JPH10149335A - Pciインタフェース同期化回路 - Google Patents

Pciインタフェース同期化回路

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JPH10149335A
JPH10149335A JP9276265A JP27626597A JPH10149335A JP H10149335 A JPH10149335 A JP H10149335A JP 9276265 A JP9276265 A JP 9276265A JP 27626597 A JP27626597 A JP 27626597A JP H10149335 A JPH10149335 A JP H10149335A
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flop
bus
clock
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チャン ケビン
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 準安定性になることなく、制御信号を同期化
させ、デバイスの安定動作を可能とするPCIインタフ
ェース同期化回路を提供する。 【解決手段】 PCIバス周波数で動作するPCIコア
220と高周波数クロック領域へのインタフェースを提
供するPCI−FBUSグルーロジック230を含む。
前記グルーロジック230は、PCIバス210で往来
するアドレスおよびデータのためのFBUSマスタアド
レスFIFOバッファ231〜FBUSスレーブライト
FIFOバッファ236と、PCIコア220で往来す
る制御信号のための同期化回路250を含む。この同期
化回路250は少なくとも2個がJKフリップフロップ
である3個のフリップフロップを含む。バス周波数とは
独立的なクロック周波数を使用するデバイス間のクロッ
ク同期化により発生される準安定性を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立クロック周波
数を使用するデバイス間のインタフェースに関するもの
で、特にインタフェース内でPCIバスに同期化するた
めのPCIインタフェース同期化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】複数バスでコンピュータを相互接続する
情報処理装置におけるバスの同期化を行う技術思想に関
しては、たとえば、特開平6−348647号公報(以
下、第1公報と称す)、特開昭62−242269号公
報(以下、第2公報と称す)などにより開示されてい
る。このうち、第1公報の場合には、中央演算処理装置
にシステムバスを接続し、このシステムバスをホストブ
リッジにより周辺バスに接続し、システムバスと周辺バ
スとの間で送信されるデータをホストブリッジに含まれ
るバッファで一時的に記憶するとともに、このデータが
非連続データか否かに基づいて、バッファとの間で送信
されるデータの速度をホストブリッジに含まれる論理ネ
ットワークで最適化するようにしたものである。
【0003】また、第2公報の場合には、複数台の計算
機を多段または環状に接続した計算機システムの各計算
機に同期パターンを保持するレジスタと同期パターンを
次段に伝えるときに切り換える切り換え回路を設けてい
る。そして、同期パターンの同期をとる場合に、各計算
機で各切り換え回路をあらかじめ一定の組み合わせに設
定しておき、同期パターンをレジスタに設定した後に、
次段より返送されてくる同期結果がレジスタに保持され
ている同期パターンと一致したことを計算機内の一致回
路で検出すると、複合計算機システム全体あるいは同期
結果が伝播している複数の計算機で同期がとれたことを
認識するようにしたものである。
【0004】ところで、コンピュータシステムは一般的
に、規格化された周波数で動作するPCIバスのような
バスを使用し、このようなバスに接続されるデバイスは
バスクロック信号に同期化される信号を伝送および受信
する。バス伝送を処理するための一つの方法は、バスに
同期されるクロック信号によってデバイスを動作させる
ことであって、これはデバイスの動作周波数がバス周波
数またはこのバス周波数の整数倍となるようにしてい
る。
【0005】一方、デバイス素子の一部が、バス周波数
の倍数でない周波数でより良好に動作する場合、デバイ
ス内に別のクロック領域を形成すれば良い。この場合、
1番目のクロック領域はバスで接続し、このバスのクロ
ックと同期化する。また、2番目のクロック領域は他の
デバイス素子に要求される周波数で動作する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1番目
のクロック領域の信号は他のクロック領域が正常な2進
電圧を要求するときに遷移状態である場合があり、この
ようなクロック領域間での同期化の欠損は準安定性(met
astability) の問題を発生させる要因となるという課題
があった。
【0007】本発明はこのような従来の技術の課題を解
決するためになされたもので、その目的は準安定性を発
生させない状態で、バス周波数とは独立的な周波数でデ
バイスを動作させ得るPCIインタフェース同期化回路
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係るPCIバスインタフェース同期化回
路は、バス周波数で動作するクロック領域と、バスクロ
ック信号とはまったく独立するクロック信号によって動
作するクロック領域とを含む。FIFOバッファはデー
タおよびアドレス信号と同様な情報のために2個のクロ
ック領域間で使用される。同期化回路はそれらクロック
領域間で通過される制御信号を同期化する。
【0009】PCIバスに接続されるデバイスは33M
Hzバス周波数より大きい任意の選択周波数のクロック
信号を使用するが、バス周波数で動作するPCIコアを
有する。データならびにアドレスはFIFOバッファを
通してPCIコアと高周波数領域間を通過する。PCI
コアロジックと高周波数領域間の同期化回路は準安定性
の問題を発生させないように制御信号を同期化する。P
CIコアから高周波数クロック領域への伝送のための同
期化回路は、高周波数クロックに接続されるクロック入
力と、第2フリップフロップの入力端に接続される第1
フリップフロップの出力端を有する一組のフリップフロ
ップを使用して形成される。ロジックゲートは高周波数
クロック信号に同期を合わせた信号を2個のフリップフ
ロップの出力信号から発生させる。
【0010】また、本発明は、高周波数クロック領域か
ら低周波数クロック領域に至る制御信号のための同期化
回路において3個フリップフロップを備え、その中で少
なくとも2個はエッジトリガード(edge triggered)JK
フリップフロップである。第1および第2JKフリップ
フロップは高周波数クロックに接続されるクロック端を
有する。制御信号は第1JKフリップフロップの第1入
力端に印加され、前記第2JKフリップフロップからの
出力信号は第1JKフリップフロップの第2入力端に印
加される。第1JKフリップフロップの出力信号は通常
Dフリップフロップの第3フリップフロップに接続され
る出力端を有するロジックゲートに印加されるが、Dフ
リップフロップは低周波数クロックに結合されるクロッ
ク端を有する。第3フリップフロップからの出力信号は
低周波数クロック信号に同期化し、ロジックゲートの入
力および第2JKフリップフロップの第2入力に印加さ
れる。第2JKフリップフロップの入力端は定電圧に接
続されて第2フリップフロップからの出力信号が1クロ
ック周期の間のみにセット状態を維持するようにする。
【0011】その動作について説明すると、第1フリッ
プフロップは高周波数クロック信号の1クロック周期だ
けの入力信号のエッジを遷移させる。第1フリップフロ
ップの出力信号は第3フリップフロップへの入力信号を
変更させるロジックゲートに印加される。変更の後、第
3フリップフロップは低周波数クロック信号に同期化さ
れるエッジを有する出力信号を発生する。第3フリップ
フロップの出力信号内の変更は、ロジックゲートが第3
フリップフロップに印加される入力信号を変更させて、
第3入力信号からの出力信号が低周波数クロック信号の
1クロック周期の間その状態を維持するようにする。第
3フリップフロップの出力信号はまた、第3フリップフ
ロップの出力信号が現れる前に、第1JKフリップフロ
ップをリセットするための1クロック周期のパルスを発
生させる第2JKフリップフロップに入力される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好ましい実施の形態を説明する。同一部分には同一
符号を使用する。図2は、本発明の一実施の形態による
ホストバスインタフェース156を使用するマルチメデ
ィア信号処理部(Multimedia Signal Processor:MSP) 1
00のブロック図を示している。マルチメディア信号処
理部100は一般用制御処理部110とベクトル共同処
理部120を含む集積化された複合処理部である。制御
処理部110およびベクトル共同処理部120は別個の
プログラムスレッド(threads)を実行し、特定作業をよ
り効果的に実行するために構造的に異なっている。
【0013】すなわち、制御処理部110は「Advance
RISC Machines Ltd 」から入手できる、文書番号ARM DD
I 0010G の「ARM7DM Data Sheet 」に記載されるARM
7構造物および命令語セットを使用し、ベクトル共同処
理部120は米国特許出願第08/699,597号に
記載された命令語セットを使用する。また、制御処理部
110は両側の制御処理部110およびベクトル共同処
理部120のためのルーチンを除外した処理を実施して
いる間システムを動作させて、多数の反復的計算を必要
としない一般的な処理を遂行し、かつベクトル共同処理
部120の初期化、開始および停止を制御する。ベクト
ル共同処理部120はマルチメディアプロセシングで多
く見られる大きいデータブロックに対する反復的な動作
を含む数字クランチング(crunching)を遂行する。
【0014】さらに、制御処理部110およびベクトル
共同処理部120はそれぞれ、直接的なライン112、
114、116か、またはそれら制御処理部110、ベ
クトル共同処理部120が共有する拡張レジスタ118
により情報を伝達し、制御処理部110のためのデータ
および命令語キャッシュ162、データキャッシュ16
4と、ベクトル共同処理部120のための命令語キャッ
シュ166およびデータキャッシュ/スクラッチパッド
168とを含むキャッシュサブシステム130を通して
他のチップ上の素子に接続される。このキャッシュサブ
システム130はまた、ROMキャッシュ170および
制御回路180を含む。
【0015】キャッシュサブシステム130は、制御処
理部110およびベクトル共同処理部120を2個のバ
ス140、150に接続し、制御処理部110、ベクト
ル共同処理部120、およびバス140、150に接続
されるデバイスのためのスイッチングポイントとして動
作する。米国特許出願第08/699,102号には、
スイッチング部としてのキャッシュサブシステム動作を
追加で記述する。以下にIO(入/出力)BUS140
のバス140はシステムタイマ142、URAT(Unive
rsal Asynchronous Receiver Transceiver:一般の非同
期送受信器) 144、ビットストリーム処理部146お
よび割り込み制御部148のような低速のデバイスに接
続される。本発明の具体的実施の形態で前記バス140
は40MHzで動作する。
【0016】また、以下にFBUS150のように言及
されるバス150はバス140よりは高速周波数で動作
し、デバイスインタフェース152、DMA(Direct Me
moryAccess)制御部154、ホストバスインタフェース
156およびメモリ制御部158のような高速のデバイ
スに接続される。本発明の具体的な実施の形態におい
て、バス150は80MHzで動作する。メモリ制御部
158とデバイスインタフェース152は外部メモリ、
各種のanalog-digital(アナログ−ディジタル)および
digital-analog(ディジタル−アナログ)変換器のため
のインタフェースを提供する。DMA制御部154はデ
バイスインタフェース150に接続されるデバイスと外
部メモリ間のDMA動作を制御する。ホストバスインタ
フェース156はホストコンピュータ(図示せず)にイ
ンタフェースを提供し、このホストコンピュータにより
制御される周波数で動作するホストバスとバス150の
間で情報を伝達する。
【0017】図1は、本発明の具体的な一実施の形態に
よるブロック図を示したものであって、ホストバスイン
タフェース156はPCI(Peripheral Connetion Inte
rchange)バス210に接続される。PCIコア220は
PCIバス規格に基づきインタフェースを実行するPC
Iバス210に接続されるが、このPCIバス規格は改
訂2.1であり、PCIバス210からのクロック信号
PCICLKによって動作する。特に、PCIコア220は、
マルチメディア信号処理部(MSP)100へのPCI
バス210上の信号を認識するためのバスアドレスディ
コーディング、PCIバス210上でマルチメディア信
号処理部100がスレーブ状態でのデータ読み出しなら
びに記録、およびマルチメディア信号処理部100がP
CIバス210のためのバスマスタ状態でのデータ読み
出しならびに記録を含む機能を行う。
【0018】PCIバス210に対する標準信号には入
力バスクロック信号PCICLK;入力リセット信号RST
#;アドレス並びにデータ信号AD[31:0];制御
およびバイトイネーブル信号C_BE0#〜C_BE3
#;パリティビットPAR;サイクルフレーム信号FR
AME#;初期化準備信号RIDY#;目標準備信号T
RDY#;停止変換信号STOP#;ロック変換信号L
OCK#;初期化デバイス選択入力信号IDSEL;デ
バイス選択信号DEVSEL;バス要求信号REQ#;
バス許可信号GNT#;パリティエラー信号PERR
#;システムエラー信号SERR#;およびインタラプ
トA信号INTA#を含む。ここで、#が最後に付記さ
れる信号名は、アクティブロー(low)を意味する。
【0019】PCIコア220のようなPCIインタフ
ェース回路は先行技術でよく知られているが、たとえ
ば、Inc.Mindshare,Inc の「PCIシステム構造」
第3版、Addison-Wseley Publisying Co. (1995)
に記述され、ここでは参考的にその全体が含まれる。本
発明の具体的な実施の形態において、PCIコア220
は、Sand Micro社からライセンスされた回路である。P
CIコア220はPCIバス210上の信号を分析して
適切な応答を出力する。PCIバス210を経由するデ
ータ伝送が指示されるとき、PCIコア220は伝送の
ために要求されるデータ値およびアドレスを得るため、
または記録するためにFBUSマスクアドレスFIFO
バッファ231〜FBUSスレーブライトFIFOバッ
ファ236の中で選択された場所にアクセスする。PC
Iコア220はまた、データ伝送の形態を指示するため
に同期化回路250を経由するFBUS制御部260と
情報伝達を行う。
【0020】FBUS制御部260はFBUSマスクア
ドレスFIFOバッファ231〜FBUSスレーブライ
トFIFOバッファ236に、またはFBUSマスクア
ドレスFIFOバッファ231〜FBUSスレーブライ
トFIFOバッファ236からデータおよびアドレスの
伝送のためにバス150へのアクセスを行う。たとえ
ば、マルチメディア信号処理部100に接続されている
ローカルメモリに記録するため、FBUS制御部260
はFBUSマスタライトFIFOバッファ232ないし
FBUSスレーブリードデータFIFOバッファ233
から目標アドレスFaddrOUTを用いてバス150にデータ
値FaddrOUTを記録し、メモリ制御部158はローカルメ
モリへの伝送を完了する。同様に、制御処理部110が
PCIバス210上の任意のデバイスにインタラプト
(割込み)を行うかまたは、PCIバス210を経由し
たデータ伝送を初期化させる場合、制御処理部110は
ホストバスインタフェース156内のFBUS制御部2
60にアクセスし、FBUS制御部260は同期化回路
250を通してPCIコア220に信号を送り、前記の
要求された動作を開始する。
【0021】図3は同期化回路300の回路図を示した
もので、この回路はclk_33信号に同期化されるs
ig_33信号からclk_80クロック信号に同期化
されるsig_80信号を発生する。詳細な一実施の形
態で、clk_33およびclk_80の信号はそれぞ
れ33MHz及び80MHzのクロック信号であり、s
ig_33およびsig_80の信号はそれぞれPCI
コア220からの出力信号およびFBUS制御部260
に印加される入力信号である。sig_33信号はcl
k_80信号の上昇エッジによりトリガーされるエッジ
トリガード第1Dフリップフロップ310のデータ入力
端に印加される。第1Dフリップフロップ310からの
出力信号はまたclk_80の上昇エッジによりトリガ
ーされるエッジトリガード第2Dフリップフロップ32
0のデータ入力端に反転されて印加される。NANDゲ
ート330は第1および第2Dフリップフロップ31
0、320の反転されたQ1#およびQ2#出力信号か
ら出力sig_80を発生する。
【0022】図4は、同期化回路300の動作を示すタ
イミングチャートである。clk_33およびclk_
80クロック信号はそれぞれPCIコア220およびF
BUS制御部260のためのものであり、具体的な実施
の形態ではそれぞれ33MHzおよび80MHzの周波
数である。アクティブローリセット信号rstNは初期
に同期化回路300をセットし、Q1#およびQ2#信
号がそれぞれローおよびハイになって出力信号sig_
80がハイになる。時間410でsig_33信号はc
lk_33の上昇エッジに同期化し、ローで表れる。制
御信号は33MHzバスクロックの1クロック周期間に
ローで表れる。時間420でsig_33信号がまだロ
ーの間のclk_80におけるクロック信号の上昇エッ
ジは、第1Dフリップフロップ310をトリガーし、Q
1#信号をハイに上昇させる。clk_33クロック信
号の1周期の間(すなわち、sig_33信号がローに
なる間)clk_80クロック信号の少なくとも一つの
上昇エッジが常に発生する。その理由は、clk_80
クロック信号はclk_33に比してさらに高い周波数
で動作するためである。
【0023】時間420の直後に両側Q1#信号とQ2
#信号はハイになって、NANDゲート310がclk
_80に同期化してsig_80信号をローで表示され
るようにする。sig_80信号は時間430までロー
を維持するが、このとき、clk_80クロック信号の
次の上昇エッジはハイ状態のQ1#信号に応答してQ2
#出力信号をローにさせるフリップフロップをトリガー
する。Q1#信号およびQ2#信号は時間440までそ
れぞれハイおよびローに維持するが、これはsig_3
3信号がハイに戻った後にclk_80の1番目の上昇
エッジに該当する。時間440でQ1#信号はローに遷
移されるが、NANDゲート330からの出力はハイを
維持する。
【0024】時間450で(clk_80クロック信号
の次の上昇エッジ)、Q2#信号はハイに戻って同期化
回路300を初期状態に戻し、sig_33信号内の他
のパルスのために準備する。低周波数クロック領域から
高周波数クロック領域まで信号を送るための同期化回路
の他の実施の形態は、接続された2個のフリップフロッ
プからの反転されない出力信号に接続されるORゲート
を使用する。
【0025】図5は、同期化回路500を示したもの
で、clk_80に同期化されるsig_80信号から
clk_33クロック信号に同期化されるsig_33
信号を発生する。同期化回路500は上昇エッジトリガ
ード第1JKフリップフロップ510を含むが、sig
_80信号の反転値をJ端(すなわち、トリガードセッ
ト)に印加させる。clk_80クロック信号はクロッ
ク端に印加され、他の上昇エッジトリガード第2JKフ
リップフロップ520からの内部信号hshkはK端
(すなわち、トリガードリセット)に印加される。cl
k_80クロック信号の上昇エッジで第1JKフリップ
フロップ510からの出力信号int_sigはint
_sig、sig_80およびhshk信号の状態によ
りハイまたはローになる。
【0026】エッジトリガードJKフリップフロップに
関して主旨のとおり、第1JKフリップフロップ510
からの出力信号int_sigがハイの場合、たとえば
K端上のhshk信号がクロック端にあるclk_80
信号の上昇エッジでハイになると、前記の出力信号はロ
ーにリセットされる。第1JKフリップフロップ510
からの出力信号int_sigがローの場合、たとえ
ば、J端上の反転されたsig_80信号がクロック端
にあるclk_80信号の上昇エッジでハイになると、
この出力信号はハイにセットされる。そうでなければ、
この出力信号はJ端およびK端上の信号とは関係なく一
定である。
【0027】hshk信号を発生する第2JKフリップ
フロップ520は、clk_80クロック信号を受ける
ように接続されるクロック端、sig_33信号の反転
値を受けるように接続されるJ端および、供給電圧ソー
ス(Vdd)に接続されるK端を有する。sig_33
信号がローにあるとき、発生されるclk_80クロッ
ク信号の上昇エッジで第2JKフリップフロップ520
はhshk信号をハイで表す。hshk信号はただ1周
期の間ハイを維持するが、その理由はK端がハイに維持
されてhshk信号がハイである間、第2JKフリップ
フロップ520はclk_80クロック信号内の上昇エ
ッジに応答し、hshk信号をローにリセットするため
である。
【0028】第1JKフリップフロップ510からのi
nt_sig信号はNANDゲート540の入力端に印
加され、NANDゲート540の出力端はDフリップフ
ロップ530のデータ端に接続される。Dフリップフロ
ップ530からのsig_33信号は第2JKフリップ
フロップ520のJ端に印加される前に反転される。
【0029】図6は、同期化回路500の動作を示して
いるタイミング図である。初期に同期化回路500はs
ig_33信号がハイで、int_sigおよびhsh
k信号はローの状態である。時間610でclk_80
クロック信号の上昇エッジに同期化してsig_80信
号はローを表し、1クロック周期の間(すなわち、時間
620まで)ローを維持する。clk_80クロック信
号の上昇エッジは、時間610でint_sig信号を
ハイにセットする第1JKフリップフロップ510をト
リガーするが、その理由は反転されたsig_80信号
はハイ(すなわち、sig_80信号はロー)であるか
らである。
【0030】sig_33信号がハイになると同時にハ
イとなるint_sig信号はNANDゲート540か
らの出力信号をローにし、sig_33信号がクロック
信号sig_33の次の上昇エッジ(たとえば、時間6
30)でローに遷移されるようにする。NANDゲート
540は時間630でDフリップフロップ530のデー
タ入力に印加される信号をローにし、時間650で(す
なわち、clk_33信号の次の上昇エッジ)Dフリッ
プフロップ530は、sig_33信号をさらにハイに
上昇させる。
【0031】時間650以前の時間640でsig_3
3信号は、ハイレベルが第2JKフリップフロップ52
0のJ端に印加されるように反転される。また、第2J
Kフリップフロップ520はhshk信号をハイにセッ
トし、時間650で第1および第2JKフリップフロッ
プ510、520が、int_sig信号およびhsh
k信号をそれぞれ初期状態であるローにリセットする。
図6の例で、clk_80およびclk_33信号の上
昇エッジは時間650でほぼ同時に発生する。さらに、
一般的にhshkおよびint_sig信号は、clk
_80信号に同期化して初期状態に戻り、sig_33
信号はclk_33信号に同期化してハイに行く。
【0032】本発明を特定の望ましい実施の形態に関連
して図示して説明したが、本発明がそれに限定されるも
のではない。特に、上述した説明の大部がPCIバスに
接続される信号処理部に関連するが、本発明の他の実施
の形態はPCIバスへの接続のためのバスデバイスに限
定されない。記述された回路はまた他の周波数で作動す
るバスの間で一般的に適用されることもある。その上、
開始された特定の実施の形態は、上昇エッジでトリガー
されるデバイスと若干の入力および出力信号の反転を適
用する。本発明の他の実施の形態には、下降エッジトリ
ガーと上述した信号反転の挿入器ないし除去器を含む。
したがって、上記の特許請求の範囲により備えられる本
発明の精神や分野を離脱しない限度内で、本発明が多様
に改造および変化されることができることは、当業界で
通常の知識を有する者は容易に分かることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、PCIコアロジックと高周波
数領域間の同期化回路により、準安定性問題を発生させ
ないように制御信号を同期化させることにより、またバ
ス周波数とは独立的な周波数でデバイスを安定的に動作
させ得るという効果がある。
【0034】[付録A]この付録は、本発明の実施の形
態による同期化回路の特性を規定するverilogcodeに関
して説明している。Module FC 33 80は、33 MHz ク
ロック信号clk 33に同期化されるsig 33号から80 MHz
クロック信号clk 80に同期化されるsig 80信号を
発生する。Module FC 80 33は、80 MHz クロック信
号clK 80に同期化されるsig 80信号から33MHz クロッ
ク信号clk 33に同期化されるsig 33信号を発生させ
る。
【0035】 module FC 33 80(rstN,clk 33,clk 80,sig 33,sig 80); input clk 33; input clk 80; input sig 33; input rstN; output sig 80; reg sig 33 wrt 80; reg sync sig 33 to 80; wire sig 80=(sync sig 33 to 80:sig 33 wrt 80); // 初期に、前記sig 33は‘sync sig 3 to 8
0’を使用して80Mhzに同期化する。
【0036】// この信号に根拠としてsig 33 wrt
0 と呼ばれる単独ハルスが発生される。
【0037】// 以降、前記2信号に基づいて、単独ハ
ルスsig 80が発生される。
【0038】 //sig 33 wrt 80MHz は80MHz で作動する信号であ
るが、前記sig 33信号に//したがう。
【0039】 always @(posedge clk 80 or negedge rstN) begin if(!rstN) sig 33 wrt 80<=1'b0; else begin if(sync sig 3 to 80==1'b0 & sig 33 wrt 0==1'b0) sig 33 wrt 80<=1'b1; else if(sync sig 33 to 80==1'b1 & sig 33 wrt 80==1'bl) sig 33 wrt 80<=1'b0; end end endmodule module FC 33 80(rstN,clk 33,clk 80,sig 33,sig 80); input rstN; input clk 80; input clk 33; input sig 80; output sig 33; reg sig 33; reg int sig; reg hshk; always @(posedge clk 80 or negedge rstN) begin if(!retN) int sig<=1'b0; else begin if(hshk==1'b1 & int sig==1'b1) int sig <= 1'b0; else if(sig 80==1'b0) int sig <= 1'b1; end end always @(posedge clk 33 or negedge rstN) begin if(!rstN) sig 33 <= 1'b1; else begin if(ing sig==1'b1 & sig 33==1'b1) sig 33 <= 1'b0; else if(sig 33==1'b0) sig 33 <= 1'b1; end end always @(posedge clk 80 or negedge rstN) begin if(!rstN) hshk <= 1'b0; else begin if(hshk==1'b0 & sig 33==1'b0) hshk <= 1'b1; else if(hshk==1'b1) hshk <= 1'b0; end end endmodule [付録B]この付録は、PCIバス規格改訂版2.1に
したがうホストバスインタフェース156の実施例を説
明している。ホストバスインタフェース156は、2個
の主要部、PCIコア220とPCI−FBUSグルー
ロジック230を有する。PCIインタフェース156
はまた、仮想フレームバッファ(VBF)ロジックとF
BUS150を通して制御処理部110とのインタフェ
ースに使用されるレジスタを有している。PCIコア2
20は、PCIバス210に接続され、33MHzのP
CIバス周波数で動作する外部PCIデバイスと主にイ
ンタフェースされる。PCI−FBUSグルーロジック
230は、PCIコア220および80MHzで動作す
るFBUS150に接続される。
【0040】PCIバス210とFBUS150間の情
報伝達のために、アドレスとデータは231から236
までのFIFOバッファ内の両側に(すなわち、PCI
コア220およびFBUS150から)貯蔵される。同
期化回路250は、PCI信号をFBUSクロックおよ
びVisa Versaと共に同期化する。FBUS1
50のアクセスの大部は、64ビットデータ広さのFB
US150を通し、ローカルSDRAMに向いており、
FBUS制御部260は、FBUSマスタやスレーブデ
バイスになることができる。
【0041】ホストバスインタフェース156は、PC
I2.1規格に完全に一致するが、インタラプトおよび
マルチメディア信号処理部100のソフトウェアリセッ
トのための付加的なレジスタを含む。制御処理部110
により実行されるソフトウェアは、MSP制御レジスタ
のMSP(bit<3>)からのPCIホストインタラ
プト要請をセットさせることにより、前記ホストCPU
をインタラプトすることができる。これによりPCIコ
ア220ロジックがPCIバス210上のインタラプト
信号INTA#を表すことによって、ホストCPUをイ
ンタラプトする。ホストCPUはその後、MSP制御レ
ジスタ内のPCIホストインタラプトアクノロジ(bi
t<4>)を通してインタラプトに確認応答し、インタ
ラプト信号が非活性状態に行くようにする。
【0042】ホストバスインタフェース156はまた、
ホストCPUからインタラプトを受け入れられるが、こ
れは根本的に制御処理部110へのインタラプトであ
る。PCI規格は、或るインタラプト出力ピンを支援し
ないので、MSP制御レジスタ内の“ホストから要求さ
れるMSPインタラプト”(bit<2>)がこのよう
な機能を提供する。前記ホストCPUは、このビットを
セットし、処理部110へのインタラプトを指示するこ
とができる。制御処理部110は、一応ホストインタラ
プトが確認応答されるとレジスタを消去する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPCIインタフェース同期化回路
に適用するホストバスインタフェースのブロック図。
【図2】本発明によるPCIインタフェース同期化回路
に適用するマルチメディア信号処理部のブロック図。
【図3】本発明によるPCIインタフェース同期化回路
におけるホストバスインタフェース内の同期化回路のブ
ロック図。
【図4】図3の同期化回路の動作を表すタイミングチャ
ート。
【図5】本発明によるPCIインタフェース同期化回路
におけるホストバスインタフェース内の同期化回路の他
の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図6】図5の同期化回路の動作を表すタイミング図。
【符号の説明】
110 制御処理部 120 ベクトル共同処理部 130 キャッシュサブシステム 140,150 バス 156 ホストバスインタフェース 210 PCIバス 220 PCIコア 230 PCI−FBUSグルーロジック 250,300,500 同期化回路 260:FBUS制御部 310:第1Dフリップフロップ 320:第2Dフリップフロップ 330:NANDゲート 510:第1JKフリップフロップ 520:第2JKフリップフロップ 530:Dフリップフロップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1バスの第1周波数で動作し、この第
    1バス上で情報伝達のためのバスプロトコルを遂行する
    第1バス制御回路と、 第2バスの第2周波数で動作し、前記第1周波数とは独
    立的な第2バス上で情報伝達のためにバスプロトコルを
    遂行する第2バス制御回路と、 前記第1バス制御回路と第2バス制御回路間に接続され
    た同期化回路と、 前記第1および第2バス間に接続された第1FIFOバ
    ッファと、を具備することを特徴とするPCIインタフ
    ェース同期化回路。
  2. 【請求項2】 前記同期化回路は、第2クロック信号を
    受けるように接続されるクロック端および第2クロック
    信号に同期化される入力信号を受けるように接続される
    第1入力端を含む第1JKフリップフロップと、 前記第2クロック信号を受けるように接続されるクロッ
    ク端、電圧源に接続される第1入力端、および前記第1
    JKフリップフロップの第2入力端に接続される出力端
    を含む第2JKフリップフロップと、 第1クロック信号に接続されるクロック端および第2J
    Kフリップフロップの第2入力端に接続される出力端を
    含む第3フリップフロップと、 第1フリップフロップの出力端に接続される第1入力
    端、第3フリップフロップの出力端に接続される第2入
    力端、および第3フリップフロップの入力端に接続され
    る出力端を含むロジックゲートと、 を備えることを特徴とする請求項1記載のPCIインタ
    フェース同期化回路。
  3. 【請求項3】 前記第1バスは第1クロック信号の周波
    数で動作し、第2バスは第2クロック信号の周波数で動
    作することを特徴とする請求項2記載のPCIインタフ
    ェース同期化回路。
  4. 【請求項4】 前記第1バスはPCIバスであることを
    特徴とする請求項1または3記載のPCIインタフェー
    ス同期化回路。
  5. 【請求項5】 第1クロック信号を受けるように接続さ
    れるクロック端および前記第1クロック信号と同期化さ
    れる入力信号を受けるように接続される第1入力端を含
    む第1JKフリップフロップと、 第1クロック信号を受けるように接続されるクロック
    端、電圧源と接続される第1入力端、および前記第1J
    Kフリップフロップの第2入力端に接続される出力端を
    含む第2JKフリップフロップと、 第2クロック信号に接続されるクロック端および前記第
    2JKフリップフロップの第2入力端に接続される出力
    端を含む第3フリップフロップと、 前記第1JKフリップフロップの出力端に接続される第
    1入力端、第3フリップフロップの出力端に接続される
    第2入力端、および第3フリップフロップの入力端に接
    続される出力端を含むロジックゲートと、を備えること
    を特徴とするPCIインタフェース同期化回路。
  6. 【請求項6】 前記第3フリップフロップはDフリップ
    フロップであることを特徴とする請求項5記載のPCI
    インタフェース同期化回路。
  7. 【請求項7】 前記ロジックゲートはNANDゲートで
    あることを特徴とする請求項5記載のPCIインタフェ
    ース同期化回路。
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