JPH10156724A - 研磨布、該研磨布を用いた平坦化研磨方法、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

研磨布、該研磨布を用いた平坦化研磨方法、及び半導体装置の製造方法

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JPH10156724A
JPH10156724A JP31767096A JP31767096A JPH10156724A JP H10156724 A JPH10156724 A JP H10156724A JP 31767096 A JP31767096 A JP 31767096A JP 31767096 A JP31767096 A JP 31767096A JP H10156724 A JPH10156724 A JP H10156724A
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polishing cloth
longitudinal
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JP31767096A
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Hideaki Hayakawa
秀明 早川
Shuzo Sato
修三 佐藤
Yoshiaki Komuro
善昭 小室
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被研磨面を研磨する場合に、均一性と再現性
を損なわず、かつ、パターンの疎密に依存せず平坦な研
磨面を得ることが可能な研磨布、該研磨布を用いた平坦
化研磨方法、及び半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 縦弾性係数EA の大きい表層Aと、縦
弾性係数EB の小さい下層Bとを有し、両層A,Bとの
間に上記B層よりも少なくとも縦弾性係数の大きい中間
層Mを設けた研磨布。上記を用いた平坦化研磨方
法。研磨工程を有する半導体装置の製造方法におい
て、半導体基体或いは半導体基体表面に形成した被研磨
層を研磨布を用いて平坦化研磨する場合に、上記を用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨布、該研磨布
を用いた平坦化研磨方法、及び半導体装置の製造方法に
関する。本発明はたとえば、段差を有する基体表面、或
いは段差を有する基体表面に被研磨層を形成し被研磨層
を平坦に研磨加工する工程を有する場合において、この
とき用いる研磨布及び平坦化研磨方法として利用するこ
とができ、また、研磨工程を有する各種の半導体装置の
製造方法において、その研磨方法を改良した技術として
利用することができる。
【0002】たとえば本発明は、半導体製造装置の研磨
加工方法に具体化して、たとえば超微細化、高集積化し
たメモリーを含む半導体集積回路等の製造の際の技術と
して、好適に利用できる。
【0003】
【従来の技術】研磨技術を用いる技術分野は多く、たと
えば半導体装置等の電子部品の製造工程において、精密
な研磨技術が採用されている。以下、半導体装置製造技
術の分野を例にとって、当該分野における技術的要請に
ついて述べる。
【0004】近年、半導体装置製造技術の分野では数々
の技術的要請がなされており、たとえばLSIについて
これに高付加価値を持たせるため、更なる高集積化が要
求されている。このため半導体装置製造技術においては
微細化及び積層化が進められている。このような微細化
及び積層化が進むと、半導体装置として回路パターンを
半導体基板上に形成することが困難になる。一般的に、
回路パターンをパターニングするためにはフォトリソグ
ラフィー技術が用いられ、微細化はフォトリソグラフィ
ーの解像度Kと焦点深度(Depth of focu
s、以下DOFと略す)に影響を与える。ここで、解像
度Kと焦点深度DOFは、それぞれ次のように表され
る。
【0005】
【数3】K=k1 λ/NA DOF=k2 λ/NA2 (ただしk1 、k2 はプロセスファクター、λ=波長、
NA=開孔率である)
【0006】微細化とは基本的に解像度を上げること
(即ちKの値を小さくすること)であるが、上記の関係
から、これにともなってDOFの値も小さくなることが
分かる。このとき、半導体チップ内のデバイスを構成す
べき部分の段差がDOFよりも大きくなると、半導体装
置としてのパターンが基板上に形成されなくなる。
【0007】また次に、積層化が進むと、チップ内の絶
対段差は各レイヤー(積層化された場合のそれぞれの
層)の持つデバイス段差の積算に等しくなるため、絶対
段差が増加することになる。よって、デバイス段差を、
与えられたDOF内に収める技術が要求されることにな
る。これを達成させるためには、次の(A)(B)の検
討が必須とされる。 (A)チップ内の絶対段差を低減するグローバル平坦化
技術を開発すること。 (B)デバイス構造の変更、高誘電体材料の採用、低抵
抗配線材料を採用することで、デバイス段差自体を低減
すること。
【0008】以下に、これら(A)(B)を検討する場
合について、各説明する。 (A)へのアプローチ グローバル(全面)平坦化としては、半導体装置製造工
程中の主に層間絶縁膜を形成する工程で行われている。
ここではダミーパターンを用いて、堆積ののちエッチバ
ックを行う技術がよく用いられ、たとえば、SOGの成
膜或いはCVDによる堆積ののち、全面RIEを行う方
法が採用されてきた。しかし、工程数の増加、及び素子
特性の劣化(ダミーパターンによりRC遅延が増大す
る)の観点より、更に簡便かつ平坦度の優れた平坦化技
術が必要とされに至ってきた。
【0009】そこで、研磨技術を用いた平坦化技術が注
目されるのであり、たとえば層間絶縁膜の化学的機械研
磨(Chemical−mecanical−poli
shing、適宜CMPと略す)技術が、グローバル平
坦化技術として注目を浴びている(これについては、た
とえば前田和夫,電子材料,6月号,1993年,p4
1〜47)。
【0010】次に、上述した(B)へのアプローチの検
討について述べる。 (B)へのアプローチ ここでは、一例として配線材料を取り上げる。現在主流
のAl系配線材料よりも比抵抗が2/3倍と小さいCu
系材料が有望視されている。ところが、このCu系材料
は、Cl系のガスとの反応生成物の蒸気圧が低いためR
EIによる加工が難しい。そこで、塩素系の反応生成物
を作らなくてもCu系配線材料が加工できるCuCMP
が注目を浴びている(J.M.Steigerwal
d,et.al.,J.Electrochemi.S
oc.,Vol.141,No.10,p2842〜2
848,October,1994)。このような金属
のCMPについては、予め層間絶縁膜に配線層を残すた
めの溝や、配線層を接続するための接続孔を形成した
後、当該溝や接続孔に配線材料を残す方法(Damas
cene(Ronald R.Uttecht,Rob
ert M.Geffken,VIMC Confer
ence,p20〜26,June,11−12,19
91),Dualdamascene(Carter
W.Kannta,et.al.,VIMC Conf
erence,p144〜152,June,11−1
2,1991))が検討されている。
【0011】要するにCMP技術に代表される研磨技術
は、今後の半導体装置の製造プロセスのキープロセスで
あり、その技術開発が重要視されている。しかし、CM
P技術等の研磨技術にも解決すべき問題が残っており、
これをまとめると以下のようになる。 1.研磨量の下地形状及び形状の疎密による依存性(パ
ターン依存性)がある。 2.他の半導体プロセスに比べ均一性と再現性が劣る。 3.スクラッチの発生のおそれがある。 4.パーティクルやメタルコンタミネーション等の汚染
の除去技術の確立が要せられる。 5.終点を適正に判定する方法の開発が要せられる。
【0012】とりわけて、上記1のパターン依存性は、
グローバル平坦性や加工形状に直接関係するもので、早
急に解決されなければならない課題である。本発明は、
基本的に、このパターンの依存性を解決する手段を提供
することを目的としている。そこで、まず、パターン依
存性の発生原因と、パターン依存性解決を図る従来技術
について述べる。
【0013】パターン依存性の対策と解決すべき問題点
について説明すると、次のとおりである。研磨における
パターン依存性とは、研磨量が下地のパターンの寸法と
密度に依存して変化することを意味する。研磨量につい
てパターン依存性が生じる原因は、研磨時の実効荷重
が、パターンの寸法と密度によって変化するためであ
る。このことは、CMPの研磨量と研磨布の弾性変形か
ら、次のように説明できる。
【0014】被研磨面内の任意のポイントXに於ける研
磨量MX は、次のようにプレストン式に表される。たと
えば被研磨面10である基板面内のポイントXについて
は、図6に示した。図6中、符号10は、研磨定盤を示
す。
【0015】
【数4】 MX =kX X X X ・・・(1)プレストン式
【0016】ここで、kX は比例定数、tX は研磨時間
である。これから、研磨量MX は、研磨圧力PX と相対
速度VX に比例していることがわかる。通常、研磨量の
面内均一性を向上させるため、段差を有さない基体を用
いて、相対速度と研磨圧力が研磨内面で分布を持たない
ように条件の最適化を行う。
【0017】しかし、段差を有する基体を研磨すると
き、研磨布12は図7に示したように基体13の凹凸に
そって弾性変形するため、パターンの寸法に依存した応
力集中やパターン密度に依存した圧力分布が生じる
(Y.Hayasida,et.al.,VIMC C
onference,C.M.P.Planariza
tion Process,p464〜470,Jun
e29,1995)。この応力集中や圧力分布によって
研磨量Mが変化してしまい、いわゆるパターン依存性が
発生するのである。よって、パターン依存性を抑制する
ためには研磨布の弾性変形量を小さくすることが必要に
なる。
【0018】そこで、研磨布の弾性変形量を研磨布の物
性及び研磨条件の関係について考える。弾性変形したと
きの研磨布の変形量は、図7に示すように、均一な梁の
たわみ量δとして扱うことができる。図7中、符号12
で研磨布(計算上、梁として扱う)を示し、13で段差
のある被研磨基体を示す。今研磨布に等分布荷重pが作
用し研磨布を弾性変形させたとすると、研磨布のたわみ
量δは次のようにして与えられる。
【0019】
【数5】δ=12p(x4 −2lx3 +l3 x)/(2
4Eh3 b)
【0020】ここで、x=片側凸部からの距離、p=荷
重、l=スペースの幅、E=縦弾性係数(ヤング係
数)、h=研磨布の厚み、b=研磨布の奥行きである。
x=1/2のとき、研磨布のたわみ量δは最大値δma
xをとる(下式参照)。
【0021】
【数6】 δmax=60pl4 /(384Eh3 b)・・・(2)
【0022】上記式(2)より、δmaxを小さくする
ためには、次の1〜4の対策をとればよいことがわか
る。 1.荷重pを小さくする。 2.スペースの幅lを小さくする。 3.研磨布の縦弾性係数Eを大きくする、即ち研磨布を
硬くする。 4.研磨布の厚みhを薄くする。
【0023】ここで、スペースの幅lを小さくするため
には、ダミーパターンを配置すればよいのであるが、ダ
ミーパターンを配置することはRC遅延の増大を誘発す
るため、避けることが望ましい。次に、研磨布の厚みh
小さくすることは、生産性(研磨布の交換頻度を多くせ
ざるを得なくなる)を考えると、現実的でない。
【0024】よって、δmaxを小さくする最も現実的
な方法は、荷重pを下げること、及び研磨布の縦弾性係
数Eを大きくすることである。
【0025】研磨時の荷重を下げることは、装置側で比
較的容易に実現できる。しかし、研磨時の荷重を下げる
ことは、同時に研磨装置の動コンプライアンスを低下さ
せるため、研磨の面内均一を劣化させることになる。
【0026】一方、研磨布の縦弾性係数Eの値を更に大
きくすることは、現在市販されている通常の材料からな
る研磨布、すなわち、たとえばポリウレタン樹脂系の研
磨布については、すでに限界に達していることを考える
と、非常に難しい。
【発明が解決しようとする課題】
【0027】上記のように、均一性と再現性を損なわ
ず、かつ、パターンの疎密に依存せず平坦な研磨面を得
るための技術、たとえば適切な研磨条件及びドレス条件
を有する研磨技術は、必ずしも容易には達成できないの
である。
【0028】本発明は上記問題点に鑑みて創案されたも
ので、被研磨面を研磨する場合に、均一性と再現性を損
なわず、かつ、パターンの疎密に依存せず平坦な研磨面
を得ることが可能な研磨布、該研磨布を用いた平坦化研
磨方法、及び半導体装置の製造方法を提供することを目
的とする。
【0029】これは、たとえば半導体基板表面に形成さ
れた凹凸を平坦化する研磨工程について言えば、被研磨
表面の均一性と再現性を損なわず、かつ、下地パターン
の疎密に依存せず平坦な基板表面等を形成可能な技術を
提供するということであり、このことは、前述した内容
から、次のように言い換えることができる。 1)研磨系の動コンプライアンスを低下させないこと、
すなわちこれによる均一性及び再現性の維持・向上 2)研磨布の縦弾性係数Eを大きくすること、すなわち
これによるパターン依存性の解消
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の研磨布は上記目
的を達成するため、縦弾性係数EA の大きい表層Aと、
縦弾性係数EB の小さい下層Bとを有し、両層A,Bと
の間に上記B層よりも少なくとも縦弾性係数の大きい中
間層Mを設けたことを特徴とする構成としたものであ
る。
【0031】本発明の平坦化研磨方法は上記目的を達成
するため、被研磨材料を、研磨布を用いて研磨すること
により平坦化する平坦化研磨方法において、研磨布とし
て、縦弾性係数EA の大きい表層Aと、縦弾性係数EB
の小さい下層Bとを有し、両層A,Bとの間に上記B層
よりも少なくとも縦弾性係数の大きい中間層Mを設けた
研磨布を用いることを特徴とする構成としたものであ
る。
【0032】本発明の半導体装置の製造方法は上記目的
を達成するため、研磨工程を有する半導体装置の製造方
法において、半導体基体、或いは半導体基体表面に形成
した被研磨層を研磨布を用いて平坦化研磨する場合に、
研磨布として、縦弾性係数EA の大きい表層Aと、縦弾
性係数EB の小さい下層Bとを有し、両層A,Bとの間
に上記B層よりも少なくとも縦弾性係数の大きい中間層
Mを設けた研磨布を用いることを特徴とする構成とした
ものである。
【0033】本発明は、本発明者による次のような知見
により、創案されたものである。本発明者は、上述の目
的を達成するため、鋭意検討を行う過程で、研磨布の表
層:A(縦弾性係数EA の大きい層)と研磨系の動コン
プライアンスを低下させないための下層:B(縦弾性係
数EB の小さい層)の間に、A層よりも縦弾性係数の大
きい層:M(縦弾性係数EM >EA >EB )を設けるこ
とにより、本発明の目的に合致した効果を得ることがで
きることを見い出した。このような研磨布及び、この研
磨布を用いて半導体基体を研磨加工することは、以下に
示した考えに基づく。
【0034】1)研磨系の動コンプライアンスを低下さ
せないこと 研磨系の動コンプライアンスを制御するには、系の剛性
のコントロールが必要になる。系の剛性には、研磨装置
の剛性と研磨布の剛性とが考えられるが、研磨装置の剛
性を低下させることは加工精度と再現性を劣化させるた
め現実的ではない。そこで、研磨布の剛性、即ち、縦弾
性係数を調節することで、系の動コンプライアンスを向
上させる方法が現実的である。
【0035】具体的には、研磨系のの動コンプライアン
スを低下させないために、研磨布の表層:A(縦弾性係
数EA )よりも縦弾性係数の小さい下層:B(縦弾性係
数EA >EB )を設ける手段が良い。
【0036】2)研磨布の縦弾性係数Eを大きくするこ
と 研磨布全体の見かけの縦弾性係数Eは次のように示すこ
とができる。
【0037】
【数7】 E=(F/S)/(λ/l) ・・・(3)
【0038】ここで、Sは力(荷重)Fに垂直な見かけ
の断面積、λは縦弾性変形量、lは研磨布の厚さであ
る。これを図5に示したようにA層及びB層に分離し、
さらに中間のM層を想定して同様に考えると、A層、M
層及びB層の縦弾性係数EA 、EM 、EB は、次のよう
に表せる。
【0039】
【数8】 EA =(F/SA )/(λA /lA ) ・・・(4) EM =(F/SM )/(λM /lM ) ・・・(4) EB =(F/SB )/(λB /lB ) ・・・(6)
【0040】ここで、力の釣合いと、初期条件から、S
=SA =SM =SB 、λ=λA =λM =λB 、l=lA
=lM =lB であるから、以下の関係が成り立つ。
【0041】
【数9】 E=(lA +lM +lB )(lA /EA +lM /EM +lB /EB -1 ・・・(7)
【0042】これをn個の層に一般化すると、次式
(7′)となる。
【0043】
【数10】 E =(l1 +l2 +・・・+ln-1 +ln )(l1 /E1 +l2 /E2 + ・・・+ln-1 /En-1 +ln /En -1 ・・・(7′)
【0044】今、M層の無い研磨布の見かけの縦弾性係
数E0 を式(7′)から求めると、E0 は次のようにな
る。
【0045】
【数11】 E0 =(lA +lB )(lA /EA +lB /EB -1 ・・・(8)
【0046】E>E0 となるためには、(7)、(8)
より、次の条件が満たされればよい。
【0047】
【数12】 EM >(lA +lB )(lA /EA +lB /EB -1 ・・・(9)
【0048】即ち、EM の物性値としてEM >E0 であ
ればよいことになる。これをn個のM層で一般化する
と、次の条件であればよいことになる。
【0049】
【数13】 EM-1 、EM-2 、・・・、EM-(n-1) +EM-n >(lA +lB )(lA / EA +lB /EB -1 ・・・(9′)
【0050】また、(7)式で表される縦弾性係数Eを
もつ研磨布が、要求される最小の縦弾性係数E′よりも
大きくなるためには、(7)式より、次のようであれば
よい。
【0051】
【数14】 lM >〔lA (E′−EA )/EA +lB (E′−EB )/E〕〔(EM − E′)/EM -1 ・・・(10)
【0052】同様に(10)式を一般化して条件を求め
るとすると、M層全体を1つにまとめ、このときの見か
けの縦弾性係数EM を(7′)から求め、式に代入すれ
ばよい。このときのlM は、lM =lM-1 +lM-2 +・
・・+lM-(n-1) +lM-n である。
【0053】よって式(9)、(10)、一般的には式
(9′)、(10)を同時に満足させることによって、
従来からの研磨布よりも縦弾性係数Eの値を大きくした
研磨布を得ることができる。
【0054】
【作用】本発明によれば、研磨布の表層:A(縦弾性係
数EA の大きい層)と研磨系の動コンプライアンスを低
下させないための下層:B(縦弾性係数EB の小さい
層)の間に、A層よりも縦弾性係数の大きい金属層:M
(縦弾性係数EM >EA >EB )を設けることによっ
て、次の作用がもたらされる。すなわち、 1)研磨系の動コンプライアンスを低下させないこと 2)研磨布の縦弾性係数Eを大きくすること が可能となった。
【0055】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施の形態
を述べ、更に、具体的な実施の形態例を説明する。ただ
し、当然のことではあるが、本発明は以下に開示する具
体的な実施の形態例に限定されるものではない。
【0056】本発明の研磨布は、縦弾性係数EA の大き
い表層Aと、縦弾性係数EB の小さい下層Bとを有し、
両層A,Bとの間に上記B層よりも少なくとも縦弾性係
数の大きい中間層Mを設けたものであり、この場合、前
記表層Aは、弾性変形量が小さく研磨後の表面に欠陥を
作らない程度の縦弾性係数EA を有し、前記下層Bは、
研磨系の動コンプライアンスを低下させない縦弾性係数
B を有する構成にすることが好ましい。
【0057】このような研磨布は、たとえば半導体基板
表面に形成された凹凸を平坦化する研磨工程において好
ましく用いることができ、この研磨布は、弾性変形量の
小さい表層:A(縦弾性係数EA の大きい層)と研磨系
の動コンプライアンスを低下させないための下層:B
(縦弾性係数EB の小さい層)の間に、A層よりも縦弾
性係数の大きい金属層:M(縦弾性係数EM >EA >E
B )を設けた研磨布として構成することは、好ましい実
施の態様である。
【0058】研磨布の前記M層は、1層からなる単層で
あってもよく、または2以上の複数層からなるものであ
ってもよい。
【0059】研磨布の前記A層、B層、及びM層の厚さ
をそれぞれlA 、lM 、lB とし、また縦弾性係数をそ
れぞれEA 、EM 、EB としたとき、以下の関係を満足
させる構成とすることは、好ましい実施の態様である。
【0060】
【数15】lM >〔lA (E′−EA )/EA +l
B (E′−EB )/EB 〕〔(EM −E′)/ EM
【0061】ただしM層がn層(nは2以上の自然数)
ある場合、各層の厚さをそれぞれl1 、l2 、・・・、
n-1 、ln とすると、EM 、lM は下記のように表さ
れる。
【0062】
【数16】EM =(l1 +l2 +・・・+ln-1
n )(l1 /E1 +l2 /E2 +・・・+ln-1 /E
n-1 +ln /En -1M =lM-1 +lM-2 +・・・+lM-(n-1) +l M-n
【0063】本発明の平坦化研磨方法は、被研磨材料
を、研磨布を用いて研磨することにより平坦化する平坦
化研磨方法において、研磨布として、上記本発明に係る
研磨布を用いる。この場合に、研磨布として、上述した
各種の態様を採用したものを用いることができる。
【0064】本発明の平坦化研磨方法において、その平
坦化が、段差を有する基体表面を平坦に研磨するもの、
或いは段差を有する基体表面に被研磨層を形成し被研磨
層を平坦に研磨するものであることは、好ましい態様で
ある。かかる場合に、本発明の効果を十分に発揮できる
からである。
【0065】本発明の半導体装置の製造方法は、被研磨
材料を、研磨工程を有する半導体装置の製造方法におい
て、半導体基体、或いは半導体基体表面に形成した被研
磨層を研磨布を用いて平坦化研磨する場合に、研磨布と
して、上記本発明に係る研磨布を用いる。この場合に、
研磨布として、上述した各種の態様を採用したものを用
いることができる。
【0066】実施の形態例1 以下に具体的な実施例を述べる。この実施の形態例に係
る研磨布は、図1に概略断面図で示すように、縦弾性係
数EA の大きい表層Aと、縦弾性係数EB の小さい下層
Bとを有し、両層A,Bとの間に上記B層よりも少なく
とも縦弾性係数の大きい(縦弾性係数EM )中間層Mを
設けた構造を有する。
【0067】その表層Aは、弾性変形量が小さく研磨後
の表面に欠陥を作らない程度の縦弾性係数EA を有し、
下層Bは、研磨系の動コンプライアンスを低下させない
縦弾性係数EB を有する構成に設計する。
【0068】この実施の形態例では、上記研磨布を得る
のに、次の手順により研磨布を構成するようにした。か
つ、この研磨布を用いた平坦化、及び半導体装置の製造
を行った。
【0069】市販されている最も標準的な2層の研磨布
は、図5に略示するように、表層(A層)と、下層(B
層)とからなる。弾性変形量の小さい表層(A層)の縦
弾性係数EA 、厚さlA は、それぞれ、下記のとおりで
ある。また、同じく研磨系の動コンプライアンスを低下
させないための下層(B層)の縦弾性係数EB 、厚さl
B は、それぞれ、下記のとおりである(前掲のY.Ha
yasida,et.al.,VIMC Confer
ence,C.M.P.Planarization
Process,p464〜470,June29,1
995)。
【0070】
【数17】EA =125.4×106 (Pa)、 lA =0.8×10-3(m)、 EB =31.4×106 (Pa)、 lB =0.8×10-3(m)
【0071】ここで、前掲の(8)式より、この研磨布
全体の見かけの縦弾性係数E0 は、E0 =4.48×1
7 となる。
【0072】そこで、(7)式より、A層とB層の間に
挟まる層(M層。たとえば金属層)の縦弾性係数EM
5.0×107 、5.0×108 、5.0×109
5.0×1010、5.0×1011(Pa)と変化させた
ときのM層の厚さlM に対する研磨布全体の見かけの縦
弾性係数Eを、図2に示した。M層の縦弾性係数EM
5.0×107 (Pa)とした場合のM層の厚さlM
対する研磨布全体の見かけの縦弾性係数Eの関係をグラ
フ(I)で示し、同じくM層の縦弾性係数EM を5.0
×108 (Pa)とした場合のM層の厚さlM に対する
研磨布全体の見かけの縦弾性係数Eの関係をグラフ(I
I)で示し、同じくM層の縦弾性係数EMを5.0×1
9 (Pa)とした場合のM層の厚さlM に対する研磨
布全体の見かけの縦弾性係数Eの関係をグラフ(II
I)で示し、同じくM層の縦弾性係数EM を5.0×1
10(Pa)とした場合のM層の厚さlM に対する研磨
布全体の見かけの縦弾性係数Eの関係をグラフ(IV)
で示し、同じくM層の縦弾性係数EM を5.0×1011
(Pa)ととした場合のM層の厚さlM に対する研磨布
全体の見かけの縦弾性係数Eの関係をグラフ(V)で示
す。(図中、グラフ(IV)とグラフ(V)とはほとん
ど重なっている。)
【0073】図2より、M層の縦弾性係数EM が5.0
×107 (Pa)以上の範囲では、研磨布全体の見かけ
の縦弾性係数EはM層の厚さlM に比例して大きくなる
ことがわかる。よって(9)式を満たせば原理的に、研
磨布全体の見かけの縦弾性係数Eの値を所望の値にする
ことが可能となる。このときのM層を構成するための具
体的な材料としては、プラスチック(発泡処理を行なわ
ないものが好ましい)、金属材料等が挙げられる。
【0074】本実施の形態例では、上記のことから、た
とえば、弾性変形量の小さい表層(A層)の縦弾性係数
A 、及び厚さlA を、それぞれEA =125.4×1
6(Pa)、lA =0.8×10-3(m)、研磨系の
動コンプライアンスを低下させないための下層(B層)
の縦弾性係数、厚さ、はEB =31.4×106 (P
a)、lB =0.8×10-3(m)とし、不飽和ポリエ
ステル樹脂のプリミックス成形品(BMC)を材料とし
てM層を形成して、このM層の厚さlM をlM =1.0
×10-3(m)とした研磨布を作成した。このとき、M
層の縦弾性係数EM は、EM =6.86×108 〜1.
72×109 (Pa)となる。図3に、EM =6.86
×108 (Pa)の場合のM層の厚さlM に対する研磨
布全体の見かけの縦弾性係数Eの関係をグラフ(VI)
で示し、EM =1.72×109 (Pa)の場合のM層
の厚さlM に対する研磨布全体の見かけの縦弾性係数E
の関係をグラフ(VII)で示した。図示のように、M
層の厚さlM に対する研磨布全体の見かけの縦弾性係数
Eは、図3の関係となり、研磨布全体の縦弾性係数E
は、EM =6.51×108 〜6.64×107 (P
a)となる。この値は、(8)式に示す市販の縦弾性係
数E0 (E0 =4.48×107 )よりも大きくなって
いることがわかる。
【0075】本実施の形態例では、上記の研磨布を用い
て、半導体基板上に形成された、下地の凹凸を反映した
絶縁膜を研磨して平坦化を行い、微細で集積化されたメ
モリー装置等の半導体装置を得た。このようにして研磨
したしたとき、均一性は良好に維持され、かつ、パター
ン依存性は改善されていた。よって、すぐれた平坦化研
磨効果が得られ、かつ、生産性良く信頼性の高い半導体
装置を得ることができた。
【0076】このように、本実施の形態例によれば、半
導体基板表面に形成された凹凸を平坦化する研磨工程に
おいて、均一性と再現性を損なわず、かつ、パターンの
疎密に依存せずに、平坦表面化を達成することが可能と
なる。なお当然のことであるが、M層の層数及びそれぞ
れの材質及び厚さは、上記の具体例に限定されるもので
はなく、(9)式を満足するものであればよいことはも
ちろんである。
【0077】実施の形態例2 この実施の形態例では、次の手順により研磨布を構成し
て、これを用いた平坦化、及び半導体装置の製造を行っ
た。
【0078】すなわちここでは、研磨布全体の見かけの
縦弾性係数Eを弾性変形量の小さいA層の縦弾性係数E
A =125.4×106 (Pa)より大きくするため、
M層の縦弾性係数EM とこのときのM層の最小の厚さl
M (min) を(10)式より求めた。図4に、これにより
求めたM層の縦弾性係数EM とこのときのM層の最小の
厚さlM (min) との関係を示す。
【0079】図4より、EM =1.0×1010(Pa)
以上の場合には、M層の最小の厚さlM (min) の値はフ
ラットになり、EM の値に関係なくlM (min) =3.6
×10-3(m)となる。
【0080】ここで、EM =1.0×1010(Pa)以
上とする条件を満たす材料としては、Al、Cu等の金
属材料を挙げることができる。たとえば、M層としてA
lを使った場合、EM =7.2×1010(Pa)で、こ
のときの最小厚さlM (min)=3.5986×10-3
3.6×10-3(m)となる。
【0081】本実施の形態例においても、上述した構成
で研磨布を形成し、実施の形態例1におけると同様にし
てこの研磨布を用いて、半導体基板上に形成された、下
地の凹凸を反映した絶縁膜を研磨して平坦化を行い、微
細で集積化された半導体装置を得た。このようにして研
磨したしたとき、均一性は良好に維持され、かつ、パタ
ーン依存性は改善されていた。よって、すぐれた平坦化
研磨効果が得られ、かつ、生産性良く信頼性の高い半導
体装置を得ることができた。
【0082】このように、本実施の形態例によれば、実
施の形態例1と同様に、半導体基板表面に形成された凹
凸を平坦化する研磨工程において、均一性と再現性を損
なわず、かつ、パターンの疎密に依存せずに、平坦表面
化を達成することが可能となる。なお、本実施の形態例
においても、M層の層数及びそれぞれの材質及び厚さ
は、上記の具体例に限定されるものではなく、条件とし
て(10)式を満足するものであればよいことは当然の
ことである。
【0083】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、被研磨
面を研磨する場合に、均一性と再現性を損なわず、か
つ、パターンの疎密に依存せず平坦な研磨面を得ること
が可能な研磨布を提供することができ、また、このよう
な有利な研磨布を用いた平坦化研磨方法を提供すること
ができ、また、これを用いて、信頼性の高い半導体装置
を生産性良く製造できる半導体装置の製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨布構造を略示する模式図である。
【図2】実施の形態例1を説明するための図であり、研
磨布のM層の厚さlM に対する研磨布全体の縦弾性係数
Eの関係を示す図である。
【図3】実施の形態例1における、研磨布のM層の厚さ
M に対する研磨布全体の縦弾性係数Eの関係を示す図
である。
【図4】実施の形態例2における、研磨布のM層の縦弾
性係数EM とM層の最小の厚さlM (min) の関係を示す
図である。
【図5】従来技術の研磨布構造を示す図である。
【図6】プレストン式を説明するために被研磨面である
基板面内のポイントXを示す図である。
【図7】研磨布が被研磨基体の凹凸にそって、弾性変形
することを示す図である。
【符号の説明】
A・・・(研磨布の)表層、B・・・(研磨布の)下
層、M・・・(研磨布の表層と下層の間の)中間層。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦弾性係数EA の大きい表層Aと、縦弾性
    係数EB の小さい下層Bとを有し、両層A,Bとの間に
    上記B層よりも少なくとも縦弾性係数の大きい中間層M
    を設けたことを特徴とする研磨布。
  2. 【請求項2】前記表層Aは、弾性変形量が小さく研磨後
    の表面に欠陥を作らない程度の縦弾性係数EA を有し、 前記下層Bは、研磨系の動コンプライアンスを低下させ
    ない縦弾性係数EB を有することを特徴とする請求項1
    に記載の研磨布。
  3. 【請求項3】前記M層は、1層または2以上の複数層か
    らなることを特徴とする請求項1に記載の研磨布。及び
    これを用いた平坦化研磨方法。
  4. 【請求項4】前記A層、B層、及びM層の厚さをそれぞ
    れlA 、lM 、lB とし、また縦弾性係数をそれぞれE
    A 、EM 、EB としたとき、 【数1】lM >〔lA (E′−EA )/EA +l
    B (E′−EB )/EB 〕〔(EM −E′)/ EM 〕 の関係を満足させることを特徴とする請求項1に記載の
    研磨布。ただしM層がn層(nは2以上の自然数)ある
    場合、各層の厚さをそれぞれl1 、l2 、・・・、l
    n-1 、ln とすると、 【数2】EM =(l1 +l2 +・・・+ln-1 +ln
    (l1 /E1 +l2 /E2 +・・・+ln-1 /En-1
    n /En -1M =lM-1 +lM-2 +・・・+lM-(n-1) +l M-n
  5. 【請求項5】被研磨材料を、研磨布を用いて研磨するこ
    とにより平坦化する平坦化研磨方法において、 研磨布として、 縦弾性係数EA の大きい表層Aと、縦弾性係数EB の小
    さい下層Bとを有し、両層A,Bとの間に上記B層より
    も少なくとも縦弾性係数の大きい中間層Mを設けた研磨
    布を用いることを特徴とする平坦化研磨方法。
  6. 【請求項6】前記平坦化が、段差を有する基体表面を平
    坦に研磨するもの、或いは段差を有する基体表面に被研
    磨層を形成し被研磨層を平坦に研磨するものであること
    を特徴とす請求項5に記載の平坦化研磨方法。
  7. 【請求項7】研磨工程を有する半導体装置の製造方法に
    おいて、 半導体基体、或いは半導体基体表面に形成した被研磨層
    を研磨布を用いて平坦化研磨する場合に、 研磨布として、 縦弾性係数EA の大きい表層Aと、縦弾性係数EB の小
    さい下層Bとを有し、両層A,Bとの間に上記B層より
    も少なくとも縦弾性係数の大きい中間層Mを設けた研磨
    布を用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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