JPH1058350A - 油圧駆動式低騒音ハンマ - Google Patents

油圧駆動式低騒音ハンマ

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JPH1058350A
JPH1058350A JP22220196A JP22220196A JPH1058350A JP H1058350 A JPH1058350 A JP H1058350A JP 22220196 A JP22220196 A JP 22220196A JP 22220196 A JP22220196 A JP 22220196A JP H1058350 A JPH1058350 A JP H1058350A
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JP
Japan
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piston
striking
pressure
pressure chamber
low
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Pending
Application number
JP22220196A
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English (en)
Inventor
Ryoji Shimizu
亮二 清水
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Konan Electric Co Ltd
Original Assignee
Konan Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Konan Electric Co Ltd filed Critical Konan Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用的な低騒音で、かつ、低振動な破砕作業
が可能となる油圧駆動式低騒音ハンマを提供することを
目的とする。 【解決手段】 打撃ピストンのチゼル部が被破砕物を打
撃する位置に応じて打撃ピストンが下降より反転し所定
の位置まで上昇する制御機構を備えた油圧駆動式低騒音
ハンマとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧駆動式低騒音
ハンマに関し、特に、打撃ピストンのチゼル部が被破砕
物を打撃する位置に応じて打撃ピストンが下降より反転
し、所定の位置まで上昇する機構についてのものであ
る。
【0002】
【従来の技術】砕石業や土木業等で岩などを破砕する場
合は、図5に示すように、通常、ショベル101のアー
ム102先端に油圧ブレーカ103を取付けて行う。油
圧ブレーカ103は、図6に示すように、本体108内
を上下に往復動する打撃ピストン104がショベル10
1により被破砕物105に押し付けられたチゼル106
の頭部を打撃し、被破砕物105を破砕する。符号10
7はコントロールバルブである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧ブレーカ1
03は、打撃ピストン104がチゼル106を打撃する
ため、大きい騒音が発生する。また、油圧ブレーカ10
3は、チゼル106を押し付けているため、被破砕物1
05からの反動により、衝撃・振動がチゼル106、本
体108及びブラケット109に伝達され、非常に大き
な騒音ならびに振動が発生する。
【0004】さらに、油圧ブレーカ103の本体108
から外部に露出したチゼル106の表面から騒音が発生
する。これらの騒音は環境問題となり、場合によっては
都市住民の反対などにより作業できないこともある。ま
た、振動もショベル101を操作するオペレータの疲労
の原因となり、改善が求められている。
【0005】上記の事情に鑑み、低騒音の油圧駆動式ハ
ンマを提供すべく、本体内に摺動自在に設けた打撃ピス
トンを油圧の切り換えにより上昇あるいは下降させ、被
破砕物を打撃ピストンのチゼル部で直接打撃するように
した油圧駆動式低騒音ハンマ及び打撃ピストンを上下に
往復動させる駆動部と被破砕物を打撃するチゼル部とに
分割し、両者を連結した油圧駆動式低騒音ハンマが考え
られているが、実作業中、被破砕物の割れ具合やチゼル
部の被破砕物へのくい込み具合は都度変化する。打撃位
置が少々変わっても打撃ピストンがコントロールピスト
ンの切り換わりにより下降から上昇に反転するには相当
のストロークがあるため作動する。しかし、チゼル部の
被破砕物へのくい込みが大きい場合や、チゼル部先端の
摩耗が大きい場合等打撃位置が大きく変化すると油圧駆
動式ハンマは所定の打撃エネルギー及び所定の打撃回数
を作動しなくなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
の事情に鑑み、低騒音の油圧駆動式ハンマを提供すべ
く、打撃ピストンのチゼル部が被破砕物を打撃する位置
に応じて打撃ピストンが下降より反転し所定の位置まで
上昇する制御機構を備えた油圧駆動式低騒音ハンマとし
た。
【0007】
【作用】本発明は、本体内に摺動自在に設けた打撃ピス
トンを油圧の切り換えにより上昇あるいは下降させ、被
破砕物を打撃ピストンで破砕する油圧ハンマにおいて、
打撃ピストンのチゼル部が被破砕物を打撃する位置に応
じて打撃ピストンが下降より反転し所定の位置まで上昇
する制御機構を備えさせた。
【0008】以上の構成の油圧駆動式低騒音ハンマを提
供することにより、実用的で、極めて低騒音でかつ低振
動な破砕作業が可能となる。
【0009】
【発明の実施の態様】本発明を、添付する図面に示す具
体的実施例に基づいて以下詳細に説明する。図1におい
て、打撃ピストンのチゼル部が被破砕物を打撃する位置
に応じて、打撃ピストンが下降より反転し所定の位置ま
で上昇する機構について説明する。図1の状態でコント
ロールバルブ3の溝20・22は高圧ポートに、溝37
は低圧ポートに連通する。コントロールピストン12の
受圧面A3には高圧が作用するためコントロールピスト
ン12は本図の状態を保つ。
【0010】パイロットバルブ13の圧力室27は、通
路30、溝16、溝15、通路29を介してコントロー
ルピストン12内部の圧力室25、穴26を通って低圧
ポートに連通する。また、圧力室28は通路34、絞り
部35を介して高圧ポートに連通する。このため、パイ
ロットピストン14は本図の状態を保つ。本体1の上部
圧力室5はコントロールバルブ3を介して低圧ポート
に、下部圧力室4は高圧ポートに連通しているため、打
撃ピストン2は受圧面A2に作用する高圧により上昇す
る。
【0011】打撃ピストン2が上昇し、溝17が下部圧
力室4と連通すると、通路31を介し、コントロールバ
ルブ3の溝21は高圧ポートに通じる。コントロールピ
ストン12の受圧面A3およびA4の面積はA3<A4
とされているため、コントロールピストン12は図で上
方に切り換わり、圧力室25は溝37と遮断され、溝2
2に連通する。圧力室25が高圧ポートと連通すること
で通路29、溝15を介して、上部圧力室5は高圧にな
る。
【0012】打撃ピストン2の受圧面A1およびA2の
面積はA1>A2とされているため、打撃ピストン2は
上昇より反転して下降し始める。打撃ピストン2が下降
して溝16と上部圧力室5が連通すると通路30を介し
てパイロットバルブ13の圧力室27は高圧になるが、
打撃ピストン2の受圧面A1が受圧面A2より大きいこ
とと、打撃ピストン2が下降運動しているため、上部圧
力室5の圧力P1は下部圧力室4の圧力P2より低い。
パイロットバルブ13の圧力室28は通路34、溝19
を介して下部圧力室4に通じているため、パイロットバ
ルブ13の圧力室27の圧力は圧力室28より低い。ま
た、パイロットピストン14の受圧面A5およびA6の
面積比率(A6/A5)は予め、この時の上部圧力室圧
力P1および下部圧力室圧力P2の圧力比率(P1/P
2)よりわずかに大きく定めているため、P1×A5<
P2×A6でパイロットピストン14は切り換わらな
い。
【0013】その後、打撃ピストン2が大径部36で溝
18を閉ざした後、下部圧力室4の圧力は、絞り部35
により高圧ポートより高くなり、パイロットピストン1
4はなお本図の状態を保つ。この間、打撃ピストン2の
移動速度は絞り部35の適度な通路面積により、ほぼ一
定の速度を保つ。
【0014】打撃ピストン2が被破砕物6を打撃する
と、上部圧力室5の圧力P1は増大、下部圧力室4の圧
力P2は逆に低下し、P1×A5>P2×A6となり、
パイロットピストン14は図の下方にに切り換わる。パ
イロットピストン14の切り換わりにより溝24が溝2
3につながり、コントロールバルブ3の溝21の圧力は
通路32、通路33を通って低圧ポートに連通する。コ
ントロールピストン12は本図の状態に切り換わる。
【0015】コントロールピストン12の切り換わりに
より、上部圧力室5は再び低圧ポートに連通すると、下
部圧力室4が高圧であるため、打撃ピストン2は上昇す
る。また、パイロットバルブ13の圧力室27は低圧に
なり、圧力室28の高圧のため、パイロットピストン1
4は再び本図の位置に切り換わる。以後同様にして作動
を繰り返す。
【0016】本発明では、打撃した時の圧力変化により
作動するパイロットバルブを設けたことで被破砕物が本
体下端から下に離れていても打撃ピストンはその位置で
打撃し、下降より上昇に確実に切り換わる。なお、図2
で示すように、通路29と通路30との間に逆止弁40
を設けると、打撃ピストン2の上昇時、パイロットピス
トン14は確実に図の位置に復帰する。また、高圧ポー
トと通路34の間に逆止弁41を設けると、打撃ピスト
ン2は絞り部35の絞り具合に係わらず上昇する。
【0017】図3で示すものは、本体1内で打撃ピスト
ン2を、上下に往復動させる駆動部の上部ピストン7
と、被破砕物6を打撃するチゼル部8とを分離・連結構
造にした油圧駆動式低騒音ハンマの実施例である。打撃
ピストン2の先端のチゼル部8で被破砕物6を打撃する
際生じる横荷重が駆動部である上部ピストン7の摺動部
に焼付き等の発生原因とならないように、また、チゼル
部8の摩耗等による交換等のメンテナンスが行いやすい
ようにするため、打撃ピストン2を上下に上部ピストン
7とチゼル部8とに分割し、接続部9により連結させ
る。
【0018】図4は接続部9の実施例である。上部ピス
トン7とチゼル部8を、クッションゴム11を介して上
フランジ12を下フランジ10に図示しないボルトによ
り締結し、上部ピストン7とチゼル部8を連結する。ク
ッションゴム11はウレタンゴム等の弾性体で構成され
る。本発明により被破砕物6を打撃した瞬間に、チゼル
部8が傾いてもクッションゴム11の変形により吸収さ
せることで上部ピストン7への影響はない。
【0019】
【発明の効果】本発明は、本体内に摺動自在に設けた打
撃ピストンを油圧の切り換えにより上昇あるいは下降さ
せ被破砕物を打撃ピストンで破砕する油圧ハンマにおい
て、打撃ピストンのチゼル部が被破砕物を打撃する位置
に応じて打撃ピストンが下降より反転し所定の位置まで
上昇する制御機構を備えているため、実用的な低騒音ハ
ンマを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧駆動式低騒音ハンマで、打撃ピス
トンのチゼル部が被破砕物を打撃する位置に応じて打撃
ピストンが下降より反転し所定の位置まで上昇する機構
の説明図である。
【図2】図1の機構を確実に作動させる油圧回路であ
る。
【図3】本発明の油圧駆動式低騒音ハンマで、連結した
打撃ピストンで直接被破砕物を打撃するものの図であ
る。
【図4】図3の連結部の縦断面図である。
【図5】従来の油圧ブレーカを装着したショベルの側面
図である。
【図6】従来の油圧ブレーカの縦断面図である。
【符号の説明】
1…本体 2…打撃ピストン 3…コントロールバルブ 8…チゼル部 6…被破砕物 13…パイロットバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に摺動自在に設けた打撃ピストン
    を油圧の切り換えにより上昇あるいは下降させ、打撃ピ
    ストンのチゼル部で被破砕物を直接打撃するようにした
    油圧駆動式低騒音ハンマにおいて、打撃ピストンのチゼ
    ル部が被破砕物を打撃する位置に応じて打撃ピストンが
    下降より反転し所定の位置まで上昇する制御機構を備え
    た油圧駆動式低騒音ハンマ。
  2. 【請求項2】 打撃ピストンを上下に往復動させる駆動
    部と被破砕物を直接打撃するチゼル部とに分割し、両者
    を連結した請求項1記載の油圧駆動式低騒音ハンマ。
JP22220196A 1996-08-23 1996-08-23 油圧駆動式低騒音ハンマ Pending JPH1058350A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22220196A JPH1058350A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 油圧駆動式低騒音ハンマ

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JP22220196A JPH1058350A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 油圧駆動式低騒音ハンマ

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JPH1058350A true JPH1058350A (ja) 1998-03-03

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JP22220196A Pending JPH1058350A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 油圧駆動式低騒音ハンマ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003061912A1 (fr) * 2002-01-18 2003-07-31 Konan Electric Company Limited Marteau hydraulique a faible bruit
WO2004108361A1 (ja) * 2003-06-05 2004-12-16 Konan Electric Co., Ltd. 液圧式打撃装置
FR2915123A1 (fr) * 2007-04-18 2008-10-24 Sullair Europ Sarl Systeme de compresseur et d'outil pneumatique associe fonctionnant a basse pression

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WO2004108361A1 (ja) * 2003-06-05 2004-12-16 Konan Electric Co., Ltd. 液圧式打撃装置
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