JPH10181758A - 締環部取除きｐ・ｐキャップ - Google Patents
締環部取除きｐ・ｐキャップInfo
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- JPH10181758A JPH10181758A JP8348626A JP34862696A JPH10181758A JP H10181758 A JPH10181758 A JP H10181758A JP 8348626 A JP8348626 A JP 8348626A JP 34862696 A JP34862696 A JP 34862696A JP H10181758 A JPH10181758 A JP H10181758A
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- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
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- B65D2231/00—Means for facilitating the complete expelling of the contents
- B65D2231/001—Means for facilitating the complete expelling of the contents the container being a bag
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- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 締環部を、キャップ本体の外周面の平面視延
長線上もしくはそれよりも内側に位置させた締環部取除
きＰ・Ｐキャップにおいて、肌に優しい薄肉な締環部を
使用して開栓したかどうかの判別が一目で行える締環部
取除きＰ・Ｐキャップを提供する 【解決手段】 閉栓時に注出口１の外周面にキャップ本
体２を螺嵌させて締環部３の掛合爪13が注出口１にある
掛合突起11を乗り越える時、全域に亘って同厚薄肉に形
成された締環部３はキャップ本体２の下端面との間に確
保された変形許容空間15を利用してＶ形切欠23の縁面同
士のスペースを狭めるように弾性変形してその乗り越え
を阻害しない。開栓時には締環部３の掛合爪13が掛合突
起11に掛止して引っ張り力を瞬間的に付与することから
その力でＶ形切欠23の唯一連設された下端縁が切断され
て締環部３を各連結片４を中心にして切断縁を先端にし
て拡径した湾曲片複数個に分割する。
長線上もしくはそれよりも内側に位置させた締環部取除
きＰ・Ｐキャップにおいて、肌に優しい薄肉な締環部を
使用して開栓したかどうかの判別が一目で行える締環部
取除きＰ・Ｐキャップを提供する 【解決手段】 閉栓時に注出口１の外周面にキャップ本
体２を螺嵌させて締環部３の掛合爪13が注出口１にある
掛合突起11を乗り越える時、全域に亘って同厚薄肉に形
成された締環部３はキャップ本体２の下端面との間に確
保された変形許容空間15を利用してＶ形切欠23の縁面同
士のスペースを狭めるように弾性変形してその乗り越え
を阻害しない。開栓時には締環部３の掛合爪13が掛合突
起11に掛止して引っ張り力を瞬間的に付与することから
その力でＶ形切欠23の唯一連設された下端縁が切断され
て締環部３を各連結片４を中心にして切断縁を先端にし
て拡径した湾曲片複数個に分割する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルや瓶首等の
注出口の外周面への螺嵌によって開栓するとキャップ本
体とキャップ本体の下端に連設した途中から切断された
締環部とが一緒に取除かれる締環部取除きＰ・Ｐキャッ
プに関するものである。
注出口の外周面への螺嵌によって開栓するとキャップ本
体とキャップ本体の下端に連設した途中から切断された
締環部とが一緒に取除かれる締環部取除きＰ・Ｐキャッ
プに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の締環部取除きＰ・Ｐキャ
ップは基本的には図５や図６に示す構造であった。図５
はキャップ本体２の下端に連結片４を介して一体に連設
した締環部３をそのキャップ本体２における外周面の平
面視延長線上よりも外側に位置する一回り大きな直径に
形成し、且つその締環部３を剛性を持たせるために断面
Ｌ型とし、その厚みを１ｍｍ程度にすると共に途中に切
断部23として細長矩形状の切欠を切入している。また、
図６はキャップ本体３とその下位の締環部３とを連結片
４を介して一体成形し、且つ前記と同様にその締環部３
を剛性を持たせるために断面Ｌ型とし、その厚みを１ｍ
ｍ以上すると共に途中に切断部23として斜めスリットを
凹設している。この前者も後者も締環部３内面に注出口
１の外周に形成された掛合突起11に掛止する掛合爪13を
一体に備え、閉栓時には締環部３の切断部23である切欠
や斜めスリットを切断することなく掛合爪13が掛合突起
11を乗り越え、開栓時には掛合爪13が掛合突起11に掛止
する時の引っ張り力を受けて締環部３がその切欠や斜め
スリットから切断された状態でキャップ本体２と一緒に
注出口１から取除かれるようになっている。
ップは基本的には図５や図６に示す構造であった。図５
はキャップ本体２の下端に連結片４を介して一体に連設
した締環部３をそのキャップ本体２における外周面の平
面視延長線上よりも外側に位置する一回り大きな直径に
形成し、且つその締環部３を剛性を持たせるために断面
Ｌ型とし、その厚みを１ｍｍ程度にすると共に途中に切
断部23として細長矩形状の切欠を切入している。また、
図６はキャップ本体３とその下位の締環部３とを連結片
４を介して一体成形し、且つ前記と同様にその締環部３
を剛性を持たせるために断面Ｌ型とし、その厚みを１ｍ
ｍ以上すると共に途中に切断部23として斜めスリットを
凹設している。この前者も後者も締環部３内面に注出口
１の外周に形成された掛合突起11に掛止する掛合爪13を
一体に備え、閉栓時には締環部３の切断部23である切欠
や斜めスリットを切断することなく掛合爪13が掛合突起
11を乗り越え、開栓時には掛合爪13が掛合突起11に掛止
する時の引っ張り力を受けて締環部３がその切欠や斜め
スリットから切断された状態でキャップ本体２と一緒に
注出口１から取除かれるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者は
締環部３を、キャップ本体２における外周面の平面視延
長線上よりも外側に位置する一回り大きな直径に形成
し、キャップ本体２とその締環部３との間に上方から爪
や指を差し入れることが可能な隙間Ｘを作り出すことか
ら、この隙間Ｘからいたずらで差し入れられる指や爪で
締環部３が拡径されて切欠から締環部３が切断される問
題がある。また、購入後にいったん開栓すると締環部３
は切欠から切断されるが、子供が好奇心で口に含んだり
した時等に締環部３が肉厚で硬度があるため切断された
縁で怪我をする問題もあった。その上、開栓した時に切
断された縁同士が接近関係になる場合がある。その時、
切欠が細長矩形状であるが故に切断された縁面23ａ、23
ａ同士が平行に存在して閉栓時の細長矩形状の切欠と誤
認する虞れもあり、顧客が一目でそれが解る親切設計に
なってはいない。また、後者は前記締環部３を、キャッ
プ本体２の外周面の平面視延長線上もしくはそれよりも
内側に位置させていることから、前者のようにキャップ
本体２とその締環部３との間に上方から指や爪を差し込
む隙間Ｘを作り出さず、拡径原因を排除できることから
前記のようないたずらを防止する安全対策を取ることが
できる。しかし、締環部３が肉厚であること。切断部23
が斜めスリットであることから前者と同様に子供が好奇
心で口に含んだりした時に切断された縁面23ａ、23ａで
怪我させたり、開栓したかどうかの判別が一目で行い難
い問題を残している。
締環部３を、キャップ本体２における外周面の平面視延
長線上よりも外側に位置する一回り大きな直径に形成
し、キャップ本体２とその締環部３との間に上方から爪
や指を差し入れることが可能な隙間Ｘを作り出すことか
ら、この隙間Ｘからいたずらで差し入れられる指や爪で
締環部３が拡径されて切欠から締環部３が切断される問
題がある。また、購入後にいったん開栓すると締環部３
は切欠から切断されるが、子供が好奇心で口に含んだり
した時等に締環部３が肉厚で硬度があるため切断された
縁で怪我をする問題もあった。その上、開栓した時に切
断された縁同士が接近関係になる場合がある。その時、
切欠が細長矩形状であるが故に切断された縁面23ａ、23
ａ同士が平行に存在して閉栓時の細長矩形状の切欠と誤
認する虞れもあり、顧客が一目でそれが解る親切設計に
なってはいない。また、後者は前記締環部３を、キャッ
プ本体２の外周面の平面視延長線上もしくはそれよりも
内側に位置させていることから、前者のようにキャップ
本体２とその締環部３との間に上方から指や爪を差し込
む隙間Ｘを作り出さず、拡径原因を排除できることから
前記のようないたずらを防止する安全対策を取ることが
できる。しかし、締環部３が肉厚であること。切断部23
が斜めスリットであることから前者と同様に子供が好奇
心で口に含んだりした時に切断された縁面23ａ、23ａで
怪我させたり、開栓したかどうかの判別が一目で行い難
い問題を残している。
【０００４】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は締環部を、キャップ本体の外周
面の平面視延長線上もしくはそれよりも内側に位置させ
た締環部取除きＰ・Ｐキャップにおいて、肌に優しい薄
肉な締環部を使用して開栓したかどうかの判別が一目で
行える締環部取除きＰ・Ｐキャップを提供することにあ
る。他の目的とする処は薄肉であるが故に変形し易い締
環部でありながら、いたずらされない安全策を備えた締
環部取除きＰ・Ｐキャップを提供することにある。
で、その目的とする処は締環部を、キャップ本体の外周
面の平面視延長線上もしくはそれよりも内側に位置させ
た締環部取除きＰ・Ｐキャップにおいて、肌に優しい薄
肉な締環部を使用して開栓したかどうかの判別が一目で
行える締環部取除きＰ・Ｐキャップを提供することにあ
る。他の目的とする処は薄肉であるが故に変形し易い締
環部でありながら、いたずらされない安全策を備えた締
環部取除きＰ・Ｐキャップを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項１は、注出口の外周面に
螺嵌する合成樹脂製のキャップ本体と、そのキャップ本
体に連結片を介して一体に連設され注出口の外周に形成
された掛合突起に掛止する掛合爪を内面に有する締環部
とを備え、該締環部は切断部を有してなり、閉栓時に締
環部の切断部を切断することなく掛合爪が前記掛合突起
を乗り越え且つ開栓時に掛合爪がその掛合突起に掛止す
る時の引っ張り力を受けて締環部がその切断部から切断
された状態でキャップ本体と共に締環部が注出口から一
緒に取除かれる締環部取除きＰ・Ｐキャップにおいて、
前記締環部を全域に亘って同厚薄肉に形成すると共にキ
ャップ本体の外周面の平面視延長線上もしくはそれより
も内側に位置させ、前記切断部を下側縁のみが連設する
正面視三角形状のＶ形切欠とし、且つキャップ本体の下
端面と締環部上面との間で且つ前記連結片間に締環部の
変形許容空間を確保したことを要旨とする。また請求項
２は、請求項１記載の変形許容空間は前記締環部におけ
る掛合爪の真上近傍に相対するキャップ本体下端面部位
から座を垂設して形成してあることを要旨とする。ま
た、請求項３は請求項１または２記載の掛合爪が等間隔
をおいて同一円周上に４個設けられていることを要旨と
する。そして、請求項４は、請求項１乃至３いずれか１
項記載の締環部の肉厚が０．１ｍｍ乃至０．５ｍｍであ
ることを要旨とする。ここで請求項３では掛合爪に対応
して掛合突起も注出口に等間隔をおいて４個設ける。
に講じた技術的手段は、請求項１は、注出口の外周面に
螺嵌する合成樹脂製のキャップ本体と、そのキャップ本
体に連結片を介して一体に連設され注出口の外周に形成
された掛合突起に掛止する掛合爪を内面に有する締環部
とを備え、該締環部は切断部を有してなり、閉栓時に締
環部の切断部を切断することなく掛合爪が前記掛合突起
を乗り越え且つ開栓時に掛合爪がその掛合突起に掛止す
る時の引っ張り力を受けて締環部がその切断部から切断
された状態でキャップ本体と共に締環部が注出口から一
緒に取除かれる締環部取除きＰ・Ｐキャップにおいて、
前記締環部を全域に亘って同厚薄肉に形成すると共にキ
ャップ本体の外周面の平面視延長線上もしくはそれより
も内側に位置させ、前記切断部を下側縁のみが連設する
正面視三角形状のＶ形切欠とし、且つキャップ本体の下
端面と締環部上面との間で且つ前記連結片間に締環部の
変形許容空間を確保したことを要旨とする。また請求項
２は、請求項１記載の変形許容空間は前記締環部におけ
る掛合爪の真上近傍に相対するキャップ本体下端面部位
から座を垂設して形成してあることを要旨とする。ま
た、請求項３は請求項１または２記載の掛合爪が等間隔
をおいて同一円周上に４個設けられていることを要旨と
する。そして、請求項４は、請求項１乃至３いずれか１
項記載の締環部の肉厚が０．１ｍｍ乃至０．５ｍｍであ
ることを要旨とする。ここで請求項３では掛合爪に対応
して掛合突起も注出口に等間隔をおいて４個設ける。
【０００６】上記技術的手段によれば下記を作用を奏す
る。 （請求項１）閉栓時に注出口の外周面にキャップ本体を
螺嵌させて締環部の掛合爪が注出口にある掛合突起を乗
り越える時、全域に亘って同厚薄肉に形成された締環部
はキャップ本体の下端面との間に確保された変形許容空
間を利用してＶ形切欠の縁面同士のスペースを狭めるよ
うに弾性変形してその乗り越えを阻害しない。一方、開
栓時には締環部の掛合爪が掛合突起に掛止して引っ張り
力を瞬間的に付与することからその力でＶ形切欠の唯一
連設された下端縁が切断されて締環部を各連結片を中心
にして切断縁を先端にして拡径した湾曲片複数個に分割
する。その締環部は合成樹脂製であっても薄肉であるが
故に柔らく、切断縁が肌に触れても優しい触性を具備す
る。また、切断縁は少なくとも一方が斜縁であり、切断
時に互いが接近する関係になることがあっても切断の有
無も一目で判別させる。 （請求項２）締環部における掛合爪の真上近傍に相対す
るキャップ本体下端面部位から垂設した座が掛合突起の
下側から指や手で締環部をいたずらする際の締環部の持
ち上がりを防止して掛合爪の掛合突起との掛止関係を維
持する。 （請求項３）閉栓終了時（完全締結時）に注出口の外周
面にキャップ本体を螺嵌させて締環部の掛合爪が注出口
にある掛合突起を乗り越えてそれ以上まで螺嵌の関係で
掛合爪が回転することがあっても内容物のリーク試験を
する時のキャップ本体の開栓方向の回転角度７０度以下
までのキャップ体の遊回転に止めることが可能になる。
る。 （請求項１）閉栓時に注出口の外周面にキャップ本体を
螺嵌させて締環部の掛合爪が注出口にある掛合突起を乗
り越える時、全域に亘って同厚薄肉に形成された締環部
はキャップ本体の下端面との間に確保された変形許容空
間を利用してＶ形切欠の縁面同士のスペースを狭めるよ
うに弾性変形してその乗り越えを阻害しない。一方、開
栓時には締環部の掛合爪が掛合突起に掛止して引っ張り
力を瞬間的に付与することからその力でＶ形切欠の唯一
連設された下端縁が切断されて締環部を各連結片を中心
にして切断縁を先端にして拡径した湾曲片複数個に分割
する。その締環部は合成樹脂製であっても薄肉であるが
故に柔らく、切断縁が肌に触れても優しい触性を具備す
る。また、切断縁は少なくとも一方が斜縁であり、切断
時に互いが接近する関係になることがあっても切断の有
無も一目で判別させる。 （請求項２）締環部における掛合爪の真上近傍に相対す
るキャップ本体下端面部位から垂設した座が掛合突起の
下側から指や手で締環部をいたずらする際の締環部の持
ち上がりを防止して掛合爪の掛合突起との掛止関係を維
持する。 （請求項３）閉栓終了時（完全締結時）に注出口の外周
面にキャップ本体を螺嵌させて締環部の掛合爪が注出口
にある掛合突起を乗り越えてそれ以上まで螺嵌の関係で
掛合爪が回転することがあっても内容物のリーク試験を
する時のキャップ本体の開栓方向の回転角度７０度以下
までのキャップ体の遊回転に止めることが可能になる。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１乃至図４は締環部取除きＰ・
Ｐキャップ一実施の形態を示している。符号Ａはキャッ
プである。
に基づいて説明する。図１乃至図４は締環部取除きＰ・
Ｐキャップ一実施の形態を示している。符号Ａはキャッ
プである。
【０００８】このキャップＡは本実施の形態ではポリエ
チレン製であり、アルミコーティングされたフレキシブ
ル容器Ｂの注出口１（後述ではノズルと称する）に螺嵌
して先端の注ぎ口部１’を被冠するタイプを示してい
る。このキャップＡは旧来と同様にキャップ本体２に連
結片４を介して締環部３を一体成形している。
チレン製であり、アルミコーティングされたフレキシブ
ル容器Ｂの注出口１（後述ではノズルと称する）に螺嵌
して先端の注ぎ口部１’を被冠するタイプを示してい
る。このキャップＡは旧来と同様にキャップ本体２に連
結片４を介して締環部３を一体成形している。
【０００９】キャップ本体２は内面に螺子部12を螺設し
た下端を開放する内部中空な円筒状や円錐台形状に成形
してある。
た下端を開放する内部中空な円筒状や円錐台形状に成形
してある。
【００１０】締環部３は全域に亘って厚みを０．１ｍｍ
乃至０．５ｍｍ程度とし且つキャップ本体２の平面視直
径と同等かもしくはそれよりも小径な環状のリング体で
あり、ノズル１における注ぎ口部１’の口芯を挟んだ対
称部位に当たる前記キャップ本体２の下端面位置から垂
設した連結片４を上面に連設することによってキャップ
本体２の下端に連結されている。
乃至０．５ｍｍ程度とし且つキャップ本体２の平面視直
径と同等かもしくはそれよりも小径な環状のリング体で
あり、ノズル１における注ぎ口部１’の口芯を挟んだ対
称部位に当たる前記キャップ本体２の下端面位置から垂
設した連結片４を上面に連設することによってキャップ
本体２の下端に連結されている。
【００１１】この締環部３にはその内面にノズル１の同
一外周面上に形成された掛合突起11に掛止する掛合爪13
を突設すると共に中心を挟んで対向する部位に切断部23
として下側縁を唯一連設したＶ形切欠（後述では符号23
を付して説明する）を切入している。
一外周面上に形成された掛合突起11に掛止する掛合爪13
を突設すると共に中心を挟んで対向する部位に切断部23
として下側縁を唯一連設したＶ形切欠（後述では符号23
を付して説明する）を切入している。
【００１２】ノズル１は９０度の間隔をおいて前記掛合
突起11を突設し、その上位外周に前記螺子部12に螺嵌す
る被螺子部21を螺設している。
突起11を突設し、その上位外周に前記螺子部12に螺嵌す
る被螺子部21を螺設している。
【００１３】この掛合突起11は図３、図４に示すように
ガイド傾斜面11ａを一面に有し、他面に掛止直角面11ｂ
を有する平面視変形台形状や、平面視三角形状を呈して
いる。
ガイド傾斜面11ａを一面に有し、他面に掛止直角面11ｂ
を有する平面視変形台形状や、平面視三角形状を呈して
いる。
【００１４】一方、前記掛合爪13は図３、図４に示すよ
うにキャップＡの右回転（閉栓する時）で前記掛合突起
11のガイド傾斜面11ａを乗り越える傾斜面13ａを一面に
有し、キャップＡの左回転（開栓する時）で掛合突起11
の掛合直角面11ｂに掛止する直角面13ｂを他面に有する
平面視変形台形状や、平面視三角形状を呈している。
うにキャップＡの右回転（閉栓する時）で前記掛合突起
11のガイド傾斜面11ａを乗り越える傾斜面13ａを一面に
有し、キャップＡの左回転（開栓する時）で掛合突起11
の掛合直角面11ｂに掛止する直角面13ｂを他面に有する
平面視変形台形状や、平面視三角形状を呈している。
【００１５】前記Ｖ形切欠23は図面に示すような完全な
Ｖ形である必要はなく、正面視三角形状のものでも良
く、どちらにしても頂角の角度は任意であるが２０度程
度以上が好ましいものである。
Ｖ形である必要はなく、正面視三角形状のものでも良
く、どちらにしても頂角の角度は任意であるが２０度程
度以上が好ましいものである。
【００１６】尚、符号５は前記前記掛合爪13の真上近傍
に相対するキャップ本体２の下端面部位から垂設した座
であり、この座５の下面と締環部３の上面との間にキャ
ップＡを閉栓する時の締環部３の変形を許容する変形許
容空間15を確保している。
に相対するキャップ本体２の下端面部位から垂設した座
であり、この座５の下面と締環部３の上面との間にキャ
ップＡを閉栓する時の締環部３の変形を許容する変形許
容空間15を確保している。
【００１７】この変形許容空間15は本実施の形態では
０．５ｍｍ程度確保されている。
０．５ｍｍ程度確保されている。
【００１８】斯様に構成されたキャップＡは、閉栓する
時（右回転時）に掛合突起11のガイド傾斜面11ａを傾斜
面13ａが乗り越える。その時には全域に亘って同厚薄肉
に形成された締環部３はキャップ本体２の下端面との間
に確保された変形許容空間15を利用してＶ形切欠23の縁
面23ａ、23ａ同士のスペースを狭めるようにそのスペー
スを有効利用して弾性変形し乗り越えを阻害しない（図
３（ａ）（ｂ））。一方、開栓時には締環部３の掛合爪
13が掛合突起11に掛止して直角面13ｂが掛止直角面11ｂ
を乗り上げる時に右回転時に比べて大きな引っ張り力を
瞬間的に締環部３に作用させ、その結果、前記Ｖ形切欠
23から締環部３が切離される。切離された締環部３は各
連結片４を中心にして切断縁を先端にして拡径した湾曲
片33２個に分割される（図４（ａ）（ｂ））。尚、前記
閉栓終了時（完全締結時）に掛合爪13の直角面13ｂと掛
合突起11の掛止直角面11ｂとが掛止関係を構成せずに掛
合爪13が掛合突起11と対応する以上まで加工精度の関係
でオーバーラン（回転）した場合でも内容物のリーク試
験の許容最大回転角度７０度以下で掛合爪13の直角面13
ｂが掛合突起11の掛止直角面11ｂに掛止される態様にな
る構造になる。
時（右回転時）に掛合突起11のガイド傾斜面11ａを傾斜
面13ａが乗り越える。その時には全域に亘って同厚薄肉
に形成された締環部３はキャップ本体２の下端面との間
に確保された変形許容空間15を利用してＶ形切欠23の縁
面23ａ、23ａ同士のスペースを狭めるようにそのスペー
スを有効利用して弾性変形し乗り越えを阻害しない（図
３（ａ）（ｂ））。一方、開栓時には締環部３の掛合爪
13が掛合突起11に掛止して直角面13ｂが掛止直角面11ｂ
を乗り上げる時に右回転時に比べて大きな引っ張り力を
瞬間的に締環部３に作用させ、その結果、前記Ｖ形切欠
23から締環部３が切離される。切離された締環部３は各
連結片４を中心にして切断縁を先端にして拡径した湾曲
片33２個に分割される（図４（ａ）（ｂ））。尚、前記
閉栓終了時（完全締結時）に掛合爪13の直角面13ｂと掛
合突起11の掛止直角面11ｂとが掛止関係を構成せずに掛
合爪13が掛合突起11と対応する以上まで加工精度の関係
でオーバーラン（回転）した場合でも内容物のリーク試
験の許容最大回転角度７０度以下で掛合爪13の直角面13
ｂが掛合突起11の掛止直角面11ｂに掛止される態様にな
る構造になる。
【００１９】
【発明の効果】本発明は以上のように変形許容空間の作
用とＶ形切欠の縁同士の離間作用によって閉栓時にキャ
ップ本体を螺嵌させて締環部の掛合爪が注出口にある掛
合突起を乗り越える時はＶ形切欠が切断されず、開栓時
に締環部の掛合爪が掛合突起に掛止して引っ張り力を瞬
間的に付与されてその力でＶ形切欠の唯一連設された下
端縁が切断するようにしているから、薄肉で切断縁が肌
に触れても優しい触性を発揮する締環部取除きＰ・Ｐキ
ャップを新規に提供することができる。しかも、切断縁
は少なくとも一方が斜縁であるから、切断時に互いが接
近する関係になることがあっても切断の有無も一目で判
別され、開栓したにも関わらず閉栓状態のものと間違う
心配がなくなる。その上、請求項２のように締環部にお
ける掛合爪の真上近傍に相対するキャップ本体下端面部
位から座を垂設することによって変形許容空間を形成し
ている場合にはその座先端が掛合突起の下側から指や手
で締環部をいたずらする際の締環部の持ち上がり、詳細
には掛合爪部分の持ち上がりを防止するから掛合突起と
の掛合関係を確実に保持し、締環部がいちずらで切断さ
れるのを未然に防止できる。また、請求項３のように閉
栓終了時（完全締結時）に注出口の外周面にキャップ本
体を螺嵌させて締環部の掛合爪が注出口にある掛合突起
を乗り越えてそれ以上まで螺嵌の関係で掛合爪が回転す
ることがあっても内容物のリーク試験の許容最大回転角
度７０度以下にキャップの遊回転に止めることが可能と
なり、法令で定められたリーク試験にも適合する好適な
締環部取除きＰ・Ｐキャップを提供できる。
用とＶ形切欠の縁同士の離間作用によって閉栓時にキャ
ップ本体を螺嵌させて締環部の掛合爪が注出口にある掛
合突起を乗り越える時はＶ形切欠が切断されず、開栓時
に締環部の掛合爪が掛合突起に掛止して引っ張り力を瞬
間的に付与されてその力でＶ形切欠の唯一連設された下
端縁が切断するようにしているから、薄肉で切断縁が肌
に触れても優しい触性を発揮する締環部取除きＰ・Ｐキ
ャップを新規に提供することができる。しかも、切断縁
は少なくとも一方が斜縁であるから、切断時に互いが接
近する関係になることがあっても切断の有無も一目で判
別され、開栓したにも関わらず閉栓状態のものと間違う
心配がなくなる。その上、請求項２のように締環部にお
ける掛合爪の真上近傍に相対するキャップ本体下端面部
位から座を垂設することによって変形許容空間を形成し
ている場合にはその座先端が掛合突起の下側から指や手
で締環部をいたずらする際の締環部の持ち上がり、詳細
には掛合爪部分の持ち上がりを防止するから掛合突起と
の掛合関係を確実に保持し、締環部がいちずらで切断さ
れるのを未然に防止できる。また、請求項３のように閉
栓終了時（完全締結時）に注出口の外周面にキャップ本
体を螺嵌させて締環部の掛合爪が注出口にある掛合突起
を乗り越えてそれ以上まで螺嵌の関係で掛合爪が回転す
ることがあっても内容物のリーク試験の許容最大回転角
度７０度以下にキャップの遊回転に止めることが可能と
なり、法令で定められたリーク試験にも適合する好適な
締環部取除きＰ・Ｐキャップを提供できる。
【図１】閉栓する前（キャップをセットする前）の状態
を示す斜視図で一部切欠して示す。
を示す斜視図で一部切欠して示す。
【図２】閉栓した状態を示す正面図で切欠して示す。
【図３】閉栓する状態を示す要部の部分拡大断面図で、
（ａ）は傾斜面がガイド傾斜面にガイドされる前の状態
を、（ｂ）は傾斜面がガイド傾斜面をガイドされる状態
を示す。
（ａ）は傾斜面がガイド傾斜面にガイドされる前の状態
を、（ｂ）は傾斜面がガイド傾斜面をガイドされる状態
を示す。
【図４】開栓する状態を示す要部の部分拡大断面図で、
（ａ）は直角面が掛止直角面に掛止した状態を、（ｂ）
はＶ形切欠が切離した状態を示す。
（ａ）は直角面が掛止直角面に掛止した状態を、（ｂ）
はＶ形切欠が切離した状態を示す。
【図５】従来例のＰ・Ｐキャップの正面図で切欠して示
す。
す。
【図６】他の従来例のＰ・Ｐキャップの正面図で切欠し
て示す。
て示す。
Ａ ：キャップ ２ ：キャップ本体 ３ ：締環部 13 ：掛合爪 15 ：変形許容空間 11 ：掛合突起 ４ ：連結片 ５ ：座 23 ：切断部（Ｖ形切欠）
Claims (4)
- 【請求項１】 注出口の外周面に螺嵌する合成樹脂製の
キャップ本体と、そのキャップ本体に連結片を介して一
体に連設され注出口の外周に形成された掛合突起に掛止
する掛合爪を内面に有する締環部とを備え、該締環部は
切断部を有してなり、閉栓時に締環部の切断部を切断す
ることなく掛合爪が前記掛合突起を乗り越え且つ開栓時
に掛合爪がその掛合突起に掛止する時の引っ張り力を受
けて締環部がその切断部から切断された状態でキャップ
本体と共に締環部が注出口から一緒に取除かれる締環部
取除きＰ・Ｐキャップにおいて、前記締環部を全域に亘
って同厚薄肉に形成すると共にキャップ本体の外周面の
平面視延長線上もしくはそれよりも内側に位置させ、前
記切断部を下側縁のみが連設する正面視三角形状のＶ形
切欠とし、且つキャップ本体の下端面と締環部上面との
間で且つ前記連結片間に締環部の変形許容空間を確保し
たことを特徴とする締環部取除きＰ・Ｐキャップ。 - 【請求項２】 前記変形許容空間は前記締環部における
掛合爪の真上近傍に相対するキャップ本体下端面部位か
ら座を垂設して形成してあることを特徴とする請求項１
記載の締環部取除きＰ・Ｐキャップ。 - 【請求項３】 前記掛合爪が等間隔をおいて同一円周上
に４個設けられていることを特徴とする請求項１または
２記載の締環部取除きＰ・Ｐキャップ。 - 【請求項４】 前記締環部の肉厚が０．１ｍｍ乃至０．
５ｍｍであることを特徴とする請求項１乃至３いずれか
１項記載の締環部取除きＰ・Ｐキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8348626A JPH10181758A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 締環部取除きｐ・ｐキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8348626A JPH10181758A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 締環部取除きｐ・ｐキャップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10181758A true JPH10181758A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18398263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8348626A Pending JPH10181758A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 締環部取除きｐ・ｐキャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10181758A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002177388A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-25 | Daikyo Seiko Ltd | 医薬・医療用既充填注射器 |
| JP2007001604A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Dainippon Printing Co Ltd | ピルファープルーフバンド付きキャップ |
| WO2008050361A1 (en) * | 2006-10-27 | 2008-05-02 | Guala Pack S.P.A. | A cap for container provided with guarantee seal |
| US7753233B2 (en) * | 2006-12-07 | 2010-07-13 | Hosokawa Yoko Co., Ltd. | Spout unit and bag using the same |
| NL2008558C2 (en) * | 2012-03-29 | 2013-10-01 | Ipn Ip Bv | Container closure assemblies. |
| US9309032B2 (en) | 2014-02-17 | 2016-04-12 | Silgan White Cap LLC | Dispenser and closure with hinge attached tamper band |
| USD756777S1 (en) | 2014-02-17 | 2016-05-24 | Silgan White Cap LLC | Closure |
| USD760081S1 (en) | 2014-10-31 | 2016-06-28 | Silgan White Cap LLC | Spout |
| US9533802B2 (en) | 2014-10-31 | 2017-01-03 | Silgan White Cap LLC | Closure with tamper band and spout |
| USD790344S1 (en) | 2013-03-14 | 2017-06-27 | Silgan White Cap LLC | Closure |
| US9938050B2 (en) | 2016-05-13 | 2018-04-10 | Silgan White Cap LLC | Closure with hinged tamper band |
| US10351315B2 (en) | 2017-09-19 | 2019-07-16 | Silgan White Cap LLC | Closure with tamper band and spout |
| CN110088008A (zh) * | 2016-12-19 | 2019-08-02 | 中央塑胶技术有限公司 | 一种提供开封时的准确性及检查的方便性的安全盖喷口 |
| US10392161B2 (en) | 2016-02-04 | 2019-08-27 | Silgan White Cap LLC | Container assembly with vent |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP8348626A patent/JPH10181758A/ja active Pending
Cited By (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002177388A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-25 | Daikyo Seiko Ltd | 医薬・医療用既充填注射器 |
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| WO2008050361A1 (en) * | 2006-10-27 | 2008-05-02 | Guala Pack S.P.A. | A cap for container provided with guarantee seal |
| US8528757B2 (en) | 2006-10-27 | 2013-09-10 | Guala Pack S.P.A. | Cap for container provided with guarantee seal |
| US9187217B2 (en) | 2006-10-27 | 2015-11-17 | Guala Pack S.P.A. | Cap for container provided with guarantee seal |
| US10232985B2 (en) | 2006-10-27 | 2019-03-19 | Guala Pack S.P.A. | Cap for container provided with guarantee seal |
| US7753233B2 (en) * | 2006-12-07 | 2010-07-13 | Hosokawa Yoko Co., Ltd. | Spout unit and bag using the same |
| NL2008558C2 (en) * | 2012-03-29 | 2013-10-01 | Ipn Ip Bv | Container closure assemblies. |
| WO2013147599A1 (en) * | 2012-03-29 | 2013-10-03 | Ipn Ip B.V. | Container closure assemblies |
| US9145237B2 (en) | 2012-03-29 | 2015-09-29 | Ipn Ip B.V. | Container closure assemblies |
| US10159366B2 (en) | 2012-03-29 | 2018-12-25 | Scholle Ipn Ip B.V. | Container closure assemblies |
| USD790344S1 (en) | 2013-03-14 | 2017-06-27 | Silgan White Cap LLC | Closure |
| USD756777S1 (en) | 2014-02-17 | 2016-05-24 | Silgan White Cap LLC | Closure |
| US9309032B2 (en) | 2014-02-17 | 2016-04-12 | Silgan White Cap LLC | Dispenser and closure with hinge attached tamper band |
| US9533802B2 (en) | 2014-10-31 | 2017-01-03 | Silgan White Cap LLC | Closure with tamper band and spout |
| USD791591S1 (en) | 2014-10-31 | 2017-07-11 | Silgan White Cap LLC | Closure |
| US9981785B2 (en) | 2014-10-31 | 2018-05-29 | Silgan White Cap LLC | Closure with tamper band and spout |
| USD760081S1 (en) | 2014-10-31 | 2016-06-28 | Silgan White Cap LLC | Spout |
| US10392161B2 (en) | 2016-02-04 | 2019-08-27 | Silgan White Cap LLC | Container assembly with vent |
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| CN110088008B (zh) * | 2016-12-19 | 2021-01-12 | 中央塑胶技术有限公司 | 一种提供开封时的准确性及检查的方便性的安全盖喷口 |
| US10351315B2 (en) | 2017-09-19 | 2019-07-16 | Silgan White Cap LLC | Closure with tamper band and spout |
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