JPH10161923A - オブジェクト指向データベース管理装置 - Google Patents

オブジェクト指向データベース管理装置

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Publication number
JPH10161923A
JPH10161923A JP8317807A JP31780796A JPH10161923A JP H10161923 A JPH10161923 A JP H10161923A JP 8317807 A JP8317807 A JP 8317807A JP 31780796 A JP31780796 A JP 31780796A JP H10161923 A JPH10161923 A JP H10161923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
language
api
database management
oriented database
management device
Prior art date
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Application number
JP8317807A
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Inventor
Tatsuji Wakizono
竜次 脇園
Takehiko Tsuchiya
武彦 土屋
Toshikazu Kawamura
敏和 川村
Tateji Tanaka
立二 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】C++言語と同等にC言語からもオブジェクト
指向データベース(OODB)・アプリケーション・プ
ログラムの記述を行なうこと。 【解決手段】C言語を拡張したC++プログラミング言
語を用いてOODB・アプリケーション・プログラムを
作成可能なC++・APIを有するC++言語インタフ
ェース装置102と、データベースに格納されるオブジ
ェクトの属するクラスの構成情報(スキーマ情報)を格
納し、C++言語インタフェース装置102の要求に応
じてオブジェクトの生成/削除/検索/修正等の操作を
行なうデータベース管理システム103とから構成され
るオブジェクト指向データベース管理装置において、C
++・API上に構築され、Cプログラミング言語を用
いてOODB・アプリケーション・プログラムを作成可
能なC・APIを有するC言語インタフェース装置10
4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクト指向
言語であるC++言語を基本とした計算機のデータベー
スを管理する装置に係り、特にC++言語と同等にC言
語からもオブジェクト指向データベース(OODB)・
アプリケーション・プログラムの記述を行なえるように
したオブジェクト指向データベース管理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、オブジェクト指向データベース
(OODB)は、複雑なデータを高速に操作することが
でき、プログラミング言語との親和性が良い。そのた
め、高速応答性が要求され、従来のデータベースでは適
用が難しかったリアルタイムシステムへの適用が可能と
なっている。
【0003】しかしながら、例えば配電系統監視制御シ
ステム、電力系統監視制御システム等の分野におけるソ
フトウェア開発では、C言語を用いたものが主流であ
り、他の分野においてもC言語が広く普及してきてい
る。
【0004】その中で、オブジェクト指向データベース
を活用するためには、C言語によるソフトウェア資産の
継承が不可欠である。そして、この時、C言語で記述さ
れたソースプログラムのみならず、C言語を開発言語と
しているプログラマも考慮しなければならない。
【0005】従って、既存のCコードからオブジェクト
指向データベースの機能を利用できるようにし、C++
言語に習熟していないプログラマにも、オブジェクト指
向データベースを用いた応用プログラムを容易に開発で
きるように、オブジェクト指向データベース管理装置を
構築する必要がある。
【0006】ところで、オブジェクト指向データベース
の多くは、オブジェクト指向言語であるC++言語を基
本としたデータベース言語を提供するものである。すな
わち、C++のクラス宣言によるスキーマ定義、コンス
トラクタ(new)/デストラクタ(delete)による永続オブジ
ェクト生成/削除、C++言語の代入/参照構文による
永続オブジェクトのデータベースへの書き込み/読み出
し等を行なうことができる。
【0007】しかしながら、C++言語は、オブジェク
ト指向に対応するために、C言語を拡張したものであ
り、その拡張された部分を使用するオブジェクト指向デ
ータベース・アプリケーション・プログラムをC言語で
記述することは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
オブジェクト指向データベース管理装置においては、C
言語の拡張された部分を使用するオブジェクト指向デー
タベース・アプリケーション・プログラムをC言語で記
述することが困難であるという問題があった。
【0009】本発明の目的は、C++言語と同等にC言
語からもオブジェクト指向データベース(OODB)・
アプリケーション・プログラムの記述を行なうことが可
能なオブジェクト指向データベース管理装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に対応する発明では、C言語を拡
張したC++プログラミング言語を用いてオブジェクト
指向データベース(OODB)・アプリケーション・プ
ログラムを作成可能なC++・アプリケーション・プロ
グラム・インタフェース(C++・API)を有するC
++言語インタフェース装置と、データベースに格納さ
れるオブジェクトの属するクラスの構成情報(スキーマ
情報)を格納し、C++言語インタフェース装置の要求
に応じてオブジェクトの生成/削除/検索/修正等の操
作を行なうデータベース管理システムとから構成される
オブジェクト指向データベース管理装置において、C+
+・API上に構築され、Cプログラミング言語を用い
てオブジェクト指向データベース(OODB)・アプリ
ケーション・プログラムを作成可能なC・アプリケーシ
ョン・プログラム・インタフェース(C・API)を有
するC言語インタフェース装置を備えて成る。
【0011】従って、請求項1に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置においては、C言語イ
ンタフェース装置に、C++言語イン夕フェース装置の
アプリケーション・プログラム・インタフェース(AP
I)が提供する機能と一対一に対応するアプリケーショ
ン・プログラム・インタフェース(API)を持たせる
ことにより、C言語でのオブジェクト指向データベース
(OODB)・アプリケーション・プログラムの開発が
容易になるため、同一のデータベースをC・APIとC
++・APIの両方から同様に操作でき、かつデータの
共有を行なうことができる。
【0012】また、請求項2に対応する発明では、上記
請求項1に対応する発明のオブジェクト指向データベー
ス管理装置において、データベース操作・データ機能毎
に用意されたC++・APIの、各クラスに対してC言
語の構造体を、メソッド(操作)に対してC言語の関数
をそれぞれ所定の規則で割り当てて、C・APIを構成
するようにしている。
【0013】従って、請求項2に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置においては、C++・
APIに用いられるクラス名とメソッド名を組み合わせ
ることにより、C言語の拡張を行なうことなく、C言語
による記述を行なうことができる。
【0014】さらに、請求項3に対応する発明では、上
記請求項2に対応する発明のオブジェクト指向データベ
ース管理装置において、C言語の構造体をデータベース
スキーマ定義とし、当該C言語によるデータの作成・削
除・参照・修正にC・APIを用いるようにしている。
【0015】従って、請求項3に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置においては、スキーマ
定義に構造体を用いることにより、C言語インタフェー
ス装置はそのまま操作をC++言語インタフェース装置
へ渡し、C++言語インタフェース装置ではデータの生
成は構造体としてそのまま扱うことによって、削除・参
照・修正もCの構造体の操作がそのまま使えるため、ク
ラスを使用することなく、データベースの操作を行なう
ことができる。
【0016】さらにまた、請求項4に対応する発明で
は、上記請求項2に記載のオブジェクト指向データベー
ス管理装置において、データベースで利用するC言語の
構造体を扱う関数については、構造体名に関数名を加え
た形式の名前で構成し、C言語によるC++のメソッド
作成を行なうようにしている。
【0017】従って、請求項4に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置においては、構造体を
扱う関数の構成方法を定めることにより、C言語インタ
フェース装置の有するC・アプリケーション・プログラ
ム・インタフェース(C・API)と統一した記述が可
能となるため、メソッドを使用することなく、データベ
ースの操作を行なうことができる。
【0018】一方、請求項5に対応する発明では、C+
+のOODB・アプリケーション・プログラムによりデ
ータベースデータ(クラス・オブジェクト)が作成済み
である、上記請求項1に対応する発明のオブジェクト指
向データベース管理装置において、クラスと同じ構造を
持ったCの構造体を用いて、C言語によるクラス・オブ
ジェクトの参照・更新を行なうようにしている。
【0019】従って、請求項5に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置においては、C言語イ
ンタフェース装置は、C・ユーザ・プログラムとC++
言語インタフェース装置との問で相互に型キャストを行
ない、作成した構造体のデータ構造はクラスのデータ構
造と同じであることにより、C・ユーザ・プログラムで
は構造体としてのアクセス(参照・更新)が可能となる
ため、既設のC++のデータベースへも操作を行なうこ
とができる。
【0020】また、請求項6に対応する発明では、上記
請求項3に対応する発明のオブジェクト指向データベー
ス管理装置において、構造体のスキーマをクラスのスキ
ーマとして変換して定義するようにしている。
【0021】従って、請求項6に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置においては、C言語か
ら構造体をクラスとして登録することにより、C言語か
ら定義・作成したデータを、C++・ユーザ・プログラ
ムとC・ユーザ・プログラムとの間でクラス・オブジェ
クトとして共有することが可能となるため、既設のCの
データベースへも操作を行なうことができる。
【0022】さらに、請求項7に対応する発明では、上
記請求項5に対応する発明のオブジェクト指向データベ
ース管理装置において、C++・APIから登録された
スキーマ情報を用いるようにしている。
【0023】従って、請求項7に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置においては、クラス定
義を再生するのに十分な情報を格納しておくことによ
り、そのスキーマを用いてクラスを再生し、上記請求項
5に対応する発明の規則を用いてクラスと同じ構造を持
つ構造体を作成することが可能となるため、ユーザのプ
ログラム作成の際の手間を軽減することができる。
【0024】さらにまた、請求項8に対応する発明で
は、上記請求項6に対応する発明のオブジェクト指向デ
ータベース管理装置において、C・APIから登録され
たスキーマ情報を用いるようにしている。
【0025】従って、請求項8に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置においては、構造体定
義を再生するのに十分な情報を格納しておくことによ
り、そのスキーマを用いて構造体を再生し、構造体と同
じ構造を持つクラスを作成することが可能となるため、
ユーザのプログラム作成の際の手間を軽減することがで
きる。
【0026】一方、請求項9に対応する発明では、上記
請求項1に対応する発明のオブジェクト指向データベー
ス管理装置において、C言語インタフェース装置から、
C++・APIを使用する機能を分離するようにしてい
る。
【0027】従って、請求項9に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置においては、C・AP
IとC++・APIの表現は、対応するクラス名の表現
が同じになったことにより、上記請求項1に対応する発
明の場合よりも、CのOODB・アプリケーション・プ
ログラムとC++のOODB・アプリケーション・プロ
グラムの表現が近いものになるため、C・APIを用い
たアプリケーション・プログラムからC++・APIを
用いたアプリケーション・プログラムへの移行が容易と
なり、移植性を向上することができる。
【0028】また、請求項10に対応する発明では、上
記請求項9に対応する発明のオブジェクト指向データベ
ース管理装置において、データベース操作・データ機能
毎に用意されたC++・APIの、各クラスに対してC
言語の構造体を、メソッド(操作)に対してC言語の関
数をそれぞれ所定の規則で割り当てて、C・APIを構
成するようにしている。
【0029】従って、請求項10に対応する発明のオブ
ジェクト指向データベース管理装置においては、C++
・APIに用いられるクラス名とメソッド名を組み合わ
せることにより、C++・APIに用いられるクラス名
をそのままC・APIの構造名として利用できるため、
C・ユーザ・プログラムとC++・ユーザ・プログラム
との間の変換を自動的に行なうことができる。
【0030】さらに、請求項11に対応する発明では、
上記請求項10に対応する発明のオブジェクト指向デー
タベース管理装置において、C言語の構造体をデータベ
ーススキーマ定義とし、当該C言語によるデータの作成
・削除・参照・修正にC・APIを用いるようにしてい
る。
【0031】従って、請求項11に対応する発明のオブ
ジェクト指向データベース管理装置においては、スキー
マ定義に構造体を用いることにより、C言語インタフェ
ース装置はそのまま操作をC++言語インタフェース装
置へ渡し、C++言語インタフェース装置ではデータの
生成は構造体としてそのまま扱うことによって、削除・
参照・修正もCの構造体の操作がそのまま使えるため、
クラスを使用することなく、データベースの操作を行な
うことができる。
【0032】さらにまた、請求項12に対応する発明で
は、上記請求項10に対応する発明のオブジェクト指向
データベース管理装置において、データベースで利用す
るC言語の構造体を扱う関数については、構造体名に関
数名を加えた形式の名前で構成し、C言語によるC++
のメソッド作成を行なうようにしている。
【0033】従って、請求項12に対応する発明のオブ
ジェクト指向データベース管理装置においては、構造体
を扱う関数の構成方法を定めることにより、C言語イン
タフェース装置の有するC・アプリケーション・プログ
ラム・インタフェース(C・API)と統一した記述が
可能となるため、メソッドを使用することなく、データ
ベースの操作を行なうことができる。
【0034】一方、請求項13に対応する発明では、C
++のOODB・アプリケーション・プログラムにより
データベースデータ(クラス・オブジェクト)が作成済
みである、上記請求項9に対応する発明のオブジェクト
指向データベース管理装置において、クラスと同じ構造
を持ったCの構造体を用いて、C言語によるクラス・オ
ブジェクトの参照・更新を行なうようにしている。
【0035】従って、請求項13に対応する発明のオブ
ジェクト指向データベース管理装置においては、C言語
インタフェース装置は、C・ユーザ・プログラムとC+
+言語インタフェース装置との問で相互に型キャストを
行ない、作成した構造体のデータ構造はクラスのデータ
構造と同じであることにより、C・ユーザ・プログラム
では構造体としてのアクセス(参照・更新)が可能とな
るため、既設のC++のデータベースへも操作を行なう
ことができる。
【0036】また、請求項14に対応する発明では、上
記請求項11に対応する発明のオブジェクト指向データ
ベース管理装置において、構造体のスキーマをクラスの
スキーマとして変換して定義するようにしている。
【0037】従って、請求項14に対応する発明のオブ
ジェクト指向データベース管理装置においては、C言語
から構造体をクラスとして登録することにより、C言語
から定義・作成したデータを、C++・ユーザ・プログ
ラムとC・ユーザ・プログラムとの間でクラス・オブジ
ェクトとして共有することが可能となるため、既設のC
のデータベースへも操作を行なうことができる。
【0038】さらに、請求項15に対応する発明では、
上記請求項13に対応する発明のオブジェクト指向デー
タベース管理装置において、C++・APIから登録さ
れたスキーマ情報を用いるようにしている。
【0039】従って、請求項15に対応する発明のオブ
ジェクト指向データベース管理装置においては、クラス
定義を再生するのに十分な情報を格納しておくことによ
り、そのスキーマを用いてクラスを再生し、上記請求項
5に対応する発明の規則を用いてクラスと同じ構造を持
つ構造体を作成することが可能となるため、ユーザのプ
ログラム作成の際の手間を軽減することができる。
【0040】さらにまた、請求項16に対応する発明で
は、上記請求項14に対応する発明のオブジェクト指向
データベース管理装置において、C・APIから登録さ
れたスキーマ情報を用いるようにしている。
【0041】従って、請求項16に対応する発明のオブ
ジェクト指向データベース管理装置においては、構造体
定義を再生するのに十分な情報を格納しておくことによ
り、そのスキーマを用いて構造体を再生し、構造体と同
じ構造を持つクラスを作成することが可能となるため、
ユーザのプログラム作成の際の手間を軽減することがで
きる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施形態)(請求項1乃至請求項8に対応) 図1は、本実施形態によるオブジェクト指向データベー
ス管理装置の構成例を示すブロック図である。
【0043】すなわち、図1に示すように、本実施形態
のオブジェクト指向データベース管理装置107は、C
++言語インタフェース装置102と、スキーマ管理部
105およびオブジェクト管理部106を有するデータ
ベース管理システム103と、C言語インタフェース装
置104とから構成している。
【0044】C++言語インタフェース装置102は、
C++プログラミング言語を用いてオブジェクト指向デ
ータベース(OODB)・アプリケーション・プログラ
ムを作成可能な、データベース管理システム103の用
意するC++・アプリケーション・プログラム・インタ
フェース(C++・API)を有し、データベース管理
システム103を操作する。
【0045】ユーザは、C++・APIで提供される機
能を用いてデータベース管理システム103を操作する
C++・ユーザ・プログラム101を記述する。このC
++・ユーザ・プログラム101は、C++・APIを
用いてC++言語で記述されたデータベース・アプリケ
ーション・プログラムである。
【0046】データベース管理システム103は、C+
+言語インタフェース装置102の要求に応じて、オブ
ジェクト管理部106に対してオブジェクトの生成/削
除/検索/修正等の操作を行なう。このデータベース管
理システム103は、データベースに格納されるオブジ
ェクトの属するクラスの構成情報(スキーマ)を格納し
ている。
【0047】C言語インタフェース装置104は、公開
されているC++・APIの機能に一対一に対応するC
・アプリケーション・プログラム・インタフェース(C
・API)、すなわちCプログラミング言語を用いてオ
ブジェクト指向データベース(OODB)・アプリケー
ション・プログラムを作成可能なC・APIを有するC
言語インタフェース装置であり、C++・APIを用い
て実現(C++・API上に構築)されている。
【0048】100は、C言語インタフェース装置10
4のC・APIを利用してC言語で記述されたデータベ
ース・アプリケーション・プログラムである。ここで、
APIの提供する機能の概要を以下に示す。
【0049】・スキーマ定義 ・データベース処理(オープン、クローズ等) ・トランザクション処理 ・オブジェクト生成/削除 ・オブジェクト参照/操作 C++言語インタフェース装置102の有するC++・
APIは、この各機能毎にクラスを持つ。各クラスは、
データ(メンバ)とその操作を行なうメソッドとから構
成される。C++・APIでは、クラスと構造体をスキ
ーマ定義として扱う。
【0050】一方、本実施形態のオブジェクト指向デー
タベース管理装置107は、以下のような各種の特徴を
有している。 *(特徴1) データベース操作・データ機能毎に用意
されたC++・APIの、各クラスに対してC言語の構
造体を、メソッド(操作)に対してC言語の関数をそれ
ぞれ次のような規則で割り当てて、C・APIを構成す
る。
【0051】(規則1)APIの各クラスのクラス名
に、固定の接頭辞もしくは接尾辞を付けたインタフェー
ス用の構造体を提供する。 (規則2)APIのメソッドに対応して、「関数名」
(オブジェクト・ポインタ、引数1,…)」の形式のC
関数インタフエースを用意する。ここで、関数名は、ク
ラス名にメソッド名を加えた形式のものである。
【0052】(規則3)APIのメソッドで多重定義の
あるものは、引数に応じて別名のC関数インタフェース
を用意する。 *(特徴2) C言語の構造体をデータベーススキーマ
定義とし、そのC言語によるデータの作成・削除・参照
・修正にC・APIを用いる。
【0053】すなわち、Cの側からデータベースデータ
を作成する場合には、スキーマ定義としてCの構造体を
そのまま用いてスキーマ登録し、そのデータの生成・削
除・参照・更新には、上記特徴1の方式で作成したC・
APIを利用する。
【0054】*(特徴3) データベースで利用するC
言語の構造体を扱う関数については、構造体名に関数名
を加えた形式の名前で構成し、C言語によるC++のメ
ソッド作成を行なう。
【0055】*(特徴4) クラスと同じ構造を持った
Cの構造体を用いて、C言語によるクラス・オブジェク
トの参照・更新を行なう。すなわち、C++側から作ら
れたデータ(クラス・オブジェクト)へアクセスするた
めに、次のような規則で構成する構造体を用いる。
【0056】(規則1)C++のクラス定義からメソッ
ド部分を削除し、構造体(struct)で再定義する。 (規則2)構造体名はクラス名と同一にする。
【0057】*(特徴5) 構造体のスキーマを、クラ
スのスキーマとして変換して定義する。すなわち、下記
のような方式で、上記特徴2のスキーマ登録方法の指定
により、Cからクラスの定義を可能とする。
【0058】(方式1)C++からスキーマ登録された
クラスに関して、そのオブジェクト(データ)は、Cお
よびC++の両方からクラスのオブジェクトとして管理
する。
【0059】(方式2)Cからクラスとしてスキーマ登
録された構造体は、そのデータはCおよびC++の両方
からクラスのオブジェクトとして管理する。 *(特徴6) C++・APIから登録されたスキーマ
情報を用いる。
【0060】*(特徴7) C・APIから登録された
スキーマ情報を用いる。図2は、上記特徴6および特徴
7に関係するスキーマ管理部105の構成例を示すブロ
ック図である。
【0061】図2において、スキーマ情報抽出部701
は、与えられたクラスや構造体からスキーマ情報を抽出
する。スキーマ情報格納部702は、スキーマ情報抽出
部701で抽出したスキーマ情報を格納する。このスキ
ーマ情報部702は、元のクラスや構造体を再生するの
に十分な情報を有する。
【0062】構造再生部700は、スキーマ情報格納部
702に格納したスキーマ情報から、元のクラスや構造
体を再生する。次に、以上のように構成した本実施形態
のオブジェクト指向データベース管理装置の作用につい
て説明する。
【0063】図1において、C言語インタフェース装置
104に、C++言語イン夕フェース装置102のAP
Iが提供する機能と一対一に対応するAPIを持たせて
いることにより、C・ユーザ・プログラム100とC+
+・ユーザ・プログラム101は、同じ操作を記述する
ことができる。
【0064】C言語インタフェース装置104は、C・
ユーザ・プログラム100で記述されたデータベース操
作を、全てC++言語インタフェース装置102で扱え
る形式に変更する。
【0065】また、C++言語インタフェース装置10
2を経由してデータベース管理システム103から返送
される情報も、C言語インタフェース装置104がCで
扱える形式に変更する。
【0066】以上により、C++に依存したC++言語
インタフェース装置102とデータベース管理システム
103を、C・ユーザ・プログラム100から隠す。一
方、上記において、C++・APIに用いられるクラス
名とメソッド名を組み合わせることにより、C++言語
インタフェース装置102の有するC++・APIの表
現に近いC・APIを、C言語インタフェース装置10
4は有する。このため、C言語の拡張を行なうことな
く、C言語による記述を行なうことができる。
【0067】また、スキーマ定義に構造体を用いること
により、C言語インタフェース装置104はそのまま操
作を、C++言語インタフェース装置102へ渡す。C
++言語インタフェース装置102では、データの生成
は構造体としてそのまま扱うため、削除・参照・更新も
Cの構造体の操作がそのまま使える。このため、クラス
を使用することなく、データベースの操作を行なうこと
ができる。
【0068】さらに、構造体を扱う関数の構成方法を定
めることにより、C言語インタフェース装置104の有
するC・APIと統一した記述が可能となる。このた
め、メソッドを使用することなく、データベースの操作
を行なうことができる。
【0069】一方、C言語インタフェース装置104
は、C・ユーザ・プログラム100とC++言語インタ
フェース装置102との間で相互に型キャストを行な
う。作成した構造体のデータ構造は、クラスのデータ構
造と同じであるため、C・ユーザ・プログラム100で
は、構造体としてのアクセス(参照・更新)が可能とな
る。このため、既設のC++のデータベースへも操作を
行なうことができる。
【0070】また、Cから構造体をクラスとして登録す
ることにより、Cから定義・作成したデータを、C++
・ユーザ・プログラム101とC・ユーザ・プログラム
100との間でクラス・オブジェクトとして共有するこ
とが可能となる。このため、既設のCのデータベースへ
も操作を行なうことができる。
【0071】さらに、スキーマ情報抽出部701が、ク
ラス定義を再生するのに十分な情報をスキーマ情報格納
部702に格納しておくことにより、構造再生部700
はそのスキーマを用いてクラス再生し、上記特徴4の規
則を用いてクラスと同じ構造を持つ構造体を作成するこ
とが可能となる。このため、ユーザのプログラム作成の
際の手間を軽減することができる。
【0072】さらにまた、スキーマ情報抽出部701
が、構造体定義を再生するのに十分な情報をスキーマ情
報格納部702に格納しておくことにより、構造再生部
700はそのスキーマを用いて構造体を再生し、“stur
ct”を“class ”に変更して、構造体と同じ構造を持つ
クラスを作成することが可能となる。このため、ユーザ
のプログラム作成の際の手間を軽減することができる。
【0073】上述したように、本実施形態では、C言語
を拡張したC++プログラミング言語を用いてオブジェ
クト指向データベース(OODB)・アプリケーション
・プログラムを作成可能なC++・アプリケーション・
プログラム・インタフェース(C++・API)を有す
るC++言語インタフェース装置102と、データベー
スに格納されるオブジェクトの属するクラスの構成情報
(スキーマ情報)を格納し、C++言語インタフェース
装置102の要求に応じてオブジェクトの生成/削除/
検索/修正等の操作を行なうデータベース管理システム
103とから構成されるオブジェクト指向データベース
管理装置において、C++・API上に構築され、Cプ
ログラミング言語を用いてオブジェクト指向データベー
ス(OODB)・アプリケーション・プログラムを作成
可能なC・アプリケーション・プログラム・インタフェ
ース(C・API)を有するC言語インタフェース装置
104を備えるようにしたものである。
【0074】従って、以下のような作用効果が得られる
ものである。 (a)C言語インタフェース装置104に、C++言語
イン夕フェース装置102のアプリケーション・プログ
ラム・インタフェース(API)が提供する機能と一対
一に対応するアプリケーション・プログラム・インタフ
ェース(API)を持たせることができるため、C言語
でのオブジェクト指向データベース(OODB)・アプ
リケーション・プログラムの開発が容易になる。
【0075】(b)同一のデータベースを、C・API
とC++・APIの両方から同様に操作でき、かつデー
タの共有を行なうことが可能となる。 (第2の実施形態)(請求項9乃至請求項16に対応) 図3は、本実施形態によるオブジェクト指向データベー
ス管理装置の構成例を示すブロック図であり、図1およ
び図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0076】すなわち、図1に示すように、本実施形態
のオブジェクト指向データベース管理装置107は、前
記第1の実施形態のオブジェクト指向データベース管理
装置107におけるC言語インタフェース装置104か
ら、C++・APIを使用する機能を分離したものであ
り、C言語インタフェース装置150と、C・C++相
互変換部151とから構成している。
【0077】C・C++相互変換部151は、前記第1
の実施形態のC言語インタフェース装置104と同一の
ものであり、公開されているC++・APIの機能に一
対一に対応するC・APIを有し、C++・APIを用
いて実現したものである。
【0078】ここで、本実施形態では、C・C++相互
変換部151のインタフェースをC・APIとせず、C
++・APIの機能に一対一に対応するC・APIを有
したC言語インタフェース装置150を、C・C++相
互変換部151のインタフェースを用いて実現するもの
である。
【0079】一方、本実施形態のオブジェクト指向デー
タベース管理装置107は、以下のような各種の特徴を
有している。 *(特徴8) データベース操作・データ機能毎に用意
されたC++・APIの、各クラスに対してC言語の構
造体を、メソッド(操作)に対してC言語の関数をそれ
ぞれ次のような規則で割り当てて、C・APIを構成す
る。
【0080】(規則1)APIの各クラスのクラス名と
同じ名前のインタフェース用の構造体を提供する。 (規則2)APIのメソッドに対応して、「関数名(オ
ブジェクト・ポインタ、引数1,…)」の形式のC関数
インタフェースを用意する。ここで、関数名は、クラス
名にメソッド名を加えた形式のものである。
【0081】(規則3)APIのメソッドで多重定義の
あるものは、引数に応じて別名のC関数インタフェース
を用意する。 *(他の特徴) 前記特徴2乃至特徴7と全く同様であ
る。
【0082】次に、以上のように構成した本実施形態の
オブジェクト指向データベース管理装置の作用について
説明する。図3において、C・C++相互変換部151
は、実現のためにC++言語インタフェース装置102
のインタフェースを使用するため、C・C++相互変換
部151とC++言語インタフェース装置102との間
には、名前の衝突が許されない。
【0083】また、同様に、C言語インタフェース装置
150の実現には、C・C++相互変換部151との間
で名前の衝突が許されないが、C++言語インタフェー
ス装置102との間には制約がない。
【0084】これにより、C言語インタフェース装置1
50をC・C++相互変換部151の上に構築すること
により、C++言語インタフェース装置102のC++
・APIで使われていたクラスの名前を、C言語インタ
フェース装置150でも利用できることになる。
【0085】一方、上記において、C++・APIに用
いられるクラス名を、そのままC・APIの構造名とし
て利用できることにより、C++言語インタフェース装
置102の有するC++・APIの表現に近いC・AP
Iを、C言語インタフェース装置104は有する。この
ため、C・ユーザ・プログラムとC++・ユーザ・プロ
グラムとの間の変換を自動的に行なうことができる。
【0086】なお、その他の特徴2乃至特徴7に関する
作用については、前記第1の実施形態の場合と同様であ
るので、ここではその説明を省略する。上述したよう
に、本実施形態では、前記第1の実施形態のオブジェク
ト指向データベース管理装置107におけるC言語イン
タフェース装置104から、C++・APIを使用する
機能を分離するようにしたものである。
【0087】従って、以下のような作用効果が得られる
ものである。 (a)C++・APIの提供するOODB機能と同一機
能を持つC・APIを用意できるため、C言語でのオブ
ジェクト指向データベース(OODB)・アプリケーシ
ョン・プログラムの開発が容易になる。C言語でのOO
DB・アプリケーション・プログラムの開発が容易にな
る。
【0088】(b)同一のデータベースを、C・API
とC++・APIの両方から同様に操作でき、かつデー
タの共有を行なうことが可能となる。 (c)C・APIの表現は、C++・APIに近いもの
を用意できるため、前記第1の実施形態の場合よりも、
C・APIを用いたアプリケーション・プログラムから
C++・APIを用いたアプリケーション・プログラム
への移行が容易となり、移植性を向上することが可能と
なる。
【0089】
【実施例】以下、上記実施形態に関連する具体的な実施
例について、図面を用いて詳細に説明する。 (第1の実施例)(第1の実施形態に対応) (実施例の構成)図4は同じ操作を行なうOODB・ア
プリケーション・プログラムを、C・APIとC++・
APIとを用いて記述した一例を対比して示す図、図5
はここで用いたC・APIとC++・APIとを対比し
て示す図である。
【0090】ここでは、上記特徴1に関連する規則は、
具体的に次のようになっている。 (規則1)各API毎に「Odb クラス名」というイン
タフェース用の構造体を提供する。
【0091】(規則2)APIのメソッドに対応して、
「クラス名一メソッド名(オブジェクト・ポインタ、引
数1,…)」の形式のC関数インタフェースを用意す
る。 (規則3)APIのメソッドで多重定義のあるものは、
引数に応じて別名のC関数インタフェースを用意する。
【0092】本実施例では、C++・APIの“Class
Database”、“class Transaction”、“Class Type”
に対して、C・APIの“struct Odb Database”、
“struct Odb Transaction ”、“struct Odb Ty
pe”が、それぞれ対応していることになる。
【0093】また、上記特徴5、特徴6、特徴7に関連
して、本実施例のスキーマ情報の一例を図6に示す。図
6において、スキーマ情報(1)はstructとして登録さ
れている場合であり、スキーマ情報(2)はclass とし
て登録されている場合である。
【0094】また、物埋情報は、メンバの構成順序、メ
ンバの先頭からの物埋位置、メンバのサイズをそれぞれ
表わしている。なお、ここでは、スキーマ情報(1)に
構造体の操作関数、スキーマ情報(2)にメソッドを情
報として持たせてある。
【0095】(実施例の作用)Cによる構造体定義と関
数定義1002と、Cによるアプリケーション記述10
03の上では、完全にCの構文のみで記述されている
が、Cによる構造体定義と関数定義1002、およびC
によるアプリケーション記述1003の構造体“Car”
は、次の場合にデータベース内でクラス“Car”として
扱われ、データベースでオブジェクトが共有される。
【0096】・C++によるクラス定義1000をC+
+・APIからスキーマ登録を行なった場合 ・Cによる構造体定義と関数定義1002をC・API
からクラスとしてスキーマ登録を行なった場合 この場合、C上で“Car”型のデータは、実際にはデー
タベース内では、クラス“Car”のオブジェクトとして
管理されている。
【0097】(実施例の効果)本実施例によれば、Cお
よびC++のアプリケーション・プログラムの記述の差
はほとんどなく、両者からのオブジェクトの共有も可能
である。
【0098】(第2の実施例)(第2の実施形態に対
応) (実施例の構成)図7は同じ操作を行なうOODB・ア
プリケーション・プログラムを、C・APIとC++・
APIとを用いて記述した一例を対比して示す図、図8
はここで用いたC・APIとC++・APIとを対比し
て示す図である。
【0099】ここでは、上記特徴8に関連する規則は、
具体的に次のようになっている。 (規則1)APIの各クラスのクラス名と同じ名前のイ
ンタフェース用の構造体を提供する。
【0100】(規則2)APIのメソッドに対応して、
「クラス名一メソッド名(オブジェクト・ポインタ、引
数1,…)」の形式のC関数インタフエースを用意す
る。 (規則3)APIのメソッドで多重定義のあるものは、
引数に応じて別名のC関数インタフェースを用意する。
【0101】本実施例では、C++・APIの“Class
Database”、“class Transaction”、“Class Type”
に対して、C・APIの“struct Database ”、“stru
ctTransaction ”、“struct Type ”が、それぞれ対応
していることになる。
【0102】(実施例の作用)前記第1の実施例の場合
と同様である。すなわち、Cによる構造体定義と関数定
義1002と、Cによるアプリケーション記述1003
の上では、完全にCの構文のみで記述されているが、C
による構造体定義と関数定義1002、およびCによる
アプリケーション記述1003の構造体“Car”は、次
の場合にデータベース内でクラス“Car”として扱わ
れ、データベースでオブジェクトが共有される。
【0103】・C++によるクラス定義1000をC+
+・APIからスキーマ登録を行なった場合 ・Cによる構造体定義と関数定義1002をC・API
からクラスとしてスキーマ登録を行なった場合 この場合、C上で“Car”型のデータは、実際にはデー
タベース内では、クラス“Car”のオブジェクトとして
管理されている。
【0104】(実施例の効果)本実施例によれば、C・
APIとC・APIの表現は、対応するクラス名の表現
が同じになったことにより、前記第1の実施例の場合よ
りも、CのOODB・アプリケーション・プログラムと
C++のOODB・アプリケーション・プログラムの表
現が近いものになり、移植性を向上することが可能であ
る。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に対応す
る発明によれば、C言語を拡張したC++プログラミン
グ言語を用いてオブジェクト指向データベース(OOD
B)・アプリケーション・プログラムを作成可能なC+
+・アプリケーション・プログラム・インタフェース
(C++・API)を有するC++言語インタフェース
装置と、データベースに格納されるオブジェクトの属す
るクラスの構成情報(スキーマ情報)を格納し、C++
言語インタフェース装置の要求に応じてオブジェクトの
生成/削除/検索/修正等の操作を行なうデータベース
管理システムとから構成されるオブジェクト指向データ
ベース管理装置において、C++・API上に構築さ
れ、Cプログラミング言語を用いてオブジェクト指向デ
ータベース(OODB)・アプリケーション・プログラ
ムを作成可能なC・アプリケーション・プログラム・イ
ンタフェース(C・API)を有するC言語インタフェ
ース装置を備えるようにしたので、C++言語と同等に
C言語からもオブジェクト指向データベース(OOD
B)・アプリケーション・プログラムの記述を行なうこ
とが可能なオブジェクト指向データベース管理装置が提
供できる。
【0106】また、請求項2に対応する発明によれば、
上記請求項1に対応する発明のオブジェクト指向データ
ベース管理装置において、データベース操作・データ機
能毎に用意されたC++・APIの、各クラスに対して
C言語の構造体を、メソッド(操作)に対してC言語の
関数をそれぞれ所定の規則で割り当てて、C・APIを
構成するようにしたので、C言語の拡張を行なうことな
く、C言語による記述を行なうことが可能なオブジェク
ト指向データベース管理装置が提供できる。
【0107】さらに、請求項3に対応する発明によれ
ば、上記請求項2に対応する発明のオブジェクト指向デ
ータベース管理装置において、C言語の構造体をデータ
ベーススキーマ定義とし、当該C言語によるデータの作
成・削除・参照・修正にC・APIを用いるようにした
ので、クラスを使用することなく、データベースの操作
を行なうことが可能なオブジェクト指向データベース管
理装置が提供できる。
【0108】さらにまた、請求項4に対応する発明によ
れば、上記請求項2に記載のオブジェクト指向データベ
ース管理装置において、データベースで利用するC言語
の構造体を扱う関数については、構造体名に関数名を加
えた形式の名前で構成し、C言語によるC++のメソッ
ド作成を行なうようにしたので、メソッドを使用するこ
となく、データベースの操作を行なうことが可能なオブ
ジェクト指向データベース管理装置が提供できる。
【0109】一方、請求項5に対応する発明によれば、
C++のOODB・アプリケーション・プログラムによ
りデータベースデータ(クラス・オブジェクト)が作成
済みである、上記請求項1に対応する発明のオブジェク
ト指向データベース管理装置において、クラスと同じ構
造を持ったCの構造体を用いて、C言語によるクラス・
オブジェクトの参照・更新を行なうようにしたので、既
設のC++のデータベースへも操作を行なうことが可能
なオブジェクト指向データベース管理装置が提供でき
る。
【0110】また、請求項6に対応する発明によれば、
上記請求項3に対応する発明のオブジェクト指向データ
ベース管理装置において、構造体のスキーマをクラスの
スキーマとして変換して定義するようにしたので、既設
のCのデータベースへも操作を行なうことが可能なオブ
ジェクト指向データベース管理装置が提供できる。
【0111】さらに、請求項7に対応する発明によれ
ば、上記請求項5に対応する発明のオブジェクト指向デ
ータベース管理装置において、C++・APIから登録
されたスキーマ情報を用いるようにしたので、ユーザの
プログラム作成の際の手間を軽減することが可能なオブ
ジェクト指向データベース管理装置が提供できる。
【0112】さらにまた、請求項8に対応する発明によ
れば、上記請求項6に対応する発明のオブジェクト指向
データベース管理装置において、C・APIから登録さ
れたスキーマ情報を用いるようにしたので、ユーザのプ
ログラム作成の際の手間を軽減することが可能なオブジ
ェクト指向データベース管理装置が提供できる。
【0113】一方、請求項9に対応する発明によれば、
上記請求項1に対応する発明のオブジェクト指向データ
ベース管理装置において、C言語インタフェース装置か
ら、C++・APIを使用する機能を分離するようにし
たので、C・APIを用いたアプリケーション・プログ
ラムからC++・APIを用いたアプリケーション・プ
ログラムへの移行が容易となり、移植性を向上すること
が可能なオブジェクト指向データベース管理装置が提供
できる。
【0114】また、請求項10に対応する発明によれ
ば、上記請求項9に対応する発明のオブジェクト指向デ
ータベース管理装置において、データベース操作・デー
タ機能毎に用意されたC++・APIの、各クラスに対
してC言語の構造体を、メソッド(操作)に対してC言
語の関数をそれぞれ所定の規則で割り当てて、C・AP
Iを構成するようにしたので、C・ユーザ・プログラム
とC++・ユーザ・プログラムとの間の変換を自動的に
行なうことが可能なオブジェクト指向データベース管理
装置が提供できる。
【0115】さらに、請求項11に対応する発明によれ
ば、上記請求項10に対応する発明のオブジェクト指向
データベース管理装置において、C言語の構造体をデー
タベーススキーマ定義とし、当該C言語によるデータの
作成・削除・参照・修正にC・APIを用いるようにし
たので、クラスを使用することなく、データベースの操
作を行なうことが可能なオブジェクト指向データベース
管理装置が提供できる。
【0116】さらにまた、請求項12に対応する発明に
よれば、上記請求項10に対応する発明のオブジェクト
指向データベース管理装置において、データベースで利
用するC言語の構造体を扱う関数については、構造体名
に関数名を加えた形式の名前で構成し、C言語によるC
++のメソッド作成を行なうようにしたので、メソッド
を使用することなく、データベースの操作を行なうこと
が可能なオブジェクト指向データベース管理装置が提供
できる。
【0117】一方、請求項13に対応する発明によれ
ば、C++のOODB・アプリケーション・プログラム
によりデータベースデータ(クラス・オブジェクト)が
作成済みである、上記請求項9に対応する発明のオブジ
ェクト指向データベース管理装置において、クラスと同
じ構造を持ったCの構造体を用いて、C言語によるクラ
ス・オブジェクトの参照・更新を行なうようにしたの
で、既設のC++のデータベースへも操作を行なうこと
が可能なオブジェクト指向データベース管理装置が提供
できる。
【0118】また、請求項14に対応する発明によれ
ば、上記請求項11に対応する発明のオブジェクト指向
データベース管理装置において、構造体のスキーマをク
ラスのスキーマとして変換して定義するようにしたの
で、既設のCのデータベースへも操作を行なうことが可
能なオブジェクト指向データベース管理装置が提供でき
る。
【0119】さらに、請求項15に対応する発明によれ
ば、上記請求項13に対応する発明のオブジェクト指向
データベース管理装置において、C++・APIから登
録されたスキーマ情報を用いるようにしたので、ユーザ
のプログラム作成の際の手間を軽減することが可能なオ
ブジェクト指向データベース管理装置が提供できる。
【0120】さらにまた、請求項16に対応する発明に
よれば、上記請求項14に対応する発明のオブジェクト
指向データベース管理装置において、C・APIから登
録されたスキーマ情報を用いるようにしたので、ユーザ
のプログラム作成の際の手間を軽減することが可能なオ
ブジェクト指向データベース管理装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオブジェクト指向データベース管
理装置の第1の実施形態を示すブロック図。
【図2】同実施形態のオブジェクト指向データベース管
理装置におけるスキーマ管理部の構成例を示すブロック
図。
【図3】本発明によるオブジェクト指向データベース管
理装置の第2の実施形態を示すブロック図。
【図4】同第1の実施形態のオブジェクト指向データベ
ース管理装置において作成したCとC++によるデータ
ベース・アプリケーションとを対比して示す図。
【図5】同第1の実施形態のオブジェクト指向データベ
ース管理装置におけるC・APIとC++・APIとを
対比して示す図。
【図6】スキーマ情報の一例を示す図。
【図7】同第1の実施形態のオブジェクト指向データベ
ース管理装置において作成したCとC++によるデータ
ベース・アプリケーションの一例を示す図。
【図8】同第1の実施形態のオブジェクト指向データベ
ース管理装置におけるC・APIとC++・APIとを
対比して示す図。
【符号の説明】
100…C・ユーザ・プログラム、 101…C++・ユーザ・プログラム、 102…C++言語インタフェース装置、 103…データベース管理システム、 104…C言語インタフェース装置、 105…スキーマ管理部、 106…オブジェクト管理部、 107…データベース管理装置、 700…構造再生部、 701…スキーマ情報抽出部、 702…スキーマ情報格納部、 150…C言語インタフェース装置、 151…C・C++相互変換部、 1000…C++によるクラス定義、 1001…C++によるアプリケーション記述、 1002…Cによる構造体定義と関数定義。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 立二 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C言語を拡張したC++プログラミング
    言語を用いてオブジェクト指向データベース(OOD
    B)・アプリケーション・プログラムを作成可能なC+
    +・アプリケーション・プログラム・インタフェース
    (C++・API)を有するC++言語インタフェース
    装置と、データベースに格納されるオブジェクトの属す
    るクラスの構成情報(スキーマ情報)を格納し、前記C
    ++言語インタフェース装置の要求に応じてオブジェク
    トの生成/削除/検索/修正等の操作を行なうデータベ
    ース管理システムとから構成されるオブジェクト指向デ
    ータベース管理装置において、 前記C++・API上に構築され、Cプログラミング言
    語を用いてオブジェクト指向データベース(OODB)
    ・アプリケーション・プログラムを作成可能なC・アプ
    リケーション・プログラム・インタフェース(C・AP
    I)を有するC言語インタフェース装置を備えて成るこ
    とを特徴とするオブジェクト指向データベース管理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のオブジェクト指向
    データベース管理装置において、 データベース操作・データ機能毎に用意されたC++・
    APIの、各クラスに対してC言語の構造体を、メソッ
    ド(操作)に対してC言語の関数をそれぞれ所定の規則
    で割り当てて、C・APIを構成するようにしたことを
    特徴とするオブジェクト指向データベース管理装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載のオブジェクト指向
    データベース管理装置において、 前記C言語の構造体をデータベーススキーマ定義とし、
    当該C言語によるデータの作成・削除・参照・修正にC
    ・APIを用いるようにしたことを特徴とするオブジェ
    クト指向データベース管理装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項2に記載のオブジェクト指向
    データベース管理装置において、 データベースで利用するC言語の構造体を扱う関数につ
    いては、構造体名に関数名を加えた形式の名前で構成
    し、C言語によるC++のメソッド作成を行なうように
    したことを特徴とするオブジェクト指向データベース管
    理装置。
  5. 【請求項5】 C++のOODB・アプリケーション・
    プログラムによりデータベースデータ(クラス・オブジ
    ェクト)が作成済みである、前記請求項1に記載のオブ
    ジェクト指向データベース管理装置において、 クラスと同じ構造を持ったCの構造体を用いて、C言語
    によるクラス・オブジェクトの参照・更新を行なうよう
    にしたことを特徴とするオブジェクト指向データベース
    管理装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項3に記載のオブジェクト指向
    データベース管理装置において、 構造体のスキーマをクラスのスキーマとして変換して定
    義するようにしたことを特徴とするオブジェクト指向デ
    ータベース管理装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項5に記載のオブジェクト指向
    データベース管理装置において、 C++・APIから登録されたスキーマ情報を用いるよ
    うにしたことを特徴とするオブジェクト指向データベー
    ス管理装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項6に記載のオブジェクト指向
    データベース管理装置において、 C・APIから登録されたスキーマ情報を用いるように
    したことを特徴とするオブジェクト指向データベース管
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1に記載のオブジェクト指向
    データベース管理装置において、 前記C言語インタフェース装置から、C++・APIを
    使用する機能を分離するようにしたことを特徴とするオ
    ブジェクト指向データベース管理装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項9に記載のオブジェクト指
    向データベース管理装置において、 データベース操作・データ機能毎に用意されたC++・
    APIの、各クラスに対してC言語の構造体を、メソッ
    ド(操作)に対してC言語の関数をそれぞれ所定の規則
    で割り当てて、C・APIを構成するようにしたことを
    特徴とするオブジェクト指向データベース管理装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項10に記載のオブジェクト
    指向データベース管理装置において、 前記C言語の構造体をデータベーススキーマ定義とし、
    当該C言語によるデータの作成・削除・参照・修正にC
    ・APIを用いるようにしたことを特徴とするオブジェ
    クト指向データベース管理装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項10に記載のオブジェクト
    指向データベース管理装置において、 データベースで利用するC言語の構造体を扱う関数につ
    いては、構造体名に関数名を加えた形式の名前で構成
    し、C言語によるC++のメソッド作成を行なうように
    したことを特徴とするオブジェクト指向データベース管
    理装置。
  13. 【請求項13】 C++のOODB・アプリケーション
    ・プログラムによりデータベースデータ(クラス・オブ
    ジェクト)が作成済みである、前記請求項9に記載のオ
    ブジェクト指向データベース管理装置において、 クラスと同じ構造を持ったCの構造体を用いて、C言語
    によるクラス・オブジェクトの参照・更新を行なうよう
    にしたことを特徴とするオブジェクト指向データベース
    管理装置。
  14. 【請求項14】 前記請求項11に記載のオブジェクト
    指向データベース管理装置において、 構造体のスキーマをクラスのスキーマとして変換して定
    義するようにしたことを特徴とするオブジェクト指向デ
    ータベース管理装置。
  15. 【請求項15】 前記請求項13に記載のオブジェクト
    指向データベース管理装置において、 C++・APIから登録されたスキーマ情報を用いるよ
    うにしたことを特徴とするオブジェクト指向データベー
    ス管理装置。
  16. 【請求項16】 前記請求項14に記載のオブジェクト
    指向データベース管理装置において、 C・APIから登録されたスキーマ情報を用いるように
    したことを特徴とするオブジェクト指向データベース管
    理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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