JPH1017521A - 6−メチル−3−ヘプテン−2−オンの製造方法 - Google Patents
6−メチル−3−ヘプテン−2−オンの製造方法Info
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Abstract
水溶液をそれぞれ連続的に添加しながらアルドール縮合
させ、6−メチル−3−ヘプテン−2−オンを得る。 【効果】 各種のファインケミカルズの合成中間体とし
て有用な6−メチル−3−ヘプテン−2−オンを工業的
に有利に製造することができる。
Description
アセトンをアルドール縮合させて6−メチル−3−ヘプ
テン−2−オンを製造する方法に関する。本発明によっ
て得られる6−メチル−3−ヘプテン−2−オンは各種
のファインケミカルズの合成中間体として有用であり、
例えば、水素添加することによって、イソフィトールの
合成原料として〔有機合成化学協会誌、第20巻、第8
24〜836頁(1962年)参照〕、あるいはテトラ
ヒドロリナロール、ジヒドロゲラニオールなどの香料の
合成原料として〔Bull. Soc. Chim. Fr., 1586(1955)な
どを参照〕有用な6−メチル−2−ヘプタノンに変換す
ることができる。
合物が塩基性触媒の存在下に縮合してアルドールまたは
ケトールを生成することはアルドール反応として古くか
ら知られている。例えば、イソバレラールやアセトンは
塩基性触媒の存在下に容易に自己縮合して対応するアル
ドールまたはケトールに変化し、次いで分子内での脱水
により、アルドール縮合生成物としてα,β−不飽和カ
ルボニル化合物を与える(例えば、"Organic Reactions
Vol.16"、第88頁および112 頁、JOHN WILEY & SONS, I
NC. 参照)。かかるα,β−不飽和カルボニル化合物
は、アルドール反応によってさらに高次の縮合物へと変
化し易い。
のアルドール反応は、交差アルドール反応として知られ
ている。交差アルドール反応にあっては、多岐にわたる
反応生成物が生成することが多く、2種のカルボニル化
合物が1対1に縮合したアルドール縮合物(以下、これ
を1対1縮合物ということがある)を選択的に得ること
は一般に困難である。交差アルドール反応においては、
2種類のカルボニル化合物のうちの一方を基準とした1
対1縮合物の選択率を高める為に、もう一方のカルボニ
ル化合物を過剰に使う等の工夫がなされてきた。
し、イソバレラールとアセトンをアルドール縮合させて
6−メチル−3−ヘプテン−2−オンを製造する方法は
公知であり、例えば、以下のものが知られている。 水酸化ナトリウム水溶液の存在下にイソバレラールお
よびアセトンの等モル混合物を20〜25℃にて振盪す
る方法〔日本化学会誌、59巻、224頁(1938
年)参照〕。 反応温度を15℃以下に保って、イソバレラールに対
して4倍モルのアセトン、エ−テルおよび水酸化ナトリ
ウム水溶液の混合物中にイソバレラールを添加する方法
〔Bull. Soc. Chim. Fr., 112 (1957) 参照〕。
ンの製造方法としては、上記の他に以下の〜が知ら
れている。 イソバレラールとアセトンを触媒の不存在下に加圧下
あるいは耐圧密閉容器中で加熱して高温(300℃)高
圧(270kg/cm2)下で反応させる方法(特公昭
47−6281号公報参照)。 イソバレラールとアセトンを酸化亜鉛の存在下、18
0℃、35気圧で反応させる方法(米国特許第4,005,14
7号明細書参照)。 イソアミルアルコールとアセトンをアルミニウムイソ
プロポキシドの存在下に縮合させる方法〔日本化学会
誌、第81巻、第675頁(1960年)参照〕。 アセチルアセチレンとトリイソブチルホウ素を酸素の
存在下に反応させる方法〔J. Am. Chem. Soc., 92, 350
3 (1970) 参照〕。
およびに記載された方法は、いずれも高温、高圧の条
件を必要とするので特殊な製造設備が必要となる上、イ
ソバレラールの転化率もそれぞれ24%および73%と
低く、満足できるものではない。また、上記に記載さ
れた方法は、高価なアルミニウムイソプロポキシドをイ
ソアミルアルコールに対して等モル量使用する必要があ
り、上記に記載された方法は、非常に高価なアセチル
アセチレンおよびトリイソブチルホウ素を使用する必要
がある。このように上記〜の方法は、生産設備や原
料価格などの点において、工業的に有利な方法であると
はいい難い。
ソバレラールとアセトンをアルドール縮合させる方法
は、安価な試薬を使用し、温和な条件で反応が実施でき
るという利点を有している。しかし、上記の方法で
は、アルドール縮合生成物である6−メチル−3−ヘプ
テン−2−オンの収率は35〜40%に止まっている。
また、上記の方法では、主として6−メチル−4−ヒ
ドロキシヘプタン−2−オンが得られ、6−メチル−3
−ヘプテン−2−オンを得るには脱水反応を施す必要が
ある。また、そのようにして得られる6−メチル−3−
ヘプテン−2−オンの収率も51%と満足のいくもので
はない。さらに、上記の方法では、アセトンを過剰量
用いる為にアセトンの回収や反応の容積効率の面で工業
的に有利ではない。
のであって、6−メチル−3−ヘプテン−2−オンを工
業的に有利に製造できる方法を提供することを課題とす
る。
題を解決すべく、アルカリ水溶液を使用したイソバレラ
ールとアセトンのアルドール縮合反応に注目し、その反
応条件について検討を重ねた結果、本発明を完成させる
に至った。すなわち本発明は、アルカリ水溶液の存在下
にイソバレラールとアセトンをアルドール縮合させて6
−メチル−3−ヘプテン−2−オンを製造する方法であ
って、アセトン中にイソバレラールとアルカリ水溶液を
それぞれ連続的に添加しながら反応させることを特徴と
する6−メチル−3−ヘプテン−2−オンの製造方法で
ある。
て、イソバレラールに対するアセトンの割合が大過剰と
なるようにコントロールされているので、イソバレラー
ルを基準とした6−メチル−3−ヘプテン−2−オンの
選択率は高く、また、イソバレラールに対するアセトン
の使用量を少なくすることができる。また、本発明で
は、反応の初期におけるアルカリの濃度があまり高くな
らないようにコントロールされているので、反応の暴走
による6−メチル−3−ヘプテン−2−オンへの選択率
の低下が防止される。
レラールとアルカリ水溶液をそれぞれ連続的に添加しな
がら、アルドール縮合を行う。反応に使用するアセトン
とイソバレラールの比率は特に限定されないが、より高
価なイソバレラールを基準とした6−メチル−3−ヘプ
テン−2−オンの選択率を高めるためには、イソバレラ
ール1モルに対してアセトンが0.5〜3モルの範囲内
であることが好ましく、さらに反応の容積効率を高める
という観点から、イソバレラール1モルに対してアセト
ンが0.8〜2モルの範囲内であることがより好まし
く、0.9〜1.2モルの範囲内であることが特に好ま
しい。
は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のア
ルカリ金属の水酸化物;水酸化バリウム、水酸化カルシ
ウム等のアルカリ土類金属の水酸化物;炭酸カリウム等
のアルカリ金属の炭酸塩;1,5−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデセン−5(DBU)、ピペリジン
等のアミン化合物などが挙げられるが、これらの中でも
アルカリ金属の水酸化物、アルカリ土類金属の水酸化物
が好ましい。なお、アルカリは一種類のものを使用して
もよいし、二種類以上を併用してもよい。
ルに対して通常0.001〜0.2モルであり、反応速
度および製造コストの観点から、イソバレラール1モル
に対して0.01〜0.1モルであることが好ましい。
また、アルカリ水溶液におけるアルカリの濃度は、通常
0.5〜30重量%、好ましくは1〜10重量%であ
る。
常、有機溶媒の不存在下に実施されるが、反応に悪影響
を及ぼさない限り、有機溶媒を使用しても差支えない。
使用可能な有機溶媒としては、例えば、メタノール、エ
タノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、s−ブタノール、t−ブタノール等の脂肪族ア
ルコール系溶媒;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル等のエーテル系溶媒;ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化
水素系溶媒などが挙げられる。
活性ガス雰囲気下で実施することが望ましい。
に、アセトンを仕込んだ撹拌機付きの反応容器に、イソ
バレラールとアルカリ水溶液をそれぞれ連続的に添加す
ることによって実施される。本発明でいう「連続的に添
加」とは、イソバレラールとアルカリ水溶液をフィード
することを意味しているが、発明の趣旨を損なわない範
囲であれば、イソバレラールとアルカリ水溶液を数回に
分けて添加するという態様を包含する。
は、通常、同時に開始されるが、アセトンに対して1/
5モル程度の量であれば、イソバレラールを先行して添
加してもよい。一方、アルカリ水溶液は、余りに多くの
量を先行して添加すると、アセトンの自己アルドール縮
合などによる副生物の量が増加し、6−メチル−3−ヘ
プテン−2−オンへの選択率が低下してしまうが、アセ
トンに対して1モル%程度の量であれば、先行して添加
することも可能である。また、イソバレラールとアルカ
リ水溶液を混合した上でアセトンに添加すると、イソバ
レラール自身の自己アルドール縮合が起こり、6−メチ
ル−3−ヘプテン−2−オンへの選択率が低下するので
好ましくない。
は、通常、同時に終了するように調整されるが、極端に
早くならない限り、どちらか一方の添加を先に終了させ
てもよい。
要する時間は、使用するアルカリの種類、濃度等により
異なるが、通常0.5〜10時間である。
内であるが、反応速度を実用的な速さとし、かつ6−メ
チル−3−ヘプテン−2−オンへの選択性を高めるため
には、40〜80℃の範囲内であることが好ましい。ま
た、反応は常圧で実施してもよいし、加圧下で実施して
もよい。
アルカリ水溶液の添加の開始と同時に進行し、添加終了
後通常5時間以内に終了する。なお、イソバレラールと
アルカリ水溶液の添加中および反応の追込み中は、攪拌
を十分に行うことが望ましい。
を除去した後の反応混合物を蒸留する方法、反応混合物
から有機溶媒によって抽出し、次いで該有機溶媒を常圧
または減圧下に留去する方法などの公知の方法によって
単離することができる。なお、上記の有機溶媒として
は、例えば、トルエン、ベンゼン、シクロヘキサン等の
炭化水素溶媒;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭
素、ジクロルエタン等のハロゲン化炭化水素溶媒などが
使用できる。
ンのアルドール縮合物である6−メチル−3−ヘプテン
−2−オンを安価な原料を用いて、特殊な製造設備を要
することなく簡便な操作で収率よく製造することができ
る。また、本発明によれば、アセトンとイソバレラール
のアルドール付加物である6−メチル−4−ヒドロキシ
ヘプタン−2−オンの生成量は6−メチル−3−ヘプテ
ン−2−オンに対して通常5モル%程度と少なく、6−
メチル−3−ヘプテン−2−オンを選択的に得ることが
できる。
ヘプテン−2−オンは、例えば、前出の文献〔有機合成
化学協会誌、第20巻、第824〜836頁(1962
年)参照〕に記載された方法に従い、以下のようにして
ビタミンEの合成中間体であるイソフィトールに導くこ
とができる。すなわち、まず6−メチル−3−ヘプテン
−2−オンをパラジウムカーボンを触媒として水素添加
することにより6−メチル−2−ヘプタノンに変換す
る。次に、得られた6−メチル−2−ヘプタノンをアセ
チレンを用いてエチニル化した後、リンドラー触媒を用
いて三重結合を選択的に水素添加して3,7−ジメチル
−1−オクテン−3−オールとし、次いでジケテンによ
り水酸基をエステル化し、さらにキャロル転位反応を施
して、6−メチル−2−ヘプタノンからイソプレンユニ
ットが1つ分伸長された6,10−ジメチル−5−ウン
デセン−2−オンを得る。かくして得られた6,10−
ジメチル−5−ウンデセン−2−オンに対して、アセチ
レンによるエチニル化、リンドラー触媒を用いた三重結
合の選択的水素添加、ジケテンによる水酸基のエステル
化、キャロル転位反応を順次施すことによってイソプレ
ンユニットがさらに1つ分伸長された6,10,14−
トリメチル−5,9−ペンタデカジエン−2−オンを
得、次いでパラジウムカーボンを用いた水素添加により
6,10,14−トリメチル−2−ペンタデカノンに変
換する。そして、6,10,14−トリメチル−2−ペ
ンタデカノンに対し、アセチレンによるエチニル化およ
びリンドラー触媒を用いた三重結合の選択的水素添加を
施すことによってイソフィトールを得ることができる。
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
い。
トクレーブにアセトン1403.1g(24.2モル)
を窒素雰囲気下に仕込み、ジャケットの温度を72℃に
設定し、攪拌しながら加温した。オートクレーブ内の温
度が68℃、圧力が1.9kg/cm2(ゲージ圧)に
なった時、2%水酸化ナトリウム水溶液およびイソバレ
ラールを、前者を774g/hr、後者を679g/h
rの速度でそれぞれ連続的にフィードした。フィード開
始後内温は徐々に上昇した。内温を70〜72℃に保
ち、攪拌しながら、2%水酸化ナトリウム水溶液および
イソバレラールのフィードを175分間継続した。この
間にフィードした2%水酸化ナトリウム水溶液は225
3.7g(NaOHとして1.12モル)、イソバレラ
ールは1979.4g(22.99モル)であった。2
%水酸化ナトリウム水溶液およびイソバレラールのフィ
ード終了後、反応混合液の温度を上記の範囲に保ち、
1.5時間攪拌を続けて反応を追込んだ後、室温まで冷
却した。反応混合物を取り出し、静置したところ二層に
分離した。有機層(上層)を分離し、ガスクロマトグラ
フィーで分析したところ、有機層2938.8g中に6
−メチル−3−ヘプテン−2−オン1909.0g(収
率:66%)および6−メチル−4−ヒドロキシヘプタ
ン−2−オン107.3g(収率:3.3%)が含まれ
ていることが分かった。なお、イソバレラールの転化率
は98.3%であった。
圧下に蒸留して6−メチル−3−ヘプテン−2−オン
(b.p.:113〜115℃/100mmHg)を1
824.3g(純度:98%)得た。
トクレーブにアセトン1470g(25.3モル)およ
びイソバレラール217g(2.52モル)を窒素雰囲
気下に仕込み、ジャケットの温度を60℃に設定し、得
られた混合液を攪拌しながら加温した。オートクレーブ
内の温度が57.7℃、圧力が1.0kg/cm2(ゲ
ージ圧)になった時、上記の混合液に2%水酸化ナトリ
ウム水溶液およびイソバレラールを、前者を774g/
hr、後者を605g/hrの速度でそれぞれ連続的に
フィードした。フィード開始後約3分で発熱が始まり、
その5分後には最高温度70.6℃に達した。また、発
熱が始まってから約4分後には最高圧力1.8kg/c
m2となった。2%水酸化ナトリウム水溶液およびイソ
バレラールのフィード開始から10分後、ジャケットの
温度を70〜72℃に設定し、内温を63.4〜71.
2℃に保ち反応を続けた。2%水酸化ナトリウム水溶液
およびイソバレラールのフィードを175分継続し、2
%水酸化ナトリウム水溶液2256.2g(NaOHと
して1.128モル)およびイソバレラール1764.
1g(20.51モル)をアセトンに添加した。2%水
酸化ナトリウム水溶液およびイソバレラールのフィード
終了後、同温度で1.5時間攪拌を続けて反応を追込ん
だ後、室温まで冷却した。反応混合物を取り出し、静置
したところ二層に分離した。有機層(上層)を分離し、
ガスクロマトグラフィーで分析したところ、有機層29
93.8g中に6−メチル−3−ヘプテン−2−オン1
926.1g(収率:66.5%)および6−メチル−
4−ヒドロキシヘプタン−2−オン107.4g(収
率:3.3%)が含まれていることが分かった。なお、
イソバレラールの転化率は98.2%であった。
30.5g(525ミリモル)、イソバレラール43.
1g(500ミリモル)および2%水酸化ナトリウム水
溶液50g(NaOHとして50ミリモル)を窒素雰囲
気下に仕込み、内温を45℃として得られた混合液を攪
拌した。攪拌を開始してから5分で反応熱により内温は
55℃まで上昇した。その後、内温を55〜65℃に保
って3時間攪拌を続けた。室温まで冷却した後、反応混
合物を取り出し、静置したところ二層に分離した。有機
層(上層)を分離し、ガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、有機層64.3g中に6−メチル−3−ヘプ
テン−2−オン35.7g(収率:56.6%)および
6−メチル−4−ヒドロキシヘプタン−2−オン3.7
g(収率:5.1%)が含まれていることが分かった。
なお、イソバレラールの転化率は97.1%であった。
実施例1と同様の方法で得られた、6−メチル−3−ヘ
プテン−2−オンを含有する有機層2823.3〔6−
メチル−3−ヘプテン−2−オンを1816.4g(1
4.4モル)含有する〕および5%パラジウムカ−ボン
1.93gを仕込み、オートクレーブ内を水素ガスで置
換した後、反応系を水素ガスで9kg/cm2に保ち、
内温を120℃に昇温した。この状態で7時間反応さ
せ、室温まで冷却した後、得られた反応混合物から触媒
を濾過によって除去した。得られた濾液をガスクロマト
グラフィー〔キャピラリーカラム CBP−10(島津
製作所(株)社製)、50m、カラム温度(70→17
0℃、昇温速度5℃/分)〕による内部標準法で分析し
たところ、6−メチル−2−ヘプタノンが1890.4
g(14.4モル、収率100%)含まれていることが
分かった。この濾液から常圧下にアセトンを除去し、次
いで300mmHgの減圧下に低沸点成分(33〜13
2℃)を除去した。得られた残渣を減圧蒸留して、6−
メチル−2−ヘプタノン(沸点:103℃/100mm
Hg)を1628.9g(純度99%以上)得た。
ルズの合成中間体として有用な6−メチル−3−ヘプテ
ン−2−オンを工業的に有利に製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 アルカリ水溶液の存在下にイソバレラー
ルとアセトンをアルドール縮合させて6−メチル−3−
ヘプテン−2−オンを製造する方法であって、アセトン
中にイソバレラールとアルカリ水溶液をそれぞれ連続的
に添加しながら反応させることを特徴とする6−メチル
−3−ヘプテン−2−オンの製造方法。 - 【請求項2】 アルカリがアルカリ金属の水酸化物およ
びアルカリ土類金属の水酸化物からなる群から選ばれる
少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項
1記載の6−メチル−3−ヘプテン−2−オンの製造方
法。
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