JPH10154160A - 並列データ検索処理装置 - Google Patents

並列データ検索処理装置

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JPH10154160A
JPH10154160A JP9260301A JP26030197A JPH10154160A JP H10154160 A JPH10154160 A JP H10154160A JP 9260301 A JP9260301 A JP 9260301A JP 26030197 A JP26030197 A JP 26030197A JP H10154160 A JPH10154160 A JP H10154160A
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JP
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search
request
data
result
coordinator
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Application number
JP9260301A
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English (en)
Inventor
Koji Murakami
浩二 村上
Eiki Kida
栄禧 喜田
Yoshio Kanashige
善雄 金重
Kazuhisa Shibata
和久 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH10154160A publication Critical patent/JPH10154160A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列データベースに対する効果的な検索処理
と迅速な2次処理とを実現する。 【解決手段】 検索端末11は、検索または2次処理を
要求する。検索コーディネータ13は、分割情報16ま
たは集合セット情報15を参照して、クライアント12
からの検索要求または2次処理要求を分析して使用する
サーバ19を得、そのサーバ19のみに検索要求や2次
処理要求を出す。サーバ19は、分割データベース21
に対する処理を行い、検索結果に基づいて集合セット2
2を作成して保持する。検索コーディネータ13は、サ
ーバ19から受け取った検索結果(集合セット22)や処
理結果を取りまとめて集合セット情報15あるいは表示
情報17を作成して保存する。こうして、該当するサー
バ19のみによって処理を行うことによって、並列デー
タベースに対する効果的な検索処理と迅速な2次処理と
を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大規模な文書デ
ータベースを並列検索処理を行う際に、検索処理や検索
結果の表示処理を高速に行うことができる並列検索処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大規模な文書データベースを検索
する方法として、次のような方法がある。すなわち、同
一の文書データベースを複数の計算機に登録し、各計算
機に異なる検索範囲を割り当てて検索させ、各計算機の
検索結果を結合して最終的な検索結果を得るという並列
検索方法がある。
【0003】また、図9および図10に示すような並列
データベース管理システムにインデックス手法を用いた
データベースアクセス処理方法(特開平7−16055
7号公報)がある。この並列検索方法では、問い合わせ
解析処理プロセッサ2と複数の表アクセス処理プロセッ
サ4a,4b,4cとそれらに接続するネットワーク5を備
えた並列データベース管理システムを構築し、並列デー
タベースとしての部分表9a,9b,9c全体における全行
のキー値と行位置とを対応させたグローバルインデック
ス7と、各部分表9a,9b,9cにおける行の位置である
ローカルインデックス8a,8b,8cとを設ける。
【0004】そして、端末1からの問い合わせに基づい
て、問い合わせ解析処理プロセッサ2によって度数分布
表6を参照して検索行数を計算する(a→b→c)。そし
て、検索行数が一定値以下であれば、図9に示すよう
に、グローバルインデックスアクセス処理プロセッサ3
によって、グローバルインデックス7を参照して検索条
件にマッチする行が存在する部分表9bの識別子と物理
位置とを得る(d→e)。そして、部分表9bに対応する
表アクセス処理プロセッサ4bのみに検索要求を出し、
1つの表アクセス処理プロセッサ4bのみが単独に検索
処理を行う(f→g→h→i)。
【0005】一方、上記検索行数が一定値より大きけれ
ば、図10に示すように、総ての部分表9a,9b,9cに
対応する総ての表アクセス処理プロセッサ4a,4b,4c
に問い合わせを分配する(d)。そして、夫々の表アクセ
ス処理プロセッサ4a,4b,4cは他のプロセッサとは無
関係に検索処理をローカルに行う(e→f→g→h)よう
にしている。こうして、スループットとターンアラウン
ドタイムのバランスのよい検索を行うのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の並列検索方法には以下のような問題がある。同一の
文書データベースを複数の計算機に登録する並列検索方
法の場合には、常に増加する大規模な文書データベース
を並列処理可能なように、各計算機毎に文書データベー
スの全体を格納する2次記憶装置が必要となり、余分な
資源が必要になるという問題がある。
【0007】また、並列データベース管理システムにイ
ンデックス手法を用いた並列検索方法の場合には、図9
に示すように、検索行数が一定値以下の場合には1つの
表アクセス処理プロセッサ4bのみで単独に検索処理を
行うので、並列データベースに対して効果的に検索を行
っていると言える。ところが、図10に示すように、上
記検索行数が一定値より大きい場合には総ての表アクセ
ス処理プロセッサ4a,4b,4cで検索処理をローカルに
行うので、並列データベースに対する検索を効果的に行
っているとは言えない。
【0008】さらに、データベース全体のインデックス
(グローバルインデックス7)と分割された並列データベ
ース毎のインデックス(ローカルインデックス8a,8b,
8c)とを必要とする。これらのインデックスは、データ
の増加に伴って再作成する必要がある。そして、このイ
ンデックスの再作成にはかなりの時間を必要とし、並列
データベース管理システムの運用時におけるメンテナン
ス性に劣るという問題がある。また、上記インデックス
の格納領域として実データの2〜3倍の領域が必要なこ
とはよく知られており、グローバルインデックス7を格
納するための資源が新たに必要となる。
【0009】さらに、上記各並列検索方法全体の問題と
して、次のような問題がある。すなわち、並列検索処理
によって得られた検索結果を取りまとめて検索端末に表
示する場合に、検索結果が多数存在する場合には、本来
の検索処理の要する時間よりも、データの転送等の関連
処理に要する時間に多くを費やすことになり、せっかく
高速な検索処理を行ったにも拘わらず結果表示等の2次
処理に無駄な時間を費やしてしまうという問題がある。
【0010】そこで、この発明の目的は、並列データベ
ースに対する効果的な検索処理を行うことができ、検索
結果の表示等の2次処理に無駄な処理時間を費やすこと
がなく、増加するデータに対するメンテナンス性に優れ
た並列データ検索処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の並列データ検索処理装置は、
1つの文書データベースが1次キーワードによって分割
されて成る複数の分割データベースの夫々を格納する複
数の記憶部と、上記夫々の記憶部に対応付けられると共
に,ネットワークに接続されて,上記対応付けられた記憶
部に格納されている分割データベースを検索する検索処
理装置と、上記ネットワークに接続されて,検索端末か
ら入力されたリクエストデータを上記ネットワークに送
出する一方,上記ネットワークを介して返送されてくる
リクエスト結果を上記検索端末に送出する検索端末制御
装置と、上記1次キーワードで成る分割情報と上記各検
索処理装置による検索結果を取りまとめた検索結果情報
とが格納された情報格納部と、上記ネットワークに接続
されて,このネットワークを介して上記検索端末制御装
置から送出されてくるリクエストデータを受けて,この
リクエストデータが検索要求である場合には上記分割情
報を参照する一方,上記検索要求に続く2次処理要求で
ある場合には上記検索結果情報を参照して,上記リクエ
ストデータを送出すべき検索処理装置を求め,この求め
た検索処理装置と上記リクエストデータおよびリクエス
ト結果の送受を行って,受け取ったリクエスト結果を上
記ネットワークに送出する検索コーディネータを備え
て、上記検索コーディネータからのリクエストデータを
受けた検索処理装置によって検索処理あるいは2次処理
を互いに平行して行うことを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、検索コーディネータ
は、情報格納部に格納された分割情報あるいは検索結果
情報を参照して求めた検索処理装置のみと上記リクエス
トデータおよびリクエスト結果の送受を行う。したがっ
て、複数の検索処理装置のうち上記求められた特定の検
索処理装置のみによって上記検索処理や2次処理が互い
に平行して行われ、並列データベースに対する処理が効
果的に行われる。
【0013】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
かかる発明の並列データ検索処理装置において、上記リ
クエストデータが検索要求のリクエストデータである場
合には、上記検索処理装置は,対応付けられた記憶部の
分割データベースに関する検索結果を当該記憶部に格納
すると共に,上記格納された検索結果を一括して上記リ
クエスト結果として上記検索コーディネータに返送し、
上記検索コーディネータは,上記リクエストデータの送
出先の検索処理装置から返送されてくる検索結果を取り
まとめて上記検索結果情報および表示情報を作成して上
記情報格納部に格納すると共に,上記表示情報を上記検
索端末制御装置に返送するようになっていることを特徴
としている。
【0014】上記構成によれば、リクエストデータが検
索要求のリクエストデータである場合には、上記検索コ
ーディネータによって、上記リクエストデータの送出先
の検索処理装置のみから一括して返送されてくる検索結
果を取りまとめて作成された上記検索結果情報が上記情
報格納部に格納される。こうして、上記リクエストデー
タが2次処理要求である場合に参照される検索結果情報
が、少ないデータ転送回数で容易に作成される。
【0015】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明の並列データ検索処理装置において、上記リク
エストデータが2次処理要求のリクエストデータである
場合には、上記検索コーディネータは、上記リクエスト
データの送出先の検索処理装置から返送されてくるリク
エスト結果に基づいて表示情報を作成して上記情報格納
部に格納すると共に、上記検索端末制御装置に返送する
ようになっていることを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、リクエストデータが2
次処理要求のリクエストデータである場合には、上記検
索コーディネータによって、リスト表示あるいはソート
処理の対象となる上記表示情報が、上記リクエストデー
タ送出先の検索処理装置のみからの少ないデータ量で迅
速に作成される。こうして、2次処理要求に対する処理
が短時間に行われる。
【0017】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
記載の並列データ検索処理装置において、上記リクエス
トデータがソート要求の2次処理要求である場合には、
上記検索コーディネータは、上記作成した表示情報にソ
ート処理を施した後に上記格納および返送を行うように
なっていることを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、上記検索コーディネー
タによって、上記リクエストデータ送出先の検索処理装
置のみからの少ないデータ量で迅速に作成された上記表
示情報に対してソート処理が行われ、このソート処理結
果が検索端末制御装置に返送される。こうして、ソート
要求に対する処理が短時間に行われる。
【0019】また、請求項5に係る発明は、請求項1に
係る発明の並列データ検索処理装置において、上記検索
コーディネータは、上記入力されたリクエストデータを
分析して、当該リクエストデータは検索要求であるか上
記2次処理要求であるかを判別し、検索要求である場合
には上記分割情報を参照する一方、2次処理要求である
場合には上記検索結果情報を参照して、当該リクエスト
データを送出すべき検索処理装置を求める分析処理部を
備えたことを特徴としている。
【0020】また、請求項6に係る発明のプログラム記
憶媒体は、1つの文書データベースが1次キーワードに
よって分割されて成る複数の分割データベースの夫々を
記憶部に格納し、検索端末から検索端末制御装置に入力
されたリクエストデータをネットワークを介して検索コ
ーディネータに送出し、上記リクエストデータが検索要
求である場合には,上記検索コーディネータによって,情
報格納部に格納されている上記1次キーワードで成る分
割情報を参照して求めた検索処理装置に上記ネットワー
クを介して上記リクエストデータを送出し,このリクエ
ストデータを受け取った検索処理装置によって,対応す
る記憶部の分割データベースを検索して検索結果をリク
エスト結果として上記ネットワークおよび検索コーディ
ネータを介して上記検索端末制御装置に返送し,上記検
索端末制御装置によって受け取ったリクエスト結果を上
記検索端末に送出し、また、上記リクエストデータが上
記検索要求に続く2次処理要求である場合には,上記検
索コーディネータによって,上記検索処理装置による検
索結果を取りまとめて上記情報格納部に格納されている
検索結果情報を参照して求めた検索処理装置に上記ネッ
トワークを介して上記リクエストデータを送出する一
方,送出先の検索処理装置から返送されてくるリクエス
ト結果を上記ネットワークおよび上記検索コーディネー
タを介して上記検索端末制御装置に返送し,上記検索端
末制御装置によって受け取ったリクエスト結果を上記検
索端末に送出することによって、上記検索コーディネー
タからのリクエストデータを受けた検索処理装置によっ
て,検索処理あるいは2次処理を互いに平行して行うこ
とができるプログラムを記憶したことを特徴としてい
る。
【0021】上記構成によれば、検索コーディネータ
は、情報格納部に格納された分割情報あるいは検索結果
情報を参照して求めた検索処理装置のみと上記リクエス
トデータおよびリクエスト結果の送受を行う。したがっ
て、複数の検索処理装置のうち上記求められた特定の検
索処理装置のみによって上記検索処理や2次処理が互い
に平行して行われ、並列データベースに対する処理が効
果的に行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は本実施の形態の並列デ
ータ検索処理装置におけるブロック図である。図1にお
いて、11は、データベースに対する検索や2次処理を
要求する検索端末である。この検索端末11からの検索
要求や2次処理要求は、検索端末制御装置(以下、クラ
イアントと言う)12によって検索コーディネータ13
に送出される。また、クライアント12は、検索コーデ
ィネータ13を介して受け取った検索処理装置(以下、
サーバと言う)19による検索結果や処理結果を検索端
末11に表示する。
【0023】上記検索コーディネータ13は、情報格納
部14に格納された分割情報16または上記検索結果情
報としての集合セット情報15を参照してクライアント
12からの検索要求あるいは2次処理要求を分析し、サ
ーバ19a,19b,19cのうち検索処理あるいは2次処
理の対象となる文書データが存在する記憶部20に対応
付けられたサーバ19のみに、検索要求あるいは2次処
理要求を出す。また、検索コーディネータ13は、サー
バ19から受け取った検索結果を取りまとめ、情報格納
部14に集合セット情報15として保存する。さらに、
集合セット情報15に基づいて表示用データとしての検
索結果のリストを作成し、情報格納部14に表示情報1
7として格納する。
【0024】上記各サーバ19a,19b,19cは、1つ
の文書データベースを複数(本実施の形態においては
「3」)に分割して異なる記憶部20a,20b,20cに記憶
されている分割データベース21a,21b,21cに対す
る検索処理あるいは2次処理を行う。そして、得られた
検索結果を個々の記憶部20a,20b,20cにおける集
合セット22a,22b,22cに保持する。また、検索結
果(集合セット22a,22b,22cの内容)あるいは2次
処理結果を一括して検索コーディネータ13に返す。
【0025】上記クライアント12や各サーバ19a,1
9b,19cや検索コーディネータ13を構成するプロセ
ッサは、ネットワーク18によって接続されている。
【0026】ここで、本実施の形態においては、上述し
たように、1つの文書データベースを複数の分割データ
ベース21a,21b,21cに分割するのであるが、この
分割は検索時に使用されるキーワードの1つによって行
う。具体的には、例えば文書データベースには、書物の
「番号」,「出版年度」,「分類記号」,「タイトル」,「ページ数」
および「要約」の組でなる文書データの集合が登録され
ている場合に、この文書データの集合をキーワード「出
版年度」で分割して分割データベース21a,21b,21
cを作成するのである。その場合の分割情報6は「出版年
度」であり、検索コーディネータ13は情報格納部14
に格納された分割情報「出版年度」を参照して、検索の
対象となる文書データが存在する分割データベース21
に対応付けられたサーバ19を得るのである。
【0027】上記構成の並列データ検索処理装置は、次
のように動作する。図2は、上記検索端末11,クライ
アント12,検索コーディネータ13およびサーバ19
a,19b,19cによって実行される並列データ処理の際
におけるデータフローを示す。以下、図2に従って、上
記並列データ処理について説明する。
【0028】検索者によって上記検索端末11に入力さ
れたリクエストデータ31は、クライアント12にリク
エストデータ32として送出される。そうすると、クラ
イアント12は、受け取ったリクエストデータ32を検
索コーディネータ13に送出する。
【0029】上記検索コーディネータ13は、クライア
ント12からのリクエストデータ32を後に詳述するよ
うにして分析して処理に必要なサーバ19a,19b,19
cを得、そのサーバ19a,19b,19cのみにリクエスト
データ32a,32b,32cを送出する。リクエストデー
タ32a,32b,32cを受け取った各サーバ19a,19
b,19cは、リクエストデータ32a,32b,32cに応じ
て分割データベース21a,21b,21cに対する検索処
理や2次処理等の処理を行い、検索の場合には検索結果
を集合セット22a,22b,22cに保持する。さらに、
集合セット22a,22b,22cに保持された検索結果等
の処理結果を、一括してリクエスト結果33a,33b,3
3cとして検索コーディネータ13に返す。ここで、上
記集合セット22(検索結果)とは「インデックス」および
「検索件数」であり、上述したような文書データベースの
具体例の場合には「タイトル」と「検索件数」でなる組であ
る。
【0030】上記リクエスト結果33a,33b,33cを
受け取った検索コーディネータ13は、受け取ったリク
エスト結果を取りまとめ、リクエスト結果34をクライ
アント12に返す。クライアント12は、受け取ったリ
クエスト結果34を検索端末11に返す。そうすると、
検索端末11は、受け取ったリクエスト結果34に基づ
いて結果35を検索者に表示する。
【0031】図3は、図2における上記検索コーディネ
ータ13内における更に詳細なデータフローを示す。以
下、図3に従って、上記検索コーディネータ13の処理
について詳細に説明する。
【0032】上記クライアント12とのインターフェー
スであるクライアントインターフェース41は、上記ク
ライアント12からのリクエストデータ32を受け取る
と、非同期処理部42に渡す。非同期処理部42は、受
け取ったリクエストデータ32を処理情報を蓄えるキュ
ー43に送出する。そうすると、分析処理部44は、キ
ュー43からリクエストデータ32を読み出し、プログ
ラムに従って分析して処理対象とする文書データが存在
する分割データベース21に対応付けられたサーバ19
を得る。そして、サーバ19とのインターフェースであ
るサーバインターフェース45に、リクエストデータ3
2を送出サーバ19の情報を付加して送出する。サーバ
インターフェース45は、分析処理部44から受け取っ
たリクエストデータ32を、分析処理部44によって得
られたサーバ19に送出する。
【0033】一方、上記サーバインターフェース45
は、サーバ19からリクエスト結果33を受け取ると、
非同期処理部42に送出する。非同期処理部42は、受
け取ったリクエスト結果33を、キュー43に送出す
る。そうすると、分析処理部44は、キュー43からリ
クエスト結果33を読み出し、他のリクエスト結果と取
りまとめてリクエスト結果34を作成する。そして、こ
うして得られたリクエスト結果34をクライアントイン
ターフェース41に送出する。クライアントインターフ
ェース41は、受け取ったリクエスト結果34を要求元
のクライアント12に送出する。
【0034】図4は、上記検索コーディネータ13およ
びサーバ19によって行われるリクエストデータに対す
る処理の概略フローチャートである。上記クライアント
12から検索コーディネータ13に対してリクエストデ
ータが出力されると、以下のごとく検索コーディネータ
13が動作する。
【0035】ステップS1で、上記検索コーディネータ
13によって、クライアント12からのリクエストデー
タが受け取られる。ステップS2で、上記受け取ったリ
クエストデータは検索要求であるか否かが判別される。
その結果、検索要求であればステップS3に進んで検索
処理に移行し、そうでなければステップS5に進んで2
次処理に移行する。
【0036】ステップS3で、上記分割情報16が参照
されてリクエストデータが分析されて、検索要求を送出
すべきサーバ19が得られる。ステップS4で、上記検
索要求を送出すべきサーバ19a,19bに検索要求が分
配される。
【0037】ステップS5で、上記集合セット情報15
が参照されて2次処理要求を送出すべきサーバ19が得
られる。ステップS6で、上記2次処理要求を送出すべ
きサーバ19a,19bに2次処理要求が分配される。以
後、要求が分配されたサーバ19a,19bによる処理に
移行する。
【0038】上記検索処理に際しては、サーバ19a,1
9bは次のように動作する。ステップS7で、上記分割デ
ータベース21a,21bにおけるインデックスが参照さ
れる。ステップS8で、上記インデックの参照結果に従
って検索処理が行われて検索件数と検索結果とが得ら
れ、検索件数及び検索結果に基づいて集合セット22a,
22bが作成される。ステップS9で、上記検索処理によ
って得られた集合セット22a,22bの内容が上記リク
エスト結果として検索コーディネータ13に一括して返
される。こうして、サーバ19a,19bの動作を終了す
る。そうすると、上記検索コーディネータ13側では、
返されたリクエスト結果を取りまとめて情報格納部14
に集合セット情報15を作成する。
【0039】本実施の形態においては、上述のように、
検索処理を行った各サーバ19は、検索結果を取りまと
めて集合セット22を作成し、この集合セット22を一
括して検索コーディネータ13に返すようにしている。
こうすることによって、個々の検索結果を別々に検索コ
ーディネータ13に返送するよりもデータ転送回数を大
幅に減らし、データ転送に費やす時間を大幅に短縮でき
るのである。また、上記集合セット22a,22b(検索結
果)を「インデックス」と「検索件数」のように検索された
書物を特定できる必要最小限の少ないデータ量にするこ
とによって、分割データベース21に格納された情報量
が大量であってもデータ転送に費やす時間を大幅に短縮
して容易に検索処理ができるのである。
【0040】一方、上記2次処理に際しては、サーバ1
9a,19bは次のように動作する。ステップS10で、上
記記憶部20a,20bの集合セット22a,22bが参照さ
れる。ステップS11で、上記集合セット22a,22bの
参照結果に従って、分割データベース21a,21bにお
けるインデックスが参照される。ステップS12で、上記
インデックの参照結果に従って、2次処理の対象となる
文書データ(上述の具体例の場合には「番号」,「ページ数」
および「要約」)が読み出される。ステップS13で、上記
ステップS12において読み出された文書データが、検索
コーディネータ13に返される。こうして、サーバ19
a,19bの動作を終了する。
【0041】上述のごとく、本実施の形態の特徴の一つ
は検索コーディネータ13を有し、この検索コーディネ
ータ13の分析処理部44によってリクエストデータを
分析し、分析結果に従って検索処理や2次処理を行うサ
ーバ19を指定することにある。次に、上記検索コーデ
ィネータ13の分析処理部44によって行われるリクエ
ストデータの分析処理について詳細に説明する。
【0042】図5および図6は、上記検索コーディネー
タ13の分析処理部44によって実行されるリクエスト
分析処理動作のフローチャートである。以下、図4およ
び図5に従って、リクエスト分析処理動作について説明
する。
【0043】ステップS21で、上記キュー43からデー
タが1つ読み出される。ステップS22で、上記読み出さ
れたデータはリクエストデータであるか否かが判別され
る。その結果、リクエストデータであればステップS23
に進み、そうでなければ、図6におけるステップS30に
進んで2次処理に移行する。すなわち、上記ステップS
21,S22は、図4における上記ステップS1に対応するの
である。ステップS23で、上記読み出されたデータは検
索要求のデータであるか否かが判別される。その結果、
検索要求のデータであればステップS24に進む。一方、
そうでなければステップS26に進む。
【0044】ステップS24で、上記ステップS21におい
て読み出されたリクエストデータから得られた1次キー
ワードに基づいて情報格納部14に格納された分割情報
16を参照する前処理が行われ、検索の対象となる文書
データが存在している分割データベース21に対応付け
られたサーバ19が得られる。ステップS25で、上記ス
テップS21において読み出されたリクエストデータに上
記ステップS24において得られたサーバ19の情報が付
加されて、サーバインターフェース45に送出される。
そうした後、ステップS29に進む。
【0045】ステップS26で、上記ステップS21におい
て読み出された2次処理要求のデータはソート要求のデ
ータであるか否かが判別される。その結果、ソート要求
のデータであればステップS27に進む。一方、そうでな
ければ、リスト表示等の他の2次処理におけるリクエス
ト分析処理動作に移行する。但し、本実施の形態におい
ては省略する。ステップS27で、上記情報格納部14に
格納されている集合セット情報15が参照されて、集合
セット情報15を構成する各集合セット22に対応付け
られたサーバ19が得られる。ステップS28で、上記ス
テップS21において読み出されたソート要求のリクエス
トデータが、上記ステップS27において得られたサーバ
19の情報が付加されてサーバインターフェース45に
送出される。ステップS29で、上記キュー43に、未だ
読み出されていないデータが在るか否かが判別される。
その結果、在ればステップS21に戻って次のデータに対
する処理に移行する。一方、無ければリクエスト分析処
理動作を終了する。
【0046】ステップS30で、上記ステップS21におい
て読み出されたデータはリクエスト結果であるか否かが
判別される。その結果、リクエスト結果であればステッ
プS31に進み、そうでなければステップS39に進む。ス
テップS31で、上記読み出されたデータは検索要求に対
するリクエスト結果(検索要求結果)のデータであるか否
かが判別される。その結果、検索要求結果のデータであ
ればステップS32に進む一方、そうでなければステップ
S35に進む。
【0047】ステップS32で、他のリクエスト結果とま
とめて、集合セット情報15が作成されて情報格納部1
4に格納される。ステップS33で、上記ステップS32に
おいて作成された集合セット情報15に基づいて検索結
果のリストである表示情報17が作成されて、情報格納
部14に格納される。ステップS34で、上記ステップS
33において作成された表示情報17に基づくリクエスト
結果がクライアントインターフェース41に送出され
る。こうして、上記リクエスト結果がクライアント21
に返される。そうした後、ステップS29に進む。
【0048】ステップS35で、上記ステップS21におい
て読み出されたデータはソート要求に対するリクエスト
結果のデータ(ソート要求結果:分割データベース21
から読み出されたソートの対象となる文書データ)であ
るか否かが判別される。その結果、ソート要求結果のデ
ータであればステップS36に進む一方、そうでなければ
リスト表示等の他の2次処理におけるリクエスト分析処
理動作に移行する。但し、本実施の形態においては省略
する。ステップS36で、上記各サーバ19から送出され
てくるリクエスト結果が情報格納部14の表示情報17
の内容に加えられて、表示情報17の内容に基づいてソ
ートテーブルが作成される。そして、この作成されたソ
ートテーブルで表示情報17の内容が更新される。
【0049】ステップS37で、新たにソートデータが必
要か否かが判別される。その結果、必要であればステッ
プS38に進み、必要でなければ上記ステップS29に進
む。ステップS38で、ソートのリクエストデータがキュ
ー43に加えられる。ステップS39で、上記ステップS
36において作成された表示情報17に基づくリクエスト
結果がクライアントインターフェース41に返送され
る。こうして、上記リクエスト結果がクライアント21
に返される。そうした後、上記ステップS29に進む。
【0050】ステップS40で、上記ステップS21におい
て読み出されたデータはエラー情報であるか否かが判別
される。その結果、エラー情報であればステップS41に
進む一方、そうでなければステップS29に進む。ステッ
プS41で、上記ステップS21において読み出されたエラ
ー情報がクライアントインターフェース41に送出され
る。こうして、エラー情報がクライアント12に返され
る。そうした後、ステップS29に進む。そして、キュー
43に未だ読み出されていないデータが無いと判別され
ればリクエスト分析処理動作を終了するのである。
【0051】図7は、リクエストデータの内容と検索コ
ーディネータ13の分析処理部44による処理内容を示
す。上記リクエストデータの内容が検索要求である場合
には、分析処理部44は、図5のフローチャートに従っ
て、情報格納部14の分割情報16を参照して検索要求
を送出すべきサーバ19を判断し、そのサーバ19のみ
に検索要求を出す。
【0052】また、上記リクエストデータの内容がリス
ト表示の2次処理要求である場合には、分析処理部44
は、情報格納部14の集合セット情報15を参照してリ
スト表示要求を送出すべきサーバ19を判断し、そのサ
ーバ19のみにリスト表示要求を出す。
【0053】また、上記リクエストデータの内容がソー
トの2次処理要求である場合には、分析処理部44は、
図5のフローチャートに従って、情報格納部14の集合
セット情報15を参照してソート要求を送出すべきサー
バ19を判断し、そのサーバ19のみにソート要求を出
す。
【0054】このように、上記検索コーディネータ13
は、検索要求に際しては、検索される文書データの個数
には関係なく、分割情報16を参照して検索処理を行わ
せるサーバ19を判断し、そのサーバ19のみに検索要
求を出すようにしている。したがって、常に、必要なサ
ーバ19による検索処理を可能にして、並列データベー
スに対して効果的な検索処理を可能にして、資源の有効
利用を図るのである。また、上記2次処理要求に際して
は、検索処理時に作成されて情報格納部14に格納され
ている検索結果の情報を参照して2次処理に必要なサー
バ19を判断し、そのサーバ19のみにリクエスト要求
を出すようにしている。したがって、並列データベース
に対して効果的な読み出し処理を可能にして、資源の有
効利用を図ることができる。
【0055】図8は、リクエスト結果の内容と検索コー
ディネータ13の分析処理部44による処理内容を示
す。上記リクエスト結果の内容が検索要求結果である場
合には、上記分析処理部44は、図6のフローチャート
に従って、各サーバ19からのリクエスト結果を取りま
とめて集合セット情報15および表示情報17を作成し
て情報格納部14に保持する。そして、表示情報17に
基づくリクエスト結果をクライアント21に返す。
【0056】また、上記リクエスト結果の内容がリスト
表示要求結果である場合には、分析処理部44は、各サ
ーバ19からのリクエスト結果を取りまとめて表示情報
17を作成して情報格納部14に保持する。そして、表
示情報17の内容に基づく表示リストをリクエスト結果
をクライアント21に返す。
【0057】また、上記リクエスト結果の内容がソート
要求結果である場合には、分析処理部44は、図6のフ
ローチャートに従って、各サーバ19からのリクエスト
結果を情報格納部14の表示情報17に追加してソート
テーブルを作成して、作成したソートテーブルで表示情
報17の内容を更新する。そして、表示情報17の内容
に基づくリクエスト結果をクライアント21に返す。そ
の際に、新たにソートの必要がある場合には、キュー4
3にソートの要求を出す。
【0058】このように、上記検索コーディネータ13
は、検索要求結果の場合には、検索結果を取りまとめて
集合セット情報15を作成し、情報格納部14に保持す
るようにしている。したがって、2次処理要求があった
場合には、集合セット情報15を利用することによっ
て、2次処理要求に対して迅速に対処できるのである。
【0059】また、上記リスト表示要求結果の場合に
は、リスト表示要求の送出先の各サーバ19から返送さ
れてくる「番号」,「ページ数」および「要約」を取りまとめ
て表示リストを作成し、クライアント12に返送する。
一方、ソート要求結果の場合には、リスト表示要求の送
出先の各サーバ19から返送されてくる「番号」,「ページ
数」および「要約」の集合に対してソート処理を行ってク
ライアント12に返送する。したがって、少ない文書デ
ータ量でリスト表示やソート処理を高速に行うことがで
きる。
【0060】上述したごとく、本実施の形態において
は、上記ネットワーク18にクライアント12,検索コ
ーディネータ13および複数のサーバ19a,19b,19
cのプロセッサを接続し、上記文書データベースを1つ
のキーワードで分割して成る複数の分割データベース2
1a,21b,21cの夫々が格納された記憶部20a,20
b,20cを個々のサーバ19に対応付けて、並列データ
検索処理装置を構築する。また、情報格納部14には、
1つの文書データベースを複数の分割データベースに分
割する際に用いたキーワードで成る分割情報16と、各
分割データベース21a,21b,21cを検索(1次処理)
した際に得られた検索結果を取りまとめた集合セット情
報15を格納しておく。
【0061】そして、上記検索コーディネータ13によ
って、分割情報16または集合セット情報15を参照し
て、クライアント12からの検索要求または2次処理要
求を分析して使用するサーバ19を得て、そのサーバ1
9のみに検索要求や2次処理要求を出すようにしてい
る。したがって、総ての分割データベース21a,21b,
21cに対する処理が平行して行われることがなくな
り、並列データベースに対する検索処理や2次処理を効
果的に行うことができる。
【0062】また、上記検索コーディネータ13によっ
て参照される分割情報16または集合セット情報15
は、インデックスとは異なって簡単に作成できるもので
あり、文書データベースの内容の増加に伴って作成し直
す必要もない。したがって、本並列データ検索処理装置
は、運用時におけるメンテナンス性に優れていると言え
る。
【0063】また、上記サーバ19は、分割データベー
ス21に対する処理を行い、検索結果に基づいて集合セ
ット22を作成して保持すると共に、保持された集合セ
ット22を一括して検索コーディネータ13に返す。そ
うすると、検索コーディネータ13は、各サーバ19か
ら受け取った集合セット22を取りまとめて集合セット
情報15を作成して保存する。したがって、本実施の形
態によれば、検索処理時に、検索された個々の検索結果
を別々に検索コーディネータ13に返送する必要がな
く、少ないデータ転送回数で検索結果の情報を情報格納
部14に保持できる。
【0064】また、上記検索結果である集合セット22
は、検索された文書データを特定する「インデックス」と
「検索件数」である。したがって、検索処理時に、サーバ
19と検索コーディネータ13との間で転送されるデー
タ量が少なく、データ転送に要する時間を大幅に短くで
きる。
【0065】尚、上述したような並列データ検索処理手
順をプログラム化してフロッピーディスクやCD−RO
M等のコンピュータで読み出し可能な記録媒体に記録し
ておき、必要に応じてメモリにインストールして上記ネ
ットワークに接続された検索端末制御装置12,検索コ
ーディネータ13および検索処理装置19で用いるよう
にしても差し支えない。
【0066】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の並列データ検索処理装置は、1つの文書データ
ベースが1次キーワードによって分割されて成る複数の
分割データベースの夫々を異なる記憶部に格納し、上記
各分割データベースに対応付けられたサーバとクライア
ントと検索コーディネータとをネットワークで接続し、
上記検索コーディネータは、上記クライアントからのリ
クエストデータが検索要求である場合には分割情報を参
照する一方、上記検索要求に続く2次処理要求である場
合には検索結果情報を参照して必要とするサーバを求
め、この求めたサーバのみと上記リクエストデータおよ
びリクエスト結果の送受を行うので、検索処理時あるい
は2次処理時に、処理対象となる文書データが存在する
分割データベースのみに対して平行処理を行うことがで
きる。したがって、並列データベースに対する効果的な
検索処理や2次処理を行うことができる。
【0067】さらに、上記検索コーディネータによって
参照される分割情報は、上記分割データベースの元の文
書データベースの内容が増加しても変更されない。ま
た、上記検索コーディネータによって参照される検索結
果情報は、上記検索端末から検索要求が入力される毎に
容易に作成される。したがって、本実施の形態における
上記分割情報および検索結果情報は、図9および図10
に示すインデックス手法を用いたデータベースアクセス
処理方法におけるグローバルインデックス7のように、
文書データの増加に伴ってかなりの時間を費やして作成
されるものではなく、運用時におけるメンテナンス性に
優れている。
【0068】また、請求項2に係る発明の並列データ検
索処理装置における上記サーバは、リクエストデータが
検索要求である場合には、対応付けられた記憶部の分割
データベースに関する検索結果を上記記憶部に格納する
と共に、上記格納された検索結果を一括して上記検索コ
ーディネータに返送し、上記検索コーディネータは、返
送されてくる検索結果を取りまとめて上記検索結果情報
を作成して情報格納部に格納するので、上記検索結果情
報が、上記リクエストデータの送出先のサーバのみから
検索コーディネータへの少ないデータ転送回数で容易に
作成できる。
【0069】また、請求項3に係る発明の並列データ検
索処理装置における上記検索コーディネータは、リクエ
ストデータが2次処理要求である場合には、上記リクエ
ストデータの送出先のサーバから返送されてくるリクエ
スト結果に基づいて表示情報を作成するので、上記リク
エストデータ送出先のサーバのみからの少ないデータ量
に基づいて、リスト表示あるいはソート処理の対象とな
る上記表示情報を迅速に作成できる。したがって、2次
処理要求に対する処理を、データ転送等の関連処理に無
駄な時間を費やすことなく短時間に迅速に行うことがで
きる。
【0070】また、請求項4に係る発明の並列データ検
索処理装置における上記検索コーディネータは、リクエ
ストデータがソート要求の2次処理要求である場合に
は、作成した表示情報にソート処理を施すので、上記リ
クエストデータ送出先のサーバのみからの少ないデータ
量に基づいてソート処理を迅速にできる。したがって、
ソート処理を、データ転送等の関連処理に無駄な時間を
費やすことなく短時間に迅速に行うことができる。
【0071】また、請求項5に係る発明の並列データ検
索処理装置における上記検索コーディネータは、入力さ
れたリクエストデータを分析する分析処理部を有するの
で、当該リクエストデータは検索要求であるか上記2次
処理要求であるかを判別し、検索要求である場合には上
記分割情報を参照する一方、2次処理要求である場合に
は上記検索結果情報を参照して、検索処理あるいは2次
処理を行うべきサーバを容易に求めることができる。
【0072】また、請求項6に係る発明のプログラム記
憶媒体は、1つの文書データベースが1次キーワードに
よって分割されて成る複数の分割データベースの夫々を
記憶部に格納し、検索端末から検索端末制御装置に入力
されたリクエストデータをネットワークを介して検索コ
ーディネータに送出し、受け取ったリクエストデータが
検索要求である場合には情報格納部に格納された上記1
次キーワードで成る分割情報を参照する一方、2次処理
要求である場合には上記情報格納部に格納された検索結
果情報を参照して、上記リクエストデータを送出すべき
サーバを求め、この求めたサーバと上記リクエストデー
タおよびリクエスト結果の送受を行い、受け取ったリク
エスト結果を上記ネットワークを介して上記検索端末制
御装置に返し、更に上記検索端末に送出するプログラム
を記憶したので、上記検索コーディネータは、上記情報
格納部に格納された分割情報あるいは検索結果情報を参
照して求めた特定のサーバのみと上記リクエストデータ
およびリクエスト結果の送受を行って、上記検索処理や
2次処理を互いに平行して行うことができる。したがっ
て、この発明によれば、並列データベースに対する処理
を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の並列データ検索処理装置におけるブ
ロック図である。
【図2】図1における検索端末,クライアント,検索コー
ディネータおよびサーバによって実行される並列データ
処理時におけるデータフローを示す図である。
【図3】図2における検索コーディネータ内での更に詳
細なデータフローを示す図である。
【図4】図1における検索コーディネータおよびサーバ
によって行われるリクエストデータに対する処理の概略
フローチャートである。
【図5】図3における分析処理部によって実行されるリ
クエスト分析処理動作のフローチャートである。
【図6】図5に続くリクエスト分析処理動作のフローチ
ャートである。
【図7】リクエストデータの内容と検索コーディネータ
の分析処理部による処理内容を示す図である。
【図8】リクエスト結果の内容と検索コーディネータの
分析処理部による処理内容を示す図である。
【図9】並列データベース管理システムにインデックス
手法を用いたデータベースアクセス処理方法における検
索行数が一定値以下である場合の並列検索手順の説明図
である。
【図10】並列データベース管理システムにインデック
ス手法を用いたデータベースアクセス処理方法における
検索行数が一定値より大きい場合の並列検索手順の説明
図である。
【符号の説明】
11…検索端末、 12…検索端末制
御装置(クライアント)、13…検索コーディネータ、
14…情報格納部、15…集合セット情報、
16…分割情報、17…表示情報、
18…ネットワーク、19a,19b,19c…検
索処理装置(サーバ)、20a,20b,20c…記憶部、
21a,21b,21c…分割データベース、22a,2
2b,22c…集合セット、 41…クライアントインタ
ーフェース、42…非同期処理部、 43
…キュー、44…分析処理部、 45…
サーバインターフェース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 和久 東京都杉並区上荻1丁目2番1号 日本デ ィジタルイクイップメント株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの文書データベースが1次キーワー
    ドによって分割されて成る複数の分割データベースの夫
    々を格納する複数の記憶部と、 上記夫々の記憶部に対応付けられると共に、ネットワー
    クに接続されて、上記対応付けられた記憶部に格納され
    ている分割データベースを検索する検索処理装置と、 上記ネットワークに接続されて、検索端末から入力され
    たリクエストデータを上記ネットワークに送出する一
    方、上記ネットワークを介して返送されてくるリクエス
    ト結果を上記検索端末に送出する検索端末制御装置と、 上記1次キーワードで成る分割情報と、上記各検索処理
    装置による検索結果を取りまとめた検索結果情報とが格
    納された情報格納部と、 上記ネットワークに接続されて、このネットワークを介
    して上記検索端末制御装置から送出されてくるリクエス
    トデータを受けて、このリクエストデータが検索要求で
    ある場合には上記分割情報を参照する一方、上記検索要
    求に続く2次処理要求である場合には上記検索結果情報
    を参照して、上記リクエストデータを送出すべき検索処
    理装置を求め、この求めた検索処理装置と上記リクエス
    トデータおよびリクエスト結果の送受を行って、受け取
    ったリクエスト結果を上記ネットワークに送出する検索
    コーディネータを備えて、 上記検索コーディネータからのリクエストデータを受け
    た検索処理装置によって検索処理あるいは2次処理を互
    いに平行して行うことを特徴とする並列データ検索処理
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の並列データ検索処理装
    置において、 上記リクエストデータが検索要求のリクエストデータで
    ある場合には、 上記検索処理装置は、対応付けられた記憶部の分割デー
    タベースに関する検索結果を当該記憶部に格納すると共
    に、上記格納された検索結果を一括して上記リクエスト
    結果として上記検索コーディネータに返し、 上記検索コーディネータは、上記リクエストデータの送
    出先の検索処理装置から返送されてくる検索結果を取り
    まとめて上記検索結果情報および表示情報を作成して上
    記情報格納部に格納すると共に、上記表示情報を上記検
    索端末制御装置に返送するようになっていることを特徴
    とする並列データ検索処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の並列データ検索処理装
    置において、 上記リクエストデータが2次処理要求のリクエストデー
    タである場合には、 上記検索コーディネータは、上記リクエストデータの送
    出先の検索処理装置から返送されてくるリクエスト結果
    に基づいて表示情報を作成して上記情報格納部に格納す
    ると共に、上記検索端末制御装置に返送するようになっ
    ていることを特徴とする並列データ検索処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の並列データ検索処理装
    置において、 上記リクエストデータがソート要求の2次処理要求であ
    る場合には、 上記検索コーディネータは、上記作成した表示情報にソ
    ート処理を施した後に上記格納および返送を行うように
    なっていることを特徴とする並列データ検索処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の並列データ検索処理装
    置において、 上記検索コーディネータは、 入力されたリクエストデータを分析して、当該リクエス
    トデータは検索要求であるか上記2次処理要求であるか
    を判別し、検索要求である場合には上記分割情報を参照
    する一方、2次処理要求である場合には上記検索結果情
    報を参照して、当該リクエストデータを送出すべき検索
    処理装置を求める分析処理部を備えたことを特徴とする
    並列データ検索処理装置。
  6. 【請求項6】 1つの文書データベースが1次キーワー
    ドによって分割されて成る複数の分割データベースの夫
    々を記憶部に格納し、 検索端末から検索端末制御装置に入力されたリクエスト
    データをネットワークを介して検索コーディネータに送
    出し、 上記リクエストデータが検索要求である場合には、上記
    検索コーディネータによって、情報格納部に格納されて
    いる上記1次キーワードで成る分割情報を参照して求め
    た検索処理装置に上記ネットワークを介して上記リクエ
    ストデータを送出し、このリクエストデータを受け取っ
    た検索処理装置によって、対応する記憶部の分割データ
    ベースを検索して検索結果をリクエスト結果として上記
    ネットワークおよび検索コーディネータを介して上記検
    索端末制御装置に返送し、上記検索端末制御装置によっ
    て受け取ったリクエスト結果を上記検索端末に送出し、 また、上記リクエストデータが上記検索要求に続く2次
    処理要求である場合には、上記検索コーディネータによ
    って、上記検索処理装置による検索結果を取りまとめて
    上記情報格納部に格納されている検索結果情報を参照し
    て求めた検索処理装置に上記ネットワークを介して上記
    リクエストデータを送出する一方、送出先の検索処理装
    置から返送されてくるリクエスト結果を上記ネットワー
    クおよび上記検索コーディネータを介して上記検索端末
    制御装置に返送し、上記検索端末制御装置によって受け
    取ったリクエスト結果を上記検索端末に送出することに
    よって、 上記検索コーディネータからのリクエストデータを受け
    た検索処理装置によって、検索処理あるいは2次処理を
    互いに平行して行うことができるプログラムを記憶した
    ことを特徴とするプログラム記憶媒体。
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