JPH10168437A - 土木工事および地下工事、特にトンネルの建設に対する助剤としての水性コロイドおよび水性コロイド配合物 - Google Patents

土木工事および地下工事、特にトンネルの建設に対する助剤としての水性コロイドおよび水性コロイド配合物

Info

Publication number
JPH10168437A
JPH10168437A JP9354038A JP35403897A JPH10168437A JP H10168437 A JPH10168437 A JP H10168437A JP 9354038 A JP9354038 A JP 9354038A JP 35403897 A JP35403897 A JP 35403897A JP H10168437 A JPH10168437 A JP H10168437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
aqueous colloid
aqueous
ether
surfactant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9354038A
Other languages
English (en)
Inventor
Joern-Bernd Dr Pannek
イエルン−ベルント・パネク
Rene Dr Kiesewetter
レネ・キーゼベツター
Thomas Voigt
トマス・フオイヒト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Produktions und Vertriebs GmbH and Co oHG
Original Assignee
Wolff Walsrode AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wolff Walsrode AG filed Critical Wolff Walsrode AG
Publication of JPH10168437A publication Critical patent/JPH10168437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K8/00Compositions for drilling of boreholes or wells; Compositions for treating boreholes or wells, e.g. for completion or for remedial operations
    • C09K8/02Well-drilling compositions
    • C09K8/38Gaseous or foamed well-drilling compositions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L1/00Compositions of cellulose, modified cellulose or cellulose derivatives
    • C08L1/08Cellulose derivatives
    • C08L1/26Cellulose ethers
    • C08L1/28Alkyl ethers
    • C08L1/286Alkyl ethers substituted with acid radicals, e.g. carboxymethyl cellulose [CMC]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K17/00Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials
    • C09K17/14Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials containing organic compounds only
    • C09K17/18Prepolymers; Macromolecular compounds
    • C09K17/32Prepolymers; Macromolecular compounds of natural origin, e.g. cellulosic materials
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/06Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
    • E21D9/0642Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining the shield having means for additional processing at the front end
    • E21D9/0678Adding additives, e.g. chemical compositions, to the slurry or the cuttings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 土木工事または地下工事用助剤としての水性
コロイド又は水性コロイド配合物。 【解決手段】 本発明は少なくとも1種の水溶性の生体
重合体例えばカルボキシメチルセルロースエーテルおよ
び水に不溶な生体重合体例えばポリサッカリドから成
る、掘削して除去する型の用途に対する助剤、特にシー
ルド駆動工法、特に土圧によって操作されるシールド・
システムによりトンネルを建設する場合の泡を発生させ
泡を安定させる成分として用いられる水性コロイドまた
は水性コロイド配合物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、土木工事または地下工事に対す
る助剤として、特に隔壁の建設、およびジールド駆動シ
ステムを使用するトンネルの建設に対する助剤として
の、水性コロイド、または水性コロイド自身の配合物ま
たはそれと表面活性剤とを組み合わせた配合物の使用に
関する。このような使用により、通常のシステム(ベン
トナイト、セルロースおよび表面活性剤)を用いる場合
に比べ、廃棄される掘削された土壌の環境毒性値が改善
される。
【0002】1960代の初頭、都市内部のインフラ構
造(地下鉄のトンネル、水道およびガスのパイプライ
ン、電気通信/情報システム等)の改善が始まった時、
掘り出した石の迅速、安全且つ経済的な搬出を促進する
目的で、固められていない石の中に機械でトンネルを掘
削する駆動工法として知られている方法が多数開発され
た。長年に亙りこのようなシールド・システには///
大きな技術的需要が存在し、地質学的な条件(土壌の種
類等)変化に対応する方法が講ぜられた結果、この分野
において完全に新しい方法が発展して来た(T.Kra
us、Technical University o
f Brunswickへ提出の博士論文、1987
年;ドイツ特許2457187号、日本特許平1−23
9293号、同平5−59886号、同平1ー1213
96号参照)。世界全体を通じて現在使用されている種
々のシールド・システムの中で、水圧で支持される面
(いわゆるサスペンション・シールド)または土圧で支
持された面(いわゆる土圧シールド))の使用が次第に
多くなって来た。
【0003】水圧シールドの場合には、面を安定化させ
るのに必要な支持圧力は作業面の所にフィルター・ケー
キをつくる懸濁物によって得られ、この場合該フィルタ
ー・ケーキを介して支持圧力をかけることができる。こ
れに対しては特にベントナイトの懸濁物および重合体の
懸濁物が用いられる。支持媒質は同時に水圧による方法
で運び出す運搬媒質となるから、すべての土砂は激しく
媒質と混合され、これは分離工場において再び分離しな
ければならない。残った土砂は残留量の支持運搬媒質を
含んでおり、一般的にはもはやリサイクルすることはで
きない。分離した後でも廃棄する土壌の機械的強度は一
般に低いから、廃棄すべき土壌に対する最終的な貯蔵基
準を満たすために労力のかかる後処理(乾燥)が必要で
ある。
【0004】土圧シールドの場合には、掘り出した土壌
自身を支持媒質として使用する。或る環境下における非
常に有利な場合には、土壌を未処理のままにし(細かい
砂ないし粘土の部分)、土砂を全く変化させずに地上に
運び、投棄するか回収することができる。土壌の状態が
有利でない場合(特に微粉末含量が非常に少ない砂ない
し砂礫の場合、および鉱物学的特性に依存して沈泥ない
し粘土の部分の土壌の場合)には、土圧シールドを行う
際土壌の状態を整えるために余分の添加物を加える必要
がある。
【0005】これらの添加物は調節剤と呼ばれるが、そ
の機能は、作業室内部で取り出し用の孔の方へ、次いで
スクリュー・コンベヤを通して運ぶことが出来るほど十
分に土壌を緩め、これに自由流動性を与え作業を行い得
るようにすることである。土壌は同時に存在する地下水
がスクリュー・コンベヤの中に流れ込み、地下水と土壌
材料がコントロールできない状態で作業室から逃げ出す
のを防ぐほど十分な水に対する不透過性をもっていなけ
ればならない。このようなことが起こると作業室が潰
れ、恐らく破裂が起こるであろう。土壌の組成に依存し
て土圧シールドの場合には、掘り出した土壌を例えばト
ロリまたはコンベヤ・ベルトを用いるかまたは水圧的な
方法のような通常の方法で地表に運ぶ。この場合使用す
る添加物に依存して、分離およびコンディショニング工
程が必要である。通常の土圧シールドにおいて従来法に
特徴的な通常の添加物、例えばベントナイト懸濁物、セ
ルロースエーテル(例えばカルボキシメチルセルロース
エーテル)および他の物質、例えば砂、雲母およびセメ
ントは文献に記載されている(例えばT.Kraus、
Technical University of B
runswickへ提出の博士論文参照)。日本におい
ては重合体の泡が技術的および経済的に有利であること
が証明されている。このような方法の原理および通常の
シールド・システムに優る利点は例えば日本特許900
018886号および同880061354号に記載さ
れている(またKomatsu Ltd.の社報、「化
学的な詰物によるシールド・トンネル工法の開発」、1
990年;Obayashi Corp.の社報、「化
学的な泡の注入によるシールド・トンネル工法の開発」
1992年;Y.Hanyuda、T.Fujiwar
e,Research Inst.Obayashi、
21頁(1998年)参照)。本発明ではこの工法自身
は提供されないから、本明細書においてこのシールド・
システムの工学的特徴を詳細に説明することはしない。
【0006】泡を生成するシステムの組成は例えばドイ
ツ特許42006831 A1号に記載されている。こ
の文献に従えば、これらのシステムは表面活性剤、例え
ば或る種の天然蛋白質、アルキルエーテル硫酸塩、例え
ばラウリルエーテル硫酸ナトリウム、水溶性のセルロー
スエーテル、例えばメチル、カルボキシメチルまたはエ
チルセルロースエーテル、および水を吸収する樹脂、お
よび相移動触媒、例えば塩化ドデシルトリメチルアンモ
ニウム、塩化アルキルベンジルジメチルアンモニウムお
よび塩化ベンズアルコニウムを含んでいる。
【0007】特殊な泡発生機を用いると、掘り出した石
の高い荷重に耐え得る泡が作業室の中に発生する。土壌
と泡との混合物を通常の方法で地表へ運び、錯化可能な
塩または特殊な酵素(例えばプロテアーゼ、リパーゼ
(日本特許900018886号参照))で処理する。
この目的は、特に使用する泡を発生する成分の分解を促
進し、土壌−泡混合物を環境的に許容される最終的な貯
蔵物にすることである。土壌−泡混合物の後処理の種類
には無関係に、一般に少なくとも2種の成分を使用す
る。即ち泡生成剤(表面活性剤)および濃化剤または泡
安定剤(セルロースエーテル)である。しかし多くの場
合(上記参照)、すべての技術的要求を満たすためには
3種以上の成分を使用する必要がある。
【0008】このような成分を使用すると、特に掘り出
した土壌材料を廃棄する場合に問題が生じる。特に泡の
容積が大きいことが技術的に必要な場合には、土壌の汚
染が増加する。この場合掘り出された土壌の中の有機材
料は浸出法によって除去されるが、これが地下水へと流
れ込む。従って掘り出された土壌のの安全で経済的な廃
棄を行うことは出来ず、労力のかかる後処理(例えば土
壌のスコアリングを行って許容限界値を得る方法)、ま
たは費用のかかる中間的な(いわゆる一時的な)貯蔵、
またはこの目的のために特別につくられた廃棄物投棄所
での最終貯蔵(いわゆる特殊な廃棄物投棄所)が必要に
なる。
【0009】従って本発明における開発の目的は、従来
のシステムの積極的な特性をもち、経済的に生成および
使用することができ、使用する際特別な技術的経費を必
要としない泡システムを提供することである。さらにこ
の土壌−泡の混合物はベントナイト懸濁物に比べ十分な
機械的強度をもち、廃棄物投棄所における最終貯蔵基準
を満たすことができる。さらに将来特殊な廃棄物投棄所
のために得られる区域は次第になくなりつつあるから、
掘り出された土壌−泡混合物は環境毒性的に安全であ
り、この混合物は困難なく、例えば家庭の廃棄物と同様
に廃棄することができなければならない。
【0010】本発明において驚くべきことには、例えば
ヨーロッパ特許0686666 A1号およびヨーロッ
パ特許0416405 A1号記載のような水性コロイ
ドまたは水性コロイド配合物を用いると、従来法に比べ
て改善が得られることが見出された。特に後者の成分を
表面活性剤と組み合わせてトンネルの建設、特に土圧を
使用して操作するシールド駆動工法の助剤として用いる
と、廃棄される土壌の環境毒性値を減少させる上で従来
法に比べて改善が得られる。
【0011】本発明の水性コロイドまたは水性コロイド
配合物は少なくとも1種の水溶性の生体重合体、少なく
とも1種の水に不溶な生体重合体および表面活性剤から
成っている。
【0012】「水溶性の生体重合体」という言葉は、処
理された天然物質、特にポリサッカリドエーテル、好ま
しくはカルボキシメチルセルロースエーテル、スルフォ
エチルセルロースエーテル、エチルセルロースエーテ
ル、ヒドロキシエチルセルロースエーテル、ヒドロキシ
プロピルセルロースエーテル、メチルヒドロキシエチル
セルロースエーテルまたはメチルヒドロキシプロピルセ
ルロースエーテルまたはこれらの配合物を意味する。
【0013】「水に不溶な生体重合体」という言葉は、
処理しない天然物質、例えば木材繊維に含まれるもの
(例えばリグニンおよびヘミセルロース)、特にポリサ
ッカライド、好ましくは木材パルプ、粉末セルロース、
微結晶セルロース、リンター、粗製リンター、綿リンタ
ー、セルロースパルプまたはこれらの混合物を意味す
る。
【0014】表面活性成分は陰イオン性の表面活性剤、
陽イオン性表面活性剤、非イオン性表面活性剤または両
性表面活性剤を意味するものとする。特に再生可能な粗
製材料、例えばトウモロコシ、ココナッツ油、または椰
子の実油から得られるような表面活性剤が挙げられる。
本発明に従えば、好適なものとして挙げられる表面活性
剤はアルキル鎖の長さがC4〜C30のアルキルポリグリ
コシド型の非イオン性表面活性剤で、これを単独或いは
通常の表面活性剤、例えばラウリルエーテル硫酸塩、脂
肪族アルコール硫酸エステルと組み合わせて使用する。
【0015】本発明の調合物はさらに従来法において通
常用いられる助剤、特に充填剤、防腐剤、空気捕捉剤、
相移動触媒、乳化剤、分散性または吸収性重合体(例え
ば樹脂)等またはこれらの混合物を含んでいることがで
きる。このような助剤は本発明の上記調合物の本質を実
質的に変化させることなく最大35%、特に最大25%
の量で使用することが好ましい。次に好適具体化例を例
示し、従来法と比較することにより本発明を詳細に説明
する。
【0016】使用したセルロースエーテルまたはセルロ
ースエーテルの物理的混合物は表1に示す特性をもって
いる。
【0017】
【表1】
【0018】1)カルボキシメチル(CM)基の平均置
換度。
【0019】2)日本のDaiichi Kasei
Sangyo KabushikiKaisha製のカ
ルボキシメチルセルロース、「OK2」。
【0020】3)ドイツ、Wolff Walsrod
e AG製、Walocel VP−C−2427。
【0021】4)塩化ナトリウム。
【0022】5)ブルックフィールド相対粘度、c=2
%、T=25℃、100rpm。
【0023】次に、下記の測定法を使用し実施例を用い
て本発明の調合物を使用することの利点を説明する。例
えば文献(U.Maidl、学位論文 1995、Un
iversity of the Ruhr、Boch
um、ドイツ)記載のような泡発生機を使用して泡をつ
くる。水、カルボキシメチルセルロースまたは水性コロ
イドおよび表面活性剤から成る流体状の泡の溶液を泡発
生機を用いて計量し、圧縮空気と一緒に細かい孔の泡に
変える。一定の粒径および粒度分布をもつ土壌に種々の
量の泡(表2の「泡の容積%」として表す)を加えた。
試料の土壌の粒度分布曲線は図1に示されている。表3
記載の環境毒性パラメータに関して土壌を48時間検査
した。
【0024】
【表2】
【0025】1) CMC=OK2、日本のDaiic
hi Kasei SangyoKabushiki
Kaisha製のカルボキシメチルセルロース。
【0026】VP−C−2427(R)=Wolff W
alsrode AG製、Walocel VP−C−
2427。
【0027】2) OK1(R)=表面活性剤、日本のD
aiichi Kasei Sangyo Kabus
hiki Kaisha製、固体分含量:19.8%。
【0028】OMC 181(R)=表面活性剤、Due
sseldorf、HenkelKGaA製、固体分含
量:30%。
【0029】OMC 853b=表面活性剤、Dues
seldorf、HenkelKGaA製、固体分含
量:63%。
【0030】実際上の経験によれば、表2において一連
番号4〜9を付された生成物は従来法に比べて改善され
ていることが示された。環境評価においてこれらの生成
物は従来法に比べ明確な改善を示し、泡を極端に多量に
加えても、掘り出した土壌材料を経済的に且つ簡単に投
棄することが出来る(表3参照)。
【0031】
【表3】
【0032】1) CMCおよびVP−C−2427は
表1参照;表1および2の一連番号1〜9は同一の重合
体(CMC)に関するものである。
【0033】2) Lange博士のキュベット試験に
よる測光法で決定したアンモニウム。試料を先ず巻くフ
ィルターで濾過して妨害する有機物質を除去した。
【0034】3) 島津のDOC500分析装置を用い
た可溶性全有機炭素の決定値。
【0035】4) Lange博士のキュベット試験に
よる化学的酸素要求量の測光法による決定値。
【0036】5) WTW pH計pH192測定装置
を用いたHenkelの測定値。
【0037】土壌の流出物の環境分析の結果は、操作上
の考察または地質物理学的考察(例えば切削用のホイー
ルの所で適切な密封および潤滑機能を調節する場合)に
より土壌にさらに多くの量の泡(表2において「泡の添
加量、容積%」として示す)を加える必要がある時で
も、本発明により提供される水性コロイドまたは水性コ
ロイド配合物と表面活性剤とからつくられた調合物の場
合には、土壌の瀘過物(表3においてDOCとして示
す)中に溶解した有機的に結合した炭素に関してはなお
低い値が得られる(表3のCOD値も参照のこと)。
【0038】本発明の水性コロイド配合物を使用する
と、流動限界をもつ懸濁物を置き換えることができる。
本発明の水性コロイド配合物の有利な環境毒性値のため
に、例えば土木工事の各分野で使用されているがその埋
め立てが問題であると考えられているベントナイト懸濁
物の代わりに使用することができる。
【0039】下記の表はカルボキシメチルセルロース
(Walocel VP−C−1917)および化学木
材パルプ(Arbocell BE 600/30 P
U)およびリグニン(Lignocel HB 12
0)の水性コロイド配合物をベントナイト懸濁物と比較
してレオロジー的検査を行った結果を示す。この結果
は、環境的に許容出来いない(埋め立てに対し)ベント
ナイト懸濁物を容易に生分解される環境的に許容出来る
水性コロイドで置き換え得ることを示している。技術的
に不利な点(流動限界、低い粘度)はあまり問題にしな
くて良い。
【0040】
【表4】
【0041】1) ベントナイト、ドイツ、ミュンヘン
のSued−Chemie製。
【0042】カルボキシメチルセルロース、Walsr
odeのWolff Walsrode AG製、Wa
locel VP−C−1917型。
【0043】Lignocel HB 120およびA
rbocel BE 600/30 PU、Ellwa
ngenのRettenmaier & Soehne
GmbH & Co.製。
【0044】2) Physica製のMC20型レオ
メーター。流動限界の測定には測定装置MP31を使用
した(溝孔の幅d=0.5mm、コントロールされた剪
断應力試験(CSS));粘度を決定した際の剪断速度
D=150 l/秒。
【0045】3) ブルックフィールド粘度、100r
pm。
【0046】4) 使用した測定条件では流動限界は記
録出来なかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】試料の土壌(Z1)の粒度分布曲線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トマス・フオイヒト ドイツ70567シユトウツトガルト・アルプ スタツトベーク3

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の水溶性の生体重合体お
    よび少なくとも1種の水に不溶な生体重合体から成るこ
    とを特徴とする掘削して除去する型の用途に対する助
    剤、特にシールド駆動工法、特に土圧を使用して操作す
    るシールド・システムによってトンネルを建設する際の
    泡の発生または泡の安定成分として使用される水性コロ
    イドまたは水性コロイド配合物。
  2. 【請求項2】 少なくとも1種の水溶性の生体重合体お
    よび少なくとも1種の水に不溶な生体重合体、および表
    面活性剤化合物から成ることを特徴とする掘削して除去
    する型の用途に対する助剤、特にシールド駆動工法、特
    に土圧を使用して操作するシールド・システムによって
    トンネルを建設する際の泡の発生または泡の安定成分と
    して使用される水性コロイドまたは水性コロイド配合
    物。
  3. 【請求項3】 水溶性の生体重合体は処理された水溶性
    の天然物質、特に水溶性のポリサッカリドエーテルを意
    味することを特徴とする請求項1または2記載の水性コ
    ロイドまたは水性コロイド配合物。
  4. 【請求項4】 水に不溶な生体重合体は水に不溶な処理
    されていない天然物質、特に水に不溶なポリサッカリド
    を意味することを特徴とする請求項1〜3記載の水性コ
    ロイドまたは水性コロイド配合物。
  5. 【請求項5】 表面活性剤成分は表面活性剤、特に非イ
    オン性、陰イオン性、陽イオン性または両性の表面活性
    剤、およびそれらの配合物から構成されることを特徴と
    する請求項1〜4記載の水性コロイドまたは水性コロイ
    ド配合物。
  6. 【請求項6】 表面活性剤成分は非イオン性表面活性
    剤、およびそれと陰イオン性、陽イオン性または両性の
    表面活性剤との配合物から構成されることを特徴とする
    請求項1〜5記載の水性コロイドまたは水性コロイド配
    合物。
  7. 【請求項7】 表面活性剤成分は再生可能な粗製材料、
    特にアルキルポリグリコシド型の非イオン性表面活性剤
    から構成され、これを単独でまたは通常の陰イオン性、
    陽イオン性または両性の表面活性剤と組み合わせて使用
    することを特徴とする請求項1〜6記載の水性コロイド
    または水性コロイド配合物。
  8. 【請求項8】 表面活性剤成分は炭素鎖の長さがC4
    30のアルキルポリグリコシド型の非イオン性表面活性
    剤により構成されていることを特徴とする請求項1〜7
    記載の水性コロイドまたは水性コロイド配合物。
  9. 【請求項9】 「水溶性の生体重合体」という言葉はセ
    ルロースエーテル、特にカルボキシメチルセルロースエ
    ーテル、スルフォエチルセルロースエーテル、エチルセ
    ルロースエーテル、ヒドロキシエチルセルロースエーテ
    ル、ヒドロキシプロピルセルロースエーテル、メチルヒ
    ドロキシエチルセルロースエーテル、またはメチルヒド
    ロキシプロピルセルロースエーテルまたはそれらの配合
    物を意味することを特徴とする請求項1〜8記載の水性
    コロイドまたは水性コロイド配合物。
  10. 【請求項10】 水に不溶な生体重合体はポリサッカリ
    ド、特に木材繊維、好ましくは木材パルプ、化学木材パ
    ルプ、粗製化学木材パルプ、軟木材パルプ、粉末セルロ
    ース、微結晶セルロース、、リンター、粗製リンター、
    綿リンター、セルロース・パルプまたはそれらの配合物
    中に含まれる天然物質であることを特徴とする請求項1
    〜9記載の水性コロイドまたは水性コロイド配合物。
  11. 【請求項11】 土壌の支持および防水、埋め立て場
    所、建物のピットまたは建物のピットの壁の安定化およ
    び支持、支持用の厚板の壁、シートの堆積物の壁、基礎
    材の堆積物の壁、隔壁、注入壁の建設および固定、並び
    に密封用のゾルとして土木工事において該水性コロイド
    配合物を使用することを特徴とする請求項1〜10記載
    の水性コロイドまたは水性コロイド配合物の使用。
  12. 【請求項12】 ベントナイト懸濁物または合成重合体
    懸濁物、或いは同様な流動限界をもつ懸濁物の代わりに
    請求項1〜10記載の水性コロイド配合物が使用され、
    該水性コイロイド配合物を使用することにより水性コイ
    ロイド懸濁物または該水性コイロイド懸濁物と土壌との
    配合物の環境的に許容される埋め立てが可能になる特徴
    とする請求項1〜10記載の水性コロイド配合物。
JP9354038A 1996-12-09 1997-12-09 土木工事および地下工事、特にトンネルの建設に対する助剤としての水性コロイドおよび水性コロイド配合物 Pending JPH10168437A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19651042A DE19651042A1 (de) 1996-12-09 1996-12-09 Hydrokolloide und Hydrokolloidabmischungen als Hilfsmittel für den Tunnelbau mit Schildvortriebssystemen
DE19651042.2 1996-12-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10168437A true JPH10168437A (ja) 1998-06-23

Family

ID=7814075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9354038A Pending JPH10168437A (ja) 1996-12-09 1997-12-09 土木工事および地下工事、特にトンネルの建設に対する助剤としての水性コロイドおよび水性コロイド配合物

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0846842A1 (ja)
JP (1) JPH10168437A (ja)
DE (1) DE19651042A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017071673A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 王子ホールディングス株式会社 木質繊維を含む組成物

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19902784A1 (de) * 1999-01-07 2000-07-13 Akw Apparate Verfahren Verfahren und Anordnung zum Regenerieren einer Spülflüssigkeit, die für den Abraumtransport beim Tunnelvortrieb bei grobkörnigen oder kiesigen Böden eingesetzt wird
US6811680B2 (en) 2001-03-14 2004-11-02 Applied Materials Inc. Planarization of substrates using electrochemical mechanical polishing
CN100363456C (zh) * 2004-11-17 2008-01-23 中国石油化工股份有限公司 一种稠油乳化降粘剂
EP1795700A1 (de) * 2005-11-26 2007-06-13 F & B GmbH Feuerschutz & Baustofftechnik Schildschwanzdichtungspaste
CN108192624B (zh) * 2018-01-12 2020-07-17 中铁第六勘察设计院集团有限公司 一种适用于砂卵石地层的润滑泡沫剂配方
CN111349443A (zh) * 2020-03-23 2020-06-30 山东大学 一种盾构泡沫剂及其制备方法和应用
CN114196411B (zh) * 2021-11-02 2023-10-20 山东山科生态环境研究院有限公司 一种环保型盾构泡沫剂及其制备方法和应用

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3014808A (en) * 1958-02-21 1961-12-26 Mo Och Domsjoe Ab Cellulose derivative compositions
US5110525A (en) * 1990-04-30 1992-05-05 Net/Tech International, Inc. Method for manufacturing a substantially rigid water-dispersible article
DE4306831A1 (de) * 1993-03-04 1994-09-08 Wacker Chemie Gmbh Kern-Hülle-Copolymerisat-Dispersionen, deren Hülle hydrolisierbare, siliciumorganische Comonomere enthält
DE19521693A1 (de) * 1995-06-14 1996-12-19 Wolff Walsrode Ag Verwendung von Cellulosemischethern als Additive für Erddruckschilde
DE19530077A1 (de) * 1995-08-16 1997-02-20 Wolff Walsrode Ag Zubereitungen aus nicht-ionischen und ionischen Hydrokolloiden und deren Verwendung als Hilfsmittel für den Tunnelbau

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017071673A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 王子ホールディングス株式会社 木質繊維を含む組成物

Also Published As

Publication number Publication date
DE19651042A1 (de) 1998-06-10
EP0846842A1 (de) 1998-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10168437A (ja) 土木工事および地下工事、特にトンネルの建設に対する助剤としての水性コロイドおよび水性コロイド配合物
EP0761747B1 (de) Zubereitungen aus nicht-ionischen und ionischen Hydrokolloiden und deren Verwendung als Hilfsmittel für den Tunnelbau
EP0846747A1 (de) Verfahren zur Herstellung sowie Verwendung von Gelen als Additive für einen mechanischen Schildvortrieb
US5808052A (en) Use of cellulose mixed ethers as additives for earth pressure shields
CA3009084C (en) Foaming additive for soil conditioning in the presence of mechanised excavation for tunnel construction
JP2553610B2 (ja) 軟弱性土砂の改良工法及びその改良剤
Lam et al. Polymer systems for fluid supported excavations
CN110129069A (zh) 一种渣土改良剂
ES2862401T3 (es) Procedimiento para perforar a través de formaciones subterráneas
JP2000271597A (ja) 汚泥処理剤および汚泥処理方法
JP4261168B2 (ja) 含水汚泥安定処理用固化助剤、含水汚泥安定処理用固化材、及び含水汚泥安定処理方法
JPS5915476A (ja) 泥水調整方法
JP4680178B2 (ja) ジェットグラウト操作からのスラリー混合物の脱水方法およびそれに用いる水性懸濁液
DE19717899A1 (de) Verfahren zur Herstellung sowie Verwendung von Gelen als Additive für einen mechanischen Schildvortrieb
JP2000026848A (ja) シールド工法用添加剤
JP2004002889A (ja) シールド工法用添加剤
JP2000282021A (ja) 掘削用泥水安定液
JP2006182962A (ja) 土圧式シールド工法用添加剤
JPH0751880B2 (ja) シールド式トンネル工法における掘進用添加材およびシールド掘削方法
CN115491187A (zh) 一种多功能携岩防塌工程材料及其制备方法和用途
JP2000282019A (ja) 掘削用泥水安定液
JPH07316554A (ja) 掘削工法における安定液及び安定液の再生方法
JPS6289789A (ja) 劣化泥水の再生処理法
JPH0517763A (ja) 泥水用調整剤
JPH0811792B2 (ja) 泥水工法用ポリマ−泥水