JPH10174223A - 屋外設置型配電塔の通気孔構造 - Google Patents
屋外設置型配電塔の通気孔構造Info
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- JPH10174223A JPH10174223A JP8336240A JP33624096A JPH10174223A JP H10174223 A JPH10174223 A JP H10174223A JP 8336240 A JP8336240 A JP 8336240A JP 33624096 A JP33624096 A JP 33624096A JP H10174223 A JPH10174223 A JP H10174223A
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Abstract
ず、内部の機器に雨水や塵埃が直接かからない、製作の
容易な通気孔構造を提供する。 【構成】外箱1の正面の開口部2の一側に外箱扉3を蝶
番4によって開閉自在に設けた配電塔において、上記開
口部2の周縁に沿って、外箱扉3の裏面に当接させる突
縁5を設け、この突縁5の上部縁5aが当接する外箱扉
3の裏面にはゴムパッキン6を固定し、防水構造として
いる。また上記突縁5の両側縁5b及び下部縁5cが当
接する外箱扉3の裏面には、内部を空洞にした断面楕円
形の筒状の金属性網から成るフィルターパッキン7を設
け、通気性をよくしている。
Description
通気孔構造に関するものである。
従来から一般にルーバー(よろい戸)式の通気孔を設け
ている。これは図6乃至図8に示すごとく配電塔の外箱
51の扉や側面52に、細長い窓を多段に開けたよろい
戸式のルーバー53を設け、このルーバー53の裏面に
フィルター支持枠体54を設け、このフィルター支持枠
体54の中にフィルター55を入れている。
ーバー方式のものは外箱51の側面52にルーバー53
のひさし53aが出っ張り、配電塔を路上でできるかぎ
りコンパクトにしようとする要求には逆行している。ま
た外箱51の内面にフィルター55を収納するフィルタ
ー支持枠体54を設けるため、外箱51の内面にも出っ
張りが生じ、フィルター部にスペースを要する。また外
箱51の側面52に面して設けているため、雨水や塵埃
が内部機器にかかり易く、しかも内部短絡事故時に高温
ガスが外部に向かって吹き出すおそれがある。さらにこ
れらのルーバー53を作る金型が必要であり、それだけ
製作コストが上がる等の問題点がある。
いて、スペースを取らず、内部の機器に雨水や塵埃が直
接かからない製作の容易な通気孔構造を提供し、上記課
題を解決しようとするものである。
設置型配電塔において、外箱扉と外箱の開口部周縁との
当接部の上部縁はゴムパッキンで防水構造とし、少なく
とも両側縁は当該両側縁に沿って耐候性に富んだ通気性
フィルターパッキンを取り付けたものである。
いて、外箱扉と外箱の開口部周縁との接合部の上部縁に
は外箱扉の裏面に設けたゴムパッキンを介在させ、少な
くとも両側縁には当該両側縁に沿って外箱扉の裏面に設
けた耐候性に富んだ通気性フィルターパッキンを介在さ
せ、これらの各フィルターパッキンは両側に設けたフィ
ルター押さえで把持し、上記外箱扉を閉めて外箱の開口
部周縁に当該フィルターパッキンを当てた際、上記フィ
ルター押さえと開口部周縁との間に間隙を有する構成と
したものである。
項の発明において、通気性フィルターパッキンを内部を
空洞にした筒状の金属性網から構成したものである。
の開口部周縁との当接部において、上部縁にはゴムパッ
キンが介在しているため、雨はこのゴムパッキンで遮ら
れる。従って外箱の内部に雨水は入ってこない。しかし
当接部の両側縁には通気性フィルターパッキンを介在さ
せているため、外箱の内外の空気はこのフィルターパッ
キンを通して流通する。しかも外部の空気はこのフィル
ターパッキンを通るため、塵埃はこのフィルターにひっ
かかり、外箱内部にまで入らない。
外箱の開口部周縁との当接部において、上部縁にはゴム
パッキンが介在しているため、雨はこのゴムパッキンで
遮られる。従って外箱の内部に雨水は入ってこない。し
かし当接部の両側縁には通気性フィルターパッキンを介
在させているため、外箱の内外の空気はフィルター押さ
えと外箱の開口部周縁との細隙個所のフィルターパッキ
ンを通して流通する。しかも外部の空気はこのフィルタ
ーパッキンを通すため、塵埃はこのフィルターにひっか
かり、外箱内部にまで入らない。さらにフィルターパッ
キンは両側をフィルター押さえで把持されているため、
外箱扉を閉めるとフィルターパッキンは外部から見えな
い。
2項の発明におけるフィルターパッキンを内部を空洞に
した筒状の金属性網から構成しているため、通気性がよ
く、かつ外箱の開口部周縁が当接した際、クッション性
をもって当接する。また網構造となっているため、塵埃
は当該フィルターパッキンで濾過され、空気のみが外箱
の内部に入る。
ついて説明する。図1乃至図3は外箱1の正面の開口部
2の一側に外箱扉3を蝶番4によって開閉自在に設けた
配電塔において、上記開口部2の周縁に沿って、外箱扉
3の裏面に当接させる突縁5を設け、この突縁5の上部
縁5aが当接する外箱扉3の裏面にはゴムパッキン6を
固定している。また上記突縁5の両側縁5b及び下部縁
5cが当接する外箱扉3の裏面には、内部を空洞にした
断面楕円形の筒状の金属性網から成るフィルターパッキ
ン7を設けている。
3の裏面に一端を固定したフィルター押さえ金具8と扉
補強金具9に一端を固定したフィルター押さえ板10と
で両側を押さえて外箱扉3に固定しており、上記突縁5
はこれらの両側のフィルター押さえ金具8とフィルター
押さえ板10との間のフィルターパッキン7に当接する
ようになっている。しかもこれらのフィルター押さえ金
具8又はフィルター押さえ板10と突縁5との間には夫
々間隙11を有している。
の裏面の両側縁及び下部縁に設けられているため、当該
外箱扉3を外箱1の開口部2に閉めてもこれらの個所の
フィルターパッキン7が通気孔の役目を果たす。この場
合外気は外箱扉3の外側から突縁5と外側のフィルター
押さえ金具8との間隙11を通ってフィルターパッキン
7内に入り、さらに内側のフィルター押さえ板10と突
縁5との間隙11を通って外箱1の内部に入る。また逆
の場合も同様である。
する場合を示し、外箱1の正面の開口部2の両側に外箱
扉3を蝶番4によって開閉自在に設けた配電塔を示し、
この場合は、一方の外箱扉3aを閉め、その上から他方
の外箱扉3bを閉めるもので、それ故一方の外箱扉3a
の裏面の先端側縁にはフィルターパッキン7は設けてい
ない。またこの外箱扉3aの外面の先端側縁に、他方の
外箱扉3bの裏面の先端側縁のフィルターパッキン7が
当たる突縁(図示省略)を設けている。
水性能又は放圧防止性能が必要な場合は、図5に示すご
とく、突縁5の内側にゴム製の断面L形のL形パッキン
12を設け、このL形パッキン12の舌片を上記フィル
ター押さえ板10との間に僅かな間隙13を設けて略平
行に突設した構成をとることができる。この場合も外気
は上記間隙11、フィルターパッキン7を通ってL形パ
ッキン12とフィルター押さえ板10との間の間隙13
を通って外箱1の内部に入る。
るが、これらの通路はL形パッキン12によりさらに曲
りくねっているため、雨水等の侵入は阻止される。また
当該配電塔内で短絡事故が起きた場合内部の風圧で上記
L形パッキン12の舌片が上記フィルター押さえ板10
に重なり、爆風は当該通気孔からは外部に漏れない。
部を空洞にした断面楕円形の筒状の金属性網から構成し
たが、これに限らず適宜の通気性を有するフィルターと
してもよい。また上記フィルター押さえ金具8及びフィ
ルター押さえ板10はこれらのものに限定されるもので
はなく、適宜の形状のフィルター押さえでよい。しかも
これらのフィルター押さえはフィルターパッキン7の全
周に沿った、一体なものでもよく、また間隔を開けて多
数のフィルター押さえを設けてもよい。
に出っ張りがでず、路上における交通の邪魔にならな
い。また外箱内面にも出っ張ることがなく、外箱の内部
スペースを有効に使える。また通気孔が外箱と扉との当
接部にあり、スリット状で扉の外周に沿って広範囲にわ
たり設けられているため、通気効果が大きく、しかも当
該通気孔は外箱の隅に設けられているため外箱の内部汚
損が少ない。さらに雨が降っても外箱と扉との当接部の
上部にはゴムパッキンが介在しているため雨水は外箱内
部に入らず、しかも当該ゴムパッキンを伝わった雨水は
両側のフィルターパッキンに沿って流れ、当該フィルタ
ーパッキンが清掃される。
金型が不要であるため製作コストを低く押さえることが
できる。また従来外箱と扉との当接部にはゴムパッキン
を取り付けているため、この従来の配電塔において、当
該ゴムパッキンの一部をフィルターパッキンに取替えれ
ばよく、既設の配電塔にも現場でこの発明の通気孔を設
けることができる。
加え、フィルターパッキンを外箱扉の裏面から突出する
二つのフィルター押さえでフィルターパッキンの両側を
支持しているため、フィルターパッキンはその両側をフ
ィルター押さえで被われ、フィルターパッキンは外部に
露出しない。それ故風雨が直接フィルターパッキンに当
たらず、外箱の内部汚損がより少ない。
え、フィルターパッキンが筒状の金属性網から構成して
いるため、極めて通気性がよく、かつ外箱の開口部周縁
が当接した際、クッション性を有し、従来のゴムパッキ
ンの代わりとなる。
開いた状態を示す正面図である。
の当接部上部の断面図である。
の当接部側部の断面図である。
箱の扉を開いた状態を示す正面図である。
の当接部側部の他の実施例の断面図である。
ある。
る。
さえ金具 10 フィルター押さえ板 11 間隙
Claims (3)
- 【請求項1】 屋外設置型配電塔において、外箱扉と外
箱の開口部周縁との当接部の上部縁はゴムパッキンで防
水構造とし、少なくとも両側縁は当該両側縁に沿って耐
候性に富んだ通気性フィルターパッキンを取り付けたこ
とを特徴とする、通気孔構造。 - 【請求項2】 屋外設置型配電塔において、外箱扉と外
箱の開口部周縁との接合部の上部縁には外箱扉の裏面に
設けたゴムパッキンを介在させ、少なくとも両側縁には
外箱扉の裏面に設けた耐候性に富んだ通気性フィルター
パッキンを介在させ、このフィルターパッキンは外箱扉
の裏面に設けたフィルター押さえで両側を把持し、上記
外箱扉を閉めて外箱の開口部周縁に当該フィルターパッ
キンを当てた際、上記フィルター押さえと開口部周縁と
の間に間隙を有する構成としたことを特徴とする、通気
孔構造。 - 【請求項3】 通気性フィルターパッキンは内部を空洞
にした筒状の金属性網から成ることを特徴とする、請求
項1項又は2項記載の通気孔構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33624096A JP3872149B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 屋外設置型配電塔の通気孔構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33624096A JP3872149B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 屋外設置型配電塔の通気孔構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10174223A true JPH10174223A (ja) | 1998-06-26 |
JP3872149B2 JP3872149B2 (ja) | 2007-01-24 |
Family
ID=18297092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33624096A Expired - Fee Related JP3872149B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 屋外設置型配電塔の通気孔構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3872149B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100921788B1 (ko) * | 2007-10-31 | 2009-10-15 | 한국도로공사 | 도로터널용 소화전함 |
KR101169572B1 (ko) * | 2011-07-21 | 2014-03-18 | 엘에스산전 주식회사 | 배전반 방압구 커버장치 |
CN112821238A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-18 | 广东电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种变电站箱体 |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP33624096A patent/JP3872149B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100921788B1 (ko) * | 2007-10-31 | 2009-10-15 | 한국도로공사 | 도로터널용 소화전함 |
KR101169572B1 (ko) * | 2011-07-21 | 2014-03-18 | 엘에스산전 주식회사 | 배전반 방압구 커버장치 |
CN112821238A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-18 | 广东电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种变电站箱体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3872149B2 (ja) | 2007-01-24 |
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