JPH10143666A - カメラキャリブレーション方法 - Google Patents

カメラキャリブレーション方法

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JPH10143666A
JPH10143666A JP8304313A JP30431396A JPH10143666A JP H10143666 A JPH10143666 A JP H10143666A JP 8304313 A JP8304313 A JP 8304313A JP 30431396 A JP30431396 A JP 30431396A JP H10143666 A JPH10143666 A JP H10143666A
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JP
Japan
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camera
focal length
cameras
matrix
relational expression
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Application number
JP8304313A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Matsumura
陽一郎 松村
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台のカメラで撮影した画像からエピポー
ラ関係式及び基礎行列を利用するカメラキヤリブレーシ
ョン方法では解が一意に求まらない。評価関数の最小化
を行うのは困難であり、初期値の設定も難しい。 【解決手段】 3台のカメラで撮影した画像の対応点か
らエピポーラ関係式を用いて各画像間の基礎行列を求め
(S1)、この基礎行列から対応するカメラの焦点距離
間の関係式を求め(S2)、各画像のすべてに付けられ
た対応点から焦点距離を変数とする評価関数を作り、そ
の最小化により第1のカメラの具体的な焦点距離を求め
(S3)、この焦点距離と関係式より第2及び第3のカ
メラの具体的な焦点距離を求め(S4)、各焦点距離と
基礎行列により基本行列を求め、それより回転行列、位
置ベクトルを求める(S5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステレオ視の原理
を用いて複数のカメラ画像から3次元モデルを作成する
において、カメラの位置や向きの情報を得るためのカメ
ラキャリブレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のカメラ画像(写真等)から3次元
モデルを作成する際、各々の画像を撮影したカメラの位
置、向き、焦点距離(正確にはカメラの画像面の大きさ
に対する焦点距離の長さ)等の情報が必要である。これ
らのカメラパラメータを求めることをカメラキャリブレ
ーションを呼ぶ。
【0003】精度よりも手軽さ、簡易さに重きがおかれ
る場合、複数の画像での対応点、すなわち、3次元上で
同一の点を示す各画像上の点の組という情報のみからカ
メラキャリブレーションを行う方法が有効である。
【0004】図3は、2台のカメラでステレオ視した画
像におけるエピポーラ関係を示す。3次元上のある点の
画像1での座標を(u1、v1)、画像2での座標を
(u2、v2)とすると(画像座標の原点は各カメラの
光軸が交わる点とする)、以下のエピポーラ関係式が成
り立つ。すなわち、カメラ1中心とカメラ2中心と像1
と像2が3次元空間上で同一平面(エピ極面)上にあ
る。
【0005】
【数1】
【0006】上記の式(1)において、画像iを撮影し
たカメラの焦点距離をfiとし、カメラのレンズひずみ
等がないものとすると、Aiは以下で与えられる。
【0007】
【数2】
【0008】また、Rは、画像1を撮影したカメラ座標
系を基準としたときのカメラ2の向きを表す回転行列で
ある。同様に、カメラ2の位置を表すベクトルをt=
(tx、ty、tz)Tとすると、Tは以下の3×3行
列である。
【0009】
【数3】
【0010】上記(1)式のF=(A1 -1TTRA2 -1
を基礎行列、E=TRを基本行列と呼ぶ。Fは3×3の
行列であるが、スケールの自由度があるため、8組対応
点があればスケールを除いて決定できる。
【0011】2枚の画像で8点以上対応点を付け、かつ
カメラの焦点距離が既知のときエピポーラ関係式より基
礎行列を求め、それにより回転行列R、位置ベクトルt
を線形解法で決定するカメラキヤリブレーション法につ
いては、以下の参考文献で与えられている。なお、正確
には、位置ベクトルtはスケールを除いて求まる。スケ
ールを得るには対応点の組以外に、スケールの情報が必
要である。
【0012】「文献1」Longuest−Higgi
ns,H.C,”A Computer Algori
thm for Reconstructing a
Scene from Two Projection
s,”Nature,Vol.293,pp.133−
135(1981) 「文献2」Tasi,R.Y.and Huang,
T.S.,”Uniqueness and esti
mation of 3一D motion para
meters of rigid bodies wi
th curvedsurfaces,”IEEE T
rans Pattern Ana1.Machine
Inte1.,vol.PAM−6,pp.13−2
7(1984) 「文献3」Weng,J.et al ”Motion
and Structure from Two P
erspective Views:Algorith
ms,Error Analysis,and Err
or Estimation,”IEEE Trans
Pattern Anal Machine Int
ell., vol.11,no.5,pp.451−
476(1989) また、焦点距離が未知の場合における線形解法によるカ
メラキヤリブレーション方法は、以下の参考文献によっ
て与えられている。
【0013】「文献4」Hartley,R.I.”E
stimation of Relative Cam
era Position for Uncalibr
ated Cameras,”Proc.Europe
an Conferenceon Computer
Vision’92(Sandini,G.ed.,L
ecture Notes in Computer
Science,Vol.588),Springer
−Verlag,pp.563−578(1992) 上記のように、基礎行列を最初に求め、それから各パラ
メータを求める方法以外としては、各カメラパラメータ
を変数とした評価関数を作り、その評価関数をニュート
ンーラフソン法寺を用いて最小化することにより各パラ
メータを決定する方法がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】カメラの焦点距離(正
確にはカメラの画像面の大きさに対する焦点距離の長
さ)をあらかじめ簡単に知ることができない場合が多
い。この時はカメラの向き、位置とともに焦点距離も求
めるカメラキヤリブレーションが必要となる。
【0015】しかし、従来のエピポーラ関係式及び基礎
行列を利用するカメラキヤリブレーション方法におい
て、カメラの位置、向き、及び焦点距離が未知である場
合、2台のカメラの光軸が3次元上で一致するとき、解
は一意に求まらない。すなわち、解空間が一次元である
ため、2枚の画像で8組以上の対応点という情報だけか
らは、他のどんな方法を用いても解は一意に求まらな
い。
【0016】また、2台のカメラの光軸が一致するとい
う状況に近い状況で撮影された場合は、解は求まるもの
の画像上の誤差に対して非常に鋭敏である。しかし、上
記のような状況あるいはそれに近い状況での撮影は逆に
自然である。
【0017】各カメラパラメータを変数とした評価関数
の最小化を行う方法は、評価関数が複雑な非線形関数と
なり、さらに未知変数の数が多いため一般に最小化は困
難であり、初期値を人があらかじめ解の近傍に設定する
必要がある。初期値の設定はなかなか難しく、簡易さと
いう点で問題がある。
【0018】本発明の目的は、カメラの光軸が一致する
場合及び一致しない場合にも簡単にカメラキャリブレー
ションができる方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、3枚の画像に付けられた対応点を利用す
る。3枚の画像を画像1、画像2、画像3とし、画像i
を撮影したカメラをカメラiとする。画像1と画像2の
間でn点(n>=8)、画像1と画像3でm点(m>=
8)対応付けらており、このうちl点(l>=2)が共
通であるとする。
【0020】すなわち、3次元の点1、点2、・・・、
点nの画像1、画像2での座標をそれぞれ(u1p,v
p)、(u2p,v2p)(p=1、2、・・・n)と
し、3次元の点1、点2、・・・、点l、点n+1、・
・・、点n+m−1の画像1、画像3での座標をそれぞ
れ(ulp,vlp)、(u3p,v3p)(p=1、2、
・・・l、n+1、・・・、n+m一1)とする。カメ
ラiの焦点距離をfiとし、fiも未知とする。
【0021】これら条件から、本発明は、カメラiのう
ちの1つ、例えばカメラ1のカメラ座標系を基準とした
時のカメラ2の向きR2、位置t2、焦点距離f2、カメ
ラ3の向きR3、位置t3、焦点距離f3、そしてカメラ
1の焦点距離f1を求めるものであり、以下の方法、3
台のカメラで撮影した画像から各カメラの位置、向き、
焦点距離の情報を求めるカメラキャリブレーション方法
において、前記3枚の画像の対応点からエピポーラ関係
式を用いて第1の画像に対する第2及び第3の画像間の
基礎行列F12,F13を求め、この基礎行列F12,F13
ら対応するカメラの焦点距離間の関係式f2(f1),f
3(f1)を求め、各画像のすべてに付けられた対応点か
ら焦点距離を変数とする評価関数を作り、その最小化に
より第1のカメラの具体的な焦点距離f1を求め、この
焦点距離f1と前記関係式f2(f1),f3(f1)より
第2及び第3のカメラの具体的な焦点距離f2,f3を求
め、前記焦点距離f1、f2、f3と基礎行列F12、F13
により基本行列を求め、それより回転行列R2、R3、位
置ベクトルt2、t3を求めることを特徴とする。
【0022】また、本発明は、前記基礎行列及び関係式
を求めた後、焦点距離値が求められるとき、各カメラの
組に光軸が一致しない組みがあるか判定し、各カメラの
焦点距離の具体的な値を求めることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、本発明の実施形態を示すカ
メラキャリブレーションの処理手順である。以下、各処
理を詳細に説明する。
【0024】(S1)画像1と画像2の対応点より前記
(1)式における基礎行列F12を求める。同様に、画像
1と画像3の対応点より基礎行列F13を求める。これら
基礎行列を、
【0025】
【数4】
【0026】とすると、‖Bh‖が最小となる単位ベク
トルh h=(h1,h2,h3,h4,h5,h6,h7,h8
9T を求め、
【0027】
【数5】
【0028】により基礎行列F12を求める。F13も同様
にして求める。
【0029】(S2)F12よりf1とf2の間に成り立つ
各カメラの焦点距離間の関係式を1つ決定する。同様
に、F13よりf1とf3の間に成り立つ関係式を1つ決定
する。この関係式は、単位ベクトルt2
【0030】
【数6】
【0031】を‖F122'‖を最小化することにより求
める。
【0032】
【数7】
【0033】とし、ベクトルs=‖A12‖とすると、
12=A1 -1222 -1より、
【0034】
【数8】
【0035】が成り立つ。
【0036】上式よりs2/f1 2、s2/f1 4、f2 2の間
に6個の線形な関係式が得られる。上記関係式より得ら
れる行列の特異値分解を用い、さらに最小の特異値を0
におくことにより、2つの関係式を得る。これからs2
を消去し、f2=f2(f1)というf1とf2の間の成り
立つ関係式を得る。同様にしてF13よりf3=f
3(f1)という関係式を得る。
【0037】なお、6個の関係式のうち独立なのは最大
3個である。2台のカメラの光軸が一致するときは2個
が独立となる。誤差によりこのような状況においても3
個が独立となる場合があるが、最小の特異値には信憑性
がない。また、このような状祝に近い場合においても最
小の特異値は誤差に鋭敏であるため信憑性は簿い。
【0038】(S3)画像1、画像2、画像3の3枚す
べてに付けられたl点(l>=2)の対応点を用い、評
価関数の最小化により、カメラ1の具体的な焦点距離f
1を求める。
【0039】点p(p=1、2、・・・l)に対して、
ある実数ω1p、ω2p、ω3pが存在して次式が成り立
つ。
【0040】
【数9】
【0041】焦点距離f2、f3は処理S2よりf1の関
数であり、またf1、f2、f3が既知であれば従来の技
術で述べたように、回転行列R2、R3が決定できる。従
って回転行列R2、R3も焦点距離f1の関数となる。
【0042】また、A12/‖A12‖、A13/‖A
13‖は、処理S2より具体的な値が既知である。
【0043】以上より上式を用いてf1を変数とする評
価関数を作り、これを最小化することにより具体的な焦
点距離f1を決定する。この評価関数は非線形である
が、変数が1つであり、またこの変数はカメラの焦点距
離であるため探索空間も限られる。従って、従来の技術
で述べた各カメラパラメータを変数とした評価関数の最
小化を行うより容易となる。
【0044】評価関数の具体例としては、上式の最初の
2つが等しいことにより、ω1p、ω2pが求まる。この
ω1pと上式の1番目と3番目が等しいことから、ω3p
と‖A13‖/‖A12‖が求まる。これらから、以下
の評価関数が作られる。
【0045】
【数10】
【0046】(S4)処理S3で求めた焦点距離f1
処理S2における関係式に代入することでカメラ2、3
の具体的な焦点距離f2、f3を求める。
【0047】(S5)以上までの処理で求めた焦点距離
1、f2、f3と基礎行列F12、F13により基本行列を
求め、それより回転行列R2、R3、位置ベクトルt2
3を求める。
【0048】なお、位置ベクトルは絶対的スケールを除
いて求まる。t2に対するt3の大きさは処理S3におけ
る‖A13‖/‖A12‖より求まる。
【0049】したがって、本実施形態では、各カメラパ
ラメータの初期値を真値の近傍に人が指定する必要がな
く、初期値の指定は煩雑な作業であり、この手間が省け
るという利点がある。また、2つのカメラの光軸が一致
する場合において、カメラの焦点距離が未知であっても
カメラキヤリブレーションを行うことができる。
【0050】(第2の実施形態)図2は、本発明の他の
実施形態を示すカメラキャリブレーションの処理手順で
ある。
【0051】本実施形態では、カメラ1とカメラ2、あ
るいはカメラ1とカメラ3の組が、光軸が一致しない関
係にあるか判断する処理を第1の実施形態の方法に加え
たカメラキャリブレーション方法である。どちらか1つ
の組でも、光軸が一致しないことが明らかな場合は第1
の実施形態における処理S3、S4を行わないため、高
速にカメラキャリブレーションを行うことができる。
【0052】(S11)第1の実施形態のS1に同じに
基礎行列F12,F13を得る。
【0053】(S12)処理S11で得た基礎行列F12
よりカメラ1とカメラ2の焦点距離f1とf2の間の成り
立つ関係式f2=f2(f1)を求める。また、焦点距離
1、f2を求める。
【0054】関係式f2=f2(f1)は、第1の実施形
態の処理S2と同様に求める。また、最小の特異値が0
でないときは、これを第1の実施形態のように0とおか
ず、f1、f2の具体的な値を求める。f1 2、f2 2の1つ
でも負の時、あるいは特異値が0のときは、f1、f2
求まらない。
【0055】焦点距離f1,f2が求められたとき、カメ
ラ1とカメラ2の光軸が一致しているか否かを調べる。
これには、基礎行列F12よりf1とf2より基本行列を求
め、それにより回転行列R2と位置ベクトルt2を求め
る。次に、カメラ1の光軸と位置ベクトルt2の成す平
面の法線を求める。次に、この法線とカメラ2の光軸の
成す角度θ(0度≦θ≦90度)を計算する。この角度
が90度であれば光軸が一致している。あるしきい値を
決め、(90一θ)がそれよりも大きければ、光軸が一
致していなことが明らかであるとする。
【0056】上記のチェックでカメラ1とカメラ2の光
軸が一致していないとき、回転行列R2、位置ベクトル
2、焦点距離f1とf2を前記(1)式のユピポーラ関
係式に代入し誤差を求める。誤差ε12を以下のように定
義する。
【0057】
【数11】
【0058】以上までのカメラ1とカメラ2についての
処理をカメラ1とカメラ3についても行う。すなわち、
基礎行列F13よりカメラ1と3の焦点距離f1とf3の間
に成り立つ関係式f3=f3(f1)を求めると共に、焦
点距離f1、f3を求める。そして、カメラ1とカメラ3
の光軸が一致しているか否かを調べ、光軸が一致してい
ないときは誤差ε13を求める。
【0059】(S13)処理S12において、焦点距離
の値が得られない、あるいはカメラの光軸が交わらない
ことが明らかな組がないかをチェックする。
【0060】(S14)処理S13のチェックにおい
て、カメラ1、カメラ2の組、カメラ1、カメラ3の組
のうち、光軸が一致してないことが明らかな組が2組で
あれば誤差ε12、ε13を比較する。仮にε12<ε13とす
ると処理S12でも求めたf1とf2と関係式f3=f
3(f1)より、具体的な焦点距離f1、f2、f3を決定
する。ε13<ε12の場合も同様。
【0061】また、処理S13のチェックにおいて、光
軸が一致していない組みが1組であれば、これを仮にカ
メラ1、カメラ2とすると、処理12でも求めた焦点距
離f1とf2と、関係式f3=f3(f1)より、具体的な
焦点距離f1、f2、f3を決定する。
【0062】(S15)焦点距離f1、f2、f3と基礎
行列F12、F13により基本行列を求め、それより回転行
列R2、R3、位置ベクトルt2、t3を求める。また、位
置ベクトルt2に対するt3の大きさを画像1、画像2、
画像3の3枚すべてに付けられたl点(l>=2)の対
応点を用いて決定する。
【0063】(S16)処理S13のチェックにおい
て、光軸が一致していないことが明らかな組が0組、又
は焦点距離f1,f2,f3の値が求まらなかった場合、
第1の実施形態における処理S3と同様に、カメラ1の
焦点距離を評価関数の最小化により具体的な焦点距離f
1を求める。
【0064】(S17)第1の実施形態における処理S
4と同様に、カメラ2とカメラ3の焦点距離f2,f3
求め、処理S15に移ってカメラの向き、位置を得る。
【0065】したがって、本実施形態では、第1の実施
形態の効果に加えて、2台のカメラの光軸が一致しない
関係にあるか判断する処理を加えることによって、光軸
が一致していない時は、評価関数の最小化による具体的
な焦点距離f1,f2,f3を求める処理が省略され、カ
メラキャリブレーションを高速に行うことができる。
【0066】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、画像の
対応点からエピポーラ関係式を用いて画像間の基礎行列
を求め、この基礎行列と対応するカメラの焦点距離間の
関係式を求め、3枚すべての画像に付けられた対応点か
ら評価関数を作り、その最小化により第1のカメラの具
体的な焦点距離の値を求め、この焦点距離関係式より第
2及び第3のカメラの具体的な焦点距離の値を求め、各
焦点距離と基礎行列により基本行列を求め、それより回
転行列、位置ベクトルを求めるようにしたため、以下の
効果がある。
【0067】(1)各カメラパラメータの初期値を真値
の近傍に人が指定する必要がない。初期値の指定は煩雑
な作業であり、この手間が省けるという利点がある。
【0068】(2)2つのカメラの光軸が一致する場合
において、カメラの焦点距離が未知であってもカメラキ
ヤリブレーションを行うことができる。
【0069】また、本発明は、基礎行列及び関係式を求
めた後、焦点距離の値が求められないとき、各カメラの
組に光軸が一致しない組みがあるか判定し、各カメラの
焦点距離の具体的な値を求めるようにしたため、光軸が
一致していないときに高速にカメラキャリブレーション
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すカメラキャリブレーシ
ョンの手順図。
【図2】本発明の他の実施形態を示すカメラキャリブレ
ーションの手順図。
【図3】エピポーラ関係の説明図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3台のカメラで撮影した画像から各カメ
    ラの位置、向き、焦点距離の情報を求めるカメラキャリ
    ブレーション方法において、 前記3枚の画像の対応点からエピポーラ関係式を用いて
    第1の画像に対する第2及び第3の画像間の基礎行列F
    12,F13を求め、この基礎行列F12,F13から対応する
    カメラの焦点距離間の関係式f2(f1),f3(f1)を
    求め、各画像のすべてに付けられた対応点から焦点距離
    を変数とする評価関数を作り、その最小化により第1の
    カメラの具体的な焦点距離f1を求め、この焦点距離f1
    と前記関係式f2(f1),f3(f1)より第2及び第3
    のカメラの具体的な焦点距離f2,f3を求め、前記焦点
    距離f1、f2、f3と基礎行列F12、F13により基本行
    列を求め、それより回転行列R2、R3、位置ベクトルt
    2、t3を求めることを特徴とするカメラキャリブレーシ
    ョン方法。
  2. 【請求項2】 前記基礎行列及び関係式を求めた後、焦
    点距離値が求められるとき、各カメラの組に光軸が一致
    しない組みがあるか判定し、各カメラの焦点距離の具体
    的な値を求めることを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラキャリブレーション方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000353244A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Atr Ningen Joho Tsushin Kenkyusho:Kk 基礎行列を求めるための方法、ユークリッド的な3次元情報の復元方法、および3次元情報復元装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000353244A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Atr Ningen Joho Tsushin Kenkyusho:Kk 基礎行列を求めるための方法、ユークリッド的な3次元情報の復元方法、および3次元情報復元装置。

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