JPH10179750A - 直腸カテーテル - Google Patents

直腸カテーテル

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JPH10179750A
JPH10179750A JP8355027A JP35502796A JPH10179750A JP H10179750 A JPH10179750 A JP H10179750A JP 8355027 A JP8355027 A JP 8355027A JP 35502796 A JP35502796 A JP 35502796A JP H10179750 A JPH10179750 A JP H10179750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直腸縫合不全を確実に治癒し、人工肛門を付
けることを回避するとともに、入院期間の短縮を図り、
もって患者の苦痛を軽減することを可能とし、さらに、
直腸等を線撮影する場合、直腸カテーテルを腸内に固定
して安定を図ることにより、X線撮影を確実に行ない、
直腸等の診断を正確に行なうことができる衛生的にも優
れたカテーテルを提供する。 【解決手段】 直腸カテーテル1には、カテーテル本体
2と、カテーテル本体2の基端27に連結プラグ12で
接続されわ薬液または造影剤注入チューブ23、排泄チ
ューブ24とが形成されている。また、カテーテル本体
2先端部に、最先端と側壁に排泄口7を開口した先端キ
ャップ13を外嵌させ、カテーテル本体2の先端部外周
壁には膨縮自在なバルーン5が形成され、さらにカテー
テル本体2の外周壁で同バルーン5から所定間隔離した
位置に2つの膨縮自在なバルーン5と。同バルーン5か
ら所定間隔離して形成されたバルーン3の間に、薬液ま
たは造影剤注入路9に連通した薬液または造影剤吐出口
6をカテーテル本体2に開口させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直腸の手術後合併
症として発生する直腸縫合不全に対する治療に用いられ
る場合および直腸等をX線撮影するために、直腸に肛門
からBa液等の造影材、空気を注入し、又腸内物、造影
剤、空気を排出させる場合のいずれにおいても使用可能
な直腸カテーテルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】直腸の手術後、合併症として直腸縫合不
全が発生する場合が多い。また、従来より、直腸等をX
線撮影する際に腸内に肛門からBa液等の造影剤等を注
入するために使用される直腸カテーテルが提案されてい
る。かかる直腸カテーテルにおいては、カテーテル本体
内部にバルーンが形成されていないのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ひとた
び直腸縫合不全が発生すると、入院期間が長期化するば
かりか、人工肛門を必要とする場合がある。また、前記
直腸カテーテルにおけるように、カテーテル本体内部に
バルーンが形成されていない場合には、直腸カテーテル
が腸内にて固定されず安定されない。これにより、直腸
等を確実にX線撮影することができず、正確な診断がな
されない。本発明は前記従来における問題点を解決する
ためになされたものであり、直腸の手術後、合併症とし
て直腸縫合不全が発生した場合、カテーテル本体内部に
バルーンを形成した直腸カテーテルを腸内に肛門から挿
入し、薬液吐出口から病変部位付近に薬液を吐出するこ
とにより、直腸縫合不全を確実に治療することができ、
もって患者の苦痛を軽減することを可能とする。さら
に、直腸等をX線撮影する場合、腸内に肛門からBa液
等の造影剤等を注入するに際し、カテーテル本体内部に
形成されたバルーンにより直腸カテーテルを腸内に固定
して安定を図ることができるので、X線撮影を確実に行
なうことができ、直腸等の診断を正確に行なうことがで
きる衛生的にも優れた直腸カテーテルを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) カテーテル本体内部に薬液または造影剤注入路と
空気圧送路と腸内排泄路が配装され、カテーテル先端部
に前記腸内排泄路に連通した排泄口を有する直腸カテー
テルであって、カテーテル本体の先端部外周壁に形成さ
れた膨縮自在なバルーンと、カテーテル本体の外周壁で
前記バルーンから所定間隔離した位置に形成された少な
くとも1つの膨縮自在なバルーンとを備え、前記2つの
バルーンの間に薬液または造影剤注入路に連通した薬液
または造影剤吐出口を少なくとも1つ設けたことを特徴
とする直腸カテーテル 2) 前記2つのバルーンの間に、腸内排泄路に連通し
且つ腸内排泄物を排泄する排泄口を設けたことを特徴と
する前記1)記載の直腸カテーテルにある。
【0005】
【作用】請求項1記載に係る発明は、バルーンを収縮さ
せた状態で、直腸カテーテルの先端を肛門に挿入し、直
腸カテーテルの先端を肛門に固定させる。カテーテル本
体の外周壁に形成された少なくとも1つの膨縮自在なバ
ルーンを空気圧送路から圧送された空気で膨張させ、腸
内で固定させる。同様にして、カテーテル本体の先端部
外周壁に形成された膨縮自在なバルーンを空気圧送路か
ら圧送された空気で膨張させ、結腸上部から流下する腸
内汚物をストップさせる。さらに、薬液または造影剤注
入路内を導かれた薬液等が、2つのバルーンの間に開口
された薬液または造影剤吐出口から、病変部位に吐出さ
れる。このため、直腸縫合不全治療の場合には、直腸カ
テーテルを腸内にて固定して振動を防止し、動きの安定
を図るとともに、病変部位の汚染、細菌感染を防ぐこと
が可能となる。さらに、病変部位を洗浄、治癒すること
が可能となり、これによって、人工肛門を付けることを
回避するとともに、入院期間の短縮を図り、もって患者
の苦痛を軽減することができる。一方、直腸をX線撮影
する場合には、確実に病変部位をX線撮影し、正確な診
断を行なうことができる。請求項2記載に係る発明は、
カテーテル本体に形成されたバルーン間に、開口した腸
内排泄口から腸内排泄物を吸引し、腸内排泄路を通じて
外部へ排泄する。このため、病変部位の汚染、細菌感染
を防ぐことが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る直腸カテーテルは、
直腸の手術後、合併症として直腸縫合不全が発生した場
合、あるいは直腸等をX線撮影する場合に腸内に肛門か
らBa液等の造影剤等を注入する際等に用いられるが、
特にその用途は限定されない。カテーテル本体の先端部
外周壁に形成されたバルーンから所定間隔離した位置で
カテーテル本体の外周壁に形成された膨縮自在なバルー
ンは、主に2つ取り付けられるが、1つであってもよ
く、その数は限定されない。カテーテル本体に形成され
たバルーン間に開口された薬液または造影剤吐出口は、
1つでも複数でもよく、その数は特に限定されないが、
複数設けると、病変部位に薬液等が浸透し易く望まし
い。本発明に係る直腸カテーテルは、肛門等に衝撃の少
ないシリコンゴム、天然ゴム等、弾力性および防水性に
富む材質で製作される。本発明に係る直腸カテーテル
は、カテーテル本体内部を一体成形の仕切壁で、空気注
入路、薬液または造影剤注入路、腸内排泄路とに分離し
て製作すると、製作費が安価となり、コストの低減を図
ることができて望ましい。本発明に係る直腸カテーテル
の長さは、約350〜600mmが望ましい。また、病
変部位が位置するバルーン間の所定間隔は、約80〜1
50mmであり、好ましくは約120mmである。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る直腸カテーテル1につい
て具体化した実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に
説明する。 第1実施例(図1〜図4参照) 図1は第1実施例に係る使用時の直腸カテーテルの平面
図、図2は第1実施例に係る不使用時の直腸カテーテル
の正面図、図3は図1のA−Aにおける断面図、図4は
図1のB−Bにおける断面図である。図中1は直腸カテ
ーテル、2はシリコンゴム製のカテーテル本体、3、4
はカテーテル本体2の外周壁に形成された膨縮自在なバ
ルーン、5はカテーテル本体2の先端部外周壁に形成さ
れた膨縮自在なバルーン、6はバルーン3、5間でカテ
ーテル本体2に開口された薬液または造影剤吐出口、7
はカテーテル本体2の先端に設けられた排泄口、8aは
カテーテル本体2内部に配装されたバルーン4に空気を
送り込む空気圧送路、8bはカテーテル本体2内部に配
装されたバルーン5に空気を送り込む空気圧送路、8c
はカテーテル本体2内部配装されたバルーン3に空気を
送り込む空気圧送路、9はカテーテル本体2内部に配装
された薬液または造影剤注入路、10はカテーテル本体
2内部に配装された腸内排泄路、11は薬液または造影
剤注入突起20、腸内排泄突起21とを設けたチューブ
接続器、12は連結プラグ、13はカテーテル本体2先
端26に外嵌させる先部および周壁に排泄口7を設けた
先端キャップ、15は空気注入口、16は薬液または造
影剤注入突起、21は腸内排泄突起、23は薬液または
造影剤注入突起20に外嵌させた薬液または造影剤注入
チューブ、24は腸内排泄突起21に外嵌させた排泄チ
ューブ、25はカテーテル本体2の基端27を挿入した
分離室、26はカテーテル本体2の先端、27はカテー
テル本体2の基端、28aはバルーン4に空気を送り込
む注空口28bはバルーン5に空気を送り込む注空口、
28cはバルーン3に空気を送り込む注空口である。
【0008】まず、本実施例に係る直腸カテーテル1の
構成について図1に基づき説明する。直腸カテーテル1
には、カテーテル本体2と、カテーテル本体2の基端2
7に連結プラグ12で接続された薬液または造影剤注入
チューブ23、排泄チューブ24とが形成されている。
また、カテーテル本体2先端部に、最先端と側壁に排泄
口7を開口した先端キャップ13を外嵌させ、カテーテ
ル本体2の先端部外周壁には膨縮自在なバルーン5が形
成され、さらにカテーテル本体2の外周壁で同バルーン
5から所定間隔離した位置に2つの膨縮自在なバルーン
3、4が形成されている。また、カテーテル本体2の先
端部外周壁に形成されたバルーン5と同バルーン5から
所定間隔離して形成されたバルーン3の間に、薬液また
は造影剤注入路9に連通した薬液または造影剤吐出口6
をカテーテル本体2に開口させている。また、カテーテ
ル本体2の基端27の薬液または造影剤注入チューブ2
3、排泄チューブ24と連結プラグ12はチューブ接続
器11を介して接続されている。カテーテル本体2内部
に形成された空気圧送路8a,8b,8c、薬液または
造影剤注入路9、腸内排泄路10をカテーテル本体2基
端27でチューブとし、チューブ接続器11でそれぞれ
薬液または造影剤注入突起20、腸内排泄突起21に外
嵌させて接着剤にて接続させている。また、チューブ接
続器11においては、それぞれ弁18a、18b、18
c、18d、18eを設けて逆流を防止している。尚、
連結プラグ12内を分離室25としている。
【0009】次に直腸カテーテル1を用いて直腸縫合不
全を治療する方法について図1、2、3、および4に基
づき説明する。カテーテル本体2先端26をバルーン
3、4、5を収縮した状態で肛門に挿入し、カテーテル
本体2先端部のバルーン5と同バルーン5に隣接するバ
ルーン3間の所定間隔の距離内に直腸の病変部位が位置
するとともに、カテーテル本体2の外周壁に取り付けた
バルーン3を直腸内部に、さらに同バルーン3に隣接す
るバルーン4を肛門外部に位置するよう直腸カテーテル
1の先端26を肛門に固定する。そして、カテーテル本
体2の外周壁に取り付けたバルーン3に、エアコンプレ
ッサーの圧力空気送気チューブに接続された注空口28
cから空気を圧送し、膨張させ、さらにバルーン3に隣
接するバルーン4にも注空口28aから空気を圧送し膨
張させる。従って、直腸カテーテル1が腸内で固定さ
れ、安定する。次に、前述と同様にして、カテーテル本
体2の先端外周壁に取り付けたバルーン5に、エアコン
プレッサーの圧力空気送気チューブに接続された注空口
28bから空気を圧送し膨張させる。これにより、結腸
上部から流下する腸内汚物をストップさせ、病変部位の
汚染および細菌感染を防ぐことができる。また、カテー
テル本体2先端部に取り付けたバルーン5の上部に溜ま
る腸内汚物が、カテーテル本体2先端26の排泄口7か
ら、カテーテル本体2内部の腸内排泄路10を介してカ
テーテル本体2基端27へ導かれ、排泄チューブ24か
ら外部の排泄物収容容器に排出される。
【0010】続いて、薬液または造影剤注入装置の圧送
チューブに接続された、カテーテル本体2基端27の薬
液または造影剤注入チューブ23から薬液が注入され、
チューブ接続器11に取り付けた弁18cを介してカテ
ーテル本体2内部の薬液または造影剤注入路9を通り、
薬液または造影剤吐出口6から直腸の病変部位付近に薬
液が吐出される。これにより、病変部位の洗浄、治癒を
促すことができる。このように、直腸縫合不全治療が行
なわれた後、それぞれのバルーン3、4、5に注入した
空気は、空気注入口15を通り、またはカテーテル本体
2内部の空気圧送路8a,8b,8cを通りカテーテル
本体2先端26へ導かれる。従って、バルーン3、4、
5に注入されていた空気が抜かれてバルーン3、4、5
が収縮した後。直腸カテーテル1が肛門から取り出され
る。
【0011】第2実施例(図5、図6参照) 図5は第2実施例に係る使用時の直腸カテーテルの平面
図、図6は図5のC−Cにおける断面図である。図中1
8fは逆流防止のための弁、29はバルーン3、5間で
カテーテル本体2に開口させた排泄口、30はカテーテ
ル本体2内部に配装された腸内排泄路、31は腸内排泄
突起32に外嵌させた排泄チューブ、32は腸内排泄突
起である。まず、本実施例に係る直腸カテーテル1の構
成について図5に基づき説明する。本実施例に係る直腸
カテーテル1は、カテーテル本体2の先端外周壁に形成
されたバルーン5と同バルーン5と所定間隔離してカテ
ーテル本体2の外周壁に形成されたバルーン3の間に、
薬液または造影剤吐出口6に隣接して、腸内排泄路30
に連通した排泄口29を開口させている。そして、カテ
ーテル本体2内部に形成された腸内排泄路30をカテー
テル本体2基端27でチューブとし、チューブ接続器1
1で腸内排泄突起32に外嵌させて接着剤にて接続させ
ている。また、チューブ接続器11においては、弁18
fを設けて逆流を防止している。尚、その他の構成は、
前述した第1実施例に係る直緒カテーテル1と同様であ
る。
【0012】直腸カテーテル1を用いて直腸縫合不全を
治療する方法について図5および図6に基づき説明す
る。カテーテル本体2の先端外周壁に形成されたバルー
ン5と同バルーン5と所定間隔離してカテーテル本体2
の外周壁に形成されたバルーン3の間に、開口させた排
泄口30から腸内排泄物を吸引し、カテーテル本体2内
部の腸内排泄路30を介してカテーテル本体2基端27
へ導かれ、排泄チューブ31から外部の排泄物収容容器
に排出される。尚、その他の作用は、前述した第1実施
例に係る直腸カテーテル1と同様である。
【0013】以上詳細に説明した通り本実施例に係る直
腸カテーテル1では、カテーテル本体2の先端部外周壁
に膨縮自在なバルーン5が形成されるので、結腸上部か
ら流下する腸内汚物をストップさせ、病変部位の汚染、
細菌感染を防ぐことが可能となる。また、カテーテル本
体2の外周壁で同バルーン5から所定間隔離した位置に
2つの膨縮自在なバルーン3、4が隣接して形成される
ので、直腸カテーテル1を腸内にて固定し、振動を防止
し、動きの安定を図ることが可能となる。また、バルー
ン3、5の間に薬液または造影剤注入路9に連設した薬
液または造影剤吐出口6を設けたので、直腸の病変部位
に薬液を吐出させることにより、病変部位を洗浄、治癒
することが可能となり、これによって、人工肛門を付け
ることを回避するとともに、入院期間の短縮を図り、も
って患者の苦痛を軽減することができる。また、薬液ま
たは造影剤吐出口6を複数設けることにより、薬液が病
変部位に確実に浸透し、病変部位を確実に洗浄、治癒す
ることが可能となる。また、バルーン3、5の間に腸内
排泄物を排泄する排泄口29を設けたので、病変部位の
汚染、細菌感染を防ぐことが可能となる。また、カテー
テル本体2内部で、空気圧送路8a、8b、8c、薬液
または造影剤注入路9、腸内排泄路10がそれぞれ分離
されているので、お互い混ざり合うことなく、衛生上優
れる。さらに、チューブ接続器11においては、空気注
入口15、薬液または造影剤注入口16、排泄口17に
それぞれ弁18a、18b、18c、18d、18eを
取り付けたので、逆流を防止することができる。尚、本
発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の改良、変位が可能である
ことは勿論である。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載に係る発明は、カテーテル
本体の外周壁でカテーテル本体先端から所定間隔離した
位置に膨縮自在なバルーンが少なくとも1つ形成される
ので、直腸カテーテルを腸内にて固定して振動を防止
し、動きの安定を図ることが可能となる。また、カテー
テル本体の先端部外周壁に膨縮自在なバルーンが形成さ
れるので、結腸上部から流下する腸内汚物をストップさ
せ、病変部位の汚染、細菌感染を防ぐことが可能とな
る。さらに、バルーンの間に薬液または造影剤注入路に
連通した薬液または造影剤吐出口を少なくとも1つ設け
たので、直腸の病変部位に薬液を吐出させることによ
り、病変部位を洗浄、治癒することが可能となり、これ
によって、人工肛門を付けることを回避するとともに、
入院期間の短縮を図り、もって患者の苦痛を軽減するこ
とができる。一方、直腸をX線撮影する場合には、確実
に病変部位をX線撮影し、正確な診断を行うことができ
る。請求項2記載に係る発明は、バルーンの間に腸内排
泄物を排泄する排泄口を設けたので、病変部位の汚染、
細菌感染を防ぐことが可能となる。以上説明した通り本
発明は、直腸縫合不全を確実に治療し、人工肛門を付け
ることを回避するとともに、入院期間の短縮を図り、も
って患者の苦痛を軽減することを可能とし、さらに、直
腸等をX線撮影する場合、直腸カテーテルを腸内に固定
して安定を図ることにより、X線撮影を確実に行ない、
直腸等の診断を正確に行なうことができる衛生的にも優
れた直腸カテーテルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る使用時の直腸カテーテルの平
面図である。
【図2】第1実施例に係る不使用時の直腸カテーテルの
正面図である。
【図3】図1のA−Aにおける断面図である。
【図4】図1のB−Bにおける断面図である。
【図5】第2実施例に係る使用時の直腸カテーテルの平
面図である。
【図6】図5のC−Cにおける断面図である。
【符号の説明】
1 直腸カテーテル 2 カテーテル本体 3 バルーン 4 バルーン 5 バルーン 6 薬液または造影剤吐出口 7 排泄口 8a 空気圧送路 8b 空気圧送路 8c 空気圧送路 9 薬液または造影剤注入路 10 腸内排泄路 11 チューブ接続器 12 連結プラグ 13 先端キャップ 15 空気注入口 16 薬液または造影剤注入口 17 排泄口 18a 逆流防止のための弁 18b 逆流防止のための弁 18c 逆流防止のための弁 18d 逆流防止のための弁 18e 逆流防止のための弁 18f 逆流防止のための弁 20 薬液または造影剤注入突起 21 腸内排泄突起 23 薬液または造影剤注入チューブ 24 排泄チューブ 25 分離室 26 カテーテル本体2の先端 27 カテーテル本体2の基端 28a 注空口 28b 注空口 28c 注空口 29 排泄口 30 腸内排泄路 31 排泄チューブ 32 腸内排泄突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテル本体内部に薬液または造影剤
    注入路と空気圧送路と腸内排泄路が配装され、カテーテ
    ル先端部に前記腸内排泄路に連通した排泄口を有する直
    腸カテーテルであって、カテーテル本体の先端部外周壁
    に形成された膨縮自在なバルーンと、カテーテル本体の
    外周壁で前記バルーンから所定間隔離した位置に形成さ
    れた少なくとも1つの膨縮自在なバルーンとを備え、前
    記2つのバルーンの間に薬液または造影剤注入路に連通
    した薬液または造影剤吐出口を少なくとも1つ設けたこ
    とを特徴とする直腸カテーテル。
  2. 【請求項2】 前記2つのバルーンの間に、腸内排泄路
    に連通し且つ腸内排泄物を排泄する排泄口を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の直腸カテーテル。
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