JPH1018202A - 分岐器自動給油装置 - Google Patents
分岐器自動給油装置Info
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- JPH1018202A JPH1018202A JP17898896A JP17898896A JPH1018202A JP H1018202 A JPH1018202 A JP H1018202A JP 17898896 A JP17898896 A JP 17898896A JP 17898896 A JP17898896 A JP 17898896A JP H1018202 A JPH1018202 A JP H1018202A
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Abstract
地への輸送も安価に行うことができる分岐器自動給油装
置を提供する。 【解決手段】端部にワンタッチ式の主管継手5を備えた
樹脂製の給油主管3と、分油器と、樹脂製のノズル7と
を組み込んでユニット1とする。これらのユニット1を
分岐器のトングレールの内側に取付け、給油主管3を接
続する。またユニット1の端部間は、保護管2とスライ
ド自在なカバー13により接続することが好ましい。ユ
ニット式としたので取り扱いが容易であり、現地への輸
送も容易である。
Description
動給油を行う分岐器自動給油装置に関するものである。
ドレール50の先端に対をなすトングレール51を設
け、トングレール51を図示しない転てつ棒により動か
すことによってポイント切り替えを行うようになってい
る。このとき、トングレール51は枕木52上に配置さ
れている床板53上を摺動することとなるが、さびやほ
こり等により摺動抵抗が大きくなるとポイント切り替え
が円滑に行えなくなるおそれがある。
手により定期的に分岐器の清掃・給油が行われてきた。
しかしこの作業は軌道内作業となり危険を伴うため、床
板をセラミック製としたり、テフロンやカーボンを埋め
込んだり、含油金属製とすることによって給油の必要性
をなくする試みがなされてきた。しかしこのような工夫
を加えても給油を完全になくすることはできず、またほ
こり等の付着を防止できないという問題が残されてい
た。
と給油配管を取付け、一定時間間隔でノズルから床板上
に油を滴下するようにした分岐器自動給油装置を先に開
発し、既に実開昭53−63103号として公開済みで
ある。この分岐器自動給油装置は、図8に示すようにト
ングレール51の側面に金属製のダクト54を取付け、
その内側に給油配管55とノズル56を配置したもので
ある。ところがこの装置には次のような問題があること
が判明した。
ングレール51の側面に分岐器本体のボルトを利用して
取付ける必要があり、多くの時間を要していた。 金属製のダクト54は長いため、運搬・取付け時に
取扱いにくい。又、現地への輸送は貸切り輸送となり、
多くのコストを要していた。 分岐器の形状・構造はそれぞれ同一ではないため、
床板の配置等を含めて製作前に現地で調査を行い、個別
に製作する必要があった。
の問題点を解決して、各種の分岐器に簡便に取付けるこ
とができ、現地への輸送も安価に行うことができ、しか
も分岐器の床板上に確実に油を滴下することができる分
岐器自動給油装置を提供するためになされたものであ
る。
めになされた本発明の分岐器自動給油装置は、給油主管
と、分油器と、分油された油を分岐器の床板上に滴下す
るノズルとを組み込んでユニットを構成しておき、これ
らのユニットを分岐器のトングレールの内側に取付け、
各ユニット間を伸縮自在に接続したことを特徴とするも
のである。なお、所定長さの保護管を備えたユニットを
スライド自在なカバーにより接続することが好ましく、
また各部を樹脂製とするとともに、各ユニットの給油主
管の端部をワンタッチ式の主管継手により接続できるよ
うにしておくことが好ましい。
の好ましい実施の形態を説明する。図1は本発明の分岐
器自動給油装置が取り付けられた分岐器の平面図であ
り、従来と同様に51はトングレール、52は枕木、5
3は各枕木52上に配置されている床板である。トング
レール51は転てつ棒57により駆動され、床板53上
を摺動してポイント切り替えを行う。
すような多数の給油用のユニット1が取付けられてい
る。各ユニット1は、好ましくは所定長さ(例えば1m
程度)の硬質樹脂製の保護管2の内部に、テフロン等の
樹脂よりなる給油主管3を通した構造を持つ。この保護
管2には中央部分を除き上面にスリット4が形成されて
いる。また給油主管3の端部には、隣接するユニット1
の給油主管3の端部を差し込むだけでワンタッチで接続
できる主管継手5が形成されている。
央部分には分油器6が取り付けられている。この分油器
6は給油主管3内を流れてきた油を流量調節しつつ各ユ
ニット1に設けられている2本のノズル7、7に分油す
る器具である。これらのノズル7もテフロン等の樹脂よ
りなるもので、その基部はノズル管継手8により分油器
6に接続され、その先端は保護管2の側面に一定間隔で
形成された孔から保護管2の外部に出て、分油器6の両
側の床板53、53上に臨ませてある。なお、保護管2
の中央部分は金属製のカバー9により覆われている。
り、トングレール51の内側に取付けられる。図4はこ
の取付状態を示す断面図である。取付金具10はバネ性
に優れた鋼板をJ字状に曲げ加工したもので、その本体
部分が保護管2と分油器6との間にボルト11により固
定されている。そして下部先端をトングレール51の底
部裏面に食い込ませた状態で固定ネジ12により固定す
ることにより、ユニット1をトングレール51の内側に
固定している。本発明のユニット1は従来品に比べて軽
量であるので、従来のように分岐器のボルトを利用して
取付ける必要はない。
が、前記したように分岐器のサイズは様々である。この
ため、ユニット1、1間に間隙が生じることが避けられ
ない。そこで本発明では各ユニット1の保護管2の端部
間を、スライド自在なカバー13等により伸縮自在に接
続する構造を採用している。カバー13も樹脂管にスリ
ットを形成したものであり、保護管2の上面を覆うよう
に被せることによって、ユニット1、1間の間隙を接続
している。なお、分岐器には融雪用の加熱器が設置され
ることがあるため、カバー13の外側に更に不燃性カバ
ー14を被せて内部の給油主管3等を保護することが好
ましい。
側に多数のユニット1を取付け、各ユニット1の給油主
管3の端部の主管継手5に隣接するユニット1の給油主
管3の端部を差し込むことにより、図6のような連続し
た配管経路が形成される。なお15は分配ボックスであ
り、分岐器の側方に設置された給油ポンプから一定時間
間隔で油が供給されるようになっている。またトングレ
ール51の先端部には図7に示すような特殊な形状の先
端ノズル16が取り付けられており、先端部の床板53
上に油を供給できるようになっている。この先端ノズル
16は転てつ棒57の両端の連結板58に固定されてい
る。このような配管経路を通じて供給される油は各ユニ
ット1の分油器6により流量制御されながらノズル7に
送られ、一定時間間隔で床板53上に滴下して油膜を形
成し、摺動抵抗を減少させるとともにほこり等を洗い落
とすことができる。
うに構成されているので、ユニット1を宅配便等の安価
な輸送手段によって現地まで送り、現地では取付金具1
0を利用して簡便にトングレール51への取付けが可能
である。またユニット1、1間の間隙もスライド自在な
カバー13により容易に接続することができるから、事
前の調査等も不要であり、従来の一品製作に比較して製
造コストを大幅に削減できる利点がある。更に各ユニッ
ト1の給油主管3の端部にワンタッチ式の主管継手5を
設けておけば、現地での工事が一層簡便となる利点もあ
る。よって本発明は従来の問題点を解決した分岐器自動
給油装置として、価値の高いものである。
分岐器の平面図である。
岐器の平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 給油主管(3) と、分油器(6) と、分油さ
れた油を分岐器の床板(53)上に滴下するノズル(7) とを
組み込んでユニット(1) を構成しておき、これらのユニ
ット(1) を分岐器のトングレール(51)の内側に取付け、
各ユニット(1) 間を伸縮自在に接続したことを特徴とす
る分岐器自動給油装置。 - 【請求項2】 所定長さの保護管(2) を備えたユニット
(1) をスライド自在なカバー(13)により接続した請求項
1に記載の分岐器自動給油装置。 - 【請求項3】 各ユニット(1) の給油主管(3) の端部を
ワンタッチ式の主管継手(5) により接続した請求項1に
記載の分岐器自動給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17898896A JP3846936B2 (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 分岐器自動給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17898896A JP3846936B2 (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 分岐器自動給油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018202A true JPH1018202A (ja) | 1998-01-20 |
JP3846936B2 JP3846936B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=16058158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17898896A Expired - Fee Related JP3846936B2 (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 分岐器自動給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3846936B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104562866A (zh) * | 2014-12-09 | 2015-04-29 | 上海申通地铁集团有限公司 | 道岔涂油装置 |
JP2016056636A (ja) * | 2014-09-11 | 2016-04-21 | 古河電工パワーシステムズ株式会社 | 固定金具 |
CN105586850A (zh) * | 2014-10-23 | 2016-05-18 | 南昌恒发机械制造有限公司 | 一种便携式铁路道岔清洁润滑装置 |
CN106149484A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-11-23 | 熊林华 | 铁路道岔养护器 |
-
1996
- 1996-07-09 JP JP17898896A patent/JP3846936B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105586850A (zh) * | 2014-10-23 | 2016-05-18 | 南昌恒发机械制造有限公司 | 一种便携式铁路道岔清洁润滑装置 |
CN104562866A (zh) * | 2014-12-09 | 2015-04-29 | 上海申通地铁集团有限公司 | 道岔涂油装置 |
CN106149484A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-11-23 | 熊林华 | 铁路道岔养护器 |
CN106149484B (zh) * | 2016-08-31 | 2017-08-25 | 熊林华 | 铁路道岔养护器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3846936B2 (ja) | 2006-11-15 |
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