JPH10167940A - 洗口剤組成物 - Google Patents

洗口剤組成物

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JPH10167940A
JPH10167940A JP8344596A JP34459696A JPH10167940A JP H10167940 A JPH10167940 A JP H10167940A JP 8344596 A JP8344596 A JP 8344596A JP 34459696 A JP34459696 A JP 34459696A JP H10167940 A JPH10167940 A JP H10167940A
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JP
Japan
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abrasive
composition
viscosity
mouthwash
amount
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JP8344596A
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English (en)
Inventor
Yoshichika Ebine
慶周 海老根
Kenji Kaneko
憲司 金子
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨剤を分散安定性良く配合し得る上、プラ
ーク除去に必要十分な清掃効果を有する洗口剤組成物を
得る。 【解決手段】 比容積が1.5〜4ml/gの研磨剤を
組成物全体の2〜30重量%と、分散剤を組成物全体の
0.005〜1重量%含有し、かつ25℃における粘度
を1〜1,800mP・sの範囲にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長期保存しても研
磨剤を分散安定性良く配合し得る上、プラーク除去に必
要十分な清掃効果を有する洗口剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
う蝕或いは歯周病の原因であるプラークを除去するに
は、歯磨によるブラッシング又は洗口剤による洗口が行
われてきた。
【0003】しかしながら、歯磨はブラシを使用する点
で使用性が悪いという問題がある。これに対して、洗口
剤は簡便で使用性に優れているが、必要十分な清掃効果
が得られないという欠点を有している。
【0004】そこで、洗口剤の低清掃力という欠点を補
うため、洗口剤に研磨剤を配合することが特表平6−5
02141号に提案されている。しかし、この洗口剤
は、研磨剤を配合したにも拘らず十分な清掃効果が得ら
れず、歯ブラシの併用が明記され、自ら洗口剤の利点を
放棄している。
【0005】また、洗口剤として使用するには、25℃
における粘度が1〜1,800mP・s(0.001〜
1.8P・s)の範囲であることが望ましく、練歯磨
(25℃粘度200〜2,000P・s)や液状歯磨
(25℃粘度20〜180P・s)で洗口することは使
用性の点で不可能である一方、上記の洗口剤として使用
可能な粘度範囲で研磨剤を配合した場合は、通常、研磨
剤が沈降するなどして相分離が生じるという欠点があ
り、研磨剤を安定に配合することは困難である。実際、
上記特表平6−502141号では、研磨剤の分散安定
化のため、合成又は天然の粘土を配合しているが、この
洗口剤は、粘土を配合しても経時に伴い製剤が分離を生
じてしまう。また、分離を低減するために粘土を多量に
配合すると、粘度増加により流動性の低下を生じ、使用
性が悪くなる。
【0006】従って、研磨剤を配合した洗口剤において
は、研磨剤の安定配合が課題であった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、研磨剤を分散安定性良く配合し得、かつプラークを
除去するのに必要十分な優れた清掃効果を有する洗口剤
組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、比容積が1.5〜4ml/gの研磨剤を組成物全体
の2〜30重量%配合すると共に、分散剤を組成物全体
の0.005〜1重量%配合し、かつ25℃における粘
度を1〜1,800mP・sの範囲に調整することによ
り、洗口剤として使用可能な粘度範囲で研磨剤が安定に
分散され、長期間保存しても研磨剤が沈降して相分離が
生じるといったことがなく、研磨剤を分散安定性良く配
合し得る上、プラークを除去するために必要十分な清掃
力を発揮することができる洗口剤組成物が得られるこ
と、更に、これに可溶性縮合リン酸塩を配合することで
上記効果がより向上することを知見し、本発明をなすに
至った。
【0009】従って、本発明は、比容積が1.5〜4m
l/gの研磨剤を組成物全体の2〜30重量%と、分散
剤を組成物全体の0.005〜1重量%含有し、かつ2
5℃における粘度を1〜1,800mP・sの範囲にし
たことを特徴とする洗口剤組成物を提供する。
【0010】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の洗口剤組成物は、特定比容積の研磨剤と分
散剤とを各々特定量配合し、かつ25℃における粘度を
1〜1,800mP・sとしたことを特徴とするもので
ある。
【0011】ここで、研磨剤としては、比容積が1.5
〜4ml/g、好ましくは2〜3ml/gのものを使用
するもので、比容積が1.5ml/g未満では研磨剤が
沈降し、相分離が生じ、4ml/gを超えると粘度が増
加し、洗口時の使用性が低下する。
【0012】このような研磨剤としては、歯科的に許容
される不溶性の研磨剤が使用でき、例えば沈降性シリ
カ、ジルコノシリケート等のシリカ化合物、リン酸カル
シウム、水酸化アルミニウム等が挙げられ、これらの中
で上記比容積の範囲にあるものを使用する。
【0013】上記研磨剤の配合量は、組成物全体の2〜
30%(重量%、以下同様)、好ましくは5〜20%で
あり、配合量が2%に満たないと必要な清掃力が得られ
ず、30%を超えると粘度が増加し、洗口時の使用性が
低下する。
【0014】次に、分散剤としては、例えばキサンタン
ガム、ジェランガム、カラギーナン、カルボキシメチル
セルロース(CMC)、アルギン酸ナトリウム等の水溶
性高分子化合物が挙げられ、特にキサンタンガム、ジェ
ランガムが好適である。
【0015】分散剤の配合量は、組成物全体の0.00
5〜1%、好ましくは0.05〜0.3%であり、0.
005%に満たないと研磨剤が沈降し、相分離が生じ、
1%を超えると粘度が高くなり、洗口時の使用性が低下
する。
【0016】本発明の洗口剤組成物には、更に可溶性縮
合リン酸塩を配合することが好ましく、これにより研磨
剤の分散安定性をより向上させることができる。可溶性
縮合リン酸塩としては、例えばピロリン酸塩、トリポリ
リン酸塩、ヘキサメタリン酸塩等が挙げられる。
【0017】上記可溶性縮合リン酸塩の配合量は、組成
物全体の0.1〜20%、特に1〜10%、とりわけ2
〜6%が好ましい。配合量が0.1%未満では研磨剤の
分散安定性が悪くなって研磨剤が沈降し、相分離が生じ
る場合があり、20%を超えると収斂性が著しく、使用
感が低下する場合がある。
【0018】更に、本発明組成物には、炭酸水素化合
物、硫酸水素化合物及び水溶性リン酸水素化合物から選
ばれる1種又は2種以上の化合物を配合することが清掃
力の点から好ましく、具体的には炭酸水素ナトリウム、
硫酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム等が例示され
る。
【0019】上記化合物の配合量は、組成物全体の0.
01〜20%、特に0.5〜10%が望ましく、0.0
1%未満では十分な清掃力が得られず、20%を超える
と塩味等が発現し、使用感が悪くなる。
【0020】本発明では、上記成分以外に通常の洗口剤
組成物に使用可能な任意成分を添加することができる。
具体的に保湿剤としてグリセリン、ソルビット、プロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アル
コール、界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム等の
アニオン界面活性剤、ラウリン酸デカグリセリル、ミリ
スチン酸ジエタノールアミド等の非イオン界面活性剤、
有効成分としてフッ化ナトリウム等のフッ化物、デキス
トラナーゼ、ムタナーゼ等の酵素、トラネキサム酸、ε
−アミノカプロン酸等、香味剤としてはサッカリンナト
リウム、ペパーミント、スペアミント、ウインターグリ
ーン等が挙げられる。なお、これら任意成分の配合量
は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることが
できる。
【0021】本発明の洗口剤組成物は、前記必須成分を
配合し、かつ25℃における粘度を1〜1,800mP
・s、好ましくは30〜1,000mP・s、より好ま
しくは50〜500mP・sの範囲に調整することが必
要であり、粘度が1mP・s未満では相分離を生じ、
1,800mP・sを超えると洗口剤としての使用性が
低下する。なお、粘度はB8H型粘度計による測定値で
ある。
【0022】
【発明の効果】本発明の洗口剤組成物は、洗口剤として
使用可能な粘度範囲で研磨剤が安定に分散され、長期間
保存しても研磨剤を分散安定性良く配合し得る上、プラ
ークを除去するために必要十分な清掃力を発揮すること
ができる。
【0023】
【実施例】以下、実験例、実施例及び比較例を示して本
発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限
されるものではない。なお、以下の例において%は重量
%である。また、各例の評価は下記方法により行った。 1.粘度 粘度計 :B8H型粘度計(株式会社トキメック製) ローター:No.1 回転数 :4〜100rpm 測定温度:25℃ 2.安定性 プラスチックボトル(80ml)にサンプルを充填し、
40℃の恒温槽に1ヶ月保管し、相分離を目視で下記の
基準により判断した。 ○:外観上変化なく良好。 ×:研磨剤の沈降或いはシネリシス現象が認められ、分
離を生じている。 3.清掃力評価法 内寸法(縦:40mm、横:100mm、高さ:45m
m)のアクリル製容器中央に取り付けた正三角柱(高
さ:30mm)の側面に黒色の油性インクを均一に塗布
し、色差(L1)を測定した亜鉛板(25×39×3m
m)をセットする。次にサンプルを容器に入れ、ふたを
し、下記の条件にて振盪する。振盪後、亜鉛板を取り出
し、水洗し、再び色差(L2)を測定し、次式で清掃力
(L値)を算出する。 清掃力(ΔL値)=L2−L1 振盪条件 振盪方向 :横 振盪速度 :200回/分 振盪時間 :30分 振盪幅 :40mm サンプル量:50g 色差計 :Σ80型色差計(日本電色工業K.K) 4.比容積(粧原基 一般試験法、36.比容積測定
法) 試料3.0gを目盛り付き試験管に入れ、下記の条件に
て測定する。 比容積(ml/g)=読み値/3 測定条件 測定器 :比容積試験器(石山科学器械製作所製) 落下回数:400回
【0024】〔実験例〕表1に示す比容積の異なる沈降
性シリカを用い、下記組成の洗口剤を調製し、前記評価
方法に従って安定性、粘度を測定した。更に、下記基準
で総合判定を行った。結果を表1に示す。 洗口剤組成: 表1に示す比容積の沈降性シリカ 20.0% 炭酸水素ナトリウム 5.0 キサンタンガム 0.12 フッ化ナトリウム 0.2 プロピレングリコール 2.0 85%グリセリン 5.0 60%ソルビット 8.0 サッカリン 0.1 ラウリン酸デカグリセリル 0.5 香料 0.2精製水 残 合計 100.0 総合判定基準: ○:安定性が良好であり、かつ粘度が1〜1,800m
P・sである。 ×:安定性が悪いか、又は粘度が1,800mP・sよ
り大きい値である。
【0025】
【表1】
【0026】表1の結果より、比容積が1.5〜4ml
/gの研磨剤を配合すると、キサンタンガムとの併用で
粘度1〜1,800mP・sの範囲において研磨剤を安
定配合できることがわかった。
【0027】〔実施例1〜10、比較例1〜7〕表2,
4に示す組成の洗口剤を調製し、前記方法に従って粘
度、安定性、清掃力、総合判定を行った。結果を表3,
5に示す。
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比容積が1.5〜4ml/gの研磨剤を
    組成物全体の2〜30重量%と、分散剤を組成物全体の
    0.005〜1重量%含有し、かつ25℃における粘度
    を1〜1,800mP・sの範囲にしたことを特徴とす
    る洗口剤組成物。
  2. 【請求項2】 可溶性縮合リン酸塩を組成物全体の0.
    1〜20重量%配合した請求項1記載の洗口剤組成物。
  3. 【請求項3】 炭酸水素化合物、硫酸水素化合物及び水
    溶性リン酸水素化合物から選ばれる1種又は2種以上を
    組成物全体の0.01〜20重量%配合した請求項1又
    は2記載の洗口剤組成物。
JP8344596A 1996-12-09 1996-12-09 洗口剤組成物 Pending JPH10167940A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100189663A1 (en) * 2009-01-24 2010-07-29 Gallis Karl W Mouth rinse compositions including chemically modified silica or silicate materials for sustained delivery to tooth surfaces
JP2011213722A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Mcneil Ppc Inc 口腔ケア組成物
JP2017519797A (ja) * 2014-07-10 2017-07-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 抗歯石口腔用組成物

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JP2011213722A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Mcneil Ppc Inc 口腔ケア組成物
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