JPH10183557A - 境界層や壁に接する流体の流れ場における乱流を制御する方法及び装置 - Google Patents
境界層や壁に接する流体の流れ場における乱流を制御する方法及び装置Info
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- JPH10183557A JPH10183557A JP9339129A JP33912997A JPH10183557A JP H10183557 A JPH10183557 A JP H10183557A JP 9339129 A JP9339129 A JP 9339129A JP 33912997 A JP33912997 A JP 33912997A JP H10183557 A JPH10183557 A JP H10183557A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流れ方向に伸張する乱流壁領域を持つ境界層
または壁と接触する流体の流れ場における乱流を制御す
る。 【解決手段】 自然条件下において、表面に隣接したロ
ールペアまたはストリークスから成る平均システムを持
ち、ロールペアを高めたり抑制したりして流れ場内の乱
流を局所的に増減させる乱流を、受動的手段によって、
乱流壁領域内に局所的に導入した。
または壁と接触する流体の流れ場における乱流を制御す
る。 【解決手段】 自然条件下において、表面に隣接したロ
ールペアまたはストリークスから成る平均システムを持
ち、ロールペアを高めたり抑制したりして流れ場内の乱
流を局所的に増減させる乱流を、受動的手段によって、
乱流壁領域内に局所的に導入した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、境界層や壁に接す
る流体の流れ場における乱流を制御する方法及び装置に
関する。
る流体の流れ場における乱流を制御する方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】出典を明記することによりその開示内容
を本願明細書の一部と成す、1993年11月23日発行の米国
特許第5,263,793 号および1994年10月11日発行の米国特
許第5,354,017 号は、乱流(turbulence)を、外見上はカ
オスであるが、その直中にある活動が整然としたパター
ン(coherent patterns) を持つものとみなしている。特
に、これらの特許およびそこで言及されている出版物
は、乱流(turbulent flow)を、流れの方向に展開(exten
d)するロールペア(roll pairs)の系、およびそのロール
ペアの系と相互作用しながら斜めに伝播する構造(propa
gating structures)、によって特徴付けられると説明し
ている。これらの構造は明らかにある一定の群速度で伝
播し、抗力(drag)を生ずるロールペアのバーストの引き
金になると説明されている。伝播モードの最も重要なも
のは、明らかに流れの方向に対して約65°の角度で伝
播するようなモードであり、50〜80°の範囲内にあ
るものが伝播モードの中で最も大きなエネルギーを持つ
と思われる。
を本願明細書の一部と成す、1993年11月23日発行の米国
特許第5,263,793 号および1994年10月11日発行の米国特
許第5,354,017 号は、乱流(turbulence)を、外見上はカ
オスであるが、その直中にある活動が整然としたパター
ン(coherent patterns) を持つものとみなしている。特
に、これらの特許およびそこで言及されている出版物
は、乱流(turbulent flow)を、流れの方向に展開(exten
d)するロールペア(roll pairs)の系、およびそのロール
ペアの系と相互作用しながら斜めに伝播する構造(propa
gating structures)、によって特徴付けられると説明し
ている。これらの構造は明らかにある一定の群速度で伝
播し、抗力(drag)を生ずるロールペアのバーストの引き
金になると説明されている。伝播モードの最も重要なも
のは、明らかに流れの方向に対して約65°の角度で伝
播するようなモードであり、50〜80°の範囲内にあ
るものが伝播モードの中で最も大きなエネルギーを持つ
と思われる。
【0003】しばしばストリークス(streaks) とも呼ば
れるこれらのロールペアは、逆回転しながら、内層(sub
layer)をはずれ、外壁において境界壁に隣接して位置す
るものである。ロールペアは、その力学的運動におい
て、蛇行(meander) および変動を行う。非常に重要なこ
とは、それらの急激なねじれ(contortion)すなわちキン
キング(kinking) が、低速流体がその壁近傍から高速で
動く主流へ突然バーストするという現象を引き起こすと
いうことである。このバーストによって、壁に対する網
状抗力(net drag)が生ずる。壁上の抗力の80%を担う
このバーストが、大雑把に言えばわずか20%の時間に
起こると計算される。そうした流れのパターンの研究が
示すことは、このロールのねじれは、時間の経過につれ
て、すべての壁境界乱流に特徴的な、ある決まったパタ
ーンに従って進行するということである。
れるこれらのロールペアは、逆回転しながら、内層(sub
layer)をはずれ、外壁において境界壁に隣接して位置す
るものである。ロールペアは、その力学的運動におい
て、蛇行(meander) および変動を行う。非常に重要なこ
とは、それらの急激なねじれ(contortion)すなわちキン
キング(kinking) が、低速流体がその壁近傍から高速で
動く主流へ突然バーストするという現象を引き起こすと
いうことである。このバーストによって、壁に対する網
状抗力(net drag)が生ずる。壁上の抗力の80%を担う
このバーストが、大雑把に言えばわずか20%の時間に
起こると計算される。そうした流れのパターンの研究が
示すことは、このロールのねじれは、時間の経過につれ
て、すべての壁境界乱流に特徴的な、ある決まったパタ
ーンに従って進行するということである。
【0004】このストリークスの大きさを特定するため
にはまず、ストリークスが、流れの内層(sublayer)から
はずれた壁近傍の局所状態を表すものであり、壁の性質
や壁からある程度離れた流れ場を表すものではないとい
うことを認識する必要がある。局所状態は、壁における
平均摩擦応力(frictional stress) s、流体の密度r、
および流体の粘度mによって完全に記述される。これら
の量は、局所サイズのディメンション、すなわち一般に
「壁単位(wall unit) 」と呼ばれ、m/(sr)°に等
しい長さの尺度l*を定義する。支配的なロールの直径
は、50から100壁単位、あるいは一ロールペアにつ
き100l*から200l*であると言われている。
にはまず、ストリークスが、流れの内層(sublayer)から
はずれた壁近傍の局所状態を表すものであり、壁の性質
や壁からある程度離れた流れ場を表すものではないとい
うことを認識する必要がある。局所状態は、壁における
平均摩擦応力(frictional stress) s、流体の密度r、
および流体の粘度mによって完全に記述される。これら
の量は、局所サイズのディメンション、すなわち一般に
「壁単位(wall unit) 」と呼ばれ、m/(sr)°に等
しい長さの尺度l*を定義する。支配的なロールの直径
は、50から100壁単位、あるいは一ロールペアにつ
き100l*から200l*であると言われている。
【0005】ロールの直径で言及された「支配的な(dom
inant)」という表現は、(変化する速度の中で)最も大
きな乱流のエネルギーがこのサイズの運動モードの中に
存在するということを意味する。加えて、同じロールタ
イプの別のモードは、そのサイズがある一定範囲にあ
り、やはりまた大きな乱流エネルギーを有している。
inant)」という表現は、(変化する速度の中で)最も大
きな乱流のエネルギーがこのサイズの運動モードの中に
存在するということを意味する。加えて、同じロールタ
イプの別のモードは、そのサイズがある一定範囲にあ
り、やはりまた大きな乱流エネルギーを有している。
【0006】上記で引用した2つの特許に従えば、媒体
の乱流は、乱流壁領域(turbulent wall region) に局所
的に、2つの分離した攪乱(disturbances)を導入するこ
とによって制御される。この攪乱は、局所領域に合成攪
乱場(composite disturbancefield) を生ずるのに効果
的である。この攪乱場は、斜めの伝播構造に強く結び付
き、その構造を改変する。すなわち、伝播構造とロール
ペア・システムとの相互作用を増加させたり減少させた
りして、流れ場の中の乱流を局所的に増加させたり減少
させたりする。
の乱流は、乱流壁領域(turbulent wall region) に局所
的に、2つの分離した攪乱(disturbances)を導入するこ
とによって制御される。この攪乱は、局所領域に合成攪
乱場(composite disturbancefield) を生ずるのに効果
的である。この攪乱場は、斜めの伝播構造に強く結び付
き、その構造を改変する。すなわち、伝播構造とロール
ペア・システムとの相互作用を増加させたり減少させた
りして、流れ場の中の乱流を局所的に増加させたり減少
させたりする。
【0007】この攪乱の1つは、突出頂点を上流側に向
けて、壁上に横断的に(すなわち流れを横切るように)
並んだデルタ型の突出の線状配列と流体との相互作用の
ような、受動的な手段によって得ることができる。また
別の攪乱は、運動力学的、電気的または流体力学的な手
段によって、局所領域にエネルギーを注入するなど、能
動的な手段によって得ることができる。
けて、壁上に横断的に(すなわち流れを横切るように)
並んだデルタ型の突出の線状配列と流体との相互作用の
ような、受動的な手段によって得ることができる。また
別の攪乱は、運動力学的、電気的または流体力学的な手
段によって、局所領域にエネルギーを注入するなど、能
動的な手段によって得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ある
特定のタイプの、受動的に作られた攪乱を用いて、乱流
の制御を簡易に行う方法及び装置を提供することにあ
る。これらの攪乱はまた能動的な手段によっても作るこ
とができる。
特定のタイプの、受動的に作られた攪乱を用いて、乱流
の制御を簡易に行う方法及び装置を提供することにあ
る。これらの攪乱はまた能動的な手段によっても作るこ
とができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、壁表面
に隣接して位置する平均的ロールペア(roll pairs)すな
わちストリークス(streaks) の自然的機構によって特徴
づけられる乱流壁領域(turbulent wall region) が生じ
ている、境界層又は壁境界流体(wall-boundedfluid)の
流れ場において、乱流抗力(turbulent drag)を低減する
ことができる。これは、壁表面に形成した突出(protrus
ions) または空洞(cavities)の二次元配列を利用して、
ロールペアの生成又は解体を抑制するような攪乱(distu
rbance)を、壁領域(wall region) に、受動的手段によ
って導入することにより行われる。好ましくはその配列
は、流体の流れの方向に垂直な連続する列に配置された
複数の突出を含む。後列の突出は、前列の突出に対して
相対的に、規則的又は不規則的にずらして(staggered)
配置する。一つの列に含まれている要素は、その列の中
で均等に配置されてもよいし、列内で不規則的に、前進
または後退していてもよい。
に隣接して位置する平均的ロールペア(roll pairs)すな
わちストリークス(streaks) の自然的機構によって特徴
づけられる乱流壁領域(turbulent wall region) が生じ
ている、境界層又は壁境界流体(wall-boundedfluid)の
流れ場において、乱流抗力(turbulent drag)を低減する
ことができる。これは、壁表面に形成した突出(protrus
ions) または空洞(cavities)の二次元配列を利用して、
ロールペアの生成又は解体を抑制するような攪乱(distu
rbance)を、壁領域(wall region) に、受動的手段によ
って導入することにより行われる。好ましくはその配列
は、流体の流れの方向に垂直な連続する列に配置された
複数の突出を含む。後列の突出は、前列の突出に対して
相対的に、規則的又は不規則的にずらして(staggered)
配置する。一つの列に含まれている要素は、その列の中
で均等に配置されてもよいし、列内で不規則的に、前進
または後退していてもよい。
【0010】好ましくは、この突出は、流れの中に5か
ら15壁単位の範囲内の距離で突出する。壁単位(l*)
は、上に定義された通りである。また、その突出は、流
れの上流に向いた(すなわち流れが向かってくる方を指
す)頂点を有するV型を成す。その突出の頂角は、好ま
しくは50〜90°の範囲内にある。一つの列の中の突
出のピッチは、好ましくは100〜300壁単位当り1
突出である。流れの方向における突出のピッチは、20
0〜400壁単位当り1列である。また、流れ方向の突
出の大きさ(ディメンション)は、好ましくは150〜
250壁単位である。
ら15壁単位の範囲内の距離で突出する。壁単位(l*)
は、上に定義された通りである。また、その突出は、流
れの上流に向いた(すなわち流れが向かってくる方を指
す)頂点を有するV型を成す。その突出の頂角は、好ま
しくは50〜90°の範囲内にある。一つの列の中の突
出のピッチは、好ましくは100〜300壁単位当り1
突出である。流れの方向における突出のピッチは、20
0〜400壁単位当り1列である。また、流れ方向の突
出の大きさ(ディメンション)は、好ましくは150〜
250壁単位である。
【0011】混合(mixing)の増大、すなわち抗力(drag)
の増大も、同一タイプの突出によって達成される。但し
この場合は「ずらし」を与えず(unstaggered) 均等な縦
列及び横列を成すように突出を配置する。
の増大も、同一タイプの突出によって達成される。但し
この場合は「ずらし」を与えず(unstaggered) 均等な縦
列及び横列を成すように突出を配置する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様は図1に示した
実施例を通して説明される。
実施例を通して説明される。
【0013】図面を参照し、参照符号10は、流体の逆回
転するロール14および16の形態にある局所的統計学的構
造を持つ流体13を引き止める、壁12を含む壁に接する乱
流場を示す。これらのロールの軸、またはしばしば呼ば
れるようにストリークス、は平均して、流体の流れの方
向を向き、図3においては紙面に垂直に入って行く方向
であり、図4においては矢印17で示される方向である。
簡単に言えば、逆回転するロールは、平均して、それら
の直径よりずっと大きな長さを持つ(約1000l*)。
上に示されたように、支配的なロールの大きさは一対
(1ペア)当りおおよそ100l*から200l*である。
転するロール14および16の形態にある局所的統計学的構
造を持つ流体13を引き止める、壁12を含む壁に接する乱
流場を示す。これらのロールの軸、またはしばしば呼ば
れるようにストリークス、は平均して、流体の流れの方
向を向き、図3においては紙面に垂直に入って行く方向
であり、図4においては矢印17で示される方向である。
簡単に言えば、逆回転するロールは、平均して、それら
の直径よりずっと大きな長さを持つ(約1000l*)。
上に示されたように、支配的なロールの大きさは一対
(1ペア)当りおおよそ100l*から200l*である。
【0014】十分に発達した乱流内においては、これら
の局所的ロール構造は、近傍の壁領域の至る所を流れ下
り、かき乱され、曲折し、最後にバーストする(すなわ
ち、壁領域内から放逐される)。上に引用された特許に
よれば、流れの中にある伝播モードの整然とした構造お
よびロールの整然とした構造とのあいだの相互作用は、
ロールのバースト、およびそれに起因する境界近傍の低
速流体および主流内の高速流体の混合、およびそれの
逆、のための基礎と考えられる。これらの特許は、壁に
接する乱流内のロールモードのバーストに関係している
と主張された、波動伝播モードの相の開始を制御するた
めの受動的なおよび能動的な両方の機構を提供した。
の局所的ロール構造は、近傍の壁領域の至る所を流れ下
り、かき乱され、曲折し、最後にバーストする(すなわ
ち、壁領域内から放逐される)。上に引用された特許に
よれば、流れの中にある伝播モードの整然とした構造お
よびロールの整然とした構造とのあいだの相互作用は、
ロールのバースト、およびそれに起因する境界近傍の低
速流体および主流内の高速流体の混合、およびそれの
逆、のための基礎と考えられる。これらの特許は、壁に
接する乱流内のロールモードのバーストに関係している
と主張された、波動伝播モードの相の開始を制御するた
めの受動的なおよび能動的な両方の機構を提供した。
【0015】引用された特許における発明に従えば、波
動伝播モードの制御のための受動的な機構は、乱流を含
む壁の上に溝およびうねりなどの形状の変更を現出する
ことである。例えば、形状の変更は、実際に壁に溝を掘
ることにより、または必要とされる形状を持つ粘着性の
層を壁に張付けることによって達成することができる。
形状の変更が波の形をとる場合には、それらの振幅は、
先端の乱流の創出位置を含むためには5〜20壁単位の
範囲内にあるべきである。典型的なうねりの波長または
ピッチは、乱流を制御する目的に依存する。そのうねり
の方向は、すなわちうねりの頂点間の線の方向は、流れ
の方向から約15〜30°の傾斜範囲内にあるべきであ
る。それはすなわち、そのうねりの「伝播」方向は、流
れの方向から約60〜75°であるべきだということで
ある。
動伝播モードの制御のための受動的な機構は、乱流を含
む壁の上に溝およびうねりなどの形状の変更を現出する
ことである。例えば、形状の変更は、実際に壁に溝を掘
ることにより、または必要とされる形状を持つ粘着性の
層を壁に張付けることによって達成することができる。
形状の変更が波の形をとる場合には、それらの振幅は、
先端の乱流の創出位置を含むためには5〜20壁単位の
範囲内にあるべきである。典型的なうねりの波長または
ピッチは、乱流を制御する目的に依存する。そのうねり
の方向は、すなわちうねりの頂点間の線の方向は、流れ
の方向から約15〜30°の傾斜範囲内にあるべきであ
る。それはすなわち、そのうねりの「伝播」方向は、流
れの方向から約60〜75°であるべきだということで
ある。
【0016】図4は、ロール14および16の平面図であ
り、流れの方向17に±θの角度を成す矢印18で示される
方向に伝播する波(伝播モード)が、これらのロールに
重ねられている。上に示されたように、θは、支配的な
エネルギー量を持つ波に必要な角度の範囲50〜80°
内にある。伝播モードが可能となる2重方向の角度を計
算すると、そのうねりは、図4に示されるような矢筈模
様のパターン、斜交平行線状の、またはジグザグのパタ
ーンの形態になるだろう。
り、流れの方向17に±θの角度を成す矢印18で示される
方向に伝播する波(伝播モード)が、これらのロールに
重ねられている。上に示されたように、θは、支配的な
エネルギー量を持つ波に必要な角度の範囲50〜80°
内にある。伝播モードが可能となる2重方向の角度を計
算すると、そのうねりは、図4に示されるような矢筈模
様のパターン、斜交平行線状の、またはジグザグのパタ
ーンの形態になるだろう。
【0017】引用された特許に従えば、混合を増大させ
る、例えば、熱の輸送を増大する(すなわち乱流を増大
する)ためには、およびそれゆえにバーストの噴出を促
進するためには、うねりは図5に示されるように正確に
正弦波のパターンに整えられるべきである。波長pは、
引き金となるモードと共振するために100〜300壁
単位の範囲内にあることが好ましく、および振幅aは1
5〜20壁単位の範囲内にあることが好ましい。
る、例えば、熱の輸送を増大する(すなわち乱流を増大
する)ためには、およびそれゆえにバーストの噴出を促
進するためには、うねりは図5に示されるように正確に
正弦波のパターンに整えられるべきである。波長pは、
引き金となるモードと共振するために100〜300壁
単位の範囲内にあることが好ましく、および振幅aは1
5〜20壁単位の範囲内にあることが好ましい。
【0018】抗力(drag)を減ずるために、うねりは、上
述の位相の確率化に類似した、波動における相干渉を導
くようなパターンを与えられるべきである。これを達成
する1つの方法は、共振する波長によって「無秩序な(c
haotic) 」パターン変調を作り出し、および波長範囲の
下がった不釣合いな正弦波の適当な総計を含むことであ
る。一例となる断面図を図6に示す。
述の位相の確率化に類似した、波動における相干渉を導
くようなパターンを与えられるべきである。これを達成
する1つの方法は、共振する波長によって「無秩序な(c
haotic) 」パターン変調を作り出し、および波長範囲の
下がった不釣合いな正弦波の適当な総計を含むことであ
る。一例となる断面図を図6に示す。
【0019】本発明に従えば、境界面上の乱流抗力(tur
bulent drag)は、境界壁層内に、ロールペアの生成を促
進または抑制する攪乱を、受動的手段によって導入する
ことによって、流れ場内の乱流を増加又は減少させるこ
とによって制御できる。その攪乱がロールペアの生成を
促進すれば抗力は増大し、攪乱がロールペアの生成を抑
制すれば抗力は減少する。
bulent drag)は、境界壁層内に、ロールペアの生成を促
進または抑制する攪乱を、受動的手段によって導入する
ことによって、流れ場内の乱流を増加又は減少させるこ
とによって制御できる。その攪乱がロールペアの生成を
促進すれば抗力は増大し、攪乱がロールペアの生成を抑
制すれば抗力は減少する。
【0020】このタイプの攪乱を導入する好ましい方法
は、滑らかな壁の表面に突起または窪みのパターンを形
成することで得られる。この突起または窪みの大きさお
よび突起または窪みのパターンの特徴が、ロールペアの
生成を抑制しまたは促進する。
は、滑らかな壁の表面に突起または窪みのパターンを形
成することで得られる。この突起または窪みの大きさお
よび突起または窪みのパターンの特徴が、ロールペアの
生成を抑制しまたは促進する。
【0021】以下図1において、参照符号50は、境界層
または他の壁に接する流体の流れ場におけるロールペア
の生成を抑制するための、本発明に従った装置を示す。
この流れ場の方向は矢印53で表され、それは壁52の表面
51に接する乱流領域を持つ。その方向は矢印53で示され
る。表面51に形成されているのは、ロールペアの生成を
抑制する攪乱を受動的な手段で壁層域に導入するための
手段である。このような手段は好ましくは、表面51上に
おける突起55の2次元的な配列54の形態を有する。代り
に、この手段は、表面51内の窪みの形態のものであって
もよい。
または他の壁に接する流体の流れ場におけるロールペア
の生成を抑制するための、本発明に従った装置を示す。
この流れ場の方向は矢印53で表され、それは壁52の表面
51に接する乱流領域を持つ。その方向は矢印53で示され
る。表面51に形成されているのは、ロールペアの生成を
抑制する攪乱を受動的な手段で壁層域に導入するための
手段である。このような手段は好ましくは、表面51上に
おける突起55の2次元的な配列54の形態を有する。代り
に、この手段は、表面51内の窪みの形態のものであって
もよい。
【0022】好ましくは、配列54は、大多数の突起が流
れに垂直な連続する列の中に配置され、後ろに続く列の
突起が、先行する列の突起と規則的または不規則的にず
れているような形態にある。好ましくは、これらの突起
はV−型をしており、流れと逆方向を指す先端を持つ。
すなわち突起の先端56は流れに向かっている。突起の先
端から伸びる辺はまっすぐなように見えるが、その辺は
凹型または凸型にカーブしてもよい。さらに、突起の頂
点の角度は好ましくは50〜90°の範囲内にある。
れに垂直な連続する列の中に配置され、後ろに続く列の
突起が、先行する列の突起と規則的または不規則的にず
れているような形態にある。好ましくは、これらの突起
はV−型をしており、流れと逆方向を指す先端を持つ。
すなわち突起の先端56は流れに向かっている。突起の先
端から伸びる辺はまっすぐなように見えるが、その辺は
凹型または凸型にカーブしてもよい。さらに、突起の頂
点の角度は好ましくは50〜90°の範囲内にある。
【0023】本発明に従った突起パターンの適用に際し
ては、大きさの変更が必要であるかもしれない。それ
は、飛行機の翼またはその胴体上で見られるかもしれな
いように、乱流境界層内での場合である。境界層が成長
するにつれて、寸法の大きさは流れ方向の距離の1/1
0乗といったゆっくりとしたペースで変化する。
ては、大きさの変更が必要であるかもしれない。それ
は、飛行機の翼またはその胴体上で見られるかもしれな
いように、乱流境界層内での場合である。境界層が成長
するにつれて、寸法の大きさは流れ方向の距離の1/1
0乗といったゆっくりとしたペースで変化する。
【0024】図1に示されるように、流れの方向での突
起のピッチ(すなわち、パターンの列のピッチ)は
「a」で表され、流れ方向での突起の寸法は「b」で表
される。流れに垂直な方向での(すなわち、横断方向で
の)突起の寸法は「c」で表される。流れを横切る方向
での(すなわち、列方向での)突起のピッチは「d」で
表される。後続列の突起と先行列の突起とのあいだのオ
フセット(すなわち、縦列間のずらし)は「e」で表さ
れる。また、突起の高さ、すなわち厚さは、「f」で表
される。
起のピッチ(すなわち、パターンの列のピッチ)は
「a」で表され、流れ方向での突起の寸法は「b」で表
される。流れに垂直な方向での(すなわち、横断方向で
の)突起の寸法は「c」で表される。流れを横切る方向
での(すなわち、列方向での)突起のピッチは「d」で
表される。後続列の突起と先行列の突起とのあいだのオ
フセット(すなわち、縦列間のずらし)は「e」で表さ
れる。また、突起の高さ、すなわち厚さは、「f」で表
される。
【0025】閉じた低速の戻り管を持つ風洞において、
特定の壁パターンにつき実験を行った。その風洞の実験
室は、高さ5.5cm,幅75cmおよび長さが850
cmである。実験室の手前に150cmの安定室があ
る。典型的な実験におけるレイノルズ数は、中心線での
速度6〜10m/secに対応し、10,800から1
8,000の範囲内にある。パターンは、実験室の床部
分にのみ張付けられる。
特定の壁パターンにつき実験を行った。その風洞の実験
室は、高さ5.5cm,幅75cmおよび長さが850
cmである。実験室の手前に150cmの安定室があ
る。典型的な実験におけるレイノルズ数は、中心線での
速度6〜10m/secに対応し、10,800から1
8,000の範囲内にある。パターンは、実験室の床部
分にのみ張付けられる。
【0026】表1は、抗力の減少を生じた実験のパター
ンの寸法をミリメートル単位で表にしたものであり、表
2は、抗力の増大を生じた実験のパターンの寸法を表に
したものである。設計例2は、ずれ「e」を固定してま
たは定数として、および「e」が平均値を示す場合には
無作為にとって算出したものである。設計例3および設
計例4は、ずれ「e」を固定して算出したものである。
ンの寸法をミリメートル単位で表にしたものであり、表
2は、抗力の増大を生じた実験のパターンの寸法を表に
したものである。設計例2は、ずれ「e」を固定してま
たは定数として、および「e」が平均値を示す場合には
無作為にとって算出したものである。設計例3および設
計例4は、ずれ「e」を固定して算出したものである。
【0027】
【表1】
【表2】 以下の結果は、抗力の減少を達成するために設計例2を
用いて得られたものである。ここで流れの速度が与えら
れた(7m/secとして、1壁単位は約0.05mm
に等しいとして)とき、ずれは無作為に取っている(す
なわち不規則にずれたパターンとして)。
用いて得られたものである。ここで流れの速度が与えら
れた(7m/secとして、1壁単位は約0.05mm
に等しいとして)とき、ずれは無作為に取っている(す
なわち不規則にずれたパターンとして)。
【0028】
【表3】 ずれを固定したとき(すなわち、図2に示すような均一
なずれのパターン)に抗力の減少をもたらした、しかし
ながら同一の実験条件のもとでは、その減少は、ずれが
不規則なときよりも非常に小さかった。不規則化はま
た、パターンのV字型に適用されたのと同様に突起の高
さに対して適用することができる。
なずれのパターン)に抗力の減少をもたらした、しかし
ながら同一の実験条件のもとでは、その減少は、ずれが
不規則なときよりも非常に小さかった。不規則化はま
た、パターンのV字型に適用されたのと同様に突起の高
さに対して適用することができる。
【0029】以下の結果は、混合(すなわち抗力の増
大)の場合に得られる。
大)の場合に得られる。
【0030】
【表4】 混合の場合においては、後続列の突起と先行列の突起と
のあいだのずれ「e」(すなわち縦列間のずれ)は、ゼ
ロである。言い換えれば、混合は突起がずれていないと
きに促進される。この特徴を持つパターンは熱交換をす
る表面などに適している。
のあいだのずれ「e」(すなわち縦列間のずれ)は、ゼ
ロである。言い換えれば、混合は突起がずれていないと
きに促進される。この特徴を持つパターンは熱交換をす
る表面などに適している。
【0031】突起がずれている場合には、本発明は、上
述した実験で示された導管流とともに、パイプおよび任
意の断面を持つダクトのような任意の流体装置、飛行機
の胴体、ボート、船舶などのような入れ物、および翼に
適用できる。さらにまた、本発明はロールペアと相互作
用する攪乱の目的に適う大きさと配置に対応するMEM
S、圧電機および電気力学的手段を用いることで達成さ
れる能動的攪乱に適用することができる。
述した実験で示された導管流とともに、パイプおよび任
意の断面を持つダクトのような任意の流体装置、飛行機
の胴体、ボート、船舶などのような入れ物、および翼に
適用できる。さらにまた、本発明はロールペアと相互作
用する攪乱の目的に適う大きさと配置に対応するMEM
S、圧電機および電気力学的手段を用いることで達成さ
れる能動的攪乱に適用することができる。
【0032】列中のV型要素の位置は不規則化してもよ
い。すなわち、列の中心線にたいする列中の要素の位置
は不規則に前後してもよい。2種類の不規則化は、実際
的に考えると、何度かの不規則化の後に無理やりパター
ンを繰り返すことで得られる。
い。すなわち、列の中心線にたいする列中の要素の位置
は不規則に前後してもよい。2種類の不規則化は、実際
的に考えると、何度かの不規則化の後に無理やりパター
ンを繰り返すことで得られる。
【0033】抗力減少のための上述の結果は、パターン
素材を風洞の実験室のただ床部分にのみ張付けて得られ
た結論である。もしパターン素材が例えはダクトやパイ
プなどの全壁に張付けられた場合には、抗力の減少は
(非線形的な考察に基づいて)抗力減少の単純な直感的
加算を陵駕して達成されるだろう。最適の条件において
は(与えられた例では7m/sec)、抗力の減少は3
0%の超過が期待される。混合の同様の増大が、全壁に
適切なパターンを張付けたときに期待できる。
素材を風洞の実験室のただ床部分にのみ張付けて得られ
た結論である。もしパターン素材が例えはダクトやパイ
プなどの全壁に張付けられた場合には、抗力の減少は
(非線形的な考察に基づいて)抗力減少の単純な直感的
加算を陵駕して達成されるだろう。最適の条件において
は(与えられた例では7m/sec)、抗力の減少は3
0%の超過が期待される。混合の同様の増大が、全壁に
適切なパターンを張付けたときに期待できる。
【図1】図1は、本発明に従った突出を含む壁の一部を
示す図である。
示す図である。
【図2】図2は、図1の2−2の線に沿って切取られた
壁の断面図である。
壁の断面図である。
【図3】図3は、その断面が流れの方向に対して垂直に
取られた、壁に接する流体の流れを示す断面図である。
取られた、壁に接する流体の流れを示す断面図である。
【図4】図4は、図3に示された流体の流れ場の略平面
図であり、矢筈模様の波動を持つ壁境近傍のストリーク
スまたはロールを示す図である。
図であり、矢筈模様の波動を持つ壁境近傍のストリーク
スまたはロールを示す図である。
【図5】図5は、その波動を示す、壁に沿った断面図で
ある。
ある。
【図6】図6は、その波動の変化形を示す図である。
50 乱流制御装置 51 表面 52 壁 53 流れ場の方向 54 配列 55 突起 56 突起の先端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルシアン ワイ. ブロニッキ イスラエル国 ヤヴネ ブロッシュ スト リート 5 (72)発明者 ユージーン レヴィチ イスラエル国 テルアヴィヴ アパートメ ント62 ラヴ アシ ストリート 15 (72)発明者 ステゥーア カールソン アメリカ合衆国 02906 ロードアイラン ド州 プロヴィデンス ローレル アヴェ ニュー 31
Claims (23)
- 【請求項1】 壁表面に隣接して流れの方向に延びるロ
ールペアすなわちストリークスの機構によって特徴づけ
られる、壁表面に隣接する乱流壁領域(turbulent wall
region) を有する、境界層又は壁境界流体の流れ場に存
在する乱流を制御する方法であって、 該方法が、前記ロールペアの生成を促進又は抑制する攪
乱を、受動的な手段によって前記壁領域に導入すること
によって、流れ場内に存在する乱流を増大又は減少させ
ることよりなる方法。 - 【請求項2】 流れ強度と機能的に関係した直径を有
し、流れの方向に延び、壁に隣接して位置するロールペ
アすなわちストリークスの機構によって特徴づけられる
乱流壁領域(turbulent wall region) を有する、境界層
又は壁境界流体の流れ場に存在する乱流を増加させる方
法であって、 該方法が、前記ロールペアの生成を促進する受動的攪乱
を前記壁領域に導入することよりなる方法。 - 【請求項3】 流れ強度と機能的に関係した直径を有し
て、壁表面に隣接して存在するロールペアすなわちスト
リークスの機構によって特徴づけられる、前記壁表面に
隣接した流体流れ場の乱流壁領域(turbulent wall regi
on) の乱流抗力(turbulent drag)を減少させる装置であ
って、 該装置が、前記ロールペアの生成を抑制する受動的攪乱
を、前記壁領域に導入する手段からなる装置。 - 【請求項4】 前記手段が、前記表面上に形成された突
出又は前記表面内部に形成されたキャビティの二次元配
列の形態をとっている、請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 該配列が、流体が流れる方向に垂直な方
向に並んで延びる縦列内に配置された複数の突出から成
り、かつ、後続列の前記突出が先行列の前記突出に対し
てずらして配置されている、請求項3に記載の装置。 - 【請求項6】 前記突出が規則的にずらして配置されて
いる、請求項5に記載の装置。 - 【請求項7】 前記突出が不規則的にずらして配置され
ている、請求項3に記載の装置。 - 【請求項8】 前記突出が、5〜15壁単位の距離範囲
で流れの中に突出し、ここで前記壁単位は、粘度を、密
度と応力(shear stress)の積の平方根で割ったものであ
る、請求項5に記載の装置。 - 【請求項9】 前記突出がV型を成し、かつ、前記突出
の先端が、流れの上流方向を向いている、請求項8に記
載の装置。 - 【請求項10】 前記突出の先端の角度が50〜90°
の範囲内にある、請求項9に記載の装置。 - 【請求項11】 列中の前記突出のピッチが、約200
〜300壁単位につき1突起の範囲内である、請求項9
に記載の装置。 - 【請求項12】 流体の流れの方向の前記突出のピッチ
が、200〜400壁単位につき1列の範囲内である、
請求項9に記載の装置。 - 【請求項13】 前記突出の流体の流れ方向の寸法が、
150〜250壁単位の範囲内にある、請求項9に記載
の装置。 - 【請求項14】 流れ強度と機能的に関係した直径を有
し、流れの方向に延び、壁に隣接して位置するロールペ
アすなわちストリークスの自然的機構によって特徴づけ
られる乱流壁領域(turbulent wall region) を有する、
境界層又は壁境界流体の流れ場に存在する乱流を増加さ
せる装置であって、 該装置が、前記ロールペアの生成を促進する受動的攪乱
を前記壁領域に導入することよりなる装置。 - 【請求項15】 流れ強度と機能的に関係した直径を有
して、壁表面に隣接して存在するロールペアすなわちス
トリークスの自然的機構によって特徴づけられる、前記
壁表面に隣接した流体流れ場の乱流壁領域(turbulent w
all region)の乱流抗力(turbulent drag)を増加させる
装置であって、 該装置が、前記ロールペアの生成を促進させる受動的攪
乱を、前記壁領域に導入する手段からなる装置。 - 【請求項16】 前記手段が、前記表面上に形成された
突出又は前記表面内部に形成されたキャビティの二次元
配列の形態をとっている、請求項15に記載の装置。 - 【請求項17】 該配列が、流体が流れる方向に垂直な
方向に並んで延びる列内に配置された複数の突出から成
り、かつ、後続列の前記突出が先行列の前記突出に対し
て前後同じ位置に配置されている、請求項15に記載の
装置。 - 【請求項18】 前記突出が、5〜15壁単位の距離範
囲で流れの中に突出し、ここで前記壁単位は、粘度を、
密度と応力(shear stress)の積の平方根で割ったもので
ある、請求項17に記載の装置。 - 【請求項19】 前記突出がV型を成し、かつ、前記突
出の先端が、流れの上流方向を向いている、請求項18
に記載の装置。 - 【請求項20】 前記突出の先端の角度が50〜90°
の範囲内にある、請求項19に記載の装置。 - 【請求項21】 列中の前記突出のピッチが、200〜
300壁単位につき1突起の範囲内である、請求項19
に記載の装置。 - 【請求項22】 流体の流れの方向の前記突出のピッチ
が、200〜400壁単位につき1列の範囲内である、
請求項19に記載の装置。 - 【請求項23】 前記突出の流体の流れ方向の寸法が、
150〜250壁単位の範囲内にある、請求項19に記
載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/766,380 | 1996-12-09 | ||
US08/766,380 US5833389A (en) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | Apparatus for controlling turbulence in boundary layer and other wall-bounded fluid flow fields |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10183557A true JPH10183557A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=25076271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9339129A Pending JPH10183557A (ja) | 1996-12-09 | 1997-12-09 | 境界層や壁に接する流体の流れ場における乱流を制御する方法及び装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5833389A (ja) |
EP (1) | EP0850832A1 (ja) |
JP (1) | JPH10183557A (ja) |
KR (1) | KR19980063904A (ja) |
CN (1) | CN1186268A (ja) |
CA (1) | CA2224041A1 (ja) |
IL (1) | IL122505A (ja) |
RU (1) | RU2191931C2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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