JPH10153973A - 掲示板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立て及び分解が自由に行なえ、分解によっ
て全体が嵩低くなる掲示板を提供する。 【解決手段】 多数本のパイプを接続具で結合して自立
するように組立てた支持枠１と、この支持枠の上部横桟
５と中間横桟６及び両側の縦柱３、３で囲まれた部分に
着脱自在となるよう取り付けるパネル２とからなり、パ
イプの接続によって簡単に組立てることができると共
に、分解によって全体を嵩低くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、各種選挙時にお
いて、選挙場に設置し、候補者名を掲示する場合等に使
用するのに適した掲示板に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、国政、地方の各選挙において
は、投票場に候補者名を掲示する必要があり、この掲示
には、掲示板が使用されている。

【０００３】従来の掲示板は、掲示に必要な大きさを有
する一枚物のパネルの両側に支柱を設け、パネルが垂直
となる自立する構造になっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の掲示
板は、一枚物のパネルに支柱を固定した構造であるた
め、形状の変化が不能となり、格納や輸送時にスペース
をとるため嵩張って不便であるという問題がある。

【０００５】そこで、この発明の課題は、分解による縮
小を可能とし、格納や輸送がスペース的に有利となる掲
示板を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項１の発明は、多数本のパイプを接続具
で結合して自立するよう組立てる支持枠と、この支持枠
に着脱自在となるよう取り付けるパネルとからなり、該
パネルに支持枠への取り付け手段が設けられている構成
を採用したものである。

【０００７】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、支持枠は、両側の縦柱と、両縦柱の下端に位置する
接地パイプと、両縦柱間の上端に架設した上部横桟及び
中間部に架設した中間横桟とによって自立するように組
立てられ、パネルは、上部横桟と中間横桟及び両縦柱で
囲まれた枠状部分に取り付けられるようになっている構
成を採用したものである。

【０００８】ここで、支持枠は、金属製のパイプを接続
具で直角に順次結合することによって組立てられると共
に、パネルは周囲に設けたフック状の取り付け手段をパ
イプへ弾力的に外嵌することによって取り付けられる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。

【００１０】図１乃至図３に示す第１の実施形態におい
て、掲示板は、多数本のパイプと接続具を用い、自立可
能となるよう組立てる支持枠１と、この支持枠１に対し
て着脱自在に取り付けるパネル２との組合せによって構
成されている。

【００１１】上記支持枠１は、両側縦柱３、３の下端に
接地部４、４を設け、両縦柱３、３間に上部横桟５と中
間横桟６及び下部横桟７を架設して組立てられている。

【００１２】両縦柱３、３は、下位パイプ８と中間パイ
プ９及び上位パイプ１０からなり、下位パイプ８と中間
パイプ９の上端に各々接続用のソケット１１、１２を設
け、各パイプ８、９、１０を順次接続することにより、
上下に長い一本のパイプ接続物に形成されることにな
る。

【００１３】接地部４、４は、縦柱３の下端に接続した
四方接続具１３の直線上にある二方に、縦柱３と直角の
配置となる接地パイプ１４、１４を接続し、両接地パイ
プ１４、１４の端部にキャップ１５を嵌着した構造を有
し、接地させることにより縦柱３は垂直に起立すること
になる。

【００１４】下部横桟７は、両縦柱３、３の下端に設け
た四方接続具１３、１３の相対向させた接続部に両端を
嵌合することにより、縦柱３、３の下端間に架設され
る。

【００１５】上部横桟５は、この両端に取り付けた直角
二方接続具１６、１６を縦柱３、３の上端に接続するこ
とにより、両縦柱３、３の結合を行なうようになってい
る。

【００１６】中間横桟６は、両縦柱３、３における中間
パイプ９に固定した二方接続具１７の対向する接続部に
両端を嵌挿することにより、縦柱３、３間に水平に架設
される。

【００１７】前記パネル２は、支持枠１の上部横桟５と
中間横桟６及び両縦柱３、３によって囲まれた空間に納
まる大きさの矩形状に形成され、その周縁に、支持枠１
を構成するパイプに対して前面側から弾力的に外嵌する
よう、弾性金属板を略半円形のフック状に形成した取り
付け手段１８が設けられている。

【００１８】上記パネル２は、合板や合成樹脂板、アル
ミ板等を用い、周囲に縁部材を取り付けて形成されてい
る。

【００１９】図示の場合、パネル２は、両側に二分割し
て並べたものを示したが、一枚物でもよく、また、二分
割してヒンジで二つに折り畳みできるような構造にして
もよい。

【００２０】次に、図４は、掲示板の第２の実施形態を
示している。なお、第１の実施形態と同一部分には同一
符号を付して説明に代える。

【００２１】この第２の実施形態において、支持枠１
は、両側縦柱３、３が、下位パイプ８と上位パイプ１０
を両パイプ８、１０にわたって内嵌するジョイントパイ
プ２１を介して接続することにより形成され、縦柱３、
３と後部接地パイプ１４、１４の間にステーパイプ２２
を傾斜状に配置し、縦柱３の起立強度を向上させるよう
にしている。このステーパイプ２２の上端には下位パイ
プ８に弾力的に外嵌するホルダー２３が、また下端には
接地パイプ１４に弾力的に外嵌するホルダー２４が各々
設けられている。

【００２２】また、パネル２は、上下に取り付け手段１
８が設けられた二枚を上部横浅５と中間横浅６の間に並
べて取り付けるようにしたものである。

【００２３】更に、中間横浅６は、両端に設けたホルダ
ー２５を上位パイプ１０に外嵌係止することにより、上
位パイプ１０間に架設するようになっている。

【００２４】この発明の掲示板は上記のような構成であ
り、掲示板の使用は、支持枠１を各パイプと接続具を用
いて組立て、両接地部４、４で支持枠１を自立させると
共に、この支持枠１の上部横桟５と中間横桟６との間に
取り付け手段１８でパネル２を取り付ければよく、パネ
ル２に候補者名を掲示する。

【００２５】また、掲示板を使用しないときは、パネル
２を取り外し、図１のように支持枠１を各パイプ毎に分
解すればよく、全体がコンパクトになり、格納や輸送に
便利となる。

【００２６】

【発明の効果】以上のように、この発明によると、支持
枠をパイプの接続によって分解と自立可能な組立てとが
行なえるようにし、この支持枠に対してパネルを着脱自
在に取り付けるようにしたので、使用しないときは分解
することにより全体を嵩低くすることができ、格納や輸
送がスペース的に有利となる。

【００２７】また、組立てや分解はパイプを接続又は引
抜くだけでよいので、作業が簡単で能率よく行なえ、全
体の構造も簡単であるのでコスト的にも安価である。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施形態の掲示板を示す分解斜視図

【図２】掲示板の組立状態を示す斜視図

【図３】同上におけるパネル取り付け部分を示す拡大断
面図

【図４】第２の実施形態の掲示板を示す分解斜視図

【符号の説明】

１ 支持枠 ２ パネル ３ 縦柱 ４ 接地部 ５ 上部横桟 ６ 中間横桟 ７ 下部横桟 ８ 下位パイプ ９ 中間パイプ １０ 上位パイプ １１、１２ ソケット １３ 接続具 １４ 接地パイプ １５、１６、１７ 接続具 １８ 取り付け手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 多数本のパイプを接続具で結合して自立
   するよう組立てる支持枠と、この支持枠に着脱自在とな
   るよう取り付けるパネルとからなり、該パネルに支持枠
   への取り付け手段が設けられている掲示板。
2. 【請求項２】 支持枠は、両側の縦柱と、両縦柱の下端
   に位置する接地パイプと、両縦柱間の上端に架設した上
   部横桟及び中間部に架設した中間横桟とによって自立す
   るように組立てられ、パネルは、上部横桟と中間横桟及
   び両縦柱で囲まれた枠状部分に取り付けられるようにな
   っている請求項１記載の掲示板。