JPH10154754A - 半導体装置のレイアウトコンパクション方法 - Google Patents

半導体装置のレイアウトコンパクション方法

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JPH10154754A
JPH10154754A JP8310733A JP31073396A JPH10154754A JP H10154754 A JPH10154754 A JP H10154754A JP 8310733 A JP8310733 A JP 8310733A JP 31073396 A JP31073396 A JP 31073396A JP H10154754 A JPH10154754 A JP H10154754A
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layout
layout data
cell
objects
semiconductor device
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JP8310733A
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Yukio Hirata
幸雄 平田
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体装置の集積度を向上するとともに、特性
改善のための回路変更の回数を抑制する。 【解決手段】ステップ1で既存のテクノロジのLSIの
レイアウトデータがファイル5から読み込まれ、このレ
イアウトデータがシュリンクされる。ファイル6のレイ
アウトデータは、ステップ2で新規レイアウトにより作
成してもよい。ステップ3で、ファイル6のレイアウト
データ及び作成すべきLSIのプロセス基準値7に基づ
いて、レイアウトデータのセル(モジュール)がオブジ
ェクト単位に分解され、オブジェクトの最適化が行われ
る。ステップ4において、ファイル8の最適化されたオ
ブジェクトのデータ、ネットリスト9及び配線に関する
制約条件10に基づいて複数のオブジェクトをマージし
てモジュール化が行われ、モジュール化に際してモジュ
ールのコンパクション処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置(LS
I)のレイアウトコンパクション方法に関する。近年の
LSI製造技術の進歩に伴い、ディープサブミクロン
(MOSトランジスタのゲート幅が3.5μm以下)へ
と進んでいる。そのため、LSIの高集積化を図りつつ
LSIを確実に動作させるために、配線容量及び配線抵
抗による特性に対する要求を満たす必要がある。
【0002】
【従来の技術】図25は、従来、新たなテクノロジーの
LSIを設計する場合のフローを示す。まず、ステップ
140で論理設計が行なわれる。ステップ141でその
回路仕様に基づいて図26に示すように論理回路150
が決定される。決定された論理回路におけるネットリス
トデータが抽出され、このネットリストデータがネット
リストファイル130に格納される。図26に示す論理
回路150は、インバータ151、AND回路152、
及びフリップフロップ(FF)153を備える。インバ
ータ151はネットN21を介して信号Aを入力してい
る。AND回路152の一方の入力端子はネットN22
を介してインバータ151の出力端子に接続され、AN
D回路152の他方の入力端子はネットN23を介して
信号Bを入力している。FF153はAND回路152
の出力信号をネットN24を介してデータ端子Dに入力
するとともに、ネットN25を介してクロック信号CK
を入力し、ネットN26を介して出力信号を出力する。
従って、論理回路150ではネットN21〜N26のデ
ータとインバータ151、AND回路152、FF15
3のデータが抽出される。
【0003】次に、ステップ142において、ネットリ
ストファイル130のネットリストデータ及びセルライ
ブラリ131のセルデータに基づいてセルの自動レイア
ウトが行われる。図27は図26の論理回路150に対
応するレイアウト結果の例を示す。この場合には、1つ
のセル列154に対して前記インバータ151、AND
回路152及びFF153にそれぞれ対応するセル15
5,156,157が配置されている。
【0004】ステップ143ではレイアウトデータのコ
ンパクション処理が行われ、コンパクション後のレイア
ウトデータはレイアウトデータファイル132に格納さ
れる。コンパクション処理は、セル間の間隔を縮めた
り、図28に示すように、チップ160におけるセル列
161,162間の配線領域163における冗長配線1
64,165,166を最短長で配線を行うことにより
配線領域163の間隔を詰めることにより行われる。
【0005】ステップ144ではレイアウトデータから
各ネットの配線容量及び配線抵抗を抽出するバックアノ
ーテーションが行われる。抽出された各ネットの配線容
量及び配線抵抗はレイアウトデータファイル133に格
納される。図27に示すレイアウト結果の場合には、ネ
ットN22〜N26の配線容量及び配線抵抗が抽出され
る。
【0006】次のステップ145において、レイアウト
データファイル133のレイアウトデータ、配線容量デ
ータ及び配線抵抗データに基づいて、回路が正常に動作
するかどうかがシミュレーションされる。シミュレーシ
ョン結果が不良であれば、ステップ140に戻り論理設
計にフィードバックされる。シミュレーション結果が良
好であれば、レイアウトデータはLSI製造のための露
光データ作成に用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LSI設計におけるコンパクション処理ではセルベース
でセル間の間隔を縮めている。図29に示すように、セ
ル168は無駄な空き領域169を備えていることが多
い。そのため、大規模な回路がセルベースでレイアウト
されると、無駄な空き領域が多くなり、コンパクション
処理を行っても集積度が上がらないという問題がある。
また、クリティカルパスを満たしたセルの配置、配線を
考慮して特性改善のための回路変更の回数が多くなる。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、半導体装置の集積度を
向上することができるとともに、半導体装置の特性改善
のための回路変更の回数を抑制することができ、半導体
装置の開発期間を短縮化することができる半導体装置の
レイアウトコンパクション方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、新規にレイアウトされた半導体
装置のレイアウトデータ、又は既存の半導体装置のレイ
アウトデータをシュリンクすることによって作成された
レイアウトデータを構成する種々のセルを、オブジェク
ト単位に分解する工程と、分解された各オブジェクトを
所望のプロセス基準値に基づいて最適化する工程と、最
適化された複数のオブジェクトのコンパクションを行っ
て新たなセルを作成する工程と、レイアウトデータにお
ける複数のセルを移動させてコンパクションを行う工程
とを含む。
【0010】請求項2の発明は、セルを作成する工程
は、複数のオブジェクトを領域を共用化してマージする
ことを備える。請求項3の発明は、コンパクション工程
において、複数のセルを接続するネットの動作条件を指
定することによりコンパクションを行うようにした。
【0011】(作用)請求項1の発明では、新たに作成
されたセル内の無駄な空き領域が低減されるため、新た
に作成されたセルの縮小化が可能になり、半導体装置の
集積度が向上される。
【0012】請求項2の発明では、新たに作成されたセ
ルがより縮小化される。請求項3の発明では、ネットの
動作条件に基づいて回路特性を満たすように配線抵抗及
び配線容量が調整される。
【0013】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]以下、本発明の第1の実施の形態
を図1〜図12に従って説明する。
【0014】図1は新たなテクノロジのLSIのレイア
ウトデータを作成するためのレイアウトコンパクション
処理のフロー図である。まず、ステップ1で既存のテク
ノロジのLSIのレイアウトデータを格納した第1のモ
ジュール物理データファイル5からレイアウトデータが
読み込まれ、このレイアウトデータにおける各セル(又
はモジュールという)のデータが所定の縮小率にてシュ
リンクされる。シュリンクされた各モジュールのデータ
は、作成すべきLSIのレイアウトデータとして第2の
モジュール物理データファイル6に格納される。
【0015】第2のモジュール物理データファイル6に
格納するレイアウトデータは、ステップ2にて新規レイ
アウトにより作成してもよい。この新規レイアウトは、
作成すべきLSIの設計基準に従って作成された新たな
セルライブラリのセルデータに基づいて行われる。
【0016】図2は作成すべきLSI上に形成される論
理回路20を示す。論理回路20は、インバータ21、
2つのフリップフロップ(FF)22,23、AND回
路24、及びNOR回路25を備える。インバータ21
はネットN1を介して信号D1を入力している。FF2
2はインバータ21の出力信号をネットN2を介してデ
ータ端子Dに入力するとともに、ネットN3aを介して
クロック信号CKを入力している。FF23はFF22
の出力信号をネットN6を介してデータ端子Dに入力す
るとともに、ネットN3bを介してクロック信号CKを
入力している。AND回路24の一方の入力端子はネッ
トN7を介してFF23の出力端子に接続され、AND
回路24の他方の入力端子はネットN4を介して信号D
2を入力している。NOR回路25の一方の入力端子は
ネットN8を介してAND回路24の出力端子に接続さ
れ、NOR回路25の他方の入力端子はネットN5を介
して信号D3を入力している。
【0017】図3は図2の論理回路20に対応して第2
のモジュール物理データファイル6に格納されたレイア
ウトデータを示す。チップ30上には複数のセル列31
〜33が配置されている。各セル列31〜33間、セル
列31,34の外方には配線領域34〜37が配置され
ている。セル列31に対して前記インバータ21に対応
するセル38が配置され、セル列32に対して前記FF
22に対応するセル39が配置され、さらにセル列33
に対して前記FF23、AND回路24及びNOR回路
25にそれぞれ対応するセル40,41,42が配置さ
れている。
【0018】ステップ3において、第2のモジュール物
理データファイル6のレイアウトデータ及び作成すべき
LSIのプロセス基準値7に基づいて、レイアウトデー
タにおける各モジュールがオブジェクト単位に分解され
るとともに、オブジェクトの最適化が行われる。最適化
された各オブジェクトのデータはオブジェクト物理デー
タファイル8に格納される。
【0019】例えば、図4は図3のレイアウトデータに
おけるセル38を示し、セル38はオブジェクトとして
のpMOSトランジスタ45及びnMOSトランジスタ
46からなる。pMOSトランジスタ45及びnMOS
トランジスタ46は共通のゲート47及び出力線48を
備えている。pMOSトランジスタ45上には高電位電
源配線49が設けられ、nMOSトランジスタ46上に
低電位電源配線50が設けられている。pMOSトラン
ジスタ45はnウェル51内に一対のp型拡散領域52
を備え、両p型拡散領域52間上を通過するようにゲー
ト47が設けられている。nMOSトランジスタ46は
pウェル53内に一対のn型拡散領域54を備え、両n
型拡散領域54間上を通過するようにゲート47が設け
られている。
【0020】図3に示すセル38は、図5(a)に示す
pMOSトランジスタ(オブジェクト)45と、図5
(b)に示すnMOSトランジスタ(オブジェクト)4
6とに分解される。
【0021】また、図6は図3のレイアウトデータにお
けるセル39を示し、セル39は3つのpMOSトラン
ジスタよりなるトランジスタ群56と、3つのnMOS
トランジスタよりなるトランジスタ群57からなる。ト
ランジスタ群56,57は3つの共通のゲート58〜6
0を備えている。トランジスタ群56上には高電位電源
配線61が設けられるとともに、信号線62が設けられ
ている。トランジスタ群57上には低電位電源配線63
が設けられるとともに、信号線64が設けられている。
トランジスタ群56はnウェル64内に4つのp型拡散
領域65を備え、互いに隣接するp型拡散領域65間上
を通過するようにゲート58〜60が設けられている。
トランジスタ群57はpウェル67内に4つのn型拡散
領域68を備え、互いに隣接するn型拡散領域68間上
を通過するようにゲート58〜60が設けられている。
【0022】従って、セル39のトランジスタ群56
は、図7(a)〜(c)に示すpMOSトランジスタ
(オブジェクト)71〜73に分解され、トランジスタ
群57は図7(d)〜(f)に示すnMOSトランジス
タ(オブジェクト)74〜76に分解される。
【0023】そして、図7に示すオブジェクト71〜7
6は図8に示すように最適化される。図7(a),
(d)に示すオブジェクト71,74はゲート58が直
線状であるため、このままで最適になる。図7(b),
(e)に示すオブジェクト72,75はゲート59にク
ランク部があるため、図8(b),(e)に示すように
45°のゲート59A,59Bに最適化されたオブジェ
クト72A,75Aが形成される。図7(c),(f)
に示すオブジェクト73,76はゲート60にクランク
部があるため、図8(c),(f)に示すように45°
のゲート60A,60Bに最適化されたオブジェクト7
3A,76Aが形成される。
【0024】そして、ステップ4において、オブジェク
ト物理データファイル8のオブジェクトのデータ、ネッ
トリスト9及び配線に関する制約条件10に基づいて複
数のオブジェクトをマージすることによりモジュール化
が行われるとともに、このモジュール化に際してモジュ
ールのコンパクション処理が行われる。コンパクション
処理は、図11に示すように互いに隣接したオブジェク
ト77,78間の間隔L1がL2(<L1)に縮められ
たり、図12に示すようにオブジェクト79自体が所定
の縮小率にてオブジェクト79Aにシュリンクされたり
することによって行われる。モジュール化されたデータ
は第3のモジュール物理データファイル11に格納され
る。このモジュール化によって元のモジュールにおける
空き領域を除去することができ、モジュール自体の縮小
が可能となり、LSIの集積度が向上される。
【0025】従って、図8(a)〜(c)に示すオブジ
ェクト71,72A,73Aは、互いに隣接するp型拡
散領域65を共有化させることにより、図9に示すトラ
ンジスタ群56Aにマージされる。図8(d)〜(f)
に示すオブジェクト74,75A,76Aは、互いに隣
接するn型拡散領域68を共有化させることにより、図
9に示すトランジスタ群57Aにマージされ、新たなモ
ジュール39Aが生成される。
【0026】図10は、第3のモジュール物理データフ
ァイル11に格納されたモジュールデータに基づくレイ
アウトデータを示す。図3に示したチップ30におい
て、各配線領域35〜37における冗長配線を最短長で
配線することにより、図10に示すように、各配線領域
35A,36A,37Aの間隔が詰まっている。また、
クロック信号CKの周波数を指定する制約条件に基づい
てクロック信号CKのネットN3a,N3bは太幅配線
で配線されている。
【0027】さて、本実施の形態は、以下の効果があ
る。 (1)本形態ではレイアウトデータにおけるセルをオブ
ジェクト単位に分解し、各オブジェクトをプロセス基準
値に基づいて最適化する。そして、最適化したオブジェ
クトにコンパクション処理を行いながらマージしてモジ
ュール化する(新たなセルを生成する)ようにしてい
る。そのため、新たなセル内の無駄な空き領域を抑制で
き、LSIの集積度を向上することができる。
【0028】(2)本形態では、オブジェクトをマージ
してモジュール化するに際して、制約条件10に基づい
て配線容量や配線抵抗を考慮しているため、LSIとし
て動作可能なレイアウトデータを容易に作成することが
でき、特性改善のための回路変更の回数を抑制すること
ができ、よってLSIの開発期間を短縮化することがで
きる。
【0029】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を図13〜図24に従って説明する。本形
態は、セル内のコンパクションに加えて、複数のセル同
士をマージすることにより、新たなレイアウトデータを
作成するものである。
【0030】図13は第1の実施の形態における第2の
モジュール物理データファイル6に格納されたレイアウ
トデータを示す。チップ80上には複数のセル列81〜
83が配置されている。各セル列81〜83間、セル列
81,84の外方には配線領域84〜87が配置されて
いる。セル列82に対して所定の論理回路を構成するセ
ル88,89が配置されている。
【0031】図14が図13のレイアウトデータにおけ
るセル88であるとする。セル88はオブジェクトとし
てのpMOSトランジスタ90及びnMOSトランジス
タ91からなる。pMOSトランジスタ90及びnMO
Sトランジスタ91は共通のゲート92及び出力線93
を備えている。pMOSトランジスタ90上には高電位
電源配線94が設けられ、nMOSトランジスタ91上
に低電位電源配線95が設けられている。pMOSトラ
ンジスタ90はnウェル96内に一対のp型拡散領域9
7を備え、両p型拡散領域97間上を通過するようにゲ
ート92が設けられている。nMOSトランジスタ91
はpウェル98内に一対のn型拡散領域99を備え、両
n型拡散領域99間上を通過するようにゲート92が設
けられている。
【0032】図14に示すセル88は、図15(a)に
示すpMOSトランジスタ(オブジェクト)90と、図
15(b)に示すnMOSトランジスタ(オブジェク
ト)91とに分解される。図15(a),(b)に示す
オブジェクト90,91は、図16(a),(b)に示
すように45°のゲート92A,92Bを備えたオブジ
ェクト90A,91Aに最適化される。
【0033】図16(a),(b)に示すオブジェクト
90A,91Aを図17(a),(b)に示すようにミ
ラー反転し、図18に示すようにオブジェクト90A,
91Aをマージすることにより図18に示すセル88A
が作成される。
【0034】また、図19が図13のレイアウトデータ
におけるセル89であるとする。セル89は3つのpM
OSトランジスタよりなるトランジスタ群100と、3
つのnMOSトランジスタよりなるトランジスタ群10
1からなる。トランジスタ群100,101は3つの共
通のゲート102〜104を備えている。トランジスタ
群100上には高電位電源配線105が設けられ、トラ
ンジスタ群101上には低電位電源配線106が設けら
れている。トランジスタ群100はnウェル107内に
4つのp型拡散領域108を備え、互いに隣接するp型
拡散領域108間上を通過するようにゲート102〜1
04が設けられている。トランジスタ群101はpウェ
ル109内に4つのn型拡散領域110を備え、互いに
隣接するn型拡散領域110間上を通過するようにゲー
ト102〜104が設けられている。
【0035】従って、セル89のトランジスタ群100
は、図20(a)〜(c)に示すpMOSトランジスタ
(オブジェクト)111〜113に分解され、トランジ
スタ群101は図20(d)〜(f)に示すnMOSト
ランジスタ(オブジェクト)114〜116に分解され
る。
【0036】そして、図20に示すオブジェクト111
〜116は図21に示すように最適化される。図20
(a),(d)に示すオブジェクト111,114は図
21(a),(d)に示すように45°のゲート102
A,102Bを備えたオブジェクト111A,114A
に最適化される。図20(b),(e)に示すオブジェ
クト112,115は、図21(b),(e)に示すよ
うに45°のゲート103A,103Bを備えたオブジ
ェクト112A,115Aに最適化される。図20
(c),(f)に示すオブジェクト113,116は、
図21(c),(f)に示すように45°のゲート10
4A,104Bを備えたオブジェクト113A,116
Aに最適化される。
【0037】従って、図21(a)〜(c)に示すオブ
ジェクト111A〜113Aは、互いに隣接するp型拡
散領域108を共有化させることにより、図22に示す
トランジスタ群100Aにマージされる。図21(d)
〜(f)に示すオブジェクト114A〜116Aは、互
いに隣接するn型拡散領域110を共有化させることに
より、図22に示すトランジスタ群101Aにマージさ
れる。その結果、トランジスタ群100A及びトランジ
スタ群101Aによって新たなモジュール89Aが生成
される。
【0038】この後、モジュール88Aのオブジェクト
90Aにおけるp型拡散領域97とモジュール89Aの
オブジェクト100Aにおけるp型拡散領域108とを
共有化させてマージすることにより、トランジスタ群1
19が生成される。モジュール88Aのオブジェクト9
1Aにおけるn型拡散領域99とモジュール89Aのオ
ブジェクト101Aにおけるn型拡散領域110とを共
有化させてマージすることにより、トランジスタ群12
0が生成される。その結果、トランジスタ群119及び
トランジスタ群120によって新たなモジュール118
が生成される。
【0039】図24は、コンパクション後のレイアウト
データを示す。図13に示したチップ80において、各
配線領域84〜87における冗長配線を最短長で配線す
ることにより、図24に示すように、各配線領域84A
〜87Aの間隔が詰まっている。また、図13に示した
セル88,89は新たなモジュール118にマージされ
ているため、図24においてチップ80Aの左右方向の
寸法も縮小化されている。
【0040】さて、本実施の形態は、第1の実施の形態
の効果に加えて、複数のセル同士をマージすることによ
り、新たなレイアウトデータを作成しているので、LS
Iの集積度をより向上することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような優れた効果がある。
【0042】以上詳述したように、請求項1及び2の発
明は、半導体装置の集積度を向上することができる。請
求項3の発明は、半導体装置の特性改善のための回路変
更の回数を抑制することができ、半導体装置の開発期間
を短縮化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のレイアウトコンパクション
処理を示すフロー図
【図2】論理回路の一例を示す回路図
【図3】図2の論理回路に対応する一例のレイアウト図
【図4】セルを示す説明図
【図5】オブジェクトへの分解を示す説明図
【図6】セルを示す説明図
【図7】オブジェクトへの分解を示す説明図
【図8】ゲートの最適化を示す説明図
【図9】オブジェクトのマージ及びコンパクションを示
す説明図
【図10】図2の論理回路に対応するコンパクション後
のレイアウト図
【図11】コンパクション方法を示す説明図
【図12】コンパクション方法を示す説明図
【図13】第2の形態におけるレイアウト図
【図14】セルを示す説明図
【図15】オブジェクトへの分解を示す説明図
【図16】ゲートの最適化を示す説明図
【図17】オブジェクトをミラー反転した状態を示す説
明図
【図18】オブジェクトのマージ及びコンパクションを
示す説明図
【図19】セルを示す説明図
【図20】オブジェクトへの分解を示す説明図
【図21】ゲートの最適化を示す説明図
【図22】オブジェクトのマージ及びコンパクションを
示す説明図
【図23】オブジェクトのマージ及びコンパクションを
示す説明図
【図24】第2の形態におけるコンパクション後のレイ
アウト図
【図25】従来のLSIのレイアウトを示すフロー図
【図26】論理回路の一例を示す回路図
【図27】図26の論理回路に対応する一例のレイアウ
ト図
【図28】配線時のコンパクション処理を示す説明図
【図29】セルのレイアウトパターンを示す説明図
【符号の説明】
7 プロセス基準値 10 動作条件としての制約条件 38,39 セル 45,46,71〜76 オブジェクト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新規にレイアウトされた半導体装置のレ
    イアウトデータ、又は既存の半導体装置のレイアウトデ
    ータをシュリンクすることによって作成されたレイアウ
    トデータを構成する種々のセルを、オブジェクト単位に
    分解する工程と、 分解された各オブジェクトを所望のプロセス基準値に基
    づいて最適化する工程と、 最適化された複数のオブジェクトのコンパクションを行
    って新たなセルを作成する工程と、 レイアウトデータにおける複数のセルを移動させてコン
    パクションを行う工程とを含む半導体装置のレイアウト
    コンパクション方法。
  2. 【請求項2】 前記セルを作成する工程は、複数のオブ
    ジェクトを領域を共用化してマージすることを備える請
    求項1に記載の半導体装置のレイアウトコンパクション
    方法。
  3. 【請求項3】 前記コンパクション工程において、複数
    のセルを接続するネットの動作条件を指定することによ
    りコンパクションを行うようにした請求項1又は2に記
    載の半導体装置のレイアウトコンパクション方法。
JP8310733A 1996-11-21 1996-11-21 半導体装置のレイアウトコンパクション方法 Pending JPH10154754A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007128933A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Nuflare Technology Inc 荷電粒子線描画データの作成方法及び荷電粒子線描画データの変換方法
CN109964318A (zh) * 2016-10-31 2019-07-02 国际商业机器公司 具有合并的有源区域的垂直晶体管

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JP2019534558A (ja) * 2016-10-31 2019-11-28 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 縦型トランジスタを有するデバイス・レイアウトのための方法およびコンピュータ可読プログラムならびに半導体デバイス

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