JPH10145092A - 部品装着装置 - Google Patents

部品装着装置

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Publication number
JPH10145092A
JPH10145092A JP8301974A JP30197496A JPH10145092A JP H10145092 A JPH10145092 A JP H10145092A JP 8301974 A JP8301974 A JP 8301974A JP 30197496 A JP30197496 A JP 30197496A JP H10145092 A JPH10145092 A JP H10145092A
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JP
Japan
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component
suction
rotating body
suction nozzle
turret
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Pending
Application number
JP8301974A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneyoshi Fujiwara
宗良 藤原
Wataru Hirai
弥 平井
Satoshi Shida
智 仕田
Hiroshi Ota
博 大田
Yuichi Motokawa
裕一 本川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8301974A priority Critical patent/JPH10145092A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品装着装置において、複数種類の吸着
ノズルの自動的な選択使用が簡単かつ小型な装置で行
え、信頼性が高く、さらなる高速化および電子部品の多
品種化に対応できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 部品1の回転位置を補正するために回転
駆動手段と係合する係合部23を持った回転体21に、
この回転体21の回転軸線Z2に直交する軸線Z3回り
の回転により複数種類の部品取り扱い手段5を回転体2
1の回転軸線Z2上で部品1を取り扱える向きとなる部
品取扱い位置に順次に位置させられるように支持したタ
レット部27と、このタレット部27を回転駆動して所
定の部品取扱い手段5を部品取扱い位置に位置させる回
転手段31、32とを設け、必要似応じて前記係合部2
3と回転体21との間に係合部23の回転を回転体21
に減速して伝達する減速機24を設けることにより、上
記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は供給される部品を吸
着ノズルによる吸着、またはメカニカルチャックによる
チャックにて保持し取扱い、回路基板等の部品装着対象
物の所定位置に装着(または実装)する部品装着装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、リードを持たない電子部品である
いわゆるチップ部品が普及するにつれ、形状及び大きさ
が多種になっている。これらの多種の電子部品を多数組
み合わせ使用して電子回路基板を製造する電子部品装着
装置では、これら多種および多数の電子部品を順次に取
り扱ってプリント基板に装着(または実装)していくの
で、1つの電子回路基板を製造するのに要する時間が、
部品の必要種類および必要部品数が多い分だけ長くな
り、しかも、部品の種類の違いによる取扱いミスによる
トラブルの発生率が高くなる。このため、さらなる高速
化と信頼性の向上が望まれる。なお、装着とは、プリン
ト基板上の例えばクリーム半田の上に部品を載せて粘着
等による仮止め状態に付帯させることであり、リフロー
装置によるクリーム半田の溶融固化によって固着し実装
状態にする後処理が必要である。また、実装とは部品を
プリント基板に装着するのと同時に固着して後処理を行
わなくてよい状態とするものである。本明細書ではこの
ような装着および実装の双方を含めて装着とし以下説明
を進める。
【0003】従来、上記の要望に応えるために、供給さ
れる電子部品を取扱いプリント基板の所定位置に装着す
る装着ヘッドaに、取り扱うべき電子部品の種類に合っ
た複数の吸着ノズルbを装備し、電子部品の装着の都度
その部品の種類に合ったものを選択して使用し、どのよ
うな種類の電子部品をもミスなくかつ高速に取り扱える
ようにしている。
【0004】このような電子部品の取扱いのために、装
着ヘッドaに設けられる吸着ノズルユニットcは、ユニ
ット本体c1内に鉛直軸心回りに回転可能な回転体dを
設けるとともに、この回転体dの下部周囲部と対向する
ようにユニット本体c1にカム面e1を下端に有した端
面カムeを固定して設けてある。前記回転体dの外周部
には装着ヘッドaが取り扱う電子部品gの種類数だけの
各種吸着ノズルbを円周方向等間隔に装備し、回転体d
の回転により各種吸着ノズルbの内その都度装着すべき
電子部品gの種類に応じたものが部品取扱い位置に公転
移動させられることによって、各種吸着ノズルbを選択
使用できるようにする。
【0005】各吸着ノズルbはノズル軸fの下端部に連
結され、このノズル軸fを回転体dの外周部所定位置に
回転できるように設けられた外筒hに対し昇降のみでき
回転方向には一体であるように挿通してある。これによ
ってノズルbは、ノズル軸fおよび回転体dとともに一
体回転でき、かつノズル軸fと一体で回転体dに対し上
下動できる。外筒hの上端部に図示しない回転駆動手段
に対する係合部jを設け、必要に応じた回転駆動手段と
の係合によって吸着ノズルbを自転させて回転位置を変
えられるようにしてある。また、各ノズル軸fの外筒h
下端から突き出した下部に端面カムeに対するカムフォ
ロアkを設けると共にノズル軸fを上昇付勢するばねi
が設けられ、各吸着ノズルbの上下動位置が、各吸着ノ
ズルbの公転位置とこれに対応する端面カムeのカム面
e1の高さ位置とによって決定されるようになる。
【0006】そこで、端面カムeのカム面e1は、各吸
着ノズルbの内の回転体dの回転によって供給される電
子部品gを吸着し、または装着する回転方向での部品取
扱い位置に公転移動されたものだけを図5に実線で示す
ように下方に最大に突き出させて、供給される電子部品
gの吸着または装着を行うことができ、部品取扱い位置
にない吸着ノズルbは例えば図5に仮想線で示すように
上動して部品取扱い高さ位置から上方に退避した状態と
なるようにしてある。
【0007】これにより、前記回転体dを回転駆動して
どの吸着ノズルbを部品取扱い位置に公転移動させるか
によって、装着ヘッドaが取り扱う電子部品gの種類に
対応して複数装備された各吸着ノズルbを必要に応じて
使い分けることができる。また、部品取扱い位置にて吸
着ノズルbが吸着した電子部品gの向きつまり回転位置
が不適正である場合、吸着位置や装着位置を含む予め設
定した向き矯正位置にて、回転位置の不適正な電子部品
gを吸着した吸着ノズルbに対応する外筒h上端部の係
合部jに図示しない回転手段を係合させて外筒hをその
軸心回りに回転させることにより、ノズル軸fを介して
吸着ノズルbを回転させ、それが吸着している電子部品
gの回転位置を矯正することができる。
【0008】なお、装着ヘッドaは自身の回転軸線zの
まわりに吸着ノズルユニットcを複数装備していて、装
着ヘッドaが回転することによって各吸着ノズルユニッ
トcは部品供給位置および部品装着位置に繰り返し移動
され、吸着ノズルユニットcが部品吸着位置にあると
き、吸着ノズルbが回転体dの回転方向での部品取扱い
位置にて下方に突き出されることにより、供給される電
子部品gの吸着を行い、吸着ノズルユニットcが部品装
着位置にあるとき、吸着ノズルbが回転体dの回転方向
での部品取扱い位置にて下方に突き出されることによ
り、吸着している電子部品gを装着する。
【0009】各吸着ノズルユニットcは装着ヘッドaに
対し昇降できるように支持され、各吸着ノズルユニット
cに設けられたカムフォロアmが、装着ヘッドaの回転
軸線まわりに固定された図示しない溝カムに係合するこ
とによって、部品吸着位置に達した吸着ノズルユニット
cを部品吸着位置に対応する必要高さに設定し、部品装
着位置に達した吸着ノズルユニットcを部品装着位置に
対応する必要高さに設定するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うな構成では、吸着ノズルbに吸着した電子部品gの向
きを補正するための回転支持構造および、補正のための
回転を受ける係合部、部品の吸着および装着のための上
下動機構が、回転体dに装備した複数の吸着ノズルbご
とに必要であるし、各吸着ノズルまで連通する空気経路
も個別に設けられているので、部品装着ヘッドaの構造
が複雑かつコスト高で大型なものとなっており、作業の
速度アップにも限度がある。
【0011】また、回転体dに保持された複数の吸着ノ
ズルbに対応する各係合部jの相対位置にばらつきがあ
って、電子部品gの向きを補正する吸着ノズルbの回転
駆動に回転の伝達誤差が生じやすく、この伝達誤差が吸
着された電子部品gのプリント基板への装着の精度に大
きく影響するので、信頼性がまだ十分なものでないし、
これを少しでも低減するのに、係合部jとノズル軸fの
間に減速機等を設けようとすると、この減速機は吸着ノ
ズルbごとに必要となるので、装着ヘッドaはますます
構造が複雑かつ高価で大型なものとなる。
【0012】これらのために、ますます多様化する電子
部品および、装着のさらなる高速化に対応するのが困難
になっている。
【0013】本発明の目的は、取り扱う部品の種類に応
じた吸着ノズルの自動的な選択使用が簡単かつ小型な装
置によって行えるとともに、部品の回転位置補正も高精
度に行え、さらなる高速化および電子部品の多品種化に
対応できる信頼性の高い部品装着装置を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、請求項1の発明の部品装着装置は、複数個の
部品を収納し必要の都度それを供給する部品供給手段を
部品の必要種類に対応して複数装備した部品供給部と、
各部品供給手段から供給される部品を取扱い装着対象物
の所定位置に装着する吸着ノズルやメカニカルチャック
等の部品取扱い手段を取扱う部品の種類に対応して複数
種類装備した装着ヘッドとを備え、部品の回転位置を補
正するために回転駆動手段と係合する係合部を持った回
転体に、この回転体の回転軸線に直交する軸線回りの回
転により複数種類の部品取り扱い手段を回転体の回転軸
線上で部品を取り扱える向きとなる部品取扱い位置に順
次に位置させられるように支持したタレット部と、この
タレット部を回転により所定の部品取扱い手段が部品取
扱い位置に位置するように切換える切換え手段とを設け
たことを特徴とするものである。
【0015】このような構成では、タレット部の回転手
段による回転にて装備した吸着ノズルやメカニカルチャ
ック等のどの部品取扱い手段を切換え手段の切換えによ
り選択的に部品取扱い位置に位置させられるので、その
都度取り扱う部品の種類に応じた部品取扱い手段により
各種の部品をミスなく高速で取り扱って装着することが
でき、特に、各種の部品取扱い手段は部品取扱い位置に
位置させられたとき回転体の回転軸線上に位置して、こ
の回転体の係合手段が回転駆動手段と係合して受ける共
通した回転によって等しく回転駆動されて互いの差なく
自転するので、複数種類の部品取扱い手段の自転による
部品の回転位置補正を簡単な構成で誤差少なく達成する
ことができ、信頼性が高く、装着ヘッドの構造が簡単か
つ小型で安価なものとなり、さらなる多品種化および高
速化にも十分対応できるものとなる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、さらに、前記係合部と回転体との間に係合部の回転
を回転体に減速して伝達する減速機を設けたものであ
る。
【0017】このような構成では、請求項1の発明に加
え、さらに、1つの減速機を付加するだけで、係合部の
回転が回転体を介し部品取扱い位置とされるどの部品取
扱い手段にも等しく減速して伝達するので、構造が特に
複雑になるようなことなくさらに高精度な回転制御がで
き部品の回転位置補正の制度をさらに向上することがで
きる。
【0018】請求項3の発明は、請求項1、2の発明の
いずれか1つにおいて、さらに、タレット部は部品取り
扱い手段として複数の吸着ノズルを備え、各吸着ノズル
への吸引空気経路は、回転体のタレット部との摺接面に
吸引口が開口した吸引側通路と、各吸着ノズルに個別に
通じるようにタレット部に設けられるとともに回転体と
の摺接面に個別に開口する各被吸引口の内、部品取扱い
位置にある吸着ノズルに対応するものが前記吸引口と対
向し連通するように設けられた各被吸引側通路とで構成
されている。
【0019】このような構成では、請求項1、2の発明
のいずれか1つに加え、さらに、タレット部に装備した
複数の吸着ノズルのそれぞれは、部品取扱い位置に位置
させられる都度、それらと個別に通じてタレット部の回
転体との摺接面に個別の被吸引口が開口するタレット部
内の短い各被吸引側通路を介し、外部から回転体にまで
達してこの回転体のタレット部との摺接面に吸引口が開
口する1つの吸引側通路と通じてることにより吸引作用
を発揮し部品を吸着して取扱い装着作業することができ
るので、吸着ノズルの数にかかわらず吸引空気経路の大
半を1つの吸引側経路で構成した簡単かつ小型で安価な
経路構造となり、部品の多様化および装着の高速化にさ
らに対応しやすいものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な一実施の
形態について、図1から図4を用いて説明する。
【0021】本実施の形態は電子部品をプリント基板に
装着して電子回路基板を製造するのに用いる電子部品装
着装置の場合を示している。この電子部品装着装置は図
4にその全体の概略構成を示してあるように、複数個の
電子部品1を収納し必要の都度それを供給する部品供給
手段としての部品供給カセット2を電子部品1の必要種
類に対応して複数装備した部品供給部3と、各部品供給
カセット2から供給される電子部品1を取扱い装着対象
物としてのプリント基板4の所定位置に装着する部品取
扱い手段としての吸着ノズル5やメカニカルチャック等
を、取扱い部品の種類に対応して複数種類装備した装着
ヘッド6とを備えている。本実施の形態では部品取扱い
手段として3種類以上の吸着ノズル5a〜5c、−−を
装備している。
【0022】装着ヘッド6は、部品供給部3と、プリン
ト基板4を支持して電子部品1の装着に供する基板支持
部7との上に設けられた支持基板8に、回転軸9にて回
転できるように支持され、支持基板8の上に設置された
間欠回転駆動装置11によって間欠回転されるようにな
っている。また、本実施の形態の装着ヘッド6は、前記
複数種類の吸着ノズル5a〜5c、−−を装備した吸着
ノズルユニット12を、従来の場合同様に円周方向複数
箇所に等間隔に装備し、回転軸9を中心とした間欠回転
によって、各吸着ノズルユニット12を部品供給部3と
対向する部品供給位置、およびプリント基板4と対向す
る部品装着位置に順次に対向させ、各吸着ノズルユニッ
ト12が部品供給位置に対向する都度、吸着ノズル5a
〜5c、−−の内そのときに必要な電子部品1の種類に
対応するものを部品取扱い位置に移動させることによ
り、供給される所定の電子部品1を吸着し、各吸着ノズ
ルユニット12が部品装着位置に対向する都度、吸着ノ
ズル5a〜5c、−−の内の部品取扱い位置にあるもの
が吸着している所定の電子部品1をプリント基板4の所
定の位置に装着する。ここに、各吸着ノズルユニット1
2のそれぞれに同じ組み合わせの吸着ノズル5a〜5
c、−−を装備していると、多数の電子部品1を高速に
取り扱うのに有利であるし、各吸着ノズルユニット12
に装備している吸着ノズル5a〜5c、−−の組み合わ
せを変えれば、同時に取り扱う電子部品1の種類が多い
場合に有利である。
【0023】部品供給部3はそのときどきに要求される
前記所定の電子部品1を対向する吸着ノズルユニット1
2に供給するために、部品供給カセット2が並ぶ本実施
の形態では図4の紙面に直角な方向に往復移動され、前
記所定の電子部品1を収納したものが部品供給位置に位
置するように制御される。また、基板支持部7は図4に
示すように、X方向に移動するXテーブル13aとこの
Xテーブル13aの上で前記X方向および紙面と直角な
Y方向に移動するYテーブル13bとを持ったXYテー
ブル13の上にプリント基板4を支持し、これをXY2
方向に移動させて、プリント基板4の所定位置に所定の
電子部品1が装着されるように制御する。
【0024】各吸着ノズルユニット12は、装着ヘッド
6に設けられたガイド部14に沿って上下摺動するスラ
イダ15に取付けられ、スライダ15に設けたカムフォ
ロア16が、装着ヘッド6の上の回転軸9の回りに位置
して支持基板8に取付けられたカム17の外周のカム溝
17aに係合されている。これにより、各吸着ノズルユ
ニット12は装着ヘッド6の間欠回転に伴う部品供給位
置および部品装着位置の間を順次に旋回移動するのに伴
い、それぞれに対応するカムフォロア16がカム溝17
a内を移動し、例えば、部品供給位置ではここに供給さ
れている所定の電子部品1を吸着ノズル5a〜5c、−
−の対応する種類のものによって吸着保持するのに必要
な高さとなり、また、部品装着位置ではここに位置決め
されているプリント基板4の所定位置に所定の電子部品
1を装着するのに必要な高さになるように制御される。
従って、図4に示すように部品供給部3および基板支持
部7での部品を取り扱う高さ位置が異なっても対応でき
る。
【0025】次に、図1、2を参照して吸着ノズルユニ
ット12のさらに具体的な構成を説明する。
【0026】吸着ノズルユニット12は図1、図2に示
すように、スライダ15に対し部品の吸着や装着等のた
めに上下動できるように取り付けれ、かつ常時上動した
基準位置にあるように付勢されたホルダ12aの下端部
に、吸着ノズル5a〜5c、−−を回転位置補正できる
ように保持する回転体21を軸受22によって装着ヘッ
ド6の回転軸線Z1と平行な回転軸線Z2の回りに回転
できるように支持し、ホルダ12aの上端部に図示しな
い回転位置補正駆動手段とV字状溝部23aにて係合し
て電子部品1の回転位置補正を行うための回転を受ける
係合部23が軸受19によって回転軸線Z2の回りに回
転できるように支持している。回転体21と係合部23
との間には減速機24が設けられ、この減速機24の入
力軸24aが係合部23の駆動軸23bと、減速機24
の出力軸24bが回転体21の従動軸21cとそれぞれ
カップリング25、26によって一体回転できるように
連結され、係合部23の回転が減速機24により減速し
て回転体21に伝達されるようにしている。
【0027】回転体21の下部がU字状ロッド部21b
とされ、このU字状ロッド部21b内に外周に前記複数
種類の吸着ノズル5a〜5c、−−を回転軸線Z3まわ
りに放射線状に配列して保持したタレット部27を設
け、このタレット部27をU字状ロッド部21bの両側
壁に架け渡して軸受28により支持して設けた前記回転
軸線Z2に直交する回転軸29により支持して前記回転
軸線Z3まわりに回転できるようにし、この回転軸線Z
3が前記回転軸線Z2に直交するようにしてある。
【0028】回転軸29の一部、本実施の形態ではU字
状ロッド部21bの両側壁の一方の外面突出した部分
に、回転規制を行うための係合溝31がギヤの歯状に円
周方向に等間隔で設けられるとともに、この係合溝31
に係合及び離脱できるように規制爪32がU字状ロッド
部21bの前記外面に回転軸線Z3と平行な軸33によ
り支持して設けられ、この規制爪32を係合溝31との
係合位置に向けて付勢するばね34を前記外面に設けた
ピン35と規制爪32との間に働かせてある。
【0029】これにより、吸着ノズルユニット12が部
品供給位置等に一時停止すると、この位置にて吸着ノズ
ル5a〜5c、−−の切換え使用が必要であると、図示
しない係合解除駆動手段にて規制爪32を押圧揺動させ
て係合溝31との係合を解除し、図示しない切換え駆動
手段にて回転軸29を回転させて吸着ノズル5a〜5
c、−−の内の必要なものを図1、図2に示す吸着ノズ
ル5aのように回転軸線Z2上で例えば図1の吸着ノズ
ル5aのように下に向く部品取扱い位置に移動させてる
ことにより選択が完了する。この選択の完了によって切
換え駆動手段を停止させるとともに、係合解除駆動手段
を停止させて規制爪32の押圧を解除することにより規
制爪32を再度係合溝31に係合させて回転軸29を固
定することができ、吸着ノズル5a〜5c、−−の選択
使用状態が確固に保持される。ここに、係合溝31と規
制爪32とは部品取扱い手段である各種の吸着ノズル5
a〜5c、−−を切換え使用するための切換え手段の一
部をなしている。
【0030】なお、吸着ノズル5a〜5c、−−の選択
作業の際に、電子部品1に対応する吸着ノズルが吸着ノ
ズルユニット12に装備されていないときは、自動着脱
ユニットにより、必要な吸着ノズルを吸着ノズルユニッ
ト12に装備して、あるいは既装備のものと交換して使
用することができる。このような吸着ノズル5の装着お
よび交換は、部品供給位置にて行ってもよいが、それよ
り前のステーションにて行うとそれ専用の機構を設けや
すい。
【0031】タレット部27に装備した各吸着ノズル5
a〜5c、−−への吸引空気経路41は、図1の
(a)、(b)に示すように、回転体21のタレット部
27との摺接面21aに吸引口41a1が開口した吸引
側通路41aと、各吸着ノズル5a〜5c、−−に個別
に通じるようにタレット部27に設けられるとともに回
転体21との摺接面27aに個別に開口する各被吸引口
41bの内、部品取扱い位置にある例えば図1の(a)
に示す吸着ノズル5aに対応するものが前記吸引口41
aと対向し連通するように設けられた各被吸引側通路4
1bとで構成されている。
【0032】タレット部27における吸着ノズル5a〜
5c、−−を自動的に着脱し交換できるようにする構成
の詳細は図3の(a)、(b)、(c)に示してある。
吸着ノズル5a〜5c、−−等の各種吸着ノズル5に
は、図3の(a)、(b)、(c)に示すような位置決
め鍔51を設ける一方、タレット部27の側にはこの吸
着ノズル5を接続する接続部27bに、これに接続され
る吸着ノズル5の位置決め鍔51と嵌まり合って吸着ノ
ズル5の取付け高さおよび向きを規定するノズルガイド
部27cを設けて、吸着ノズル5が自動的に接続されて
も接続高さおよび接続向きが一定になるようにしてい
る。また、ノズルガイド部27cの両側にはここに受け
入れた吸着ノズル5の位置決め鍔51の両側面に設けら
れた図3の(b)、(c)に示すような係合溝51aに
ボール52aをばね52bの付勢によって弾性係合させ
て吸着ノズル5をタレット部27への接続状態に弾性係
止して安定させるクリックストッパ52が設けられ、不
用意な脱落がないようにしている。さらに、吸着ノズル
5を新たに装着し、あるいは交換するステーションに
は、吸着ノズル5の装着あるいは交換を行うための規制
爪53が設けられるとともに、吸着ノズル5には規制爪
53と係合し合う取手片54が設けられている。
【0033】これにより、吸着ノズル5の装着ないしは
交換が行われるステーションにて、規制爪53が開いた
状態で吸着ノズルユニット12のホルダ12aをスライ
ダ15との間で規制爪53に対し図3の(b)に示す高
さ関係になるまで下動させた後、規制爪53が閉じるこ
とにより、図3の(b)に示すように規制爪53が取手
片54の上側に引っ掛かる状態になる。この状態で吸着
ノズルユニット12のホルダ12aをスライダ15との
間で上動させると規制爪53が取手片54を介し吸着ノ
ズル5を図3の(b)に示す下動位置に係止したままに
して、ホルダ12aに伴って上動するタレット部27か
ら吸着ノズル5をクリックストッパ52に抗して引き抜
く状態になるので、吸着ノズル5を自動的に取り外すこ
とができる。また、新たな吸着ノズル5を吸着ノズルユ
ニット12に装備する場合は、閉じた規制爪53の上に
図3の(b)に示すように吸着ノズル5を載せた状態
で、ホルダ12aが図3の(b)に示す位置まで下動し
てくることにより、吸着ノズル5はタレット部27の対
向し合う接続部27bに図3の(b)に示すように嵌ま
り合うので、自動的に装着される。この自動的な吸着ノ
ズル5の装着ないしは交換のために、この装着ないしは
交換を行うステーションでも吸着ノズルユニット12を
上下動させるような構成にされる。
【0034】このようにタレット部27にその都度必要
な種類の吸着ノズル5が部品取扱い位置にある状態で、
装着ヘッド6が間欠回転して再び吸着ノズルユニット1
2が移動し、部品供給位置に達すると、ホルダ12aが
スライダ15に対し所定量押し下げられると共に、吸引
空気経路41を通じ部品取扱い位置にある吸着ノズル5
に吸引力が働き、供給される電子部品1を吸着保持す
る。
【0035】電子部品1を吸着ノズル5により吸着した
吸着ノズルユニット12は装着ヘッド6の間欠回転によ
って再び移動する。部品装着位置の手前の図示しない回
転位置補正駆動手段が配設されたステーションで吸着ノ
ズルユニット12が一時停止すると、吸着保持している
電子部品1の回転位置補正の必要に応じて係合部23に
前記回転位置補正駆動手段が係合して係合部23に設け
られた係合溝23aおよび係合ピン23cを介して駆動
軸23bを回転させ、減速機24、回転体21、および
タレット部27を介して吸着ノズル5を所定量自転さ
せ、吸着している電子部品1の回転位置、つまり回転姿
勢ないしは向きを調整する。
【0036】その後装着ヘッド6の間欠回転によって吸
着ノズルユニット12が部品装着位置に移動して一時停
止すると、ホルダ12aがスライダ15に対し所定量押
し下げられ、吸着保持している電子部品1をプリント基
板4に押し付け、この状態で吸引空気経路41からの吸
引を断って吸着を解除することにより電子部品1の装着
を終える。
【0037】以上の動作を装着ヘッド6に装備された各
吸着ノズルユニット12が順次繰り返して行くことによ
り、供給される各種の電子部品1をその種類に応じた最
適な種類の吸着ノズル5を用いて吸着保持し、各電子部
品1の回転位置を調整した後、部品装着位置にてこの回
転位置補正後の電子部品1を装着することができる。
【0038】以上のように、タレット部27の回転手段
による回転にて装備した各種の吸着ノズル5a〜5c、
−−を選択的に部品取扱い位置に位置させて、その都度
取り扱う電子部品1の種類に応じたものによりミスなく
高速で取り扱って装着することができるが、特に、各種
の吸着ノズル5a〜5c、−−は部品取扱い位置に位置
させられたとき回転体21の回転軸線Z2上に位置し
て、この回転体21の係合部23が回転駆動手段と係合
して受ける共通した回転によって等しく回転駆動されて
互いの差なく自転されるので、複数種類の吸着ノズル5
a〜5c、−−の自転による各種の電子部品1の回転位
置補正を簡単な構成で誤差少なく達成することができ、
信頼性が高く、装着ヘッド6の構造が簡単かつ小型で安
価なものとなり、さらなる多品種化および高速化にも十
分対応できるものとなる。
【0039】また、1つの減速機24を設けただけで、
係合部23の回転が回転体21を介し部品取扱い位置と
されるどの吸着ノズル5にも等しく減速して伝達するの
で、構造が特に複雑化することなく、さらに高精度な回
転制御ができ電子部品1の回転位置補正の制度をさらに
向上することができる。
【0040】また、タレット部27に装備した複数の吸
着ノズル5a〜5c、−−のそれぞれは、部品取扱い位
置に位置させられる都度、それらと個別に通じてタレッ
ト部27の回転体21との摺接面27aに個別の被吸引
口41b1が開口するタレット部27内の短い各被吸引
側通路41bを介し、外部から回転体21にまで達して
この回転体21のタレット部27との摺接面21aに吸
引口41a1が開口する1つの吸引側通路41aと通じ
ることにより吸引作用を発揮し電子部品1を吸着して取
扱い装着作業することができるので、吸着ノズル5の数
にかかわらず吸引空気経路41の大半を1つの吸引側経
路41aで構成した簡単かつ小型で安価な経路構造とな
り、電子部品1の多様化および装着の高速化にさらに対
応しやすいものとなる。
【0041】なお、本実施の形態ではプリント基板4に
各種の電子部品1を装着する場合を例に説明したが、こ
れに限らず、どのような部材を対象としてどのような部
品を装着する場合にも同様に適用することができる。
【0042】また、電子部品1の回転位置を補正するた
めの吸着ノズル5の回転手段として回転位置補正駆動手
段に係合する係合部23により回転を伝達する例を示し
たが、回転位置補正駆動手段が、吸着ノズルユニット1
2に搭載され回転位置補正駆動手段の出力軸が直接減速
機24の入力軸24aに結合されるようにしてもよい。
さらに、吸着ノズルユニット12を回転する装着ヘッド
6に装備した例を示したが、直線往復移動等の任意の経
路に沿って移動する装着ヘッド部に装備してもよい。ま
た、装備する吸着ノズルユニット12の数は任意であ
り、装着ヘッドに装備する吸着ノズルの種類数および必
要な数が少ないときは吸着ノズルユニットを用いないで
吸着ノズルを直接装着ヘッドに装備するようにもでき
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明の部品装着装置によれ
ば、その都度取り扱う部品の種類に応じた部品取扱い手
段により各種の部品をミスなく高速で取り扱って装着で
きるようにするのに、特に、各種の部品取扱い手段が回
転体の受ける共通した回転によって等しく回転駆動され
て互いの差なく自転されて、複数種類の部品取扱い手段
の自転による部品の回転位置補正を簡単な構成で誤差少
なく達成することができ、信頼性が高く、装着ヘッドの
構造が簡単かつ小型で安価なものとなり、さらなる多品
種化および装着の高速化にも十分対応できるものとな
る。
【0044】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加え、さらに、1つの減速機を付加するだけで、係合
部の回転が回転体を介し部品取扱い位置とされるどの部
品取扱い手段にも等しく減速して伝達するので、構造が
特に複雑になるようなことなく、さらに高精度な回転制
御ができ部品の回転位置補正の制度をさらに向上するこ
とができる。
【0045】請求項3の発明によれば、請求項1、2の
発明のいずれか1つに加え、さらに、吸着ノズルの数に
かかわらず吸引空気経路の大半を1つの吸引側経路で構
成した簡単かつ小型で安価な経路構造となり、部品の多
様化および高速化にさらに対応しやすいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品装着装置の代表的な一実施の形態
を示す電子部品装着装置の吸着ノズルユニットを示し、
その(a)は全体の縦断面図、その(b)は回転体の吸
引側空気経路を示す断面図。
【図2】図1の吸着ノズルユニットの斜視図。
【図3】図1の吸着ノズルユニットにおけるタレット部
を示し、その(a)は吸着ノズルの接続状態を示す断面
図、その(b)は吸着ノズルの着脱作業の状態を示す断
面図、その(c)は接続部の横断面図。
【図4】本発明の代表的な実施の形態の電子部品装着装
置の概略構成図。
【図5】従来例の電子部品装着装置における吸着ノズル
ユニットの断面図。
【符号の説明】
1 電子部品 2 部品供給カセット 3 部品供給部 4 プリント基板 5、5a〜5c 吸着ノズル 6 装着ヘッド 7 基板支持部 8 支持基板 9 回転軸 11 間欠駆動装置 12 吸着ノズルユニット 12a ホルダ 14 ガイド部 15 スライダ 16 カムフォロア 17 カム 21 回転体 21a 摺接面 23 係合部 24 減速装置 27 タレット部 27a 摺接面 29 回転軸 31 係合溝 32 規制爪 41 吸引空気経路 41a 吸引側空気経路 41a1 吸引口 41b 被吸引側空気経路 41b1 被吸引口 Z2、Z3 回転軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大田 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 本川 裕一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の部品を収納し必要の都度それを
    供給する部品供給手段を部品の必要種類に対応して複数
    装備した部品供給部と、各部品供給手段から供給される
    部品を取扱い装着対象物の所定位置に装着する吸着ノズ
    ルやメカニカルチャック等の部品取扱い手段を取扱い部
    品の種類に対応して複数種類装備した装着ヘッドとを備
    えた部品装着装置において、 部品の回転位置を補正するために回転駆動手段と係合す
    る係合部を持った回転体に、この回転体の回転軸線に直
    交する軸線回りの回転により複数種類の部品取り扱い手
    段を回転体の回転軸線上で部品を取り扱える向きとなる
    部品取扱い位置に順次に位置させられるように支持した
    タレット部と、このタレット部を回転により所定の部品
    取扱い手段が部品取扱い位置に位置するように切換える
    切換え手段とを設けたことを特徴とする部品装着装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部と回転体との間に係合部の回
    転を回転体に減速して伝達する減速機を設けた請求項1
    に記載の部品装着装置。
  3. 【請求項3】 タレット部は部品取り扱い手段として複
    数の吸着ノズルを備え、各吸着ノズルへの吸引空気経路
    は、回転体のタレット部との摺接面に吸引口が開口した
    吸引側通路と、各吸着ノズルに個別に通じるようにタレ
    ット部に設けられるとともに回転体との摺接面に個別に
    開口する各被吸引口の内、部品取扱い位置にある吸着ノ
    ズルに対応するものが前記吸引口と対向し連通するよう
    に設けられた各被吸引側通路とで構成されている請求項
    1、2のいずれか一項に記載の部品装着装置。
JP8301974A 1996-11-13 1996-11-13 部品装着装置 Pending JPH10145092A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112742745A (zh) * 2021-01-21 2021-05-04 金动力智能科技(深圳)有限公司 产品植入机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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