JPH10180830A - オンディマンド速サイクル金型システム - Google Patents

オンディマンド速サイクル金型システム

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JPH10180830A
JPH10180830A JP9271915A JP27191597A JPH10180830A JP H10180830 A JPH10180830 A JP H10180830A JP 9271915 A JP9271915 A JP 9271915A JP 27191597 A JP27191597 A JP 27191597A JP H10180830 A JPH10180830 A JP H10180830A
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mold
cooling
coolant
temperature
cycle
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JP9271915A
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John Wu
ジョン・ウー
Scott F Ansell
スコット・エフ・アンセル
Carl Crowe Jr
カール・クロエ・ジュニア
Victor Lust
ヴィクター・ルスト
Robert Phillips
ロバート・フィリップス
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Original Assignee
Johnson and Johnson Vision Products Inc
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    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/73Heating or cooling of the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/2737Heating or cooling means therefor
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ゲートインサートの設計により金型温度が正
確に制御され、成形したパッケージの化粧外観が向上
し、またニードルバルブを使用することによってサイク
ル時間が短縮し、成形性が向上するオンディマンド速サ
イクル金型システムを提供する。 【解決手段】 オンディマンド射出成形はパルス調整閉
鎖ループ金型冷却システム、真鍮製ゲートインサートの
冷却設計及び冷却チャンネルの効果的なレイアウトによ
って可能になる。コンピューターの制御システムのソフ
トウェアとハードウェアのプログラムによりオンディマ
ンド射出成形が実現できるように設計がなされている。
金型冷却は、フィードバック制御ループで使用される金
型内部に取り付けたセンサーで制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンディマンド
(要望に応じて)速サイクル金型システムに関し、特に
加熱、冷却の両方を行なって短時間応答と最適な温度コ
ントロールを提供するホットランナーシステムを有する
オンディマンド速サイクルパッケージ金型に関するもの
である。
【0002】オンディマンド射出成形は、パルス冷却シ
ステムとゲートインサートの冷却設計と冷却チャンネル
の効果的なレイアウトにより可能になる。ソフトウェア
とハードウェアのプログラムもオンディマンド射出成形
が可能なように設計されている。閉鎖ループ金型冷却シ
ステムの設計は、進んだ冷却回路レイアウトと高い熱伝
導度インサートを組み入れ、簡単なメンテナンスと冷却
剤の品質管理を向上させ、それにより腐蝕とスケールの
付着が著しく低下する。金型の冷却は金型の内部に装備
されたセンサーにより制御され、そのセンサーはフィー
ドバック制御ループで使用される。ゲートインサートの
設計により金型温度が正確に制御され、成形したパッケ
ージの化粧外観が向上した。ニードルバルブを使用する
と、サイクル時間が短縮し、成形性が向上する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従っ
て、本発明の主な目的は、オンディマンド速サイクルパ
ッケージ金型を提供することである。
【0004】本発明の別の目的は、以下の利点を有する
オンディマンド速サイクルパッケージ金型を提供するこ
とである。 1.高電圧(208〜220V対24V)加熱ホットラ
ンナーシステムは応答時間を短縮し、温度制御を最適に
する。 2.真鍮で作られたゲートインサートは金型温度制御を
正確にし、パッケージ金型の化粧外観を改良する。 3.最適なゲート位置により熱密封(シール)の一体性
が改良される。 4.オンディマンド射出成形は、パルス調整冷却システ
ムと真鍮のゲートインサートの冷却設計と冷却チャンネ
ル(路)の効果的なレイアウト(配置)によって可能に
なる。 5.金型冷却は、金型内部に取り付けられフィードバッ
ク制御ループで使用されるセンサーで制御される。
【0005】6.閉鎖ループ冷却システムはメンテナン
スを容易にし、冷却剤の品質管理を改善して腐蝕とスケ
ール付着を低減する。 7.方法の変動性が従来の金型設計と比べて小さくな
る。 8.ニードルバルブノズルによりサイクル時間が短縮
し、成形性が改善される。 9.ソフトウェアとハードウェアのプログラムを設計し
てオンディマンド射出成形を達成した。 10.金型冷却システムの設計により、進んだ冷却回路
レイアウトと高い熱伝導度のインサートを組み入れ、そ
れによりサイクル時間と成形欠陥が著しく減少する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本明細書の教示によれ
ば、本発明はポリプロピレンブリスターパッケージベー
スのような射出成形品を製造するためのオンディマンド
速サイクル金型システムを提供する。この金型システム
は、適切な熱可塑性材料からなる溶融した成形材料を少
なくとも1本の注入ノズルまで供給するためのホットラ
ンナーシステムを有する。このホットランナーシステム
により、加熱、冷却の両方が行なわれ応答時間が短縮
し、温度制御が最適になる。この冷却システムはパルス
制御冷却システムであり、そのシステムの作動では、各
成形サイクル時に、金型に溶融プラスチックを充填した
後、溶融プラスチックの熱入力を時機を合わせた冷却剤
のパルスで合わせ、その後、金型の熱勾配を無くして平
衡にし、それにより溶融プラスチックを一層均一に冷却
してストレスが減少し、寸法が一致し、良好な表面外観
を有する成形品とする。電気加熱システムは金型システ
ムを加熱するために設けられている。金型システム内部
に取り付けた複数の温度センサーはパルス調整冷却シス
テムを介して冷却剤の流れを制御するために制御ループ
で使用する。前述の特徴の全てによってサイクル時間が
短縮し、成形性が改良される。
【0007】さらに詳細には電気加熱システムは、20
8〜220Vで作動する高電圧ヒーターを有して応答時
間を短縮し、温度制御を最適にする。注入ノズルは、周
囲に配置される電気加熱コイルで加熱される。高い熱伝
導度のゲートインサートは、注入ノズル周囲の環状冷却
剤流路を有して金型温度制御を正確にし、成形品の化粧
外観を改良する。金型は、成形されるボウルの上面を定
める上ボウルインサートを有し、そのインサートは自身
を冷却するため内部中央に延びる中央冷却剤流路を有し
ている。金型はさらに、成形されるボウルの下面を定め
る下ボウルインサートを有し、そのインサートは自身を
冷却するため下ボウルインサート周囲に配置される環状
冷却剤流路を有する。金型システムは、射出成形ポリプ
ロピレンブリスターパッケージベースを製造し、そのベ
ースの各々は、そのボウル内の食塩水パッケージ溶液に
浸漬したヒドロゲルコンタクトレンズを包装するように
適合したボウル部分と、後方部分を形成する。各金型キ
ャビティは、ブリスターパッケージベースの後方部分で
温度を検知するために配置した第1熱電対と、ブリスタ
ーパッケージベースのボウル部分で温度を検知するため
に配置した第2熱電対の第1、第2熱電対でその温度が
モニターされる。
【0008】金型は、16個のキャビティ、射出成形プ
ロセス時に共にクランプされる固定金型側と可動金型側
を有するホットマニホールド金型を含み、成形品をセッ
トした可動金型側を外し、固定金型側から離して射出成
形品を金型キャビティから取り出せる。金型システムは
ホットランナーシステムを有し、ホットランナーシステ
ムの最初の流れは前記金型システムの中央にあり、左右
にまた前後にそして4個の金型キャビティの4列の16
個の金型キャビティの対称配置まで下向きに分かれる。
【0009】成形品はポリプロピレンから射出成形され
るのが望ましく、ポリプロピレンメルト温度は、狭い温
度範囲内に制御されて射出成形作業時にポリプロピレン
メルトの溶け出しや垂れ落ちを防止する。
【0010】冷却システムは、ホットマニホールドを冷
却するための閉鎖ループ冷却システムからなり、その冷
却システムは冷却剤を、複数の冷却ゾーンの複数のソレ
ノイド作動金型供給バルブまで供給するためのポンプを
有する。冷却剤は複数の供給バルブから各々複数の冷却
剤流路を有する複数の供給インラインマニホールドまで
流れる。冷却剤は、戻りラインを介して各々がフロータ
ービンとリモートフローセンサーを備えた複数のマニュ
アル戻り遮断バルブまで戻り、そこから冷却剤ポンプで
再循環される冷却剤タンクまで戻る。この金型システム
は複数の温度センサー、各々の冷却ゾーン用の温度セン
サーを有し、各温度センサーは各ソレノイド作動バルブ
のゾーン制御システムへの入力を設ける。冷却剤はシェ
ルとチューブ熱交換器を介して流れ、この熱交換器では
前記冷却剤が、温度センサーで制御される温度制御バル
ブから供給され、戻る冷却器(チラー)溶液により適正
に選択された温度に冷却される。温度制御バルブは冷却
剤タンクに取り付けた温度センサーによって制御され
る。
【0011】本発明のオンディマンド速サイクル金型の
前述の目的と利点は、添付図面に関連する本発明の幾つ
かの好ましい実施態様の以下の詳細な説明を参照すれば
当業者は容易に理解できる。図では同様の要素は同一の
参照番号で示してある。
【0012】
【発明の実施の形態】詳細に図面を参照する。図1と図
2は本発明の教示により成形できるポリプロピレンブリ
スターパッケージベース10のそれぞれ上面図と側面断
面図である。このポリプロピレンブリスターパッケージ
ベース10は、内部の食塩水パッケージ溶液に浸漬した
ヒドロゲルコンタクトレンズに適合したボウル部分12
と、後方部分14を定め、ブリスターパッケージベース
の上面に接着したカバーストリップとラベル16を有す
る。
【0013】先行技術で通常見られるように、ポリプロ
ピレンブリスターパッケージベースは、固定した金型側
(A側)と射出成形プロセス時に共にクランプされる可
動金型側(B側)とを備えた16個のキャビティ、マニ
ホールド金型設計で製造することができる。その後、そ
のポリプロピレンブリスターパッケージベースをセット
した後、可動金型側を外し固定金型から離して16個の
射出成形ブリスターパッケージベースが金型キャビティ
から取り出せるようにする。
【0014】ブリスターパッケージベース10はポリプ
ロピレンから成形されることが望ましい。図3は温度関
数としてのポリプロピレンの熱流特性のグラフである。
図3は、30でシャープに出たポリプロピレンの融点を
示し、この融点は、ポリプロピレンブリスターパッケー
ジベースを射出成形するには、ポリプロピレンが溶け出
したり、あるいは垂れ落ちの問題を示すに好ましい温度
範囲を示している。このことは、射出成形作業時に狭い
温度範囲内にポリプロピレンメルト(溶融物)温度を制
御してポリプロピレンメルトの溶け出しや垂れ落ちを防
止することが必要であることを示している。
【0015】図4は16個のキャビティのホットマニホ
ールド設計40の一部分の正面図を一部、断面で示し、
また16個の金型キャビティの内の2個のキャビティ4
2、42’、1個の注入ノズル44の詳細およびこのホ
ットマニホールド金型の2カ所の温度を検知するために
配置した2個の熱電対46、48を示している。図4に
示されたこの2個のキャビティ42、42’はその温度
が2個の熱電対46、48でモニターされ、第1の熱電
対46は左のブリスターパッケージベース42の後方部
分で熱を検知し、第2の熱電対48は右のブリスターパ
ッケージベース42’のボウル部分で熱を検知するよう
に配置されている。
【0016】通常、図4に示された金型キャビティ、金
型インサートおよびノズルなどの要素(コンポーネン
ト)と、その要素の加熱、冷却については、その要素を
よく示した残りの図面を参照して以下さらに詳細に説明
する。しかしながら、図4は注入ノズル44の周囲に配
置した、図12でさらに詳細に図示された加熱コイル1
12を示し、また、注入ノズルの周囲に配置した、図1
3に更に詳細に図示された冷却されたゲートインサート
の位置を示す。冷却されたゲートインサート118は周
囲に冷却剤用の環状流路120があり、その位置で金型
の冷却をを正確に制御している。図4はまた図10と図
11にさらに詳細に示され、成形されるボウル部分のキ
ャビティを形成する上下ボウルインサート94、96の
配置を示す。
【0017】図5はホットマニホールド設計のホットラ
ンナーシステムの詳細を示す。50のポリプロピレン押
し出し成形機は、溶融ポリプロピレンをホットランナー
を通して押し出し、ホットランナーシステムの初めの流
れは、図5に示すように52のホットマニホールド設計
の中央を通り、54と56で左右に、また前後に(図示
せず)、また58で下方に分かれ、各々が図4に示した
金型キャビティと同様の4列で4個の金型キャビティを
有する16個の金型キャビティの対称配置まで達する。
図5はまたポリプロピレンホットランナーシステムを加
熱する高電圧(220v)450ワットヒーター要素5
9も示している。
【0018】図6は、最初は198℃(212.5℃)
の平均溶融温度の溶融ポリプロピレンが2個の加熱され
た注入ノズル44を通り、45℃平均溶融温度の2個の
冷却されたブリスターパッケージベース金型キャビティ
42内に流れる溶融ポリプロピレンの流れ60を示す。
2個の冷却用通路120、102が示されており、ゲー
トインサート118周囲の第1の冷却剤環状流路120
は、ブリスターパッケージの後方部分の注入ノズル44
の周囲に配置され、第2の冷却剤環状流路102は、金
型の上部ボウルインサート部分を通して配置される。金
型の底部ボウルインサート部分を通る第3の冷却剤流路
は図6に示されていない。これらの通常の温度では1サ
イクルの時間が約7.0秒である。
【0019】図7はホットマニホールド金型設計を冷却
するための閉鎖ループ冷却システムを示す。図7は、ス
テンレス鋼製高温水ポンプ70からゾーン1の第1ソレ
ノイド作動金型供給バルブ71まで、ゾーン2、回路1
の第2ソレノイド作動金型供給バルブ71’まで、そし
てゾーン2、回路2の第3ソレノイド作動金型供給バル
ブ71”までの冷却剤回路を示す。冷却剤は第1バルブ
71からゾーン1の供給インラインマニホールド72ま
で流れ、そして4つの出力を通して4つの冷却路まで流
れる。冷却剤は第2バルブ71’からゾーン2、回路1
の供給インラインマニホールド72’まで流れ、そして
4つの出力を通して4つの冷却路まで流れる。そして同
様に、ゾーン2、回路2の場合は、ゾーン2、回路2の
インラインマニホールド72”を介し4つの出力を介し
て4つの冷却路まで流れる。冷却剤は12の戻りライン
を介して各々フロータービンとリモートフローセンサー
を備えた12のマニュアル戻り遮断シャフトバルブ73
に戻り、そこから水ポンプで再循環されるステンレス鋼
製冷却剤タンク74に戻る。ゾーン1用の第1温度セン
サー75、ゾーン2、回路1用の第2温度センサー7
5’およびゾーン2、回路2用の第3温度センサー7
5”の3個のセンサーが設けられている。各温度センサ
ーは、各ソレノイド作動バルブ73用のゾーンコントロ
ールシステム76、76’76”への入力を備えてい
る。フローモニター77は毎分1ガロン(GPM)のモ
ニター信号をゾーン2、回路2に送る。
【0020】冷却剤はソレノイドバルブ73から戻り、
シェルとチューブ熱交換器78を通して流れる。その熱
交換器78では、完全フロー温度コントローラー水節約
装置バルブ79を介して供給され、戻る冷却器(チラ
ー)溶液により冷却剤を選択された適正な温度に冷却す
る。完全フロー温度コントローラー水節約装置バルブ7
9は、冷却剤タンクのフロート安全スイッチに取り付け
た温度センサー80で制御される。閉鎖ループの冷却剤
の圧力は、圧力ゲージ82でモニターされ冷却剤ポンプ
70の閉鎖ループ下流の調節可能な圧力バルブ81で制
御される。その冷却システムはまた、圧力ゲージ84を
同様に有するバイパスフィルター83を備えている。
【0021】図8は16個のキャビティ金型設計の冷却
システムの詳細をさらに示す。図8は冷却剤コンソール
86から金型の固定側87に、また金型の可動側88へ
の冷却剤の流れを示している。金型の固定側87で供給
ゾーン1、回路1と2用の6本の供給管を有する供給マ
ニホールド90につながった第1の供給ホース89と、
金型の可動側で供給ゾーン2用の4本の供給管を有する
供給マニホールド90’につながった第2の供給ホース
89’の2本の供給ホース89、89’は、冷却剤を供
給する。ゾーン1の冷却剤は、ゾーン1の個別の冷却剤
回路1と2を介して流れ、ゾーン1、回路1および2か
ら、戻りマニホールド91、91aに戻る。ゾーン2の
冷却剤は、ゾーン2、4本の戻りホースを介してもどり
マニホールド91’に流れ、次に戻りホースを介して冷
却用コンソールに戻る。冷却用コンソール86は3つの
ゾーンの冷却剤の流れをモニターし制御するための装置
を有し、図7に示した要素70、71、73、74、7
6、77、78、79、80、81、82および83を
内部に含む。図9は雄プラグと雌ソケットを備えたカッ
プリングを有する冷却用ホースを示す。
【0022】図9は、ボウルのキャビティを形成する金
型の上下ボウルインサート94、96のアセンブリを示
し、そこからの冷却剤の流路を示す。図10と図11
は、図4と図9に示したように、ボウルのキャビティを
形成する上下ボウルインサート94、96のそれぞれ2
つの別個の図である。
【0023】上のボウルインサート94の冷却剤は、上
キャビティ金型94の右側の冷却剤通路98を介し、上
キャビティ金型94のフロー(流れ)の開口100を介
し、上キャビティ金型94の冷却剤中央通路102内
に、それからフローの開口100の左の部分と冷却剤9
8の左の部分を介して流れる。中央の冷却剤通路102
は、入口フロー開口100と、出口フロー開口100の
間の中央仕切り(パーティション)103がある。その
中央仕切り103は中央の冷却剤通路102のほとんど
底まで達し、冷却剤をその底まで下方に流す。
【0024】同様に、下ボウルインサート96のこの冷
却剤は、下ボウルキャビティ96の左側の冷却剤通路1
06を介して流れ、下ボウルインサート96周囲に作ら
れた環状冷却用通路108に入り、それから冷却剤通路
106の左の部分を通って流出する。
【0025】CuZn30(70%Cuと30%Zin
cの合金)の形態の真鍮が、インサート94と96のよ
うな光学特性インサートを無電解ニッケルめっきとダイ
ヤモンド研削による製造に伝統的に使用されている。
【0026】広範囲な研究と開発の後、本発明は、Ni
めっきし、次にダイヤモンド研削をして光学特性仕上げ
を有する金型インサートを製造する合金Ampco 940で
構成した光学特性インサートを開発した。Ampco 940
はAmpco メタル社で開発した合金であり、約96.4%
Cu、2.5%Ni、0.7%Siおよび0.4%Cr
を含有する。
【0027】以下のチャートはAmpco 940(AMPCO94
0)と金型インサートを最もよく製造するのに使用した
材料の熱伝導率の比較を示した。 熱伝導率 (BTU/ft/hr/ft2/oF) AMPCO 940 125 H-13 17 AISI 6150 27 STAVAX 14 VASCOMAX 14.6 BRASS(CuZn30) 70 NO 94 30 Ampco 940の光学特性インサートは、射出成形サイク
ル時間を短縮し、良好な機械的強度を与え、インサート
の寿命を改良し、光学仕上げを与える。
【0028】Ampco 940合金は、機械加工が容易で、
基板と無電解Ni層との間の接着性が良好で、ダイヤモ
ンドカッターで研削して光学仕上げを得ることができ、
変形しないで射出成形プロセス時にかけられる極端に高
い圧力(8000〜14,000psi)に耐えるのに十分
な機械的強度があり、しかも高い熱伝導性を有してい
る。
【0029】Ampco 940からなる光学特性インサート
を、Ampco 940ロッドを特定の形状にダイヤモンド研
削することによりブランクを製造し、次に、そのAmpco
940ブランクを厚さが120ないし200μmに無電
解Niめっきし、それからそのめっきしたブランクをダ
イヤモンド研削して光学的特性仕上げ金型インサートを
製造して最終寸法(残りのNi厚さが約80μm)にす
ることによって製造した。
【0030】図12は、図5の円12の詳細を示す各注
入ノズル44の詳細図であり、狭い温度範囲内に加熱し
た溶融ポリプロピレンを維持するための加熱コイル11
2を示す。各注入ノズル44にはニードルバルブ注入通
路116のその下部が末端になる中央ポリプロピレン流
路116がある。各注入ノズル44はハウジング117
内に配置、支持される。
【0031】図13は各注入ノズル44のゲートインサ
ート118の個別の図であり、入口冷却剤流路119、
その周囲の環状冷却剤流路120および出口冷却剤流路
121を備えた各々真鍮製のゲートインサート118の
詳細な構造を示す。冷却剤は入口流路119から入り、
環状冷却剤流路120を下向きに流れ、その後、出口流
路121を上方に流れる。
【0032】図14は、140の主要ブロックへの入口
からA側の主要金型ブロックを冷却するための4つの平
行流路142を通る4つの冷却剤流路と144の主要ブ
ロックからの戻りからなる第1冷却回路を示す。図14
はまた、146の入口から102(図9)の上ボウルイ
ンサートを通る4つの冷却剤流路と、149の出口への
冷却剤の戻りからなる第2冷却回路も示している。
【0033】図15は、冷却剤入口通路152から4つ
の入口通路119を通り、4個のキャビティゲートイン
サート118周囲の4つの環状冷却用通路120までの
4つの冷却剤流路と、冷却剤出口通路154までの12
1の戻り冷却剤流路も示している。
【0034】図16は160の主要ブロックへの入口か
らB側の主要金型ブロックを冷却するための平行流路1
62を通る4つの冷却剤流路と、164の主要ブロック
からの冷却剤の戻りからなる第1冷却回路を示す。図1
6はまた、4個の下ボウルインサート96の各々の周囲
の108の4つの環状冷却剤通路(チャンネル)と16
9の戻り冷却剤通路に通じる166の冷却剤入口通路か
らなる第2冷却回路を示している。
【0035】本発明は、金型のパルス調整冷却システム
を使用するオンディマンドの速サイクル射出成形システ
ムを提供する。パルス調整冷却技術は射出成形機と金型
の温度制御に応用されており、冷却水の流れにパルスを
与えたり、金型を制御する種々の方法を使用する。
【0036】本発明のパルス調整金型温度制御システム
は、フィードフォワードあるいはフィードバック制御を
実施することができるプロセス制御器を使用する。パル
ス調整冷却で達成される金型温度制御の精度は優れてい
ることがわかった。図17は、従来の連続フロー(流)
冷却システムを有する射出成形システムの作業の成形サ
イクルを中断するための温度対時間のグラフBと、パル
ス調整冷却システムを有する本発明の射出成形システム
の作業の成形サイクルを中断するための温度対時間のグ
ラフAを示す。射出成形サイクルを従来の金型冷却技術
で中断すると、10℃の温度低下を経験したが、パルス
調整金型冷却では、金型温度が1℃だけ低下した。成形
サイクルを中断あるいは停止した時、金型温度を正確に
制御する能力が良好なオンディマンド射出成形を行なう
重要な要素であることがわかった。
【0037】パルス調整冷却システムでは、各々の成形
サイクル時にメルト(溶融物)の熱入力は、好ましい熱
平衡の状態となるように金型充填直後に生じる時間の位
相ずれを起こした(遅れた)冷却パルスが合わせる。成
形サイクル時: 1.ホットメルト(ショット)を金型キャビティ内に注
入し、熱がさめた金型表面に接触させる。連続的に流れ
る冷却媒体では強制勾配は発生しない。成形表面は温度
が高く「スパイク」し、それにより、光沢がよく表面仕
上げが良好になる。 2.金型表面直下に配置された温度センサーは、メルト
により生じた温度上昇を測定する。
【0038】3.マイクロプロセッサーベースの制御器
(コントローラー)は、金型/メルト温度/体積の関係
の熱分布(プロファイル)を分析し、パルスを測定した
冷却媒体の金型冷却用チャンネル内への注入を制御す
る。この冷却パルスは除去すべき熱量に合わせて熱バラ
ンスを維持し、良好な成形品を製造する。 4.キャビティを充填し、ゲートを固定する。 5.冷たい水のパルス(高い△tの冷却機)はその成形
品の冷却を制御する。その表面は、成形品面を急冷して
それにより成形品表面に「外皮層形成」を行なう。これ
は表面の引け(シンク)を減らし、成形品の内部を収縮
して除去する(肉厚部のボイドを除去する)。
【0039】パルス調整冷却プロセスにより短縮サイク
ル時間(通常、10%ないし25%)で高品質成形品と
なる。金型表面温度が急速に、無制限に上がることによ
り高品質成形品面外観が得られる。冷却パルスの高い△
tで生じる温度の急速低下により成形品面に急速に外皮
層を形成し、余分な熱を素早く取り除く。冷却パルスに
続いて、熱勾配が無くなる時間となる熱勾配消失時間が
続き、それにより均一なゲートと次にサイクルの成形表
面温度となる。
【0040】パルス調整冷却システムでは「入口(イ
ン)」と「出口(アウト)」の水ライン近くの成形表面
に最小温度差がある。熱勾配を無くすため、成形品は高
い均一性と僅かなストレスで製造される。大きくしたプ
ロセス窓により成形品品質が改良されるか、成形サイク
ル時間が短縮するか、またその両方を組み合わせたもの
になる。サイクル熱入力(メルト)をサイクルの冷却パ
ルスで合わせるため、金型の熱勾配が無くなり平衡にな
る。
【0041】金型温度のドリフトは、冷却剤制御バルブ
の作動が自動的に時機合わされて余分な熱量に見合う調
整冷却パルスを生じるために無くなる。冷却パルスは
0.1秒程度に短くあるいは成形サイクルの100%以
下がよい。
【0042】図18はパルス調整冷却システムの動作原
理を示す具体的なグラフである。ピーク180は金型を
充填した時の成形サイクルの点である。勾配182での
温度上昇は急速な無制限の金型表面温度上昇を示し、高
品質成形品表面外観を作る。勾配184での温度低下は
冷却パルスの高い△tからの急速な温度低下を示し、そ
れにより成形品の表面に急速に外皮層が形成され、しか
も素早く余分な熱が除かれる。
【0043】図18ではQ1はメルト(溶融物)の熱を
示し、Q2は冷却パルスを示し、t1はバルブ反応時間
を示し、t2はバルブ開放時間を示し、t3は勾配消失
時間を示し、t4は全体のサイクルを示す。
【0044】オンディマンド成形では6秒、10分、あ
るいは30分のサイクル時間を行なう能力は、得られる
成形パッケージに対して寸法あるいは機械的特性を何ら
変えなくとも可能である。このことはパルス冷却(金型
温度の制御)とゲート冷却の統合のため可能になる。
【0045】本発明のオンディマンド速サイクル一括金
型の実施態様と変形が幾つか本明細書に詳細に記載され
ているが、本発明の開示と教示によって当業者に別の多
くの設計を示唆することは明かなはずである。
【0046】本発明の具体的な実施態様は以下の通りで
ある。 (1)前記電気加熱システムは、208〜220Vで作
動する高電圧ヒーターを有して前記ホットランナーシス
テムを加熱し、応答時間を短縮し、温度制御を最適にす
る請求項1に記載のオンディマンド速サイクル金型シス
テム。 (2)前記注入ノズルは、周りを覆う電気加熱コイルで
加熱される請求項1に記載のオンディマンド速サイクル
金型システム。 (3)前記注入ノズルを囲み、冷却剤流路を内部に有す
る高い熱伝導度のゲートインサートを備えて金型温度制
御を正確にし、成形品の化粧外観を改良する、請求項1
に記載のオンディマンド速サイクル金型システム。 (4)前記ゲートインサートは、前記注入ノズル周囲に
環状冷却剤流路を有する実施態様(3)に記載のオンデ
ィマンド速サイクル金型システム。
【0047】(5)前記金型は、約96.4%Cu、
2.5%Ni、0.7%Si、および0.4%Crの合
金で構成された少なくとも1個の光学特性インサートを
有し、そのインサートはニッケルめっきされ、その後、
ダイヤモンド研削して光学特性仕上げを有する金型イン
サートを製造する請求項1に記載のオンディマンド速サ
イクル金型システム。 (6)前記金型は成形されるボウルの上面を定める上ボ
ウルインサートと成形されるボウルの下面を定める下ボ
ウルインサートを有する請求項1に記載のオンディマン
ド速サイクル金型システム。 (7)前記上ボウルインサートと前記下ボウルインサー
トは、約96.4%Cu、2.5%Ni、0.7%S
i、および0.4%Crの合金で構成された少なくとも
1個の光学特性インサートを有し、そのインサートはニ
ッケルめっきされ、その後、ダイヤモンド研削して光学
特性仕上げを有する金型インサートを製造する実施態様
(6)に記載のオンディマンド速サイクル金型システ
ム。
【0048】(8)前記上ボウルインサートは、前記上
ボウルインサートを冷却するために内部中央に延びる実
施態様(6)に記載のオンディマンド速サイクル金型シ
ステム。 (9)前記下ボウルインサートは、前記下ボウルインサ
ートを冷却するために、前記下ボウルインサートを囲む
環状流路を有する実施態様(6)に記載のオンディマン
ド速サイクル金型システム。 (10)前記金型システムは、射出成形ポリプロピレン
ブリスターパッケージベースを製造し、そのベースの各
々は製品を包装するために適合されるボウル部分と後方
部分を形成する実施態様(6)に記載のオンディマンド
速サイクル金型システム。 (11)前記金型システムは、射出成形ポリプロピレン
ブリスターパッケージベースを製造し、そのベースの各
々は製品を包装するために適合されるボウル部分と後方
部分を形成する請求項1に記載のオンディマンド速サイ
クル金型システム。
【0049】(12)前記金型システムは、前記ブリス
ターパッケージベースの後方部分で温度を検知するため
に配置した第1熱電対と、前記ブリスターパッケージベ
ースのボウル部分で温度を検知するために配置した第2
熱電対の少なくとも第1、第2熱電対でその温度がモニ
ターされる実施態様(11)に記載のオンディマンド速
サイクル金型システム。 (13)前記金型は、16個のキャビティ、射出成形プ
ロセス時に共にクランプされる固定金型側と可動金型側
を有するホットマニホールド金型を含み、成形品をセッ
トした前記可動金型側を外し、前記固定金型側から離し
て前記射出成形品を前記金型キャビティから取り出せる
請求項1に記載のオンディマンド速サイクル金型システ
ム。 (14)前記ホットランナーシステムの最初の流れは前
記金型システムの中央にあり、左右にまた前後にそして
4個の金型キャビティの4列の16個の金型キャビティ
の対称配置まで下向きに分かれる実施態様(13)に記
載のオンディマンド速サイクル金型システム。
【0050】(15)前記成形品はポリプロピレンから
射出成形され、前記ポリプロピレンメルト温度は、狭い
温度範囲内に制御されて射出成形作業時にポリプロピレ
ンメの溶け出しや垂れ落ちを防止する請求項1に記載の
オンディマンド速サイクル金型システム。 (16)前記パルス調整冷却システムは、冷却剤を複数
の冷却ゾーンの複数のソレノイド作動金型供給バルブま
で供給するための冷却剤ポンプを有し、前記冷却剤は前
記複数の供給バルブから各々複数の冷却剤流路を有する
複数の供給インラインマニホールドまで流れる請求項1
に記載のオンディマンド速サイクル金型システム。 (17)前記冷却剤は、戻りラインを介して各々がフロ
ータービンとリモートフローセンサーを備えた複数のマ
ニュアル戻り遮断バルブまで戻り、そこから冷却剤ポン
プで再循環される冷却剤タンクまで戻る実施態様(1
6)に記載のオンディマンド速サイクル金型システム。
【0051】(18)複数の温度センサー、各々の冷却
ゾーン用の温度センサーを有し、各温度センサーは各ソ
レノイド作動バルブのゾーン制御システムへの入力を設
ける実施態様(16)に記載のオンディマンド速サイク
ル金型システム。 (19)前記冷却剤は、シェルとチューブ熱交換器を介
して流れ、この熱交換器では前記冷却剤が、温度センサ
ーで制御される温度制御バルブから供給され、戻る冷却
器(チラー)溶液により選択温度に冷却される実施態様
(16)に記載のオンディマンド速サイクル金型システ
ム。 (20)前記パルス調整冷却システムは、金型/メルト
温度/体積の関係の熱分布を分析するマイクロプロセッ
サーベースの制御器を有し、測定したパルスの冷却媒体
の金型冷却チャンネル内への注入を制御する請求項1に
記載のオンディマンド速サイクル金型システム。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るオン
ディマンド速サイクル金型システムよれば、ゲートイン
サートの設計により金型温度が正確に制御され、成形し
たパッケージの化粧外観が向上した。またニードルバル
ブを使用することによってサイクル時間が短縮し、成形
性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により成形できるポリプロピレンブリス
ターパッケージベースの上面図である。
【図2】本発明により成形できるポリプロピレンブリス
ターパッケージベースの側面断面図である。
【図3】温度の1関数としてのポリプロピレンの熱流特
性のグラフ図であり、ポリプロピレンのシャープに出た
融点、従って狭い温度範囲内にポリプロピレンメルト温
度を制御して射出成形作業時にポリプロピレンメルトの
溶け出しや垂れ落ちを防止する必要性を示す。
【図4】16個のキャビティ、ホットマニホールド設計
40アセンブリの一部分の正面図を一部、断面で示す図
であり、また16個の金型キャビティの内の2個のキャ
ビティ、1個の注入ノズルの詳細およびこのホットマニ
ホールド金型の2カ所の温度を検知するために配置した
2個の熱電対を示す。
【図5】ホットマニホールド設計のホットランナーシス
テムの詳細を示す図である。
【図6】各金型キャビティ周囲の2つのゾーンの冷却剤
の流れとそのゾーンの溶融プロピレンの流れも示す図で
ある。
【図7】16個のキャビティレンズトレー金型設計のホ
ットマニールド金型の閉鎖ループ冷却システムを示す図
である。
【図8】冷却システムの詳細をさらに示す図である。
【図9】ブリスターパッケージボウルのキャビティを形
成する各金型の上下ボウルインサートのアセンブリとそ
こを通る冷却剤の流れを示す図である。
【図10】図9に示したようなブリスターパッケージボ
ウルのキャビティを形成する上ボウルインサートの図で
ある。
【図11】図9に示したようなブリスターパッケージボ
ウルのキャビティを形成する下ボウルインサートの図で
ある。
【図12】図5の円12の詳細を示す各注入ノズルの詳
細図であり、狭い温度範囲内に加熱した溶融ポリプロピ
レンを維持するための加熱コイルを示す。
【図13】ゲートインサートの個別の図である。
【図14】4個の主要なキャビティインサートを介する
主要ブロックからの冷却剤流路と、4個のボウルインサ
ートを介する個別の冷却剤流路と、また主要ブロックま
での冷却剤の戻りを示す図である。
【図15】4個のキャビティインサートゲートブッシュ
周囲を通る4つの冷却剤流路と、また主要ブロックまで
の冷却剤の戻りを示す図である。
【図16】主要ブロックから4つのコアーインサートを
介する4つの冷却剤流路と4個のボウルインサート周囲
を通る個別の冷却剤流路および主要ブロックまでの冷却
剤の戻りも示す図である。
【図17】従来の連続フロー(流)冷却システムを有す
る射出成形システムの作業の成形サイクルを中断するた
めの温度対時間のグラフBと、パルス調整冷却システム
を有する本発明の射出成形システムの作業の成形サイク
ルを中断するための温度対時間のグラフAを示す図であ
る。
【図18】本発明で実施されたパルス調整冷却システム
の動作原理を示すグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ウー アメリカ合衆国、32256 フロリダ州、ジ ャクソンビル、ベンサレム・ドライブ 8994 (72)発明者 スコット・エフ・アンセル アメリカ合衆国、32256 フロリダ州、ジ ャクソンビル、コイウッド・ドライブ 7507 (72)発明者 カール・クロエ・ジュニア アメリカ合衆国、32223 フロリダ州、ジ ャクソンビル、プランテーション・オーク ス・ドライブ 1731 (72)発明者 ヴィクター・ルスト アメリカ合衆国、32257 フロリダ州、ジ ャクソンビル、スコット・ミル・エステー ツ・ドライブ 2808 (72)発明者 ロバート・フィリップス アメリカ合衆国、32065 フロリダ州、オ レンジ・パーク、コマンシェ・アベニュー 2826

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形品を製造するためのオンディマ
    ンド速サイクル金型システムであって、少なくとも1個
    の金型と、少なくとも1本の注入ノズルに溶融プラスチ
    ックを供給するためのホットランナーシステムとを含
    み、前記金型システムを加熱、冷却の両方を行ない短い
    応答時間と最適な温度制御を与え、前記金型システムを
    冷却するためのパルス調整冷却システムを有し、前記パ
    ルス調整冷却システムの作動では、各成形サイクル時
    に、前記金型に溶融プラスチックを充填した後、前記溶
    融プラスチックの熱入力の時機を合わせた冷却剤のパル
    スで合わせ、その後、前記金型の熱勾配を無くして平衡
    にし、それにより前記溶融プラスチックを一層均一に冷
    却して、ストレスが減少し寸法が一致し良好な表面外観
    を有する成形品とし、前記金型システムを加熱するため
    の電気加熱システムと前記金型システム内部に取り付け
    た複数の温度センサーとを含み、前記温度センサーを前
    記パルス調整冷却システムを介して冷却剤の流れを制御
    するために制御ループで使用し、それによりサイクル時
    間が短縮し、成形性が改良される、オンディマンド速サ
    イクル金型システム。
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