JPH10180018A - 磁気分離装置 - Google Patents

磁気分離装置

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JPH10180018A
JPH10180018A JP8344068A JP34406896A JPH10180018A JP H10180018 A JPH10180018 A JP H10180018A JP 8344068 A JP8344068 A JP 8344068A JP 34406896 A JP34406896 A JP 34406896A JP H10180018 A JPH10180018 A JP H10180018A
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JP
Japan
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magnetic
flow
fluid
flow path
separation device
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Application number
JP8344068A
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English (en)
Inventor
Shigenori Fujiwara
重徳 藤原
Niro Tamura
仁郎 田村
Yumiko Jumonji
優美子 十文字
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】流体の流れを停止することなく、磁性粒子の取
り出しを連続的な処理として行う。 【解決手段】マグネット2から流路内に強力な磁場をか
け、その磁場領域内に磁気フィルター6を設け、この磁
気フィルター6で流体中に流れてくる磁性粒子4を捕捉
するものにおいて、磁気フィルター6は複数のフィルタ
ーエレメント6aから構成され、これらのフィルターエ
レメント6aを流路と略平行に配置するとともに、これ
らのフィルターエレメントの流体下流側の終端部を流路
中に収束するように配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子炉にお
ける冷却材の磁性粒子を除去したり、ガラス研磨装置に
おいて研磨材の磁性粒子である残存物を除去したりする
ため、磁気力を用いて流体中の磁性粒子を捕捉して流体
から分離する磁気分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気分離装置は、流体内に磁気
フィルターを設け、この磁気フィルターフィルターの磁
気力により流体中に流れてくる磁性粒子を捕捉させて流
体中から取り出すようにしている。
【0003】図8は従来の磁気分装置を示す構成図であ
る。図8に示すように、液体,気体などの流体が流れる
パイプ1の外周側には、流路内に強力な磁場をかけるマ
グネット2が配置される一方、パイプ1の流路中には磁
性線を格子状に形成したフィルターマトリックス3が配
置されている。
【0004】このように構成された磁気分離装置におい
て、パイプ1内に矢印A方向から磁性粒子4と非磁性粒
子5が流体中に混在して流れてくると、非磁性粒子5は
フィルターマトリックス3を通過して矢印Bの方向に流
れるものの、磁性粒子4のみがフィルターマトリックス
3に捕捉される。したがって、流体中から磁性粒子4を
取り出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の磁気分離装置では、流路中を流れる磁性粒子4
をフィルターマトリックス3により捕捉して全体の流れ
から取り除くことはできるものの、構成からの制約上、
フィルターマトリックス3に捕捉された磁性粒子4を流
体の流れの中から取り出すには、一度流体の流れを止め
てフィルターマトリックス3をその流れの中から取り出
して、フィルターマトリックス3と共に磁性粒子4を取
り出すか、あるいは流れの中でフィルターマトリックス
3に磁性粒子4を捕捉させたままの状態で、フィルター
マトリックス3に付加している外部からの磁場をなく
し、フィルターマトリックス3の磁性をなくして捕捉し
ている磁性粒子4を解放させるしかなかった。
【0006】このため、流路中から磁性粒子4を取り出
すには、バッチ処理しか行うことができず、連続的な処
理が不可能であった。その結果、処理効率が低く、処理
時間が長くなるという問題点があった。
【0007】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、流体の流れを停止することなく、磁性粒子の取
り出しを連続的な処理として行うことが可能な磁気分離
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、流体が流れる流路内にマ
グネットから強力な磁場をかけ、その磁場領域内に磁性
を有する磁気フィルターを設け、この磁気フィルターで
前記流体中に流れてくる磁性粒子を捕捉する磁気分離装
置において、前記磁気フィルターは複数のフィルターエ
レメントから構成され、これらのフィルターエレメント
を流路と略平行に配置するとともに、これらのフィルタ
ーエレメントの流体下流側の終端部を流路中に収束する
ように配置したことを特徴とする。
【0009】請求項2は、請求項1記載の磁気分離装置
において、それぞれのフィルターエレメントの表面に四
フッ化エチレン樹脂をコーティングしたことを特徴とす
る。
【0010】請求項3は、請求項1記載の磁気分離装置
において、それぞれのフイルターエレメントの太さを、
流路中の流体上流側では細く、かつ下流部にいくに従っ
て太く形成したことを特徴とする。
【0011】請求項4は、請求項1記載の磁気分離装置
において、各フィルターエレメントの終端部は、流路内
でマグネットが配置された領域より外れた部分に配置さ
れたことを特徴とする。
【0012】請求項5は、請求項1記載の磁気分離装置
において、磁場を発生するマグネットの磁場強度を時間
的に任意に変化させることを特徴とする。
【0013】請求項6は、請求項1記載の磁気分離装置
において、それぞれのフイルターエレメントが配置され
た流路の流体上流側に、前記各フイルターエレメントに
対する流体の流れが旋回流となるように旋回流発生手段
を設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は本発明に係る磁気分離装置の一実施
形態の要部を示す構成図である。なお、従来の構成と同
一または対応する部分には図8と同一の符号を用いて説
明する。
【0016】図1に示すように、パイプ1はステンレス
鋼などの非磁性体から製造され、その流路内に矢印A方
向に磁性粒子4,非磁性粒子5が混在した液体,気体な
どの流体全体の流れがある。このパイプ1の外周側に
は、流路内に強力な磁界を発生させるためのマグネット
2が配置されるとともに、パイプ1の流路内の磁場領域
内に磁気フィルター6を構成する多数のフィルターエレ
メント6aが配置されている。
【0017】各フィルターエレメント6aは、磁性を有
する線材からなり、図1に示すように前側が流路中の流
体の流れに略平行であって流路内に均一に設置されてい
る一方、後側が流体の流れの下流側に向かうに従って流
路中央部に収束して集められるように配置されている。
つまり、これらのフィルターエレメント6aの流体下流
側の終端部は流路中の一部に収束するように配置されて
いる。そして、各フィルターエレメント6aが収束する
終端部近傍には、捕捉した磁性粒子4を外部へ引き出す
ための引き出しパイプ7が設けられている。
【0018】次に、上記実施形態の作用を説明する。
【0019】流体中の磁性粒子4は、流路中に配置され
たそれぞれのフィルターエレメント6aに巻き付くよう
に捕捉される。この時、磁性粒子4の各フィルターエレ
メント6aへの捕捉力を適切に設定しておけば、捕捉さ
れた磁性粒子4は各フィルターエレメント6aに巻き付
くようにして流路内を流れて各フィルターエレメント6
aが収束している終端部へ向かって流れていく。
【0020】この終端部近傍に引き出し用パイプ7が設
けられていることから、この引き出し用パイプ7への流
れに従って磁性粒子4の流れは、矢印C方向を通って外
部に取り出される。一方、非磁性粒子5は、それぞれの
フィルターエレメント6aに捕捉されて巻き付くような
ことはないので、流路中でそのまま直進して流れ、取り
出しパイプ7以降の流れとなって、磁性粒子4が含まれ
ない矢印B方向の流れとなる。
【0021】なお、本実施形態では、それぞれのフィル
ターエレメント6aの終端部を流路中央に収束させ、そ
の終端部近傍に外部への引き出し用のパイプ7を配設し
たが、それぞれのフィルターエレメント6aの終端部
は、流路の端部に集めるようにしてもよく、またフィル
ターエレメント6aの終端部を流路から外部に引き出す
ようにしてもよい。
【0022】このように本実施形態の磁気分離装置で
は、流路中に設けた磁気フィルター6の各フィルターエ
レメント6aに磁性粒子4を固定的に捕捉させるのでは
なく、流路中で各フィルターエレメント6aに沿った方
向に磁性粒子4を流すようにするとともに、磁性粒子4
をその流れの中の一部に収束させるようにしている。こ
れにより、流路中に存在する磁性粒子4を磁気フィルタ
ー6を構成する複数のフィルターエレメント6aにより
捕捉することができ、かつ磁性粒子4を流路中の一部に
収束させることができる。
【0023】したがって、流路中の一部に磁性粒子4を
収束させることができれば、その部分の流れを引き出し
用パイプ7を通じて外部に引き出すことにより、全体の
流れの中から磁性粒子4を外部に取り出すことができ
る。その結果、流路の流れを止めることなく、連続的な
流れの中から磁性粒子4を外部に取り出すことができ
る。
【0024】なお、本実施形態において、それぞれのフ
ィルターエレメント6aの表面に四フッ化エチレン樹脂
をコーティングすれば、捕捉した磁性粒子4をフィルタ
ーエレメント6a表面に固着させるのを未然に防止する
ことができる。
【0025】図2(A)は本発明に係る磁気分離装置の
一実施形態の第1変形例におけるフィルターエレメント
を示す説明図である。なお、前記実施形態と同一の部分
には同一の符号を付して説明する。以下の各変形例でも
互いに同一の部分には同一の符号を付して説明する。
【0026】この変形例のフィルターエレメント8は、
流路中の流体上流側ではフィルターエレメント8を構成
する磁性線の線径が細く、流体下流側にいくに従って磁
性線の線径が太くなるように形成されている。また、フ
ィルターエレメント8は、マグネット2が配置されてい
る領域よりもやや外側まで先端および終端が達するよう
に配置されている。
【0027】ここで、フィルターエレメント8周辺の磁
性粒子4に働く磁気力Fm〔N〕の関係式を下記の式
(1)に示す。
【0028】
【数1】Fm=V・μ0 P ・▽He …(1) ここで、Vは磁性粒子4の体積〔m3 〕、MP は磁化の
大きさ〔A/m〕、▽He は磁界勾配〔A/m2 〕であ
る。この式(1)から分かるように、磁性粒子4に働く
磁気力は、磁性粒子4の体積,磁性粒子4の磁化の大き
さ、そしてその場の磁界勾配にそれぞれ比例することが
分かる。
【0029】そして、この磁界勾配は円筒座表系におい
て、磁性線を中心として下記の式(2)のように表され
る。
【0030】
【数2】 ここで、H0 は印加磁場、aは磁性線の半径、Ms は磁
性線の飽和磁化、μは磁性線の透磁率である。式(2)
によれば、磁場勾配は磁性線の半径の2乗に比例する項
を持つことが分かる。
【0031】そこで、−般的な電磁石で発生されるソレ
ノイド磁場の状態を図2(B)に示す。ソレノイド磁場
の特徴はマグネットのコイルの中央でその発生する磁場
が最大となり、コイルの端で磁場強度Hが中央部の1/
2になり、外部にいくに従い急激に磁場強度Hが低くな
る。
【0032】この磁場分布の形状とフィルターエレメン
トの形状から式(1),式(2)の関係を用いて磁場勾
配とそれから発生する磁性粒子に働く磁気力を計算した
結果を図2(C)に示す。
【0033】これによれば、流路中の流体上流側では、
磁性粒子4に捕捉力が強く作用し、磁性粒子4を拘束す
るが、その下流側での終端にいくに従って徐々に捕捉力
が低下し、終端部で磁性粒子4が解放されるようになる
ことが分かる。
【0034】このように第1変形例におけるフィルター
エレメント8によれば、流路中の流体上流側ではフィル
ターエレメント8を構成する磁性線の線径が細く、流体
下流側にいくに従って磁性線の線径が太くなるように形
成されているので、フィルターエレメント8の終端部で
磁性粒子4を解放することができる。
【0035】また、第1変形例におけるフィルターエレ
メント8によれば、マグネット2が配置されている領域
よりもやや外側まで先端および終端が達するように、す
なわちフィルターエレメント8の終端部が流路内でマグ
ネット2が配置された領域より外れた部分に配置されて
いるので、フィルターエレメント8の終端部での磁性粒
子4の解放をさらに補助することができる。
【0036】図3は本発明に係る磁気分離装置の一実施
形態の第2変形例を示すタイミングチャートである。こ
の第2変形例では、フィルターエレメント8に発生させ
る磁場勾配の強度を調整するため、マグネット2を電磁
石とし、その電磁石に流す電流をパルス状に設定するこ
とにより、発生する磁界強度をパルス状に変化させる。
これにより、フィルターエレメント8上での磁界勾配を
パルス状に変化させるようしている。
【0037】すなわち、図3に示すように磁場強度B
は、ある程度の強度(ベース磁場強度)Bbを保ちなが
ら、パルス的にピーク磁場強度Βaを時間taだけ保つ
ようにする。その後の時間tbはベース磁場強度Bbが
維持される。したがって、磁場強度Bは、完全に0にな
ることはないので、磁性粒子4はフィルターエレメント
8から完全に解放されることはない。
【0038】この時の磁性粒子の動きを図4に模式的に
示している。図4に示すように磁性粒子4は、磁場強度
が高い時間taにはフィルターエレメント8表面上に堅
固に捕捉されて流路中で動かなくなる場合があるが、磁
場強度が落ちている時間tbにはフィルターエレメント
8に緩く捕捉されて流路中で流れに押し流され、磁性粒
子4はフィルターエレメント8表面上で移動することに
なる。
【0039】これがパルス磁場の印加により継続的に生
じて、磁性粒子4は流路中でフィルターエレメント8の
表面上を流れるように流路の下流側の終端部へ向かつて
行く。これにより、磁性粒子4はフィルターエレメント
8表面に固定されることなく、適切にフィルターエレメ
ント8の終端部に集められていく。
【0040】このように第2変形例によれば、磁場を発
生するマグネット2の磁場強度を時間的に任意に変化さ
せることにより、流路中での磁性粒子4の捕捉、解放を
繰り返し行わせることができる。
【0041】ここで、さらに図4中に示すように、流体
の流れを旋回流9としてフィルターエレメント8を周回
させるようにすると、この効果が一段と高めることがで
きる。
【0042】なお、発生するパルス状の磁場強度は、第
2変形例のように矩形波である必要はなく、図5に示し
たようなサイン波、あるいは図6に示した鋸波のような
ものであってもよく、このようなパルス波形でも同様の
効果を得ることができる。
【0043】また、上記第2変形例では、磁場強度にベ
ース磁場を持たせて磁場強度が0になることを回避した
例を示したが、流路中での流速が遅い場合や、磁性粒子
4の粒径や磁化率が大きくてフィルターエレメント6a
への捕捉力が大きい場合には磁場強度が0になっている
場合があってもよく、また磁界の向きが反転する場合が
あるようなパルス波形であってもよい。
【0044】図7は本発明に係る磁気分離装置の一実施
形態の第3変形例におけるパイプを示す斜視図である。
この第3変形例では、図4中に示すように流体の流れを
旋回流9とするものであり、この旋回流9はパイプ1内
においてフィルターエレメント8の流体上流側直前に、
旋回流発生手段としてのフィン10を配置することによ
り、簡単に発生させることができる。
【0045】このように第3変形例によれば、それぞれ
のフイルターエレメント8が配置された流路の流体上流
側に、各フイルターエレメント8に対する流体の流れが
旋回流となるようにフィン10を設けたことにより、磁
性粒子4のフィルターエレメント8に対する接触時間、
面積が増加し、流路中でフィルターエレメント8への磁
性粒子4の捕捉効率を高めるとともに、捕捉した磁性粒
子4のパルス磁場の効果による解放後の再捕捉の効率を
向上させることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、流体が流れる流路内にマグネットから強力な
磁場をかけ、その磁場領域内に磁性を有する磁気フィル
ターを設け、この磁気フィルターで流体中に流れてくる
磁性粒子を捕捉する磁気分離装置において、磁気フィル
ターは複数のフィルターエレメントから構成され、これ
らのフィルターエレメントを流路と略平行に配置すると
ともに、これらのフィルターエレメントの流体下流側の
終端部を流路中に収束するように配置したことにより、
流体中の磁性粒子を流体中で一部に収束させて集めるこ
とができ、そこから磁性粒子を流体の全体の流れの中か
ら取り出すことができる。このような処理装置であれ
ば、流体の流れを止めることなく、磁性粒子の取り出し
を連続的な処理として行うことができる。
【0047】請求項2によれば、請求項1記載の磁気分
離装置において、それぞれのフィルターエレメントの表
面に四フッ化エチレン樹脂をコーティングしたことによ
り、捕捉した磁性粒子をフィルターエレメント表面に固
着させるのを未然に防止することができ、信頼性を高め
ることができる。
【0048】請求項3によれば、請求項1記載の磁気分
離装置において、それぞれのフイルターエレメントの太
さを、流路中の流体上流側では細く、かつ下流部にいく
に従って太く形成したことにより、フィルターエレメン
トの終端部で磁性粒子を解放することができる。
【0049】請求項4によれば、請求項1記載の磁気分
離装置において、各フィルターエレメントの終端部は、
流路内でマグネットが配置された領域より外れた部分に
配置されたことにより、フィルターエレメントの終端部
での磁性粒子の解放をさらに補助することができる。
【0050】請求項5によればは、請求項1記載の磁気
分離装置において、磁場を発生するマグネットの磁場強
度を時間的に任意に変化させることにより、流路中での
磁性粒子の捕捉、解放を繰り返し行わせることができ
る。
【0051】請求項6によれば、請求項1記載の磁気分
離装置において、それぞれのフイルターエレメントが配
置された流路の流体上流側に、各フイルターエレメント
に対する流体の流れが旋回流となるように旋回流発生手
段を設けたことにより、磁性粒子のフィルターエレメン
トに対する接触時間、面積が増加し、流路中でフィルタ
ーエレメントへの磁性粒子の捕捉効率を高めるととも
に、捕捉した磁性粒子のパルス磁場の効果による解放後
の再捕捉の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気分離装置の一実施形態の要部
を示す構成図。
【図2】(A)は本発明に係る磁気分離装置の一実施形
態の第1変形例におけるフィルターエレメントを示す説
明図、(B)は−般的な電磁石で発生されるソレノイド
磁場の状態を示す図、(C)は磁場勾配とそれから発生
する磁性粒子に働く磁気力を計算した結果を示す図。
【図3】本発明に係る磁気分離装置の一実施形態の第2
変形例を示すタイミングチャート。
【図4】第2変形例において磁性粒子の動きを示す模式
図。
【図5】第2変形例の他の磁場強度を示すタイミングチ
ャート。
【図6】第2変形例の別の磁場強度を示すタイミングチ
ャート。
【図7】本発明に係る磁気分離装置の一実施形態の第3
変形例におけるパイプを示す斜視図。
【図8】従来の磁気分装置を示す構成図。
【符号の説明】
1 パイプ 2 マグネット 4 磁性粒子 5 非磁性粒子 6 磁気フィルター 6a フィルターエレメント 7 引き出しパイプ 8 フィルターエレメント 9 旋回流 10 フィン(旋回流発生手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流れる流路内にマグネットから強
    力な磁場をかけ、その磁場領域内に磁性を有する磁気フ
    ィルターを設け、この磁気フィルターで前記流体中に流
    れてくる磁性粒子を捕捉する磁気分離装置において、前
    記磁気フィルターは複数のフィルターエレメントから構
    成され、これらのフィルターエレメントを流路と略平行
    に配置するとともに、これらのフィルターエレメントの
    流体下流側の終端部を流路中に収束するように配置した
    ことを特徴とする磁気分離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気分離装置において、
    それぞれのフィルターエレメントの表面に四フッ化エチ
    レン樹脂をコーティングしたことを特徴とする磁気分離
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気分離装置において、
    それぞれのフイルターエレメントの太さを、流路中の流
    体上流側では細く、かつ下流部にいくに従って太く形成
    したことを特徴とする磁気分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の磁気分離装置において、
    各フィルターエレメントの終端部は、流路内でマグネッ
    トが配置された領域より外れた部分に配置されたことを
    特徴とする磁気分離装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の磁気分離装置において、
    磁場を発生するマグネットの磁場強度を時間的に任意に
    変化させることを特徴とする磁気分離装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の磁気分離装置において、
    それぞれのフイルターエレメントが配置された流路の流
    体上流側に、前記各フイルターエレメントに対する流体
    の流れが旋回流となるように旋回流発生手段を設けたこ
    とを特徴とする磁気分離装置。
JP8344068A 1996-12-24 1996-12-24 磁気分離装置 Pending JPH10180018A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110072625A (zh) * 2016-12-20 2019-07-30 澳大利亚赛科劳玛格私人有限公司 一种平面磁性分离器

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110072625A (zh) * 2016-12-20 2019-07-30 澳大利亚赛科劳玛格私人有限公司 一种平面磁性分离器

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