JPH10155114A - 映像信号切換装置 - Google Patents

映像信号切換装置

Info

Publication number
JPH10155114A
JPH10155114A JP31221596A JP31221596A JPH10155114A JP H10155114 A JPH10155114 A JP H10155114A JP 31221596 A JP31221596 A JP 31221596A JP 31221596 A JP31221596 A JP 31221596A JP H10155114 A JPH10155114 A JP H10155114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
mpeg stream
switching
stream
mpeg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31221596A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Asamiya
昇 浅水屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP31221596A priority Critical patent/JPH10155114A/ja
Publication of JPH10155114A publication Critical patent/JPH10155114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】GOPの位相の異なるMPEGストリームを、
任意のピクチャを切換位置としてスイッチングしたい。 【解決手段】ソース1,ソース2は、第1のデコーダ1
1,第2のデコーダ12で各々復号化され各々ベースバ
ンド映像信号に変換され、また第1の遅延回路13,第
2の遅延回路14で各々1GOP期間分遅延される。第
2のスイッチャ15で、ソース1からソース2の映像信
号に切り換え、その信号をエンコーダ16で再符号化す
る。この時、切り換え箇所を含むGOPの先頭は、その
前のソース1のGOPの終わりに接続するようにした上
で、元の符号化時にIピクチャで符号化されていたもの
はIピクチャとして再符号化されるようにして、ソース
2の位相に合わせる。第3のスイッチャ18では、第1
の遅延回路13、第3の遅延回路17第2の遅延回路1
4の順に選択し信号を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の映像信号の
処理システムに適用され、MPEG方式により符号化さ
れた複数の映像信号を適切にスイッチングすることので
きる映像信号切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理技術や信号処理技術の進展によ
り、映像(動画像)信号を圧縮符号化する種々の方式が
提案され、実用化されつつある。そのような種々の映像
符号化方式の中の高画質で高能率に符号化することがで
きる方式の1つであり、広く使用されている方式にMP
EG方式(Moving Picture coding Experts Groupによる
高品質動画符号化方式) がある。MPEGにおいては、
入力画面をピクチャタイプ(I(Intra coded )ピクチ
ャ、P(Predictive coded)ピクチャ、B(Bidirectio
nally predictive coded)ピクチャ)に合わせて並べ変
え、動き補償予測とDCT符号化を行う。そして得られ
たDCT符号化係数を量子化し、動きベクトルや符号化
モード情報とともに可変長符号化し、MPEGストリー
ムとして出力する。この時に、I,Pピクチャの場合に
は、量子化された情報は逆量子化、逆DCTおよび動き
補償されて局部復号化され、復号器と同一の画像が復元
されフレームメモリに蓄積され、動き補償予測の参照画
面として用いられる。このような映像符号化技術を用い
て、符号化された映像信号を記録したり伝送したりする
ことが盛んに行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したMP
EG方式は、ピクチャ間(フレーム間、フィールド間)
の相関を用いて符号化を行っているため、ピクチャ単位
で処理を行うことができない、特に、編集や放送などを
行う場合に重要な、複数の映像信号、すなわちMPEG
ストリームを、任意のピクチャを切換位置としてスイッ
チングすることができないという問題がある。具体的に
は、MPEGストリームをピクチャ単位でスイッチング
すると、切り換えた位置付近では適切に復号化すること
ができなくなり、その部分の画質が非常に劣化する。そ
してこの画質の劣化は、MPEGストリームの次のIピ
クチャが復号化されるまで続き、Iピクチャの復号化に
より正常な映像信号を得ることができるようになる。
【0004】そのため、これまで任意の箇所でスイッチ
ングを行う必要のある場合には、符号化された映像信号
を一度全部復号化し、復号化された映像信号を用いてス
イッチングを行い、スイッチングされた映像信号を再び
符号化していた。しかし、このような方法においては、
全映像信号に対して符号化を繰り返すことになり、全映
像信号に対して画質の劣化を招くという問題が生じた。
特に低ビットレートの映像信号に対して大きな影響があ
った。また、そのような復号化および再符号化を行うス
イッチング方法においては、スイッチング対象の複数の
映像信号のピクチャタイプの位相が同じとは限らない、
換言すれば通常は異なっていると考えられ、容易に再符
号化することができなかった。たとえば、GOP構成を
崩すことなくスイッチングを行おうとすると、少なくと
も切り換えられた結果の映像信号においてはスイッチン
グ前とは異なるピクチャタイプで再符号化されることに
なり、画質の著しい劣化を招く可能性が高い。また、各
々最初のGOP構成をできるだけ維持した状態で、すな
わち各映像信号のピクチャタイプをできるだけ維持した
状態で再符号化しようとすると、スイッチング部ではG
OP構成の乱れが生じることになり、規則的なGOP単
位の符号化方法では符号化できない。
【0005】また、符号化された映像信号を用いてその
ような処理を行うためには、全ピクチャをIピクチャと
して符号化する、すなわちピクチャ間の相関を用いない
方法により符号化する方法も考えられる。しかしそのよ
うな方法では、符号化効率が極端に悪化するという問題
が生じ、実用的な方法ではない。
【0006】したがって、本発明の目的は、MPEG方
式により符号化されたGOPの位相が異なるような映像
信号に対しても、画質の劣化を最小期間かつ最小限度に
抑え、ピクチャ単位で適切にスイッチングすることので
きる映像信号切換装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、スイッチングを行う箇所のみGOP単位で復号化を
行い、復号化された映像信号を用いてピクチャ単位でス
イッチングを行い、再び符号化し、符号化されたまま用
いる他の部分の信号と整合するようにそのスイッチング
箇所のGOPを新たなMPEGストリーム中に配置する
ようにした。また、その際に、スイッチング対象の映像
信号の元のピクチャタイプおよびGOP構成をできるだ
け維持してスイッチングできるようにした。
【0008】したがって本発明の映像信号切換装置は、
入力される複数のMPEGストリームを切り換えて、1
つのMPEGストリームとして出力する映像信号切換装
置であって、入力され先に出力される第1のMPEGス
トリーム、および、入力され前記第1のMPEGストリ
ームから切り換えて次に出力される第2のMPEGスト
リームを各々復号化し、第1の映像信号および第2の映
像信号を生成する2つの復号化手段と、前記生成された
第1の映像信号および第2の映像信号のいずれかを選択
する手段であって、映像信号の切り換えが指示される前
は前記第1の映像信号を選択し、前記切り換えが指示さ
れたら前記第2の映像信号を選択する選択手段と、前記
切換位置の近傍の前記選択された映像信号を再符号化
し、前記第1のMPEGストリームの前記切換位置を含
むGOPの直前のGOPに接続し、前記第2のMPEG
ストリームの前記切換位置を含むGOP以降の任意のG
OPに接続する接続用MPEGストリームを生成する接
続信号生成手段と、通常は前記第1のMPEGストリー
ムを選択し、前記切換位置の近傍の所定の期間について
は前記生成された接続用MPEGストリームを選択し、
前記所定の期間終了後前記第2のMPEGストリームを
選択し、各々出力する出力選択手段とを有する。
【0009】好適には、前記接続信号生成手段は、前記
選択された第1の映像信号および第2の映像信号につい
て、元のMPEGストリームにおいてIピクチャとして
符号化されていたピクチャについては、同じくIピクチ
ャとしてMPEG符号化を行い、前記接続用MPEGス
トリームを生成する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の映像信号切換装置の一実
施の形態を、図1〜図16を参照して説明する。図1
は、本実施の形態の映像信号切換装置の構成を示すブロ
ック図である。映像信号切換装置1は、第1のスイッチ
ャ10、第1のデコーダ11、第2のデコーダ12、第
1の遅延回路13、第2の遅延回路14、第2のスイッ
チャ15、エンコーダ16、第3の遅延回路17、第3
のスイッチャ18、制御部19、操作部20、表示部2
1およびモニタ22-1〜22-3を有する。
【0011】まず、各部の構成・機能について説明す
る。第1のスイッチャ10は、複数のMPEGストリー
ムが並列に入力される複数の入力チャネルと、2つの出
力チャネルを有するマトリックススイッチャであり、制
御部19からの切換指示信号に基づいて、任意の入力チ
ャネルを任意の出力チャネルに切り換える。すなわち、
第1のスイッチャ10は、現在あるいは直ちに映像信号
切換装置1から出力すべきMPEGストリームが入力さ
れる入力チャネルと出力チャネルの一方を接続し、その
MPEGストリームが適切に後段の構成部に出力される
ようにする。また、そのMPEGストリームが映像信号
切換装置1から出力されている最中に、そのMPEGス
トリームに切り換えて出力する次のMPEGストリーム
が入力される入力チャネルを出力チャネルの他方に接続
し、そのMPEGストリームも適切に後段の構成部に出
力されるようにする。なお、制御部19からの切換指示
は、即時切換を指示される場合や、時刻指定で切り換え
を指示される場合などがある。また、第1のスイッチャ
10における切り換えは、外部より入力されるリファレ
ンス信号Refに同期して行われる。
【0012】第1のデコーダ11および第2のデコーダ
12は、第1のスイッチャ10で選択されて入力される
MPEGストリームを、各々ベースバンド映像信号とし
て復号化する。その際に、復号化した映像信号の各フレ
ームが元の符号化信号の時にどんなピクチャタイプであ
ったか(Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャのいずれ
かであるか)という情報も合わせて出力される。この復
号化も、外部より入力されるリファレンス信号Refに同
期して行われる。
【0013】第1の遅延回路13および第2の遅延回路
14は、第1のスイッチャ10で選択されて入力される
2つのMPEGストリームを、後段の第3のスイッチャ
18において、エンコーダ16により再符号化されたM
PEGストリームとスイッチングしても動画シーケンス
として整合性が取れる様に、フレーム時間単位で遅延さ
せてタイミングを調整する。この遅延動作も、外部より
入力されるリファレンス信号Refに同期して行われる。
第2のスイッチャ15は、第1のデコーダ11および第
2のデコーダ12から出力されるベースバンドの映像信
号の切り換えを、制御部19からの指示信号に基づいて
行う。制御部19からの切換指示は、即時切換を指示さ
れる場合や、時刻指定で切換を指示される場合などがあ
る。また、第2のスイッチャ15における切り換えも、
リファレンス信号Refに同期して行われる。
【0014】エンコーダ16は、第2のスイッチャ15
から入力されるベースバンドの映像信号出力をMPEG
再符号化する。このMPEG再符号化は、第1のデコー
ダ11および第2のデコーダ12より出力されるピクチ
ャタイプの情報、および、制御部19からのクローズG
OPまたはオープンGOPを指定する信号に基づき、外
部より入力されるリファレンス信号Refに同期して行わ
れる。このエンコーダ16の動作について、図2のフロ
ーチャートを参照して説明する。処理が開始されたら
(ステップS30)、初期設定を行った後(ステップS
31)、まずその時点で制御部19から指示されている
エンコーダの種類がオ−プンGOPかクローズGOPか
をチェックする(ステップS32)。その種類がオ−プ
ンGOPだった場合には、エンコーダ16内のフラグC
−flagを0にセットし(ステップS33)、クローズG
OPだった場合には、エンコーダ16内のフラグC−fl
agを1にセットしておく(ステップS34)。
【0015】そして、まず順次読み込むピクチャのIま
たはPピクチャの出現周期内でのピクチャ位置を計数す
るための変数m、および、スイッチングが行われたこと
を示すフラグnをリセットする(ステップS35、S3
6)。その後、映像信号切換装置1の一連の処理が終了
した時点でエンコーダ16の処理も終了するための、処
理終了の指示があったか否かのチェックを行い(ステッ
プS37)、以後、実際のエンコード処理に入る。実際
のエンコード処理においては、まず、第2のスイッチャ
15より出力される映像信号の1フレーム分のピクチャ
を取り込み(ステップS38)、IまたはPピクチャを
基準としたピクチャの位置を知る変数mをカウントアッ
プする(ステップS39)。
【0016】次に、取り込んだピクチャの元の符号化タ
イプがIピクチャか否かを調べる(ステップS40)。
ここでフラグI−flagは、第1のデコーダ11または第
2のデコーダ12により映像信号のデコード時に同時に
出力され、第2のスイッチャ15を介してそのピクチャ
に付加して入力されるフラグであり、1の時にそのピク
チャがIピクチャとして符号化されていたことを、0の
時にIピクチャ以外のピクチャ(PピクチャまたはBピ
クチャ)で符号化されていたことを示す。そして、取り
込んだピクチャの元の符号化タイプがIピクチャだった
場合には、ステップS43以下の、このピクチャをIピ
クチャとして新たなGOPを生成する処理に移る。
【0017】一方で、ステップS40においてこのピク
チャの元の符号化タイプがIピクチャでなかったと判定
された場合には、ステップS41以下の処理に移り、I
ピクチャまたはPピクチャの現れる周期に基づいた符号
化処理に移る。その場合、まず変数mが予め規定されて
いるIまたはPピクチャが現れる周期Mと等しいか否か
を調べる(ステップS41)。変数mがその周期Mと等
しくない場合、すなわち変数mが周期Mより小さい場合
は、その前のIまたはPピクチャからその周期Mほど離
れておらず、そのピクチャをIまたはピクチャとして符
号化する必要はないことを意味する。したがって、ステ
ップS38の処理に移り、次のフレームの取り込みを開
始する。
【0018】ステップS41において、変数mが周期M
と等しくなった場合には、そのピクチャがその前のIま
たはPピクチャから周期Mほど離れており、IまたはP
ピクチャとして符号化すべきピクチャであることを示し
ている。そこで、そのピクチャがスイッチング後の最初
のGOPの信号であるか否か、すなわちスイッチングが
行われたことを示すフラグn=1であるか否かを調べ
(ステップS42)、n=1の時には、現在取り込んだ
ピクチャをIピクチャとし、それまでに取り込んだm個
のピクチャを新たなGOPとして符号化するステップS
43以下の処理に移る。また、n=1でない時には後述
するステップS55の処理に移り、現在取り込んだピク
チャをPピクチャとし、それまでに取り込んだm個のピ
クチャを符号化する。なお、フラグnは、制御部19が
第2のスイッチャ15に対して切り換えを指示する際
に、同時にセットするものとする。
【0019】ステップS40において取り込んだピクチ
ャの元の符号化タイプがIピクチャだった場合、およ
び、ステップS42において取り込んだピクチャがスイ
ッチングが行われた後の最初に符号化する映像信号だっ
た場合には、まず、スイッチングが行われたことを示す
フラグnをリセットしておき(ステップS43)、次に
フラグC−flagをチェックしてオープンGOPとして符
号化するのかクローズGOPとして符号化するのかをチ
ェックする(ステップS44)。フラグC−flagが1で
あれば、ステップS45〜ステップS49のクローズG
OPとして符号化する処理に移り、フラグC−flagが0
であれば、ステップS50〜ステップS54のオープン
GOPとして符号化する処理に移る。
【0020】クローズGOPとして符号化する処理にお
いては、まず、次のGOPに対する符号化処理のための
設定として、その時点で制御部19から指示されている
エンコーダの種類がオ−プンGOPか否かをチェックし
(ステップS45)、オ−プンGOPだった場合にはフ
ラグC−flagを0にセットする(ステップS46)。そ
して、シーケンスヘッダおよびクローズGOPのGOP
ヘッダを作成し(ステップS47)、最新の取り込みフ
レームをIピクチャとして(ステップS48)、その他
の取り込みフレームをBピクチャとして(ステップS4
9)、各々符号化する。符号化が終了したら、再びステ
ップS36以下の処理に戻る。
【0021】オープンGOPとして符号化する処理にお
いては、まず、次のGOPに対する符号化処理のための
設定として、その時点で制御部19から指示されている
エンコーダの種類がクローズGOPか否かをチェックし
(ステップS50)、クローズGOPだった場合にはフ
ラグC−flagを1にセットする(ステップS51)。そ
して、シーケンスヘッダおよびオープンGOPのGOP
ヘッダを作成し(ステップS52)、最新の取り込みフ
レームをIピクチャとして(ステップS53)、その他
の取り込みフレームをBピクチャとして(ステップS5
4)、各々符号化する。符号化が終了したら、再びステ
ップS36以下の処理に戻る。
【0022】また、ステップS42において、n=0で
ない場合、すなわち最初のGOPでない場合には、現在
取り込んだピクチャをPピクチャとして符号化し記録し
(ステップS55)、ステップS54の処理に移りそれ
までに取り込んだ未だ符号化していない(m−1)個の
ピクチャをBピクチャとして符号化する。符号化が終了
したら、再びステップS36以下の処理に戻る。
【0023】なお、ステップS37において、制御部1
9からの処理の終了の指示を検出した場合には、終了処
理をした後(ステップS57)、一連の処理を終了する
(ステップS58)。以上が、エンコーダ16の動作で
ある。
【0024】第3の遅延回路17は、GOPの最終フレ
ームでスイッチングが行われても第3のスイッチャ18
においてこのGOPの先頭でMPEGストリームの切り
換えができるように、エンコーダ16の出力をフレーム
時間単位で遅延させる。この処理も、外部より入力され
るリファレンス信号Refに同期して行われる。
【0025】第3のスイッチャ18は、制御部19から
の指示に基づいて、外部リファレンス信号Refに同期し
てMPEGストリームのスイッチングを行い、所望のピ
クチャ単位で切り換えの行われたMPEGストリームを
生成し出力する。具体的には、第3のスイッチャ18に
おいては、ソース1の映像信号からソース2の映像信号
に切り換える場合には、制御部19から指示される所定
のタイミングで、第1の遅延回路13、第3の遅延回路
17、第2の遅延回路14の順に切り換えを行い、ソー
ス2の映像信号からソース1の映像信号に切り換える場
合には、第2の遅延回路14、第3の遅延回路17、第
1の遅延回路13の順に切り換えを行う。
【0026】制御部19は、操作部20または図示せぬ
上位コンピュータからの指示に基づいて、映像信号切換
装置1が所望の動作を行うように、映像信号切換装置1
の各部を制御する。また制御部19は、その制御に伴っ
て、必要な情報を表示部21に表示するとともに、適宜
前記上位コンピュータに状態を送信する。
【0027】その制御部19の動作について、図2を参
照して説明する。図2は、制御部19の動作を示すフロ
ーチャートである。まず、映像信号切換装置1の動作が
実質的にスタートされると(ステップS1)、映像信号
切換装置1の各部の初期設定を行った後(ステップS
2)、第1〜第3のスイッチャ10,15、18の初期
設定を行う(ステップS3)。すなわち、まず第1のス
イッチャ10においては、最初に出力するMPEGスト
リームが入力される入力チャンネルをソース1のMPE
Gストリームとして第1のデコーダ11および第1の遅
延回路13に出力するように、入力チャネルと出力チャ
ネルが切り換えられ、第3のスイッチャ18において
は、そのソース1をただ単に遅延させた第1の遅延回路
13の出力を選択して出力するように切り換えられる。
また第2のスイッチャ15においては、とりあえずその
ソース1のMPEGストリームを第1のデコーダ11で
デコードした結果のベースバンド映像信号を選択するよ
うに切り換えられる。
【0028】このような初期設定をした後に、操作部2
0または図示せぬ上位コンピュータ(以後、外部と称す
る場合もある)からの指示に基づいて動作する通常の処
理に移る。まず、外部から終了の指示が入力されたか否
かをチェックする(ステップS4)。ここで、終了の指
示が入力されていた場合には、映像信号切換装置1の各
部に対して終了処理を行って(ステップS5)、処理を
終了する(ステップS6)。
【0029】ステップS4において、終了の指示の入力
がなかった場合には、次に、外部から入力MPEGスト
リーム、すなわち次に切り換えるMPEGストリームを
選択する指示が入力されたか否かをチェックする(ステ
ップS7)。入力MPEGストリームを選択する指示が
入力されていた場合には、第1のスイッチャ10におい
て、現在出力されるMPEGストリームと切り換えて出
力する次のMPEGストリームが入力される入力チャン
ネルを、現在のMPEGストリームが出力されているソ
ース出力とは異なるソース出力として出力するように、
入力チャネルと出力チャネルを切り換える(ステップS
8)。たとえば前述した初期設定の直後の場合には、そ
の次のMPEGストリームを、現在ソース1として出力
されるMPEGストリームと切り換えて出力できるよう
に、ソース2のMPEGストリームとして第2のデコー
ダ12および第2の遅延回路14に出力するように、入
力チャネルと出力チャネルを切り換える。この次のMP
EGストリームの選択が終了したら、再びステップS4
に戻って、次の指示を待つ。
【0030】ステップS7において、入力選択の指示が
なかった場合には、MPEGストリームの切り換えの指
示が入力されたか否かをチェックする(ステップS
9)。そして、切り換えの指示が入力されていた場合に
は、現在の状態に基づいてソース1からソース2へ切り
換えるのか、ソース2からソース1へ切り換えるのかを
チェックする(ステップS10)。
【0031】ソース1からソース2へのMPEGストリ
ームの切り換えが指示されていた場合には、まず、第2
のスイッチャ15で選択する信号を、第1のデコーダ1
1の出力であるソース1の映像信号から、第2のデコー
ダ12の出力であるソース2の映像信号に切り換える
(ステップS11)。次に、第3のスイッチャ18で選
択する信号を、最新のBピクチャからIピクチャへの変
化点で、第1の遅延回路13から出力されるソース1の
MPEGストリームから、第3の遅延回路17より出力
されるMPEGストリームに切り換えるように第3のス
イッチャ18に対して制御信号を出力すると同時に(ス
テップS12)、エンコーダ16に対して、オープンG
OPで符号化を行うように指示をする(ステップS1
3)。
【0032】そして、ステップS12の指示に基づい
て、第3の遅延回路17より予め定めた所定のGOP数
分のMPEGストリームが出力されるのを待って(ステ
ップS14)、第3のスイッチャ18で選択する信号
を、第2の遅延回路14から出力されるソース2のMP
EGストリームに切り換える(ステップS15)。これ
により、ソース1のMPEGストリームからソース2の
MPEGストリームへの切り換えが終了する。その後、
エンコーダ16に対しては再びクローズGOPにより符
号化を行うように指示をしておき(ステップS21)、
再びステップS4に戻って外部からの指示に従う。
【0033】ステップS10において、ソース2からソ
ース1へのMPEGストリームの切り換えが指示されて
いた場合には、まず、第2のスイッチャ15で選択する
信号を、第2のデコーダ12の出力であるソース2の映
像信号から、第1のデコーダ11の出力であるソース1
の映像信号に切り換える(ステップS16)。次に、第
3のスイッチャ18で選択する信号を、最新のBピクチ
ャからIピクチャへの変化点で、第2の遅延回路14か
ら出力されるソース2のMPEGストリームから、第3
の遅延回路17より出力されるMPEGストリームに切
り換えるように第3のスイッチャ18に対して制御信号
を出力すると同時に(ステップS17)、エンコーダ1
6に対して、オープンGOPで符号化を行うように指示
をする(ステップS18)。
【0034】そして、予め定めた所定のGOP数分のM
PEGストリームが第3の遅延回路17より出力される
のを待って(ステップS19)、第3のスイッチャ18
で選択する信号を、さらに第1の遅延回路13から出力
されるソース1のMPEGストリームに切り換える(ス
テップS20)。これにより、ソース2のMPEGスト
リームからソース1のMPEGストリームへの切り換え
が終了する。その後、エンコーダ16に対しては再びク
ローズGOPにより符号化を行うように指示をしておき
(ステップS21)、再びステップS4に戻って外部か
らの指示に従う。制御部19は、このような動作を行
う。
【0035】操作部20は、第1のスイッチャ10の切
り換え指示、第2のスイッチャ15の切り換え指示、お
よび、要求するGOPの形態、すなわち、GOP内のピ
クチャ数Nや、IまたはPピクチャが現れる周期Mなど
の設定を行うための入力装置である。表示部21は、映
像信号切換装置1の動作状況を表示するためのディスプ
レイ装置である。モニタ22-1〜22-3は、各々第1の
デコーダ11でデコードされたソース1のベースバンド
映像信号、第2のデコーダ12でデコードされたソース
2のベースバンド映像信号、および、第2のスイッチャ
15でスイッチングされた結果のベースバンド映像信号
を確認するためのモニタである。
【0036】次に、映像信号切換装置1の動作について
図4〜図16の具体例を参照して説明する。なお、図面
において、Xi ,Yi は、各々映像信号X,Yの各フレ
ーム信号、添字iはフレーム番号である。このフレーム
番号は、ベースバンド信号において時系列と一致してい
る。また、Xi Yi は、その映像信号が一度復号化さ
れ、ベースバンド映像信号に戻ったことを示す。また、
I,P,Bは、各々そのフレームの符号化時のピクチャ
タイプを、Iピクチャに付加された○はそのIピクチャ
から始まるGOPがクローズGOPであることを示す。
また、本実施の形態においては、スイッチングされる各
入力映像信号およびスイッチング結果の出力映像信号の
GOP内のピクチャ数Nは6、IピクチャまたはPピク
チャが現れる周期Mは3とする。
【0037】まず、入力される2つの映像信号のGOP
の位相が同じで、映像信号の切り換え位置を含む2GO
Pのみ再符号化されたMPEGストリームを選択して2
つの映像信号を切り換える場合の映像信号切換装置1の
動作について図4および図5を参照して説明する。図4
は、そのような場合の映像信号切換装置1の各部におけ
る信号を示す図であり、(A)は元のMPEGストリー
ムXを示す図であり、(B)はMPEGストリームXが
デコーダにおいてデコードされた映像信号X(dec) を示
す図であり、(C)はMPEGストリームXが遅延回路
において遅延されたMPEGストリームX(delay) を示
す図であり、(D)は切り換えられる次のMPEGスト
リームYを示す図であり、(E)はMPEGストリーム
Yがデコーダにおいてデコードされた映像信号Y(dec)
を示す図であり、(F)はMPEGストリームYが遅延
回路において遅延されたMPEGストリームY(delay)
を示す図であり、(G)は切り換えの行われるベースバ
ンド映像信号X+Y(base)を示す図であり、(H)は映
像信号X+Y(base)をエンコーダにおいて再符号化した
MPEGストリームX+Y(enc) を示す図であり、
(I)はそのMPEGストリームX+Y(enc) を遅延回
路において遅延させたMPEGストリームX+Y(dela
y) を示す図であり、(J)はそれらが第3のスイッチ
ャ18により適宜選択され出力されるMPEGストリー
ムX+Y(sw)を示す図である。なお、図3(A)の上の
数字は時刻を示すものとする。
【0038】まず、図4(A)および(D)に示すよう
な切り換えを行う2つのMPEGストリームX,Yは、
第1のスイッチャ10において、MPEGストリームX
がソース1として、MPEGストリームYがソース2と
して出力される。すると、MPEGストリームXは、第
1のデコーダ11でデコードされて、図4(B)に示す
ようなベースバンド映像信号X(dec) が生成される。ま
た、第1の遅延回路13に入力されたMPEGストリー
ムは丁度1GOP期間分遅延されて、図4(C)に示す
ような遅延されたMPEGストリームX(delay) が生成
される。切り換えられる次のMPEGストリームYも同
様に、第2のデコーダ12においてデコードされ図4
(E)に示すようなベースバンド映像信号Y(dec) が生
成され、第2の遅延回路14において遅延されて図4
(F)に示すようなMPEGストリームY(delay) が生
成される。
【0039】そして、第3のスイッチャ18において
は、当初ソース1に対応する第1のデコーダ11の出力
を選択しているが、操作者がモニタ22-1〜22-3をモ
ニタリングするなどして操作部20より映像の切り換え
を指示すると、その指示により制御部19で生成される
切り換え信号に基づいて、選択する映像信号を第2のデ
コーダ12より出力されるソース2の映像信号に切り換
える。たとえば図4に示すように時刻7の手前、すなわ
ちX6 フレームの直前でこの切り換えが行われたとする
と、第2のスイッチャ15からは図4(G)に示すよう
に、フレームX5の次にフレームY6 がくるような映像
信号が生成され出力される。
【0040】この図4(G)に示すようなベースバンド
映像信号がエンコーダ16においてMPEG再符号化さ
れ図4(H)に示すような符号化された信号が生成され
る。この時のエンコーダ16における再符号化動作を、
スイッチングが行われた時刻7以降の映像信号について
図2のフローチャートを参照しながら説明する。なお、
制御部19からの制御信号により、エンコーダ16は最
初はクローズGOPで符号化を行うように設定されてい
る。すなわち、フラグC−flag=1に設定されている。
また、スイッチングが行われた時に、制御部19により
エンコーダ16の中で参照するスイッチングが行われた
ことを示すフラグnが1にセットされる。
【0041】第2のスイッチャ15よりエンコーダ16
に入力されるピクチャは、図2に示すステップS38で
映像信号Y6 が読み込まれ、ステップS39でそのIピ
クチャおよびPピクチャを基準とした位置を示す変数m
がカウントアップされる。映像信号Y6 が読み込まれた
時は、X5 までの信号が再符号化された後なので、mは
リセットされており、カウントアップの結果は1とな
る。そしてステップS40においてY6 の元の符号化タ
イプが参照され、BピクチャなのでステップS41に移
り、m=1,M=3なので再びステップS38に戻り、
次のピクチャY7を取り込む。新たに取り込まれたピク
チャY7 も同様にBピクチャであり、m=2なので、ス
テップS39,S40,S42を経て再びステップS3
8に戻る。
【0042】次に、取り込んだピクチャY8 は、元の符
号化タイプがIピクチャなので、ステップS40からス
テップS43に移り、フラグnをリセットした後フラグ
C−flagが吟味される。前述したように通常はフラグC
−flag=1にセットされているので、クローズGOPで
符号化を行うステップS45に処理が移る。この時制御
部19においては、第2のスイッチャ15における切り
換えを行った(図3のフローチャートのステップS11
またはS16)ら直ちに、すなわち、時刻7の直後に
は、第3のスイッチャ18に対する切り換えの指示と
(同ステップS12またはステップS17),エンコー
ダ16に対するオープンGOPによる符号化の指示と
(同ステップS13またはS18)を行う。そのため、
このステップS45においては、そのオープンGOPの
指示が行われており、ステップS46においてフラグC
−flagが0にセットされる。そして、ステップS47〜
ステップS49の処理により取り込んだY6 〜Y8のピ
クチャの符号化が、ピクチャY8 をIピクチャとして行
われ、再びステップS36以下の次のIピクチャまたは
Pピクチャまでのピクチャの取り込みの処理に戻る。
【0043】そして、前述したのと同様に、ピクチャY
9 〜Y11が順に取り込まれる。そして、ピクチャY11の
元の符号化タイプはPピクチャなのでステップS40に
おいてはそのままステップS41に移るが、m=M=3
になっているので、ステップS41からステップS38
には戻らず、ステップS42に移る。そして、スイッチ
ングが行われたことを示すフラグnは、今回のスイッチ
ングに関しては既にピクチャY6 〜Y8 を符号化する時
にリセットされているので0であり、処理はステップS
55に移る。すなわち、今まで取り込んだピクチャY9
〜Y11の符号化が、ピクチャY11をPピクチャとして、
ピクチャY9,Y10はBピクチャとして行われる。符号化
が終了すると、再びステップS36以下の次のIピクチ
ャまたはPピクチャまでのピクチャの取り込みの処理に
戻る。なお、時刻7に映像信号の切り換えが行われてか
ら、エンコーダ16からは1つのGOPが再符号化され
て出力されている状態なので、第3のスイッチャ18に
おいては、未だこの出力が選択されている。
【0044】再びY12以降のピクチャが順に取り込ま
れ、ピクチャY14の元の符号化タイプがIピクチャなの
でステップS40においてステップS38〜ステップS
41のピクチャ取り込み処理から抜け、ピクチャY14を
Iピクチャとした新たなGOPの符号化処理に移る。た
だし今度は、前回のGOP生成の処理の時にフラグC−
flagが0にセットされているので、オープンGOPとし
て符号化する。すなわち、ステップS50〜ステップS
54の処理に移り、取り込んだY12〜Y13のピクチャの
符号化を行う。そして再び、ステップS38に戻って,
Y15以降のピクチャが順に取り込まれ、元の符号化タイ
プがIピクチャではないものの、ピクチャY17を取り込
んだ時点でm=M=3となるので、ステップS55およ
びステップS54の処理に移り、ピクチャY17をPピク
チャとして、ピクチャY15,Y16をBピクチャとして符
号化が行われる。
【0045】エンコーダ16の動作としては以後も同様
に続けられ、次のピクチャY18〜Y20においてピクチャ
Y20をIピクチャとした新たなGOPが符号化される。
その結果、第3のスイッチャ18により選択されるスイ
ッチング位置を含む2つのGOPとは、前述したピクチ
ャY6 〜Y17の12個のピクチャとなる。このようにエ
ンコーダ16で符号化された信号は、第3の遅延回路1
7においてN−Mフレーム分、すなわち図4の例におい
ては3フレーム分遅延され、第1の遅延回路13や第2
の遅延回路14で遅延されたMPEGストリームX(del
ay) 、Y(delay) と同じ時間帯のMPEGストリームX
+Y(delay) が生成される。
【0046】そして、第3のスイッチャ18において
は、最初は第1の遅延回路13の出力である図4(C)
に示すMPEGストリームX(delay) を選択し、切り換
え信号が入力された後の最初のIピクチャの手前、すな
わち時刻12の手前で第3の遅延回路17の出力である
図4(I)に示すMPEGストリームX+Y(delay) を
選択し、2GOP分経過後、すなわち、時刻24の手前
で第2の遅延回路14の出力である図3(F)に示すM
PEGストリームY(delay) を選択し、図3(J)に示
すようなMPEGストリームX+Y(sw)を生成し出力す
る。
【0047】なお、制御部19は、図2に示すように、
指定された数のGOPの出力を確認したら第3のスイッ
チャ18を切り換え(ステップS15またはS20)、
その後、エンコーダ16に対してクローズGOPの生成
を指示している。エンコーダ16においては、この指示
が行われた最初のGOPの生成の時に、ステップS50
によりこの指示を検出し、ステップS51においてフラ
グC−flagを1にセットする。これにより、次にスイッ
チングが行われた時にも最初のGOPをクローズGOP
として、2番目以降のGOPをオープンGOPとして符
号化することができる。
【0048】このように、映像信号切換装置1において
は、切り換えられて出力される映像信号のうち、時刻1
2〜23のY8,Y6,・・・Y15, Y16のフレームだけが
復号化および再符号化たピクチャなので、画質が多少な
りとも劣化する部分が短時間で済む。また、再符号化
は、元の符号化タイプがIピクチャだったピクチャをI
ピクチャとして行うので、その部分の画質劣化の程度も
少なくなる。
【0049】図5は、このようなMPEGストリームに
対して切り換えを行う際の、切り換え位置と第2のスイ
ッチャ15の出力、および、エンコーダ16の出力の関
係を示す図であり、(A)はGOPの最初のフレームの
直前(時刻7、フレームY6の直前)で切り換えが行わ
れた場合の各出力を示す図、(B)は2番目のフレーム
の直前(時刻8、フレームY7 の直前)で切り換えが行
われた場合の各出力を示す図、(C)は3番目のフレー
ムの直前(時刻9、フレームY8 の直前)で切り換えが
行われた場合の各出力を示す図、(D)は4番目のフレ
ームの直前(時刻10、フレームY9 の直前)で切り換
えが行われた場合の各出力を示す図、(E)は5番目の
フレームの直前(時刻11、フレームY10の直前)で切
り換えが行われた場合の各出力を示す図、(F)は6番
目のフレームの直前(時刻12、フレームY11の直前)
で切り換えが行われた場合の各出力を示す図である。
【0050】図5に示すように、GOPのどの位置でM
PEGストリームの切り換えが指示されたとしても、そ
の切り換え指示の時刻は、その切り換え位置を含むGO
Pの先頭のIピクチャが第3のスイッチャ18に入力さ
れる(図4および図5の例においては時刻12)以前と
なるので、そのGOPに対しては第3の遅延回路17の
出力を選択することが可能となり、全ての切り換え位置
に対して適切に切り換えが行える。
【0051】次に、入力される2つの映像信号のGOP
構成は同じであるが、GOPの位相が異なる場合の映像
信号切換装置1の動作について、図6〜図15を参照し
て説明する。なお、このようなGOPの位相が異なるこ
とにより処理が異なるのは、エンコーダ16の動作なの
で、以下、エンコーダ16の動作を中心に説明をする。
なお、この場合も、映像信号の切り換え位置を含む2G
OPのみ再符号化されたMPEGストリームを選択する
ものとする。
【0052】まず、最初に選択されているMPEGスト
リームXの方が、切り換えられるMPEGストリームY
よりも位相が1ピクチャ先行している場合のスイッチン
グ動作について図6および図7を参照して説明する。図
6(A)および(D)に示すような2つのMPEGスト
リームX,Yは、第1のデコーダ11および第2のデコ
ーダ12で各々デコードされて、図6(B)および
(E)に示すようなベースバンド映像信号X(dec) およ
びY(dec) が生成され、また、第1の遅延回路13およ
び第2の遅延回路14で遅延されて図6(C)および
(F)に示すような遅延されたMPEGストリームX(d
elay) およびY(delay) が生成される。
【0053】そして、第2のスイッチャ15において、
時刻7の手前、すなわちX6 フレームの直前でこの切り
換えが行われたとすると、第2のスイッチャ15からは
図6(G)に示すように、フレームX5 の次にフレーム
Y6 がくるような映像信号が生成され出力される。エン
コーダ16において、映像信号Y6 が取り込まれた時
は、X5 までの信号が再符号化された後なのでmはリセ
ットされており、ピクチャY6 〜Y8 が順に取り込まれ
る。これらのピクチャには、元の符号化タイプがIピク
チャのピクチャがないのでステップS41に移り、ピク
チャY8 を取り込んだ時点でm=M=3になっているの
でステップS42に移る。そして、時刻7においてMP
EGストリームXからYに切り換えられた時点で、スイ
ッチングが行われたことを示すフラグnが1にセットさ
れているので、最新の取り込みピクチャをIピクチャと
して新たなGOPを生成する処理、すなわちステップS
43〜ステップS49の処理が行われる。その結果、図
6(H)に示すような、Y8 (Iピクチャ),Y6 (B
ピクチャ),Y7 (Bピクチャ)という符号化映像信号
が生成される。
【0054】次にエンコーダ16は、ピクチャY9 を取
り込むが、このピクチャは元の符号化タイプがIピクチ
ャなので、取り込まれたら直ちにステップS50〜ステ
ップS54によりオープンGOPの最初のIピクチャと
して符号化される。そして、再びY10以降のピクチャが
順に取り込まれ、ピクチャY12を取り込んだ時点でm=
M=3となるので、ステップS55およびステップS5
4の処理に移り、ピクチャY12をPピクチャとして、ピ
クチャY10,Y11をBピクチャとして符号化が行われ
る。次のピクチャY13〜Y15においては、ピクチャY15
の元の符号化タイプがIピクチャなので、これにより新
たなGOPが符号化される。その結果、前述したピクチ
ャY6 〜Y12の7個のピクチャで構成される2つのGO
Pの映像信号が、スイッチング時に第3のスイッチャ1
8により選択される。
【0055】このようにエンコーダ16で符号化された
図6(H)に示すような信号は、図6(I)に示すよう
に第3の遅延回路17においてN−Mフレーム分遅延さ
れ、最終的に第3のスイッチャ18により選択され図6
(J)に示すような信号が出力される。
【0056】図7は、このような位相関係のMPEGス
トリームに対して切り換えを行う際の、切り換え位置と
第2のスイッチャ15の出力、および、エンコーダ16
の出力の関係を示す図であり、(A)〜(F)は各々時
刻7〜時刻12の直前で切り換えられた場合の各出力を
示す図である。このように、位相が1つずれた場合にお
いても、またそのような場合のGOPのどの位置でMP
EGストリームの切り換えが指示されたとしても、その
切り換え指示の時刻は、その切り換え位置を含むGOP
の先頭のIピクチャが第3のスイッチャ18に入力され
る(図6および図7の例においては時刻12)以前とな
るので、そのGOPに対しては第3の遅延回路17の出
力を選択することが可能となり、全ての切り換え位置に
対して適切に切り換えが行える。
【0057】以下同様に、最初に選択されているMPE
GストリームXの方が、切り換えられるMPEGストリ
ームYよりも位相が2〜5ピクチャ先行している場合の
スイッチング動作を、図8、図10、図12および図1
4に示す。図8、図10、図12および図14におい
て、(A)は元のMPEGストリームXを示す図であ
り、(B)はMPEGストリームXがデコーダにおいて
デコードされた映像信号X(dec) を示す図であり、
(C)はMPEGストリームXが遅延回路において遅延
されたMPEGストリームX(delay) を示す図であり、
(D)は切り換えられる次のMPEGストリームYを示
す図であり、(E)はMPEGストリームYがデコーダ
においてデコードされた映像信号Y(dec) を示す図であ
り、(F)はMPEGストリームYが遅延回路において
遅延されたMPEGストリームY(delay) を示す図であ
り、(G)は切り換えの行われるベースバンド映像信号
X+Y(base)を示す図であり、(H)は映像信号X+Y
(base)をエンコーダにおいて再符号化したMPEGスト
リームX+Y(enc) を示す図であり、(I)はそのMP
EGストリームX+Y(enc) を遅延回路において遅延さ
せたMPEGストリームX+Y(delay) を示す図であ
り、(J)はそれらが第3のスイッチャ18により適宜
選択され出力されるMPEGストリームX+Y(sw)を示
す図である。なお、各図の上の数字は時刻を示すものと
する。
【0058】また、それらの各場合について、その任意
の位置で切り換えを行う場合の切り換え位置と第2のス
イッチャ15の出力、および、エンコーダ16の出力の
関係を、図9、図11、図13および図15に示す。図
9、図11、図13および図15において、(A)〜
(F)は各々時刻7〜時刻12の直前で切り換えられた
場合の各出力を示す図である。
【0059】このように、どのような位相のどのような
タイミングのスイッチング指示についても、切り換え指
示の時刻は、その切り換え位置を含むGOPの先頭のI
ピクチャが第3のスイッチャ18に入力される(これら
の図においては時刻12)以前となるので、そのGOP
に対しては第3の遅延回路17の出力を選択することが
可能となり、全ての切り換え位置に対して適切に切り換
えが行える。
【0060】次に、MPEGストリームの切り換え時
に、切り換え部分を含むGOP以降の、3つ以上のGO
Pを復号化および再符号化した信号で置換する場合の映
像信号切換装置1の動作について、図16を参照して説
明する。図16は、そのような場合の映像信号切換装置
1の各部における信号を示す図であり、(A)〜(J)
は前述した図4の場合と同じである。この場合において
も、図16(A)および図16(D)に示すような2つ
のMPEGストリームX,Yが、各々ソース1およびソ
ース2として入力される。そして、MPEGストリーム
Xは、第1のデコーダ11においてデコードされて図1
6(B)に示すようなベースバンド映像信号X(dec) が
生成され、また第1の遅延回路13において丁度1GO
P期間分遅延されて図16(C)に示すような遅延され
たMPEGストリームX(delay) が生成される。また、
MPEGストリームYは、第2のデコーダ12でデコー
ドされて図16(E)に示すようなベースバンド映像信
号Y(dec) が生成され、また第2の遅延回路14におい
て丁度1GOP期間分遅延されて、図16(F)に示す
ような遅延されたMPEGストリームY(delay) が生成
される。
【0061】そして、第2のスイッチャ15において
は、操作者の切り換え指示より制御部19で生成される
切り換え信号に基づいて、選択する映像信号を第1のデ
コーダ11より出力されるソース1の映像信号から第2
のデコーダ12より出力されるソース2の映像信号に切
り換える。たとえば図16に示すように時刻7の手前、
すなわちX6 フレームの直前でこの切り換えが行われた
とすると、第2のスイッチャ15からは図16(G)に
示すように、フレームX5 の次にフレームY6 がくるよ
うな映像信号が生成され出力される。
【0062】この図16(G)に示すようなベースバン
ド信号に対して、前述したようなエンコーダ16におけ
るエンコード処理を行うと、図16(H)に示すように
切り換え位置のピクチャY6 をIピクチャとするGOP
が生成され、その後、切り換えられたMPEGストリー
ムYにおいてIピクチャとして符号化されていたピクチ
ャY9 の検出によりそのピクチャをIピクチャとしたG
OPが構成され、以後は元のGOP構成と同一の位相に
よる符号化が行われる。この時に、切り換え後最初のG
OPについてはクローズGOPとして、2番目のGOP
についてはオープンGOPとして符号化を行う。その結
果、図16(H)に示すようなMPEGストリームが生
成され、さらに第3の遅延回路17においてN−Mフレ
ーム分、すなわち3フレーム分遅延されて、図16
(I)に示すような第1の遅延回路13や第2の遅延回
路14で遅延されたMPEGストリームX(delay) 、Y
(delay) と同じ時間帯のMPEGストリームX+Y(del
ay) が生成される。
【0063】そして、第3のスイッチャ18において
は、最初は第1の遅延回路13の出力である図16
(C)に示すMPEGストリームX(delay) を選択し、
切り換え信号が入力された後の最初のIピクチャの手前
すなわち時刻12の手前から、3GOP分経過後、すな
わち、時刻24までのY6 〜Y8 、Y9 〜Y12、およ
び、Y13〜Y18のGOPについて図16(I)に示す第
3の遅延回路17の出力X+Y(delay) を選択し、その
後、第2の遅延回路14の出力である図5(F)に示す
MPEGストリームY(delay) を選択し、図16(J)
に示すようなMPEGストリームX+Y(sw)を生成し出
力する。
【0064】このように、スイッチング部分に、復号化
および再符号化されたMPEGストリームを多く置換す
ることにより、切換部分のMPEGストリームから元の
MPEGストリームに移る時の参照画像の違いによる画
質の劣化を徐々に軽減することができ、より画質の劣化
の程度の小さいMPEGストリームが生成できる。
【0065】このように、本実施の形態の映像信号切換
装置1においては、位相の異なるMPEGストリームの
スイッチングをフレーム単位で、実時間で行うことがで
きる。さらに、切り換え位置の近傍のみ若干画質が劣化
するが、それ以外は元のMPEGストリームを用いるの
で、画質の劣化が全くない。
【0066】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、映像
信号切換装置1の構成も、図1に限られるものではなく
任意好適に改変してよい。また、本実施の形態で例示し
たMPEGストリームは、IまたはPピクチャが現れる
周期M=3で、GOP内のピクチャ枚数N=6の構成と
したが、これに限られるものではなっく、任意のGOP
構成に対応可能である。また、エンコーダ16において
は、第3のスイッチャ18により最終的に選択される映
像信号のみを再符号化してもよいし、その可能性のある
一部分のみを再符号化するようにしてもよいし、切り換
えの有無に限らず常に再符号化するようにしてもよく、
その動作条件などは任意でよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の映像信号
切換装置によれば、MPEG方式により符号化されGO
Pの位相が異なるような映像信号に対しても、画質の劣
化を最初期間かつ最小限度に抑え、ピクチャ単位で適切
にスイッチングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の映像信号切換装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した映像信号切換装置のエンコーダの
動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示した映像信号切換装置の制御部の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図4】2つの映像信号のGOPの位相が同じ場合の映
像信号切換装置の各部における信号を示す図であり、
(A)は元のMPEGストリームXを示す図、(B)は
MPEGストリームXがデコーダにおいてデコードされ
た映像信号X(dec) を示す図、(C)はMPEGストリ
ームXが遅延回路において遅延されたMPEGストリー
ムX(delay) を示す図、(D)は切り換えられる次のM
PEGストリームYを示す図、(E)はMPEGストリ
ームYがデコーダにおいてデコードされた映像信号Y(d
ec) を示す図で、(F)はMPEGストリームYが遅延
回路において遅延されたMPEGストリームY(delay)
を示す図、(G)は切り換えの行われるベースバンド映
像信号X+Y(base)を示す図、(H)は映像信号X+Y
(base)をエンコーダにおいて再符号化したMPEGスト
リームX+Y(enc) を示す図、(I)はそのMPEGス
トリームX+Y(enc) を遅延回路において遅延させたM
PEGストリームX+Y(delay) を示す図、(J)はそ
れらが第3のスイッチャ18により適宜選択され出力さ
れるMPEGストリームX+Y(sw)を示す図である。
【図5】図4に示した2つの映像信号に対して、切り換
え位置を変化させた場合の再符号化処理を説明するため
の図であり、(A)〜(F)は各々時刻7〜時刻12の
フレームの直前で切り換えが行われた場合の第2のスイ
ッチャの出力、および、エンコーダの出力を示す図であ
る。
【図6】切り換える映像信号のGOPの位相が元の映像
信号の位相よりも1ピクチャ遅れている場合の、映像信
号切換装置の各部の信号を示す図であり、(A)〜
(J)は各々図4と同じ信号である。
【図7】図6に示した2つの映像信号に対して、切り換
え位置を変化させた場合の再符号化処理を説明するため
の図であり、(A)〜(F)は各々時刻7〜時刻12の
フレームの直前で切り換えが行われた場合の第2のスイ
ッチャの出力、および、エンコーダの出力を示す図であ
る。
【図8】切り換える映像信号のGOPの位相が元の映像
信号の位相よりも2ピクチャ遅れている場合の、映像信
号切換装置の各部の信号を示す図であり、(A)〜
(J)は各々図4と同じ信号である。
【図9】図8に示した2つの映像信号に対して、切り換
え位置を変化させた場合の再符号化処理を説明するため
の図であり、(A)〜(F)は各々時刻7〜時刻12の
フレームの直前で切り換えが行われた場合の第2のスイ
ッチャの出力、および、エンコーダの出力を示す図であ
る。
【図10】切り換える映像信号のGOPの位相が元の映
像信号の位相よりも3ピクチャ遅れている場合の、映像
信号切換装置の各部の信号を示す図であり、(A)〜
(J)は各々図4と同じ信号である。
【図11】図10に示した2つの映像信号に対して、切
り換え位置を変化させた場合の再符号化処理を説明する
ための図であり、(A)〜(F)は各々時刻7〜時刻1
2のフレームの直前で切り換えが行われた場合の第2の
スイッチャの出力、および、エンコーダの出力を示す図
である。
【図12】切り換える映像信号のGOPの位相が元の映
像信号の位相よりも4ピクチャ遅れている場合の、映像
信号切換装置の各部の信号を示す図であり、(A)〜
(J)は各々図4と同じ信号である。
【図13】図12に示した2つの映像信号に対して、切
り換え位置を変化させた場合の再符号化処理を説明する
ための図であり、(A)〜(F)は各々時刻7〜時刻1
2のフレームの直前で切り換えが行われた場合の第2の
スイッチャの出力、および、エンコーダの出力を示す図
である。
【図14】切り換える映像信号のGOPの位相が元の映
像信号の位相よりも5ピクチャ遅れている場合の、映像
信号切換装置の各部の信号を示す図であり、(A)〜
(J)は各々図4と同じ信号である。
【図15】図14に示した2つの映像信号に対して、切
り換え位置を変化させた場合の再符号化処理を説明する
ための図であり、(A)〜(F)は各々時刻7〜時刻1
2のフレームの直前で切り換えが行われた場合の第2の
スイッチャの出力、および、エンコーダの出力を示す図
である。
【図16】MPEGストリームの切り換え時に3GOP
分の再符号化されたMPEGストリームを選択する場合
の映像信号切換装置の各部の信号を示す図であり、
(A)〜(J)は各々図4と同じ信号である。
【符号の説明】
1…映像信号切換装置、10…第1のスイッチャ、11
…第1のデコーダ、12…第2のデコーダ、13…第1
の遅延回路、14…第2の遅延回路、15…第2のスイ
ッチャ、16…エンコーダ、17…第3の遅延回路、1
8…第3のスイッチャ、19…制御部、20…操作部、
21…表示部、22…モニタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される複数のMPEGストリームを切
    り換えて、1つのMPEGストリームとして出力する映
    像信号切換装置であって、 入力され先に出力される第1のMPEGストリーム、お
    よび、入力され前記第1のMPEGストリームから切り
    換えて次に出力される第2のMPEGストリームを各々
    復号化し、第1の映像信号および第2の映像信号を生成
    する2つの復号化手段と、 前記生成された第1の映像信号および第2の映像信号の
    いずれかを選択する手段であって、映像信号の切り換え
    が指示される前は前記第1の映像信号を選択し、前記切
    り換えが指示されたら前記第2の映像信号を選択する選
    択手段と、 前記切換位置の近傍の前記選択された映像信号を再符号
    化し、前記第1のMPEGストリームの前記切換位置を
    含むGOPの直前のGOPに接続し、前記第2のMPE
    Gストリームの前記切換位置を含むGOP以降の任意の
    GOPに接続する接続用MPEGストリームを生成する
    接続信号生成手段と、 通常は前記第1のMPEGストリームを選択し、前記切
    換位置の近傍の所定の期間については前記生成された接
    続用MPEGストリームを選択し、前記所定の期間終了
    後前記第2のMPEGストリームを選択し、各々出力す
    る出力選択手段とを有する映像信号切換装置。
  2. 【請求項2】前記接続信号生成手段は、前記第1のMP
    EGストリームおよび前記第2のMPEGストリームと
    同一のMPEG符号化方式で前記再符号化を行う請求項
    1記載の映像信号切換装置。
  3. 【請求項3】前記接続信号生成手段は、前記選択された
    第1の映像信号および第2の映像信号について、元のM
    PEGストリームにおいてIピクチャとして符号化され
    ていたピクチャについては、同じくIピクチャとしてM
    PEG符号化を行い、前記接続用MPEGストリームを
    生成する請求項2記載の映像信号切換装置。
  4. 【請求項4】前記接続信号生成手段は、前記接続用MP
    EGストリームの最初のGOPをクローズGOP、該G
    OP以降のGOPをオープンGOPとして前記再符号化
    を行う請求項3記載の映像信号切換装置。
  5. 【請求項5】前記出力選択手段は、前記第1のMPEG
    ストリームに続いて前記接続信号生成手段において生成
    された接続用MPEGストリームの最初のGOPおよび
    第2のGOPを選択し、以降前記第2のMPEGストリ
    ームを選択する請求項4記載の映像信号切換装置。
  6. 【請求項6】前記出力選択手段は、前記第1のMPEG
    ストリームに続いて前記接続信号生成手段において生成
    された接続用MPEGストリームの少なくとも3個以上
    のGOPを選択し、以降前記第2のMPEGストリーム
    を選択する請求項4記載の映像信号切換装置。
  7. 【請求項7】前記出力選択手段に入力される前記入力さ
    れた第1のMPEGストリーム、前記入力された第2の
    MPEGストリーム、および、前記生成された接続用M
    PEGストリームの時間帯が同じになるように、前記各
    ストリームの該出力選択手段への入力タイミングを調整
    するタイミング調整手段をさらに有し、 前記出力選択手段は、前記タイミング調整手段により時
    間帯が同じに調整された前記第1のMPEGストリー
    ム、前記第2のMPEGストリーム、および、前記再符
    号化されたMPEGストリームのいずれかを選択する請
    求項4記載の映像信号切換装置。
  8. 【請求項8】前記第1のMPEGストリームから前記第
    2のMPEGストリームへの切り換え位置を指示する切
    換指示手段をさらに有し、 前記選択手段は、前記指示された切り換え位置で前記第
    1の映像信号から前記第2の映像信号への切換を行う請
    求項7記載の映像信号切換装置。
  9. 【請求項9】複数のMPEGストリームより、選択され
    出力されている前記第1のMPEGストリームと、該第
    1のMPEGストリームと切り換えて次に出力する前記
    第2のMPEGストリームとを選択する入力選択手段を
    さらに有し、 該入力選択手段において、前記映像信号の切り換え終了
    後、切り換えられて出力が開始されたMPEGストリー
    ムを前記第1のMPEGストリームとして選択し、切り
    換えられて出力の終了した元の第1のMPEGストリー
    ムに代えて新たなMPEGストリームを前記第2のMP
    EGストリームとして選択することにより、複数のMP
    EGストリームを順次切り換える請求項8記載の映像信
    号切換装置。
JP31221596A 1996-11-22 1996-11-22 映像信号切換装置 Pending JPH10155114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31221596A JPH10155114A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 映像信号切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31221596A JPH10155114A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 映像信号切換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10155114A true JPH10155114A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18026585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31221596A Pending JPH10155114A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 映像信号切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10155114A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6941060B1 (en) 1999-02-26 2005-09-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image/voice data conversion device and disk unit using it
US7054989B2 (en) 2001-08-06 2006-05-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Stream processor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6941060B1 (en) 1999-02-26 2005-09-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image/voice data conversion device and disk unit using it
US7054989B2 (en) 2001-08-06 2006-05-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Stream processor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6574274B2 (en) Picture signal processing system, decoder, picture signal processing method, and decoding method
US20060285586A1 (en) Methods and systems for achieving transition effects with MPEG-encoded picture content
JPH07212766A (ja) 動画像圧縮データ切り換え装置
US20060114995A1 (en) Method and system for high speed video encoding using parallel encoders
EP1161097B1 (en) MPEG decoder
WO2001080567A1 (en) Decoder and decoding method, recorded medium, and program
JP2008035280A (ja) 画像復号方法および画像表示方法
JP2000102007A (ja) マルチメディア情報合成装置、及び圧縮映像信号生成装置
EP1280356A2 (en) Apparatus and method for compressing multiplexed video signals
JP4310195B2 (ja) エンコードされたオーディオ/ビデオシーケンスの編集
JPH1098713A (ja) 映像信号切換装置
US20020113898A1 (en) Picture processing apparatus and method, and recording medium
JP2006340183A (ja) 画像符号化装置及び画像符号化方法
JP2008035281A (ja) 画像符号化方法
JP3979403B2 (ja) 画像情報処理装置及び画像情報処理方法
JPH10155114A (ja) 映像信号切換装置
KR100415870B1 (ko) 부호화장치및방법
JP2001024919A (ja) 画像処理装置、カメラ一体型画像記録再生装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JPH10191355A (ja) 映像信号切換装置およびその方法
JPH08307860A (ja) シーン再エンコード装置
JPH06253331A (ja) 可変長符号化信号に対応した編集装置
JPH10155156A (ja) 映像信号切換装置とその方法
US6731809B1 (en) Moving picture data compression device
JP2820630B2 (ja) 画像復号装置
JP4906197B2 (ja) 復号装置および方法、並びに記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20030221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060925

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061005

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20061102