温水器

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JPH10185314A
JPH10185314A JP34573196A JP34573196A JPH10185314A JP H10185314 A JPH10185314 A JP H10185314A JP 34573196 A JP34573196 A JP 34573196A JP 34573196 A JP34573196 A JP 34573196A JP H10185314 A JPH10185314 A JP H10185314A
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JP
Japan
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water
waste heat
hot
pipe
temperature
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JP34573196A
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English (en)
Inventor
Yuichi Hishinuma
沼 祐 一 菱
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 総合効率を向上し、貯湯槽の小型化及び貯湯
温度の低温化を図り、給湯需要の変動にも対応する。 【解決手段】 ガスエンジン発電機(10)を設け、そ
の排熱を追焚き燃焼器(11)を備えた排熱回収器(2
0)で回収し、回収した排熱による高温水を制御ユニッ
ト(CU)で排熱投入手段(A)を介し貯湯槽(2A)
又は出水管(4)に投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯湯槽内に電気ヒ
ータを有し、その貯湯槽に水を補給する給水管と、温水
を出水する出水管、とを備えた追焚き機能付き排熱投入
型電気温水器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図3に示すように、断熱を施し
た貯湯槽2に水道水を補給する給水管3と加熱した温水
をキッチンや浴槽・洗面所等に給湯する出水管4と槽2
内の水を加熱する電気ヒータ5とを備え、夜間の安価な
AC200Vの深夜電力を利用して湯を沸かし、必要に
応じ給湯する貯湯式の電気温水器1は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
電気温水器1は料金の安価な深夜電力を利用するため深
夜にしか加熱出来ず、そのため一日分の給湯需要を貯湯
する必要があり、貯湯槽2の容量が例えば、400L程
度の大きなものとなる。
【0004】さらに、貯湯能力を高めるため、温水温度
を、例えば90℃と高く設定する必要があり、温水器の
表面からの熱ロスが大となる。
【0005】また、電気ヒータ5で湯を沸かすことは、
発電時のエネルギーロス、送電エネルギーロス等を含め
れば、一次エネルギ換算の熱効率で38%程度となり、
ガスや石油焚きのボイラの熱効率80%に比し効率が低
い。
【0006】更に、蓄熱量以上に給湯需要があった場合
は、湯切れが発生する。
【0007】したがって、本発明は、総合効率が高く、
貯湯槽の小型化及び貯湯温度の低温化ができ、給湯需要
の変動にも対応できる追焚き機能付き排熱投入型電気温
水器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、貯湯槽
内に電気ヒータを有し該貯湯槽に水を補給する給水管と
温水を出水する出水管とを備えた電気温水器において、
発電手段を設けて該発電手段の排熱を回収する追焚き機
能付き排熱回収手段を設け、該排熱回収手段で回収した
排熱による高温水を前記貯湯槽に投入し、または選択的
に前記出水管に投入するバイパス管路を備えた排熱投入
手段を設けるとともに、出湯温度が所定値以下で、か
つ、出水管の流量が所定値以上の場合に前記追焚き機能
を作動して前記高温水をバイパス管路に切り換える制御
手段を設けている。
【0009】更に、本発明によれば、発電手段は、内燃
機関駆動の発電機又は燃料電池で構成されている。そし
て、発電手段として燃料電池を用いる場合、固体電解質
型燃料電池が特に好ましい。
【0010】更に、本発明によれば、排熱回収手段は、
複数の熱交換部を備えた排熱回収器と、開閉弁を介し発
電手段の燃料で作動される追焚き用燃焼器とで構成され
ている。
【0011】更に、本発明によれば、排熱投入手段は、
排熱回収手段の熱交換部と、該熱交換部の両端を貯湯槽
の下部及び上部に連通する管路と、その高温水側管路に
三方弁を介して接続されたバイパス管路とで構成されて
いる。
【0012】更に、本発明によれば、制御手段は、出湯
温度センサ及び出水管の流量センサからの検出信号に基
づき、比例制御弁及び三方弁を制御する制御ユニットで
構成されている。
【0013】上記のように構成された追焚き機能付き排
熱投入型電気温水器においては、発電手段の発電時に発
生する排熱の一部は、排熱回収手段及び排熱投入手段を
介して貯湯槽の温水に戻され、湯沸かし又は放熱ロスを
補う保温用の熱エネルギの一部として有効利用される。
【0014】また、出湯の温度が所定値以下に低下し、
かつ出水管の流量が所定値より多くなると、追焚き用燃
焼器により加熱した温水を、三方弁を介しバイパス管路
から出水管に導き、湯切れを防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0016】なお、これらの図面において、図3に対応
する部分については、同じ符号を付して重複説明を省略
する。
【0017】図1において、全体を符号1Aで示す追焚
き機能付き排熱投入型電気温水器には、発電手段、例え
ば燃料電池或いはガスエンジン発電機10(以下、本明
細書では符号10はガスエンジン発電機を示すものとす
る)、が設けられている。この発電機10は、燃料供給
路Fからの都市ガスを用いて発電するようになってお
り、排熱としては、ガスエンジンの排気およびジャケッ
トの熱が利用される。
【0018】また、排熱回収手段としての排熱回収器2
0及び追焚き機能を有する追焚き用燃焼器11が設けら
れている。この排熱回収器20には、発電機10の排熱
及び燃焼器11と熱交換を行なう図示しない熱交換部の
他に、複数(図示の例では2個)の熱交換部21、22
が設けられている。そして、燃焼器11は、燃料供給路
Fから分岐された燃料供給分岐路F1に接続され、その
燃料供給分岐路F1には、比例制御弁V1が設けられて
いる。
【0019】その一方の熱交換部21の下端は、冷温水
管路L1により貯湯槽2Aの下部に連通され、熱交換部
21の上端は、高温水管路L2により貯湯槽2Aの上部
に連通されている。また、管路L2は、三方弁V2を介
しバイパス管路L3により貯湯槽2Aをバイパスして出
水管4に接続されている。したがって、熱交換部21と
管路L1、L2及びL3とにより排熱投入手段Aが構成
されている。
【0020】そして、他方の熱交換部22は、排熱利用
の外部負荷(例えば床暖房装置)に接続されている。
【0021】また、出湯温度を検出する温度センサS1
と出水管4の流量を検出する流量センサS2とが設けら
れている。これらセンサS1、S2は電気回路E1、E
2によりそれぞれ制御手段であるマイクロコンピュータ
で構成された制御ユニットCUに接続されており、その
制御ユニットCUには、電気回路E3、E4を介して比
例制御弁V1と三方弁V2とがそれぞれ接続されてい
る。また、電気ヒータ5は、AC100V又は200V
の外部電源が接続されている。
【0022】次に、作用について説明する。ガスエンジ
ン発電機10を運転すると、その排熱は、排熱回収器2
0で回収される。そして、回収された排熱の一部は、熱
交換部21を含む排熱投入手段Aにより貯湯槽2Aの湯
に投入される。したがって、湯沸かし又は放熱ロスを補
う保温用の熱エネルギの一部として排熱が有効に利用さ
れる。
【0023】また、上記保温用の熱エネルギとして利用
された残りの回収された排熱は、熱交換部22を介して
外部負荷に有効に利用可能である。
【0024】次いで、図2を参照して制御ユニットCU
の制御態様を説明する。
【0025】制御ユニットCUは、温度センサS1及び
流量センサS2の検出信号により、出湯温度及び出水管
4の流量を検出し(ステップS1)、温度が所定値より
低いか否かを判定する(ステップS2)。温度が所定値
より高い場合(ステップS2がNO)は、比例制御弁V
1の開度が所定値より大きいか否かを判定する(ステッ
プS5)。ステップS2がYES、すなわち温度が所定
値より低い場合にはステップS3に移行し、出水管4の
流量が所定値よりも多いか否かを判定する。
【0026】ステップS2がNOの場合において、比例
制御弁V1の開度が所定値より大きい場合(ステップS
5がYES)は、出水管4の流量が所定値よりも多いか
否かを判定し(ステップS3)、ステップS5がNOの
場合は、比例制御弁V1を全閉とし、三方弁V2をバイ
パス管路L3とは異なる方向(貯湯槽2A側)に開け
て、リターンする。
【0027】出水管4の流量が所定値よりも少ない場合
(ステップS3がNO)、比例制御弁V1を全閉とし、
三方弁V2を貯湯槽2A側に開けて(ステップS7)、
リターンする。出水管4の流量が所定値よりも多い場合
(ステップS3がYES)、比例制御弁V1の開度を、
温度センサS1により求めた出湯温度と所定値との差に
基づいて算出する(ステップS6)。
【0028】そして、ステップS4において、算出され
た比例制御弁V1の開度に応じた制御信号を比例制御弁
V1に出力して当該弁開度とせしめ、追焚き燃焼器11
の燃料インプットを制御する。それと共にステップS4
において、三方弁V2に制御信号を出力し、高温水管路
L2をバイパス管路L3に切り換えて、高温水を直接出
水管4に導き、湯切れを防止して、リターンする。
【0029】図示の例はあくまでも例示であり、本発明
の技術的範囲を限定する趣旨ではない。例えば、図示の
実施例では発電手段としてガスエンジン発電機10が例
示されているが、これに限定する必要は無い。例えば、
燃料電池の排熱を電気排熱回収器20を介して貯湯槽2
Aに投入しても良いことを付記する。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
以下の優れた効果を奏することができる。 (1) 発電手段の排熱を利用出来るので、総合効率が
高い。 (2) 一般的には、給湯需要、電気需要は共に昼間が
多く、発電手段が稼働する時間帯に給湯需要があるの
で、貯湯槽の小型化及び貯湯温度の低温化ができる。 (3) 電気ヒータの負荷が小さくできるため、100
Vで対応できる。 (4) 湯切れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す全体構成図。
【図2】図1の制御フローチャート図。
【図3】従来の電気温水器の一例を示す構成図。
【符号の説明】
CU・・・制御ユニット E1〜E4・・・電気回路 F・・・燃料供給路 F1・・・燃料供給分岐路 L1・・・冷温水管路 L2・・・高温水管路 L3・・・バイパス管路 S1・・・温度センサ S2・・・流量センサ V1・・・開閉弁 V2・・・三方弁 1・・・電気温水器 1A・・・追焚き機能付き排熱投入型電気温水器 2、2A・・・貯湯槽 3・・・給水管 4・・・出水管 5・・・電気ヒータ 10・・・ガスエンジン発電機 11・・・追焚き用燃焼器 20・・・排熱回収器 21、22・・・熱交換部 21a・・・貯湯槽熱交換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯槽内に電気ヒータを有し該貯湯槽に
    水を補給する給水管と温水を出水する出水管とを備えた
    電気温水器において、発電手段を設けて該発電手段の排
    熱を回収する追焚き機能付き排熱回収手段を設け、該排
    熱回収手段で回収した排熱による高温水を前記貯湯槽に
    投入し、または選択的に前記出水管に投入するバイパス
    管路を備えた排熱投入手段を設けるとともに、出湯温度
    が所定値以下で、かつ、出水管の流量が所定値以上の場
    合に前記追焚き機能を作動して前記高温水をバイパス管
    路に切り換える制御手段を設けていることを特徴とする
    追焚き機能付き排熱投入型電気温水器。
  2. 【請求項2】 発電手段は、内燃機関駆動の発電機又は
    燃料電池で構成されている請求項1記載の追焚き機能付
    き排熱投入型電気温水器。
  3. 【請求項3】 排熱回収手段は、複数の熱交換部を備え
    た排熱回収器と、開閉弁を介し発電手段の燃料で作動さ
    れる追焚き用燃焼器とで構成されている請求項1記載の
    追焚き機能付き排熱投入型電気温水器。
  4. 【請求項4】 排熱投入手段は、排熱回収手段の熱交換
    部と、該熱交換部の両端を貯湯槽の下部及び上部に連通
    する管路と、その高温水側管路に三方弁を介して接続さ
    れたバイパス管路とで構成されている請求項1記載の追
    焚き機能付き排熱投入型電気温水器。
  5. 【請求項5】 制御手段は、出湯温度センサ及び出水管
    の流量センサからの検出信号に基づき、比例制御弁及び
    三方弁を制御する制御ユニットで構成されている請求項
    1記載の追焚き機能付き排熱投入型電気温水器。
  6. 【請求項6】 前記燃料電池は固体電解質型燃料電池で
    ある請求項2記載の追焚き機能付き排熱投入型電気温水
    器。
JP34573196A 1996-12-25 1996-12-25 追焚き機能付き排熱投入型電気温水器 Pending JPH10185314A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002364919A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Chofu Seisakusho Co Ltd コージェネレーションシステム
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CN105674550A (zh) * 2016-02-19 2016-06-15 中山浩发节能科技有限公司 一种最新式发廊专用节能的热水器

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