JPH1016363A - インクリボンカートリッジ - Google Patents

インクリボンカートリッジ

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JPH1016363A
JPH1016363A JP17356296A JP17356296A JPH1016363A JP H1016363 A JPH1016363 A JP H1016363A JP 17356296 A JP17356296 A JP 17356296A JP 17356296 A JP17356296 A JP 17356296A JP H1016363 A JPH1016363 A JP H1016363A
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JP
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ink
ribbon
unit
ink tank
feed unit
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JP17356296A
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Inventor
Masayuki Ito
雅之 伊藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Data Systems Co Ltd
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Oki Data Corp
Oki Data Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクリボンカートリッジの寿命を長くするこ
とができるとともに、シリアルプリンタ内、印字媒体等
が汚れることがないようにする。 【解決手段】インクリボンを収容するとともに、該イン
クリボンを印字ヘッドとプラテンとの間に送るリボンフ
ィードユニット51と、該リボンフィードユニット51
に対して揺動自在に配設され、インクタンクを備えるイ
ンクタンクユニット52とを有する。そして、該インク
タンクユニット52に、前記インクタンク内のインクを
前記リボンフィードユニット51に送る第1のインク搬
送手段が配設される。また、前記リボンフィードユニッ
ト51に、インクを受けて、インクリボンに送る第2の
インク搬送手段が配設される。水平型のシリアルプリン
タに実装する場合、リボンフィードユニット51を垂直
にした状態でインクタンクユニット52を水平にするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクリボンカー
トリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアルプリンタにおいては、印
字ヘッドから印字ワイヤを選択的に突出させ、インクリ
ボンを介してプラテン上の印字媒体を打撃することによ
って画素を形成するようにしている。そして、前記印字
ヘッドにインクリボンカートリッジがセットされ、該イ
ンクリボンカートリッジ内に収容されたインクリボンが
印字ヘッドの前を順次走行させられるようになってい
る。
【0003】図2は従来のインクリボンカートリッジの
実装状態を示す図である。図において、10は汎(は
ん)用型のシリアルプリンタ、11は該シリアルプリン
タ10において水平方向に延在させられたキャリッジシ
ャフト、13は図示しないスペーシングモータを駆動す
ることによって、前記キャリッジシャフト11に沿って
往復走行させられるキャリッジである。該キャリッジ1
3には印字ヘッド14が水平に搭載され、該印字ヘッド
14にインクリボンカートリッジ15が水平にセットさ
れる。
【0004】また、前記印字ヘッド14に対向させて、
前記キャリッジシャフト11と平行にプラテン16が配
設される。該プラテン16は、図示しないラインフィー
ドモータを駆動することによって、印字媒体12を矢印
A方向に搬送する。該印字媒体12の搬送方向における
プラテン16より上流側にはトラクタ17が配設され、
該トラクタ17によって前記印字媒体12の搬送量が調
整される。
【0005】前記スペーシングモータを駆動し、前記キ
ャリッジ13をキャリッジシャフト11に沿って往復走
行させると、印字ヘッド14はプラテン16に沿って往
復走行させられる。このとき、前記インクリボンカート
リッジ15内に収容された図示しないインクリボンは、
印字ヘッド14の前を順次走行させられ、該印字ヘッド
14から選択的に突出させられる図示しない印字ワイヤ
によって打撃される。
【0006】一方、前記印字媒体12はプラテン16に
よって搬送され、該プラテン16上において前記インク
リボンを介して印字ワイヤによって打撃されると、印字
媒体12上に画素が形成される。次に、インクリボンカ
ートリッジ15について説明する。図3は従来のインク
リボンカートリッジの概略図である。
【0007】図において、14は印字ヘッド、15はイ
ンクリボンカートリッジ、16はプラテンである。前記
インクリボンカートリッジ15は、カートリッジ本体3
5及びインクタンク19から成り、前記カートリッジ本
体35は、エンドレスのインクリボン18を収容する収
容部38、及び該収容部38の両端において印字ヘッド
14を包囲して前方(図における右方)に延び、前記イ
ンクリボン18を案内する案内アーム部36、37から
成る。前記インクリボン18は、蛇行状態で収容部38
に収容され、アイドルローラ21及びフィードローラ2
2によって挟持され、フィードローラ22を回転させる
ことによって矢印B方向に搬送され、案内アーム部36
によって案内されて前記印字ヘッド14とプラテン16
との間を抜け、案内アーム部37によって案内されて収
容部38に戻る。
【0008】この場合、前記フィードローラ22はキャ
リッジ13(図2)の往復走行に伴って回転させられる
ようになっているので、印字ヘッド14がプラテン16
に沿って走行させられ、印字が行われている間はインク
リボン18が搬送される。ところで、該インクリボン1
8は布地にインクを含浸させることによって形成される
ので、繰り返し使用するとインクが抜けてしまい、印字
濃度が低下してしまう。そこで、インクを常に補充する
ことができるように、インクタンク19が配設され、該
インクタンク19内とアイドルローラ21との間にウイ
ック24が配設される。したがって、前記インクタンク
19内のインクは、ウイック24内を毛細管現象によっ
て浸透し、アイドルローラ21に転写され、更にインク
リボン18に転写されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のインクリボンカートリッジ15においては、水平に
セットされるように設計されているので、インクリボン
カートリッジ15を垂直にセットすると、前記インクタ
ンク19内のインクが自重で浸透し続け、必要以上のイ
ンクがインクリボン18に転写されてしまう。
【0010】図4は従来のインクリボンカートリッジの
他の実装状態を示す図である。図において、40は水平
型のシリアルプリンタ、11は該シリアルプリンタ40
において水平方向に延在させられたキャリッジシャフ
ト、13は図示しないスペーシングモータを駆動するこ
とによって、前記キャリッジシャフト11に沿って往復
走行させられるキャリッジである。該キャリッジ13に
は印字ヘッド44が先端面を下方に向けて垂直に搭載さ
れ、該印字ヘッド44にインクリボンカートリッジ15
が垂直にセットされる。
【0011】また、前記印字ヘッド44に対向させて、
前記キャリッジシャフト11と平行にプラテン16が配
設される。該プラテン16は、図示しないラインフィー
ドモータを駆動することによって、印字媒体12を矢印
C方向に搬送する。該印字媒体12の搬送方向における
プラテン16より上流側にはトラクタ17が配設され、
該トラクタ17によって前記印字媒体12の搬送量が調
整される。
【0012】前記スペーシングモータを駆動し、前記キ
ャリッジ13をキャリッジシャフト11に沿って往復走
行させると、印字ヘッド44はプラテン16に沿って往
復走行させられる。このとき、前記インクリボンカート
リッジ15内に収容された図示しないインクリボンは、
印字ヘッド44の前を順次走行させられ、印字ヘッド4
4から選択的に突出させられる図示しない印字ワイヤに
よって打撃される。
【0013】一方、前記印字媒体12はプラテン16に
よって搬送され、プラテン16上において前記インクリ
ボンを介して印字ワイヤによって打撃されると、印字媒
体12上に画素が形成される。この場合、インクリボン
カートリッジ15のインクタンク19(図3)内のイン
クが自重で浸透し続けるので、必要以上のインクがイン
クリボン18に転写される。したがって、インクリボン
カートリッジ15の寿命がその分短くなってしまう。
【0014】また、インクタンク19内のインクが自重
で垂れ落ち、シリアルプリンタ40内、印字媒体12等
が汚れてしまうことがある。本発明は、前記従来のイン
クリボンカートリッジの問題点を解決して、インクリボ
ンカートリッジの寿命を長くすることができるととも
に、シリアルプリンタ内、印字媒体等が汚れることがな
いインクリボンカートリッジを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のイ
ンクリボンカートリッジにおいては、インクリボンを収
容するとともに、該インクリボンを印字ヘッドとプラテ
ンとの間に送るリボンフィードユニットと、該リボンフ
ィードユニットに対して揺動自在に配設され、インクタ
ンクを備えるインクタンクユニットとを有する。
【0016】そして、該インクタンクユニットに、前記
インクタンク内のインクを前記リボンフィードユニット
に送る第1のインク搬送手段が配設される。また、前記
リボンフィードユニットに、前記第1のインク搬送手段
によって送られたインクを受けて、インクリボンに送る
第2のインク搬送手段が配設される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態を示すインクリボンカートリッジの分解斜視
図、図5は本発明の実施の形態を示すインクリボンカー
トリッジの組立状態を示す斜視図である。
【0018】図において、50はインクリボンカートリ
ッジであり、該インクリボンカートリッジ50は、リボ
ンフィードユニット51、及び該リボンフィードユニッ
ト51に対して0〜90〔°〕の範囲で揺動自在に支持
されたインクタンクユニット52から成る。この場合、
前記リボンフィードユニット51の両側壁56にヒンジ
穴53が形成され、前記インクタンクユニット52の両
側壁57の前端に腕部55が突出させて形成され、該各
腕部55の内側に形成された突起54を前記ヒンジ穴5
3に嵌(かん)入することによって、リボンフィードユ
ニット51とインクタンクユニット52とを組み立てる
ことができるようになっている。したがって、前記イン
クタンクユニット52はヒンジ穴53を中心にして一定
の角度で揺動させられる。
【0019】また、前記腕部55は可撓(とう)性のあ
る材料によって形成されるので、腕部55を撓(たわ)
ませることによって、リボンフィードユニット51とイ
ンクタンクユニット52とを容易に分離することができ
る。そして、前記リボンフィードユニット51における
前記インクタンクユニット52と対向する面に切欠部6
1が、前記インクタンクユニット52におけるリボンフ
ィードユニット51と対向する面に突出部62がそれぞ
れ形成され、リボンフィードユニット51とインクタン
クユニット52とを組み立てたときに、前記突出部62
が前記切欠部61内に挿入されるようになっている。前
記突出部62は、前記インクタンクユニット52と一体
に形成された環状体64、及び該環状体64内に配設さ
れた第1のインク搬送手段としての第1ウイック65か
ら成る。
【0020】また、前記リボンフィードユニット51の
頂壁66にはスライダ穴68が形成され、該スライダ穴
68にセットピース67が摺(しゅう)動自在に配設さ
れる。図6は本発明の実施の形態におけるインクリボン
カートリッジの断面図である。
【0021】図において、14は印字ヘッド、16はプ
ラテン、50はインクリボンカートリッジである。該イ
ンクリボンカートリッジ50は、リボンフィードユニッ
ト51及びインクタンクユニット52から成り、前記リ
ボンフィードユニット51は、エンドレスのインクリボ
ン18を収容する収容部38、及び該収容部38の両端
において印字ヘッド14を包囲して前方(図における下
方)に延び、前記インクリボン18を案内する案内アー
ム部36、37から成る。前記インクリボン18は、蛇
行状態で収容部38に収容され、アイドルローラ21及
びフィードローラ22によって挟持され、フィードロー
ラ22を回転させることによって矢印B方向に搬送さ
れ、案内アーム部36によって案内されて前記印字ヘッ
ド14とプラテン16との間を抜け、案内アーム部37
によって案内されて収容部38に戻る。
【0022】この場合、前記フィードローラ22はキャ
リッジ13(図4参照)の往復走行に伴って回転させら
れるようになっているので、印字ヘッド14がプラテン
16に沿って走行させられ、印字が行われている間はイ
ンクリボン18が搬送される。ところで、該インクリボ
ン18は布地にインクを含浸させることによって形成さ
れるので、繰り返し使用するとインクが抜けてしまい、
印字濃度が低下してしまう。そこで、インクを常に補充
することができるように、インクタンクユニット52内
に配設されたインクタンク71からインクリボン18に
インクを補給することができるようになっている。
【0023】そのために、前記突出部62(図1)の環
状体64内に配設された第1ウイック65の一端が前記
インクタンク71内に臨ませられる。一方、リボンフィ
ードユニット51内には第2のインク搬送手段としての
第2ウイック25が配設され、該第2ウイック25と前
記第1ウイック65とが選択的に接触させられるように
なっている。
【0024】そのために、前記リボンフィードユニット
51内において、背壁74からバックアッププレート7
5が突出させて形成され、該バックアッププレート75
に第2ウイック25が取り付けられるとともに、該第2
ウイック25の先端が前記アイドルローラ21に接触さ
せられる。また、前記第2ウイック25と対向させて、
プッシャ76が進退自在に配設され、該プッシャ76は
スプリング26によってバックアッププレート75に向
けて付勢される。
【0025】そして、前記プッシャ76と一体的にセッ
トピース67が配設され、該セットピース67の一端に
爪片27が形成される。さらに、前記リボンフィードユ
ニット51の一方の側壁56には、前記爪片27と選択
的に係合させられる図示しない係合穴が形成される。図
7は本発明の実施の形態におけるリボンフィードユニッ
トとインクタンクユニットとの関係を示す第1の図、図
8は本発明の実施の形態におけるリボンフィードユニッ
トとインクタンクユニットとの関係を示す第2の図、図
9は本発明の実施の形態における第1ウイックと第2ウ
イックとの関係を示す第1の図、図10は本発明の実施
の形態における第1ウイックと第2ウイックとの関係を
示す第2の図である。
【0026】図において、51はリボンフィードユニッ
ト、52は該リボンフィードユニット51に対して0〜
90〔°〕の範囲で揺動自在に取り付けられたインクタ
ンクユニットであり、前記リボンフィードユニット51
に第2ウイック25が、インクタンクユニット52に第
1ウイック65が配設される。図7及び9に示すよう
に、インクタンクユニット52をリボンフィードユニッ
ト51に対して0〔°〕の関係に置いたり、図8及び1
0に示すように、インクタンクユニット52をリボンフ
ィードユニット51に対して90〔°〕の関係に置いた
りすることができる。
【0027】なお、第1ウイック65と第2ウイック2
5とを図9又は10に示すような状態に置いても、第1
ウイック65と第2ウイック25とが接触する面積は変
化しない。したがって、第1ウイック65から第2ウイ
ック25に移動するインクの量は常に一定になる。ま
た、前記スプリング26(図6)の付勢力を小さくして
あるので、第1ウイック65が第2ウイック25に押し
付けられる圧力も小さくなる。したがって、比較的小さ
な力でインクタンクユニット52を揺動させることがで
きる。
【0028】このように、前記リボンフィードユニット
51に対してインクタンクユニット52が揺動自在に支
持されるので、リボンフィードユニット51及びインク
タンクユニット52を水平にすることができるだけでな
く、リボンフィードユニット51を垂直にした状態でイ
ンクタンクユニット52を水平にすることもできる。図
11は本発明の実施の形態におけるインクリボンカート
リッジの第1の実装状態を示す図、図12は本発明の実
施の形態におけるインクリボンカートリッジの第2の実
装状態を示す図である。
【0029】図において、10は汎用型のシリアルプリ
ンタ、40は水平型のシリアルプリンタ、11はキャリ
ッジシャフト、13はキャリッジ、14は印字ヘッド、
16はプラテン、17はトラクタ、50はインクリボン
カートリッジ、51はリボンフィードユニット、52は
インクタンクユニットである。この場合、図11に示す
ように、リボンフィードユニット51及びインクタンク
ユニット52をいずれも水平にして、インクリボンカー
トリッジ50を汎用型のシリアルプリンタ10に実装す
ることができる。また、図12に示すように、リボンフ
ィードユニット51を垂直にした状態でインクタンクユ
ニット52を水平にして、インクリボンカートリッジ5
0を水平型のシリアルプリンタ40に実装することもで
きる。
【0030】したがって、インクタンクユニット52を
常に水平にすることができるので、インクタンクユニッ
ト52のインクタンク71(図6)内のインクが自重で
浸透し続けることがなくなり、必要以上のインクがイン
クリボン18に転写されるのを防止することができる。
その結果、インクリボンカートリッジ50の寿命をその
分長くすることができる。
【0031】また、インクタンク71内のインクが自重
で垂れ落ちることがなくなるので、シリアルプリンタ1
0、40内、印字媒体12(図4参照)等が汚れること
がない。さらに、一つのインクリボンカートリッジ50
を汎用型のシリアルプリンタ10及び水平型のシリアル
プリンタ40に適用することができるので、プリンタの
型式によって別々のインクリボンカートリッジを製造す
る必要がなく、コストを低くすることができる。
【0032】また、リボンフィードユニット51に対す
るインクタンクユニット52の角度を調整することによ
って、インクタンク71からのインクの供給量を調整す
ることができる。ところで、前記セットピース67をス
ライダ穴68(図5)内において左右に摺動させること
によって、第1ウイック65(図10)を作動位置及び
退避位置に置くことができ、第1ウイック65を退避位
置に置いた状態においてインクタンクユニット52を交
換することができる。
【0033】図13は本発明の実施の形態における第1
ウイックが作動位置に置かれた状態を示す図、図14は
本発明の実施の形態における第1ウイックが退避位置に
置かれた状態を示す図である。図において、21はアイ
ドルローラ、25は第2ウイック、26はスプリング、
27は爪片、51はリボンフィードユニット、52はイ
ンクタンクユニット、65は第1ウイック、67はセッ
トピース、71はインクタンク、75はバックアッププ
レート、76はプッシャである。
【0034】また、56は前記リボンフィードユニット
51の側壁、80は該側壁56における前記爪片27と
選択的に係合させられる係合穴である。この場合、図1
3においては、爪片27と係合穴80とは係合しておら
ず、プッシャ76は前記スプリング26の付勢力によっ
て前進 (図における右方に移動)させられ、第1ウイッ
ク65は作動位置に置かれる。その結果、第1ウイック
65が第2ウイック25に押し付けられるので、インク
タンク71内のインクは第1ウイック65内を毛細管現
象によって浸透し、第2ウイック25に移動した後、第
2ウイック25内を毛細管現象によって浸透し、アイド
ルローラ21に転写され、更にインクリボン18(図
6)に転写される。
【0035】そして、オペレータが前記セットピース6
7をスライダ穴68(図1)の左端に寄せると、図14
に示すように、前記爪片27と係合穴80とが係合させ
られてロックされ、第1ウイック65は退避位置に置か
れる。その結果、第1ウイック65が第2ウイック25
から離れるので、インクタンク71内のインクが第1ウ
イック65内を毛細管現象によって浸透しても、第2ウ
イック25に移動することはなくなる。したがって、イ
ンクはインクリボン18に転写されない。
【0036】なお、爪片27と係合穴80とが係合させ
られロックされた状態においては、第1ウイック65と
第2ウイック25とが離れているので、インクタンクユ
ニット52をリボンフィードユニット51から取り外
し、新しいインクタンクユニット52をリボンフィード
ユニット51に取り付けることができる。したがって、
インクタンクユニット52を容易に交換することができ
る。
【0037】なお、新しいインクタンクユニット52を
リボンフィードユニット51に取り付けた後、セットピ
ース67をわずかにインクタンクユニット52側に押す
と、爪片27は係合穴80から解放され、ロックが解除
される。このように、インクリボン18を取り換えるこ
となくインクタンクユニット52を取り換えることがで
きるので、インクリボン18の生地の強度を高くするこ
とによって、インクリボンカートリッジ50の寿命をそ
の分長くすることができる。
【0038】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、これらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インクリボンカートリッジにおいては、インクリ
ボンを収容するとともに、該インクリボンを印字ヘッド
とプラテンとの間に送るリボンフィードユニットと、該
リボンフィードユニットに対して揺動自在に配設され、
インクタンクを備えるインクタンクユニットとを有す
る。
【0040】そして、該インクタンクユニットに、前記
インクタンク内のインクを前記リボンフィードユニット
に送る第1のインク搬送手段が配設される。また、前記
リボンフィードユニットに、前記第1のインク搬送手段
によって送られたインクを受けて、インクリボンに送る
第2のインク搬送手段が配設される。この場合、インク
タンク内のインクは第1のインク搬送手段によって前記
リボンフィードユニットに送られ、第2のインク搬送手
段によってインクリボンに送られる。したがって、イン
クリボンを繰り返し使用しても、インクが抜けることが
なくなり、印字濃度が低下するのを防止することができ
る。
【0041】また、リボンフィードユニット及びインク
タンクユニットをいずれも水平にして、インクリボンカ
ートリッジを汎用型のシリアルプリンタに実装すること
ができる。そして、リボンフィードユニットを垂直にし
た状態でインクタンクユニットを水平にして、インクリ
ボンカートリッジを水平型のシリアルプリンタに実装す
ることもできる。
【0042】したがって、インクタンクユニットを常に
水平にすることができるので、インクタンク内のインク
が自重で浸透し続けることがなくなり、必要以上のイン
クがインクリボンに送られるのを防止することができ
る。その結果、インクリボンカートリッジの寿命をその
分長くすることができる。また、インクタンク内のイン
クが自重で垂れ落ちることがなくなるので、シリアルプ
リンタ内、印字媒体等が汚れることがない。
【0043】さらに、一つのインクリボンカートリッジ
を汎用型のシリアルプリンタ及び水平型のシリアルプリ
ンタに適用することができるので、プリンタの型式によ
って別々のインクリボンカートリッジを製造する必要が
なく、コストを低くすることができる。また、リボンフ
ィードユニットに対するインクタンクユニットの角度を
調整することによって、インクタンクからのインクの供
給量を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すインクリボンカート
リッジの分解斜視図である。
【図2】従来のインクリボンカートリッジの実装状態を
示す図である。
【図3】従来のインクリボンカートリッジの概略図であ
る。
【図4】従来のインクリボンカートリッジの他の実装状
態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態を示すインクリボンカート
リッジの組立状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるインクリボンカー
トリッジの断面図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるリボンフィードユ
ニットとインクタンクユニットとの関係を示す第1の図
である。
【図8】本発明の実施の形態におけるリボンフィードユ
ニットとインクタンクユニットとの関係を示す第2の図
である。
【図9】本発明の実施の形態における第1ウイックと第
2ウイックとの関係を示す第1の図である。
【図10】本発明の実施の形態における第1ウイックと
第2ウイックとの関係を示す第2の図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるインクリボンカ
ートリッジの第1の実装状態を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるインクリボンカ
ートリッジの第2の実装状態を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における第1ウイックが
作動位置に置かれた状態を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態における第1ウイックが
退避位置に置かれた状態を示す図である。
【符号の説明】
14 印字ヘッド 16 プラテン 18 インクリボン 25 第2ウイック 50 インクリボンカートリッジ 51 リボンフィードユニット 52 インクタンクユニット 65 第1ウイック 71 インクタンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)インクリボンを収容するととも
    に、該インクリボンを印字ヘッドとプラテンとの間に送
    るリボンフィードユニットと、(b)該リボンフィード
    ユニットに対して揺動自在に配設され、インクタンクを
    備えるインクタンクユニットとを有するとともに、
    (c)該インクタンクユニットに、前記インクタンク内
    のインクを前記リボンフィードユニットに送る第1のイ
    ンク搬送手段が配設され、(d)前記リボンフィードユ
    ニットに、前記第1のインク搬送手段によって送られた
    インクを受けて、インクリボンに送る第2のインク搬送
    手段が配設されることを特徴とするインクリボンカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 (a)前記第1のインク搬送手段及び第
    2のインク搬送手段は互いに接離自在に配設され、
    (b)前記インクタンクユニットは、前記第1のインク
    搬送手段が第2のインク搬送手段から離れた状態で、リ
    ボンフィードユニットに対して着脱される請求項1に記
    載のインクリボンカートリッジ。
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