JPH10148646A - コンタクター及びその製造方法 - Google Patents

コンタクター及びその製造方法

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JPH10148646A
JPH10148646A JP30620696A JP30620696A JPH10148646A JP H10148646 A JPH10148646 A JP H10148646A JP 30620696 A JP30620696 A JP 30620696A JP 30620696 A JP30620696 A JP 30620696A JP H10148646 A JPH10148646 A JP H10148646A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プローブピン同士の接触による破損や電気的短
絡が無く、プローブピンに実用上要求される数十万回以
上のプロービング回数を負荷しても、被検査体の電極バ
ンプと良好なコンタクトが可能で、しかも半導体集積回
路の狭ピッチ化、高密度化に対応可能なコンタクターを
提供する。 【構成】被検査体に対して垂直に配置されたプローブピ
ンを複数本有するコンタクターであって、被検査体との
接触面がプローブピンの長手方向の中心線に対して89
度以下の傾斜角をもち、しかも該プローブピンが形成す
る列の少なくとも一列において前記接触面の傾斜方向が
同じであることを特徴とするコンタクターであり、ま
た、プローブピンを曲げ変形させながら研磨することを
特徴とするコンタクターの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路等
の被検査体の電極に接触させて電気特性を測定するため
のプローブカード等に用いるコンタクターに関する。
【0002】
【従来技術】半導体集積回路等の製造工程において、一
般に半導体ウェハーに多数のチップが形成された段階で
各チップの電気的特性が測定され、良否の判定が行なわ
れている。この測定に際して、多数のプローブピンが被
検査体の電極形状に応じて植設されたプローブカードと
呼ばれる接続端子が使用されている。
【0003】前記プローブカードは、一般的に、複数の
プローブピンを電極に接触させる目的で、複数のプロー
ブピン先端がつくる面の平坦度や、被検査体の電極の平
坦度、及び評価装置に組み込んだ場合の両者の平行度等
の誤差を吸収し、更に抵抗値が安定するように荷重を負
荷しなければならない。そのためプローブピンは被検査
体と接触する先端部とプローブカードへの固定部分との
間が弾性領域で撓む様に設計されている。このプローブ
ピンを撓ませるのに必要な、プローブピンの垂直方向へ
の過剰な移動量をオーバードライブ量と称する。
【0004】一方、最近の半導体の微細化、高集積化に
伴いプローブピンの小径化、並びにその配置の狭ピッチ
化が進んでいる。しかし、プローブピンの直径が小さく
なると、プローブピン先端の位置の高精度化が必要であ
るにもかかわらず、プローブピンの直径が小さくなるた
め、数万回乃至数十万回のコンタクトでプローブピン先
端の位置精度が悪化する問題があった。更に、現在使用
されているプローブピンは主にW(タングステン)を材
料とする線材の一本一本をプリント配線基板に植設して
作られているが、最近の狭ピッチ化、高密度化への要求
に対して、その製造方法の面、更にプローブピン先端の
位置精度の面の両面において対応が困難になっている。
【0005】そこで、VLS成長で形成した針状単結晶
をプローブピンとして用いる方法が提案さており(特開
平5−198636号公報、特開平5−215774号
公報、特開平5−218156号公報)、これらの方法
により、狭ピッチで高密度のプローブカードの製造が容
易になり、しかも高精度にプローブピンを配置すること
ができる様になった。
【0006】しかし、上記方法で得られるプローブピン
は、被検査体の表面とほぼ垂直に配置され、針状単結晶
を導電性膜で被覆した構造を採用しているが、このプロ
ーブピンはオーバードライブを負荷するときに不規則な
方向に座屈変形する欠点を有する。このために、ピッチ
が狭い場合には、隣接するプローブピン同士が接触して
破損したり、或いは電気的短絡が発生する等の問題があ
る。電気的短絡については、プローブピンの側面に絶縁
膜をコーティングする等の対策も検討されているが、こ
の手法を用いたとしても、絶縁膜の接触摩耗による絶縁
不良が懸念される。従って、この種の針状単結晶を用い
た狭ピッチで高密度の垂直プローブピンにおいて、オー
バードライブを加えてもプローブピン同士が接触しない
構造を達成することが実用上重要な解決すべき課題とな
っている。
【0007】また、前記針状単結晶を用いたプローブピ
ンに関しては、使用初期のプローブピン先端の位置精度
は良好であるとしても、数万回乃至数十万回のコンタク
トを繰り返すと、通常プローブピン表面に設けられてい
る導電性膜の塑性変形に原因して、プローブピン先端位
置のズレが発生する。この位置ズレの方向は、座屈変型
で曲がる方向が不規則なため、プローブピン毎に異なり
ばらばらである。加えて、最近の電極が狭ピッチで配置
されている被検査体においては、その電極バンプの形状
は一般的に長方形の形をとっているので、プローブピン
先端位置ズレが電極バンプの長手方向と一致するような
プローブピンの場合コンタクトに何等問題が無いが、前
記位置ズレが電極バンプの長手方向と直交する向きの場
合には、いくつかのプローブピンが電極とコンタクトで
きずプローブカードが機能しなくなるという問題を発生
することがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来の問題点に鑑みてなされたものであって、プローブピ
ン同士の接触による破損や電気的短絡を低減するととも
に、プローブピンに要求されるオーバードライブを数十
万回以上負荷してピン先位置精度が悪化したとしても、
被検査体の電極バンプと良好なコンタクトができ、半導
体集積回路の狭ピッチ化、高密度化に対応可能なプロー
ブカードに用いることのできるコンタクターを供給する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検査体に対
して垂直に配置されたプローブピンを複数本有するコン
タクターであって、該プローブピンの被検査体への接触
面が該プローブピンの長手方向の中心線に対して89度
以下の傾斜角を有し、しかも該プローブピンが形成する
列の少なくとも一列において前記接触面の傾斜方向が同
じであることを特徴とするコンタクターであり、好まし
くは、前記プローブピンの接触面の傾斜方向が、被検査
体の電極パッドの長手方向と一致したことを特徴とする
前記コンタクターである。
【0010】また、本発明は、プローブピンを曲げ変形
させながら、該プローブピン先端を研磨することを特徴
とするコンタクターの製造方法であり、好ましくは、ダ
イヤモンド含有のテープを用いることを特徴とする前記
のコンタクター製造方法である。
【0011】
【発明の実施形態】以下、図をもって本発明を詳細に説
明する。
【0012】本発明のコンタクターは、図1に例示され
るとおり、プローブピン1の被検査体4と接触する側の
接触面2が、プローブピン1の中心線3に対して89度
以下の傾斜角をもち、しかも、図には記載されていない
が、該プローブピンが形成する列の少なくとも一列にお
いて、該プローブピンの接触面の傾斜方向が同じである
構造を有するものである。そして、この構造を採用する
ことで、プローブピンがプロービングの際に座屈変形す
る方向が制御でき、隣接するプローブピン同士が接触す
ることを防止する効果を有する。
【0013】本発明でのコンタクターは垂直に配置され
たプローブピンを有するものであり、前記プローブピン
には従来から使用されているW、Be−Cu等の導電膜
を必要としない線材でも構わない。しかし、強度が強
く、数十万回以上のコンタクトでも塑性変型が少ないと
いう優れた特性を持つという理由から、針状単結晶に必
要に応じて導電膜を被覆したものがより好ましい。
【0014】前記針状単結晶について、その材質は、例
えばSi、LaB6、Ge、α−Al23、GaAs、
GaP、MgO、NiO、SiC、InGa等である。
これらのうち、半導体と同じ材質のSiが熱膨張率等の
特性が同じであり、プローブピンの位置精度が高温でも
変化しにくいという理由から好ましい。これら針状単結
晶の製法に関しては、VLS成長によるものが転位密度
が低いので高強度で高弾性であること、しかも小径のも
のが容易に得られることから好ましいが、本発明はこれ
に限定されるものではない。尚、針状単結晶の形状は、
一般的に、直径が数〜100μmであり、長さが数百μ
m〜数mmである。
【0015】前記針状単結晶は、一般的に電気抵抗値が
高く、そのままプローブカード等に用いた時には充分な
電気信号を得難いことがあるので、必要に応じて表面に
導電性膜を設けることで導電化する。導電性膜はAu、
Cu等の低電気抵抗の金属をめっき法、蒸着法、スパッ
タリング法等の公知の方法を用いて形成することができ
るが、オーバードライブによる導電性膜の永久変形をな
るべく小さく抑えるために、Au等の延性材料を安価な
めっき法で形成するのが好ましく、また、その厚みは導
電性が充分に付与され、しかもプローブピン先端の位置
ズレをなるべく小さくするために1.0〜3.0μmと
することが好ましい。
【0016】本発明のプローブピン先端の被検査体との
接触面に傾斜をつける方法としては、プローブピンの少
なくとも先端近傍を曲げ変形させた状態で研摩する方法
が最も好ましい。特に、針状単結晶を用いたプローブピ
ンの場合には、その弾性変形時の反力を研磨加工時の負
荷荷重とすることができ、容易に傾斜した面を形成でき
るので好ましい。また、研磨時の研磨材としては、アル
ミナ、ダイアモンド等の硬質の無機物質を含んだいろい
ろな砥石等によっても構わないが、ダイヤモンド粒子を
含有したテープを使用することが、針状単結晶に強度的
ダメージを与えずしかも研磨面の縁でのダレのような異
常を生じることなく所望の形状に加工できるという理由
から、最も好ましい。
【0017】本発明では、前記接触面が該プローブピン
の長手方向の中心線に対して89度以下である。前記接
触面が傾斜していることにより、プローブピンがプロー
ビングの際に座屈変形する方向を規定することができる
からである。前記傾斜角については、本発明者らが実験
的に検討した結果、89度以下であれば充分に前記効果
が得られるという知見に基づいたものである。一方、そ
の下限値については、原理的にこれを規定する必要がな
いが、傾斜が著しくなるほど研磨しずらくなり、しかも
プロービングに際して先端部で欠けを発生しやすくなる
ことから不都合が発生することがある。実用的には、前
記事情を考慮して70度以上89度以下が好ましい範囲
として選択される。
【0018】そして、上記の接触面を傾斜することでプ
ロービングの際のプローブピンの座屈方向を制御する効
果は、該プローブピンが形成する列の少なくとも一列に
おいて前記接触面の傾斜方向が同じであるときに、プロ
ーブピン同士の接触を防止できるという実用上の効果を
発揮する。
【0019】針状単結晶先端の接触面は、上述のとお
り、プローブピンの長手方向の中心線に対して89度以
下の傾斜角を付けて研磨した後、必要に応じて導電性膜
で被覆するが、更に、導電性膜の上に接点材料として用
いられる金属や合金で被覆することも可能である。この
場合の前記金属や合金としては、耐久性の優れた金属、
例えば、Pd、Ir、Rh、Ni等の金属や、PdにA
g、Cu、Pt、Au等の金属を添加したPd合金や、
AgにSn、In、Zn、Cu等の酸化物を添加したA
g合金等を用いることができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更
に詳細に説明する。
【0021】<中間体の準備>図2に例示するとおり、
SOI(Silicon on Insulator)
ウェハー5にフォトリソグラフィーを用いてSiの電極
ライン6を形成し、前記電極ライン6上の所定の位置に
Auバンプを形成し、その位置にSiの針状単結晶7を
VLS法で成長させた。尚、このとき使用したピン配置
のパターンは一列に60μmピッチで300本配置した
形状であった。上記操作において、Auバンプの直径、
厚み及び成長時間を調整することで、直径が15μm
で、長さが2200〜2400μmの針状単結晶を得
た。これをコンタクター中間体8とし、以降の操作の試
料とした。
【0022】〔実施例1〜6〕前記試料を用い、図3に
例示するとおり、平坦度の優れた円盤9にダイヤモンド
粒子を含有する樹脂からなるテープ、即ちダイヤモンド
テープ10を貼り合わせ、その上に針状単結晶7の先端
が接する様に、しかも前記円盤9の回転中心を外した位
置に配置した。この接触した位置から垂直方向にコンタ
クター中間体8を押し下げ、円盤を回転させることで、
針状単結晶7を円盤の回転方向に曲げ変形させながら先
端を研磨した。
【0023】研摩においては、プローブピンを所定の長
さにするために、コンタクター中間体8をダイヤモンド
テープ10に接してから10μm下方へ押し下げて20
秒間研磨する作業を繰り返して行なった。このとき使用
した円盤は平坦度1μm以下直径3.5インチのガラス
ディスクであり、ダイヤモンドテープは平均粒径0.1
μmのダイヤモンド粒子を含む樹脂テープであり、厚み
75μmのものである。またガラスディスクの回転数は
800rpmであり、ディスクの回転中心から20〜3
5mm離れた位置で研磨した。針状単結晶の長さが目標
の2000μmに達した後、押し下げ量を15μmで1
5秒間研磨し最終仕上げすることにより、プローブピン
の接触面を傾斜角89度以下のコンタクター中間体を得
た。尚、この最後の研磨時間を15秒〜1秒に調整する
ことで、接触面の傾斜角度を89〜70度に調整するこ
ともできる。
【0024】次に、図4に例示するとおり、前記針状単
結晶7及び電極ライン6の表面に無電解めっきでNi下
地膜11を0.1μmの厚さで形成し、更に、導電性膜
のAu膜12を電気めっき法で2.0μmの厚さで成膜
しコンタクターとした。
【0025】上記操作で得られたコンタクターを用いて
後述の耐久性試験を行い、プローブピン先端の位置ズレ
量とプローブピン同士の接触による短絡の有無について
評価した。結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】<耐久性試験と評価方法>耐久性試験はオ
ーバードライブを40μm負荷し、サイクルタイム17
5msec、コンタクト時間125msecの条件でプ
ロービングを100万回行なった。プローブピンをコン
タクトさせるウェハーは3インチサイズのSiウェハー
にAu膜を電気めっきで2μmの厚さで形成したものを
用いた。プローブピン先端の位置ズレの測定は、XYス
テージ(測定精度±1μm)付きの工場顕微鏡を使用し
倍率200倍で、耐久性試験前後のプローブピン先端の
XY座標を測定し、耐久性試験前後の座標のズレ量でも
とめた。尚、表1中のXY方向は図3〜図6に示すXY
方向と一致させてあるので、接触面の傾斜方向並びに研
摩時等の針状単結晶並びにプローブピンの曲がり方向
は、実施例1〜3の場合には図と一致するが、実施例4
〜6の場合には図と異なり紙面と垂直方向となってい
る。また、短絡本数についは、10万回毎にAu膜を成
膜していないSiウェハーとコンタクトさせ、隣りのピ
ンとの抵抗値をデジタルマルチメータで測定し、その値
が1kΩ以下を示したピン本数を計測し、計10回の測
定値を合算し、その合計値を求めた。
【0028】また、上記実施例1〜6のコンタクターに
関して、コンタクターのプロービング時のプローブピン
の座屈変形する方向を見定めるために、Au膜を2.0
μm厚で成膜したSiウェハー13にコンタクトしてプ
ローブピンの曲がり方を目視にて確認したところ、図5
に模式的に示すとおりに、いずれのプローブピンもその
座屈方向が同じであった。
【0029】〔比較例1〜4〕最終仕上げ時の押し下げ
量を5μmとし、20〜60秒間研摩したこと以外は実
施例1〜6と同じ操作で、前記試料から接触面の傾斜角
が89.2〜90度のコンタクターを得て比較例1〜4
とした。これらのコンタクターを実施例1〜6と同じ方
法で評価し、その結果を表1に併せて記載した。
【0030】更に、上記の比較例1〜4のコンタクター
について、コンタクターのプロービング時のプローブピ
ンの座屈変形する方向を見定めるために、Au膜を2.
0μm厚で成膜したSiウェハー13にコンタクトして
プローブピンの曲がり方を目視にて確認したところ、図
6に模式的に示したとおり、おのおののプローブピンは
いろいろな座屈方向を示していた。
【0031】
【発明の効果】本発明のコンタクターは、実施例から明
かなとおり、プローブピン間の接触による電気的短絡が
大幅に低減でき、しかもプローブピンの破損もないとい
う顕著な効果があり、長期に渡って高い信頼性を示すの
で、例えば半導体検査用プローブカードに用いることが
でき、有用である。更に、本発明のコンタクターは、針
状単結晶をプローブピンに用いているので直径が細く、
しかもVLS法等によりプローブピンが狭ピッチに配置
されているので、半導体の電極パッドの狭ピッチ化、高
密度化にも対応できるという効果を奏する。
【0032】また、実施例から明らかなとおり、本発明
のコンタクターはプロービング時に座屈変形する方向が
制御されているので、接触面の傾斜方向と交差する方向
の位置ズレが小さいという特徴を有するので、この特徴
を生かして、接触面の傾斜方向を電極パッドの長手方向
と一致させるときには、プローブピン先端の位置ズレが
原因で発生するコンタクト不良を防止できるという格別
の効果を奏する。
【0033】更に、本発明のコンタクターの製造方法に
よれば、上述のプローブピンの被検査体への接触面に傾
斜を設けることが、容易にしかも確実に達成することが
でき、実用上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンタクターの一例を示す模式図。
【図2】 本発明の実施例1〜6に係るコンタクター中
間体の模式図。
【図3】 本発明の実施例1〜6に係るプローブピンの
研磨方法の説明図。
【図4】 本発明の実施例1〜6に係るコンタクターを
示す模式図。
【図5】 本発明の実施例1〜6の座屈変形状況の説明
図。
【図6】 本発明の比較例1〜4の座屈変形状況の説明
図。
【符号の説明】
1;プローブピン 2;プローブピンの被検査体への接触面 3;プローブピンの中心線 4;被検査体 5;SOIウェハー 6;Si電極ライン 7;針状単結晶 8;コンタクター中間体 9;円盤 10;ダイヤモンドテープ 11;Ni下地膜 12;Au膜 13;Au膜を成膜したSiウェハー 14;プローブピン(実施例1〜6) 15;プローブピン(比較例1〜4)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体に対して垂直に配置されたプロ
    ーブピンを複数本有するコンタクターであって、該プロ
    ーブピンの被検査体への接触面が該プローブピンの長手
    方向の中心線に対して89度以下の傾斜角を有し、しか
    も該プローブピンが形成する列の少なくとも一列におい
    て前記接触面の傾斜方向が同じであることを特徴とする
    コンタクター。
  2. 【請求項2】 前記プローブピンの接触面の傾斜方向
    が、被検査体の電極パッドの長手方向と一致したことを
    特徴とする請求項1記載のコンタクター。
  3. 【請求項3】 プローブピンを曲げ変形させながら、該
    プローブピン先端を研磨することを特徴とするコンタク
    ターの製造方法。
  4. 【請求項4】 ダイヤモンド含有のテープを用いること
    を特徴とする請求項3記載のコンタクターの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026336A (ja) * 2007-09-27 2008-02-07 Fujitsu Ltd コンタクタ
JP2008070280A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Nihon Micro Coating Co Ltd プローブクリーナー及びクリーニング方法
JP2011058927A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Tokyo Electron Ltd プローブの研磨装置及びプローブの研磨方法

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