JPH10157235A - 印字シートカートリッジ - Google Patents
印字シートカートリッジInfo
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- JPH10157235A JPH10157235A JP36366097A JP36366097A JPH10157235A JP H10157235 A JPH10157235 A JP H10157235A JP 36366097 A JP36366097 A JP 36366097A JP 36366097 A JP36366097 A JP 36366097A JP H10157235 A JPH10157235 A JP H10157235A
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Abstract
ートリッジにおいて印字シート先端がカートリッジケー
ス内に入り込むのを防止して、印字シートカートリッジ
の取扱いを簡便なものとする。 【解決手段】 プラテン12を移動可能とし、テープT
をカートリッジケース内に押し込もうとすると、プラテ
ン12が、テープTの搬送路に沿ってテープガイドピン
26方向に移動し、テープガイドピン26との間でテー
プTを挟持する。テープTを引き出そうとすると、テー
プコア20が従動して回転し、引き出しを許容する。
Description
長尺状の印字シートを収納した印字シートカートリッジ
およびその印字シートカートリッジを着脱自在に装着し
て印字を実行する印字機器に関する。に関する。
ートに所望の文字列を印字する印字機器では、印字シー
トは、カートリッジ形式にて印字機器に脱着可能とさ
れ、その交換作業を容易としている。この種の印字シー
トカートリッジは、長尺状の印字シートをコンパクトに
収納し、また印字機器への供給を円滑とするために、円
筒状のシートコアに印字シートを巻取収納し、印字に際
して必要な量だけ繰り出して使用する構成が一般的であ
る。
使用する印字機器は、長尺状の印字シートを裁断する機
構を備えるのが一般的である。裁断機構は、印字シート
の排出口の近傍に設けられ、裁断レバーの操作などによ
り、印字シートを所望の位置で裁断する。
ートカートリッジを単体で取り扱っているとき、シート
コアが振動などで回転して、印字シートの先端がカート
リッジケースの中に入り込んでしまうという問題があっ
た。印字シートがカートリッジケースの中に入り込んで
しまうと、取り出すのは容易なことではなかった。
シートを取り出そうとすると、カートリッジケースを開
かなければならないが、通常印字シートカートリッジに
は、印字用のインクリボンなども一緒に収納されてお
り、カートリッジケースの蓋体を無理に開くと、インク
リボンなどが緩んだり、正規の収納位置から逸脱したり
して、場合によってはカートリッジ自体を損なってしま
うことも考えられた。
リッジケース内に入り込んでしまった印字シートカート
リッジを知らずに印字機器に装着して印字を行なおうと
すると、プラテンと印字ヘッドとの間に挟持・搬送され
る印字シートが、カートリッジ内で詰まり、印字機器の
故障を誘発する可能性も指摘されていた。
装着される印字機器では、印字中に裁断機構を使用する
と、印字シートの搬送が阻害され、場合によっては、印
字シートが詰まってしまうという問題があった。
字機器は、こうした問題点を解決し、印字シートの不慮
のケース内への入り込みや詰まりという問題を解消し、
印字シートカートリッジを装着する印字機器の使用上の
問題を解消することを目的としてなされた。
発明の印字シートカートリッジは、印字機器の印字に際
して使用される長尺状の印字シートをカートリッジケー
ス内に繰り出し可能に収納し、印字ヘッドとプラテンと
の間に該印字シートを挟持して前記カートリッジケース
の外部へと搬送可能に構成した印字シートカートリッジ
において、前記カートリッジケース外への前記印字シー
トの引き出しを許容しつつ、印字シート先端のカートリ
ッジケース内への後退を防止する後退防止機構と、を設
けたことを特徴とする。
ートなど、通常印字に用いられる種々のものが採用可能
である。また、印字シートは、カートリッジケースの中
に巻回して収納することも可能であるし、折り畳むよう
に収納することも可能である。
カートリッジ装着部に着脱自在に装着し、印字時には、
該印字シートカートリッジに巻取収納されている印字シ
ートに印字を行なう印字機器の発明は、前記印字シート
カートリッジに組み付けられたプラテンに係合し、該プ
ラテンを回転して前記印字シートを搬送するプラテン駆
動軸と、該プラテン駆動軸の回転により前記印字シート
カートリッジから排出された印字シートを、裁断する裁
断機構と、前記プラテン駆動軸の回動中における前記裁
断機構の動作を検出する検出手段と、該検出手段が該裁
断機構の動作を検出したとき、該プラテン駆動軸の駆動
を中断する中断手段とを備えることを要旨とする。
トリッジでは、カートリッジケース内の印字シートは、
印字ヘッドとプラテンとの間に挟持され、印字機器によ
る印字に際しては、この印字シートはカートリッジケー
スの外部へと搬送される。印字シートカートリッジが単
体で扱われている場合には、後退防止機構によって、印
字シート先端のカートリッジケース内への後退は防止さ
れる。一方、カートリッジケースの外部へ印字シートを
引き出すことは許容される。
への後退を防止する構成として、印字シートを印字ヘッ
ドとの間に挟持するプラテンを、印字シートを収納した
カートリッジケースに回転可能に組み付け、前記カート
リッジケースに、前記プラテンの軸体が遊嵌される長円
形状の嵌合孔を、該長円の長軸が前記印字シートの搬送
方向に沿うよう設け、該嵌合孔に遊嵌された前記プラテ
ンの移動方向に、該プラテンとの間に前記印字シートを
挟持する固定壁を設けることもできる。この場合、印字
シートに、その先端をカートリッジケース内に押し込も
うとする力が作用すると、この力によりプラテンは搬送
方向に沿って移動し、プラテンと固定壁との間に印字シ
ートを挟持して、それ以上の印字シートの移動を防止す
る。
ば、印字シートがカートリッジケース内に入り込んでし
まうという問題を解消するとともに、カートリッジケー
ス外へテープTを任意に引き出すことを可能にするとい
う優れた効果を奏する。従って、印字シートカートリッ
ジを印字機器に対して脱着使用する場合、印字シートカ
ートリッジの保管や取扱いが簡便なものとなる。また、
カートリッジケースの外部へ印字シートを引き出すこと
は許容されるので、外部に露出していた印字シートを汚
損や折損してしまった場合でも、汚損等した部分を任意
に処理することができる。こうした利点は、印字シート
カートリッジの交換を前提とする印字機器では、特に大
きなものである。
して収納する場合には、カートリッジケースに印字シー
トを巻回するシートコアを備え、このシートコアの前記
印字シートの小口が接するフランジ部内面を接着面とす
れば、印字シートの小口が接着面に付着することによ
り、印字シートの緩みを防止することができる。
トの印字時搬送方向とは逆方向への回動を妨げる逆止機
構を設けることで、シートコアの回転による印字シート
先端のカートリッジケース内への後退は防止される。
ジ外面に立設された係合部と、シートコアを収納するカ
ートリッジケースの係合部に対向する内面に設けられた
係止部とから構成するものとすれば、逆止機構を容易に
構成することができる。
ジケースの該印字シートの排出口に、この印字シートの
搬送路に沿って、所定長のガイド部を備えれば、印字シ
ート先端がカートリッジケースの外に例え位置しなくと
も、印字シートカートリッジを印字機器に装着して使用
すれば、印字シートは、このガイド部に沿って搬出され
る。
リッジ装着部に着脱自在に装着し、印字時には、該印字
シートカートリッジに巻取収納されている印字シートに
印字を行なう印字機器では、プラテン駆動軸が、印字シ
ートカートリッジに組み付けられたプラテンに係合し、
該プラテンを回転して印字シートを搬送する。一方、こ
の印字機器には、裁断機構が設けられており、印字シー
トカートリッジから排出された印字シートを、裁断可能
であり、検出手段が、裁断機構の動作を検出したとき、
中断手段が、プラテン駆動軸の駆動を中断する。
リッジから排出された印字シートを裁断する機構を印字
シートの搬送中に動作させようとすると、印字プラテン
駆動軸の駆動を中断して印字シートの排出を中断するか
ら、裁断機構の不慮の使用による印字シートの詰まりと
いった問題を解消することができる。従って、印字シー
トの裁断を前提とする印字機器の使い勝手を向上し、印
字機器のメンテナンスなどの労力を軽減することができ
る。る。
だって、印字シートを抑えるシート抑え部材を設け、検
出手段として、シート抑え部材の動作に基づいて、裁断
機構の動作の検出を行なう検出スイッチを採用すれば、
この検出スイッチにより、プラテン駆動軸の駆動を止め
ることは容易である。この結果、印字中の裁断機構の動
作による印字シートの詰まりといった問題は解消する。
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
であるテープカートリッジとこのテープカートリッジを
着脱可能に内蔵しテープに印字を行なうテープライタに
ついて説明する。図1はテープライタ1の外観を示す平
面図、図2は同じくその右側面図である。また、図3
は、このテープライタ1に装着されるテープカートリッ
ジ10の組立状態を示す平面図であり、図4は、同じく
その底面図である。本実施例では、インクリボンとこの
インクリボンを用いて印字されるテープとを同一のカー
トリッジに収納しているので、印字シートカートリッジ
に相当するこのカートリッジを、以下、テープカートリ
ッジと呼ぶ。
部品を収納する本体ケース50H、63個の入力用キー
を備えた入力部50C、開閉自在な本体カバー50K、
本体カバー50Kの下に視認可能に設けられ文字列やそ
の他の情報を表示する表示部50D、本体カバー50K
を開いた本体左上部に設けられたテープカートリッジ1
0が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部50A
(図1には図示せず)、を備える。本体カバー50Kに
は、テープカートリッジ10の装着を確認する窓50L
と表示部50Dを直視可能な窓50Mとが設けられてお
り、両窓50L,50Mには、透明なプラスチックの板
材がはめ込まれている。
まず、本体カバー50Kを開いてカートリッジ装着部5
0Aにテープカートリッジ10を装着し、本体カバー5
0Kを閉じる。その上で、本体右側部に設けられた電源
スイッチ50Jを操作して電源を投入し、入力部50C
から印字しようとする文字を入力する。必要に応じて入
力した文字列を仮名漢字変換などし、所定のキーを操作
して印刷を指示すると、テープカートリッジ10にて供
給されるテープTに、熱転写方式のプリンタ部50Bに
より印字が行なわれる。印字されたテープTは、テープ
ライタ1の左側面に設けられたテープ排出口10Aから
排出される。本実施例で用いたテープTは、印字面が熱
転写によるインクの載りを良好にするために加工された
ものであり、粘着性を備えた裏面には剥離可能な剥離テ
ープが張り合わされている。従って、印字されたテープ
を内蔵のカッターにより切断し、裏面の剥離テープを剥
がせは、文字や記号の印刷されたテープTを、好きな場
所に貼付することができる。
リッジ10の構造と機能について説明する。なお、図5
はそのA−A断面図である。このテープカートリッジ1
0は、同様の組立構成により、異なる幅のテープを収納
可能となっている。実施例では、収納しているテープの
幅が6mm、9mm、12mm、18mm、24mmの
5種類のテープカートリッジを提供している。図6は、
この5種類のテープカートリッジのうちテープ幅が6m
mのものを、インクリボンコア22,リボン巻取コア2
4およびプラテン12の中心を通る位置で破断して示す
断面図である。また、図7は、同様にテープ幅が24m
mのものを示す断面図である。なお、図面を簡略化する
ため、図7における各部材の符号の表示は省略した。ま
た、図6,図7において、テープライタ1への取り付け
状態を説明するため、テープカートリッジ断面図に印字
ヘッド60の一部を描いている。
空円筒状の部材であり、5種類の幅の異なるそれぞれの
テープTおよびインクリボンRと印字ヘッドとの密着性
を良好なものとして良質な印字を可能とするため、その
外周面にはテープ幅に応じたプラテンゴム14が巻装さ
れている。本実施例では、6mm、9mm、12mmの
テープ用として12mm幅のプラテンゴム(図6参
照)、18mm、24mmのテープ用として18mm幅
のプラテンゴム(図7参照)、計2種のプラテンゴムを
用いる。
プラテン12の軸径に対して僅かに小径に形成され、こ
の小径部分をテープカートリッジ10の天壁16および
底壁18に形成された嵌合孔16A、18Aに回動可能
に遊嵌することで、プラテン12は回動自在とされてい
る。なお、この嵌合孔16A,18Aは、図3,図4に
示すように、略長円形状をなしている。この様にしてテ
ープカートリッジ10に立設されるプラテン12は、テ
ープライタ1に設けられた後述するプラテン駆動軸に対
して着脱自在であり、かつプラテン駆動軸に係合した状
態では同駆動軸から回転駆動力が伝達可能でなければな
らない。このため、プラテン12の中空部内周面には、
図4および図6に示すように、回転軸方向に6つの係合
条12Aが等間隔に形成されている。
尺状のテープTおよびインクリボンRをコンパクトに巻
取り収納するためにテープコア20、インクリボンコア
22およびリボン巻取コア24が立設されている。ま
た、テープカートリッジ10には、後述する印字ヘッド
が侵入する進入孔32が設けられている。この進入孔3
2の外周28、ガイド壁34が形成されている。
ルで、長いテープTを肉薄に巻取収納できるように配慮
される。従って、最外周に位置するテープT(図3中の
符号イ)を引き出す際のテープコア20の回転角速度と
最内周に位置するテープT(図3中の符号ロ)を同速度
で引き出す際のテープコア20の回転角速度とはあまり
相違しない構成となっている。また、巻取収納の際の曲
率が小さく曲げ応力に弱い材質のテープTを用いたとし
ても、無理なく収納することができる。
その中心に軸孔20Bが形成され、テープカートリッジ
10の底壁18から立設された軸体18Bに回転自由に
嵌め込まれている。テープコア20の軸方向上下端に
は、円形の薄いフィルム20Aが貼付されており、その
テープT側の面は接着剤層となっている。このフィルム
20Aは、テープTに対してフランジ部として働くが、
テープT側の面に接着剤層が設けられていることから、
テープTの小口はこのフィルム20Aに軽く付着する。
従って、プラテン12の回転によりテープTが引き出さ
れ、テープコア20が従動回転しても、テープTがばら
けることはない。なお、テープカートリッジ10の天壁
16を構成する蓋体とテープコア20の上面のフィルム
20Aとの間には、湾曲された薄板状の座金23が介装
されており、座金23の変形によってテープコア20を
底壁18方向に押圧することにより、テープコア20の
自由な回転を規制している。
は、テープカートリッジ10の底壁18から立設された
テープガイドピン26を経由してプラテン12へ至り、
テープカートリッジ10のテープ排出口10Aから外部
に引き出されている。テープ排出口10Aの部分は、テ
ープTの搬送方向に沿って、所定の長さにガイド部10
Bが形成されている。テープカートリッジ10をテープ
カートリッジ装着部50Aに装着した状態では、進入孔
32に印字ヘッド60が位置する。この状態で、印字ヘ
ッド60とプラテン12とによりテープTは挟持され、
プラテン12の回転により、テープTは搬送されるので
ある。
するために、長いテープTの終端は、弱い粘着力の両面
テープによってテープコア20に固定されている。テー
プカートリッジ10が、テープカートリッジ装着部50
Aに装着され、テープTが印字に供されて終了に近づく
と、プラテン12と印字ヘッド60とによる搬送力によ
り、テープTはテープコア20から引きはがされる。テ
ープTは、そのままプラテン12まで搬送され、テープ
排出口10Aから排出される。この結果、特にテープT
の終了を検出する機構やエンドマークがなくとも、テー
プTがなくなったことが、使用者に認識可能となる。イ
ンクリボンRの長さは、テープTの全長より長くされて
いるので、テープTが終了してもインクリボンRはまだ
残っている。従って、テープTの終了後、印字が継続さ
れた場合でも、インクリボンRは走行しており、蓄熱に
よる印字ヘッド60の破壊を防止している。
嵌合孔16A,18Aは、既述したように、長円形状を
しているので、テープカートリッジ10単体の状態で
は、プラテン12は、嵌合孔16A,18Aの長軸に沿
って移動可能である。従って、テープカートリッジ10
の外からテープTをテープカートリッジ10内部に押し
込もうとすると、このテープTの動きによりプラテン1
2は、テープTの搬送路に沿って移動する。プラテン1
2が移動するとプラテン12のプラテンゴム14はテー
プガイドピン26の外周に当接し、テープガイドピン2
6との間でテープTを挟持する。この結果、テープTは
それ以上移動不能となり、テープTがテープカートリッ
ジ10の内部に押し込まれることはない。
すように、小径の中空円筒状部材により構成されるが、
その上下両端部の外周は僅かに小径に形成されている。
この小径とされた下端部分の端面には、図3,図4に示
すように、等間隔に6箇所の溝がその軸方向に形成さ
れ、係合部22Aをなしている。この下端側の小径部分
は、テープカートリッジ10の底壁18に形成された円
形の嵌合孔部18Cに遊嵌されている。また、インクリ
ボンコア22の上端中空部分は、テープカートリッジ1
0の天壁16に突設された円筒状のガイド突部16Cに
遊嵌されている。従って、この状態では、インクリボン
コア22は、インクリボンRの引き出しに連れて従動回
転自在に保持される。
ートリッジ10の底壁18であって、インクリボンコア
22と後述するリボン巻取コア24との底部近傍には、
細い略L字状の係合片18Dが形成されている。係合片
18Dは、テープカートリッジ10の底壁18の一部分
(図3中のハッチ部分X)をくり抜くことで、形成され
ている。従ってこの係合片18Dの先端部は、底壁18
を構成している部材の弾性により、底壁18に連続して
いる基端部18Eを支点として、底壁18の平面方向に
沿って移動自在となる。この係合片18Dに何等の力が
作用していない状態にあっては、その移動自在の端部は
嵌合孔部18Cの外周内側に位置するため、前述のごと
く嵌合孔部18Cに遊嵌されたインクリボンコア22の
端部に形成された6個の係合部22Aの何れかと係合
し、インクリボンコア22の回転を阻止する。
されるインクリボンRは、リボンガイドローラ30にガ
イドされて前述したテープTと重合状態となってプラテ
ン12にまで至り、更に印字ヘッドが進入する進入孔3
2の周面に形成されたガイド壁34を介してリボン巻取
コア24に至る。テープカートリッジ10が未使用状態
にあるとき、すなわちインクリボンRの始端のみがリボ
ン巻取コア24に着設されている時のインクリボンRの
引き回し状態を図3中の符号ハに、またインクリボンR
の総てがリボン巻取コア24に巻取られたときの同状態
を符号ニに示している。
ンクリボンコア22と略同型の中空円筒状部材により構
成される。そして、その上下両端部の外周もインクリボ
ンコア22と同様に、僅かに小径に形成されている。そ
の小径とされた下端部端面には、等間隔毎に6個の係合
部24Aが凹設される。一方、このリボン巻取コア24
は、プラテン12同様にテープライタ1に設けられる後
述するリボン巻取コア駆動軸に係合して回転駆動可能と
するため、その中空部内周面には軸方向に6つの係合条
24Bが等間隔に形成されている。この様に構成される
リボン巻取コア24は、上下端に形成された小径部分を
テープカートリッジ10の底壁18および天壁16に形
成された円形の嵌合孔部16G、18Gに遊嵌され回動
自在に立設される。
防止するため、テープカートリッジ10の底壁18に
は、前述と同じく嵌合孔部18Gの外周内側にその端部
を位置する細い略L字状の係合片18Hが形成されてい
る。即ち、テープカートリッジ10の底壁18の一部分
(図3中のハッチ部分Y)がくり抜かれて、係合片18
Hとされている。カートリッジ10が単体の状態では、
この係合片18Hの端部が、リボン巻取コア24の端部
に形成された6個の係合部24Aの何れかと係合してお
り、リボン巻取コア24の回転は阻止されている。な
お、係合片18D,18Hの先端が係合部22A,24
Aに対して直角ではなく、斜めに対峙していることか
ら、インクリボンコア22およびリボン巻取コア24
は、反時計回り回転することは可能である。
2Aと係合片18Dとの係合およびリボン巻取コア24
の係合部24Aと係合片18Hとの係合は、共に、カー
トリッジ10をカートリッジ装着部50Aに装着するこ
とにより解除されるが、その構成は、カートリッジ装着
部50Aの構造と合わせて、後述する。
インクリボンRは、熱転写型のリボンであり、その幅は
印字される側のテープTの幅に応じて複数種用意され
る。本実施例では、図6に示したように、テープ幅6,
9,12mm用として12mm幅のインクリボンと、図
示しないがテープ幅18mm用として18mm幅のイン
クリボンと、図7に示したように、テープ幅24mm用
として同幅の24mm幅のインクリボンと、計3種のイ
ンクリボンRを用意している。
トリッジ10の高さと等しいものの場合には(図7参
照)、インクリボンRは天壁16およぴ底壁18にガイ
ドされるので、リボン巻取コア24の外周にはフランジ
部は形成されていないが、リボン幅が狭いテープカート
リッジ10の場合には、インクリボンRを安定してプラ
テン12に供給できるように、リボン巻取コア24の外
周には、巻取収納しているインクリボンRの幅に適合し
たフランジ部24Cが形成され、このフランジ部24C
にてインクリボンRを案内している(図6参照)。
述のごとく、収納したテープTの幅により5種類が存在
する。テープTの幅により、印字できる領域等も異なる
から、テープカートリッジ10の種類を検出する必要が
生じる。実施例のテープカートリッジ10では、図4に
示したように、カートリッジの底壁18に3つの検出孔
18Ka,18Kb,18Kcを設け、テープカートリ
ッジ10の種類を判別可能としている。即ち、この検出
孔18Ka,18Kb,18Kcを、巻取収納している
テープTの幅に応じて、異なる深さに形成しているので
ある。
8Ka,Kb,Kcとの関係を図8に示す。図示するよ
うに、テープ幅6mmを収納しているテープカートリッ
ジ10の3つの検出孔18Ka,18Kb,18Kc
は、総て浅く穿設されている。また、テープ幅9mmの
テープカートリッジ10では検出孔18Ka、テープ幅
12mmでは検出孔18Kb、テープ幅18mmでは検
出孔18Kcの1つのみが深く穿設されている。そし
て、テープ幅24mmでは2つの検出孔18Ka,18
Kbが深く穿設されている。
0は、テープライタ1のテープカートリッジ装着部50
Aに装着される。このテープライタ1の内部には、図1
におけるAA−AA端面図である図9に示すように、外
部記憶素子としてオプション供給される各種パックを接
続するための拡張部50E、入力部50C,表示部50
Dやプリンタ部50B等の制御を司る制御回路部50F
を備える。
Iが設けられており、装置全体の電源となる6個の単三
電池が装着可能となっている。本体右側面部には、電源
スイッチ50Jが設けられている。なお、電源は、図示
しないACアダプターから、本体右側部に設けられたプ
ラグ50Nからも供給され可能である。
各々について、順次説明する。図10は、テープカート
リッジ装着部50Aの構成を平面的に示す説明図、図1
1はステッピングモータ80の動力によりプラテン12
等を駆動する駆動機構50Pの要部構成を示す斜視図、
である。
タ1本体の左後側に配置され、図10に示すように、前
述したテープカートリッジ10の形状に合致した装着空
間として形成されている。この装着空間には、図11に
示すように、リボン巻取コア24およびプラテン12の
各中空部分に係合する軸および印字ヘッド60が立設さ
れている。また、テープカートリッジ装着部50Aの下
部には、ステッピングモータ80の回転をプラテン12
等に伝達する駆動機構50Pが設けられているが、テー
プカートリッジ装着部50Aのケースに仕切られている
ので、本体カバー50Kを開いただけでは、駆動機構5
0Pを直接視認することはできない。図11は、このケ
ースを外した状態を示すものである。なお、この装着空
間は、テープカートリッジ10を装着した状態では、通
常は本体カバー50Kにて覆われている。
カートリッジ10の装着あるいは交換は、本体カバー5
0Kを開けて行なわれる。カートリッジ装着部50Aの
手前に設けられるスライドボタン52を右にスライドさ
せると本体カバー50Kと本体との係合が解除され、本
体カバー50Kが本体後部のカバーヒンジ54を支点と
して回転し、これを開けることができる。なお、スライ
ドボタン52は、一体に設けられたバネアーム52Aが
本体側の係止部に係止されることにより、常時図示左向
きの付勢力を受けている。
ー50Kを開けると、テープカートリッジ10のテープ
Tに印字を行なう印字ヘッド60がテープカートリッジ
10を着脱することが可能となる。この動作について、
説明する。印字ヘッド60は、図11に示すように、ベ
ースボード61から立設されたヘッド回転軸64に回転
自在にマウントされており、複数の発熱体を配列したヘ
ッド本体65を絶縁体65aを介して装着する放熱板6
5bと、この放熱板65bを連結板67aにより支持す
る枠体67と、印字ヘッド60を初期位置に向けて付勢
するコイルばね66と、ヘッド本体65への電気的な配
線であるフレキシブルケーブル68とを備える。なお、
枠体67と連結板67aとの連結は連結板67aの開口
にピン67bを打ち込むことでなされており、ヘッド本
体65を装着した放熱板65bは、このピン67bを中
心に回転自在とされている。この結果、印字ヘッド60
をプラテン12側に押しだしたとき、ヘッド本体65
は、プラテン12との間に挟持されるテープTに均一に
当たることになる。
ンク板62として形成されている。このリンク板62
は、後述するギヤトレインの間を縫って配置され、その
端部は、表示部50Dとの境界近傍に位置する(図10
参照)。リンク板62の端部には、コイルばね69が引
っかけられており、駆動部材63とリンク板62とを連
結している。この駆動部材63は、略三角形状をしてお
り、コイルばね69が結合された端部63aと反対側の
端部63bは、図10に示すように、本体カバー50K
に対向した位置に配置される。本体カバー50Kの端部
63bに対向する位置には、下方に向けて、操作アーム
50Sが延出・形成されており、本体カバー50Kを閉
める操作により、端部63bを押し下げる。
B−B矢視端面図である図12である。図示するよう
に、本体カバー50Kが押し下げられるに従って、操作
アーム50Sが駆動部材63の端部63bを押し下げ、
これにつれて、コイルばね69を介してリンク板62
が、図12右方向に回転移動する。リンク板62のこの
動きは、印字ヘッド60を、コイルばね66の付勢力に
抗して回転させる。これにより、印字ヘッド60は、退
避位置から、装着されていたテープカートリッジ10の
プラテン12に対向した印字位置まで移動する。すなわ
ち、本体カバー50Kを閉じるという操作を行なった場
合、印字ヘッド60は印字可能な位置にセットされるこ
とになる。逆に、本体カバー50Kを開けるという操作
を行なった場合には、その次に通常実行される行為であ
るテープカートリッジ10の取り外しあるいは装着に際
して必要となる印字ヘッド60の退避位置への移動操作
が同時に実現されることになる。一旦退避位置まで移動
した印字ヘッド60は、コイルばね66により、本体カ
バー50Kを開いている間、その位置にとどまり、本体
カバー50Kを閉じると、印字ヘッド60がプラテン1
2を押圧する位置に復帰する。
装着されるテープカートリッジ10の底壁18には、イ
ンクリボンコア22およびリボン巻取コア24の回り止
めのためにその係合部22A,24Aに係合する係合片
18D,18Hが設けられていることは既述した。係合
片18D,18Hは、底壁18の一部(図3,図4、ハ
ッチ部XおよびY)をくり抜くことで形成されており、
このハッチ部X,ハッチ部分Yの中ほどの位置に対応す
るカートリッジ装着部50Aの部位には、図10に示す
ように、円錐形の2つの当接突起70A、70Bが立設
されている。従って、テープカートリッジ10をテープ
カートリッジ装着部50Aに装着すると、この当接突起
70A,70Bがハッチ部分X,ハッチ部分Yに嵌ま
り、係合片18D,18Hをインクリボンコア22およ
びリボン巻取コア24の係合部22A,24Aから遠ざ
ける方向に押し分ける。これにより、係合片18D,1
8Hによる係合は解除され、インクリボンコア22およ
びリボン巻取コア24は回転可能な状態となる。
ラテン12のプラテン駆動軸72等に伝達する伝達機構
について説明する。図11に示したように、ステッピン
グモータ80の回転軸80Aには、第1のギヤ81が取
り付けられており、更に、クラッチアーム80Bが回転
軸80Aに所定の摩擦を持って嵌合されている。このク
ラッチアーム80Bは、第2のギヤ82,第3のギヤ8
3と共に、ワンウェイクラッチを構成している。即ち、
ステッピングモータ80が図示矢印C方向に回転する
と、回転軸80Aとクラッチアーム80Bとの摩擦によ
り、クラッチアーム80Bは、第2のギヤ82と共に矢
印C方向に回転し、第3のギヤ83に係合する。この結
果、ステッピングモータ80の回転は第3のギヤ83ま
で伝達される。ワンウェイクラッチの働きについては、
後述する。
を繰り返しつつ、第4のギヤ84を介して、第5のギヤ
85および第6のギヤ86に伝達される。第5のギヤ8
5は、その回転軸が巻取コア駆動軸74に結合されてお
り、ステッピングモータ80の回転によりインクリボン
Rを巻き取ってゆく。なお、実際にリボン巻取コア24
を駆動するリム74Aは、巻取コア駆動軸74に対して
所定の摩擦を持って取り付けられており、通常の状態で
は、ステッピングモータ80による巻取コア駆動軸74
の回転に従って回転するが、リボン巻取コア24がイン
クリボンRの終端に至った等の理由で回転不能となった
場合には、巻取コア駆動軸74の回転に対してスリップ
するものとされている。
87に伝達され、プラテン駆動軸72を回転する。プラ
テン駆動軸72の下部には、プラテン12の内周面の凹
凸と嵌合してこれを駆動するリム72Aが設けられてい
る。従って、ステッピングモータ80が回転し、ワンウ
ェイクラッチによりその回転が第3のギヤ83に伝達さ
れると、最終的には、プラテン駆動軸72と巻取コア駆
動軸74とが回転し、プラテン12の外周に設けられた
プラテンゴム14と印字ヘッド60のヘッド本体65と
の間に挟持されてたテープTを、印字に合わせて搬送す
ると共に、このテープTの搬送に同期してインクリボン
Rを巻き取ってゆく。
74の軸外周には、プラテン12やリボン巻取コア24
の中空内周面に形成されている係合条12A,24Bと
係合する突条72B,74Bが等間隔に3つ形成されて
いる。このプラテン駆動軸72および巻取コア駆動軸7
4をステッピングモータ80により所定回転速度で回転
駆動すれば、テープTおよびインクリボンRをテープコ
ア20およびインクリボンコア22から所定量ずつ引き
出して互いに重合状態とし、プラテンゴム14と印字ヘ
ッド60との間を通過させる。この時、印字ヘッド60
に通電してドット単位での発熱量を制御すれば、インク
リボンRのインクをテープTに熱転写し、テープTへ印
字することができる。印字の後、テープカートリッジ1
0からは印字の完了したテープTのみが排出され、印字
に使用されたインクリボンRはリボン巻取コア24に巻
取回収される。
ると、テープTは、本体左側面のテープ排出口10Aか
ら送り出されてくる。このテープTは、後述する切断機
構により切断するのが本来であるが、使用者によって
は、テープTを切断前に引き出そうとすることがある。
本体カバー50Kを閉めた状態では、印字ヘッド60は
プラテン12のプラテンゴム14にテープTを押圧して
いるから、テープTを無理に引き出そうとすると、プラ
テン駆動軸72も回転しようとする。しかし、ギヤダウ
ンしていることとステッピングモータ80の保持トルク
がある程度あることから、通常の駆動機構では、プラテ
ン駆動軸72を回転することはできない。当然巻取コア
駆動軸74も回転しない。従って、テープTを引き出す
と、テープTと共にインクリボンRが引き出されてしま
う。この状態で切断機構を使用してテープTを切断する
とインクリボンRも切断してしまうから、こうした事態
は起きてはならない。
0Bと第2,第3のギヤ82,83とにより構成された
ワンウェイクラッチにより、この問題を回避している。
即ち、テープTを引き出そうとすると、プラテン12と
共にプラテン駆動軸72が回転する。このプラテン駆動
軸72の回転は、ギヤトレインを介して第3のギヤ83
まで伝達され、これを時計回りに回転する。この時、第
2のギヤ82を回転しようとするが、ステッピングモー
タ80の回転軸80Aが回転しないため、第3のギヤ8
3の回転力は第2のギヤ82を軸支するクラッチアーム
80Bを押し退け、第2のギヤ82と第3のギヤ83と
の係合を解消する。この結果、第3のギヤ83から第7
のギヤ87までは、ステッピングモータ80から切り放
された形となり、テープTの引き出しに伴うプラテン駆
動軸72の回転により、巻取コア駆動軸74も回転する
ことになる。従って、テープTの引き出しに伴ってイン
クリボンRも巻き取られることになり、テープTと共に
外部に引き出されてしまうということがない。なお、ス
テッピングモータ80が回転すれば、その回転によりク
ラッチアーム80Bは、再び第3のギヤ83側に移動
し、第2のギヤ82と第3のギヤ83とは係合する。こ
うしたクラッチアーム80Bの動きは、ベース61に設
けられ、クラッチアーム80Bの先端が嵌められた開口
80Cにより、一応規制されている。
0から左方へと排出される印字済みのテープTは、図1
0および図13に詳しい構成が示されている切断機構を
用い、次のよう簡単に切り取ることができる。なお、図
13は図10におけるC−C端面図である。カートリッ
ジ装着部50Aの底部より突出されるカッター支持軸9
2には回動自在の略「L」字状をしたテープカッター9
0およびばね94が嵌合されており、そのばね94の弾
発力によりテープカッター90は図13に実線で示す状
態、すなわち図示時計方向への回転力が加えられた状態
で維持される。この回転力により、テープカッター90
の左端部90Aは、カッターボタン96をその裏面より
押し上げている。テープカッター90の左端部90A
は、二股状に形成され、ここにカッターボタン96の裏
面に設けられたピン96Aが挿入されている。従って、
カッターボタン96を下方に押し込むと、テープカッタ
ー90の左端部90Aはこれに連れて、下方向に移動さ
れる。
には、テープTを切断するための移動刃98が形成され
ており、カートリッジ装着部50Aの側面に取り付けら
れた固定刃91に対して一定の角度で離隔している。こ
の右端部90Bの背面には、テープ抑え93の肩部93
Aが当接している(図10参照)。このテープ抑え93
は、図10に示すように、ばね95により、テープTの
走行路方向に付勢されており、テープカッター90が回
転して移動刃98が固定刃91方向に移動すると、これ
にともなってテープTの走行路方向に移動する。テープ
Tの走行路を挟んだ反対側には、固定壁97が設けられ
ているので、テープ抑え93は、移動刃98と固定刃9
1によるテープTの切断に先だって、テープTを固定壁
97との間で固定する。なお、このテープ抑え93の移
動は、検出スイッチ99により検出される。この検出ス
イッチ99は、後述するように、テープTの切断中に
は、印字を行なわないようにするためのものである。
ばね94の弾発力に抗して押し下げることで達成され
る。カッターボタン96を押し下げてテープカッター9
0を、図13、反時計方向に回転させると、右端部90
Bに形成されている移動刃98も同方向に回転する。こ
の結果、まずテープ抑え93が固定壁97との間でテー
プTを抑え、続いて移動刃98が、その下部から次第に
固定刃91と重なり合い、印字ヘッド60を通過して印
字ヘッド60の外側に位置したテープTを切断するので
ある。
部50C,表示部50D,プリンタ部50B等の詳細に
ついて説明するが、全体の理解の便を図って、先に制御
回路部50Fを中心とする各部の電気的な構成につい
て、その概略を説明する。本体カバー50Kの直下に
は、プリント基板に組み立てられた制御回路部50F
が、プリンタ部50B等と共に組み込まれている。全体
の電気的な概略構成を、図14に示す。即ち、このテー
プライタ1の制御回路部50Fには、ROM,RAM,
入出力ポートを一体に組み込んだ1チップマイクロコン
ピュータ(以下、CPUと呼ぶ)110およびマスクR
OM118の他、CPU110と入力部50C,表示部
50D,プリンタ部50B等とのインタフェースを行な
う各種回路が組み込まれている。CPU110は、イン
タフェース回路を介してあるいは直接に入力部50Cや
表示部50D等に接続され、これらを制御する。
8個の文字入力キーおよび15個の機能キーの計63キ
ーが備えられている。文字入力キーはJIS配列に基づ
いた、いわゆるフルキー構成であり、操作するキーの数
の増加を抑えるために公知のシフトキーを備えるなど一
般のワードプロセッサと同様である。機能キーとは、文
字入力や編集、印刷など頻繁に使用される機能をワンタ
ッチで実行可能にするためのもので、テープライタ1の
機能性を高めている。
に割り当てられている。即ち、CPU110から見る
と、図14に示すように、入力ポートPA1ないし8お
よびPC1ないし8の16ポートは、図示するごとくグ
ループ化され、その各交点に入力部50Cの63種のキ
ーが配置されている。電源スイッチ50Jは、このマト
リックスキーとは独立に設けられ、CPU110のノン
マスカブルインターラプトNMIに接続されている。C
PU110は、電源スイッチ50Jが操作されると、マ
スクできない割込を起動し、電源の投入もしくは電源断
の各処理を行なう。
出スイッチ55からの検出出力はポートPB5に入力さ
れ、CPU110により本体カバー50Kの開閉状態が
割り込みにより監視される。開閉検出スイッチ55は、
本体カバー50Kの端部に設けられた開閉検出スイッチ
係合突起55L(図12参照)の動きにより、本体カバ
ー50Kの動作を検出する。印字ヘッド60の駆動中に
本体カバー50Kの開状態が検出された場合には、主表
示部50Daに所定のエラー表示を行なうと共に、プリ
ンタ部50Bへの電源供給をオフする。
は、ヘッドランク判別部112に接続さている。ヘッド
ランク判別部112とは、製造工程によるばらつきの大
きい印字ヘッド60の抵抗値の測定結果からこれを幾つ
かのランクに分け、その測定結果に応じてヘッドランク
判別部112の3つのジャンパー部112A,112
B,112Cを設定するものである。従ってCPU11
0は、このヘッドランク判別部112の状態を読み取
り、その入力結果に応じて印字ヘッド60の駆動時間、
即ち発熱量を補正し、印字の濃さのバラツキを防止して
いる。
り行なわれるから、印字の濃さは、サーマルヘッドであ
る印字ヘッド60の通電時間のみならず、外気温,駆動
電圧によっても変動する。これらを検出するのが、温度
検出回路60A,電圧検出回路60Bである。これらの
回路60A,60Bは、印字ヘッド60に一体に組み込
まれており、その出力は、CPU110の2チャンネル
のアナログ−ディジタル変換入力ポートAD1,AD2
に接続されている。CPU110は、このポートAD
1,2の電圧をディジタル信号に変換して読み取ること
により、印字ヘッド60の通電時間を補正している。
は、判別スイッチ102が接続されている。判別スイッ
チ102は、図10に図示するように、カートリッジ装
着部50A右下隅に設けられている。この判別スイッチ
102は、テープカートリッジ10に穿設された3つの
検出孔18Kにそれぞれ入り込む3つのカートリッジ判
別スイッチ102A,102B,102Cを一体形成し
たものである。このカートリッジ判別スイッチ102
A,102B,102Cの突出長は、前述したテープカ
ートリッジ10に穿設される検出孔18Kの深さに合わ
せて設計されており、浅い検出孔18Kに入り込んだカ
ートリッジ判別スイッチ102はその検出孔18Kに当
接して押圧され、スイッチがオン状態となる。また、深
く穿設された検出孔18Kに入り込んだカートリッジ判
別スイッチ102は、検出孔18Kにそのまま緩やかに
嵌合し、スイッチはオフ状態となる。従って、この判別
スイッチ102の3つのカートリッジ判別スイッチ10
2A,102B,102Cの状態を検出することで、現
在カートリッジ装着部50Aに装着されているテープカ
ートリッジ10の種類、すなわちテープカートリッジ1
0に収納されているテープTの幅を判別することができ
る。テープTの幅の情報は、印字する文字の大きさの制
御等の他、後述するプリンタ部50Bの制御にも用いら
れている。
50Nの接点からの信号が入力されている。プラグ50
Nは、ACアダプタ113からの直流電源をジャック1
15が差し込まれることにより受け入れるが、この時、
ブレイク接点の働きによりバッテリBTから電源部11
4への電源供給は遮断され、バッテリBTの電力消費は
回避される構成となっている。同時に、プラグ50Nに
設けられたいま一つの接点の信号は、CPU110のポ
ートPB7に入力される。従って、CPU110は、こ
の信号を判別することにより、テープライタ1の主電源
がACアダプタ113によるものかバッテリBTによる
ものかを判断して、異なる制御を行なうことが可能であ
る。本実施例では、ACアダプタ113から電源供給を
受けている場合には、プリンタ部50Bによる印字速度
を最大としており、一方バッテリBTから電源供給を受
けている場合には、プリンタ部50Bによる印字速度を
低下させ、印字ヘッド60に通電する電流のピークを抑
え、バッテリBTの電力消費を低減している。
に接続されるマスクROM118は、明朝体で16×1
5、24×24、32×32、48×48の4種類の書
体の仮名、漢字、特殊文字のセットを記憶する16メガ
ビットのマスクROMである。その24ビットのアドレ
スバスAD、8ビットのデータバスDA、チップセレク
ト信号CS、出力イネーブル信号OEは、CPU110
のポートPD0ないしPD33に接続されている。これ
らの信号は、そのまま外部入出力コネクタ50Eaにも
接続されているから、外部入出力コネクタ50Eaに装
着された拡張部50Eも、マスクROM118と同様ア
クセスすることができる。
れた拡張部50Eは、外部記憶素子としてオプション供
給されるROMパックあるいはRAMパックの挿入部位
となる。この挿入口にROMパックあるいはRAMパッ
クを挿入することで、制御回路部50Fの外部入出力コ
ネクタ50Eaとの電気的接続が完了し、CPU110
との情報の授受が可能となる。この構成により、各種製
図、地図、化学、数学のための特殊文字や記号あるいは
日本語以外の言語フォント、ゴシック、明朝、活字体等
の文字フォントを記憶するROMパックを拡張部に装着
し、所望の文字列を編集することが可能となる。同様
に、情報の書き込みが自由なRAMパックを拡張部に装
着し、テープライタ本体内部のRAMエリアに記憶可能
な情報量以上の情報を記憶させ、印字文字列のライブラ
リーを作成したり、他のテープライタ1との情報交換に
利用できる。
から読み出された文字のドットデータは、CPU110
と共に表示部制御回路116のLCDコントローラ11
6Aにも入力されている。
0により制御される表示部50Dは、対応する部分が透
明である本体カバー50Kの下に配置されており、使用
者は、本体カバー50K越しにこれを視認することにな
る。表示部50Dは、液晶パネル上に2種類の電極パタ
ーンが形成されており、図16に示すように、そのひと
つは、高さ32×幅96のドットマトリックスパターン
であり、もうひとつは、このドットマトリクスの領域の
周りを囲むように配置された28個の五角形の電極パタ
ーンである。ドットマトリクスパターンの電極が形成さ
れた領域は、印字イメージを表示する主表示部50Da
と呼び、五角形の電極パターンが形成された領域は、イ
ンジケータ部50Dbと呼ぶ。
96ドットの表示が可能な液晶表示パネルとして用いら
れる。本実施例においては、文字入力および編集に際し
ての各文字を幅16×高さ15ドットのキャラクターフ
ォントを使用して主表示部に表示するため、6文字×2
行の表示が可能である。また、各キャラクターの表示に
際しては、編集状態に応じてポジ表示、ネガ表示あるい
は点滅表示などを使い分けることでテープライタ1の処
理状態を視覚的に表示することができる。
クス形式としその表示内容を自由に制御できることか
ら、所定のキー入力がなされた際には現在の印字イメー
ジのレイアウトを表示することも可能である。レイアウ
ト表示が指示されると、図17に示すように、印字の際
の4×4ドットが主表示部の1ドットに対応され、テー
プ幅がネガ表示され、その中に白抜きで印字文字列が表
示される。その際には、印字イメージを補助する情報と
して、テープの全長が数値表示される。また、印字イメ
ージのレイアウトが主表示部50Daに一度に表示でき
ない大きさであるときは、カーソルキーにより上下左右
にスクロールすることで、印字レイアウト全体を確認す
ることができる。
てテープライタ1にて実行されている機能を表示するた
めのものであり、主表示部50Daの周囲に配置され
る。このインジケータ部50Dbにおける五角形の電極
パターンに対応して得られる各表示体tは、表示部50
Dの周囲に印刷された機能を表わす文字に対応して設け
られている。「ローマ字入力」や「小文字入力」などの
文字入力モード状態、印字編集する「行数」や「囲み
罫」などのスタイル指定状態、「均等割付」や「前寄
せ」などの書式指定状態など、状態設定が実行されたと
きあるいは選択されたとき、その状態を示す文字の箇所
の表示体tが視認可能な状態とされる。
機械的な構成要素としては、印字ヘッド60およびステ
ッピングモータ80を備え、電気的な構成要素として
は、これを制御するプリンタコントローラ120,モー
タドライバ122を備える。印字ヘッド60は、96個
の加熱点を1/180インチのピッチで縦1列に配列し
たサーマルヘッドであり、先に説明した外気温を検出す
る温度検出回路60Aおよび供給電圧を検出する電圧検
出回路60Bを内蔵している。ステッピングモータ80
は、4相の駆動信号の位相を適宜制御することで回転角
度を制御する公知の構成である。ステッピングモータ8
0の1ステップのテープ送り量は、減速機構であるギヤ
トレインの構成により1/360インチに設計されてい
る。また、印字ヘッド60が実行する1ドット毎の印字
に同期してステッピングモータ80へは2ステップの回
転信号が出力される。この結果、プリンタ部50Bは、
テープの幅方向のみならず、その長さ方向にも180ド
ット/インチの印字を実行する。
ンタコントローラ120とモータドライバ122にCP
U110から接続されたコモンラインに介装されてい
る。この検出スイッチ99は、切断機構の使用状態を検
出するものであることから、印字の実行中に切断機構が
使用されそうになった場合には、この検出スイッチ99
が作動し、直ちにプリンタ部50Bの動作は停止され
る。この場合、CPU110からプリンタコントローラ
120,モータドライバ122への信号は送られ続ける
ので、切断機構の使用を中止すれば、印字は継続され
る。
は、テープTの搬送を妨害することから、印字動作(特
にテープ送りの動作)を直ちに停止するため、検出スイ
ッチ99を直接モータドライバ122のコモンラインに
入れて、強制的に電源をカットているが、検出スイッチ
99の出力を一旦CPU110に取り込み、本体カバー
50Kを開いた場合と同様の処理を行なっても差し支え
ない。また、検出スイッチ99に代えて、機械的な構成
として、移動刃98の動きにより、クラッチアーム80
Bを押しやり、ステッピングモータ80の回転をプラテ
ン駆動軸72に伝達しない構成とすることも可能であ
る。
タ1には、電源部114が組み込まれており、ICおよ
びトランスを使用したRCC方式により、バッテリBT
から、安定したバックアップ用およびロジック回路用の
5V電源を得ている。CPU110には、その電圧制御
のためにポートPVが当てられる。
8に示すように、印字する文字列の前後に指定された距
離だけテープ余白を確保する余白機能を有している。こ
の余白機能は、上記のような96ビットのシリアル印字
データを送信する以前に出力される前余白分のテープ送
り位相制御信号と、総てのシリアル印字データを送信し
た後に出力される後余白分のテープ送り位相制御信号と
によって実現される。一方、そのような余白の指定距離
が印刷位置とテープカット位置との離間距離より小さい
場合(本実施例では8mm未満)、指定された前余白が
実現できないことになる。この場合には、印字完了後に
後余白分だけテープTを送り出すと共に、印字ヘッド6
0が次回の印字位置よりも指定された前余白分だけ前の
テープ位置にあるときに一筋のカットマークPCMを印
字することで対応する。排出されるテープTを、このカ
ットマークPCMの位置で切断すれば、必要とする分だ
けの前余白が得られた印字テープを簡単に得ることがで
きる。
10の内部ROMには、上記した動作を実行するための
各種プログラムが記憶されている。また、その内部RA
Mは、その一部が、内部ROMに記憶された各種プログ
ラムを実行する際に使用するシステム予約領域としてさ
れ、その他は文字編集を行うためのテキストエリアやそ
のテキストの内容を保存するファイルエリアなどのユー
ザー使用領域として解放されている。
入力を受け付ける領域が割り当てられており、文字コー
ドの他にその文字を編集するためのスタイルデータやモ
ードデータ等を格納する。従って、入力部からの文字入
力や編集操作により、その記憶内容は適宜追加あるいは
更新される。
0文字、オプション供給されるRAMパックに2000
文字が登録できる領域が割り当てられる。また、内部R
OMに記憶されるファイル管理プログラムにより、この
ファイルエリアには1ないし99の可変長ファイルを記
憶、管理することができ、ファイルの登録や呼び出し消
去などの基本操作環境が提供される。
にて達成される機能の中で、特に特徴的な複数行印字の
制御につき説明する。本実施例のテープライタ1は、図
19に示すように16×16から48×48ドットまで
の4つのフォントデータを基本フォントとしてマスクR
OM118に用意しており、各フォントのうち重複する
ドット数とならないものについては、縦を2倍まで、横
を4倍まで拡大可能である。従って、最大フォントは9
6×192ドットであり、印字可能なドット数の組み合
わせは、図19に示すように、10種類となっている。
従って、複数行にわたって印字文字列を編集する場合、
各行に印字する文字列を入力する通常の文字入力操作に
加えて、各行に印字する文字列の印字フォントを指定す
る必要がある。
の指定に代えて各行に印字したい文字列の相対的な大小
関係(例えば、3行印字の場合は、1行目は大、2行目
は大、3行目は小)を入力部のキー操作により入力する
ものとしている。更に、このキー操作を一層簡便なもの
とするため、図20に3行印字の場合を例示するように
予め選択肢を用意し(本実施例では、同×3、小・小・
大、小・大・大、大・小・小、大・大・小の5つ)、こ
れを選択することでその入力に代えている。なお、これ
は簡易な設定モードとして実現されており、各行毎にド
ット数を設定するモードも用意されている。この場合に
は、複数行での縦方向のドット数の総和が96を越えな
いように設定しなければならない。
の機能キーのうち、「印刷」を指示するキーを操作する
と、図21にそのフローチャートを示す複数行印字処理
プログラムが起動され、CPU110は、以下の処理を
行なう。複数行印字処理プログラムの処理が開始される
とまず、CPU110は、この印字指令に先立って選択
されている各行文字列の大小関係およびカートリッジ判
別スイッチ102の検出信号を読み込み(ステップ10
0、110)、印字に関する情報を確認する。そして、
カートリッジ判別スイッチ102の検出結果から現在装
着されているテープTの幅を判断し、その判断結果と各
行文字列の大小関係とから、内部ROMに予め記憶され
るフォントマップを参照して各行の文字フォントを決定
する(ステップ120)。
字に際して用いられるフォントマップを図20に示して
いる。図示するようにフォントマップは、各行文字列の
大小関係およびテープ幅が決定されると、各行の印字に
使用する印字フォントが一義的に決定されるように作成
されたものであり、例えばテープ幅が12mmで各行文
字列の大小関係が「大小小」であるとき、各行の印字に
使用する印字フォントは1行目がフォントS字、2行目
がフォントP字、3行目がフォントP字に決定される。
なお、印字行が2行の場合も、同様に決定されるが、こ
こでは説明を省略する。
ントが決定されると、印字すべき文字列の文字コードに
対応す印字フォントをマスクROM118から順次読み
だし(ステップ130)、印字すべきドットパターンに
展開し(ステップ140)、そのドットパターンを縦1
列毎に切り出して96ビットのシリアルデータを作成
し、前述したようにプリンタ部へ転送する印字制御(ス
テップ150)を実行する。
ジ10は、テープライタ1に装着されていない単体状態
にあるとき、テープコア20は座金23により底壁18
に押圧されており、テープコア20が回転してテープT
が緩むということがない。しかも、テープコア20の上
下端に貼付されたフィルム20AのテープT側の面に
は、接着剤層が設けられているので、テープTの小口は
このフィルム20Aに付着し、テープTがばらける心配
もない。
16,底壁18に設けられた長円形状の嵌合孔16A,
18Aに遊嵌されているので、テープTをテープカート
リッジ10の外部がテープカートリッジ10の内部に押
し込もうとすると、プラテン12がテープガイドピン2
6方向に移動し、テープガイドピン26との間でテープ
Tを挟持する。従って、テープTのそれ以上の移動は阻
害され、テープTがテープカートリッジ10内部に入っ
てしまうということがない。また、テープカートリッジ
10のテープ排出口10A近辺は、ガイド部10Bが設
けられているので、テープTの先端がテープ排出口10
Aの内部に僅かに入っても、印字ヘッド60とプラテン
12によるテープTの搬出には何等差し支えない。
ター90を使用しようとすると、検出スイッチ99によ
りテープカッター90の使用を検出し、直ちにステッピ
ングモータ80の回転と印字ヘッド60のヘッド本体6
5への通電とを停止する。従って、印字に際してテープ
Tを搬送している状態でテープカッター90を使用し
て、テープTを、テープカートリッジ10内で詰まらせ
てしまうといったことがない。この結果、テープライタ
1の使い勝手は向上し、メンテナンスの手間も軽減され
る。
防止は、座金23によりテープコア20を底壁18に押
しつけているだけであるが、テープコア20の回転防止
には種々の構成が可能である。例えば、図22に示すよ
うに、テープコア20の上端に貼付されたフィルム20
Aの一部を切り起こし、この切り起こし部20Cが、蓋
体である天壁16の内面に設けられた突起16Dと一方
の回転方向に関してのみ係合するものとして、テープT
が緩む方向へのテープコア20の回転を防止することも
差し支えない。
に巻回収納されたテープカートリッジ10およびそのテ
ープTに印字を実行するテープライタ1に本発明を適用
した例を示しているが、本発明はこの様な実施例に何等
限定されるものではなく、例えば、テープTが折り畳ん
だ形態で収納されたテープカートリッジ10の構成、テ
ープコア20の底面に回転防止の係合部を設けた構成な
ど、種々の態様により具現化されることは勿論である。
である。
構成を示す平面図である。
矢視端面図である。
6ミリのものの内部構成を示す端面図である。
示す端面図である。
の幅と3つの検出孔18Kの深さとの関係を示す説明図
である。
端面図である。
す平面図である。
避位置および印字位置の間で移動する機構とを説明する
斜視図である。
10、B−B端面図である。
ある。
ク図である。
る。
説明図である。
ォントの説明図である。
の説明図である。
である。
す斜視図である。
ッチ 110…CPU 112…ヘッドランク判別部 112A,112B,112C…ジャンパー部 113…ACアダプタ 114…電源部 115…ジャック 116…表示部制御回路 116A…LCDコントローラ 118…マスクROM 120…プリンタコントローラ 122…モータドライバ R…インクリボン
Claims (2)
- 【請求項1】 印字機器の印字に際して使用される長尺
状の印字シートをカートリッジケース内に繰り出し可能
に収納し、印字ヘッドとプラテンとの間に該印字シート
を挟持して前記カートリッジケースの外部へと搬送可能
に構成した印字シートカートリッジにおいて、 前記カートリッジケース外への前記印字シートの引き出
しを許容しつつ、印字シート先端のカートリッジケース
内への後退を防止する後退防止機構と、 を設けたことを特徴とする印字シートカートリッジ。 - 【請求項2】 請求項1記載の印字シートカートリッジ
であって、 前記後退防止機構は、 印字シートを印字ヘッドとの間に挟持するプラテンを、
印字シートを収納したカートリッジケースに回転可能に
組み付け、 前記カートリッジケースには、前記プラテンの軸体が遊
嵌される長円形状の嵌合孔を、該長円の長軸が前記印字
シートの搬送方向と交わる方向に設け、 該嵌合孔に遊嵌された前記プラテンの移動方向に、該プ
ラテンとの間に前記印字シートを挟持する固定壁を設け
てなる印字シートカートリッジ。
Priority Applications (1)
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Related Parent Applications (1)
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