JPH10163646A - 携帯型電子機器および吸着体 - Google Patents

携帯型電子機器および吸着体

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JPH10163646A
JPH10163646A JP32366196A JP32366196A JPH10163646A JP H10163646 A JPH10163646 A JP H10163646A JP 32366196 A JP32366196 A JP 32366196A JP 32366196 A JP32366196 A JP 32366196A JP H10163646 A JPH10163646 A JP H10163646A
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portable electronic
electronic device
suction
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lid
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Mitsuru Kuroda
充 黒田
Junichi Nakao
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵填が表示部に付着するのを防止し、実装ス
ペースの拡大および操作性の向上が図れるようにするこ
とにある。 【解決手段】 本体7と連結され、その本体7の装置表
示部4を完全に覆い携帯型電子機器本体と回動可能な蓋
5を有する携帯型電子機器であって、蓋5に粘着性もし
くは静電気力等により塵填を吸着する特性を有する吸着
体として装置表示部4の塵埃を吸着する吸着シート1
と、装置表示部4と蓋5をロックする吸盤2,3とから
成るものである。これにより、塵填が装置表示部4に付
着するのを防止する。蓋5を閉じるときは、本体7の表
面に形成した装置表示部4に吸着手段を吸着させるため
のものであり、本体7と蓋5をロックするものである。
したがって、電話ボックス等のガラス面等の平坦面に任
意の位置に吸盤2,3を吸着させることにより、受話器
を片手で持ったままでも携帯型電子機器を自在に操作す
ることが可能となるので、便利になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型電子機器およ
び吸着体に係り、特に表示部が開閉自在になる携帯型電
子機器および吸着体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯型電子機器は、たと
えば図10に示すように、携帯型電子機器101を構成
する筐体102の隣接し合ういずれかの面103−1,
103−2にそれぞれ長板状の吸盤104−1,104
−2を設け、吸盤104−1,104−2のいずれかに
て携帯型電子機器101を平坦面に吸着支持させるもの
がある。
【0003】また図11に示すように、携帯型電子機器
201と連結し、本体202の装置表示部203を完全
に覆う蓋204を有する携帯型電子機器201があり、
この携帯型電子機器201に携帯型電子機器201に蓋
204を固定するためのロック機構205を備えたもの
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
での携帯型電子機器は、図10に示す携帯型電子機器に
おいては、携帯型電子機器を構成する筐体の表面に吸盤
を設けているため、外観が損なわれるという問題があ
る。
【0005】また図11に示す携帯型電子機器は、外気
における塵挨等の進入が避けられないため、表示部の塵
填を除去することができないという問題がある。さらに
この携帯型電子機器は、機構的にロック機構を用いて固
定しているため、製造行程が嵩むという問題がある。さ
らにこの携帯型電子機器は、ロック機構をオペレータの
手前側に置いた状態にしないと蓋が開閉しずらくなるた
め、例えば、電話使用時において受話器を片手に持った
状態でこの携帯型電子機器を使用する際に、もう片方の
手にて携帯型電子機器を持たざる得ないときに、携帯型
電子機器の操作がしずらくなるという問題もある。
【0006】本発明の目的は、蓋に粘着性もしくは静電
気力等により塵壌を吸着する特性を有する吸着手段を用
いることにより、塵填が表示部に付着するのを防止する
携帯型電子機器および吸着体を提供することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、ロック機構を吸
着手段と兼用することにより、実装スペースの拡大およ
び操作性の向上が図れるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型電子機器
は、携帯型電子機器本体と連結され、その携帯型電子機
器本体の装置表示部を完全に覆い携帯型電子機器本体と
回動可能な蓋を有する携帯型電子機器であって、蓋に粘
着性もしくは静電気力等により塵填を吸着する特性を有
する吸着手段を装着するものである。この吸着手段は、
装置表示部の塵埃を吸着する吸着シートと、装置表示部
と蓋をロックする吸盤とから成るものである。これによ
り、塵填が表示部に付着するのを防止することができ
る。
【0009】また吸着手段は、蓋を閉じるとき携帯型電
子機器本体の表面に形成した装置表示部に吸着手段を吸
着させるためのものであり、携帯型電子機器本体と蓋を
ロックするロック手段を兼ねるものである。これによ
り、実装スペースの拡大および操作性の向上が図れるよ
うにする。
【0010】吸着手段は、少なくとも2種類からなり、
その一方の形状が他方の形状よりやや大きく形成される
ものであり、装置表示部の中央にやや大きな形状の吸着
手段を固着し、その周囲にやや小さい吸着手段を固着す
る。これにより、蓋をどの方向から開けようとする場合
においても、周囲のやや小さめの吸着手段の装置表示部
に対する吸着力が蓋の中央にある大きめの吸着手段の装
置表示部に対する吸着力より小さくなるため、容易に蓋
を開けることができる。
【0011】一方、本発明の吸着体は、中央に外周部の
方向に円筒状に延びる足部と、外周部にピッチ幅および
形状の異なる複数の溝からなる間隙部とを有し、足部と
隙間部の吸着力が足部の吸着力より間隙部の吸着力の方
が小さくなるようにする。これにより、例えば、電話使
用時において受話器を片手に持った状態でこの携帯型電
子機器を使用する際に、もう片方の手にて携帯型電子機
器を持たざる得ず、蓋を前側あるいは側面の方向から開
けようとする場合においても、隙間部の表示部に対する
吸着力が足部の表示部に対する吸着力より小さくなるた
め、容易に蓋を開けることができるので、携帯型電子機
器を使用し易くする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の携帯型電子機器お
よび吸着体の実施例について図面を参照して詳細に説明
する。図1は本発明の実施例の携帯型電子機器の斜視図
である。
【0013】図1において、携帯型電子機器6は、本体
7の装置表示部4を完全に覆い、本体7と360°傾動
または回動可能になるヒンジ部Hにより連結する蓋5を
有するもので、蓋5に粘着性もしくは静電気力等により
塵挨を吸着する特性を持たせた吸着シート1を装着させ
たものである。なお、ヒンジ部Hは、例えば、本体7と
蓋5を樹脂成形により一体成形したもの、本体7と蓋5
を金具を介して連結したものなどがある。
【0014】蓋5は、たとえば金属または樹脂でよい。
また吸着シート1は、軟質系部材、たとえば、ゴムやエ
ラストマなどの素材からなるものであることが好まし
い。また吸着シート1上には、大小の大きさの異なる大
小吸盤2,3が設けられている。大吸盤2は吸着シート
1の中段部に固着し、小吸盤3は大吸盤2を挟むように
上下の位置に固着されている。
【0015】図2は、図1の蓋5のA−A断面図であ
る。図2において、吸着シート1は、装置表示面4と内
接する側に小吸盤3を設ける。この小吸盤3は、円形凹
部3−1と、この凹部3−1の周囲に一定高で同じく円
形に突き出す突起部3−3と、この突起部3−3の外側
に突起部3−3が自由に弾性変形する溝部3−2とから
なる。
【0016】また図2において、大吸盤2は、大径の円
形凹部2−1と、凹部2−1の周囲に一定高で同じく円
形に突き出す突起2−3とから構成される。
【0017】図3および図4は、吸盤2を吸着シート1
に固着した例を示す図である。大吸盤2を吸着シート1
に固着する数は、たとえば図3および図4に示すように
1個またはあるいは2個でもよい。また図8のように大
小吸盤2,3を複数個、固着したものであってもよく、
数に制限がない。
【0018】次に、本発明の実施例の動作について図5
〜7を参照して説明する。図5を参照すると、携帯型電
子機器6の蓋5を閉めた状態であり、通常の携帯時にお
ける状態である。図6は図5のB−B断面図であり、小
吸盤3と大吸盤2が装置表示部4に吸着されていて蓋5
を固定している。
【0019】また、蓋5を開けた場合は、前回使用時に
より装置表示部4に付着した塵埃が蓋5に装着されてい
る吸着シート1により吸着される。
【0020】図7は携帯型電子機器6の蓋5を360゜
傾動させた場合の一例を示す図である。この図7におい
ては、電話ボックス等のガラス面8等の平坦面に任意の
位置に小吸盤2、大吸盤3を吸着させる。
【0021】この場合には、携帯型電子機器6をガラス
面8等の平坦面に吸着することにより、受話器を片手で
持ったままでも携帯型電子機器6を自在に操作すること
ができる。
【0022】次に、本発明の変形実施例を図8および図
9を参照して説明する。図8は携帯型電子機器6におい
ては、粘着性もしくは静電気力等により塵填を吸着する
特性を持たせたシート11にて、蓋1および小吸盤11
−1、大吸盤11−2を一体成形させている。図9は図
8のC−C断面図であり、図1と同様の構成および作用
効果が得られる。また蓋11は軟質系部材たとえば、ゴ
ムやエラストマであってもよい。さらに吸盤はたとえば
1個及び2個以上でもよい。
【0023】本変形実施例では、シート11に小吸盤1
1−1、大吸盤11−2を一体成形したため、上記実施
例の作用効果に加えて部品点数の削減が図れるという作
用効果も得られる。
【0024】以上に説明した実施例および変形実施例に
おいては、携帯型電子機器本体と連結され、その携帯型
電子機器本体の装置表示部を完全に覆い携帯型電子機器
本体と回動可能な蓋を有する携帯型電子機器であって、
蓋に粘着性もしくは静電気力等により塵填を吸着する特
性を有する吸着手段を装着するものである。この吸着手
段は、装置表示部の塵埃を吸着する吸着シートと、装置
表示部と蓋をロックする吸盤とから成ることにより、塵
填が表示部に付着するのを防止することができる。
【0025】また吸着手段は、蓋を閉じるとき携帯型電
子機器本体の表面に形成した装置表示部に吸着手段を吸
着させるためのものであり、携帯型電子機器本体と蓋を
ロックするロック手段を兼ねるものである。これによ
り、実装スペースの拡大および操作性の向上が図れるよ
うにする。
【0026】吸着手段は、少なくとも2種類からなり、
その一方の形状が他方の形状よりやや大きく形成される
ものであり、装置表示部の中央にやや大きな形状の吸着
手段を固着し、その周囲にやや小さい吸着手段を固着す
る。これにより、蓋をどの方向から開けようとする場合
においても、周囲のやや小さめの吸着手段の装置表示部
に対する吸着力が蓋の中央にある大きめの吸着手段の装
置表示部に対する吸着力より小さくなるため、容易に蓋
を開けることができる。
【0027】一方、本実施例および変形実施例における
吸着体の吸盤は、中央に外周部の方向に円筒状に延びる
足部と、外周部にピッチ幅および形状の異なる溝からな
る間隙部とを設け、足部と隙間部の吸着力が足部の吸着
力より間隙部の吸着力の方が小さくなるようにしてい
る。
【0028】また本実施例は、例えば、電話使用時にお
いて受話器を片手に持った状態でこの携帯型電子機器を
使用する際に、もう片方の手にて携帯型電子機器を持た
ざる得ず、蓋を前側あるいは側面の方向から開けようと
する場合においても、隙間部の表示部に対する吸着力が
足部の表示部に対する吸着力より小さくなるため、容易
に蓋を開けることができるので、携帯型電子機器を使用
し易くし操作性を向上することができる。
【0029】
【発明の効果】以上に説明した本発明においては、蓋に
粘着性もしくは静電気力等により塵壌を吸着する特性を
有する吸着手段として吸着シートを用いることにより、
外観が損なわれずに塵填が表示部に付着するのを防止す
ることができる。
【0030】また本発明によれば、吸着手段の吸盤を用
いることにより、ロック機構が不要になり、実装スペー
スの拡大が図れるだけでなく、前または側面のいずれの
位置からでも蓋を開閉して携帯型電子機器を使用するこ
とができるため、操作性の向上が図れるようになる。
【0031】これにより、たとえば、電話ボックス等の
ガラス面等の平坦面に任意の位置に吸盤を吸着させるこ
とにより、受話器を片手で持ったままでも携帯型電子機
器を自在に操作することが可能となり、ユーザの使い勝
手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の携帯型電子機器を示す斜視図
である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】実施例の携帯型電子機器の例を示す斜視図であ
る。
【図4】実施例の携帯型電子機器の例を示す斜視図であ
る。
【図5】本実施例の携帯型電子機器の蓋を閉じた状態を
示す斜視図である。
【図6】本実施例の携帯型電子機器の蓋を閉じた状態に
おける断面図である。
【図7】本実施例の携帯型電子機器の本体をガラス面に
吸着している状態を示す側面図である。
【図8】変形実施例の携帯型電子機器の例を示す斜視図
である。
【図9】変形実施例の携帯型電子機器の断面図を示す図
である。
【図10】従来の吸盤付きの携帯型電子機器の例を示す
図である。
【図11】従来のロック機構付きの携帯型電子機器の例
を示す斜視図である。 1 吸着シート 2 大吸盤 3 小吸盤 4 装置表示部 5 蓋 6 携帯型電子機器 7 本体 8 ガラス 11 シート 11−1 小吸盤 11−2 大吸盤

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯型電子機器本体と、この携帯型電子機
    器本体にヒンジ部により回動可能に設けられている蓋と
    を有する携帯型電子機器において、 前記蓋の内側の面に、粘着性もしくは静電力などにより
    塵埃を吸着する特性を有する吸着手段に固着し、前記蓋
    を閉じるとき前記携帯型電子機器本体の表面に形成した
    装置表示部に前記吸着手段を吸着させることを特徴とす
    る携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】前記吸着手段は、前記装置表示部の塵埃を
    吸着する吸着シートと、前記装置表示部と前記蓋をロッ
    クする吸盤とから成ることを特徴とする請求項1に記載
    の携帯型電子機器。
  3. 【請求項3】前記吸着手段として前記吸盤を少なくとも
    1個用いることを特徴とする請求項2に記載の携帯型電
    子機器。
  4. 【請求項4】前記吸着手段としての前記吸盤は、少なく
    とも2種類からなり、その一方の形状が他方の形状より
    やや大きく形成されていることを特徴とする請求項2に
    記載の携帯型電子機器。
  5. 【請求項5】携帯型電子機器本体にヒンジ部により回動
    可能に設けられている蓋の内側の面に、粘着性もしくは
    静電力などにより塵埃を吸着する特性を有し、前記蓋を
    閉じるとき前記携帯型電子機器本体の表面に形成した装
    置表示部を吸着する吸着部を有することを特徴とする吸
    着体。
  6. 【請求項6】前記吸着部は、前記装置表示部の塵埃を吸
    着する吸着シートと、前記装置表示部と前記蓋をロック
    する吸盤とから成ることを特徴とする請求項5に記載の
    吸着体。
  7. 【請求項7】前記吸着部の前記吸盤は、中央に外周部の
    方向に円形に突き出す足部と、前記外周部にピッチ幅お
    よび形状の異なる複数の溝からなる間隙部とを有し、前
    記足部の吸着力より前記間隙部の吸着力の方が小さくな
    るようにしたことを特徴とする請求項6に記載の吸着
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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