JPH10185076A - 供給・強制排出切り換え具 - Google Patents

供給・強制排出切り換え具

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JPH10185076A
JPH10185076A JP8356595A JP35659596A JPH10185076A JP H10185076 A JPH10185076 A JP H10185076A JP 8356595 A JP8356595 A JP 8356595A JP 35659596 A JP35659596 A JP 35659596A JP H10185076 A JPH10185076 A JP H10185076A
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JP
Japan
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fluid
pipe
supply
hose
water
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Application number
JP8356595A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Togashi
富樫幸彦
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易かつ確実にホース内の水抜きを行うこと
ができるようにする。 【解決手段】 供給・強制排出切り換え具10は、手動
弁17を閉じて噴流が逆流するようにすると、流体を供
給するためのジョイントとして機能する。この一方で、
手動弁17を開いて噴流が通るようにすると、分岐管1
3に接続されている管に溜まっている流体を強力に抜き
取る噴流ポンプとして機能する。従って、手動弁17の
開閉という簡単な操作をすることにより、いわゆる水流
ポンプの原理を利用して、分岐管13に接続された管に
溜まっている流体を強制的に排出させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を導通させる
管(例えば散水用ホースなど)に溜まっている流体を迅
速に排出させるための手段に関する。
【0002】
【従来の技術】散水後のホースに溜まっている水は運搬
・整理等の障害となり、ときには凍結の問題をも引き起
こすので、使用の都度、簡易かつ迅速にホース内の水抜
きを行うことができれば便利である。
【0003】散水後のホース内の水抜きを行うための考
案としては、例えば実開昭55−46417号に開示さ
れている「水抜きホースドラム」が存在する。この考案
は、ホースを巻き取るホースドラムを高位に位置させる
と共に、水道蛇口付近に開閉穴を設けたものであり、ホ
ース使用後に開閉穴を開けば、サイホンの原理によって
ホース末端から水を排出させるようにすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホース
ドラムを高位に安定に位置させるのは実際には困難であ
って、実施化の上での問題があったのみならず、ホース
内の水の状態によっては、サイホンの原理による排出が
十分に行えないこともあった。
【0005】本発明は以上のような課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、簡易かつ確実にホース内の水
抜きを行うことができるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明においては、いわゆる水流ポンプの
原理を利用して、ホース内に溜まっている水を強制的に
排出させることとしている。
【0007】本発明に係る供給・強制排出切り換え具
は、ホース内に溜まっている水を強制的に排出させるこ
とができるばかりでなく、流体一般について使用できる
ものであり、流体を供給する流体供給管とこの流体供給
管から供給される流体を導通する流体導通管とに接続さ
れ、該流体導通管への流体の供給と該流体導通管内に溜
まっている流体の強制排出とを行う供給・強制排出切り
換え具であって、前記流体供給管に接続される本管と、
この本管からの分岐であり、前記流体導通管に接続され
る分岐管と、からなり、前記本管内に、前記流体供給管
から供給されてくる流体を噴流として前記分岐管から吸
引を行う噴流ポンプ構造を備えると共に、該噴流ポンプ
構造より下流において当該本管内を通る流体流通の許容
・阻止を切り換えるゲートを備え、前記流体供給管から
流体が供給されている状態において前記ゲートで流体流
通の許容・阻止を切り換えることにより、前記流体導通
管に対する流体の強制排出・供給を切り換えることを特
徴とする。
【0008】そして、このような供給・強制排出切り換
え具において、前記流体を水、前記流体導通管を散水用
ホースとすることにより、ホースへの水の供給とホース
内に溜まっている水の強制排出とを切り換えるものとす
ることができる。即ち、本発明に係る供給・強制排出切
り換え具は、構造が単純であるがゆえに容易にコンパク
ト化できるため、水供給用のホースおよび散水用ホース
に接続をすることにより、直ちに散水用ホースの水抜き
具とすることができるのである。
【0009】以上のような本発明に係る供給・強制排出
切り換え具においては、本管の噴流ポンプ構造の上流に
該当する当該本管の端の部分に流体供給管が接続される
一方、分岐管には流体導通管が接続される。そして、そ
の流体供給管から流体が供給されている状態において、
ゲートで流体の流通を阻止した場合には、噴流ポンプ構
造で噴出された流体は、ゲートの部分で逆流し、分岐管
を通って流体導通管に送られる。一方、ゲートで流体の
流通を許容した場合には、噴流ポンプ構造で噴出された
流体は、ゲート部分を通過して、流体供給管が接続され
ている本管の他端から噴出することとなるが、その過程
において周囲の流体を巻き込むことになるので、分岐管
を介して当該分岐管に接続されている流体導通管に溜ま
っている流体を吸引することとなる。即ち、本発明に係
る供給・強制排出切り換え具は、噴流ポンプ構造を備え
るため、流体の噴流を用いて流体導通管に溜まっている
流体を巻き込み、それを強制排出させることができるの
である。
【0010】すでに説明したように、本発明に係る供給
・強制排出切り換え具は、それをコンパクト化すること
により、散水用ホースの水抜き具に転用することができ
る。この場合には、前記流体は水、前記流体供給管は水
供給用のホース、前記流体導通管は散水用ホースとなる
が、本発明に係る供給・強制排出切り換え具は、上述し
たように管に溜まっている流体を強制排出するものであ
るため、ホースに溜まっている水を強制排出することと
なり、従来のもの(実開昭55−46417号の「水抜
きホースドラム」)と比較して、迅速性・確実性の面で
優れる。また、設置のための特別の設備が不要であるの
で、手軽に使用でき、それゆえに実施化が容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る供給・強制
排出切り換え具の機能構成を示すブロック図である。こ
の図1に示されるように、本発明に係る供給・強制排出
切り換え具10は、本管11と、この本管11から分岐
する分岐管13と、からなる。そして、本管11内に
は、ノズル14及びくびれ15が設けられることによっ
て噴流ポンプ構造が形成されている。更に、本管11内
のノズル14及びくびれ15の下方の部分にはゲートと
しての手動弁17が取り付けられており、この実施の形
態において、手動弁17は外部から操作可能であり、こ
の手動弁17を操作することにより、本管11を開いた
状態にすることも、閉じた状態にすることもできる。
【0012】このような本発明に係る供給・強制排出切
り換え具10においては、本管11の取り付け口11a
には、水道の蛇口からの管などの流体供給管が接続され
る一方で、分岐管13には、散水用ホースなどの流体導
通管が接続される。供給・強制排出切り換え具10は、
本管11の長さを15cm程度、分岐管13のそれを4
〜8cm程度にすることができるので、管(ホース)へ
の接続も容易で、接続した後も邪魔にならない。
【0013】図2は、本発明に係る供給・強制排出切り
換え具10の動作を示す図である。以下、この図に基づ
き、流体が水で、流体導通管が散水用ホースである場合
(即ち、本発明に係る供給・強制排出切り換え具10が
散水用ホースの水抜き具として使用された場合)を想定
して動作を説明する。
【0014】まず、図2(a)のように、手動弁17が
開いている状態で本管11に水が供給されると、その水
は、ノズル14から噴流として噴出される。噴流は、く
びれ15に向かって噴出され、このくびれ15の間を通
過する過程において周囲の流体を巻き込む。本発明にお
いて、この現象は、分岐管13からの吸引動作となって
現れる。これは、いわゆる水流ポンプ(水の噴流を用い
て水又は気体を巻き込んで運ぶポンプ)の原理であり、
本発明は正にこれを利用して、使用後の散水用ホース内
に溜まっている水を強制的に吸引し、排出するものであ
る。このような構造を有する簡単な排気用減圧ポンプと
して用いられているのがアスピレータであるが、その到
達真空度はほぼ使用温度における水蒸気圧となることか
ら明らかなように、その吸引力は強力であり、それゆえ
に、散水用ホース内に溜まっている水を迅速かつ確実に
抜き取ることができる。
【0015】一方、図2(b)のように、手動弁17が
閉じている状態で本管11に水が供給されると、その水
は、手動弁17で止められるがゆえに逆流し、分岐管1
3から溢れ出るようになる。従って、水を供給しながら
手動弁17を閉じると、分岐管13に接続されている散
水用ホースに水が供給されるようになる。なお、以上の
動作は、流体が水でない場合にも行うことができるのは
明らかであり、流体供給管と流体導通管を多用するプラ
ントなどに有用なことは明らかである。
【0016】以上説明したように、本発明に係る供給・
強制排出切り換え具10は、手動弁17を閉じて噴流が
逆流するようにすると(流体流通の阻止)、流体を供給
するためのジョイントとして機能する。この一方で、手
動弁17を開いて噴流が通るようにすると(流体流通の
許容)、分岐管13に接続されている管に溜まっている
流体を強力に抜き取る噴流ポンプとして機能する。従っ
て、手動弁17の開閉という簡単な操作をすることによ
り、分岐管13に接続された管に溜まっている流体を強
制排出させることができる。
【0017】本発明に係る供給・強制排出切り換え具1
0は、これに加えて、特別な装備や専用の場所を必要と
せず、取付けも容易で手軽であることから、散水用ホー
スと水道の間を接続し、使用後の散水用ホースに溜まっ
ている水を除去する用途に特に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の供給・強制排出切り換え具の機能構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る供給・強制排出切り換え具の動作
を示す図である。
【符号の説明】
10 供給・強制排出切り換え具 11 本管 11a 取り付け口 13 分岐管 14 ノズル 15 くびれ 17 手動弁(ゲート)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を供給する流体供給管とこの流体供
    給管から供給される流体を導通する流体導通管とに接続
    され、該流体導通管への流体の供給と該流体導通管内に
    溜まっている流体の強制排出とを行う供給・強制排出切
    り換え具であって、 前記流体供給管に接続される本管と、この本管からの分
    岐であり、前記流体導通管に接続される分岐管と、から
    なり、 前記本管内に、前記流体供給管から供給されてくる流体
    を噴流として前記分岐管から吸引を行う噴流ポンプ構造
    を備えると共に、該噴流ポンプ構造より下流において当
    該本管内を通る流体流通の許容・阻止を切り換えるゲー
    トを備え、 前記流体供給管から流体が供給されている状態において
    前記ゲートで流体流通の許容・阻止を切り換えることに
    より、前記流体導通管に対する流体の強制排出・供給を
    切り換えることを特徴とする供給・強制排出切り換え
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の供給・強制排出切り換え
    具であって、 前記流体は水、前記流体供給管は水供給用のホース、前
    記流体導通管は散水用ホースであり、該水供給用のホー
    スおよび該散水用ホースに接続される散水用ホースの水
    抜き具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の水抜き具に散水用ホース
    および/または水供給用のホースが接続されている散水
    セット。
JP8356595A 1996-12-27 1996-12-27 供給・強制排出切り換え具 Pending JPH10185076A (ja)

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JP8356595A JPH10185076A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 供給・強制排出切り換え具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017129228A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 株式会社タカギ ホース構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017129228A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 株式会社タカギ ホース構造体

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