JPH1016830A - スペアタイヤカバーの取付装置 - Google Patents

スペアタイヤカバーの取付装置

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JPH1016830A
JPH1016830A JP8167961A JP16796196A JPH1016830A JP H1016830 A JPH1016830 A JP H1016830A JP 8167961 A JP8167961 A JP 8167961A JP 16796196 A JP16796196 A JP 16796196A JP H1016830 A JPH1016830 A JP H1016830A
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spare tire
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pressing member
tire
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Takashi Niwa
隆 丹羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はスペアタイヤカバーの取付装置に関
し、タイヤ径、タイヤ幅が異なる数種のサイズのスペア
タイヤに適応して1種類のカバー本体を共用することに
より簡単且つ確実に被冠し、構造簡単で部品点数が少な
く、製作、組付に時間と手間がかからず容易に行え、金
型代、製作コスト、資材費を安価にする。 【解決手段】 最も大径なスペアタイヤ2にあわせて形
成される略伏碗状のカバー本体1と、スペアタイヤを着
脱可能に車体4の適宜位置に設けられた取付台座部3
と、一側に突出平坦面部7aと他側に当接板部7bとを
有しホイール部2Aを挟持する押圧部材7と、該押圧部
材とカバー本体との結合手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスペアタイヤカバー
の取付装置に関し、タイヤ径、タイヤ幅が異なる数種の
サイズのスペアタイヤに適応して簡単且つ確実に被冠す
るようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の前部または後部等の適宜
個所に、必要時に備えて着脱自在にスペアタイヤを装備
することがある。またこのスペアタイヤが剥き出しのま
ま装備されると、外観的に不体裁であり、しかも風雨や
陽光にタイヤが晒され、品質が劣化するのを防止する観
点からタイヤカバーをスペアタイヤに被冠して保護する
必要がある。従来、図5に示すようなスペアタイヤカバ
ーaがあった。すなわち車体bの適宜位置、例えば外側
後部に設けられた取付台座部cの外側に略同心円的に数
個の取付螺杆部dを設け、この取付螺杆部dが挿入され
る取付孔e1 を対応位置に設けた略皿状の裏面カバーe
と、前記取付孔e1 に重合して前記取付螺杆部dが挿入
される取付孔f1 をホイール部fに設けたスペアタイヤ
gと、該取付螺杆部dのねじ部に螺合されることにより
スペアタイヤgを取付台座部cに取付けるナットhと、
前記裏面カバーeに被冠され、適宜係止部品jを介して
着脱可能に取付けられる略伏碗状の表面カバーiとから
形成される。前記係止部品jとしては、例えば裏面カバ
ーeに装着される係止枠材j1 と、該係止枠材j1 に係
脱可能に装着される鉤状部を有するクリップ体j2 が使
用される。そして車体bの取付台座部cに突設した数個
の取付螺杆部dを取付孔e1 内に挿入することにより裏
面カバーeを車体bに取付ける。その後この裏面カバー
eに対して取付螺杆部dをさらに取付孔e1 内に挿入
し、この取付螺杆部dのねじ部にナットhを螺合するこ
とにより裏面カバーeにスペアタイヤgを重合するよう
に取付ける。その後、係止部品jの係止によって裏面カ
バーeに表面カバーiを取付けるとともにスペアタイヤ
gを包み込む。
【0003】図6および図7はスペアタイヤカバーa′
の他の従来例を示す。この従来例は、周方向に2分割さ
れた正面略半環状の周面カバー部i1 ,i2と、該周面
カバー部i1 ,i2 の前面に嵌着される鏡面板部i3
の3部品を分離可能または組付可能に設けることにより
スペアタイヤカバーa′が形成される。また周面カバー
部i1 ,i2 相互の結合は、該周面カバーi1 ,i2
何れか一方に装着される係止枠材j1 と、該係止枠材j
1 に係脱可能に周面カバーi1,i2 の他方の対応位置
に装着される鉤状部を有するクリップ体j2 とにより行
う。スペアタイヤgを車体bの外側の適宜位置に取付
け、スペアタイヤカバーa′により覆うには、車体bの
取付台座部cに突設した数個の取付螺杆部dをスペアタ
イヤgの対応位置に設けた取付孔f1 内に挿入し、取付
螺杆部dのねじ部にナットhを螺合することによりスペ
アタイヤgを車体bに取付ける。そしてスペアタイヤカ
バーa′にてスペアタイヤgを抱持する。
【0004】また図8および図9に示すものはスペアタ
イヤカバーa″のさらに従来例を示す。この従来例は合
成樹脂よりなる略伏碗状のカバー部kと、柔軟性材料に
より形成され、前記カバー部kの周縁に取付けられた略
ドーナツ状の覆い部lと、該覆い部lの内周縁に半径方
向に縫着されたゴム紐mとにより形成される。そして車
体bの取付台座部cに突設した数個の取付螺杆部dにナ
ットhによりスペアタイヤgを取付け、覆い部lの内周
縁に縫着したゴム紐mを拡げることにより、図9に示す
ように覆い部lをスペアタイヤgの裏面側に覆いかぶせ
てスペアタイヤgの周面から前面をカバー部kにより覆
うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す上記従来の
スペアタイヤカバーaは、タイヤ径、タイヤ幅が異なる
サイズ毎に専用の表面カバーiと裏面カバーeとを用意
しなければ、スペアタイヤgを車体bに取付け、スペア
タイヤカバーaにてスペアタイヤgを覆うことはできな
かった。そのため、スペアタイヤカバーを製作するには
数種類もの専用のサイズの金型を必要とし製作費は高価
になり、不経済であった。またスペアタイヤカバーa自
体、表面カバーiと裏面カバーeとにより形成され、部
品点数が多くなり、組付に手間と時間がかかり、製作コ
ストも高価になっていた。また図6と図7に示す上記従
来のスペアタイヤカバーa′や図8と図9に示すスペア
タイヤカバーa″も図5に示すスペアタイヤカバーaと
同様にタイヤ径、タイヤ幅が異なるサイズ毎に専用のタ
イヤカバーを用意しなければスペアタイヤgを覆うこと
はできなかった。しかもスペアタイヤカバーa′自体
は、図5に示すように裏面カバーeを必要としない点で
部品点数は少なく、製作および組付けは容易に行える
が、表面カバー自体が2分割される周面カバーi1 ,i
2 と、該周面カバーi1 ,i2 の前面に嵌合される鏡面
板部i3 との3部品とにより形成されるので、依然とし
て部品点数は多く、製作および組付に時間と手間がかか
り、製作コストも高かった。また図6と図7、または図
8と図9に示すスペアタイヤカバーは、スペアタイヤg
をスペアタイヤカバーa′,a″により抱持する構造で
あるので、スペアタイヤg内に詰め込まれる空気圧が一
定ではなくタイヤの膨張度合に伴って特にスペアタイヤ
gの厚み方向の取付基準面A′に対して外容積が変化す
る等してスペアタイヤカバーa′,a″を所定位置に正
確に取付けることができずに不整合な偏った位置に取付
けられることがあった。そのため自動車が走行すると、
スペアタイヤカバーa′,a″にガタツキがみられた。
【0006】本発明は上記従来のスペアタイヤカバーの
取付装置の不都合を解決し、タイヤ径、タイヤ幅が異な
る数種のサイズのスペアタイヤに適応して1種類のカバ
ー本体を共用して数種のスペアタイヤに被冠し、また簡
単な取扱にて構造堅牢に正確にしかもガタツキなく所定
位置に取付け、また構造簡単で部品点数が少なく、製作
および組付に多くの時間と手間がかからず容易に行え、
さらには数種類の金型を必要とはせずに製作コストおよ
び資材費を安価にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされ、請求項1はタイヤ径、タイヤ幅が異なる数種
のサイズのスペアタイヤに適応して被冠可能に最も大径
なスペアタイヤに合わせて略伏碗状に形成されたカバー
本体と、車体の外側の適宜位置に設けられ、スペアタイ
ヤが装着可能に取付けられる取付台座部と、一側に前記
カバー本体の裏面に接触する突出平坦面部および他側に
は前記取付台座部に着脱可能に取付けられる当接板部を
有し前記取付台座部と協動して表裏面から前記ホイール
部を挟持する押圧部材と、該押圧部材と前記カバー本体
の裏面とを結合する結合手段とよりなる。
【0008】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
において前記押圧部材は、スペアタイヤのフランジ部の
外側からホイール部の車軸に対する取付基準面までの深
さが異なる高さの前記突出平坦面部が各々使用されると
いう手段を採用した。
【0009】また請求項3に記載の本発明は、請求項1
または請求項2において前記押圧部材が、該押圧部材ま
たはカバー本体の何れか一方の対向面に突設された位置
規制部材と、該位置規制部材が嵌入可能にカバー本体ま
たは押圧部材の何れか他方に設けられたスリットと、前
記押圧部材をカバー本体に施錠または解錠する錠部品と
からなるという手段を採用した。
【0010】また請求項4に記載の本発明は、請求項1
において前記結合手段が前記カバー本体および前記取付
台座部の略中心に嵌挿される1本のボルトと、該ボルト
のねじ部に螺合されるナットとによりなるという手段を
採用した。
【0011】請求項5に記載の本発明は、請求項4にお
いて前記結合手段のボルトの頭部または該ボルトのねじ
部と該ねじ部に螺合されるナットとは前記カバー本体の
前面略中央に設けた収容凹部内に収容されるとともに該
収容凹部には蓋部が嵌脱自在に被冠されるという手段を
採用した。
【0012】請求項6に記載の本発明は、請求項1にお
いて前記取付台座部に対するスペアタイヤおよび前記押
圧部材の取付は、該取付台座部の外側に略同心円的に設
けられた数個の取付螺杆部と、該取付螺杆部に嵌入され
るスペアタイヤのホイール部に当接座部に重合された状
態で前記取付螺杆部に螺合されるナットとによりなると
いう手段を採用した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明の実施の
形態の具体例を説明する。図1ないし図4において1は
合成樹脂または薄手の金属板にて略伏板状に形成された
カバー本体であり、このカバー本体1はタイヤ径Φ、タ
イヤ幅Lが異なる数種のサイズのスペアタイヤ2に適応
して被冠可能に最も大径なスペアタイヤ2に合わせて形
成される。前記合成樹脂としては例えばポリカーボネー
ト、ABS樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリスチレン樹脂等があげられる。また軽量な金属
板としては例えばアルミニウム、ステンレス、スチール
またはそれらの合金が使用される。また前記スペアタイ
ヤ2は、空気入りのタイヤが使用される。
【0014】3は車体4の外側の適宜位置、図面では車
体4の後部4aに設けられた断面略コ字形の取付台座部
であり、この取付台座部3の外側には略同心円的に数
個、図では4個の取付螺杆部5が突設されている。そし
てこの取付螺杆部5がスペアタイヤ2のホイール部2A
の内方に同心円的に設けられた数個の取付孔2A1 のう
ち対応する取付孔2A1 に嵌入されることによりスペア
タイヤ2のホイール部2Aが取付台座部3に重合された
状態でナット6を前記取付螺杆部5のねじ部5aに螺合
してスペアタイヤ2は取付台座部3に取付けられる。
【0015】7は押圧部材であり、この押圧部材7は前
記スペアタイヤ2のホイール部2Aに重合されるように
前記取付螺杆部5およびナット6により取付けられる。
そしてこの押圧部材7の一側(前面)に後記カバー本体
1の裏面に接触する断面略コ字形の突出平坦面部7aが
形成され、押圧部材7の他側(後面)には前記取付台座
部3に着脱可能に取付けられる略板状の当接板部7bを
形成し前記取付台座部3と協動して表裏面から前記ホイ
ール部2Aを表裏から挟持するようになっている。7a
1 は前記突出平坦面部7aに設けられたボルト挿入孔で
ある。そしてこの押圧部材7は、スペアタイヤ2のフラ
ンジ部2Bの外側からホイール部2Aの車軸(図には示
さず)に対する取付基準面Aまでの深さWが異なる各種
サイズのスペアタイヤ2に適応して異なる高さhの突出
平坦面部7aが各々使用される。
【0016】8は前記押圧部材7のカバー本体1の対向
面に突設された側面略U字状の位置規制部材であり、こ
の位置規制部材8はカバー本体1の対応位置に設けたス
リット9内に先端部8aが嵌入されることにより取付台
座部3に対するカバー本体1の取付位置が決定されると
ともに錠部品10として図示するような例えば南京錠を
位置規制部材8に装着して押圧部材7にカバー本体1を
施錠または解錠することによりカバー本体1およびスペ
アタイヤ2が盗難されるのを防止する。
【0017】11は前記押圧部材7と前記カバー本体1
の裏面とを結合するための結合手段であり、この結合手
段11は例えば図2に示すように前記カバー本体1の略
中心に設けたボルト挿入孔1aおよび取付台座部3の突
出平坦面部7aの略中心に前記ボルト挿入孔1aと重合
するように設けたボルト挿入孔7a1 内に嵌挿される1
本のボルト12と、該ボルト12のねじ部12aに螺合
されるように断面略コ字形の突出平坦面部7a内に固定
されるナット13とにより形成される。12bは前記ボ
ルト12の頭部であり、この頭部12bは図2では前記
カバー本体1の前面略中央に設けた収容凹部1A内に収
容される。
【0018】図示では前記ボルト12はカバー本体1の
取付時では、カバー本体1および取付台座部3に対して
外部より嵌挿されてそのねじ部12aにナット13が螺
合されているが、このボルト12は図には示さないが、
突出平坦面部7aに突出されて反対にカバー本体1に対
して内部から外部に向けて嵌挿することによりそのねじ
部12aをカバー本体1の収容凹部1A内に突出してナ
ット13を螺合するようにしてもよい。
【0019】14は前記収容凹部1Aに嵌脱自在に被冠
される略皿状の蓋部であり、この蓋部14により前記収
容凹部1A内に収容されたボルト12の頭部12bは隠
され、被閉時に外部から頭部12bが見えるという外観
上の不体裁が防止される。前記蓋部14にはたとえば車
種名、社名、マーク、図柄等を表示してもよい。
【0020】本発明の一実施例は以上の構成からなり、
スペアタイヤ2を車体4に取付けるのには、車体4の適
宜位置、例えば車体4の前部または後部4aに配置され
る取付台座部3に略同心円的に設けた数個の取付螺杆部
5をホイール部2Aの内方に略同心円的に設けた対応す
る取付孔2A1 と、ホイール部2Aに当接板部7bが重
合される押圧部材7の重合する取付孔7b1 内に夫々挿
入し、各取付螺杆部5のねじ部5aにナット6を螺合す
ることによりスペアタイヤ2に押圧部材7を重合した状
態で取付台座部3に取付ける。
【0021】次いで押圧部材7に突設した側面略U字形
の位置規制部材8をカバー本体1の対応位置に設けたス
リット9内に挿入すると、カバー本体1の取付台座部3
に対する半径方向および周方向の取付位置を決定するこ
とができるとともにカバー本体1に設けたボルト挿入孔
1aと、押圧部材7の突出平坦面部7aに設けたボルト
挿入孔7a1 とを容易に重合することができる。そし
て、カバー本体1の略中心位置および押圧部材7の断面
略コ字状の突出平坦面部7aの略中心位置に重合して設
けたボルト挿入孔1a,7a1 内に1本のボルト12を
挿入した上で、該ボルト12のねじ部12aにナット6
を螺合することによりカバー本体1を押圧部材7に簡単
な取扱にて確実に取付けることができる。こうして、略
伏碗状のカバー本体1によりスペアタイヤ2を覆う。
【0022】この際、カバー本体1はタイヤ径Φ、タイ
ヤ幅Lが異なる数種のサイズのスペアタイヤ2に適応し
て最も大径なスペアタイヤ2に合わせて略伏碗状に形成
されているので、各種サイズのスペアタイヤ2毎に専用
のタイヤカバーを用意することなく、各種サイズのスペ
アタイヤ2に適応して1種のカバー本体1を共用し、1
本のボルト12と、ナット13とを用いてカバー本体1
を被冠することができる。
【0023】しかもタイヤの取付基準面Aとしての取付
台座部3に対してスペアタイヤ2のフランジ部2Bの外
側からホイール部2Aの車軸(図には示さず)に対する
取付面までの深さWが異なる各種サイズのスペアタイヤ
2に適応して異なる高さhの突出平坦面部7aを有する
押圧部材7を選択して使用することにより、サイズが異
なったり、スペアタイヤ2内に詰め込まれる空気の詰め
込み度合いの多少に伴いスペアタイヤ2の膨張度合に伴
ってスペアタイヤ2の外容積が厚み方向に変化する場合
にもスペアタイヤ2の露出度が過大になったり、反対に
スペアタイヤ2に対してカバー本体1が被り過ぎるとい
う不都合はなく、カバー本体1をスペアタイヤ2に全体
的に被冠し、偏りがなく整合した位置に取付けることが
できる。
【0024】またスペアタイヤ2は前述のようにホイー
ル部2Aが車体4に設けた取付台座部3と押圧部材7と
により挟持される状態で取付螺杆部5とナット6とで数
個所において螺着され取付台座部3に取付けられる。し
かもカバー本体1は押圧部材7の突出平坦面部7aに密
接した状態でボルト12とナット13とで緊結される。
このようにスペアタイヤ2およびカバー本体1は強固に
構造堅牢に取付けられるので、自動車の走行による振動
を受けてそれぞれガタツキは生じない。
【0025】そしてカバー本体1に設けたスリット9か
ら外部に突出される側面略U字状の位置規制部材8に南
京錠等の錠部品10を施錠をすれば、カバー本体1を押
圧部材7に錠止できる。こうしてカバー本体1およびス
ペアタイヤ2を盗難から防止することができる。
【0026】またカバー本体1は合成樹脂または薄手の
金属板により略伏碗状の簡単な構造であり、数部品に分
割されることなく部品点数も少なく、しかも異なるサイ
ズのスペアタイヤ2に適応して共用されるので、製作お
よび組付は容易に行なえ、金型代も1種で済み、製作コ
スト、資材費も安価である。
【0027】そしてスペアタイヤ2の必要時には、先ず
カバー本体1に設けたスリット9から突出された位置規
制部材8に錠止した錠部品10を解錠する。次いでボル
ト12を回動操作することにより、そのボルト12のね
じ部12aからナット13を螺退し、カバー本体1を押
圧部材7から取外す。その後、ナット13を取付螺杆部
5のねじ部5aから螺退することにより、スペアタイヤ
2を車体4の取付台座部3から取外し、使用の途に供す
る。
【0028】上記実施例においては押圧部材7とカバー
本体1の裏面とを結合するための1本のボルト12をカ
バー本体1の外側から内側に挿入し、カバー本体1の内
側においてボルト12のねじ部12aにナット13を螺
合するようにしているが、図示はしないが反対に突出平
坦面部7aに突設したボルト12をカバー本体1の内側
から外側に向かってボルト挿入孔7a1 ;1a内に挿入
し、カバー本体1の外側に配したナット13を螺合する
ことによりカバー本体1を押圧部材7に取付けることも
できる。
【0029】また上記実施例においては押圧部材7に突
設した位置規制部材8をカバー本体1の対応位置に設け
たスリット9内に挿入することにより押圧部材7に対し
てカバー本体1の取付位置の位置決めを行っているが、
反対にカバー本体1の裏面に位置規制部材を突設し、押
圧部材7の対応位置に設けたスリット内に位置規制部材
を挿入することによりカバー本体1の押圧部材7に対す
る取付位置の位置決めを行うようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように、タイヤ径、タイ
ヤ幅が異なる数種のサイズのスペアタイヤに適応して1
種類のカバー本体を共用して数種のスペアタイヤに被冠
することができる。またカバー本体の取付は、簡単な取
扱いにて構造堅牢にしかも正確にガタツキなく所定位置
に取付けることができる。さらには本発明のカバー本体
は部品点数が少なく簡単な構造であるので、製作および
組付には時間と手間がかからずに容易に行えるとともに
金型代も安価で済み、製作コストおよび資材費も安価に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペアタイヤカバーの取付装置の一実
施例を示す分解斜面図である。
【図2】同じく取付状態を示す拡大断面図である。
【図3】同じく取付状態を示す正面図である。
【図4】同じく取付状態の外観を示す斜面図である。
【図5】従来のスペアタイヤカバーの一例を示す分解斜
面図である。
【図6】従来のスペアタイヤカバーの他例を示す分解斜
面図である。
【図7】同じく組付状態を示す断面図である。
【図8】従来のスペアタイヤカバーのさらに他例を裏面
から見た斜面図である。
【図9】同じく組付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カバー本体 1A 収容凹部 2 スペアタイヤ 2A ホイール部 2B フランジ部 3 取付台座部 4 車体 5 取付螺杆部 6 ナット 7 押圧部材 7a 突出平坦面部 7b 当接板部 12 ボルト 13 ナット 14 蓋部 A 取付基準面 L タイヤ幅 W 深さ Φ タイヤ径

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ径、タイヤ幅が異なる数種のサイ
    ズのスペアタイヤに適応して被冠可能に最も大径なスペ
    アタイヤに合わせて略伏碗状に形成されたカバー本体
    と、車体の外側の適宜位置に設けられ、スペアタイヤが
    着脱可能に取付けられる取付台座部と、一側に前記スペ
    アタイヤのホイール部の裏面に接触する突出平坦面部お
    よび他側には前記取付台座部に着脱可能に取付けられる
    当接板部を有し前記取付台座部と協動して表裏面から前
    記ホイール部を挟持する押圧部材と、該押圧部材と前記
    カバー本体の裏面とを結合する結合手段とからなるスペ
    アタイヤカバーの取付装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧部材は、スペアタイヤのフラン
    ジ部の外側からホイール部の車軸に対する取付基準面ま
    での深さが異なる各種サイズのスペアタイヤに適応して
    異なる高さの前記突出平坦面部が各々使用されることを
    特徴とした請求項1に記載のスペアタイヤカバーの取付
    装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材は、該押圧部材またはカバ
    ー本体の何れか一方の対向面に突設された位置規制部材
    と、該位置規制部材が嵌入可能にカバー本体または押圧
    部材の何れか他方に設けられたスリットと、前記押圧部
    材をカバー本体に施錠または解錠する錠部品とからなる
    請求項1または請求項2に記載のスペアタイヤカバーの
    取付装置。
  4. 【請求項4】 前記結合手段が、前記カバー本体および
    前記取付台座部の略中心に嵌挿される1本のボルトと、
    該ボルトのねじ部に螺合されるナットとによりなること
    を特徴とした請求項1に記載のスペアタイヤカバーの取
    付装置。
  5. 【請求項5】 前記結合手段のボルトの頭部または該ボ
    ルトのねじ部と該ねじ部に螺合されるナットとは前記カ
    バー本体の前面略中央に設けた収容凹部内に収容される
    とともに該収容凹部には蓋部が嵌脱自在に被冠されるこ
    とを特徴とした請求項4に記載のスペアタイヤカバーの
    取付装置。
  6. 【請求項6】 前記取付台座部に対するスペアタイヤお
    よび前記押圧部材の取付は、該取付台座部の外側に略同
    心円的に設けられた数個の取付螺杆部と、該取付螺杆部
    に嵌入されるスペアタイヤのホイール部に当接座部が重
    合された状態で前記取付螺杆部に螺合されるナットとに
    よりなる請求項1に記載のスペアタイヤカバーの取付装
    置。
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JP8167961A Pending JPH1016830A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 スペアタイヤカバーの取付装置

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JP (1) JPH1016830A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196577A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Daikyonishikawa Corp スペアタイヤカバーの取付構造

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JP2009196577A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Daikyonishikawa Corp スペアタイヤカバーの取付構造

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