JPH10171341A - 電子式文字練習装置 - Google Patents

電子式文字練習装置

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JPH10171341A
JPH10171341A JP35305796A JP35305796A JPH10171341A JP H10171341 A JPH10171341 A JP H10171341A JP 35305796 A JP35305796 A JP 35305796A JP 35305796 A JP35305796 A JP 35305796A JP H10171341 A JPH10171341 A JP H10171341A
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JP35305796A
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English (en)
Inventor
Junji Nakanishi
淳治 仲西
Tsukasa Morifuji
司 森藤
Shigeru Nagasugi
茂 永杉
Tadahiro Inagawa
直裕 稲川
Toyoshi Odawara
豊志 小田原
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Mitsui High Tec Inc
Original Assignee
Mitsui High Tec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返し記載が容易で、場合によっては、入
力された手書き文字の評価を行う電子式文字練習装置を
提供する。 【解決手段】 練習しようとする文字を表示するお手本
文字表示部11と、光、磁気、静電気又は押圧力等の物
理量を媒介として入力される手書き入力部12と、手書
き入力部12に重ねて配置され、手書き入力部12に記
載された通りの文字をそのまま表示する手書き文字表示
部12とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手書き入力部を備
え、子供や外国人が文字を練習する場合に使用する電子
式文字練習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】子供や外国人が文字の練習をする場合に
は、石板や黒板等を利用してチョーク等を用いて書いた
り、あるいは紙やノート等に鉛筆やペンを用いて書くこ
とが行われていた。また、近年においては、手書き文字
を入力する文字入力装置が提案され、手書きメモ等を入
力して電子信号に変換し、電子手帳やコンピュータで処
理することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石板や
黒板あるいは紙やノート等を使用して練習することは理
想的ではあるが、繰り返し使用する場合には記載された
文字を一旦消して新しい文字を書く必要があり、極めて
手間であるという問題がある。また、電子手帳等におい
て用いられている文字入力装置には、記載した文字は表
示できるが、予め練習しようとする文字を表示したり、
場合によっては、手書き入力された文字の評価をした
り、あるいは書き順等を判断したりする機能は搭載され
ていないので、子供等にとって十分に満足する練習をす
ることができないという問題があった。本発明はかかる
事情に鑑みてなされたもので、繰り返し記載が容易で、
場合によっては、入力された手書き文字の評価を行う電
子式文字練習装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の電子式文字練習装置は、練習しようとする文字を
表示するお手本文字表示部と、光、磁気、静電気又は押
圧力等の物理量を媒介として入力される手書き入力部
と、該手書き入力部に重ねて配置され、該手書き入力部
に記載された通りの文字をそのまま表示する手書き文字
表示部とを有している。請求項2記載の電子式文字練習
装置は、請求項1記載の電子式文字練習装置において、
前記お手本文字表示部に表示される文字は、押しボタ
ン、タッチキー又はスイッチ等によって入力される選択
信号によって任意に選択可能である。請求項3記載の電
子式文字練習装置は、請求項1又は2記載の電子式文字
練習装置において、前記手書き文字表示部に記載された
文字と、前記お手本文字表示部に記載された文字の類似
度を判断して点数表示を行う採点部を備えている。
【0005】請求項4記載の電子式文字練習装置は、請
求項1〜3のいずれか1項に記載の電子式文字練習装置
において、前記お手本文字表示部に記載された文字を音
声にて表示する音声出力部を備えている。請求項5記載
の電子式文字練習装置は、請求項1〜4のいずれか1項
に記載の電子式文字練習装置において、お手本文字の書
き順が予め登録され、手書き入力された文字の書き順の
正否も判断している。請求項6記載の電子式文字練習装
置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子式文字
練習装置において、前記お手本文字表示部に表示された
お手本文字を、前記手書き文字表示部に表示された手書
き文字に重畳して表示することが可能となっている。そ
して、請求項7記載の電子式文字練習装置は、請求項1
〜6のいずれか1項に記載の電子式文字練習装置におい
て、前記手書き入力部から入力され、前記手書き文字表
示部に表示された文字を、その日時と共に外部メモリに
記憶する記憶回路が設けられている。
【0006】請求項1〜7記載の電子式文字練習装置に
おいては、手書き文字表示部とは別にお手本文字表示部
を備えているので、この部分に記載された文字を真似て
手書き入力部にて文字の練習ができる。そして、こられ
は手書き文字表示部は電気信号によって表示されるの
で、消すのが極めて簡単である。特に、請求項2記載の
電子式文字練習装置においては、お手本文字表示部に表
示される文字が押しボタン、タッチキー、又はスイッチ
等によって選択可能であるので、練習しようとする所定
の文字をお手本文字表示部に表示できる。請求項3記載
の電子式文字練習装置は、手書き文字表示部に記載され
た文字と、お手本文字表示部に記載された文字との類似
度を判断して点数表示を行う採点部を備えているので、
手書き入力された文字の上手、下手の度合いを数字で判
断して楽しみながら、文字の練習ができる。
【0007】請求項4記載の電子式文字練習装置におい
ては、お手本文字表示部に表示された文字を音声にて出
力する音声出力部を備えているので、文字を読めない
人、例えば、外国人であっても文字の練習をすることが
できる。請求項5記載の電子式文字練習装置において
は、手書き入力された文字の書き順も判断するので、文
字の練習に役立つ。請求項6記載の電子式文字練習装置
においては、お手本文字表示部に表示された文字を、手
書き文字表示部に表示された文字に重畳して表示するこ
とが可能となっているので、両者を重ねて比較すること
ができる。この場合、お手本文字と手書き入力された文
字とをその色彩を変えて表示することも可能である。ま
た、請求項7記載の電子式文字練習装置においては、手
書き文字表示部に表示された文字をその日時と共に、外
部メモリ(例えば、ICカード、フロッピー)に記憶で
きるので、その上達の過程を見ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る電子式文字練習装置の平面図、図2は同電
気回路のブロック図、図3は動作状態を示すフロー図で
ある。
【0009】図1の初期画面に示すように、本発明の第
1の実施の形態に係る電子式文字練習装置10は、手書
き文字の入力が可能で、しかも一行5列のお手本文字表
示部11及び3行5列の手書き文字表示部12が区分け
表示される液晶ディスプレイ付きの入力パッド部13
と、クリア動作及び終了動作を行うクリアキー14並び
に終了キー15と上下左右の矢印キー16〜19と、こ
れらを収納するケース20とを有している。前記液晶デ
ィスプレイ付きの入力パッド部13の手書き文字表示部
12(又はディスプレイ全体)には周知の手書き入力部
が設けられ、物理量の一例である光ペン、磁気ペン、押
圧ペン等によって入力された手書き情報をXY座標に変
化して電気信号として読み取って出力するようになって
いる。この手書き入力部は、ディスプレイの上面に設け
られていてもよいし、場合によってディスプレイの各ド
ットの一部に並列して設けられていてもよい。
【0010】そして、電子式文字練習装置10の内部に
は、図2に示すように、前記した液晶ディスプレイ付き
の入力パッド部13によって入力された手書き入力をデ
ジタル信号に変換するA/D変換回路21と、変換され
たデジタル信号を入出力インターフェイス22を介して
信号処理を行うCPU23と、CPU23に接続される
RAM25及びROM24とを備え、更に、ROM24
に記載されたプログラムによって処理動作を行うCPU
23には入出力インターフェイス22を介して液晶ディ
スプレイ付きの入力パッド部13の前記お手本文字表示
部11及び手書き文字表示部12を含む液晶ディスプレ
イと、前記したクリアキー14、終了キー15及び上下
左右の矢印キー16〜19とが接続されている。
【0011】前記ROM24には、第1の実施の形態に
係る電子式文字練習装置10の全体動作のプログラム及
び平仮名、片仮名のお手本文字が記載されている。以
下、このプログラムを図3を参照しながら説明すると、
側部に設けられている図示しない電源スイッチをオンに
すると、図1に示すように、液晶ディスプレイ付きの入
力パッド部13(即ち、ディスプレイ)に初期画面が表
示される(ステップS1)。初期画面のお手本文字表示
部11には、左から「お」、「え」、「う」、「い」、
「あ」が表示されている。次に、矢印キー18、19を
押すと、文字が横方向に低速度で移動して五十音が徐々
に左又は右方向に移動する。従って、具体的には、矢印
キー18を押して文字を2文字右方向にシフトさせる
と、左から「き」、「か」、「お」、「え」、「う」の
文字が表示されることになる。また、この状態で矢印キ
ー19を押して文字を2文字左方向にシフトすると、元
の状態に戻ることになる。次に、矢印キー17を押す
と、そのままの状態で片仮名に代わり、左から「オ」、
「エ」、「ウ」、「イ」、「ア」が表示され、次に矢印
キー16を押すと元の状態、即ち平仮名に戻る。以上の
ように、矢印キー16〜19を適当に押して練習をした
い文字をお手本文字表示部11に表示する(ステップS
2、S3)。
【0012】次に、液晶ディスプレイ付きの入力パッド
部13の手書き入力部から手書き入力があったか否かを
判断し(ステップS4)、有った場合には液晶ディスプ
レイ付きの入力パッド部13の手書き文字表示部12に
出力する(ステップS5)。この動作は非常に短時間の
うちに行われるので、結果として手書き入力に応じて、
手書き文字表示部にそのまま線が記載されることにな
る。
【0013】手書き入力を行っている場合でも、手書き
入力に入力された線が間違っている場合があり、この場
合はクリアキー14を押しているか否かを判断して(ス
テップS6)、クリアキー14を押している場合には、
手書き入力が最後から順次消去される。従って、複数の
手書き文字表示部12に記載されている線画を順次消す
ことができる。この場合は、最初は遅く徐々にスピード
を上げて文字を消去するようにしてもよい(ステップS
7)。
【0014】以上で文字の練習動作を終わるが、文字の
練習を中止したい場合には、終了キーを押すことによっ
て終了する。この場合、電源スイッチは別に設けられて
いるので、初期画面に戻すようにしてもよいし、場合に
よっては電源スイッチをオフにしてもよい(ステップS
8)。前記実施の形態は、お手本文字が平仮名、片仮名
であったが、アルファベット(大文字、小文字、これら
の筆記体)の練習に適用してもよい。
【0015】続いて、本発明の第2の実施の形態に係る
電子式文字練習装置26について、図4〜図15を参照
しながら説明する。ここに、図4〜図6は本発明の第2
の実施の形態に係る電子式文字練習装置の平面図、図7
は同回路ブロック図、図8〜図14は動作状態を示すフ
ロー図である。
【0016】図4〜図7に示すように、本発明の第2の
実施の形態に係る電子式文字練習装置26は、例えば、
先部に特定の光を発生する光ペン、先部が鉛筆の先のよ
うに尖って文字入力が行える押圧ペン等によって手書き
入力が可能な手書き入力部と、予めプラグラムされた枠
や文字、及び手書き入力された情報を表示するディスプ
レイ部とが一体となった液晶ディスプレイ付きの入力パ
ッド部27と、矢印キー28〜31と、それぞれ個別の
動作を行うクリアキー32、確定キー33、音声キー3
4、終了キー37、書き順キー35及び重畳キー36
と、データの保存及び読み出しを行う記憶回路を構成す
る外部メモリの一例であるメモリカード入出力部38
と、これらを収納するケース39を有している。
【0017】そして、電気回路的には図7に示すよう
に、液晶ディスプレイ付きの入力パッド部27からの手
書き情報をデジタル信号に変換するA/D変換回路40
と、このデジタル信号を入出力インターフェイス41を
介して接続されるCPU42と、CPU42に接続され
るROM43及びRAM44と、入出力インターフェイ
ス41を介してCPU42にそれぞれ接続される類似度
判定回路45、前記したメモリカード入出力部38及び
音声出力部を構成する音声合成装置46と、入出力イン
ターフェイス41に接続される矢印キー28〜31、ク
リアキー32、確定キー33、音声キー34、終了キー
37、書き順キー35及び重畳キー36とを備えてい
る。前記ROM43には、この電子式文字練習装置26
の全体の制御を司るプログラム、及び漢字、平仮名、片
仮名及びアルファベット等の文字辞書が記載されてい
る。
【0018】前記ROM43に記載されている電子式文
字練習装置26の全体のプログラムについて、図8〜図
16を参照しながら説明すると、図示しない電源スイッ
チを入れて電子式文字練習装置26を作動させると、図
4に示すような初期画面が表示される(ステップS10
0)。ここで、平仮名、片仮名、数字及びアルファベッ
トの練習(以下、平仮名等の練習という)を行うか、漢
字の練習を行うかの選択を行うが、これは矢印キー2
8、29を押すことによって選択し(ステップS101
〜104)、この選択が完了したことの確認を確定キー
33を押すことによって行う(ステップS105)。以
上の選択によって漢字選択がなされていない場合(ステ
ップS106)には、図5に示す平仮名、片仮名、数字
及びアルファベットの練習画面47に移行し(ステップ
S107)、漢字選択がなされている場合(ステップS
106)には、図6に示す漢字の練習画面48に移行す
る(ステップS108)。
【0019】まず、平仮名、片仮名、数字及びアルファ
ベットの練習を選択した場合について説明する。まず、
図5に示すように、矢印キー28〜31にてカーソルを
上下左右に移動させて、ディスプレイの文字選択部49
に記載されている「ひらがな」、「カタカナ」、「すう
じ」、「アルファベット」の何れかを選ぶ(ステップS
109〜S110)。次に終了キー37が押されていな
いことを確認して(ステップS111)、確定キー33
が押される(ステップS112)、選択されたお手本が
図5に示すお手本文字表示部50に表示される。この場
合、お手本文字表示には平仮名、片仮名の場合は、最初
の文字「あ、ア」が表示され、数字の場合には「0」が
表示され、アルファベットの場合には「A」が表示され
る(ステップS113)。なお、お手本文字として表示
される文字は明朝体であるが、場合によっては筆記体で
あってもよい。また、ステップS111で終了キー37
を押すと、初期画面にもどる。
【0020】お手本文字が表示された状態で、更に矢印
キー28〜31を選択的に押すことによって、お手本の
文字を変える。即ち、五十音の場合には、上下の矢印キ
ー28、29を押すと上下方向(あ→い→う→え→お→
あ)に文字が変わり、左右の矢印キー29、30を押す
と左右方向(あ→か→さ→た→な→は→ま→や→ら→わ
→ん→あ)に文字が変わる(ステップS114〜S11
5)ので、これによって所定の文字を選択することがで
きる。また、アルファベットの場合は、矢印キー28、
29の操作によって、大文字、小文字が変わる。次に、
音声キー34を押すと、お手本文字を音声にて読み上げ
る(ステップS116〜S117)。この場合には、図
7に示すように予めROM43に記載された文字の読み
を音声合成装置46でアナログ信号に変換し、アンプ5
1にて増幅してスピーカ52から音を発することにな
る。そして、終了キー37を押していないことを確認し
て(ステップS118)、確定キー33を押すと文字が
確定し、矢印キー28〜31を押しても文字が変わらな
いことになる(ステップS119)。
【0021】図5に示すように、ディスプレイの左右に
手書き入力表示部である第1及び第2の文字練習場5
3、54が設けられている。今、第1の文字練習場53
に手書き入力をした(ステップS120)とすると、第
1の文字練習場53の線画をメモリ(RAM44)に記
憶して、ディスプレイに表示する。この場合、手書き入
力した位置が手書き文字の表示部となって、その部分の
ドットが例えば白から黒に変化することになる(ステッ
プS121)。途中で文字を間違えた場合には、クリア
キー32を押すと(ステップS122)、第1の文字練
習場53に記載された文字が消去され(ステップS12
3)て最初の状態に戻る。クリアキー32、終了キー3
7を押していないことが条件で(ステップS122、S
124)、確定キー33を押すと、第1の文字練習場5
3に記載された文字が確定され(ステップS125)、
お手本文字表示部50に記載されたお手本文字と、第1
の文字練習場53に記載された手書き文字との類似度を
計算して(ステップS126)、第1の文字練習場53
の下部に点数を表示する(ステップS127)。なお、
類似度の判定には類似度判定回路45を用いるが、これ
については、例えば特開平8−7043号公報、特開平
8−16729号公報、特開平8−16722号公報、
特開平8−30734号公報、特開平8−69474号
公報、特開平8−77293号公報、特開平8−833
18号公報、特開平8−96079号公報、特開平8−
106513号公報、特開平8−123905号公報、
特開平8−129616号公報、特開平8−44829
号公報等多数の公報や学術文献に記載されているので、
周知である。
【0022】次に、書き順キー35を押すと、手書き入
力した文字の書き順が、お手本文字表示部に表示された
文字の書き順と同じか否かを判断して、同じ場合には
○、異なる場合には×をディスプレイ(即ち、手書き入
力表示部である第1の文字練習場)の書き順の所に表示
する。なお、書き順が異なる場合には、必要に応じてそ
の文字の書き順をお手本文字表示部に記載された文字に
小さい数字で示すようにしてもよい(ステップS128
〜S129)。また、手書き入力文字の上にお手本文字
を重ねて表示させてみたい場合には、重畳キー36を押
すと、手書き入力文字にお手本文字を重畳して表示す
る。この場合には、手書き入力文字と、お手本文字の濃
度の度合い又は色彩を変えると、より識別し易いことに
なる。なお、比較を容易にするため、手書き入力文字の
高さに合わせてお手本文字の大きさが変わって表示され
るものとする(ステップS130〜S131)。
【0023】次にクリアキー32を押すと、第1の文字
練習場53の文字入力をクリアして、第1又は第2の文
字練習場53、54に再度入力できる状態に戻り(ステ
ップS132〜S133)、終了キー37を押すと最初
の状態に戻る(ステップS134)。ステップS120
の段階で、第2の文字練習場54に手書き入力があった
場合には、図11のステップS135に移行し、第2の
文字練習場54の線画をメモリに記憶してディスプレイ
に表示する(ステップS136)。途中で第2の文字練
習場54の線画をクリアする場合には、クリアキー32
を押して、第2の文字練習場54の文字を消去して最初
に戻る(ステップS137〜S138)。クリアキー3
2を押していないこと(ステップS137)、及び終了
キー37を押していないこと(ステップS139)を確
認して、確定キー33を押すと(ステップS140)、
第2の文字練習場54に記載された文字と、お手本文字
表示部50に記載された文字との類似度を判断して、第
2の文字練習場54の下部に点数表示を行う(ステップ
S141〜S142)。これらの構成によって採点部が
構成されている。
【0024】そして、書き順キー35を押すと、手書き
文字の書き順が正しいか否を判断し、正しい場合には○
を、誤りの場合には×をディスプレイの書き順の所に記
載する。必要があれば、正しい書き順をお手本文字に記
載するのは、第1の文字練習場53の場合と同様である
(ステップS143〜S144)。また、重畳キー36
を押すと、手書き文字にお手本文字を重畳して表示する
点も第1の文字練習場53の場合と同様である(ステッ
プS145〜S146)。また、途中で中止したい場合
にはクリアキー32を押すと、第2の文字練習場54の
画面を消去して、ステップS135に戻り、終了キー3
7を押すと図4の初期画面に戻る(ステップS147〜
S149)。
【0025】次に、ステップS106にて漢字練習を選
択した場合には、図6に示すような漢字の練習画面48
に変わる(ステップS108)。そして、図6に示すよ
うに、終了キー37を押していないことを確認して(ス
テップS150)、図6に示す読み方部55の第1字に
「あ」を表示する(ステップS151)。次に、上下左
右の矢印キー28〜31を操作して、読み方部55に所
定の読みを入力する。この場合の具体的な方法は、例え
ば、左右の矢印キー30、31を操作してカーソルを移
動し文字の記載位置(即ち、第1文字位置、第2文字位
置・・)を変えて、上下の矢印キー28、29が「あい
うえお順」に並んでいる文字を選択して読み方を指定す
る。なお、この読み方表示部55を手書き入力部とし
て、その部分に手書きにて平仮名を入れるようにしても
よい。以上の動作によって、読み方部55に平仮名にて
練習しようとする漢字の読み方を入力し(ステップS1
52)、確定キー33を押す(ステップS153)、読
み方の入力データから、ROM43に記載されている漢
字辞書を検索して、お手本文字表示部56に表示する
(ステップS154)。
【0026】お手本文字表示部56に表示された漢字
は、読みは同じであっても希望する漢字と異なる場合が
あるので、上の矢印キー28と下の矢印キー29を用い
て、登録されている漢字の選択を行う(ステップS15
5〜S158)。そして、漢字の一応の選択が終了した
後、図14に示すように、音声キー34を押すとお手本
文字表示部の漢字を朗読する(ステップS159〜S1
60)。次に、クリアキー32を押していないことを確
認して(ステップS161)、確定キー33を押すとお
手本文字表示部56の文字が固定され(ステップS16
2)、漢字入力部(手書き入力部)57に手書き入力が
あれば(ステップS163)、手書き入力をメモリに記
憶し、漢字入力部57のディスプレイにその通り表示す
る(ステップS164)。漢字入力が間違った場合に
は、クリアキー32を押す(ステップS165)、漢字
入力部57の手書き線画を最後部分から徐々に消去する
(ステップS166)。
【0027】途中で終了キー37を押せばステップS1
50に戻る(ステップS167)が、確定キー33を押
せば、その時点が手書き入力が完了したと判断し(ステ
ップS168)、手書きされた漢字とお手本文字との類
似度を演算し(ステップS169)、その点数を手書き
入力部57の下部に表示する(ステップS170)。そ
して、書き順キー35を押すと、手書き入力された漢字
の書き順の正誤を判断して、手書き入力部57の下部に
正しい場合には○を、誤りの場合には×を表示する(ス
テップS171〜S172)。次に、重畳キー36を押
すと、手書き文字にお手本文字を重ねて表示する。この
場合、手書き文字とお手本文字との濃淡又は色彩を変え
て表示することによって、両者の相違を比較的できる。
なお、大きさについては、手書き文字の高さにお手本文
字の高さを合わせるようにして表示を行う(ステップS
173〜S174)。
【0028】以上の動作の途中においても、クリアキー
32を押せば手書き入力の画面が消去し、再度ステップ
S150から開始することができる(ステップS175
〜S176)。また、終了キー37を押せば終了となっ
て、初期画面となる(ステップS177)。ここで、終
了キー37を押せば直ちに初期画面に戻らず、メモリカ
ードに入力するか否かを聞いてきて、図示しないメモリ
ーキー(任意の2つのキーを押すようにしても良いし、
特定のキーを2回押すようにしてもよい)を押すと、メ
モリカード入出力部38が作動し、メモリー入出力部3
8に挿入されているメモリカード(フロッピー、ICカ
ード)に手書き入力された文字、その点数、手書
きした日付を入力するようにすることも可能である。そ
して、メモリーカードから読み出す場合には、他のコン
ピュータを使用してもよいし、メモリ入出力部38にカ
ードを差し込んだ状態で、図示しないメモリー読み出し
キーを押すことによって、お手本文字表示部56又は手
書き入力部57に表示することもできる。これによっ
て、手書き文字の上達の過程を見ることができる。
【0029】前記実施の形態においては、処理の選択に
はキーを用いたが、ディスプレイ上にキー等の入力部分
を表示させて、タッチキー又はマウスによって入力する
ことも可能である。また、文字の選択にあっては、少数
のキー操作で行う他、別にコンピュータ等に使用する通
常のキーボードを接続してキー入力を行うことも可能で
ある。そして、漢字の練習においては、漢字一字の読み
方を入力するようにしていたが、熟語となった漢字の読
み方を入力し、その熟語をお手本文字表示部に表示する
ことも可能である。更には、漢字の読み出しの部分に、
ローマ字を入力して漢字を読み出すことも可能である
し、英語等の外国語を入力し内部で翻訳機能を持たせて
漢字を読み出すようにすることもできる。
【0030】
【発明の効果】請求項1〜7記載の電子式文字練習装置
においては、手書き文字表示部とは別にお手本文字表示
部を備え、この部分に記載された文字を真似して文字の
練習ができるので、子供や外国人が文字の練習をするの
に最適である。そして、手書き文字表示部は電気信号に
よって表示されるので、消すのが極めて簡単であり、繰
り返し文字の練習ができる。特に、請求項2記載の電子
式文字練習装置においては、お手本文字表示部に表示さ
れる文字が押しボタン、タッチキー、又はスイッチ等に
よって選択可能であるので、任意の文字を選択できる。
請求項3記載の電子式文字練習装置は、点数表示を行う
ので、手書き入力された文字の上手、下手の度合いを数
字で判断して楽しみながらあるいは他人と競争しなが
ら、文字の練習ができる。請求項4記載の電子式文字練
習装置においては、お手本文字表示部に表示された文字
を音声にて出力する音声出力部を備えているので、その
文字を読めない人や、外国人であっても文字の練習をす
ることができる。請求項5記載の電子式文字練習装置に
おいては、手書き入力された文字の書き順も判断するの
で、文字の練習に役立つ。請求項6記載の電子式文字練
習装置においては、お手本文字表示部に表示された文字
を、手書き文字表示部に表示された文字に重畳して表示
することが可能となっているので、両者を重ねて比較し
て、自分が記載した文字の欠点が目視でき、文字の練習
に役立つ。また、請求項7記載の電子式文字練習装置に
おいては、手書き文字表示部に表示された文字をその日
時と共に、外部メモリに記憶できるので、その上達の過
程を見ることができ、更には、別のコンピュータ等にも
情報として入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子式文字練
習装置の平面図である。
【図2】同電気回路のブロック図である。
【図3】同動作状態を示すフロー図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る電子式文字練
習装置の平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る電子式文字練
習装置の平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る電子式文字練
習装置の平面図である。
【図7】同回路ブロック図である。
【図8】同動作状態を示すフロー図である。
【図9】同動作状態を示すフロー図である。
【図10】同動作状態を示すフロー図である。
【図11】同動作状態を示すフロー図である。
【図12】同動作状態を示すフロー図である。
【図13】同動作状態を示すフロー図である。
【図14】同動作状態を示すフロー図である。
【図15】同動作状態を示すフロー図である。
【符号の説明】
10 電子式文字練習装置 11 お手本文
字表示部 12 手書き文字表示部(手書き入力部) 13 液晶ディスプレイ付きの入力パッド部 14 クリアキー 15 終了キー 16 矢印キー 17 矢印キー 18 矢印キー 19 矢印キー 20 ケース 21 A/D変
換回路 22 入出力インターフェイス 23 CPU 24 ROM 25 RAM 26 電子式文字練習装置 27 液晶ディスプレイ付きの入力パッド部 28 矢印キー 29 矢印キー 30 矢印キー 31 矢印キー 32 クリアキー 33 確定キー 34 音声キー 35 書き順キ
ー 36 重畳キー 37 終了キー 38 メモリカード入出力部 39 ケース 40 A/D変換回路 41 入出力イ
ンターフェイス 42 CPU 43 ROM 44 RAM 45 類似度判
別回路 46 音声合成装置 47 練習画面 48 練習画面 49 文字選択
部 50 お手本文字表示部 51 アンプ 52 スピーカ 53 第1の文
字練習場 54 第2の文字練習場 55 読み方部 56 お手本文字表示部 57 手書き入
力部(漢字入力部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲川 直裕 福岡県北九州市八幡西区小嶺2丁目10−1 株式会社三井ハイテック内 (72)発明者 小田原 豊志 福岡県北九州市八幡西区小嶺2丁目10−1 株式会社三井ハイテック内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 練習しようとする文字を表示するお手本
    文字表示部と、光、磁気、静電気又は押圧力等の物理量
    を媒介として入力される手書き入力部と、該手書き入力
    部に重ねて配置され、該手書き入力部に記載された通り
    の文字をそのまま表示する手書き文字表示部とを有する
    ことを特徴とする電子式文字練習装置。
  2. 【請求項2】 前記お手本文字表示部に表示される文字
    は、押しボタン、タッチキー又はスイッチ等によって入
    力される選択信号によって任意に選択可能である請求項
    1記載の電子式文字練習装置。
  3. 【請求項3】 前記手書き文字表示部に記載された文字
    と、前記お手本文字表示部に記載された文字の類似度を
    判断して点数表示を行う採点部を備えた請求項1又は2
    記載の電子式文字練習装置。
  4. 【請求項4】 前記お手本文字表示部に記載された文字
    を音声にて表示する音声出力部を備えている請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の電子式文字練習装置。
  5. 【請求項5】 お手本文字の書き順が予め登録され、手
    書き入力された文字の書き順の正否も判断する請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の電子式文字練習装置。
  6. 【請求項6】 前記お手本文字表示部に表示されたお手
    本文字を、前記手書き文字表示部に表示された手書き文
    字に重畳して表示することが可能な請求項1〜5記載の
    電子式文字練習装置。
  7. 【請求項7】 前記手書き入力部から入力され、前記手
    書き文字表示部に表示された文字を、その日時と共に外
    部メモリに記憶する記憶回路が設けられている請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の電子式文字練習装置。
JP35305796A 1996-12-12 1996-12-12 電子式文字練習装置 Pending JPH10171341A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006133886A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Namco Ltd プログラム、情報記憶媒体及び手書き図形評価装置
JP2015049353A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社ベネッセコーポレーション 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

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JP2006133886A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Namco Ltd プログラム、情報記憶媒体及び手書き図形評価装置
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