JPH10150158A - 半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製方法 - Google Patents

半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製方法

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JPH10150158A
JPH10150158A JP8324689A JP32468996A JPH10150158A JP H10150158 A JPH10150158 A JP H10150158A JP 8324689 A JP8324689 A JP 8324689A JP 32468996 A JP32468996 A JP 32468996A JP H10150158 A JPH10150158 A JP H10150158A
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JP
Japan
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thin film
layer
upper electrode
ferroelectric thin
electrode layer
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JP8324689A
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English (en)
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Nargel Nicholas
ニコラス・ナーゲル
Kenji Katori
健二 香取
Koji Watabe
浩司 渡部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易にパターニングすることが可能な材料から
構成された上部電極を有し、且つ、優れた特性を有する
半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製方法を提供す
る。 【解決手段】半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製
方法は、下部電極層から成る下部電極と、該下部電極上
に形成された強誘電体薄膜から成るキャパシタ薄膜と、
該キャパシタ薄膜上に形成された上部電極層から成る上
部電極とから構成された半導体メモリセルのキャパシタ
構造の作製方法である。そして、(イ)下部電極層上に
前駆体層を成膜した後、該前駆体層を急速加熱処理する
ことによってビスマス系層状構造ペロブスカイト型の強
誘電体薄膜を形成する工程と、(ロ)パラジウムから成
る上部電極層をにて強誘電体薄膜上に成膜する工程を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体薄膜を用
いた半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製方法、更
に詳しくは、強誘電体薄膜を用いた不揮発性半導体メモ
リセル(所謂FERAM)若しくはDRAMのキャパシ
タ構造の作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、成膜技術の進歩に伴い強誘電体薄
膜を用いた不揮発性半導体メモリの応用研究が盛んに進
められている。この不揮発性半導体メモリは、強誘電体
薄膜の高速分極反転とその残留分極を利用する、高速書
き換えが可能な不揮発性半導体メモリである。現在研究
されている強誘電体薄膜を備えた不揮発性半導体メモリ
は、強誘電体キャパシタ部の蓄積電荷量の変化を検出す
る方式と、強誘電体の自発分極による半導体の抵抗変化
を検出する方式の2つに分類することができる。本発明
における半導体メモリセルは前者に属する。
【0003】強誘電体キャパシタ部の蓄積電荷量の変化
を検出する方式の不揮発性半導体メモリセルは、基本的
には、強誘電体キャパシタ部と選択トランジスタとから
構成されている。強誘電体キャパシタ部は、例えば、下
部電極と上部電極、及びそれらの間に挟まれた高比誘電
率εを有する強誘電体薄膜から成るキャパシタ薄膜から
構成されている。このタイプの不揮発性半導体メモリセ
ルにおけるデータの書き込みや読み出しは、図17に示
す強誘電体のP−Eヒステリシスループを応用して行わ
れる。強誘電体薄膜に外部電界を加えた後、外部電界を
除いたとき、強誘電体薄膜は自発分極を示す。そして、
強誘電体薄膜の残留分極は、プラス方向の外部電界が印
加されたとき+Pr、マイナス方向の外部電界が印加さ
れたとき−Prとなる。ここで、残留分極が+Prの状態
(図17の「D」参照)の場合を「0」とし、残留分極
が−Prの状態(図17の「A」参照)の場合を「1」
とする。
【0004】「1」あるいは「0」の状態を判別するた
めに、強誘電体薄膜に例えばプラス方向の外部電界を印
加する。これによって、強誘電体薄膜の分極は図17の
「C」の状態となる。このとき、データが「0」であれ
ば、強誘電体薄膜の分極状態は、「D」から「C」の状
態に変化する。一方、データが「1」であれば、強誘電
体薄膜の分極状態は、「A」から「B」を経由して
「C」の状態に変化する。データが「0」の場合には、
強誘電体薄膜の分極反転は生じない。一方、データが
「1」の場合には、強誘電体薄膜に分極反転が生じる。
その結果、強誘電体キャパシタ部の蓄積電荷量に差が生
じる。選択されたメモリセルの選択トランジスタをオン
にすることで、この蓄積電荷を信号電流として検出す
る。データの読み出し後、外部電界を0にすると、デー
タが「0」のときでも「1」のときでも、強誘電体薄膜
の分極状態は図17の「D」の状態となってしまう。そ
れ故、データが「1」の場合、マイナス方向の外部電界
を印加して、「D」、[E」という経路で「A」の状態
とし、データ「1」を書き込む。
【0005】SiO2層上に形成されたTiから成るバ
ッファ層の上にPtから成る下部電極が設けられ、キャ
パシタ薄膜が下部電極上に成膜されたSrBi2Ta2
9から成り、キャパシタ薄膜上にPtから成る上部電極
が形成されたキャパシタ構造が、WO93/1254
2、文献 "Preparation and ferroelectric properties
of SrBi2Ta2O9 thin film", K. Amanuma, et al., App
l. Phys. Lett. 66(2),221, 9 January 1995、文献 "A
256kb Nonvolatile Ferroelectric Memory at 3V and 1
0 ns", ISSC 94, pp 268 等から公知である。
【0006】Tiから成るバッファ層は、下部電極のS
iO2層への密着性向上及び下部電極の結晶性向上を目
的として形成される。下部電極及び上部電極をPtから
構成する理由は、キャパシタ薄膜を構成するSrBi2
Ta29の結晶性向上のために酸素ガス雰囲気中で70
0゜C乃至800゜Cのアニール処理を施す必要がある
ためである。Ptは、このようなアニール処理の温度に
おいても、酸化されず、あるいは蒸発したり溶融するこ
とがない。具体的には、Ptから成る下部電極層上にS
rBi2Ta29を成膜した後、酸素ガス雰囲気中で8
00゜C×1時間のアニール処理(結晶化促進アニール
処理)を行う。更に、強誘電体薄膜の上にPtから成る
上部電極層を成膜した後、酸素ガス雰囲気中で800゜
C×10分のアニール処理を行う。尚、このアニール処
理を本明細書では第2次アニール処理と呼ぶ。上部電極
層を成膜した後、この第2次アニール処理を行わない場
合、キャパシタ薄膜に短絡が生じたり、キャパシタ薄膜
と上部電極との間に電気的接続が取れない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、Ptは、
第2次アニール処理の温度においても、酸化されず、あ
るいは蒸発したり溶融することがなく、優れた材料であ
る。しかしながら、Ptから成る上部電極層を成膜した
後、上部電極を形成するために室温にてRIE法にてパ
ターニングを行うことが困難であるという問題を有す
る。更には、パターニング時、Ptがパターニング用マ
スクに付着する結果、所望の形状を有する上部電極を形
成することが困難であるという問題もある(例えば、文
献 "High-Permittivity Perovskite Thin Films for Dy
namic Random Access Memory", MRS Bulletin, 07.199
6, 46-52 参照)。
【0008】従って、本発明の目的は、容易にパターニ
ングすることが可能な材料から構成された上部電極を有
し、且つ、優れた特性を有する半導体メモリセルのキャ
パシタ構造の作製方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製
方法は、下部電極層から成る下部電極と、該下部電極上
に形成された強誘電体薄膜から成るキャパシタ薄膜と、
該キャパシタ薄膜上に形成された上部電極層から成る上
部電極とから構成された半導体メモリセルのキャパシタ
構造の作製方法である。そして、(イ)下部電極層上に
前駆体層を成膜した後、該前駆体層を急速加熱処理する
ことによってビスマス系層状構造ペロブスカイト型の強
誘電体薄膜を形成する工程と、(ロ)パラジウムから成
る上部電極層を強誘電体薄膜上に成膜する工程を含むこ
とを特徴とする。尚、上部電極層をキャパシタ薄膜上に
成膜することも、上部電極層を強誘電体薄膜上に成膜す
ることに包含される。
【0010】本発明の半導体メモリセルのキャパシタ構
造の作製方法においては、パラジウムから成る上部電極
層を強誘電体薄膜上に成膜した後、この上部電極層を温
度T゜Cの酸素ガス雰囲気中(但し、350≦T≦51
5)で熱処理する工程を更に含むことが好ましい。熱処
理の温度Tがこの範囲を逸脱した場合、キャパシタ薄膜
を構成する強誘電体薄膜の熱処理後のP−Eヒステリシ
スループにおける残留分極値2Prが低下する場合があ
る。また、熱処理の温度Tが515゜Cを越えると、パ
ラジウムから成る上部電極層の部分的な酸化が進行し過
ぎ、キャパシタ構造の特性が劣化する。ここで、温度T
゜Cの酸素ガス雰囲気中での熱処理とは、半導体基板を
T゜Cに加熱した状態にて、酸素ガス雰囲気中で熱処理
することを意味する。以下の説明においても同様であ
る。尚、酸素ガス雰囲気中には不活性ガスが存在しても
よい。本発明の半導体メモリセルのキャパシタ構造の作
製方法においては、パラジウムから成る上部電極層に
は、パラジウムが部分的に酸化された状態が包含され
る。即ち、パラジウムから成る上部電極層とは、上部電
極層がパラジウムのみから構成されている場合だけでな
く、上部電極層がパラジウム及びパラジウム酸化物から
構成されている場合(例えば、パラジウムから成る上部
電極層の表面にパラジウム酸化物が形成されている状
態)をも意味する。パラジウムから成る上部電極層の成
膜方法として、スパッタ法、電子ビーム蒸着法、MOC
VD法を例示することができる。
【0011】本発明の半導体メモリセルのキャパシタ構
造の作製方法におけるビスマス系層状構造ペロブスカイ
ト型の強誘電体薄膜として、SrxBiy(Taz,Nb
2-z)O9(但し、0.6≦x≦1.3,1.6≦y≦
2.5,0≦z≦2.0)、BaBi2Ta29、Sr
Bi4Ti415、Bi4Ti312、PbBi2Ta29
等を例示することができるが、中でも、SrxBiy(T
z,Nb2-z)O9(但し、0.6≦x≦1.3,1.
6≦y≦2.5,0≦z≦2.0)を用いることが好ま
しい。尚、各金属元素の比率は、結晶構造が変化しない
程度に変化させ得る。急速加熱処理(RTA処理)の温
度及び時間は如何なる材料から前駆体層を成膜するか、
強誘電体薄膜の膜厚、半導体メモリセルのキャパシタ構
造に印加する電源電圧等に依存する。従って、最終的に
作製されたキャパシタ構造の例えばP−Eヒステリシス
ループ特性を調べることによって、急速加熱処理の温度
及び時間を決定すればよい。
【0012】本発明の半導体メモリセルのキャパシタ構
造の作製方法においては、前駆体層は、非晶質層、若し
くは微結晶を含む非晶質層から成ることが好ましい。前
駆体層が結晶層から成る場合、前駆体層を急速加熱処理
することによってビスマス系層状構造ペロブスカイト型
の強誘電体薄膜を形成したとき、かかる強誘電体薄膜の
結晶性が劣化する場合がある。前駆体層は、例えば、ゾ
ル−ゲル法、MOCVD法、パルスレーザアブレーショ
ン法、スパッタ法によって成膜することができる。
【0013】上部電極層や強誘電体薄膜のパターニング
は、例えばRIE法にて行うことができる。
【0014】本発明における下部電極を構成する材料と
して、例えば、Ru、RuO2、IrO2、Pt、Pd、
Pt/Tiの積層構造、Pt/Taの積層構造、Pt/
Ti/Taの積層構造、La0.5Sr0.5CoO3(LS
CO)、Pt/LSCOの積層構造、YBa2Cu37
を挙げることができる。尚、積層構造においては、
「/」の前に記載された材料が上層を構成し、「/」の
後ろに記載された材料が下層を構成する。下部電極の成
膜は、例えばスパッタ法、反応性スパッタ法、電子ビー
ム蒸着法、MOCVD法、あるいはパルスレーザアブレ
ーション法といった成膜材料に適宜適した方法にて行う
ことができる。また、下部電極を構成する材料のパター
ニングは、例えばイオンミーリング法やRIE法にて行
うことができる。
【0015】本発明の半導体メモリセルのキャパシタ構
造の作製方法においては、上部電極層を強誘電体薄膜上
に成膜する前に前駆体層を急速加熱処理することによっ
てビスマス系層状構造ペロブスカイト型の強誘電体薄膜
を形成するので、従来の技術における上部電極層を成膜
した後の酸素ガス雰囲気中での第2次アニール処理を行
わなくとも、キャパシタ薄膜に短絡が生じたり、キャパ
シタ薄膜と上部電極との間に電気的接続が取れないとい
った問題の発生を回避することができる。それ故、上部
電極を構成する材料としてパラジウムを用いることがで
きる。しかも、本発明の半導体メモリセルのキャパシタ
構造の作製方法においては、上部電極をパラジウムから
構成するので、例えばRIE法にて容易に上部電極層を
パターニングすることができ、これによって、所望の形
状を有する上部電極を容易に且つ高精度で形成すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0017】(実施の形態1及び比較例1)実施の形態
1においては、パラジウムから成る上部電極層をスパッ
タ法にて強誘電体薄膜上に成膜した。ここで、強誘電体
薄膜はSrBi2Ta29(x=1,y=2,z=2)
から成り、前駆体層はSr0.7Bi2.4Ta29から成り
そしてゾル−ゲル法によって成膜した。尚、比較例1と
して、白金から成る上部電極層をスパッタ法にて強誘電
体薄膜上に成膜した。
【0018】実施の形態1及び比較例1においては、シ
リコン半導体基板の上にSiO2層を成膜し、その上に
Tiから成るバッファ層をスパッタ法にて成膜した後、
バッファ層上にPtから成る下部電極層をスパッタ法に
て成膜した。次いで、下部電極層上に、SrBi2Ta2
9から成る強誘電体薄膜(膜厚:約0.20μm)を
形成した。具体的には、Sr0.7Bi2.4Ta29溶液を
下部電極層上にスピン・コーティングして前駆体層を成
膜した後、前駆体層を乾燥させ、次いで、785゜Cの
酸素ガス雰囲気中で30秒間、急速加熱処理(RTA処
理)を行い、ビスマス系層状構造ペロブスカイト型の強
誘電体薄膜(具体的には、SrBi2Ta29)を形成
した。この操作を3回繰り返し、膜厚約0.20μmの
強誘電体薄膜を形成した。尚、スピン・コーティングに
て得られた乾燥後の前駆体層は、非晶質層、若しくは微
結晶を含む非晶質層から成る。その後、800゜C×1
時間、酸素ガス雰囲気中で強誘電体薄膜に対して結晶化
促進アニール処理を行い、SrBi2Ta29の結晶化
を促進させた。結晶化促進アニール処理の温度及び時間
は、800゜C×1時間に限定されるものではなく、強
誘電体薄膜の結晶化が十分促進される条件であればよ
い。その後、実施の形態1においては、強誘電体薄膜上
にスパッタ法にてPdから成る上部電極層を成膜した。
バッファ層、下部電極層及びPdから成る上部電極層の
成膜条件を以下の表1のとおりとした。尚、表中、「タ
ーゲットからの距離」は、ターゲットから半導体基板ま
での距離を意味する。
【0019】
【表1】Tiから成るバッファ層の成膜条件 ターゲット :Ti プロセスガス:Ar=40sccm 圧力 :0.2Pa DCパワー :380〜450W ターゲットからの距離:約30cm スパッタ速度:5〜10nm/分 膜厚 :約30nm Ptから成る下部電極層の成膜条件 ターゲット :Pt プロセスガス:Ar=40sccm 圧力 :0.2Pa DCパワー :150〜300W ターゲットからの距離:約30cm スパッタ速度:5〜10nm/分 膜厚 :約0.2μm Pdから成る上部電極層の成膜条件 ターゲット :Pd プロセスガス:Ar=40sccm 圧力 :0.2Pa パワー :150〜300W ターゲットからの距離:30mm スパッタ速度:5〜10nm/分 膜厚 :約0.2μm
【0020】比較例1においては、強誘電体薄膜上に、
スパッタ法にてPtから成る上部電極層を成膜した。P
tから成る上部電極層の成膜条件は、表1の「Ptから
成る下部電極層の成膜条件」と同様とした。
【0021】次いで、上部電極層、強誘電体薄膜、下部
電極層及びバッファ層をRIE法にてパターニングし、
キャパシタ構造を形成した。
【0022】こうして得られた実施の形態1及び比較例
1のキャパシタ構造における強誘電体薄膜のP−Eヒス
テリシスループのそれぞれを、図1の(A)及び図2の
(A)に示す。尚、特に断りのない限り、P−Eヒステ
リシスループの測定における電源電圧を5Vとした。P
dから成る上部電極を有する実施の形態1のキャパシタ
構造、及びPtから成る上部電極を有する比較例1のキ
ャパシタ構造のそれぞれにおける、残留分極値2Pr
びに抗電界Ec+及びEc-の値を、以下の表2に示す。
【0023】比較例1と比べて、実施の形態1のキャパ
シタ構造の方が高い残留分極値2Prを有することが判
る。どちらのP−Eヒステリシスループも、Ec-の絶対
値がEc+の絶対値よりも大きい。しかしながら、ΔEc
=|Ec++Ec-|の値は、実施の形態1の方が小さい。
以上の結果から、Ptから成る上部電極を有する比較例
1のキャパシタ構造よりも、Pdから成る上部電極を有
する実施の形態1のキャパシタ構造の方が、優れた特性
を有していることが判る。
【0024】
【表2】 実施の形態1 比較例1 2Pr(μC/cm2) 25.80 22.88 Ec+ (kV/cm) 46.59 41.95 Ec- (kV/cm) −52.83 −56.26 ΔEc(kV/cm) 6.24 14.31
【0025】(実施の形態2及び比較例2)実施の形態
2においては、Pdから成る上部電極層をスパッタ法に
て成膜した後、上部電極層を種々の温度T(゜C)の酸
素ガス雰囲気中で15分間、熱処理した。この工程を除
き、実施の形態2のキャパシタ構造の作製方法は、実施
の形態1と同様とした。比較例2においては、Ptから
成る上部電極層をスパッタ法にて成膜した後、上部電極
層を種々の温度T(゜C)の酸素ガス雰囲気中で15分
間、熱処理した。この工程を除き、比較例2のキャパシ
タ構造の作製方法は、比較例1と同様とした。
【0026】こうして得られた実施の形態2のキャパシ
タ構造における上部電極の膜厚と熱処理の温度Tとの関
係を図3に示す。図3から明らかなように、熱処理の温
度Tが500゜Cを越えると、上部電極の膜厚が厚くな
る。これは、Pdから成る上部電極が酸素ガス雰囲気中
での熱処理によって部分的に酸化されるためである。
【0027】また、こうして得られた実施の形態2及び
比較例2のキャパシタ構造における強誘電体薄膜のP−
Eヒステリシスループを測定し、残留分極値2Prを求
めた。実施の形態2における残留分極値2Prと熱処理
の温度Tとの関係を図4の(A)に示す。また、比較例
2における残留分極値2Prと熱処理の温度Tとの関係
を図4の(B)に示す。図4から明らかなように、実施
の形態2においては、熱処理の温度Tが350゜C乃至
515゜Cといった広い温度範囲において、高い残留分
極値2Pr(27〜29μC/cm2)が得られている。
尚、熱処理の温度Tが515゜Cを越えると残留分極値
2Prが低下する原因は、Pdから成る上部電極の部分
的な酸化が進行し過ぎるためと考えられる。一方、比較
例2においては、熱処理の温度Tが450゜Cといった
狭い温度範囲においてのみ、高い残留分極値2Prが得
られている。即ち、比較例2と比べて、実施の形態2の
方が熱処理の温度範囲が広い。
【0028】Pdから成る上部電極層を温度T=500
゜Cの酸素ガス雰囲気中で15分間、熱処理して得られ
た実施の形態2のキャパシタ構造における強誘電体薄膜
のP−Eヒステリシスループを、図1の(B)に示す。
また、Ptから成る上部電極層を温度T=500゜Cの
酸素ガス雰囲気中で15分間、熱処理して得られた比較
例2のキャパシタ構造における強誘電体薄膜のP−Eヒ
ステリシスループを、図2の(B)に示す。更には、P
dから成る上部電極を有する実施の形態2のキャパシタ
構造、及びPtから成る上部電極を有する比較例2のキ
ャパシタ構造のそれぞれにおける、残留分極値2Pr
びに抗電界Ec+及びEc-の値を、以下の表3に示す。
【0029】
【表3】 実施の形態2 比較例2 2Pr(μC/cm2) 28.60 26.06 Ec+ (kV/cm) 48.34 45.41 Ec- (kV/cm) −47.91 −46.70 ΔEc(kV/cm) 0.43 1.29
【0030】比較例2と比べて、実施の形態2のキャパ
シタ構造の方が高い残留分極値2Prを有することが判
る。更には、実施の形態1と比べて、実施の形態2のキ
ャパシタ構造の方が高い残留分極値2Prを有すること
が判る。また、実施の形態2のキャパシタ構造における
P−EヒステリシスループのΔEcの値は、実施の形態
1と比べて、明らかに減少している。以上の結果から、
Ptから成る上部電極を有する比較例2のキャパシタ構
造よりも、Pdから成る上部電極を有する実施の形態2
のキャパシタ構造の方が、優れた特性を有していること
が判るし、実施の形態1のキャパシタ構造よりも更に優
れた特性を有していることが判る。
【0031】(実施の形態3)Sr0.7Bi2.4Ta29
溶液を下部電極層上にスピン・コーティングして前駆体
層を成膜した後、前駆体層を乾燥させ、次いで、種々の
温度の酸素ガス雰囲気中で30秒間、急速加熱処理を行
い、ビスマス系層状構造ペロブスカイト型の強誘電体薄
膜(具体的には、膜厚約0.20μmのSrBi2Ta2
9)を形成した。キャパシタ構造の作製方法は、基本
的には実施の形態1と同様とした。そして、最終的に得
られたキャパシタ構造におけるP−Eヒステリシスルー
プ(電源電圧:5V)を測定し、残留分極値2Prと急
速加熱処理の温度の関係を求めた結果を図5に示す。キ
ャパシタ構造を不揮発性半導体メモリセルに用いる場
合、残留分極値2Prは10μC/cm2程度以上である
ことが要求される。このような要求を満足するために
は、図5から明らかなように、急速加熱処理の温度は、
770〜850゜C、好ましくは785〜840゜Cの
範囲とする必要がある。急速加熱処理の温度が740゜
C以下の場合、キャパシタ薄膜に短絡が生じた。また、
急速加熱処理の温度が770゜C、740゜C及び71
0゜Cの場合に得られた強誘電体薄膜をSEM観察した
ところ、急速加熱処理の温度が770゜Cの場合、強誘
電体薄膜は一様な結晶構造(層状構造ペロブスカイト構
造)を有していた。一方、急速加熱処理の温度が740
゜Cの場合、強誘電体薄膜は、結晶構造を有する部分と
結晶化されていない部分とが混在していた。更には、急
速加熱処理の温度が710゜Cの場合、強誘電体薄膜
は、結晶構造を示す部分が殆ど無く、大部分が結晶化さ
れていない部分(フルオライト構造)であった。急速加
熱処理の温度範囲を770〜850゜Cとすることによ
って、結晶粒界に析出し易くそして強誘電体薄膜に短絡
やリークが生じる原因となり易い金属ビスマスの析出を
抑制することができる。
【0032】(実施の形態4)実施の形態4において
は、実施の形態3と異なり、電源電圧を3VとしてP−
Eヒステリシスループを測定した。また、強誘電体薄膜
の膜厚を約0.18μmとした。即ち、Sr0.7Bi2.4
Ta29溶液を出発物質として用い、実施の形態3と同
様の方法でキャパシタ構造を作製した。そして、電源電
圧を3VとしてP−Eヒステリシスループを測定し、残
留分極値2Prと急速加熱処理の温度の関係を求めた結
果を図6に示す。尚、ビスマス系層状構造ペロブスカイ
ト型の強誘電体薄膜(具体的には、SrBi2Ta
29)の膜厚を約0.18μmとした。残留分極値2P
rが10μC/cm2程度以上であるためには、図6から
明らかなように、急速加熱処理の温度は、770〜82
5゜C、好ましくは770〜810゜Cの範囲とする必
要がある。急速加熱処理の温度が770゜Cよりも低い
場合、キャパシタ薄膜に短絡が生じた。
【0033】(実施の形態5)実施の形態5において
は、前駆体層を成膜するための出発物質の組成比を実施
の形態3と異ならせた。即ち、Sr0.9Bi2.4Ta29
溶液を下部電極層上にスピン・コーティングして前駆体
層を成膜した後、前駆体層を乾燥させ、次いで、種々の
温度の酸素ガス雰囲気中で30秒間、急速加熱処理を行
い、ビスマス系層状構造ペロブスカイト型の強誘電体薄
膜(具体的には、膜厚約0.20μmのSrBi2Ta2
9)を形成した。キャパシタ構造の作製方法は、基本
的には実施の形態1と同様とした。そして、最終的に得
られたキャパシタ構造におけるP−Eヒステリシスルー
プ(電源電圧:5V)を測定し、残留分極値2Prと急
速加熱処理の温度の関係を求めた結果を図7に示す。残
留分極値2Prが10μC/cm2程度以上であるために
は、図7から明らかなように、急速加熱処理の温度は、
785〜900゜C、好ましくは785〜840゜Cの
範囲とする必要がある。急速加熱処理の温度が785゜
Cよりも低い場合、キャパシタ薄膜に短絡が生じた。
【0034】(実施の形態6)実施の形態6において
は、実施の形態5と異なり、電源電圧を3VとしてP−
Eヒステリシスループを測定した。また、強誘電体薄膜
の膜厚を約0.18μmとした。即ち、Sr0.9Bi2.4
Ta29溶液を出発物質として用い、実施の形態5と同
様の方法でキャパシタ構造を作製した。そして、電源電
圧を3VとしてP−Eヒステリシスループを測定し、残
留分極値2Prと急速加熱処理の温度の関係を求めた結
果を図8に示す。尚、ビスマス系層状構造ペロブスカイ
ト型の強誘電体薄膜(具体的には、SrBi2Ta
29)の膜厚を約0.18μmとした。残留分極値2P
rが10μC/cm2程度以上であるためには、図8から
明らかなように、急速加熱処理の温度は、770〜86
0゜C、好ましくは770〜810゜Cの範囲とする必
要がある。急速加熱処理の温度が770゜Cよりも低い
場合、キャパシタ薄膜に短絡が生じた。
【0035】(実施の形態7)実施の形態7において
は、強誘電体薄膜をSrBi2Nb29(x=1,y=
2,z=0)から構成した。また、前駆体層を成膜する
ための出発物質をSr0.7Bi2.4Nb29とした。即
ち、実施の形態7においては、Sr0.7Bi2.4Nb29
溶液を下部電極層上にスピン・コーティングして前駆体
層を成膜した後、前駆体層を乾燥させ、次いで、種々の
温度の酸素ガス雰囲気中で30秒間、急速加熱処理を行
い、ビスマス系層状構造ペロブスカイト型の強誘電体薄
膜(具体的には、膜厚約0.20μmのSrBi2Nb2
9)を形成した。キャパシタ構造の作製方法は、基本
的には実施の形態1と同様とした。尚、結晶化促進アニ
ール処理の条件を、700゜C×1時間とした。そし
て、最終的に得られたキャパシタ構造におけるP−Eヒ
ステリシスループ(電源電圧:5V)を測定し、残留分
極値2Prと急速加熱処理の温度の関係を求めた結果を
図9に示す。残留分極値2Prが10μC/cm2程度以
上であるためには、図9から明らかなように、急速加熱
処理の温度は、685〜810゜C、好ましくは685
〜785゜Cの範囲とする必要がある。急速加熱処理の
温度が685゜Cよりも低い場合、キャパシタ薄膜に短
絡が生じた。
【0036】(実施の形態8)実施の形態8において
は、強誘電体薄膜をSrBi2TaNbO9(x=1,y
=2,z=1)から構成した。また、前駆体層を成膜す
るための出発物質をSrBi2.4Ta1.0Nb1.09とし
た。即ち、実施の形態8においては、SrBi2. 4Ta
1.0Nb1.09溶液を下部電極層上にスピン・コーティ
ングして前駆体層を成膜した後、前駆体層を乾燥させ、
次いで、種々の温度の酸素ガス雰囲気中で30秒間、急
速加熱処理を行い、ビスマス系層状構造ペロブスカイト
型の強誘電体薄膜(具体的には、膜厚約0.20μmの
SrBi2TaNbO9)を形成した。キャパシタ構造の
作製方法は、基本的には実施の形態1と同様とした。そ
して、最終的に得られたキャパシタ構造におけるP−E
ヒステリシスループ(電源電圧:5V)を測定し、残留
分極値2Prと急速加熱処理の温度の関係を求めた結果
を図10に示す。残留分極値2Prが10μC/cm2
度以上であるためには、図10から明らかなように、急
速加熱処理の温度は、740〜プロセス上の上限温度
(例えば1150゜C程度)、好ましくは740〜84
0゜Cの範囲とする必要がある。急速加熱処理の温度が
740゜Cよりも低い場合、キャパシタ薄膜に短絡が生
じた。
【0037】(実施の形態9)実施の形態9において
は、本発明の半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製
方法に基づき、半導体メモリセルを作製した。尚、実施
の形態9における半導体メモリセルは、所謂プレーナ型
FERAMである。以下、図11〜図13を参照して、
実施の形態9における半導体メモリセルのキャパシタ構
造の作製方法を説明する。
【0038】[工程−900]先ず、半導体メモリセル
における選択トランジスタとして機能するMOS型トラ
ンジスタ素子を半導体基板10に形成する。そのため
に、例えばLOCOS構造を有する素子分離領域11を
公知の方法に基づき形成する。尚、素子分離領域は、ト
レンチ構造を有していてもよい。その後、半導体基板1
0の表面を例えばパイロジェニック法により酸化し、ゲ
ート酸化膜12を形成する。次いで、不純物がドーピン
グされた多結晶シリコン層をCVD法にて全面に成膜し
た後、多結晶シリコン層をパターニングし、ゲート電極
13を形成する。このゲート電極13はワード線を兼ね
ている。尚、ゲート電極13をポリシリコン層から構成
する代わりに、ポリサイドや金属シリサイドから構成す
ることもできる。次に、半導体基板10にイオン注入を
行い、LDD構造を形成する。その後、全面にCVD法
にてSiO2層を成膜した後、このSiO2層をエッチバ
ックすることによって、ゲート電極13の側面にゲート
サイドウオール14を形成する。次いで、半導体基板1
0にイオン注入を施した後、イオン注入された不純物の
活性化アニール処理を行うことによって、ソース・ドレ
イン領域15を形成する。
【0039】[工程−910]その後、全面に層間絶縁
層20を成膜する。層間絶縁層20は、例えば、下から
CVD法にて成膜された厚さ0.1μmのPSG層、C
VD法にて成膜された厚さ0.01μmのSiN層、O
3−TEOSを用いたCVD法にて成膜された厚さ0.
3μmのBPSG層、O3−TEOSを用いたCVD法
にて成膜された厚さ0.1μmのNSG層の4層構成と
したが、このような構成に限定するものではない。尚、
第3層目のBPSG層を成膜した後、N2ガス中で熱処
理を行い、平坦化処理を行うことが好ましい。図におい
ては、この4層構成の層間絶縁層20を1層で表した。
【0040】[工程−920]次に、層間絶縁層20の
上にTiから成るバッファ層21をスパッタ法にて成膜
する。バッファ層21は、下部電極の層間絶縁層20へ
の密着性向上、下部電極の結晶性向上を目的として成膜
する。次いで、バッファ層21上にPtから成る下部電
極層22Aをスパッタ法にて成膜する。そして、下部電
極層22A上に、SrBi2Ta29から成る強誘電体
薄膜23Aを形成する。強誘電体薄膜23Aの形成方法
は、実施の形態1にて説明したと同様の方法とした。S
rBi2Ta29から成る強誘電体薄膜23Aの形成
後、800゜C×1時間、酸素ガス雰囲気中で強誘電体
薄膜23Aに対して結晶化促進アニール処理を行い、S
rBi2Ta29の結晶化を促進させた。Tiから成る
バッファ層21の成膜条件及びPtから成る下部電極層
22Aの成膜条件は、表1に示した条件と同様とするこ
とができる。
【0041】[工程−930]その後、強誘電体薄膜2
3A上にスパッタ法にてPdから成る上部電極層24A
を、表1に示したと同様の条件にて成膜する。その後、
温度T=500゜Cにて酸素ガス雰囲気中で15分間の
熱処理を上部電極層24Aに対して行った。こうして、
図11の(A)に示す構造を得ることができる。尚、上
部電極層等を次の工程でパターニングした後に、上部電
極を温度T゜Cの酸素ガス雰囲気中(但し、350≦T
≦515)で熱処理してもよい。
【0042】[工程−940]その後、上部電極層24
A、強誘電体薄膜23A、下部電極層22A及びバッフ
ァ層21をRIE法にてパターニングし、下部電極2
2、キャパシタ薄膜23及び上部電極24から構成され
たキャパシタ構造を形成する(図11の(B)参照)。
尚、Ptから成る下部電極層22Aのパターニング精度
はさほど高精度を要求されないので、RIE法にて下部
電極層22Aのパターニングを行うことができる。
【0043】[工程−950]次に、全面に絶縁層25
を成膜する(図12の(A)参照)。絶縁層25は、下
から、TEOSを用いたプラズマCVD法にて成膜され
た厚さ0.1μmのSiO2層、O3−TEOSを用いた
CVD法にて成膜された厚さ0.3μmのSNG層、T
EOSを用いたプラズマCVD法にて成膜された厚さ
0.2μmのSiO2層の3層構成としたが、このよう
な構成に限定するものではない。尚、図においては、絶
縁層25を1層で表した。
【0044】[工程−960]その後、ソース・ドレイ
ン領域15の上方の絶縁層25及び層間絶縁層20に開
口部26をRIE法にて形成した後(図12の(B)参
照)、N2ガス雰囲気でアニール処理を行う。次いで、
MOS型トランジスタ素子のSiO2/Si界面におけ
る界面トラップ密度を低減させるために、N2ガス/H2
ガス(5体積%)から成るフォーミングガス中で(40
0〜450゜C)×(0.5〜1時間)のアニール処理
を行う。
【0045】[工程−970]次に、キャパシタ構造か
ら延在した下部電極22の上方の絶縁層25の部分、及
び上部電極24の上方の絶縁層25の部分のそれぞれに
開口部27を形成した後(図13の(A)参照)、開口
部26,27内を含む絶縁層25上に、例えば、Ti
層、TiN層、アルミニウム系合金層、Ti層、TiN
層、Ti層をスパッタ法にて順次成膜し、その後、これ
らの各層をパターニングする。これによって、一方のソ
ース・ドレイン領域15は、配線29及びコンタクトプ
ラグ26Aを介して下部電極22と電気的に接続され
る。また、絶縁層25上に形成されたプレート線28と
上部電極24とが接続される。更には、他方のソース・
ドレイン領域15と接続されたビット線30が形成され
る。こうして、図13の(B)に示す半導体メモリセル
を作製することができる。尚、図においては、プレート
線28、配線29、ビット線30等を1層で表した。最
後に、全面にプラズマCVD法にてSiNから成るパッ
シベーション膜を成膜する。
【0046】(実施の形態10)実施の形態10におい
ては、所謂スタック型FERAMを、本発明の半導体メ
モリセルのキャパシタ構造の作製方法に基づき作製し
た。以下、図14及び図15を参照して、実施の形態1
0における半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製方
法を説明する。
【0047】[工程−1000]先ず、実施の形態9の
[工程−900]と同様に、半導体基板10にMOS型
トランジスタを作製する。
【0048】[工程−1010]次いで、SiO2から
成る第1の層間絶縁層をCVD法にて形成した後、一方
のソース・ドレイン領域15の上方の第1の層間絶縁層
に開口部16をRIE法にて形成する。そして、かかる
開口部16内を含む第1の層間絶縁層上に不純物がドー
ピングされた多結晶シリコン層をCVD法にて成膜す
る。次に、第1の層間絶縁層上の多結晶シリコン層をパ
ターニングすることによって、ビット線17を形成す
る。その後、BPSGから成る第2の層間絶縁層を以下
に例示するCVD法にて全面に形成する。尚、BPSG
から成る第2の層間絶縁層の成膜後、窒素ガス雰囲気中
で例えば900゜C×20分間、第2の層間絶縁層をリ
フローさせることが好ましい。更には、必要に応じて、
例えば化学的機械的研磨法(CMP法)にて第2の層間
絶縁層の頂面を化学的及び機械的に研磨し、第2の層間
絶縁層を平坦化することが望ましい。尚、第1の層間絶
縁層と第2の層間絶縁層を纏めて、以下、単に層間絶縁
層20と呼ぶ。 使用ガス:SiH4/PH3/B26 成膜温度:400゜C 反応圧力:常圧
【0049】次に、他方のソース・ドレイン領域15の
上方の層間絶縁層20に開口部18をRIE法にて形成
した後、かかる開口部18内を、不純物をドーピングし
た多結晶シリコンで埋め込み、接続孔(コンタクトプラ
グ)19を完成させる。こうして、図14の(A)に模
式的な一部断面図を示す構造を得ることができる。尚、
図においては、第1の層間絶縁層と第2の層間絶縁層を
纏めて、層間絶縁層20で表した。また、ビット線17
は第1の層間絶縁層上を、図の左右方向に接続孔19と
接触しないように延びているが、かかるビット線の図示
は省略した。
【0050】尚、接続孔(コンタクトプラグ)19は、
層間絶縁層20に形成された開口部18内に、例えば、
タングステン、Ti、Pt、Pd、Cu、TiW、Ti
NW、WSi2、MoSi2等の高融点金属や金属シリサ
イドから成る金属配線材料を埋め込むことによって形成
することもできる。接続孔19の頂面は層間絶縁層20
の表面と略同じ平面に存在していてもよいし、接続孔1
9の頂部が層間絶縁層20の表面に延在していてもよ
い。タングステンにて開口部18を埋め込み、接続孔1
9を形成する条件を、以下の表4に例示する。尚、タン
グステンにて開口部18を埋め込む前に、Ti層及びT
iN層を順に例えばマグネトロンスパッタ法にて開口部
18内を含む層間絶縁層20の上に成膜する。尚、Ti
層及びTiN層を形成する理由は、オーミックな低コン
タクト抵抗を得ること、ブランケットタングステンCV
D法における半導体基板10の損傷発生の防止、タング
ステンの密着性向上のためである。
【0051】
【表4】 Ti層(厚さ:20nm)のスパッタ条件 プロセスガス:Ar=35sccm 圧力 :0.52Pa RFパワー :2kW 基板の加熱 :無し TiN層(厚さ:100nm)のスパッタ条件 プロセスガス:N2/Ar=100/35sccm 圧力 :1.0Pa RFパワー :6kW 基板の加熱 :無し タングステンのCVD成膜条件 使用ガス:WF6/H2/Ar=40/400/2250
sccm 圧力 :10.7kPa 成膜温度:450゜C タングステン層及びTiN層、Ti層のエッチング条件 第1段階のエッチング:タングステン層のエッチング 使用ガス :SF6/Ar/He=110:90:5scc
m 圧力 :46Pa RFパワー:275W 第2段階のエッチング:TiN層/Ti層のエッチング 使用ガス :Ar/Cl2=75/5sccm 圧力 :6.5Pa RFパワー:250W
【0052】[工程−1020]次に、層間絶縁層20
上に、実施の形態9の[工程−920]と同様にして、
層間絶縁層20上にTiから成るバッファ層21をスパ
ッタ法にて成膜した後、Ptから成る下部電極層をスパ
ッタ法にて成膜する。Tiから成るバッファ層21の成
膜条件及びPtから成る下部電極層の成膜条件は、表1
に示した条件と同様とすることができる。次いで、下部
電極層及びバッファ層21をパターニングし、下部電極
22を形成する(図14の(B)参照)。
【0053】[工程−1030]その後、下部電極22
上(下部電極層22A上と等価である)を含む全面に、
SrBi2Ta29から成る強誘電体薄膜を形成する。
尚、SrBi2Ta29の形成方法は、実施の形態1と
同様の方法とした。その後、800゜C×1時間、酸素
ガス雰囲気中で強誘電体薄膜に対して結晶化促進アニー
ル処理を行い、SrBi2Ta29の結晶化を促進させ
た。
【0054】[工程−1040]その後、強誘電体薄膜
23A上にスパッタ法にてPdから成る上部電極層を、
表1に示したと同様の条件にて成膜する。その後、温度
T=500゜Cにて酸素ガス雰囲気中で15分間の熱処
理を上部電極層に対して行った。次に、Pdから成る上
部電極層及び強誘電体薄膜をRIE法にてパターニング
して、下部電極22上に、強誘電体薄膜から成るキャパ
シタ薄膜23、及びその上に上部電極24を形成する。
尚、上部電極層及び強誘電体薄膜をパターニングした後
に、上部電極24を温度T゜Cの酸素ガス雰囲気中(但
し、350≦T≦515)で熱処理してもよい。
【0055】[工程−1050]その後、全面に絶縁層
25を堆積させ、上部電極24の上方のかかる絶縁層2
5に開口部27をRIE法にて形成する。そして、開口
部27内を含む絶縁層25上に、例えばアルミニウム系
合金から成る金属配線材料層をスパッタ法にて形成し、
金属配線材料層をパターニングすることによってプレー
ト線28を形成する。こうして、図15に模式的な一部
断面図を示す構造を得ることができる。
【0056】実施の形態10と同様の方法で、スタック
型FERAMの一種であるペデステル型FERAMを作
製することもできる。図16に模式的な一部断面図を示
すペデステル型FERAMにおいては、下部電極22は
柱状であり、強誘電体薄膜は下部電極22の表面を被覆
している構造を有し、その結果、キャパシタ薄膜23の
有効面積を拡大することができる。即ち、キャパシタ構
造の容量を増加させることができる。
【0057】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。層間絶縁層20や絶縁層25を構成する材料は例示
であり、適宜、公知の絶縁材料、例えば、BPSG、P
SG、BSG、AsSG、PbSG、SbSG、SOG
から構成することができる。
【0058】SrBi2Ta29から成る非晶質状態の
強誘電体薄膜を形成するための前駆体層を、以下の表5
に例示する条件のMOCVD法やパルスレーザアブレー
ション法、スパッタ法にて成膜することもできる。尚、
表5中、「thd」は、テトラメチルヘプタンジオンの
略である。また、表5には、前駆体層の急速加熱処理
(RTA)条件も併記した。
【0059】
【表5】 MOCVD法による成膜 ソース材料 :Sr(thd)2 Bi(C653 Ta(O−iC374(thd) 成膜温度 :200〜400゜C プロセスガス:Ar/O2=1000/1000cm3 成膜速度 :10〜20nm/分 RTA条件 :785゜C×90秒 パルスレーザアブレーション法による成膜 ターゲット:SrBi2Ta29 使用レーザ:KrFエキシマレーザ 波長248nm 2J/cm2 パルス幅25n秒、5〜10Hz 成膜温度 :200〜400゜C 酸素濃度 :1.7〜67Pa RTA条件 :780゜C×90秒 RFスパッタ法による成膜 ターゲット:SrBi2Ta29セラミックターゲット RFパワー:500W 雰囲気圧力:0.67〜1.3Pa 成膜温度 :200〜400゜C プロセスガス:Ar/O2の流量比=2/1 RTA条件:780゜C×90秒
【0060】白金から成る下部電極層をRFマグネトロ
ンスパッタ法によって成膜することもできる。かかる成
膜条件を以下の表6に例示する。
【0061】
【表6】 ターゲット :Pt プロセスガス:Ar/O2=90/10sccm 圧力 :0.7Pa アノード電圧:2.6kV 入力電力 :1.1〜1.6W/cm2 成膜温度 :600〜750゜C 堆積速度 :5〜10nm/分
【0062】あるいは又、下部電極を、例えばLSCO
から構成することもできる。この場合のパルスレーザア
ブレーション法による成膜条件を以下の表7に例示す
る。
【0063】
【表7】
【0064】本発明の半導体メモリセルのキャパシタ構
造の作製方法を、強誘電体薄膜を用いた不揮発性メモリ
セル(所謂FERAM)のみならず、DRAMに適用す
ることもできる。この場合には、強誘電体薄膜の分極の
みを利用する。即ち、外部電極による最大(飽和)分極
maxと外部電極が0の場合の残留分極Prとの差(P
max−Pr)が、電源電圧に対して一定の比例関係を有す
る特性を利用する。強誘電体薄膜の分極状態は、常に飽
和分極(Pmax)と残留分極(Pr)の間にあり、反転し
ない。データはリフレッシュによって保持される。
【0065】
【発明の効果】本発明の半導体メモリセルのキャパシタ
構造の作製方法においては、前駆体層を急速加熱処理す
ることによってビスマス系層状構造ペロブスカイト型の
強誘電体薄膜を形成するので、従来の技術における上部
電極層を成膜した後の酸素ガス雰囲気中での第2次アニ
ール処理を行わなくとも、キャパシタ薄膜に短絡が生じ
たり、キャパシタ薄膜と上部電極との間に電気的接続が
取れないといった問題の発生を回避することができる。
その結果、上部電極を構成する材料としてパラジウムを
用いることができる。しかも、上部電極をパラジウムか
ら構成するので、例えばRIE法にて容易に上部電極層
をパターニングすることができ、これによって、所望の
形状を有する上部電極を容易に且つ高精度で形成するこ
とができる。また、キャパシタ構造の特性向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1及び発明の実施の形態2に
おいて得られたキャパシタ構造における強誘電体薄膜の
P−Eヒステリシスループを示すグラフである。
【図2】比較例1及び比較例2において得られたキャパ
シタ構造における強誘電体薄膜のP−Eヒステリシスル
ープを示すグラフである。
【図3】発明の実施の形態2のキャパシタ構造における
強誘電体薄膜の膜厚と熱処理の温度Tとの関係を示すグ
ラフである。
【図4】発明の実施の形態2及び比較例2における残留
分極値2Prと熱処理の温度Tとの関係を示すグラフで
ある。
【図5】発明の実施の形態3において、Sr0.7Bi2.4
Ta29溶液に基づき膜厚約0.20μmのSrBi2
Ta29を形成したときの、電源電圧5Vにおける残留
分極値2Prと急速加熱処理の温度との関係を示すグラ
フである。
【図6】発明の実施の形態4において、Sr0.7Bi2.4
Ta29溶液に基づき膜厚約0.18μmのSrBi2
Ta29を形成したときの、電源電圧3Vにおける残留
分極値2Prと急速加熱処理の温度との関係を示すグラ
フである。
【図7】発明の実施の形態5において、Sr0.9Bi2.4
Ta29溶液に基づき膜厚約0.20μmのSrBi2
Ta29を形成したときの、電源電圧5Vにおける残留
分極値2Prと急速加熱処理の温度との関係を示すグラ
フである。
【図8】発明の実施の形態6において、Sr0.9Bi2.4
Ta29溶液に基づき膜厚約0.18μmのSrBi2
Ta29を形成したときの、電源電圧3Vにおける残留
分極値2Prと急速加熱処理の温度との関係を示すグラ
フである。
【図9】発明の実施の形態7において、Sr0.7Bi2.4
Nb29溶液に基づき膜厚約0.20μmのSrBi2
Nb29を形成したときの、電源電圧5Vにおける残留
分極値2Prと急速加熱処理の温度との関係を示すグラ
フである。
【図10】発明の実施の形態8において、SrBi2.4
Ta1.0Nb1.09溶液に基づき膜厚約0.20μmの
SrBi2TaNbO9を形成したときの、電源電圧5V
における残留分極値2Prと急速加熱処理の温度との関
係を示すグラフである。
【図11】発明の実施の形態9における半導体メモリセ
ルの作製方法を説明するための半導体基板等の模式的な
一部断面図である。
【図12】図11に引き続き、発明の実施の形態9にお
ける半導体メモリセルの作製方法を説明するための半導
体基板等の模式的な一部断面図である。
【図13】図12に引き続き、発明の実施の形態9にお
ける半導体メモリセルの作製方法を説明するための半導
体基板等の模式的な一部断面図である。
【図14】発明の実施の形態10における半導体メモリ
セルの作製方法を説明するための半導体基板等の模式的
な一部断面図である。
【図15】図14に引き続き、発明の実施の形態10に
おける半導体メモリセルの作製方法を説明するための半
導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図16】ペデステル型半導体メモリセルの模式的な一
部断面図である。
【図17】強誘電体のP−Eヒステリシスループ図であ
る。
【符号の説明】
10・・・半導体基板、11・・・素子分離領域、12
・・・ゲート酸化膜、13・・・ゲート電極、14・・
・ゲートサイドウオール、15・・・ソース・ドレイン
領域、16,18,26,27・・・開口部、17,3
0・・・ビット線、19,26A・・・接続孔(コンタ
クトプラグ)、20・・・層間絶縁層、21・・・バッ
ファ層、22・・・下部電極、22A・・・下部電極
層、23・・・キャパシタ薄膜、23A・・・強誘電体
薄膜、24・・・上部電極、24A・・・上部電極層、
25・・・絶縁層、28・・・プレート線、29・・・
配線、30・・・ビット線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部電極層から成る下部電極と、該下部電
    極上に形成された強誘電体薄膜から成るキャパシタ薄膜
    と、該キャパシタ薄膜上に形成された上部電極層から成
    る上部電極とから構成された半導体メモリセルのキャパ
    シタ構造の作製方法であって、 (イ)下部電極層上に前駆体層を成膜した後、該前駆体
    層を急速加熱処理することによってビスマス系層状構造
    ペロブスカイト型の強誘電体薄膜を形成する工程と、 (ロ)パラジウムから成る上部電極層を強誘電体薄膜上
    に成膜する工程、を含むことを特徴とする半導体メモリ
    セルのキャパシタ構造の作製方法。
  2. 【請求項2】パラジウムから成る上部電極層を強誘電体
    薄膜上に成膜した後、該上部電極層を温度T゜Cの酸素
    ガス雰囲気中(但し、350≦T≦515)で熱処理す
    る工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の半
    導体メモリセルのキャパシタ構造の作製方法。
  3. 【請求項3】強誘電体薄膜はSrxBiy(Taz,Nb
    2-z)O9(但し、0.6≦x≦1.3,1.6≦y≦
    2.5,0≦z≦2.0)から成ることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体メモリセルのキャパシタ構造の作
    製方法。
  4. 【請求項4】前駆体層は、非晶質層、若しくは微結晶を
    含む非晶質層から成ることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製方法。
JP8324689A 1996-11-20 1996-11-20 半導体メモリセルのキャパシタ構造の作製方法 Pending JPH10150158A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261847A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Asahi Glass Co Ltd ニオブ酸ビスマス系微粒子の製造方法

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