JPH10161994A - 接続マトリックスに基づくマルチコストの経路設定 - Google Patents

接続マトリックスに基づくマルチコストの経路設定

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JPH10161994A
JPH10161994A JP17743497A JP17743497A JPH10161994A JP H10161994 A JPH10161994 A JP H10161994A JP 17743497 A JP17743497 A JP 17743497A JP 17743497 A JP17743497 A JP 17743497A JP H10161994 A JPH10161994 A JP H10161994A
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JP17743497A
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Howard A Seid
ハワード・エー・セイド
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Alcatel Lucent SAS
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Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
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    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5619Network Node Interface, e.g. tandem connections, transit switching

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ネットワーク内の経路の相対的コ
ストの決定においてマルチコスト係数を処理し、非加算
的コスト係数を考慮することのできる経路設定方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 経路を選択するとき考慮するコスト関数
を決定し(200) 、コスト関数のそれぞれの優先順位を与
えて複合マルチコスト関数を生成し(205) 、ネットワー
ク中のノードの各対間のマルチコストを直接表す順序を
与えられたn個の要素からなる組を含むネットワークに
対する接続マトリックスを決定し(208) 、分配特性およ
び交換特性がコスト関数の値の一般的な加算合計に適用
可能であるように一般的加算演算子を定め、この一般的
加算演算子および順序を使用して接続マトリックスに複
合マルチコスト関数を適用することにより最短の経路マ
トリックスを導出する(215) ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経路設定に関し、
特に接続マトリックスに基づいたマルチコスト経路設定
に関する。
【0002】
【従来の技術】幾つかの良く知られたネットワーク経路
設定アルゴリズムは各経路ノードにおける経路選択の生
成に基づいている。例えば、それぞれリンクにより接続
された複数のパケット交換ノードを含むパケット交換
(パケットベース)ネットワークにおいては、経路設定
アルゴリズムはネットワーク内の種々のノードおよびリ
ンク上でソースノードから目的地ノードへパケットを導
くために使用されている。パケットベースネットワーク
の例は、フレームリレー(FR)ネットワーク(これに
おいてはパケットはFRフレームに対応する);セルス
イッチングネットワーク、例えば非同期伝送モード(A
TM)ネットワーク(これにおいてはパケットはATM
セルに対応する)等である。
【0003】ネットワーク内でパケットの経路設定をす
るために、もしもネットワーク内にn個の経路ノードが
存在するならば、各ノードは1≦NN≦nのような特有
のノード番号を与えられる。経路選択はn×nの接続マ
トリックス(CM)において特定されるようなネットワ
ークのノードの接続性から導出される。n×nCM(C
M[i,j])のi,j番目の要素中に記憶された情報
は、c(i,j)であり、ノードiとjの間の直接の経
路リンクのコストはノードiとjの間の直接の経路リン
クが存在しないならば無限大であり、ノードiとノード
jが同じならばφ(最低のコスト接続性)である。
【0004】ネットワーク中の任意の2つのノード間の
経路は発生(ソース)ノードから終端(目的地)ノード
へのノードのシーケンスであり、ここでもしも、シーケ
ンス中でノードjがノードiに直ぐ続くならば、それら
の間には直接の経路リンクが存在する。最良の経路を選
択するために任意の候補経路に対して性能指数(フィギ
ュア・オブ・メリット)が導出される。この性能指数は
CMから導出されたノード間の各リンクの(加算的な)
コストからなる。リンクコストはそのノードと関連する
(加算的な)コストを含んでいてもよい。したがって、
経路のコストは経路シーケンス中の隣接するノード間の
リンクコストの和である。
【0005】2つのノード間の“最短の経路”にネット
ワークノードの接続性を変換するために使用されるアル
ゴリズム(例えばフロイドのアルゴリズム、ダイクスト
ラのアルゴリズム等)に関係なく、そのような経路のコ
ストは、所用の決定のためにフロイドのアルゴリズムま
たは、ダイクストラのアルゴリズムのいずれかかを使用
してリンクコストの和を求めることにより得ることがで
きる(恐らくいくらかの加算的なノードコストを含
む)。ノードiとノードjとの間に論理的または物理的
リンクに対するコストを決定するために使用される単一
のリンクコスト係数が存在するかぎり、最短経路値を決
定する方法は直接的である。
【0006】最良の或いは最短の経路の評価に使用され
る経路に対する性能指数集合コスト係数を決定するため
に使用される2以上の独立したコスト係数が存在すると
きには状況は明確にはならない。マルチコストが最良或
いは最短の経路の評価のために考慮されるとき、種々の
コストについての考慮の結論は異なった“最短の経路”
を導く。例えば、ホップカウント、すなわちソースノー
ドから目的地ノードまでのパケットが通過するノードの
数が圧倒的な条件であれば、ネットワーク内のある1つ
の通路が最短の経路である。その代りに遅延が主要な条
件であれば、すなわちソースノードから目的地ノードま
でパケットが通過するために必要な時間が重要であれ
ば、ネットワーク内の別の通路が最良の経路であること
もあり得る。例えば時刻的コストのような別の条件が考
慮される場合には、さらに異なった結論になる可能性が
ある。
【0007】単一のコスト関数がネットワーク内の種々
の通路の性能指数を得る手段として使用されるとき、上
述のように通路における各リンクのコストを加算する考
えは結果を得るための自然な方法である。従来知られて
いる経路設定アルゴリズムは通路を通過するときコスト
を加算することを仮定している。経路選択に使用される
通常のコスト関数(例えば伝送ライン設備の遅延コス
ト、ホップカウント等)は加算される。それらは個々に
標準のCMベースの経路コスト決定アルゴリズムに直接
適応する。しかしながら、他のコスト係数が存在する
(例えば、利用可能な帯域幅の%、特定のプロトコルを
処理する能力、ある種のパケット形式を処理する能力
等)。それらは経路選択の主要決定要素であるが、加算
的ではない。これらの形式のコスト係数は通常のCMベ
ースの方法では処理できない。その理由は、数学的な加
算は多くのコスト係数の作用を記述するには限定され過
ぎているからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】それ故、ネットワーク
内の通路の相対的コストを決定するためにマルチコスト
係数を処理する方法が必要とされる。付加的にマルチコ
スト係数を処理するこの方法は、通路の相対的コストの
決定において加算的ではないコスト係数を考慮すること
ができなければならない。本発明の目的は、ネットワー
ク内の通路の相対的コストの決定においてマルチコスト
係数を処理することのできるネットワーク経路設定方法
を提供することである。本発明の別の目的は、経路決定
の相対的コストにおける非加算的コスト係数を考慮する
ことのできるネットワーク経路設定方法を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、本発明
の接続マトリックスベースのマルチコスト経路設定方法
によって達成される。本発明の方法は、伝統的な(数学
的な)加算的コスト係数を加算し、加算的ではないコス
ト係数を考慮に入れる一般的加算演算子を定め、この一
般的加算演算子は、分配特性および交換特性が適用可能
であるように定められ、一般的加算演算子は、ネットワ
ーク内の通路の相対的コストを決定するための接続マト
リックスベースの係数、特にマルチコスト係数に関して
適用可能である。
【0010】さらに、本発明によれば、接続マトリック
スベースのマルチコスト経路設定は、コスト関数をまず
決定し、複合マルチコスト関数が評価基準により定めら
れた優先順位のコスト関数を含むようにコスト関数に優
先順位を与える評価基準を設定することによって実行さ
れる。接続マトリックスの設定は、評価基準により設定
された優先順位に対応するコスト係数の順序の定められ
たn個の要素から成る組を含み、最短の経路のマトリッ
クスの決定は接続マトリックスに複合マルチコスト関数
を適用するために一般的な加算演算子を使用することに
より行われる。
【0011】さらに、本発明によれば、最短の経路のマ
トリックスは一般的な加算演算子を使用する接続マトリ
ックスに対してフロイドのアルゴリズムまたはダイクス
トラのアルゴリズムを適用することによって決定され
る。
【0012】さらに、本発明によれば、ネットワーク内
のリンクが種々の機能性を支持するとき、要求された機
能性のマスクは所定の最短の経路マトリックス決定に対
してコスト関数を定めるために使用されることができ
る。
【0013】さらに、本発明によれば、経路設定方法
は、最短の経路マトリックス決定後の経路決定のための
経路設定方法が提供される。その経路設定方法は、ソー
スノードと目的地ノードとの間の1次通路および2次通
路の決定を含んでいる。
【0014】さらに、本発明によれば、ソースノードと
目的地ノードとの間の1次通路と2次通路の決定は、評
価基準コスト決定および限定された複合マルチコスト決
定により、ソースノードから目的地ノードへ、隣接する
各ノードからリンクからリンクへの最小コスト決定に対
する評価基準コストおよび限定された複合マルチコスト
を使用して与えられる。各1次通路はソースノードから
その隣接するノードの1つへのリンクマルチコストと、
隣接するノードから目的地ノードへの“最良の”経路の
マルチコストとの最低の一般化された合計を有する隣接
ノードを通ってソースノードから目的地ノードへの経路
として決定される。残りの順序を定められたリンクの最
低評価基準コストの経路はもしもあれば2次リンクまた
は通路である。
【0015】さらに、本発明によれば、経路設定方法で
はさらに、ソースノードから目的地ノードへの経路を定
める評価基準Cを設定し、成功した経路に対して許容さ
れる最大マルチコスト計量を設定し、経路の順序の定め
られたリストを決定し、ソースノードから目的地ノード
への1次および2次通路を含む通路の順序のリストを決
定し、ソースノードから目的地ノードへの1次および2
次通路のそれぞれに対してリンク最小評価基準コストお
よびリンク複合制約コストを設定する。もしも、ソース
ノードから目的地ノードへの所定の要求された通路に対
して、計量値が各個々のコスト成分に対するリンク最小
評価基準コスト以上であるような最大計量値である場合
には、ソースノードから目的地ノードへの経路が存在
し、それは要求されたものより多くないマルチコスト計
量を有している。もしも、ソースノードから目的地ノー
ドへの所定の経路に対して、計量値が各リンクに対する
対応するリンク最小評価基準コストより小さいが、各個
々のコスト関数に対する限定されたリンク最小コスト以
上である場合には、コスト要素を満足させる経路は存在
することもあり、存在しないこともあり、一方、他のコ
スト要素の計量は依然満足している。最後に、もしも、
計量値が各リンク内の個々のコスト成分の少なくとも1
つに対して限定されたリンク最小コストより小さい場合
には、ソースノードから目的地ノードへの計量に適合す
る成功する経路は存在しない。
【0016】本発明の前述の、およびその他の目的、特
徴および利点は、添付図面を参照にする実施形態の以下
の詳細な説明によって容易に理解されることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、ネットワーク内でソー
スノードと目的地ノードとの間で通路の関連したコスト
を決定する際のマルチコスト係数を処理する方法を提供
する。マルチコスト係数を処理するこの方法は、通路の
決定に関連したコスト中の“非加算”コスト係数を考慮
する。以下の説明において、性能指数を得るためにマル
チコストを加算する方法が最初に説明される。その後、
そのようなマルチコストを使用する経路表の編成および
通路選択の方法が説明される。
【0018】最良の通路を決定する際にマルチコストを
考慮するために“一般的加算演算子”が決定されなけれ
ばならず、それは、遅延コスト、金銭上のコスト、ホッ
プカウント等の伝統的な(数学的)加算コスト関数の加
算を可能にするだけでなく、“使用可能な帯域幅”、
“トラフィックタイプの処理能力”等の非加算コスト係
数を考慮に入れることができる。
【0019】Aをコスト関数Cに関連した値の範囲とす
る。本発明によれば、一般的加算演算子[+]は、Aに
おける全てのa,b,cに対してA X A→次の性質
を有するAの写像として定義される。
【0020】
【数1】
【0021】標準的な加算演算子+は、実数の集合にお
いてこの定義を満足させる。しかしながら、[+]写像
は、同様に他の演算子によって満足されることもでき
る。例えば、最小(min)および最大(max)関数
およびブールアンド演算は、それらの定義の適切な定義
域において上述の性質を満足させる数少ない写像であ
る。“ホップカウント”、“遅延”、および“伝送ライ
ン装置のコスト”等のコスト関数は、通常の加算の下で
は一般的加算関数である。最小(min)関数は、“使
用可能な帯域幅のパーセント”のコスト関数に適用され
ることができ、ブールアンド関数は、“トラフィックタ
イプを処理する能力”のコスト関数を“一般的加算”に
するために適用されることができる。
【0022】一般的加算演算子[+]が定義され、接続
マトリックスベースのシングル係数コストの概念をマル
チコスト関数にまで広げることができる。{Cn }をN
個の独立した一般的加算コスト関数の集合とする(シー
ケンスにおいて機能的に関連した2つのコスト関数があ
る場合、それら2つのうちの1つはシーケンスから取除
かれることができる)。通路情報を取扱う1つの方法
は、シーケンス{Cn }に1対1で対応する接続マトリ
ックス{CMn }のシーケンスを生成することである。
その後、伝統的な経路設定アルゴリズムを使用して、N
個の通路コスト情報の集合が得られ、それらはそれぞれ
CMn (ここにおいて1≦n≦Nである)から得られ
る。しかしながら、この集合は、別のCMm マトリック
ス(ここにおいて1≦m≦Nであり、m≠nである)と
関連した集合とは相関していない。実際に、コスト関数
n に対するコストが最小である通路は、コスト関数C
m を最小にする通路とは全く異なる通路である。この方
法を使用すると、全ての{Cn}コスト関数に関連した
コストが同時に許容可能な制限内に確実にあるようにす
る明確な方法がない。
【0023】同じ通路に同時に適用された{Cn }コス
ト関数を取扱うために、コスト関数のそれぞれが独立し
ているので、通常それらのコスト関数の一方を最小にす
る通路に適用されたときには最小値は同時に達成されな
いことが観察される。それ故に、本発明によれば、様々
なコスト関数の相対的な重要度に優先順位がつけられな
ければならない。θ(n)をインデックスの順序とし、
それによって{Cθ(n ) }は優先順位となる。そのよう
な順序付けは評価基準と呼ばれる。{Cn }から得るこ
とができるn!の可能な評価基準がある。重要度の等し
い2つのコスト関数がある場合、それらは依然として優
先順位をつけられなければならないため、人工的に一方
が他方よりも重要にされる。n個の要素からなる組(C
θ(1) ,…, Cθ(n) )は、複合マルチコスト関数と呼
ばれ、[〜C]で表される。ネットワークにおける2つ
のノードがリンクLによって接続されている場合、複合
マルチコスト関数をそのリンクに適用することができ
る。[〜C](L)=(dθ (1) , …, dθ(n) )をリ
ンクのn個の要素からなる組の複合マルチコストとし、
そこにおいて、dθ(n) はリンク上のCθ(n) の値であ
る。n個の要素からなる組の複合マルチコストは、n個
の要素からなる組の演算子、すなわち[〜+]=
([+]θ(1) , …, [+]θ(n) )を使用する一般的
加算であり、一般的加算演算子の各要素は、対応するコ
スト関数の値に適用される。
【0024】ノードSから中間ノードE、F、Gを通っ
てノードDまで延在するネットワークにおける通路をP
とすると、[〜C](P)の値は次式によって与えられ
る。
【0025】
【数2】 ここにおいて、[〜C](S, E)、[〜C](E, F)、
[〜C](F, G)、[〜C](G, D)は、隣接したノー
ドSからE、EからF、FからG、GからDのそれぞれ
の間でCMにおいて発見されたリンクのn個の要素から
なる組のマルチコストである。同様に、任意のネットワ
ーク通路の複合マルチコストは、ネットワークのCMに
おいて得られたように、一般的加算演算子を内部ノード
のマルチコスト値に適用することによって得られる。
【0026】n個の要素からなる組の複合マルチコスト
を構成するコスト関数値のそれぞれに対して順位が定め
られる。マルチコスト環境における2つのノードSとD
の間のネットワークにおいて“最良の”通路を見つける
ために、n個の要素からなる組のマルチコストを比較で
きるようにすることが必要である。(a1 , …, an
および(b1 , …, bn )を2つのn個の要素からなる
組のマルチコストとする。以下のような場合には複合マ
ルチコスト(a1 , …, an )>(b1 , …,bn )と
なる。すなわち、 (1)Mが1≦M≦nであり、0≦i<Mに対して、i
が0あるいはai =biであり、aM =bM である場
合。
【0027】(2)1≦i≦nの場合にai =bi であ
り、従って(a1 , …, an )=(b1 , …, bn )で
ある場合。
【0028】これらの2つの条件のどちらも満たしてい
ない場合、複合マルチコスト(a1 ,…, an )<(b
1 , …, bn )である。2つのノードSとDの間の全て
の通路P2 に対して[〜C](P1 )≦[〜C](P2
)であり、通路の長さが、通路を構成する個々のリン
クのn個の要素からなる組の複合マルチコストの一般的
加算の合計であるn個の要素からなる組の複合マルチコ
ストとして定義される場合、ノードSからノードDへの
通路P1 は最短の通路である。
【0029】上述の定義を使用して、シングルコストの
CMベースの“最短経路アルゴリズム”はただちにマル
チコスト関数環境にまで拡張される。
【0030】本発明の演算は、例示によって最良に理解
される。図1に示されたバーチャル私設ネットワーク
(VPN)を考察してみる。図1を参照すると、太線は
VPNトラフィックを伝送することのできる例示的なリ
ンク(VPNL)を示しており、一方、細線はVPNト
ラフィックを伝送することのできない例示的なリンク
(L)を示している。通路のコストが2つのコスト関
数、すなわち、(1)VPNトラフィックの伝送の不可
能性(V)、および(2)伝送コスト(T)によって評
価される。“伝送コスト”に対しては、通常の加算演算
子は加算演算子として機能する。“VPNトラフィック
の伝送の不可能性”に対しては、各リンクに関連して通
常のブールコストがあり、VPNトラフィックをサポー
トすることができない場合には1であり、VPNトラフ
ィックをサポートすることができる場合には0である。
オア・ブール演算子(+)は、一般的加算演算子として
選択される。
【0031】図1のバーチャル私設ネットワークに対し
て最短経路あるいは最良の通路を決定するために、図2
の論理フロー図に示されたステップが使用される。図2
を参照すると、ステップ200 において、バーチャル私設
ネットワークに適用されるコスト関数{C1 ,C2 }が
定められる。上述のように、図1のバーチャル私設ネッ
トワークに関して、関連するコスト関数はVPNトラフ
ィックの伝送の不可能性(V)および伝送コスト(T)
である。
【0032】次に、ステップ205 において、コスト関数
{C1 ,C2 }に優先順位をつける評価基準θ(2)が
設定される。例えば、図1に関して、“VPNトラフィ
ックの伝送の不可能性”が最も重要なリンク特性である
と仮定する。Vの優先順位はTよりも高い。それ故に、
上述のようにコスト関数{C1 ,C2 }および評価基準
θ(2)を使用して、複合マルチコスト関数[〜C]が
設定される。
【0033】評価基準が設定された後、ネットワークの
接続マトリックスがステップ208 において設定され、そ
れは評価基準によって設定された優先順位に対応する順
位の対を有する。例えば、図1のバーチャル私設ネット
ワークにおいて、CMは順序が付けられた対(v,t)
の6×6のマトリックスであり、そこにおいて、vはコ
スト関数Vに関するリンクコストであり、tはコスト関
数Tに関するリンクコストである。図1の順序対のリン
クコストを使用すると、CMは以下のようになる。
【0034】
【数3】 ここにおいて、(φ,φ)は、ノード自体が最短経路で
あることを意味し、(∞,∞)は、ソースと目的地ノー
ドとの間には直接の連結がないことを意味している。
【0035】最後に、ステップ215 においてフロイドの
アルゴリズムをCMに適用することによって得られた結
果的な最短経路は、以下のように表される。
【0036】
【数4】
【0037】上述の最短経路マトリックスは、VPNト
ラフィックの伝送を許可されていないリンク上でVPN
リンクを好ましいとする任意のソースノードから任意の
目的地ノードへの最短経路を表している。VPNの見地
からすると、このマトリックスは、VPNリンクのみを
使用することによって到達可能な任意のソースノードと
目的地ノードの間で使用可能な最短経路を表している。
あるソースノードおよび目的地ノードは、VPN内では
到達可能でない(例えば、ノード3 はノード5に到達で
きない)。しかしながら、このマトリックスによって、
VPNリンクの使用を通して接続された任意のソースと
目的地の間でVPN内にある通路を適切に選択すること
ができる。また、このマトリックスによって、VPNリ
ンクのみの使用によって到達可能な最も遠い目的地ノー
ドに最も近いノードを届かせるまでVPN内にある非V
PNノードへの通路(例えば、ノード2 からノード5 へ
の通路)を選択することができる。従って、VPNの加
入者によって生成されたトラフックは、その定義域外の
ネットワークポートをアクセスするときでさえ可能な限
りVPNリソースを使用する。
【0038】理解されるように、ソースノードと目的地
ノードの対の間の上述の最短経路マトリックスから得ら
れた最短経路の複合マルチコスト値が“伝送コスト”の
コスト関数において極小である必要はない。しかしなが
ら、選択されたコスト関数の優先順位が与えられた場
合、複合マルチコスト関数は、最重要として選択された
コスト関数を最小にする。非VPNトラフィックの場
合、このマトリックスは一般に最短経路を生成しない。
それは、全てのリンク(VPNトラフィックを伝送する
ものを含む)が通路選択評価基準において使用されるこ
とができるからである。
【0039】図3において、3つのコスト関数を含む例
示的な第2のネットワークが示されている。図3を参照
すると、このネットワークは、種々のサービス、すなわ
ち、X.25、フレームリレー、およびATM等をサポ
ートすることのできるリンクによって接続されたネット
ワーク素子を有している。X.25トラフィックは可能
なときにはいつでもX.25リンク(X.25L)を横
切り、他に選択肢がない場合のみフレームリレーリンク
(FRL)およびATMリンク(ATML)が選択肢と
して使用されると仮定される。さらに、フレームリレー
トラフィックはX.25リンクによって伝送されること
ができず、フレームリレーリンクは可能な所ではどこで
もATMリンクよりも優先して使用されると仮定され
る。ATMトラフィックは、ATMリンクのみを使用す
る。最後に、性能がその仕様で定められた範囲内になる
ように、通路はソースと目的地の間で9以上のホップを
受入れない。この選択方式内では、遅延が最小であり、
ホップカウントが第3の優先順位選択評価基準であると
仮定される。各トランクは、関連した3組の番号(a,
b,c)を有し、そこにおいて、aは有用性に関するリ
ンクタイプの逆の順序のランク(階数)であり、bはミ
リ秒単位の遅延であり、cはホップカウントである。A
TMサービスを有するネットワークについて考えてみる
と、リンクタイプは以下のように定義される。すなわ
ち、ATMに対してはa=0、フレームリレーに対して
はa=1、X.25に対してはa=2である。
【0040】特定のサービスに対するCMは、以下のよ
うに公式化される。第1に、2つのノードが1以上のリ
ンクによって互いに接続されている場合、特定のサービ
スに関して“a”の値が最低であるリンクを選択する
(例えば、ATMサービスの場合、ノード1 とノード2
の間のATMリンクを選択し、ノード1 とノード5 の間
のフレームリレーリンクを選択する)。次に、選択され
た各リンクに3個からなる組(a,b,c)を割当て
る。それぞれのタイプのリンクのホップがどの通路にど
れだけあるかを容易に識別するために、加重されたホッ
プカウント値がそれぞれのタイプのラインに対して使用
され、それによって、結果として生じた通路中の全体的
な加重されたホップは、多くの場合においては小数とし
てその構成ホップに分解されることができる。通路は9
以上のホップを有することができないので、ATM、フ
レームリレー、およびX.25のそれぞれに対して1、
10および100の加重されたホップが選択される。
(一般的に、通路がH以上のホップを受入れないことが
要求された場合、ATM、フレームリレー、およびX.
25のそれぞれに対して加重1、H+1、および(H+
1)2 )が使用される。)
【0041】サポートされたネットワークサービスのそ
れぞれに関するリンクの連結を説明するために、3つの
CMが使用される。ATMサービストポロジーに対し
て、CMは以下のように表される。
【0042】
【数5】
【0043】CMは、3個からなる組の一般的加算演算
子(max,+,+)を使用してこのCMにフロイドの
アルゴリズムを使用して処理される。これによって、A
TMサービスネットワークの最短経路のマトリックス
(SPM)が以下のように表される。
【0044】
【数6】
【0045】マトリックスにおける各3個からなる組の
第1の要素は、サービスネットワークの通路において使
用された最小の許容可能なプロトコルのコードを表す。
第2の要素は、通路におけるリンクに関連した全体的な
遅延を表す。第3の要素は、通路の加重されたホップカ
ウントである。その値によって、通路をその構成リンク
タイプに分解するための情報が十分に提供される(例え
ば、加重されたホップカウントが12であるということ
は、加重10のホップを1つと加重1のホップを2つ、
というように特有に分解することを意味し、それは2つ
のATMホップと1つのフレームリレーホップであるこ
とを意味する。)。
【0046】純粋なATMサービスによって全く到達さ
れることのできないあるノードがある。例えば、SPM
[3,2]は(1,3,11)である。これは、通路が
フレームリレーリンクを含んでいることを意味してい
る。これはノード3 からノード2 への最良の通路である
ので、結果的にATMサービスは、これら2つのノード
間でのATMトラフィックに対する任意の要求を取扱う
には不十分であるということになる。
【0047】ATMサービスネットワークの“最短経
路”マトリックスはまた、任意の2つのノード間におい
て常にX.25トラフィックとフレームリレートラフィ
ックのための通路があることを示している。ATMおよ
び/またはフレームリレーリンクを使用してX.25サ
ービスを伝送することが絶対的に禁止されている訳では
ないので、X.25の連結は常に任意の2つのノード間
で存在している。しかしながら、目的は、可能であるな
らば純粋にX.25リンクだけを通じてX.25トラフ
ィックを伝送することである。従って、このマトリック
スは、ATMサービスに対して最良の通路を決定するに
はそれだけで全く十分であるが、全体的にサービスに対
して最良の通路を決定するにはそれだけでは不十分であ
る。
【0048】これと同じネットワークがフレームリレー
サービスに関して考慮された場合、最も好ましいリンク
はフレームリレープロトコルを有しているリンクであ
り、そのためにそれらは0のリンクプロトコル値(a)
を与えられる。次の最も好ましいリンクはATMを伝送
するリンクである。それ故に、そのようなリンクはプロ
トコル値1を有する。最後に、X.25リンクはフレー
ムリレートラフイックに対しては許容可能ではないの
で、これらのリンクはプロトコル値2を与えられる。
【0049】結果的なFR接続マトリックスは、以下の
ように与えられる。
【0050】
【数7】
【0051】一般的加算演算子(max,+,+)を使
用してフロイドのアルゴリズムをFR接続マトリックス
に適用すると、以下のようなFR最短経路マトリックス
が得られる。
【0052】
【数8】
【0053】ネットワークの連結は、フレームリレート
ラフィックがフレームリレーリンクを使用して通路を通
るようなものである。これらの通路は、遅延の点からも
ホップの点からも最適ではない。しかし、フレームリレ
ートラフィックの場合、それらはネットワーク内で最も
遅延の少ないフレームリレー通路である。2つのノード
間で遅延の等しい幾つかのフレームリレー通路があると
すると、ホップカウントは最適な通路を決定する際の要
因である。
【0054】X.25サービスを取扱うために、CMは
X.25プロトコルの観点から生成される。ここにおい
て、X.25リンクが使用に最適であり、それにフレー
ムリレー、ATMが続く。この場合、X.25リンクは
プロトコル値0を与えられ、一方、フレームリレーリン
クはプロトコル値1、ATMはプロトコル値2をそれぞ
れ与えられる。X.25サービスネットワークのための
適切な接続マトリックスは、以下のように表される。
【0055】
【数9】
【0056】フロイドのアルゴリズムを適用し、一般的
加算の3個の組(max,+,+)を使用すると、X.
25サービスの“最短経路”マトリックスが得られ、以
下のように表される。
【0057】
【数10】
【0058】X.25の“最短経路”マトリックスは、
もっぱらX.25リンクを使用する通路によって全ての
ノードが到達されることを示している。これは、遅延お
よびホップカウントのいずれもそのような通路によって
最小にされないということではない。しかしながら、通
路は、X.25サービスネットワーク内でノードのホッ
プよりも遅延を最小にする。
【0059】図4において、第3の例示的なネットワー
クが示されている。図4を参照すると、ネットワークリ
ンクは、ネットワークの加入者に対する重要な機能の集
合をサポートする。そのようなネットワークにおける特
定の経路は、呼によって要求され、一方でネットワーク
内のホップカウントを最小にする機能に従って選択され
る。図4のネットワークは、以下の機能の幾つかあるい
は全てをサポートする。すなわち、それらは、(a)デ
ータ伝送のセキュリティ(例えば、分類されたデータを
取扱う能力)、(b)通路のダイバーシティ(例えば、
下部の伝送体はリンクの信頼度を高める多重通路を有し
ている)、(c)ファイバ伝送媒体(例えば、ビットエ
ラー率を低くするため)、および(d)オン・デマンド
の帯域幅(例えば、マルチメディアのアプリケーション
のため)等の機能である。各リンクは、バレット(a)
乃至(d)によって示された順に機能があるかないかを
1および0が示している関連した4個の要素よりなる組
を有している。
【0060】そのようなネットワークにおいて、サポー
トされたリンクベースの機能の部分集合が与えられれ
ば、ネットワークに必要なサポートを提供するために補
正されなければならない通路の欠陥を突き止めるための
補助としてネットワークにおいて使用可能な最適な通路
の能力を決定することが妥当である。全てのサポートさ
れた機能を同時に満足させる、固定されたソースノード
から別の可能性のある目的地ノードへの通路を見つける
必要はない。これらのサービスがどのように分配される
のかに関して説明するために、“通路のダイバーシテ
ィ”および“オン・デマンドの帯域幅”を同時に有して
いる機能の部分集合に対する可能な最良の連結の決定に
ついて考えてみる。加えて、選択された通路が所望され
た機能を満足させる最適なものであるという制約内で最
小ホップ経路が決定される。この作業を実行するため
に、ネットワークは2個の要素からなる組のコスト関数
(s,f)によって説明されるものと考えられ、ここに
おいて、sはサポートされたネットワーク関数の部分集
合であり、hは対応する通路のホップカウントである。
このコストの2個の要素の組における一般的加算演算子
は(mand,+)であり、ここにおいて、“マスクさ
れたブール・アンド”を表し、“+”は通常の数学的な
加算である。(s1 ,h1 )および(s2 ,h2 )が2
個の要素からなる組である場合、(s1 1 )[〜+]
(s2 2 )は(s1 mand s2 ,h1 +h2
となる。
【0061】以下の例において、一般的加算演算子を使
用した1対のブールストリングに対するmandの適用
が示されている。s1 およびs2 を等しい長さの2つの
ブールストリングとし、Mをブールストリングに関連す
る所望された/要求された機能性の同じ長さのマスクと
する。s1 *M=s2 *M=(s1 +s2 )*Mである
か、あるいはs1 *M≠s2 *M≠(s1 +s2 )*M
である場合(ここにおいて、“+”はブール“オア”関
数であり、“*”はブール“アンド”関数である)、M
に関してs1 =s2 である。そうでない場合、s1 <s
2 あるいはs2<s1 のいずれかであり、それぞれs1
*M=(s1 +s2 )*Mあるいはs2*M=(s1
2 )*Mのいずれかであることを意味する。従って、
“以下あるいは等しい(≦)”という用語は、マスクさ
れたブールストリングにおいて良好に順序を与えられ、
すなわち、等しい長さの任意の2つのブールストリング
および同じ長さのマスクMがあるとすると、2つのスト
リングのどちらも等しいか、あるいは一方のストリング
が他方よりも短い。
【0062】Mに関するs1 [+]s2 はs1 *s2
M、すなわちs1 およびs2 のmandであると定義さ
れる。
【0063】上述の例を考慮して図4の実施形態に戻
り、Mを要求された機能のマスクとする(例えば、Mは
この例においては0101である)。これらの定義を使
用して、マスクの関数Mに関連してネットワークに関し
て“最短経路”を決定するためにマルチコスト方法を適
用することができる。このネットワークのCMは以下の
ように表されることができ、
【数11】 ここにおいて(∞,∞)は、ノード間に直接の接続がな
いことを示している。従って、マスクによって定められ
た機能の“最短経路”マトリックスは以下のようにな
る。
【0064】
【数12】
【0065】任意の2つのノード間の“最短経路”は、
所望されたサービスを含み、最小ホップの通路であると
考えられる。幾つかのノードの間にはマスクMを選択す
るための通路がないことは明らかである。例えば、“フ
ァイバ伝送媒体”機能に関してノード1 からノード6 へ
の通路について考えてみる。所望された媒体を有する通
路部分はあるが、ファイバ伝送媒体を所有していないリ
ンクが常に少なくとも1つはある。
【0066】シングルコストの最短経路アルゴリズムに
おいて、最小、すなわち“最短”の通路という概念は明
白である。全ての他の通路との比較において通路のコス
トが最小である場合、それが最短経路である。この同じ
概念がマルチコストの最短経路アルゴリズムにも直接適
用されることが理想的である。不都合なことに、一般化
は実際的でないことが多い。一般化するにはマルチコス
ト関数の個々のコストを同時に最小にすることが必要と
され、条件はシングルコストを最小にするよりも強くな
る。通常の状況において、マルチコスト 評価基準を有
している加算コスト関数は全く関係がない(例えば、伝
送ラインのホップカウント、金銭的コスト等)。あるコ
ストの最小化が別のコストの最小化と全く関係がないこ
とも有り得る。一般的加算コスト関数がマルチコスト関
数の一部分あるいは全てを形成するとき、全ての個々の
コスト関数が同時に最小になるかどうかに関して予測可
能であることは少ない。
【0067】マルチコストの要素に関して、“最小のコ
スト”という用語は最も顕著なコスト関数が極小であ
り、また、この極小の値に対して、他のコスト関数は最
小の可能な所定のコスト順序であることを意味してい
る。実際に、各要素のコスト(最も顕著なコスト要素以
外)は、マルチコスト関数の“極小のコスト”における
値よりも個々に低い値を達成することができる。
【0068】“最小のコスト”は、マルチコストネット
ワークの2つのノード間において通路が見つけられるよ
うに十分な情報を供給するためのフロイドのアルゴリズ
ムあるいはダイクストラのアルゴリズムの能力に影響を
与える。この概念は、図5のネットワークに関して最良
に説明されることができる。図5に関して、順序の付け
られた3個からなる組は加算マルチコスト関数($,
d,h)を表し、ここにおいて、“$”は金銭的コスト
を表し、“d”は伝播遅延を表し、“h”はホップカウ
ントを表す。“金銭的コストは伝播遅延よりも重要であ
り、伝播遅延はホップカウントよりも重要である”とい
う3コスト基準を使用すると、通路S−P−H−Dを利
用することによって求められたノードSからノードDへ
の値(3,13,3)から“極小のコスト”が得られ
る。反対に、“伝播遅延が金銭的コストより重要であ
り、金銭的コストがホップよりも重要である”という評
価基準について考えてみると、“最小のコスト”は通路
S−P−J−K−L−M−N−Dを介して値(10,
7,7)が得られる。絶対的な最小金額コストおよびホ
ップカウントコストは、それぞれが値3を有している通
路S−P−H−Dにおいて見られる。絶対的な最小遅延
通路は、値7を有している通路S−P−J−K−L−M
−N−Dである。この通路に対しては、金額コストは1
0であり、ホップカウントは7である。3コスト関数の
順序付けには他に4つの可能性がある。例えば、“遅延
はホップよりも重要であり、ホップは金銭的コストより
も重要である”という評価基準がある。この場合、この
評価基準に対する“最小コスト”の通路は再びS−P−
J−K−L−M−N−Dである。
【0069】マルチコスト関数を含むNの独立したコス
ト関数が存在している場合、N!の可能なマルチコスト
(評価)基準が存在することに注目されたい。これらを
全て処理することは非現実的になる。その代わりに、可
能な評価基準の選択された部分集合をネットワーク経路
設定のためのベースとして考えることができる。しかし
ながら、2つのノード間の“最短路”の経路を計算する
ためにN!の可能な基準の全てが使用された場合でさ
え、これらのどれでも多数のコストの特定の組合せを必
要とする特定の呼の経路設定要求を満足させるという保
証はない。
【0070】図5のネットワークを使用して、9を越え
ない瞬間コスト、5だけのホップ(hops)および9を越え
ない遅延のユニットでSからDに呼の経路を設定するこ
とが望ましいと仮定する。事実このような通路、すなわ
ちS−B−C−F−G−Dが存在する。それぞれ可能な
6つの評価基準がネットワークに適用された場合、呼の
3つの計量を同時に満すことができることを保証するS
からDまでの対応した最短路を有するものはない。瞬間
コストを最小にする2つの基準は、最初に(3,13,
3)の同一の最短路計量を生成する。ホップカウントを
最小にする2つの基準は、最初に(3,13,3)およ
び(13,8,3)の最短路計量を生成する。最後に、
遅延を最小にする2つの評価基準は最初に(10,7,
7)の同じ最短路計量を生じさせる。したがって、遅延
計量が問題になる。それはホップカウントおよび瞬間コ
ストの同時の最小と同じ通路に沿ってその最小を達成し
ない。所望される呼の計量は、他の2つの計量が達成可
能な場合には、遅延計量が達成できないように思われる
ように分配される。それとは逆に、要求された遅延計量
が満足されるように基準が選択された場合、瞬間コスト
およびホップカウント計量は非常に高くなる。
【0071】図5の例は、マルチコスト経路設定選択肢
の限界および関連した通路選択プロセスを示す。特定の
呼のマルチコスト要求を満たす通路がネットワーク中に
存在している場合でさえ、“最短路”と関連したマルチ
コスト値は、可能な通路が存在しないと思われるように
この情報を隠蔽する。マルチコスト経路設定情報により
特定のマルチコスト計量への一致を要求する所定の呼に
対する通路が確保されるという絶対的な保証はないが、
本発明による補正方法はマルチコスト情報を改良し、通
路を成功的に発見する最良の可能性を提供する。
【0072】本発明の補正方法を説明するために、CM
(C)を、順序付けられた要素のコスト関数c1
2 ,…,cN を有する所定の評価基準Cに関する任意
のネットワークの接続マトリクスとする。CM(C)
[i,j]は、隣接したノードiとjとの間のマルチコ
ストリンクに適した値のn個の要素よりなる組(c1
2,…,cN )を有する。2つの隣接したノード間に
多数のリンクが存在している場合、Cによる最低のマル
チコストを有するものがCM(C)に対して選択され
る。基準Cに関するソースノードSと目的地ノードDと
の間の評価基準コスト(E1 ,E2 ,…,EN )は、C
に関する2つのノード間の通路の“最低コスト”に対す
るCM(C)にフロイドのアルゴリズムまたはダイクス
トラのアルゴリズムを適用することによって得られる値
である。
【0073】以下、Cの要素である個々のコスト関数c
i (1≦i≦N)をそれぞれ検討する。各N個の要素よ
りなる組のi番目の要素だけを考慮してCM(C)にフ
ロイドのアルゴリズムまたはダイクストラのアルゴリズ
ムを適用する、すなわち評価基準Cに関連したci に関
するソースノードSと目的地ノードDとの間の通路の単
一コストの“最小コスト”を得る。このコストは、2つ
のノード間のi番目の制約コストei と呼ばれる。1≦
i≦NであるNの制約コストei の全集合は、ノードS
とノードDとの間の複合制約マルチコストとして定めら
れたN個の要素よりなる組(e1 ,e2 ,…,eN )を
形成するために使用されることができる。
【0074】複合制約マルチコストは評価基準Cの影響
を顧慮せずに各要素の個々の最小コストから構成されて
いるため、結果的に、2のノードSおよびDに対して
(e1,e2 ,…,eN )≦(E1 ,E2 ,…,EN
となる。c1 はCの最も大きいコスト要素であるため、
1 =e1 となる。全ての個々のコスト関数ci がノー
ドSからノードDまでの同じ通路に沿ってそれらの最小
を同時に獲得した場合、Ei =ei ,1≦i≦Nとな
る。任意の他の状況では、ei <Ei により2≦i≦N
であるiの少なくとも1つの値が生成される。
【0075】Nの独立したコスト関数c1 ,c2 ,…,
N を有する基準Cを考えると、ノードAからノードB
までのリンクが存在する場合、そのリンクのコストはc
i に対して低いがcj に対して高くてもよい。ノードF
およびノードGのような他のノードが存在していてもよ
く、その場合リンクのコストはcj に対して低いがc
i j 対して高くてもよい。その代わりに、多数のリンク
がノードAとノードBとの間に存在していてもよい。こ
の場合、ci に対するリンクの選択は、選択されたリン
クが所定のコスト関数に対して最小コストを有すること
を意図して、cjに対するリンクの選択と異なってもよ
い。この原理は、図6のaおよびbにおいて1対のコス
ト関数について示されている。
【0076】図6のaおよびbを参照すると、2つのコ
スト関数c1 およびc2 が存在し、リンクのマルチコス
トが順序付けられた対(c1 ,c2 )として与えられる
と考えられる。図6のaは、c1 に対して低いコスト値
を有する通路がc2 に対して低いコスト値を有する通路
と全く異なっている点を示している。図6のbは、コス
ト関数のそれぞれに対する通路が同じノードを有する場
合でさえ、それらが個々の最小コストを獲得するために
異なるリンクを必要とする可能性があることを示してい
る。したがって、c1 およびc2 を同時に最小にするリ
ンクの矛盾のない選択は存在しない。
【0077】N個の独立したコスト関数の検討に戻っ
て、図5によって示された情報を普遍化すると、各独立
コスト関数ci (1≦i≦N)はそれ自身の接続マトリ
クスCM(ci )を有していなければならず、ここで2
つのノード間を接続しているリンクに割当てられるコス
トはci に対して最小値を有するように選択される。C
M(ci )は、ある他のコスト関数に対してCM
(cj )とは著しく異なっている。接続マトリクスCM
(ci )は、ネットワークにおける任意の2つのノード
間のi番目のコスト関数ci に対する絶対最小コスト路
を発見するために使用される。aei を、コスト関数c
i に関する最小コスト路とする。絶対制約コスト(ae
1 ,ae2 ,…,aeN )は、コスト関数から構成され
る全ての評価基準Cに対してaei ≦ei ≦Ei ,1≦
i≦Nであるように限定される。
【0078】基準コスト、絶対制約コストおよび複合制
約コストは、ネットワーク内において“1次”および
“2次”通路を限定するために使用されることができ
る。例えば、Sをネットワーク中の任意のノードとす
る。1≦k≦mであるA={Ak }を単一または多数の
リンクのいずれかによってノードSに直接接続されたネ
ットワークの全ノードの集合とする。SCM(C)を、
ノードSからAまでの全てのリンク接続が除去されたC
M(C)とする。事実、SCM(C)は、ノードSが任
意のAk εAからネットワーク中の任意の他の目的地ノ
ードD(ノードDはノードSとは異なる)までの任意の
通路の一部分であることができないようにそれを分離す
る。SCM(C)を使用して、各Ak εAに対してフロ
イドのアルゴリズム(またはダイクストラのアルゴリズ
ム)を適用すると、各ソースノードAKεAからあらゆ
る目的地ノードDまでの評価基準コストEk =(E1
2 ,…,EN k および複合制約コストek
(e1 ,e2 ,…,eN k を決定することができる。
集合{Ek }および{ek }は、マルチコストのm個の
n個の要素よりなる組を形成し、各n個の要素よりなる
組はノードSの隣接したノードと関連している(上述の
ようにSを含まない)。
【0079】ノードSからノードDまでの通路のコスト
を発見するために、任意のこのような通路が隣接したノ
ードAK εAの1つを通過しなければならないことが認
識される。ノードDからノードAK までの通路のリンク
“最小評価基準コスト”(“複合制約コスト”,“絶対
制約コスト”)は、ノードSからノードAK までの選択
されたリンクのマルチコストと通路AK から目的地ノー
ドDまでの基準コスト(複合制約コスト、絶対制約コス
ト)との和として定められる。ノードSからノードAK
を通って目的地ノードDまでの通路のリンク最小評価基
準コスト(複合制約コスト、絶対制約コスト)は、(基
準Cによる)ノードSからノードAK までのマルチコス
トリンクのコストと、AK からノードDまでの基準コス
ト(複合制約コスト、絶対制約コスト)との和として定
められる。ノードSから隣接した各ノードAK (1≦k
≦m)までの異なるリンク最小評価基準コストを全て考
慮することによって、ノードSからノードDまでの結果
的なリンク最小評価基準コストを順序付けることができ
る。2以上のこのようなコストが同じ値を有している場
合、対応したリンク複合制約コストが比較され、順序を
決定するために使用される。最低のリンク最小評価基準
コストを有するリンクを1次リンクと呼ぶ。対応した隣
接するノードAK を1次隣接ノードと呼ぶ。通路の残り
の順序付けされたリンク最小評価基準コストは、存在す
るならば2次リンクである。残りのもの全てに対して、
所定のノードはその隣接したノードの1つに呼を経路設
定すると考えられる。この点について、そのノードが全
く同じ方法でそれを経路設定すると、目的地ノードに到
達するまで連続する。したがって、ノードから見ると、
1次リンクは1次通路と同義であり、2次リンクは2次
通路と同義である。各目的地ノードDと関連した1次通
路および2次通路のセットは、ノードSに対する経路選
択肢を形成する。
【0080】上記の定義を使用して、ソースノード
(S)から目的地ノード(D)までの通路選択のために
経路表を定めることができる。図7の例を参照して、C
をm個のマルチコスト関数(c1 ,c2 ,…,cm )の
評価基準とする。Sを経路表が生成されているノードと
する。Dをネットワーク中の任意の目的地ノードとす
る。集合{Ak },(1≦k≦n)は、Sにリンク接続
された(隣接している)ネットワークノード全ての集合
である。
【0081】CM(C)を、ネットワークに対するマル
チコスト接続マトリクスとする。SCM(C)を、ノー
ドSとその隣接したノードとの間の接続が全て除去され
た(すなわち、Sはネットワーク中の接続から分離され
る)ノードSにおける関連した接続マトリクスとする。
SCM(C)は、基準Cに対する各隣接したノードAk
から目的地ノードDまでの最短路を発見するために使用
される。この最小マルチコスト通路をSP(Ak
D),(1≦k≦n)で示す。CC(Ak ,D)を、A
k からDまでの各通路の制約コストとする。SCM
(C)はネットワークの残のものから分離されたノード
Sを有しているため、SP(Ak ,D)およびCC(A
k ,D)はSを通過する通路を含まないことが認められ
る。
【0082】Sから隣接したノードAk までにq(k)
個のリンクが存在していると仮定する。Lj (S,
k ),ただし1≦j≦q(k)を各リンクl(j)の
リンクマルチコストとする。Rjk(D)を順序付けられ
たトリプル(Sjk,Ujk(D),Bjk(D))とし、こ
こでRjk(D)はSからAk までのj番目のリンクと関
連したj番目の経路設定エントリィであり、SjkはSか
らAk までのj番目のリンクのリンク識別子であり、
【数13】 したがって、Ujk(D)≧Bjk(D)である。目的地ノ
ードDに対するノードSでの経路設定エントリィは、
【数14】 この集合は、基準Cに関してUjk(D)のマルチコスト
値を比較することによって順序付けられる。U
joko(D)=Ujlkl(D)ならば、順序付けはB
joko(D)およびBjlkl(D)を比較することによって
達成される。この順序付けられたリストは、ノードSに
おける目的地ノードDの概念的な経路表である。
【0083】再び図5の例示的なネットワークを参照す
ると、このネットワークは、瞬間コストが遅延より重要
であり、遅延がホップカウントより重要である単一の評
価基準により支配されていると仮定する。ノードSに関
するノードDへの1次および2次通路情報だけを検討す
る。ノードSに隣接したノードはノードPおよびノード
Bである。フロイドのアルゴリズム、ダイクストラのア
ルゴリズムまたは検査を使用すると、ノードPからノー
ドBまでの評価基準コスト(E1 ,E2 ,E3)が
(2,12,2)と決定される。複合制約コスト
(e1 ,e2 ,e3 )は(2,6,2)である。遅延に
対する制約コスト要素は、遅延に対する基準コスト要素
より小さいことに注意されたい。これは、少なくとも最
小遅延制約コストが、最も良好に評価基準を満足させる
ものとは異なる通路上で得られることを意味する。絶対
制約コスト(ae1 ,ae2 ,ae3 )もまた(2,
6,2)である。しかし、絶対最小を得るために使用さ
れるCMは、選択された評価基準に対して使用されるC
Mと完全に一致するわけではないことに注意されたい。
【0084】同様にして、ノードBからノードDまでの
評価基準コスト(E1 ,E2 ,E3)は(5,16,
3)である。複合制約コスト(e1 ,e2 ,e3 )は
(5,7,3)である。遅延制約コスト要素は遅延基準
コスト要素より小さいため、少なくともこの制約コスト
要素は、最も良好に基準を満たすものとは異なる通路上
で得られた。ノードBからノードDまでの絶対制約コス
ト(ae1 ,ae2 ,ae3 )は(5,6,3)であ
る。遅延に対する絶対制約コストは、基準に対する複合
制約コストより小さいため、制約コストに対する遅延要
素を最小にする通路とは異なる通路(ノード、ノード間
のリンクまたはその両者のいずれか)上で得られなけれ
ばならない。
【0085】ノードSからノードPまたはノードBまで
適切なリンクコストを加算すると、1次通路コストは、
ノードPへのリンクを通る(3,7,3)の対応した複
合制約および絶対制約コストを有する(3,13,3)
になる。さらに、2次通路コストは、ノードBへのリン
クを通って対応した複合制約コスト(6,8,4)およ
び(6,7,4)の絶対制約コストを有する(6,1
7,4)になる。
【0086】その瞬間コストが9を越えず、その遅延が
9を越えないで、かつそのホップカウントが5以下であ
るという要求によりノードSからノードDまで呼の経路
を設定することが望ましいと仮定する。これは、(9,
9,5)のマルチコスト呼要求として公式化される。こ
の許容されたコストを(3,13,3)の1次通路値と
比較した場合、それは1次通路の遅延要素が大き過ぎる
ために、呼を経路設定する適切な条件を満たすことがで
きない。しかしながら、対応した制約コストは呼によっ
て要求されるコストより完全に小さいことに注意された
い。以下認められるように、これは、呼のコスト要求を
満足させるノードPへのリンクを通るノードSからノー
ドDまでの局所最適通路が存在している可能性のあるこ
とを示す。
【0087】同様にして、呼のコスト要求を(6,1
7,4)の2次通路値と比較した場合、評価基準コスト
の遅延要素が大き過ぎるため、それもまた呼を経路設定
するための適切な条件を満たすことができない。呼のコ
スト要求を対応した複合制約コストと比較した場合、制
約コストは呼要求コストより小さいことが認められる。
したがって、呼のコスト要求を満足させるノードBへの
リンクを通るノードSからノードDまでの局所最適通路
が存在している可能性がある。上述のように、事実上こ
のようなノードBを通った通路が存在する。たとえノー
ドPを通る通路が1次(およびしたがって“最良の”)
選択と思われても、それは存在しない。
【0088】上記で定義された評価基準コスト、複合制
約コストおよび絶対制約コストは通路選択のために使用
されることができる。呼がある基準Cにしたがってネッ
トワーク中のノードSにより最終的な目的地ノードDま
で経路設定されると仮定する。呼を成功的に経路設定す
ることのできる対応した最大マルチコスト計量は、M=
(M1 ,M2 ,…,Mi ,…,MN )によって与えられ
ると仮定する。ノードSが目的地方向の次のノードへの
通路を選択しようとした場合、それは適切な候補リンク
を発見するために基準Cに関してノードDに対して順序
付けされた1次および2次通路情報を使用しなければな
らない。
【0089】RD を、ノードDへの通路選択時に使用さ
れるべきノードSにおける基準コストの順序付けされた
リンクの集合とする。ZをRD におけるエントリィの数
とする。最後に、Ez およびez を、それぞれRD のz
番目のエントリィ(1≦z≦Z)に対するリンク最小評
価基準コストおよびリンク複合制約コストとする。
【0090】最大呼計量が1≦z≦Zに対して、個々の
コスト要素のそれぞれに対して最大呼マトリクスMi
(Ez i が成立するものである場合、呼によって要求
される分だけのマルチコスト計量を有するノードSから
ノードDへの通路が存在する。したがって、所望される
計量の範囲内で呼をサポートすることのできるEz に対
応したリンクを使用する通路が少なくとも1つ存在す
る。
【0091】呼計量が各1≦z≦Zに対して、少なくと
も1つの個々のコスト要素に対してMi <(Ez i
成立するが、1≦z0 ≦Zである少なくとも1つの指数
0が存在するため、個々のコスト関数のそれぞれに対
してMi ≧(ez0i になると仮定する。コスト要素を
満たす一方で、依然として別のコスト要素の別の計量を
満足させることのできる通路を有する可能性のある、ま
たは可能性のない呼のコスト要素が少なくとも1つ存在
する。個々のコスト要素は異なる通路に沿ってそれらの
個々の制約値を獲得することができるため、対応したリ
ンクに向かって経路設定される呼が成功的に終了すると
いう保証はない。その結果、Mi ≧(Ez0i である通
路が存在しないか、或は成功しない場合、ノードSは、
個々のコスト関数のそれぞれに対してMi ≧(ez i
であるようにリンクを選択しなければならない。
【0092】最後に、各1≦z≦Zに対して、少なくと
も1つの個々のコスト要素に対して条件Mi <(ez
i が保持される場合、ノードSからノードDへの呼に対
する成功的な通路は存在しない可能性がある。これは、
z が対応したリンクの最低コスト通路を基準Cに関し
て表しているためである。したがって、もっと小さい計
量を有する呼が、Cに関するネットワークのトポロジー
を保持しながらそのリンクを使用して終了する可能性は
非常に低い。絶対制約コストは、少なくとも1つのコス
ト要素に対してaei ≦Mi <(ez i が成立するも
のである。この場合、呼の計量を満足させる通路が存在
する可能性は非常に低い。しかしながら、2つの理由の
ために、この状況はどう考えても起こりそうにない。第
1に、絶対制約コストに対して使用されるCMトポロジ
ーは、基準Cに対して使用されるトポロジーとは異なっ
て(ノード間のリンクコストの点で)いるはずである。
第2に、所定のコスト要素を最小にするリンクの単一コ
スト要素だけが絶対制約コストを計算する時に使用され
るが、通路選択アルゴリズムは所定のリンクに関連した
マルチコストを割当てなければならない。
【0093】したがって、絶対制約コストに基づいた呼
の経路設定の試みは、希にしか成功的な通路選択は行な
われない。しかし、典型的にほとんどの場合、このよう
な通路選択の試みは、ネットワークリソースを無駄に使
用した望ましくない付加的な影響を伴って利益がない。
したがって、全ての可能性のある通路に対し、呼が評価
基準に関して対応した制約コストより小さいその計量の
1つを有している場合、絶対制約コスト計量に基づいて
通路選択を検討するのではなく、(例えば)最も重要な
コスト要素を最小にする“最も有益な結果の”通路を検
討することが好ましい。
【0094】通路選択に対して2つのコスト関数しか考
えられない場合、特別な事項を考慮しなければならな
い。c1 およびc2 がマルチコスト関数を含む2つのコ
スト要素であると仮定すると、c1 がc2 より重要か、
或はc2 がc1 より重要であるいずれかの2つの基準し
か考えられない。この場合、Cが基準の一方である場
合、その基準およびCに関する複合制約コストが上述さ
れた基準の範囲内で呼を経路設定する境界として機能す
る。Cに関する評価基準コストは、Cに関して2つのコ
スト要素のうち“重要なほう”を最小にする。残りの基
準である評価基準コストC´は、第2のコスト要素を効
果的に最小にする。それは、“重要性の低いほうの計
量”が基準Cの範囲内にないために、所定の呼の計量が
経路を生成できない場合、それが“最も有益な結果の”
経路設定を行う手段として使用されることができる。こ
れらの評価基準コスト計量を使用することによって、
“重要なほうの計量”に対する計量を(局所最適に)満
たす一方で“重要性の低いほうの計量”を満たす潜在的
な通路が求められる。
【0095】この技術は、依然として通路を発見できる
ことを保証するものではないことを強調しなければなら
ない。図8は、このような状況を示している。ここで
は、順序付けされた対が2つのコストを表している。基
準Cが第1のコストをより重要であるとみなした場合、
基準コストはノードAからノードBまで(6,13)に
なる。C´に対する基準コストは、(10,11)であ
ることが認められる。これら2つの基準コストから、絶
対制約コストは(6,11)であると結論される。しか
し、これらのコスト計量を達成する通路はない。事実、
呼が関連したコスト計量(7,12)でリンクAからリ
ンクBまで経路設定される場合、その呼を経路設定する
ことのできる通路は存在しない。ノードAは、“最も有
益な結果の”サービスを使用してこのような呼の経路設
定を試みることになる。ノードIにおける通路選択の処
理に応じて、コスト計量の少なくとも1つを満たすため
に(5,12)または(9,10)のいずれかのリンク
が選択されることができる。
【0096】一般に、この方法は2以上のコスト要素の
マルチコスト関数に及ぶものではないことを認識すべき
である。
【0097】経路設定の選択は、通路選択プロセスにお
いて有効に使用されることができる。ソースネットワー
クノードに呼リクエストが存在する場合、要求された明
白なマルチコストが存在するか、或は絶対的なデフォル
ト値マルチコストが存在しているかのいずれかである。
いずれにしても、呼設定リクエストは、成功的な呼終了
を可能にするように満足されなければならない(最大)
マルチコスト値Mを常に含んでいると考えられる。さら
に、ソースノードは呼の目的地ネットワークノードの識
別子を知っており、また通路選択に関与する各中間ノー
ドには、呼リクエストに対する合計最大許容コストおよ
び通路選択プロセスにおいてその時点まで累算されたマ
ルチコストが分かっていると考えられる。
【0098】例えば、{N(k)},k=1,…,m
は、ソースノードS=N(1)から目的地ノードD=N
(m)までの通路中の連続したノードのシーケンスであ
ると仮定する。中間ノードは、サービスリクエスト時に
マルチコスト制約Mを満足させるように決定される。
【0099】Q(k−1)はソースノードSからノード
N(k)までの通路の累算されたマルチコストではない
とし、P(k)をマルチコストT(k)によるノードN
(k)からノードDまでの通路であると定めた場合、各
ノードN(k)は、
【数15】 ・MがX以上であり、 ・P´(k)が他の可能性のある選択肢である場合、
(a)それが“最良の適合”である通路を選択する規則
ならば、YがX以下であるように通路が選択されなけれ
ばならず、(b)それが“最高の可能性のある”通路を
選択する規則ならば、YがX以上であるように通路が選
択されなければならないという規則に基づいて通路P
(k)を選択する。
【0100】ここにおいて、以下さらに詳細に説明する
ように、“最良の適合”の通路とは呼の要求に最も近い
性能を提供する通路であり、“最高の可能性のある”通
路は、呼に対して可能な“最高の”性能を提供する通路
であると定義される。
【0101】Q(0)が0マルチコスト値であると定め
た場合、k=2,…,mに対して値Q(k−1)は、
【数16】 であり、ここでL[i(k-1) ,j(k) ]はノードN(k
−1)からノードN(k)までの選択されたリンクのマ
ルチコストである。T(k)の値は、
【数17】 であり、ここでW[i(k+1) ,j(D) ]は、選択された
隣接したノードN(k+1)から経路選択情報から決定
された目的地ノードDまでのノードN(k)におけるマ
ルチコスト値である。
【0102】最良の適合の経路設定について、ノードN
(k)がノードN(k+1)へのリンクを選択するため
に、目的地Dまでの経路選択肢の評価基準コストは、最
悪のものから最良のものまで調査されなければならな
い。見出だされた第1のエントリィに対応するリンクが
もし存在するならば、それは呼の残りの最大マルチコス
ト、すなわちM−Q(k−1)が個々の要素コストのそ
れぞれに対して基準コスト以上であるという条件を満た
し、ノードN(k+1)に経路設定するために使用され
るものである。基準コストがこの条件を満たすエントリ
ィが存在しない場合、M−Q(k−1)のそれぞれ個々
のコスト要素が複合制約コストのそれぞれ個々のコスト
要素以上であるように見出だされた第1のエントリィを
選択するために、経路設定の選択肢が最悪のものから最
良のものまで再度調査される。探索中、e1 がエントリ
ィに対する複合制約コストの第1の要素であるとき、M
1 <e1 により、任意の時点でエントリィが見出だされ
た場合、呼に対して可能な通路は存在せず、探索は終了
される。探索条件を満たす経路選択肢が発見された場
合、この選択肢に対応した通路は成功的に呼を終了でき
る候補である。この選択肢を使用して呼を経路設定する
試みが不成功だった場合、付加的な可能性のある選択肢
の探索が続けられる。
【0103】この最良の適合アルゴリズムの効果は、呼
リクエストのマルチコスト要求に最も近く適合する通路
を選択することである。この通路選択方法には種々の利
点がある。第1に、ネットワークリソースが効率的に使
用される。利用できる可能性のある通路選択肢に対して
呼リクエストが評価されて、可能性のあるどのような条
件においてでもコスト関数を満たすために最少の要求さ
れるリソースが選択によって使用される。このようにし
て、この能力に対する料金を支払う準備のできている呼
のために割増金性能を要求するリクエストが予約される
ことができる。低い性能を許容することのできる呼リク
エストは、選択の評価基準としてそれらのリソースを使
用する。低い性能のリソースが利用できない場合にの
み、高い性能のリソースが使用される。
【0104】最高の可能性のある経路設定のために、呼
要求を満たす利用可能な最小コスト通路が選択される。
これは、直感的に認識される通路選択方法である。目的
地への経路選択の基準コストは、最初に割増金通路を使
用して最悪のものから最良のものまで調査される。この
方法には、基準が満足される高度の確実性を依然として
有している状態で通路内の中間ノードが准最適通路を選
ぶことを可能にするという利点がある。しかしながら、
この方法では要求されるものよりはるかに良好な経路設
定用のリソースが使用されてもよい。さらに厳しい要求
を伴う後者の経路設定リクエストがある場合、リクエス
トの要求を満たすために利用できる割増金リソースは存
在しない。
【0105】最高の可能性のある、また最良適合の経路
設定のいずれが使用されても、通路選択方法は明白な通
路知識なしに通路マルチコスト情報を保存する。隣接お
よびローカル最短路のマルチコスト情報と共に累算コス
ト情報は全て、ノードでの許容可能な通路評価を可能に
するために必要とされるものである。最後に、この通路
選択方法は代りの通路選択を容易にする。呼設定用の通
路に沿ったある点において、次のノードの最も望ましい
選択が実現できない場合、代りの選択肢を発見すること
ができるか(アルゴリズム的な2番目に最良の選択肢に
したがって)、或はノードに局部的に知られているマル
チコストを減算するだけで通路選択を前のノードに戻す
ことができる。
【0106】以上、本発明の例示的な実施形態を説明お
よび図示してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱するこ
となく上記および種々の他の変更、除去および付加を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接続マトリックスベースのマルチ
コスト経路設定を使用するバーチュアル私設ネットワー
クの概略図。
【図2】接続マトリックスベースのマルチコスト経路設
定を使用する図1のバーチュアル私設ネットワークに対
する最短経路決定の論理的フロー図。
【図3】本発明による接続マトリックスベースのマルチ
コスト経路設定を使用する、3つのコスト関数を含む第
2の実施形態のネットワークの概略図。
【図4】所望の機能性を定めるマスク関数(M)の使用
を示す、本発明による接続マトリックスベースのマルチ
コスト経路設定を使用する第3の実施形態のネットワー
クの概略図。
【図5】所定の呼びに適合する経路を発見する対応する
方法を示す、本発明による接続マトリックスベースのマ
ルチコスト経路設定を使用する第4の実施形態のネット
ワークの概略図。
【図6】ノードの異なる対間の異なるリンクにおいて異
なるコスト関数がどのように最小になるか、および同じ
2つのノード間の異なるリンクにおいて異なるコスト関
数がどのように最小になるかを示す概略図。
【図7】ソースノードから目的地ノードへの概念的な経
路表の決定を示す第5の実施形態のネットワークの概略
図。
【図8】個々の呼びが合致するときであっても2つのノ
ード間で呼びにより要求されたマルチコスト計量が必要
性を満足されない状態を示す概略図。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経路を選択するとき考慮するコスト関数
    を決定し、 互いに関する前記コスト関数のそれぞれの優先順位を与
    えて優先順位における前記コスト関数を含む複合マルチ
    コスト関数を生成し、 順序を与えられたn個の要素からなる組を含むネットワ
    ークに対する接続マトリックスを決定し、n個の要素か
    らなる組はそれぞれネットワーク中のノードの各対間の
    マルチコストを直接表しており、各n個の要素からなる
    組の前記要素の1つはネットワーク中の前記ノードの対
    のそれぞれの間の前記コスト関数の1つを直接表し、こ
    こでnは前記コスト関数の数であり、 前記順序を与えられたn個の要素からなる組は、 分配特性および交換特性が前記コスト関数の値の一般的
    な加算合計に適用可能であるように一般的加算演算子を
    定め、各要素の前記コスト関数値を比較することにより
    前記n個の要素からなる組の対間の順序を定め、前記一
    般的加算演算子および前記順序を使用して接続マトリッ
    クスに前記複合マルチコスト関数を適用することにより
    最短の経路マトリックスを導出するステップにより設定
    された前記優先順位で整列された前記コスト関数を含ん
    でおり、 前記最短の経路マトリックスは、各ノード対間の最短の
    通路上で前記コスト関数値の一般的加算合計に等しいマ
    ルチコストを有する合計された順序を定められたnの要
    素からなる組を含んでいることを特徴とするネットワー
    クのノード間のネットワーク経路設定方法。
  2. 【請求項2】 ノードの対間の経路設定要求を満足させ
    るために必要とされる前記コスト関数のマルチコストを
    示すマルチコスト要求を決定し、 前記マルチコスト要求を前記ノードの対間の前記合計さ
    れた順序を定められたn個の要素からなる組と比較し、 前記ノード対間の前記合計された順序を定められたn個
    の要素からなる組が前記マルチコスト要求を満足する場
    合には前記ノード対間の経路設定のための経路が存在し
    ていることを決定する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ノードはリンクにより相互接続され、 各ノードおよび、またはリンクはネットワークに対して
    一般的に利用可能な機能を支持してもしなくてもよく、 前記コスト関数を決定するステップは、前記ノードの各
    対間のネットワークにより支持されたブール関数表示で
    あるコスト関数の決定を含み、 前記接続マトリックスの各n個の要素からなる組は前記
    ノードの各対間で直接利用可能な前記機能の順序でその
    機能を示す要素を含んでいる請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記コスト関数のそれぞれの優先順位を
    定めるステップは、ネットワーク能力の所望の機能性の
    マスクとした前記コスト関数の1つを決定を含み、前記
    所望の機能性はノードの対間の所望の機能を示してお
    り、 前記一般的な加算演算子を決定するステップは、前記ブ
    ール関数表示に対する演算子MANDの割当てを含み、 前記最短の経路のマトリックスを導出するステップは、
    各合計のn個の要素からなる組が前記各ノード対間の前
    記最短の通路上で利用可能な前記所望の機能性の達成度
    を示す要素を含んでいる請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記最短の経路のマトリックスを導出す
    るステップは、フロイドのアルゴリズムを使用して各ノ
    ード対間の前記最短の経路上で前記コスト関数の一般的
    な加算合計を行うステップを含んでいる請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記最短の経路マトリックスを導出する
    ステップは、ダイクストラのアルゴリズムを使用して各
    ノード対間の最短の通路上で前記コスト関数の一般的な
    加算合計を行うステップを含んでいる請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 さらに、ノードの対間の経路設定要求を
    満足させるために必要とされるマルチコストを示すマル
    チコスト要求を決定し、 少なくとも1つの1次通路と、前記マルチコスト要求を
    満足させるために使用される前記ノードの対間の任意の
    2次通路とを決定する請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1つの1次通路と任意の
    2次通路とを決定するステップは、 ソースノードおよび目的地ノードを含む前記ノードの対
    を決定し、 前記ソースノードに直接接続されるネットワーク中にお
    ける各隣接ノードを決定し、 前記ソースノードを除くネットワーク中の各ノード対間
    のマルチコストを直接表す順序を定められたn個の要素
    からなる組を含むソースから隔離された接続マトリック
    スを定め、 前記一般的加算演算子および前記順序を使用してソース
    から隔離された接続マトリックスに前記複合マルチコス
    ト関数を適用することにより前記複合マルチコスト関数
    に関する前記各隣接ノードと前記目的地ノードとの間の
    最短通路として評価基準コストを導出し、 前記一般的加算演算子および前記個々のコスト関数の前
    記順序を使用してソースから隔離された接続マトリック
    スに対して各個々のコスト関数を適用することにより各
    個々のコスト関数に関する各隣接ノードと前記目的地ノ
    ードとの間の最短通路として複合制約コストを導出し、 前記ソースノードと前記目的地ノードの間のリンク最小
    評価基準コストを定め、それぞれは前記ソースノードか
    ら前記隣接するノードのそれぞれのものへの各リンクの
    前記コスト関数と前記隣接ノードのそれぞれから前記目
    的地ノードへの前記評価基準コストとの一般的な加算合
    計であり、 前記ソースノードと前記目的地ノードの間のリンク複合
    制約コストを定め、それぞれは前記ソースノードから前
    記隣接するノードのそれぞれ1つへの各リンクの前記コ
    スト関数と前記隣接ノードのそれぞれから前記目的地ノ
    ードへの複合制約コストとの一般的な加算合計であり、 前記リンク最小評価基準コストの順序を定め、 最小のマルチコストを有する前記リンク最小評価基準コ
    ストを有する前記ソースノードと前記目的地ノードの間
    の通路として少なくとも1つの1次通路を定め、 前記ソースノードと前記目的地ノードの間の残りの通路
    として前記2次通路を定めることを特徴とする請求項7
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 2次通路は、各2次通路に関係する前記
    リンク最小評価基準コストのマルチコストに関して逆の
    順序で優先順位が与えられる請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記リンク最小評価基準コストの順序
    を定めるステップにおいて、前記リンク最小評価基準コ
    ストが2つの通路に対して同じである場合に関係したリ
    ンク複合制約コストを比較することにより前記順序を決
    定する請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 さらに、前記マルチコスト要求を前記
    リンク最小評価基準コストと比較し、前記マルチコスト
    要求が各個々のコスト成分に対する前記リンク最小評価
    基準コスト以上である場合には前記マルチコスト要求を
    満足させる前記ソースノードから前記目的地ノードへの
    経路が存在することを決定する請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記マルチコスト要求を前記リンク最
    小評価基準コストと比較するステップはさらに、前記マ
    ルチコスト要求の少なくとも1つの要素が各経路に対す
    る前記リンク最小評価基準コストの対応するものよりも
    少ないが、前記マルチコスト要求が各個々のコスト関数
    に対する前記リンク複合制約コストの1つ以上である少
    なくとも1つの通路が存在する場合には、前記少なくと
    も1つの要素に対する前記マルチコスト要求を満足させ
    る通路が存在してもしなくてもよいが、前記マルチコス
    ト要求の他の全ての要素を依然として満足させる請求項
    11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記マルチコスト要求を前記リンク最
    小評価基準コストと比較するステップはさらに、前記マ
    ルチコスト要求が各通路に対する少なくとも1つの要素
    に対する前記リンク複合制約コストの1つよりも小さい
    場合には前記ソースノードと前記目的地ノードとの間に
    前記マルチコスト要求を満足させることを成功させる経
    路が存在しない請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 経路設定ステップにおいて前記マルチ
    コスト要求を満足させる最低の優先順位の2次通路で導
    かれる請求項9記載の方法。
  15. 【請求項15】 ノードはリンクにより相互接続され、 各ノードおよび、またはリンクはネットワークに対して
    一般的に利用可能なサービス形式を支持してもしなくて
    もよく、 前記コスト関数を決定するステップは、前記ノードの対
    間の前記サービス形式のそれぞれに関する前記サービス
    形式の順序であるコスト関数の決定を含み、 前記接続マトリックスを定めるステップはそれぞれ前記
    サービス形式の所望の1つに対応している複数の接続マ
    トリックスを定めるステップを含み、前記接続マトリッ
    クスの各n個の要素からなる組は前記ノード対間で利用
    可能な前記サービス形式を示す要素を含んでいる請求項
    1記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記サービス形式のそれぞれに関する
    前記サービス形式の優先順位であるコスト関数を定める
    ステップは、前記1つのサービス形式に関する前記サー
    ビス形式の所望度に直接関係する大きさの値の割当てを
    含み、 前記一般的な加算演算子を決定するステップは、前記サ
    ービス形式のコスト関数に対する演算子MAXの割当て
    を含み、 前記最短の経路マトリックスを導出するステップは、各
    合計のn個の要素からなる組が前記各ノード対間の前記
    最短の通路上で利用可能な前記サービス形式の前記1つ
    に関する前記サービス形式の最も所望されるものを示す
    要素を含んでいる請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記コスト関数を定めるステップはノ
    ードの対間を横切るリンクの数を示すコスト関数の限定
    を含み、 前記接続マトリックスを定めるステップは、前記サービ
    ス形式の1つにそれぞれ対応する複数の接続マトリック
    スの限定を含み、サービス形式の数をmとして前記接続
    マトリックスのそれぞれn個の要素からなる組は前記ノ
    ードの対のそれぞれの間のサービス形式に関する通過す
    るリンクの数を示す要素を含んでおり、各通過するリン
    クは前記サービス形式の前記順序に関して1,H+1,
    (H+1)2 ,…,(H+1)m-1 の加重されたサービ
    ス関係値を割当てられ、ここで、Hはソースノードと前
    記目的地ノードとの間の全ての形式の通過するリンクの
    許容された最大数である請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 ノードはリンクにより相互接続され、 各ノードおよび、またはリンクはバーチァル私設ネット
    ワークの一部であっても、一部でなくてもよく、 前記コスト関数を決定するステップは、前記バーチァル
    私設ネットワークと関連するトラィックを導く能力を示
    すコスト関数の決定を含み、 前記接続マトリックスの各n個の要素からなる組は、前
    記ノード対間で直接前記バーチァル私設ネットワークと
    関連するトラィックを導く能力を示す要素を含んでいる
    請求項1記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記最短の経路のマトリックスを導出
    するステップは、各合計されたn個の要素からなる組が
    前記ノード対間の前記最短の通路で前記バーチァル私設
    ネットワークと関連するトラィックを導く能力を示す要
    素を含むように前記合計されたn個の要素からなる組を
    導出するステップを含んでいる請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記経路設定を行うステップにおい
    て、少なくとも1つの1次通路または前記マルチコスト
    要求を満足する最高の優先順位の2次通路による経路設
    定を行う請求項9記載の方法。
JP17743497A 1996-07-03 1997-07-02 接続マトリックスに基づくマルチコストの経路設定 Pending JPH10161994A (ja)

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