JPH10155520A - 皮革製品の鏝当て装置 - Google Patents

皮革製品の鏝当て装置

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JPH10155520A
JPH10155520A JP32607796A JP32607796A JPH10155520A JP H10155520 A JPH10155520 A JP H10155520A JP 32607796 A JP32607796 A JP 32607796A JP 32607796 A JP32607796 A JP 32607796A JP H10155520 A JPH10155520 A JP H10155520A
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JP
Japan
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leather
iron
holding
ironing
urging
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JP32607796A
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English (en)
Inventor
Shunko Ryo
春厚 梁
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮革製品の鏝当て作業を楽にするとともに、
効率を向上させる。 【構成】 皮革製品に加熱された鏝を当ててしわを伸ば
す鏝当て作業に用いられる皮革製品の鏝当て装置であっ
て、鏝を保持する保持部100と、保持部100を上下
方向に移動可能とするスライド部200と、スライド部
200を鏝の加熱部側に付勢する付勢部300と、スラ
イド部200を前後方向に直線往復運動させる駆動部4
00とを備え、付勢部300は、スライド部100を付
勢する力を調整することができるように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮革製品に加熱さ
れた鏝を当ててしわを伸ばす鏝当て作業に用いられる皮
革製品の鏝当て装置に関する。
【0002】
【従来の技術】革靴や皮革製の鞄等の製造工程には、仕
上げ工程としての鏝当て作業がある。この鏝当て作業
は、皮革のしわを伸ばすためにおこなわれるものであ
る。例えば革靴における鏝当て作業は、加熱部が略T字
形状になった電気加熱式の鏝を用いて行う。すなわち、
靴型の入った革靴を片手で保持するとともに、もう一方
の手で鏝を保持しつつ加熱部で革靴の甲被等を擦るので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる鏝当て作業は、
重い靴型の入った革靴を保持しつつ熱い鏝を革靴に押し
当てて行うため非常に重労働であり、熟練者でも1日に
30足から50足が限度である。また、皮革製の鞄等で
あれば、革靴より形状が複雑であるため、鏝当て作業は
より重労働である。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、皮革製品の鏝当て作業が楽になり、効率が向上する
皮革製品の鏝当て装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る皮革製品
の鏝当て装置は、皮革製品に加熱された鏝を当ててしわ
を伸ばす鏝当て作業に用いられる皮革製品の鏝当て装置
であって、鏝を保持する保持部と、この保持部を第1の
方向に移動可能とするスライド部と、このスライド部を
第1の方向であって、鏝の加熱部側に付勢する付勢部
と、前記スライド部を第1の方向とは異なる方向に直線
往復運動させる駆動部とを備えている。
【0006】また、請求項2に係る皮革製品の鏝当て装
置の付勢部は、スライド部を付勢する力を調整すること
ができるように構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
皮革製品の鏝当て装置の要部の概略的斜視図、図2は本
発明の実施の形態に係る皮革製品の鏝当て装置の保持部
の概略的斜視図、図3は本発明の実施の形態に係る皮革
製品の鏝当て装置による鏝当て作業の概略的説明図であ
る。
【0008】本発明の実施の形態に係る皮革製品の鏝当
て装置は、皮革製品の1つである革靴600に加熱され
た鏝500を当ててしわを伸ばす鏝当て作業に用いられ
る皮革製品の鏝当て装置であって、鏝500を保持する
保持部100と、この保持部100を第1の方向である
上下方向に移動可能とするスライド部200と、このス
ライド部200を下側、すなわち鏝500の加熱部52
0側に付勢する付勢部300と、前記スライド部200
を上下方向(第1の方向)とは異なる方向である前後方
向に直線往復運動させる駆動部400とを有している。
【0009】前記鏝500は、熱が伝わらない木製の略
円柱形状の把持部510と、この把持部510の一端か
ら延びた加熱部520とを有している。前記加熱部52
0は、先端が革靴600に当てられるように略T字形状
に形成されている。
【0010】前記保持部100は、図2に示すように、
鏝500の把持部510を挿入可能な略円筒形状の筒体
部110と、この筒体部110に開設された幾つかの雌
ネジ部111に螺合された雄ネジ部120とを有してい
る。すなわち、この保持部100は、鏝500の把持部
510を挿入した状態で雄ネジ部120を内側に螺進さ
せることで、鏝500を保持する構造になっているので
ある。
【0011】一方、前記スライド部200は、中央の上
下方向に突脈211が形成されたガイド板210と、前
記突脈211に嵌まり込んで上下方向にスライド可能に
なったスライダー220とを有している。
【0012】前記ガイド板210の一方の上下端部に
は、付勢部300を構成する2つのスプリング310、
320の一端が取り付けられるガイド側突起部212、
213が外側方向に突出形成されている。また、前記ス
ライダー220には、前記保持部100が取り付けられ
る保持部用連結部221と、この保持部用連結部221
とは直交する方向に突出されたスライダー側突起部22
2とが設けられている。ガイド板210にスライダー2
20を取り付けると、上下一対のガイド側突起部21
2、213の間にスライダー側突起部222が位置する
ように設定されている。
【0013】なお、前記ガイド側突起部212、213
には上下方向に雌ネジ (図示省略)が貫通されている。
また、前記スライダー側突起部222には、前記2つの
スプリング310、320の一端が取り付けられるよう
になっている。
【0014】前記付勢部300は、2つのスプリング、
すなわち上側スプリング310と下側スプリング320
と、前記雌ネジに螺合する2つの雄ネジ、すなわち上側
雄ネジ311と下側雄ネジ321とから構成されてい
る。上側雄ネジ311の脚部には上側スプリング310
の上端部が係止される係止孔 (図示省略) が開設され、
下側雄ネジ321の脚部には下側スプリング320の下
端部が係止される係止孔(図示省略) が開設されてい
る。
【0015】すなわち、上側スプリング310は上側雄
ネジ311とスライダー側突起部222の取付部との間
に架け渡され、下側スプリング320は下側雄ネジ32
1とスライダー側突起部222の取付部との間に架け渡
されるのである。これにより、スライダー220は、2
つのスプリング310、320によって保持されている
ことになる。
【0016】ここで、下側スプリング320に上側スプ
リング310より強いものを使用すると、スライダー2
20は常に下側に付勢されていることになる。従って、
このスライダー220に連結された保持部100に保持
された鏝500は下側、すなわち加熱部520側に付勢
されることになる。
【0017】一方、前記駆動部400は、ガイド板41
0と、このガイド板410に前後方向に設けられた突脈
411にスライド可能に嵌まり込むスライダー420
と、モータ430と、このモータ430の回転力がベル
ト460によって伝達されて回転駆動されるプーリー4
40と、このプーリー440とスライダー420とを連
結する連結棒450とを有している。
【0018】前記プーリー440は、ガイド板410に
回動可能に支持されている。また、前記連結棒450
は、一端がプーリー440を回転中心から偏芯した位置
に回転可能に、他端が前記スライダー420に回転可能
にそれぞれ取り付けられているので、プーリー440が
回転すると、スライダー420は前後方向に往復運動す
る。
【0019】前記スライダー420と前記スライド部2
00のガイド板210とは、連結部材421によって連
結されているため、モータ430が回転すると、鏝50
0は前後方向に往復運動することになる。
【0020】次に、上述したように構成された皮革製品
の鏝当て装置による鏝当て作業について図3を参照しつ
つ説明する。モータ430を回転させることにより、鏝
500を前後方向(図3に示す矢印A方向)に往復運動
させる。作業者は、靴型 (図示省略) の入った革靴60
0を両手で保持し、しわをとるべき部分を鏝500の加
熱部520に押し当てる。すなわち、加熱部520の下
側から革靴600をもっていき、図3に矢印Bで示す方
向に力を加えるのである。
【0021】このようにして鏝500の加熱部520を
革靴600に当てると、スライダー220は付勢部30
0の下側スプリング320の弾性力に抗して上方へとス
ライドするが、下側スプリング320の弾性力のため
に、図3に示す矢印C方向に加熱部520が革靴600
に押し当てられることになる。
【0022】この状態で加熱部520が前後往復運動す
ることにより、鏝500の加熱部520が革靴600を
しわをとるべき部分、例えば甲被を往復し、しわが伸ば
される。
【0023】皮革の種類や革靴のデザインの違いによっ
て、鏝500の加熱部520を押し当てる力は変化す
る。この力は、作業者の力の入れ方によっても増減させ
ることが可能であるが、付勢部300の2つのスプリン
グ310、320の力を変えることによっても可能であ
る。すなわち、下側スプリング320をより引っ張る方
向に前記下側雄ネジ321を回転させると、鏝500の
加熱部520が革靴600に押し当てられる力は増大す
る。また、上側スプリング310をより緩める方向に前
記上側雄ネジ311を回転させると、鏝500の加熱部
520が革靴600に押し当てられる力は減少する。こ
のようにして、鏝500の加熱部520を押し当てる力
は変化させることが可能である。
【0024】上述した実施の形態では、付勢部300
は、上側スプリング310と下側スプリング320とを
有しているとしたが、本発明がこれに限定されるもので
はない。例えば、両スプリング310、320の代わり
に、エアダンパーを用いてもよい。
【0025】また、モータ430にはパルスモータを使
用することもできる。このようにすると、鏝500の加
熱部520をより細かく前後方向に動かすことができる
ので、細かいしわを伸ばすのに有効である。
【0026】また、リニアモータで駆動部400のスラ
イダー420を往復運動させることも可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る皮革製品の鏝当て装置
は、皮革製品に加熱された鏝を当ててしわを伸ばす鏝当
て作業に用いられる皮革製品の鏝当て装置であって、鏝
を保持する保持部と、この保持部を第1の方向に移動可
能とするスライド部と、このスライド部を第1の方向で
あって、鏝の加熱部側に付勢する付勢部と、前記スライ
ド部を第1の方向とは異なる方向に直線往復運動させる
駆動部とを備えている。
【0028】従って、この皮革製品の鏝当て装置を用い
ると、両手で革靴を保持した状態で鏝当て作業ができる
ので、従来より効率が向上する。本願出願人が試作した
皮革製品の鏝当て装置では、効率は約2倍に向上した。
当然、鏝を手で保持する必要もないので、鏝当て作業を
楽に行うことができる。
【0029】また、請求項2に係る皮革製品の鏝当て装
置の付勢部は、スライド部を付勢する力を調整すること
ができるように構成されている。このため、皮革の種類
や革靴のデザインの違いによって、鏝500の加熱部5
20を押し当てる力を適宜変化させることができ、常に
最適な力で加熱部を押し当てることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る皮革製品の鏝当て装
置の要部の概略的斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る皮革製品の鏝当て装
置の保持部の概略的斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る皮革製品の鏝当て装
置による鏝当て作業の概略的説明図である。
【符号の説明】
100 保持部 200 スライド部 300 付勢部 400 駆動部 500 革靴(皮革製品)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮革製品に加熱された鏝を当ててしわを
    伸ばす鏝当て作業に用いられる皮革製品の鏝当て装置に
    おいて、鏝を保持する保持部と、この保持部を第1の方
    向に移動可能とするスライド部と、このスライド部を第
    1の方向であって、鏝の加熱部側に付勢する付勢部と、
    前記スライド部を第1の方向とは異なる方向に直線往復
    運動させる駆動部とを具備したことを特徴とする皮革製
    品の鏝当て装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢部は、スライド部を付勢する力
    を調整することができることを特徴とする請求項1記載
    の皮革製品の鏝当て装置。
JP32607796A 1996-11-20 1996-11-20 皮革製品の鏝当て装置 Pending JPH10155520A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108115205A (zh) * 2017-10-09 2018-06-05 广西南宁旭兆建筑工程技术有限公司 一种替代人工的便捷机器人
CN108354272A (zh) * 2015-05-13 2018-08-03 吴振彪 一种鞋面压平机

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CN108354272A (zh) * 2015-05-13 2018-08-03 吴振彪 一种鞋面压平机
CN108354272B (zh) * 2015-05-13 2020-07-17 泉州台商投资区华庆商贸有限公司 一种鞋面压平机
CN108115205A (zh) * 2017-10-09 2018-06-05 广西南宁旭兆建筑工程技术有限公司 一种替代人工的便捷机器人

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