JPH10158942A - テンサーバー - Google Patents
テンサーバーInfo
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- JPH10158942A JPH10158942A JP31654896A JP31654896A JPH10158942A JP H10158942 A JPH10158942 A JP H10158942A JP 31654896 A JP31654896 A JP 31654896A JP 31654896 A JP31654896 A JP 31654896A JP H10158942 A JPH10158942 A JP H10158942A
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- cap
- bent
- roller
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Abstract
テンションを付与するテンサーバーにおいて、寸法の制
約を受けるようなドラフトパートに配置することがで
き、コストの削減が図れ、且つ安定した寸法精度を維持
することのできるテンサーバーを提供する。 【解決手段】 帯板材をプレス加工することによって長
尺枠状に形成した芯体4と、その芯体4に被着される耐
摩耗性素材からなるキャップ5とから構成され、上記芯
体4は、ドラフト領域を走行するエプロンベルト2を支
持するための支持面を有し、上記キャップ5は、芯体4
における少なくとも支持面を覆う状態で取り付けられて
なることを特徴とする。
Description
ドラフト装置において、ドラフトローラを周回するエプ
ロンベルトにテンションを付与するテンサーバーに関す
るものである。
示すように、符号30, 31, 32で示されるトップロ
ーラ群と、上記トップローラ群に対向して配置された符
号33, 34, 35で示されるボトムローラ群とを有
し、矢印A方向に向けてドラフトが行われるように構成
されている。ボトムエプロンローラ34を周回するエプ
ロンベルト36は、ロングエプロン用のテンサーバー3
7及びエプロンテンション装置38によってテンション
が与えられるようになっている。
ラスタンド39にボルト38aを用いて固定されるフレ
ーム38bと、そのフレーム38bに取り付けられたピ
ン38cを支点として揺動する揺動アーム38dと、揺
動アーム38dの先端部分に形成されたエプロン摺動部
38eとから主として構成されており、コルスプリング
38fの付勢力によって揺動アーム38dを矢印B方向
に押し下げ、それによってエプロンベルト36にテンシ
ョンを付与するように構成されている。
ーバー40を示したものであり、ロングエプロン用テン
サーバーと同様、棒状の引き抜き材を機械加工すること
により構成されている。ただし、ショートエプロン用テ
ンサーバー40においては、ボトムエプロンローラ41
を周回するエプロンベルト42を案内するための切欠き
部40aが各錘毎に形成されている。
テンサーバーでは、引き抜き材から所定の形状に削り出
しを行ない、さらにエプロンベルトが摺動する全ての面
について円滑な走行が得られるよう機械仕上げを行う必
要があるため、製造工程が増えるだけでなく製品コスト
も高くなるというという問題があり、また、エプロンベ
ルト摺動面の摩耗が避けられず、運転時間が長くなると
ともに製品の品質が低下するという問題があった。
に代えてテンサーバーをプレス成形品によって構成する
ことも検討された。しかしながら、ボトムエプロンロー
ラ41の中心からテンサーバー40先端との距離は、例
えば38mmカット用のローラパートにおいては僅か30
〜31mmしかないため、テンサーバーを配置できる空間
は極めて狭く寸法の制約を受けることになる。従って、
肉厚部材を使用することができないような上記環境で
は、例えばフラットバーをL字状に折曲げ加工しただけ
の簡単なプレス成形品では、テンサーバーに加わる荷重
として特に大きな力となるF1 (下向きに押さえつける
力)及びF2 (エプロンローラ側に向けて引っ張る方向
の力)に耐えられず、所定の精度を維持することができ
なくなる。加えて、エプロンベルト摺動面の摩耗につい
ても解消されていない。このような事情から、現状では
プレス成形品をテンサーバーに利用する技術は実現され
ていない。
における課題を考慮してなされたものであり、寸法の制
約を受けるようなドラフトパートに配置することがで
き、コストの削減が図れ、且つ安定した精度を実現する
ことのできるテンサーバーを提供するものである。
ラを周回するエプロンベルトにテンションを付与する状
態でローラスタンド間に架設されるテンサーバーであっ
て、長尺枠状に形成した芯体と、その芯体に被着される
耐摩耗性素材からなるキャップとから構成され、上記芯
体は、ドラフト領域を走行するエプロンベルトを支持す
るための支持面を有し、上記キャップは、芯体における
少なくとも支持面を覆う状態で被着されてなるテンサー
バーである。
ス鋼から構成することが好ましい。本発明において上記
芯体は、帯板鋼をその長手方向の軸に沿って断面略V字
状に曲げプレスしたものからなり、折曲部は断面U字状
に突出し、その折曲部から一方に延びる板は上記支持面
を構成し、折曲部の他方から延びる板は所定の角度に折
り曲げられてドラフトローラ周面近傍に配置されること
が好ましい。折曲部分については、曲げプレスによって
加工硬化を発現させ、エプロンベルトに対する抵抗を高
めるよう構成することが好ましい。
る爪部を形成することが好ましく、このキャップにおい
ても、エプロンベルトが接触する部分については加工硬
化を発現させるべく曲げプレスを施すことが好ましい。
先端部を、ドラフト領域を通過した前記エプロンベルト
の走行面と対向するようにして折り曲げるとともに、そ
の先端部にエプロンベルトの走行を案内するためのガイ
ドを備えることができる。この構成は、ショートエプロ
ン用テンサーバーとして利用するためのものである。
の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本
発明のテンサーバーの実施形態を示したものであり、ド
ラフトローラを周回するエプロンベルトにテンションを
付与する状態でローラスタンド間に架設されるロングエ
プロン用のテンサーバーを示したものである。なお、本
実施形態のテンサーバーは、38mm,50mm,または7
5mmカット用等のローラパートを対象としているが、以
下の説明においては38mmカット用のローラパートを代
表して説明する。
周回するエプロンベルト2に対してテンションを付与す
るためのテンサーバー3は、帯板鋼をプレス加工するこ
とによって長尺枠状に形成した芯体4と、その芯体4に
被着されるステンレス鋼からなるキャップ5とから主と
して構成されている。
る。キャップ5は厚さ0.8mmのステンレス鋼板からな
り、走行するエプロンベルト2と接触してドラフト領域
を構成するドラフト面薄板部5aと、そのドラフト面薄
板部5aから鋭角に折曲され、フロントボトムローラ6
とボトムエプロンローラ1との間に延設される薄板部5
bとを有している。ドラフト面薄板部5aにおいてドラ
フト方向における前側縁部には、U字状に折曲された爪
部5cが形成され、また薄板部5bにおける下側端部に
は、同じくU字状に折曲された爪部5dが形成され、こ
れらの両爪部5c,5dによってキャップ5を芯体4に
係止させることができるようになっている。また、キャ
ップ5においてエプロンベルトが接触して大きな荷重が
作用する部分としての爪部5c、及び鋭角に折曲された
部分R1 については曲げプレスを施すことによって加工
硬化を発現させる構成になっている。
バー(帯板鋼)を、その長手方向の軸に沿って断面略V
字状に曲げプレスしたものであり、その折曲部R2 は断
面U字状に突出させている。また、折曲部R2 の一方か
ら延びる板をエプロンベルト2の支持面とし、他方から
延びる板は、所定の角度に折り曲げてドラフトローラ周
面を避けつつ、断面係数を増やして強度を高めている。
それにより、上記成形されたキャップ5の断面形状にほ
ぼ沿った断面を有する長尺枠状に構成されている。この
芯体4の折曲部R2 については加工硬化を発現させ、エ
プロンベルト2に対する抵抗を高めるよう構成されてい
る。
ト面薄板部5aを支持する一方の板部4aと、薄板部5
bと対応する他方の板部4bとを有し、芯体4の厚さt
は、キャップ5におけるU字状の爪部5c,5dの隙間
と対応している。また、芯体4の一方の板部4a下面に
は、爪部5cの先端位置Fを位置決めするための突起4
a´が所定の間隔を空けて複数個形成されている。
したものである。同図において、芯体4は、テンサーバ
ー3をローラスタンド(図示しない)に固定するための
両端部4c,4cを残してキャップ5でカバーされてい
る。このようにテンサーバー3は極めて簡単な構造から
構成されているため、風綿の付着が少なく、また容易に
清掃することができる。また、テンサーバー3外面がス
テンレス磨き鋼板からなるキャップ5で被覆されている
ため、強度と耐久性に優れ、さらには防錆にも優れ、ド
ラフト装置に要求される安定した寸法精度を得ることが
できる。
ショートエプロン用として使用する場合の構成を示した
ものである。なお、同図において図1と同じ構成要素に
ついては同一符号を付してその説明を省略する。図3に
おいて、テンサーバー10は、ステンレス鋼からなるキ
ャップ11と、そのキャップ11に嵌着され、キャップ
11におけるドラフト摺動面を支持するための芯体12
と、芯体12に嵌着されるガイドとしてのエプロンガイ
ド13とから主として構成されている。
2と接触してドラフト領域を構成するドラフト面薄板部
11aと、そのドラフト面薄板部11aから鋭角に折曲
され、フロントボトムローラ6とボトムエプロンローラ
1との間に延設される薄板部11bとを有している。ド
ラフト面薄板部11aにおいてドラフト方向における前
側縁部には、U字状に折曲された爪部11cが形成さ
れ、爪部11cと薄板部11bとによってキャップ11
を芯体12に係止させることができるようになってい
る。なお、上記キャップ11は、芯体12に沿わせてそ
の外側から押し込むことによって一体化される。
aと対応する一方の板部12aと、薄板部11bに対応
する他方の板部12bとを有し、他方の板部12bの先
端は、ドラフト領域を通過したエプロンベルト2の走行
面に対向するようにさらに折り曲げられている。このよ
うに芯体12において折曲部分を複数備えることによ
り、エプロンベルト2に対する抵抗力をさらに高めてい
る。
に、他方の板部12bから先端部12cに沿って略L字
状に折曲された当て板部13aと、その当て板部13a
の幅方向縁部から、フロントボトムローラ6側に向けて
平行に立設された一対のガイド片13b,13bと、当
て板部13aの下部からボトムエプロンローラ1側に向
けてU字状に折曲された爪部13cとを有し、上記した
当て板部,爪部及びガイド片はプレス加工によって一体
成形されている。また、他方の板部12bと当接する当
て板部13aには、他方の板部12bに形成されている
突起12dと係合する孔部13dが形成されている。な
お、エプロンガイド13は、エプロンベルト2の中心線
に対応して形成されている位置決め用の突起12dに対
し、ばねとして機能する当て板部13aを湾曲させてそ
の孔部13dを嵌合させるとともに、爪部13cを先端
部12c下端に係止させることによって芯体12に固定
される。
施例に示したように芯体のほぼ全体を覆う長尺部材で構
成することが好ましいが、エプロンベルトと対応して複
数のキャップを取り付けるよう構成することもできる。
紡機や精紡機のドラフト装置等においてエプロンベルト
にテンションを付与する任意のテンサーバーに適用する
ことができる。
本発明によれば、寸法の制約を受けるようなドラフトパ
ートに配置することができ、コストの削減が図れ、且つ
安定した精度を維持することのできるるテンサーバーを
提供することができる。
構成例を示す側面図である。
ある。
用構成例を示す側面図である。
である。
面図である。
を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ドラフトローラを周回するエプロンベル
トにテンションを付与する状態でローラスタンド間に架
設されるテンサーバーであって、 長尺枠状に形成した芯体と、その芯体に被着される耐摩
耗性素材からなるキャップとから構成され、 前記芯体は、ドラフト領域を走行する前記エプロンベル
トを支持するための支持面を有し、 前記キャップは、前記芯体における少なくとも前記支持
面を覆う状態で被着されてなることを特徴とするテンサ
ーバー。 - 【請求項2】 前記キャップがステンレス鋼からなる請
求項1記載のテンサーバー。 - 【請求項3】 前記芯体は、帯板鋼をその長手方向の軸
に沿って断面略V字状に曲げプレスしたものからなり、
折曲部は断面U字状に突出し、その折曲部から一方に延
びる板は前記支持面を構成し、前記折曲部の他方から延
びる板は所定の角度に折り曲げられて前記ドラフトロー
ラ周面近傍に配置される請求項1または2に記載のテン
サーバー。 - 【請求項4】 前記キャップに、前記芯体に係止し得る
爪部が形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の
テンサーバー。 - 【請求項5】 前記他方から延びる板の先端部は、ドラ
フト領域を通過した前記エプロンベルトの走行面と対向
するようにして折り曲げられ、前記エプロンベルトの走
行を案内するためのガイドを備えてなる請求項1〜4の
いずれかに記載のテンサーバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31654896A JP3592008B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | テンサーバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31654896A JP3592008B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | テンサーバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10158942A true JPH10158942A (ja) | 1998-06-16 |
JP3592008B2 JP3592008B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=18078330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31654896A Expired - Fee Related JP3592008B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | テンサーバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3592008B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2573230A2 (en) | 2011-09-21 | 2013-03-27 | Murata Machinery, Ltd. | Draft device and spinning machine |
CN115748025A (zh) * | 2022-11-22 | 2023-03-07 | 武汉纺织大学 | 新型麻纺下销 |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP31654896A patent/JP3592008B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2573230A2 (en) | 2011-09-21 | 2013-03-27 | Murata Machinery, Ltd. | Draft device and spinning machine |
CN103014952A (zh) * | 2011-09-21 | 2013-04-03 | 村田机械株式会社 | 牵伸装置及纺纱机械 |
CN115748025A (zh) * | 2022-11-22 | 2023-03-07 | 武汉纺织大学 | 新型麻纺下销 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3592008B2 (ja) | 2004-11-24 |
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A521 | Written amendment |
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