JPH10159322A - 練り材料入り容器を電動回転する本機に傾斜固定させて容 器を自動回転させ、本機に固定した軸棒羽根によって容器 内部の材料を撹拌混合するミニモルタル練機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】モルタルを練るに自動的に撹拌して仕上げ材料
を得る簡便・省力のミニモルタル練機を提供する。 【解決手段】原材料の容器自体１を自動回転させて、本
機台座６に固定した撹拌用軸棒７の羽根７′によって撹
拌混合し、仕上げ材料を得る簡便・省力のミニモルタル
練機。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は建設現場に於いて中、小
量のモルタルを必要とする場合に、自動的に簡便に練り
仕上げ材料を得られるモルタル練機に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の中，小量のモルタル練りに於いて
は容器に材料を入れて、人力の手練りか、撹拌機を人力
で保持差し入れて撹拌混合し、必要量の仕上げ材料を得
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

（イ）従来はモルタル練りは、熟練した人手によってな
されていた。 （ロ）人力による場合、作業性が低くその必要労働力確
保が困難な情勢である。 （ハ）人力による場合、練り度，混合度等にムラがあっ
た。 （ニ）ハンド撹拌機の場合も人手で保持し、容器内に差
し入れて混合していた。 （ホ）練り上げたモルタルは別容器に移して使用現場ま
で運搬していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、中，小量のモ
ルタル練機に関するもので、練り原材料の容器（１）を
四方に支持柱（２）を有する傾斜した容器を受け台
（３）に乗せ、モーター（４）に連結した可変速ギヤー
（５）によって、練り原材料容器（１）そのものを回転
させる。本機台座（６）に取り付けた練り原材料容器
（１）の内部に挿入した複数の固定羽根（７’）を有す
る軸棒（７）によって回転する容器（１）内を自動的に
撹拌混合を可能にした。

【０００５】

【発明の効果】

（イ）練り原材料の容器を本機に傾斜固定して自動回転
させ容器内部に挿入した軸棒の複数の羽根によって撹拌
することにより、 （Ａ）充分の練り度が得られて、材料の効果が完全に発
揮できる。 （Ｂ）自動回転による練りであるから人力を要しない。 （Ｃ）本機は簡便にして軽量・移動・運搬等が極めて容
易である。 （Ｄ）練り容器を傾斜して台座に乗せているため、簡便
に出し入れが出来る。 （Ｅ）練り上がったモルタルは、その容器そのままで現
場に運搬出来る。 （Ｆ）一人で塗り作業をしている間にも、自動的に次の
材料の練り作業が進んでいるので作業性が非常に高い。 （Ｇ）容器に一定規格のセメントや他の材料を入れるこ
とによって、均一化した仕上げ材料を得ることが出来
る。 （Ｈ）この容器（丸型・角型）自体を自動的に回転させ
て撹拌する方法は、モルタル、塗料その他にまで応用が
出来る特徴がある。 （ロ）上記（Ａ）から（Ｈ）に列記した如く、現場工程
の短縮，作業性の効率や経済効果が大きいものである。 （ハ）本発明は従来の手練りして運搬するの逆発想で、
本機を現場に設置して練り上げ、容器自体から仕上げ材
料を取り上げ、直ちに作業にかかれる利便・簡便・省力
性を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の本機の側面斜視図である。

【図２】本発明の撹拌用の軸棒及び羽根の側面図であ
る。

【符号の説明】

（１）材料容器 （２）支持柱 （３）受け台 （４）モーター （５）可変速ギヤー （６）本機台座 （７）軸棒 （７’）羽根

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】四方に支持柱を有する傾斜させた容器受け
   台を、モーターに可変速ギヤーを連動させ、材料容器自
   体を自動回転させて容器内部の材料を撹拌混合する傾斜
   回転構造のミニモルタル練機
2. 【請求項２】材料容器本体が回転することによって、本
   機に取り付けた形状角度の違う複数の固定した羽根によ
   り撹拌混合する軸棒構造のミニモルタル練機