JPH1015057A - 透析液特性変化検出装置及び排出液特性変化検出装置 - Google Patents

透析液特性変化検出装置及び排出液特性変化検出装置

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JPH1015057A
JPH1015057A JP8175275A JP17527596A JPH1015057A JP H1015057 A JPH1015057 A JP H1015057A JP 8175275 A JP8175275 A JP 8175275A JP 17527596 A JP17527596 A JP 17527596A JP H1015057 A JPH1015057 A JP H1015057A
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blood
dialysate
circuit
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dialyzer
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JP8175275A
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Inventor
Hiroshi Kuroda
寛 黒田
Tomohito Hamazaki
智仁 浜崎
Kenichi Iida
賢一 飯田
Takeyasu Sano
豪泰 佐野
Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
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Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 人工透析装置、血液浄化装置における体
外循環回路中を流通する血液の流量、速度等の正確な測
定及び採血部におけるショート現象の検出可能な装置の
提供。 【解決手段】 透析器を備えた体外循環回路と、前記体
外循環回路に装着され、この体外循環回路中に指標物質
を供給する指標物質導入手段と、透析器の透析液戻り口
ラインに装着され、前記指標物物質の注入により生じる
透析後透析液の特性変化を検出するセンサーと、を備え
てなることを特徴とする透析液特性変化検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は透析液特性変化検
出装置及び排出液特性変化検出装置に関する。更に詳し
くは、人工透析の際に体外循環回路中の血液の流速を測
定することができ、又、シャント部におけるショート回
路形成を検出することもできる透析液特性変化検出装置
及び排出液特性変化検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の人工透析装置は、患者の動脈血を
採取してこれを透析器に導き、透析器により透析された
血液を患者の静脈に戻す血液回路と、血液回路の内透析
器よりローラ型ポンプ(このポンプは、透析現場あるい
はこの技術分野において、一般に、しごきポンプあるい
はペリスタポンプとも称されている。)と、透析器に透
析液を供給する透析液供給ライン、透析器から排出され
る透析液(この明細書においては、これを透析後透析液
と称する。)を排出する透析液戻り口ライン及び透析液
を供給ラインを通じて透析液を透析器に供給する透析液
供給装置とを有する。なお、この明細書においては、透
析器より上流側の血液回路を動脈側血液回路と称し、透
析器より下流側の血液回路を静脈側血液回路と称して区
別することにする。
【0003】患者に透析を施すときには、通常、患者の
一方の腕における動脈と静脈とを縫合して採血部として
のシャント部を形成する。この採血部に動脈側血液回路
の末端に結合された留置針と静脈側血液回路の末端に結
合された留置針とを、前記採血部に穿刺する。そして、
動脈側血液回路中に介装されているローラ型ポンプを駆
動することにより、患者の動脈から血液を動脈側血液回
路に導入し、ローラ型血液ポンプを経由して透析器に動
脈血を導く。透析器には透析液が導入されているので、
この透析液と動脈とが中空繊維状の透析膜を介して向流
接触することにより、血液が浄化される。浄化された血
液は透析器から排出され、静脈側血液回路を通じて、患
者の静脈に戻される。説明するまでもないが、静脈に戻
された血液は患者の体内を循環して動脈に戻り、再び血
液回路に導出される。このようにして患者の血液は透析
器を介装する血液回路中を循環し、浄化されていく。
【0004】このような人工透析においては、透析の効
果を判断するのに、体外循環回路を流通する血液の流通
速度を正確に把握することが重要である。今までのとこ
ろ、ローラ型ポンプが正常に駆動している限り、体外循
環回路を流通する血液の流速は、このローラ型ポンプの
駆動量により決定されるものとされていた。
【0005】このような人工透析においては、採血部に
おいて、静脈側血液回路から患者の静脈に戻された透析
後の血液(透析後血液と称する。)は、患者の体内を循
環してから採血部の動脈に戻って来ることが重要であ
る。
【0006】前記人工透析装置において重要とされた前
記事項は、人工透析装置以外の血液浄化装置において
も、同様に当てはまる。
【0007】ここで、人工透析装置以外の血液浄化装置
は、例えば、ローラ型ポンプを介装し、患者の動脈から
血液を採取する動脈側血液回路と、患者の静脈に血液を
戻す静脈側血液回路と、前記動脈側血液回路と前記静脈
側血液回路とに介装され、動脈側血液回路から供給され
て血液を所定の成分に分離する血液浄化器とを有する。
【0008】このような血液浄化装置においても、人工
透析装置と同様に、血液の流通速度を正確に把握し、
又、採血部においてショートが発生していないことが重
要事項となる。このショートは、例えば静脈側血液回路
から患者の静脈に戻された血液が患者の血液循環系を循
環することなく採血部で直ちに動脈側血液回路に吸い出
されてしまう現象を言う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の人工透析装置あ
るいは人工透析装置以外の血液浄化装置において、体外
循環回路内の血液の流通は、ローラ型ポンプにおけるロ
ーラが動脈側血液回路におけるローラ型ポンプ用チュー
ブをしごくことにより実現される。したがって、ローラ
型ポンプの駆動により送り出される血液の流量は、前記
チューブ内に血液が十分に充填された状態になっている
ことが前提となる。
【0010】ところが、ローラ型ポンプ内のローラで前
記ローラ型ポンプ用チューブをしごくことにより押しつ
ぶされたチューブが断面円形に迅速に回復せず、扁平に
つぶれたままとなってしまうことがある。つぶれた状態
のチューブをローラ型ポンプ内のローラがいくらしごい
ても血液は送り出されることがない。このような場合に
は、ローラ型ポンプが駆動しているからと言って正確な
血流量で血液が体外循環回路中を循環しているとは到底
保証することができない。
【0011】このような問題点は、人工透析装置以外の
血液浄化装置のように血液回路中にローラ型ポンプを介
装する装置一般について、存在する。
【0012】一方、人工透析装置を用いて透析操作を行
う場合においても、循環回路中を流通する血液の流通速
度を正確に把握する外に透析の程度を知る必要もある。
【0013】透析処理によってどの程度血液が透析され
たかは、従来では動脈側血液回路から血液を定期的に採
取してこれを分析することにより判定されている。これ
は分析に時間がかかるという問題がある。
【0014】又、シャントにより患者の一方の腕に採血
部を形成し、この採血部から動脈血を体外循環回路中に
導入し、採血部の静脈に透析後の血液を戻すようにして
いるのであるが、採血部において動脈側血液回路と静脈
側血液回路とが短絡(ショート)していないことが重要
である。ところが、今までのところ、上記短絡現象を把
握する技術は未だ確率されていない。したがって、静脈
側血液回路から患者の静脈に注入された透析後の血液が
ショートにより動脈側血液回路に直ちに吸い出されてい
るときには、見かけ上体外循環回路を血液が円滑に流通
しているとしても、透析治療の効果が確保されることに
はならない。
【0015】よって、確実な透析治療を行うには、この
ような短絡現象が起こっているか否かを正確に把握する
ことが必要になる。というのは、もし短絡現象が発生し
ているときには、採血部における留置針の穿刺位置を変
え、あるいはシャント形成を再考する等の対策を的確に
採用して透析治療を確実に行うことができるからであ
る。
【0016】このような問題は、人工透析装置に限ら
ず、採血部に動脈側血液回路の留置針及び静脈側留置針
が近接して穿刺されているときに、起こり得る。
【0017】この発明は前記問題点を解消することを目
的とする。すなわち、この発明の目的は、体外循環回路
中を流通する血液の流通速度を正確に測定することので
きる透析液特性変化検出装置及び排出液特性変化検出装
置を提供することにある。この発明の他の目的は、体外
循環回路中での血液流通不能を容易に発見することので
きる透析液特性変化検出装置及び排出液特性変化検出装
置を提供することにある。この発明の他の目的は、採血
部における短絡現象を容易に発見することのできる透析
液特性変化検出装置及び排出液特性変化検出装置を提供
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
のこの発明の構成は、(1)透析器を備えた体外循環回
路と、前記体外循環回路に装着され、この体外循環回路
中に指標物質を供給する指標物質導入手段と、透析器の
透析液戻り口ラインに装着され、前記指標物物質の注入
により生じる透析後透析液の特性変化を検出するセンサ
ーと、を備えてなることを特徴とする透析液特性変化検
出装置であり、(2)前記指標物質導入手段が前記体外
循環回路における透析器の上流側に設けられてなる前記
(1)に記載の透析液特性変化検出装置であり、(3)
前記指標物質導入手段が前記体外循環回路における透析
器の下流側側に設けられてなる前記(1)に記載の透析
液特性変化検出装置であり、(4)前記透析液特性変化
検出装置がシャント部再循環検出装置である前記(3)
に記載の透析液特性変化検出装置であり、(5)血液浄
化器を備えた体外循環回路と、前記体外循環回路に装着
され、この体外循環回路中に指標物質を供給する指標物
質導入手段と、前記血液浄化器により血液から分離さ
れ、かつ前記体外循環回路に戻されない成分を排出する
ラインに装着され、前記指標物物質の注入により招来す
る前記成分の特性変化を検出するセンサーと、を備えて
なることを特徴とする排出液特性変化検出装置出あり、
(6)前記指標物質導入手段が前記体外循環回路におけ
る血液浄化器の上流側に設けられてなる前記(5)に記
載の排出液特性変化検出装置であり、(7)前記指標物
質導入手段が前記体外循環回路における血液浄化器の下
流側側に設けられてなる前記(5)に記載の排出液特性
変化検出装置であり、(8)前記排出液特性変化検出装
置がシャント部再循環検出装置である前記(5)に記載
の排出液特性変化検出装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】
(一般的説明)この発明の透析液特性変化検出装置は、
体外循環回路と、指標物質導入手段と、センサーとを有
し、たとえば人工透析装置に組み込まれて使用すること
ができる。
【0020】前記体外循環回路は、透析器を備え、患者
の動脈血を透析器に送り込み、透析器を通過した血液を
患者の静脈に戻すように形成されることができる。
【0021】この患者の動脈血を透析器に送り込むまで
の血液回路として、例えば一端に留置針を備え、途中に
例えばローラ型ポンプを備え、他端を前記透析器の血液
導入ポートに接続されたチューブを備える動脈側血液回
路を挙げることができる。
【0022】透析器から排出された血液を患者の静脈に
送出するまでの血液回路として、例えば一端に留置針を
備え、他端を前記透析器の血液導出ポートに接続された
チューブを備える静脈側血液回路を挙げることができ
る。
【0023】なお、この発明においては前記体外循環回
路中に介装される血液ポンプとしては、前記ローラ型ポ
ンプに限定されることはなく、血液を患者の血管から吸
引して前記透析器に送出する機能を有してこの種医療装
置に使用されることができる限り他の形式のポンプを採
用することもできる。
【0024】前記透析器としては、血液を透析膜を介し
て透析液と向流接触させることにより血液の透析を行う
ことのできる装置を採用することができる。前記透析膜
には平膜及び中空糸膜等各種の形式があり、その透析膜
の形態に応じて各種のタイプの透析器が存在するにもか
かわらず、この発明においては、いずれの形式の透析器
をも好適に採用することができる。もっとも、中空糸を
束ねてこれを筒状容器に収容し、その筒状の容器の一端
部に血液導入蓋体を装着し、その筒状の容器の他端部に
は血液導出蓋体を装着し、前記血液導入蓋体は血液導入
ポートを有し、前記血液導出蓋体は血液導出ポートを有
し、前記筒状の容器の一端近傍の周面には透析液導入ポ
ートを設け、また前記筒状の容器の他端近傍の周面には
透析液導出ポートを設けるようにして構成される透析器
が、好適に使用される。このような構造の透析器におい
ては、血液導入ポートから中空糸内に送り込まれた血液
が透析液導入ポートから送り込まれた透析液と中空糸膜
を介して向流接触し、この接触により血液中の不要成分
が透析液中に移動し、透析液導出ポートから透析後透析
液が排出されて行く。この透析液導出ポートには透析液
戻り口ラインが接続されていて、透析後透析液が排出さ
れて行く。
【0025】前記指標物質導入手段は、この体外循環回
路中に指標物質を供給する機能を有する手段である。
【0026】この指標物質は、人体に害を及ぼさずに、
後述するセンサーにより検出可能な透析後の透析液の特
性変化を生じさせる物質を挙げることができる。この指
標物質としては、例えばエアー等の気体、例えば食塩、
リン酸等の電解質、ブドウ糖等の非電解質を挙げること
ができる。又、人体に悪影響を与えない限りにおいてあ
る種の染料を使用することもできる。好ましい指標物質
として、食塩及びブドウ等を挙げることができる。この
食塩は水溶液の形態で体外循環回路中に添加されるのが
好ましい。好ましい食塩水の濃度は、3〜20重量%で
ある。又、この食塩水の投与量は、通常食塩の量に対し
て10重量倍が好ましい。又、この食塩水の投与量は、
成人に対し10%食塩水を1〜5ミリリットルであるの
が好ましい。前記ブドウ糖を使用する場合、食塩と同様
に水溶液の形態で体外循環回路中に添加されるのが好ま
しい。好ましいブドウ糖水溶液の濃度は2.5〜20重
量%である。又、このブドウ糖の投与量は、通常ブドウ
糖の量に対して10重量倍が好ましい。又、このブドウ
糖の投与量は、成人に対し10%ブドウ糖水溶液を1〜
5ミリリットルであるのも好ましい。
【0027】指標物質導入手段の装着部位は、動脈側血
液回路及び静脈側血液回路のいずれであっても良い。
【0028】動脈側血液回路に指標物質導入手段を設け
る場合には、後述するセンサーにより検出される透析後
透析液の特性変化を検出することにより、血液の流通速
度を求めることができる。この場合、指標物質導入手段
を動脈側血液回路すなわち透析器の上流側に設ける場合
には、動脈側血液回路における留置針側の適宜位置に、
この指標物質導入手段を装着するのが、良い。
【0029】又、静脈側血液回路に指標物質導入手段を
設ける場合には、後述するセンサーにより検出される透
析後透析液の特性変化を検出することにより、血液の流
通速度を求めることができるし、また求めないにしても
ショート現象発生を検出することができる。この場合、
指標物質導入手段を静脈側血液回路すなわち透析器の上
流側に設ける場合には、静脈側血液回路における留置針
側近傍の適宜位置に、この指標物質導入手段を装着する
のが、良い。
【0030】いずれの血液回路に設けるにしても、指標
物質導入手段は、例えば、動脈側血液回路又は静脈側血
液回路に設けられたところの、穿刺可能な柔軟性部材で
形成された穿刺部と、この穿刺部に穿刺可能な注射針を
有する注射器とで形成することができる。もっとも、動
脈側血液回路及び静脈側血液回路に指標物質を供給する
ことができるのであれば、前記穿刺部及び注射針で形成
されることに限られない。
【0031】とまれ、前記注射針は、手動で操作されて
も、また適宜の駆動手段により自動操作されるようにな
っていても良い。体外循環回路における人血と接触する
パーツは、衛生上使い捨て製品であるから、簡便な操作
及び衛生上の理由から、前記注射器は人手による操作可
能で、かつ使い捨て製品であるのが望ましい。
【0032】前記センサーは、指標物質により生起する
透析後透析液の特性変化を検出することができる機能を
有する。
【0033】透析後透析液の特性変化としては、透析後
透析液の電気的特性の変化例えば、伝導率(導電率)の
変化、誘電率の変化、及び磁性の変化等、透析後透析液
の光学的特性の変化例えば屈折率の変化、及び吸光度の
変化等、透析後透析液の物理的特性の変化例えば比重の
変化等、並びに、透析後透析液の化学的特性の変化例え
ばpHの変化、酸化還元能の変化、指標物質の濃度変
化、放射製物質の濃度変化、及び指標物質の分解反応ま
たは他の物質との反応による生成物の濃度変化等を挙げ
ることができる。いずれの特性変化を検出するかは、場
合に応じて適宜に決定される。
【0034】前記センサーとしては、前記特性変化の検
出可能な各種のセンサーを選択することができる。具体
的には、伝導率あるいは誘電率等の検出可能な電極、磁
性変化の検出可能な磁力センサー、屈折率の測定可能な
屈折計、吸光度の測定可能な吸光度計、比重の測定可能
な比重計、pH計、各種の濃度センサー等を挙げること
ができる。
【0035】前記センサーは、透析器の透析液戻り口ラ
インに装着される。
【0036】このセンサーは、例えば透析後透析液の特
性変化を視覚的に認識可能なメータに接続されるのが好
ましいし、また透析後透析液の特性変化を経時的に表示
可能な出力手段例えばCRT、自記記録装置、XYプロ
ッター等に接続されるのも好ましい。
【0037】上記構成の透析液特性変化検出装置は次の
ように作用する。
【0038】患者の動脈に動脈側血液回路を装着し、静
脈に静脈側血液回路を装着する。これは、例えば、動脈
側血液回路の先端に設けられた留置針を患者の動脈に穿
刺し、静脈側血液回路の先端に設けられた留置針を患者
の静脈に穿刺することにより実行することができる。ま
た、患者の動脈と静脈とを予めシャントして採血部を形
成しておくのが好ましく、またこの採血部に前記留置針
を穿刺するのが通常である。以下においてはこの採血部
に留置針を穿刺したものとして説明を行う。
【0039】動脈側血液回路に介装されたローラ型ポン
プを駆動することにより動脈血を患者から吸い出し、透
析器に送り込む。透析器では、透析液が透析液導入ポー
トから透析器内に導入される。
【0040】透析器に導入された血液は透析器内で透析
膜を介して透析液と向流接触し、透析が行われる。透析
後透析液は、透析液導出ポートから透析液戻り口ライン
に排出される。透析された血液は、透析器の下流側の体
外循環回路である静脈側血液回路に導出され、静脈側血
液回路から患者の静脈に戻される。
【0041】指標物質導入手段が、動脈側血液回路に設
けられている場合、患者の指標物質が動脈側血液回路に
導入され、血液と共にその指標物質が透析器に送出され
る。透析器に到った指標物質は、透析膜で透析されて透
析後透析液中に混入し、透析後透析液と共に指標物質が
排出されて行く。透析後透析液中に指標物質が混入され
ていることは、透析後透析液自体の特性に変化をもたら
していることを示す。なお、指標物質によっては、血液
と共に導伴されて行く間に分解、あるいは変質してしま
うこともあり、指標物質の分解物あるいは変質物が透析
後透析液に混入していること、あるいはこれら分解物、
変質物の影響により透析後透析液自体の性質が変化して
いることも、透析後透析液の特性に変化がもたらされて
いることを示す。
【0042】透析液戻り口ラインにはセンサーが設けら
れているので、透析後透析液の特性変化がこのセンサー
により検出される。
【0043】したがって、指標物質導入手段により指標
物質を動脈側血液回路に導入した時間から前記センサー
により透析後透析液の特性変化を検出した時間までの時
間(T)を求め、指標物質導入手段の設置ポイントから
センサーの設置ポイントまでの血液回路の長さ(L)と
前記時間(T)とから、血液流通速度(S)(=L/
T)を求めることができる。また、血液回路を形成する
チューブの断面積(A)と前記血液流通速度(S)とか
ら、単位時間あたりの血液流通量(V)を求めることが
できる。
【0044】ところで、ローラ型ポンプが正常に動作し
ており、かつ動脈側血液回路のチューブが押し潰された
ままローラ型ポンプのローラでしごかれる等の不都合が
なく正常に動作している場合に送液される血液の血液流
通量(V’)が既知であると、この正常な血液流通量
(V’)とセンサーにより求められた前記血液流通量
(V)と比較することにより、動脈側血液回路における
血流の正常及び異常を検出することができる。
【0045】一方、前記指標物質導入手段が静脈側血液
回路に装着されている場合には、この指標物質導入手段
により静脈側血液回路に導入された指標物質は、透析後
の血液と共に患者の静脈に導伴されて行き、患者の体内
循環系に従って、血流とともに指標物質は患者の体内を
循環し、次いで動脈に到り、前記採血部で動脈側血液回
路に取り込まれ、最終的には透析器に動脈血と共に到達
する。透析器では、指標物質は透析膜により透析され
て、透析後透析液と共に透析液戻し口ラインに排出され
る。透析液戻し口ラインに設けられているセンサーによ
り、この透析後透析液中の指標物質による特性変化が検
出される。
【0046】この場合、静脈側血液回路に注入された指
標物質が、体内循環系を経由して透析液戻し口ラインの
センサーで検出されるまでには、相当の時間がかかる。
この相当の時間を(T0 )とする。この時間(T0
は、採血部においてショート現象が発生しないように注
意深く動脈側血液回路の留置針及び静脈側血液回路の留
置針が穿刺されているときに、計測される平均時間とし
て把握することができる。もし、静脈側血液回路から採
血部に注入された指標物質含有の静脈血が、採血部でシ
ョートしてその一部もしくは全部が動脈側血液回路に流
入しているときには、指標物質の注入開始時間から前記
センサーにより特性変化が検出されるまでの時間が異常
に短くなる。そこで、指標物質の注入開始時間から前記
センサーにより特性変化が検出されるまでの時間(T
1 )と前記時間(T0 )とを比較し、その差分が所定閾
値範囲を逸脱したときには、採血部でショート現象が発
生していると判断することができる。
【0047】このように、透析液特性変化検出装置にお
いては、指標物質導入手段を動脈側血液回路側および静
脈側血液回路のいずれに装着するかによって、血流量、
血流速度、ローラ型ポンプの駆動状態の正常及び異常を
判定し、また、採血部におけるショート現象の有無を検
知することができる。
【0048】前記透析液戻し口ラインに設けられたセン
サーから出力される信号が前記メータ及び/又は出力手
段に出力されるようにしておくと、上記の各種検知ない
し検出を視覚的に容易に認識することができる。また、
場合によっては、聴覚的手段例えば警告音発生手段を取
りつけておけば、血流異常の発生、ショート現象の発生
等を聴覚的に操作者に容易に認識させることができる。
【0049】以上の説明は、透析液特性変化検出装置に
関するが、排出液特性変化検出装置においてもこの透析
液特性変化検出装置の場合と同様にして理解することが
できる。
【0050】排出液特性変化検出装置は、透析器以外の
血液浄化器が使用されることの外は、前記透析液特性変
化検出装置と同様の構成を有する。
【0051】透析器以外の血液浄化器は、一端から血液
を導入し、血液中の成分を分離する機能、例えば血奨成
分と他の血液成分とに分離する機能、血液中の成分を分
画する機能等を有する。いずれの機能を有するにして
も、血液浄化器は、分離膜を装填し、血液導入ポートと
2個の血液導出ポートとを有し、2個の血液導出ポート
の内いずれかの血液導出ポートは静脈側血液回路に接続
され、これによって血液浄化器を経由した血液が患者の
体内に戻るようになっている。このような血液浄化器を
利用した分離装置として、ヘモフィルトレーション(H
F)の実行可能な分離装置、ヘモダイアフィルトレーシ
ョン(HDF)の実行可能な分離装置、ダブルフィルト
レーションの実行可能な分離装置などが挙げられる。
【0052】センサが取りつけられる部所は、前記血液
浄化器により血液から分離され、かつ前記体外循環回路
に戻されない成分を排出するラインである。
【0053】このような排出液特性変化検出装置は、前
記透析液特性変化検出装置と同様に、指標物質導入手段
を動脈側血液回路側および静脈側血液回路のいずれに装
着するかによって、血流量、血流速度、ローラ型ポンプ
の駆動状態の正常及び異常を判定し、また、採血部にお
けるショート現象の有無を検知することができる。
【0054】(実施例)次に、この発明の透析液特性変
化検出装置の具体的実施例を、図面を参照しながら、説
明する。
【0055】図1は人工透析装置にこの発明の一実施例
である透析液特性変化検出装置を組み込んだ状態を示す
模式説明図である。
【0056】図1に示されるように、この透析液特性変
化検出装置は、患者の腕に形成されたところの、静脈と
動脈とをシャントしてなる採血部に留置針を穿刺して前
記採血部に接続された動脈側血液回路1と、この動脈側
血液回路1の途中に介装されたローラ型ポンプ2と、前
記動脈側血液回路1の末端を接続した血液導入ポートを
有する透析器3と、この透析器3の血液導出ポートに末
端が接続され、かつ先端部に設けられた留置針を前記採
血部に穿刺してなる静脈側血液回路4と、静脈側血液回
路4の留置針近くに取りつけられた穿刺部5及び注射器
6と、前記透析器3における透析液戻し口ラインに装着
された電気伝導度センサー7と、この電気伝導度センサ
ー7から出力される電気信号の強度を示すメータ8と、
前記伝導度センサー7から出力される電気信号の強度を
自記する自記記録装置9とを有する。
【0057】この実施例においては、前記穿刺部5及び
注射器6により指標物質導入手段が形成され、前記伝導
度センサー7がこの発明におけるセンサーである。
【0058】図1に示される透析液特性変化検出装置を
用いて、以下の実験を行った。すなわち、透析前にBU
N濃度を測定するために採血した。透析開始後1時間経
過したときに、静脈側血液回路の穿刺部に注射器の針を
穿刺して、静脈側血液回路内に、10%食塩水3〜4ミ
リリットルを3〜4秒かけてワンショットで注入した。
注入により食塩水がやがて動脈側血液回路中を流れ、透
析器の透析液戻り口ラインに設けた電気伝導度センサー
により前記食塩水の存在が検知されるまでの時間を測定
した。静脈側血液回路に注入した食塩水が患者の体内を
循環する時間は、前記指標物質導入手段を動脈側血液回
路の留置針近くに装着することにより、動脈側血液回路
に食塩水を注入してから電気伝導度センサーにより食塩
水の存在が検知されるまでの時間を測定することによっ
て、知ることができた。この実験例では、動脈側血液回
路の食塩水注入点から電気伝導度センサーまでの血液滞
留時間は17秒であった。したがって、注入された食塩
水が患者の体内を循環するに要する時間は、電気伝導度
センサーで検出されるまでかかった時間から前記17秒
を減算することにより、容易に求めることができる。
【0059】血流量が200ミリリットルであるとき
に、静脈側血液回路に前記食塩水を注入してから、前記
電気伝導度センサーにより食塩水の存在を検出するまで
の時間を測定し、その測定時間から前記17秒を減算す
ることにより体内滞留時間を算出したところ、3.5秒
であった。
【0060】一方、図1に示される透析液特性変化検出
装置において、静脈側血液回路の留置針を前記採血部に
穿刺し、動脈側血液回路の留置針を対側腕の動脈に穿刺
した。そして、前記透析液特性変化検出装置におけるの
と同様の操作を行って、血流量が200ミリリットルで
あるときに、静脈側血液回路に前記食塩水を注入してか
ら、前記電気伝導度センサーにより食塩水の存在を検出
するまでの時間を測定し、その測定時間から前記17秒
を減算することにより体内滞留時間を算出したところ、
体内滞留時間は17秒であった。このように両腕の内一
方の腕の静脈に静脈側血液回路を接続し、他方の腕の動
脈に動脈側血液回路を接続したときには、動脈と静脈と
のショート現象は絶対に発生しない。したがって、前記
体内滞留時間が3.5秒であることは、採血部でショー
ト現象が発生していると結論することができる。採血部
でショート現象が発生しているときには、透析効果を評
価するときに、透析が十分に行われていないにもかかわ
らず透析が十分に行われたと誤認する可能性がある。し
かしながら、この実験により示されるように、この発明
の透析液特性変化検出装置によると、採血部におけるシ
ョート現象を容易に検出することができる。ショート現
象を発見したときには、採血部における留置針の穿刺位
置の変更、あるいは、シャントのやり直し等の対策を適
切に取ることができる。
【0061】次に示す実験例は、血流量の測定を行った
例である。
【0062】このときの透析液特性変化検出装置は、図
1に示す透析液特性変化検出装置において、指標物質導
入手段を動脈側血液回路の留置針近傍に設置し、動脈側
血液回路の留置針を牛血貯留槽内にセットし、血流量測
定時に静脈側血液回路から流出する血液をメスシリンダ
ーに受けることができるようにした外は前記図1に示す
透析液特性変化検出装置と同様にした。この実験は、ヒ
トについての実験ではなく、牛血を用いた模擬的な実験
である。
【0063】このような装置で、表示血液流量150〜
300ミリリットル/分で指標物質導入手段により10
%食塩水1ミリリットルを動脈側血液回路に導入し、透
析液戻り口ラインに取り付けた電気伝導度センサーによ
り食塩の存在が検出されるまでの時間を測定し、又、メ
スシリンダーにより血液量を測定した。
【0064】その結果、表示血液流流量が150ミリリ
ットル/分であるときには、測定血液流量が150±
2.7ミリリットル/分であり、表示血液流量が200
ミリリットル/分であるときには、測定血液流量が19
7±2.5ミリリットル/分であり、表示血液流量が2
50ミリリットル/分であるときには、表示血液流量が
247±3.4ミリリットル/分であった。メスシリン
ダーによる血液流量は、表示血液流流量が150ミリリ
ットル/分であるときには、測定血液流量が1450ミ
リリットル/分であり、表示血液流量が200ミリリッ
トル/分であるときには、測定血液流量が192ミリリ
ットル/分であり、表示血液流量が250ミリリットル
/分であるときには、表示血液流量が240ミリリット
ル/分であった。本願発明の方がより精度の高いことが
理解される。
【0065】
【発明の効果】この発明によると、体外循環回路中を流
通する血液の流通速度を正確に測定することのできる透
析液特性変化検出装置及び排出液特性変化検出装置を提
供することができ、体外循環回路中での血液流通不能を
容易に発見することのできる透析液特性変化検出装置及
び排出液特性変化検出装置を提供することができ、又、
採血部における短絡現象を容易に発見することのできる
透析液特性変化検出装置及び排出液特性変化検出装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例である透析液特性変
化検出装置を示す模式的説明図である。
【符号の説明】
1・・・動脈側血液回路、2・・・ローラ型ポンプ2、
3・・・透析器、4・・・静脈側血液回路、5・・・穿
刺部、6・・・注射器、7・・・電気伝導度センサー、
8・・・メータ、9・・・自記記録装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 寛 富山県高岡市五福町1―8 (72)発明者 浜崎 智仁 富山県富山市五福末広2556−4、2−101 (72)発明者 飯田 賢一 石川県金沢市西念町ホ201番地 日機装株 式会社金沢出張所内 (72)発明者 黒田 寛 富山県高岡市五福1−8 (72)発明者 佐野 豪泰 富山県高岡市大町5−10 (72)発明者 山口 秀樹 富山県氷見市一刎691

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透析器を備えた体外循環回路と、前記体
    外循環回路に装着され、この体外循環回路中に指標物質
    を供給する指標物質導入手段と、透析器の透析液戻り口
    ラインに装着され、前記指標物物質の注入により生じる
    透析後透析液の特性変化を検出するセンサーと、を備え
    てなることを特徴とする透析液特性変化検出装置。
  2. 【請求項2】 前記指標物質導入手段が前記体外循環回
    路における透析器の上流側に設けられてなる前記請求項
    1に記載の透析液特性変化検出装置。
  3. 【請求項3】 前記指標物質導入手段が前記体外循環回
    路における透析器の下流側に設けられてなる前記請求項
    1に記載の透析液特性変化検出装置。
  4. 【請求項4】 前記透析液特性変化検出装置がシャント
    部再循環検出装置である前記請求項3に記載の透析液特
    性変化検出装置。
  5. 【請求項5】 血液浄化器を備えた体外循環回路と、前
    記体外循環回路に装着され、この体外循環回路中に指標
    物質を供給する指標物質導入手段と、前記血液浄化器に
    より血液から分離され、かつ前記体外循環回路に戻され
    ない成分を排出するラインに装着され、前記指標物物質
    の注入により招来する前記成分の特性変化を検出するセ
    ンサーと、を備えてなることを特徴とする排出液特性変
    化検出装置。
  6. 【請求項6】 前記指標物質導入手段が前記体外循環回
    路における血液浄化器の上流側に設けられてなる前記請
    求項5に記載の排出液特性変化検出装置。
  7. 【請求項7】 前記指標物質導入手段が前記体外循環回
    路における血液浄化器の下流側側に設けられてなる前記
    請求項5に記載の排出液特性変化検出装置。
  8. 【請求項8】 前記排出液特性変化検出装置がシャント
    部再循環検出装置である前記請求項5に記載の排出液特
    性変化検出装置。
JP8175275A 1996-07-04 1996-07-04 透析液特性変化検出装置及び排出液特性変化検出装置 Abandoned JPH1015057A (ja)

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