JPH1015849A - 振動発生装置 - Google Patents

振動発生装置

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JPH1015849A
JPH1015849A JP17654596A JP17654596A JPH1015849A JP H1015849 A JPH1015849 A JP H1015849A JP 17654596 A JP17654596 A JP 17654596A JP 17654596 A JP17654596 A JP 17654596A JP H1015849 A JPH1015849 A JP H1015849A
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port
tank
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Naoki Ishizaki
直樹 石崎
Takayuki Muto
隆之 武藤
Mitsuru Arai
満 新井
Shigeru Shinohara
茂 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンの運動量を大きくしたり、ピストン
の推力を大きくしたり、大きな打撃力が得られるように
する。 【解決手段】 弁機構10と主切換弁20とによってシ
リンダ部7の第2室5を油圧ポンプ27とタンク28に
交互に連通させ、前記シリンダ部7の第1室4を切換弁
20によって油圧ポンプ27、主切換弁20の第2ポー
ト22、タンク28のいずれかに連通可能とし、第1室
4を油圧ポンプ27に連通することでピストン2の運動
量を大きくし、第2室4を主切換弁20の第2ポート2
1に連通することでピストン2の推力を大とし、第2室
4をタンク28に連通することで大きな打撃力が得られ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杭打ち作業を行な
う杭打機、破砕作業を行なうブレーカ、転圧作業を行な
う転圧機等に用いられる振動発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】振動発生装置としては、本体のシリンダ
孔にピストンを嵌挿して第1室と第2室を形成し、その
第1室の受圧面積を小さくして常時油圧源に接続し、第
2室の受圧面積を大きくし油圧源とタンクに交互に連通
してピストンを往復動させるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる振動発生装置
は、第1室と第2室の受圧面積差に作用する油圧源の油
圧力でピストンを作業方向に移動するものであるから、
そのピストンを作業方向に移動する時の移動速度が速
く、結局ピストンは高速で往復動するから運動量が大で
ある。このために、ピストンでチゼルを打撃して破砕作
業するブレーカ用の振動発生装置として好ましい。
【0004】しかしながら、ピストンで転圧具を押して
転圧作業する場合には、ピストンを作業方向に移動する
推力が大きい方が効率良く転圧できる。このために、前
述の振動発生装置ではピストンの推力が小さく転圧作業
用の振動発生装置としては好ましくない。
【0005】また、杭打ち作業の場合には大きな打撃力
が必要であるが、前述の振動発生装置ではピストンの打
撃力に限度があり、杭打ち作業用の振動発生装置として
は好ましくない。
【0006】また、前述の振動発生装置を転圧作業用と
して用いた場合には、ピストンを上下動することで転圧
具を打撃して転圧するが、ピストンが上方に移動した時
に転圧具が上方に移動しないのが通常である。
【0007】このために、転圧具を転圧面に押しつけた
り、浮き上げたりして転圧できないから、効率良く転圧
作業できない。
【0008】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした振動発生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、本体6のシリンダ孔1内にロッド3を備えたピス
トン2を嵌挿してピストン2を一方向に移動する受圧面
積の小さな第1室4と、ピストン2を他方向に移動する
受圧面積の大きな第2室5とを有するシリンダ部7と、
第2室5をタンク28に、ポート22を油圧源に連通す
るA位置と第2室5を油圧源に、ポート22をタンクに
連通するB位置とに切換作動する主切換弁20と、前記
ピストン2と共に移動してピストン2が一方向のストロ
ークエンド位置となると主切換弁20をA位置とし、か
つピストン2が他方向のストロークエンド位置となると
主切換弁20をB位置とする第1の切換手段と、前記第
1室4を油圧源と主切換弁20のポート22とタンク2
8のいずれかに選択的に連通する第2の切換手段を設け
たことを特徴とする振動発生装置である。
【0010】第1の発明によれば、第1室4を第2の切
換手段で油圧源に連通すれば第1室4と第2室5の受圧
面積差に作用する油圧力でピストン2、ロッド3が作業
方向に移動し、第1室4に作用する油圧力でピストン
2、ロッド3が戻り方向に移動する。
【0011】これによって、ピストン2、ロッド3の移
動速度が速く運動量が大であるから、ブレーカ用の振動
発生装置として好ましい。
【0012】第1室4を第2の切換手段で主切換弁20
のポート22に連通すれば第1室4と第2室5は交互に
油圧源の圧力とタンク圧力となるから、第2室5に作用
する油圧源の油圧力でピストン2、ロッド3が作業方向
に移動し、第1室4に作用する油圧源の油圧力でピスト
ン2、ロッド3が戻り方向に移動する。
【0013】これによって、ピストン2、ロッド3を作
業方向に移動する推力が大となり、転圧作業用の振動発
生装置として好ましい。
【0014】第1室4を第2の切換手段でタンク28に
連通すれば第1室4が常時タンク圧となるので、本体6
を作業機に取付けて杭を打ち込む場合に、その本体6及
び作業機の自重がピストン2、ロッド3の打撃力として
作用する。
【0015】これによって、大きな打撃力を必要とする
杭打ち作業用の振動発生装置として好ましい。
【0016】第2の発明は、本体6のシリンダ孔1内に
ロッド3を備えたピストン2を嵌挿してピストン2を一
方向に移動する受圧面積の小さな第1室4と、ピストン
2を他方向に移動する受圧面積の大きな第2室5とを有
するシリンダ部7と、第2室5をタンク28に、ポート
22を油圧源に連通するA位置と第2室5を油圧源に、
ポート22をタンクに連通するB位置とに切換作動する
主切換弁20と、前記ピストン2と共に移動してピスト
ン2が一方向のストロークエンド位置となると主切換弁
20をA位置とし、かつピストン2が他方向のストロー
クエンド位置となると主切換弁20をB位置とする第1
の切換手段と、前記第1室4を主切換弁20のポート2
2とタンク28のいずれかに選択的に連通する第2の切
換手段を設けたことを特徴とする振動発生装置である。
【0017】第2の発明によれば、第1室4を第2の切
換手段で主切換弁20のポート22に連通すれば第1室
4と第2室5は交互に油圧源の圧力とタンク圧力となる
から、第2室5に作用する油圧源の油圧力でピストン
2、ロッド3が作業方向に移動し、第1室4に作用する
油圧源の油圧力でピストン2、ロッド3が戻り方向に移
動する。
【0018】これによって、ピストン2、ロッド3を作
業方向に移動する推力が大となり、転圧作業用の振動発
生装置として好ましい。
【0019】第1室4を第2の切換手段でタンク28に
連通すれば第1室4が常時タンク圧となるので、本体6
を作業機に取付けて杭を打ち込む場合に、その本体6及
び作業機の自重がピストン2、ロッド3の打撃力として
作用する。
【0020】これによって、大きな打撃力を必要とする
杭打ち作業用の振動発生装置として好ましい。
【0021】第3の発明は、本体6のシリンダ孔1内に
ロッド3を備えたピストン2を嵌挿してピストン2を一
方向に移動する受圧面積の小さな第1室4と、ピストン
2を他方向に移動する受圧面積の大きな第2室5とを有
するシリンダ部7と、第2室5をタンク28に、ポート
22を油圧源に連通するA位置と第2室5を油圧源に、
ポート22をタンクに連通するB位置とに切換作動する
主切換弁20と、前記ピストン2と共に移動してピスト
ン2が一方向のストロークエンド位置となると主切換弁
20をA位置とし、かつピストン2が他方向のストロー
クエンド位置となると主切換弁20をB位置とする第1
の切換手段と、前記第1室4を油圧源とタンク28のい
ずれかに選択的に連通する第2の切換手段を設けたこと
を特徴とする振動発生装置である。
【0022】第3の発明によれば、第1室4を第2の切
換手段で油圧源に連通すれば第1室4と第2室5の受圧
面積差に作用する油圧力でピストン2、ロッド3が作業
方向に移動し、第1室4に作用する油圧力でピストン
2、ロッド3が戻り方向に移動する。
【0023】これによって、ピストン2、ロッド3の移
動速度が速く運動量が大であるから、ブレーカ用の振動
発生装置として好ましい。
【0024】第1室4を第2の切換手段でタンク28に
連通すれば第1室4が常時タンク圧となるので、本体6
を作業機に取付けて杭を打ち込む場合に、その本体6及
び作業機の自重がピストン2、ロッド3の打撃力として
作用する。
【0025】これによって、大きな打撃力を必要とする
杭打ち作業用の振動発生装置として好ましい。
【0026】第4の発明は、本体6のシリンダ孔1内に
ロッド3を備えたピストン2を嵌挿してピストン2を一
方向に移動する受圧面積の小さな第1室4と、ピストン
2を他方向に移動する受圧面積の大きな第2室5とを有
するシリンダ部7と、第2室5をタンク28に、ポート
22を油圧源に連通するA位置と第2室5を油圧源に、
ポート22をタンクに連通するB位置とに切換作動する
主切換弁20と、前記ピストン2と共に移動してピスト
ン2が一方向のストロークエンド位置となると主切換弁
20をA位置とし、かつピストン2が他方向のストロー
クエンド位置となると主切換弁20をB位置とする第1
の切換手段と、前記第1室4を油圧源と主切換弁20の
ポート22のいずれかに選択的に連通する第2の切換手
段を設けたことを特徴とする振動発生装置である。
【0027】第4の発明によれば、第1室4を第2の切
換手段で油圧源に連通すれば第1室4と第2室5の受圧
面積差に作用する油圧力でピストン2、ロッド3が作業
方向に移動し、第1室4に作用する油圧力でピストン
2、ロッド3が戻り方向に移動する。
【0028】これによって、ピストン2、ロッド3の移
動速度が速く運動量が大であるから、ブレーカ用の振動
発生装置として好ましい。
【0029】第1室4を第2の切換手段で主切換弁20
のポート22に連通すれば第1室4と第2室5は交互に
油圧源の圧力とタンク圧力となるから、第2室5に作用
する油圧源の油圧力でピストン2、ロッド3が作業方向
に移動し、第1室4に作用する油圧源の油圧力でピスト
ン2、ロッド3が戻り方向に移動する。
【0030】これによって、ピストン2、ロッド3を作
業方向に移動する推力が大となり、転圧作業用の振動発
生装置として好ましい。
【0031】第5の発明は、本体6のシリンダ孔1内に
ロッド3を備えたピストン2を嵌挿してピストン2を一
方向に移動する受圧面積の小さな第1室4と、ピストン
2を他方向に移動する受圧面積の大きな第2室5とを有
するシリンダ部7と、第2室5をタンク28に、ポート
22を油圧源に連通するA位置と第2室5を油圧源に、
ポート22をタンクに連通するB位置とに切換作動する
主切換弁20と、前記ピストン2と共に移動してピスト
ン2が一方向のストロークエンド位置となると主切換弁
20をA位置とし、かつピストン2が他方向のストロー
クエンド位置となると主切換弁20をB位置とする切換
手段と、前記本体6に取付けた転圧具43を前記ロッド
3に押しつける方向の推力を与える油圧アクチュエータ
を備え、この油圧アクチュエータの圧油入口48と第1
室4を主切換弁20のポート22に連通したことを特徴
とする振動発生装置である。
【0032】第5の発明によれば、第1室4と第2室5
が交互に油圧源の圧力とタンク圧力となるし、油圧アク
チュエータの圧油入口48も交互に油圧源の圧力とタン
ク圧力となるので、ピストン2、ロッド3を油圧源の油
圧力で作業方向に移動するし、この時には圧油入口がタ
ンク圧力となり、ピストン2、ロッド3を油圧源の油圧
力で戻り方向に移動する時には圧油入口48は油圧源の
圧力となる。
【0033】これによって、ピストン2、ロッド3を作
業方向に移動する推力が大となるし、ピストン2、ロッ
ド3が戻り方向に移動する時には油圧アクチュエータに
よって転圧具43がピストン2、ロッド3方向に移動し
て転圧具43が転圧面から浮き上るので、効率良く転圧
作業できる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本体6のシリ
ンダ孔1にピストン2を嵌挿し、そのピストン2はロッ
ド3を備え、受圧面積の小さな第1室4と受圧面積の大
きな第2室を有するシリンダ部7としてある。
【0035】弁機構10はポンプポート11、タンクポ
ート12、ポート13を有し、ピストン2の移動によっ
てa位置、b位置、c位置に切換えられる。
【0036】主切換弁20は第1・第2・第3・第4ポ
ート21,22,23,24を有し、第1受圧部25の
圧力でA位置、第2受圧部26の圧力でB位置となり、
第1ポート21が油圧ポンプ27の吐出路27aに連通
し、第2ポート22が絞りを介して第1受圧部25に連
通し、第3ポート23がタンク28に連通し、第4ポー
ト24がシリンダ部7の第2室5に連通している。
【0037】切換弁30はスプリング31でC位置に保
持され、受圧部32に供給される圧力でD位置、E位置
となる。この受圧部32には油圧パイロット弁33より
補助油圧ポンプ34の吐出圧油が供給される。なお、こ
の切換えは手動や電磁切換等の他の方法でもかまわな
い。
【0038】前記切換弁30は第1のポート35、第2
のポート36、第3のポート37、第4のポート38を
有し、第1のポート35は油圧ポンプ27の吐出路27
aに接続し、第2のポート36は主切換弁20の第2ポ
ート22に接続し、第3のポート37はタンク28に接
続し、第4のポート38はシリンダ部7の第1室4に接
続している。切換弁30がC位置の時には第1のポート
35と第4のポート38が連通し、切換弁30がD位置
の時には第2ポート36と第4のポート38が連通し、
切換弁30がE位置の時には第3のポート37と第4の
ポート38が連通する。
【0039】前記油圧ポンプ27の吐出路27aは弁機
構10のポンプポート11に接続していると共に、主切
換弁20の第2受圧部26に接続している。この主切換
弁20の第1受圧室25の受圧面積は第2受圧室26の
受圧面積よりも大きくしてある。弁機構10のポート1
3は主切換弁20の第1受圧部25に接続している。
【0040】次に作動を説明する。図1において、ピス
トン2が右方のストロークエンドで、切換弁30がC位
置の状態を考える。シリンダ7の第1室4は切換弁30
の第4ポート38、第1ポート35で油圧ポンプ27の
吐出路27aに連通する。弁機構10は位置aとなり、
ポート13がタンクポート13よりタンク28に連通す
るから第1受圧部25には圧油が供給されずにタンク2
8に連通するので、主切換弁20は第2受圧部26に作
用するポンプ吐出圧で第2位置Bとなる。
【0041】これにより、油圧ポンプ27の吐出圧油が
第2室5に供給され、第2室5の受圧面積と第1室4の
受圧面積との受圧面積差によってピストン2が左方に移
動する。
【0042】ピストン2の左方への移動につれて弁機構
10が位置b、位置cに切換えられ、ピストン2が左方
のストロークエンドとなると油圧ポンプ27の吐出圧油
が弁機構10のポンプポート11、ポート13より主切
換弁20の第1受圧部25に供給される。つまり、弁機
構10はピストン2の移動によって主切換弁20をA位
置、B位置に切換える第1の切換手段としてある。
【0043】これによって、主切換弁20が第1位置A
に切換って第2室5が第4ポート24、第3ポート23
よりタンク28に流出し、ピストン2は第1室4内の圧
力で右方に移動する。これとともに弁機構10が第1位
置b、中立位置a、第4位置dに移動して前述の状態と
なる。
【0044】このように、切換弁30をC位置とした時
には油圧ポンプ27の吐出圧油が第1室4と第2室5に
作用し、その受圧面積差に作用する油圧力によってピス
トン3を左方(作業方向)に高速で移動するので大きな
運動量を必要とするブレーカ用の振動発生装置として好
ましい。
【0045】ブレーカ40は図1に示すように、チゼル
41を本体42に往復動自在に設けたもので、そのチゼ
ル41をピストン3で打撃して破砕作業する。なお、こ
の本体42と本体6を同一としても良い。
【0046】図2は切換弁30をD位置とした場合を示
し、シリンダ部7の第1室4は切換弁30の第4ポート
38、第2ポート36を経て主切換弁20の第2ポート
22に連通する。
【0047】このようであるから、前記第1室4は第2
室5が油圧ポンプ27の吐出路27aに連通している時
(主切換弁20がB位置の時)にはタンク28に連通
し、第2室5がタンク28に連通している時(主切換弁
20がA位置の時)には第1室4は油圧ポンプ27の吐
出路27aに連通する。
【0048】したがって、シリンダ部7の第1室4と第
2室5は一方がポンプ圧の時には他方がタンク圧となる
ので、ピストン3を左方(作業方向)に移動する時には
第1室4がタンク圧となり第2室5がポンプ圧となり、
ピストン3の推力が大となる。これによって、大きな推
力を必要とする転圧作業用の振動発生装置として好まし
い。
【0049】転圧器43は図2に示すように、転圧板4
4にロッド45を取付けたもので、そのロッド45を本
体46に摺動自在に嵌挿してある。この本体46を振動
発生装置の本体6に取付けるか、本体46を本体6と一
体とし、そのロッド45をピストン3で押して転圧板4
4で転圧する。
【0050】前記転圧具43のロッド45は段付き形状
となって本体46との間に室47を形成し、その室47
に供給される圧油でピストン3に向けて移動するように
してあり、本体46とロッド45で油圧アクチュエータ
を構成し、その室47に圧油を供給する圧油入口48を
前記第1室4に連通している。
【0051】このようであるから、ピストン3が第1室
4内の油圧力で右方で移動する時に転圧板44のロッド
45は第1室4内の油圧力でピストン3方向に移動し、
転圧板44のロッド45はピストン3と離れることがな
いので、効率良く転圧できる。
【0052】具体的には、転圧板44を転圧面に押しつ
けたままで転圧するよりも、転圧板44を転圧面に対し
て浮き上ったり、押しつけられたりすることを交互に繰
り返して転圧する方が効率良く転圧できる。このようで
あるから、第1室4内の圧力をポンプ圧とタンク圧に交
互に切換えるようにし、その第1室4の圧力を利用して
転圧板44をピストン3に向けて移動すれば転圧板44
が転圧面に対して浮き上ったり、押しつけらえるから効
率良く転圧できる。なお、振動発生装置の本体6と転圧
具43とに亘ってシリンダを連結し、そのシリンダの縮
み室を第1室4に連通しても良い。
【0053】図3は切換弁30をE位置とした場合を示
し、シリンダ部7の第1室4は切換弁30の第4ポート
38、第3ポート37でタンク28に連通し、第1室4
は常時タンク圧となる。つまり、切換弁30は第1室4
を油圧ポンプ27、タンク28、主切換弁20のポート
22のいずれかに連通する第2の切換手段である。
【0054】これにより、ピストン2は第2室5に作用
するポンプ圧により左方(作業方向)に作動させられ、
右方(戻り)は振動発生装置を取付けた作業機49の自
重による。
【0055】このようであるから、杭Aを打ち込むよう
に大きな打撃力を必要とする場合、作業機49の自重を
ピストン2、ロッド3に衝突させることができるため好
ましい。
【0056】例えば、図4に示すように、下部走行体5
0に上部車体51を旋回自在に取付け、この上部車体5
1にブーム52をブームシリンダ53で上下揺動自在に
取付け、そのブーム52にアーム54をアームシリンダ
55で上下揺動自在に取付けた油圧式パワーショベルに
おける前記アーム54の先端部に本体6を作業機シリン
ダ56とリンク57で首振自在に取付け、シリンダ部7
に打撃子58を所定ストローク上下動自在に設け、その
打撃子58をロッド3で打撃して杭Aを打撃して杭打ち
する場合には、ブームシリンダ53を縮み作動してロッ
ド3を介して打撃子58を杭Aの上部に押しつけ、その
反力で下部走行体50を仮想線で示すように前部を浮き
上げて打撃子58に油圧式パワーショベルの自重に作用
させる。この状態でピストン2を前述のように移動して
杭打ちを作業を行なう。
【0057】このようにすることで、第2室5に油圧ポ
ンプ27の吐出圧油を供給してピストン2を左方に移動
した時にシリンダ孔1を形成した本体6が相対的に上方
に移動し、ピストン2が左方のストロークエンドに移動
して第2室5がタンク28に連通した時に油圧ショベル
の自重で本体6が左方(下方)に移動してピストン2、
ロッド3を介して打撃子58で杭Aを大きな質量で打撃
するから効率良く杭打ち作業できる。
【0058】前記切換弁30は図5に示すようにD位置
とE位置を有するものとしても良い。このようにすれ
ば、転圧作業用の振動発生装置、杭打ち作業用の振動発
生装置として好ましい。
【0059】前記切換弁30は図6に示すようにC位置
とE位置を有するものとしても良い。このようにすれ
ば、ブレーカ用の振動発生装置、杭打ち作業用の振動発
生装置としても好ましい。
【0060】前記切換弁30は図7に示すようにC位置
とD位置を有するものとしても良い。このようにすれ
ば、ブレーカ用の振動発生装置、転圧作業用の振動発生
装置として好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す構成説明図である。
【図2】切換弁をD位置とした時の作動説明図である。
【図3】切換弁をE位置とした時の作動説明図である。
【図4】杭打ち作業の一例を示す正面図である。
【図5】切換弁の他の例を示す構成説明図である。
【図6】切換弁の他の例を示す構成説明図である。
【図7】切換弁の他の例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1…シリンダ孔 2…ピストン 3…ロッド 4…第1室 5…第2室 6…本体 7…シリンダ部 10…弁機構 20…主切換弁 22…第2ポート 25…第1受圧部 26…第2受圧部 27…油圧ポンプ 28…タンク 30…切換弁 43…転圧具 48…圧油入口 52…ブーム 54…アーム A…杭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 茂 栃木県小山市横倉新田400 株式会社小松 製作所小山工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体6のシリンダ孔1内にロッド3を備
    えたピストン2を嵌挿してピストン2を一方向に移動す
    る受圧面積の小さな第1室4と、ピストン2を他方向に
    移動する受圧面積の大きな第2室5とを有するシリンダ
    部7と、 第2室5をタンク28に、ポート22を油圧源に連通す
    るA位置と第2室5を油圧源に、ポート22をタンクに
    連通するB位置とに切換作動する主切換弁20と、 前記ピストン2と共に移動してピストン2が一方向のス
    トロークエンド位置となると主切換弁20をA位置と
    し、かつピストン2が他方向のストロークエンド位置と
    なると主切換弁20をB位置とする第1の切換手段と、 前記第1室4を油圧源と主切換弁20のポート22とタ
    ンク28のいずれかに選択的に連通する第2の切換手段
    を設けたことを特徴とする振動発生装置。
  2. 【請求項2】 本体6のシリンダ孔1内にロッド3を備
    えたピストン2を嵌挿してピストン2を一方向に移動す
    る受圧面積の小さな第1室4と、ピストン2を他方向に
    移動する受圧面積の大きな第2室5とを有するシリンダ
    部7と、 第2室5をタンク28に、ポート22を油圧源に連通す
    るA位置と第2室5を油圧源に、ポート22をタンクに
    連通するB位置とに切換作動する主切換弁20と、 前記ピストン2と共に移動してピストン2が一方向のス
    トロークエンド位置となると主切換弁20をA位置と
    し、かつピストン2が他方向のストロークエンド位置と
    なると主切換弁20をB位置とする第1の切換手段と、 前記第1室4を主切換弁20のポート22とタンク28
    のいずれかに選択的に連通する第2の切換手段を設けた
    ことを特徴とする振動発生装置。
  3. 【請求項3】 本体6のシリンダ孔1内にロッド3を備
    えたピストン2を嵌挿してピストン2を一方向に移動す
    る受圧面積の小さな第1室4と、ピストン2を他方向に
    移動する受圧面積の大きな第2室5とを有するシリンダ
    部7と、 第2室5をタンク28に、ポート22を油圧源に連通す
    るA位置と第2室5を油圧源に、ポート22をタンクに
    連通するB位置とに切換作動する主切換弁20と、 前記ピストン2と共に移動してピストン2が一方向のス
    トロークエンド位置となると主切換弁20をA位置と
    し、かつピストン2が他方向のストロークエンド位置と
    なると主切換弁20をB位置とする第1の切換手段と、 前記第1室4を油圧源とタンク28のいずれかに選択的
    に連通する第2の切換手段を設けたことを特徴とする振
    動発生装置。
  4. 【請求項4】 本体6のシリンダ孔1内にロッド3を備
    えたピストン2を嵌挿してピストン2を一方向に移動す
    る受圧面積の小さな第1室4と、ピストン2を他方向に
    移動する受圧面積の大きな第2室5とを有するシリンダ
    部7と、 第2室5をタンク28に、ポート22を油圧源に連通す
    るA位置と第2室5を油圧源に、ポート22をタンクに
    連通するB位置とに切換作動する主切換弁20と、 前記ピストン2と共に移動してピストン2が一方向のス
    トロークエンド位置となると主切換弁20をA位置と
    し、かつピストン2が他方向のストロークエンド位置と
    なると主切換弁20をB位置とする第1の切換手段と、 前記第1室4を油圧源と主切換弁20のポート22のい
    ずれかに選択的に連通する第2の切換手段を設けたこと
    を特徴とする振動発生装置。
  5. 【請求項5】 本体6のシリンダ孔1内にロッド3を備
    えたピストン2を嵌挿してピストン2を一方向に移動す
    る受圧面積の小さな第1室4と、ピストン2を他方向に
    移動する受圧面積の大きな第2室5とを有するシリンダ
    部7と、 第2室5をタンク28に、ポート22を油圧源に連通す
    るA位置と第2室5を油圧源に、ポート22をタンクに
    連通するB位置とに切換作動する主切換弁20と、 前記ピストン2と共に移動してピストン2が一方向のス
    トロークエンド位置となると主切換弁20をA位置と
    し、かつピストン2が他方向のストロークエンド位置と
    なると主切換弁20をB位置とする切換手段と、 前記本体6に取付けた転圧具43を前記ロッド3に押し
    つける方向の推力を与える油圧アクチュエータを備え、 この油圧アクチュエータの圧油入口48と第1室4を主
    切換弁20のポート22に連通したことを特徴とする振
    動発生装置。
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