JPH10143460A - Scsiホストアダプタ - Google Patents

Scsiホストアダプタ

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JPH10143460A
JPH10143460A JP29477596A JP29477596A JPH10143460A JP H10143460 A JPH10143460 A JP H10143460A JP 29477596 A JP29477596 A JP 29477596A JP 29477596 A JP29477596 A JP 29477596A JP H10143460 A JPH10143460 A JP H10143460A
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JP
Japan
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scsi
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host adapter
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devices
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JP29477596A
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Kunihiro Suzuki
邦裕 鈴木
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Fast20対応のSCSIホストアダプタ
において、Fast20で動作できる環境の時に限り2
0MBバイト/秒の転送速度の設定を自動的に行う。 【解決手段】 システム起動時に、SCSI BIOS
−ROM5−7のFWを起動させて、SCSIバス5−
2に接続されたSCSIデバイスの台数を検出し、この
検出台数に応じてFast20の動作設定の可否を判定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSCSI(Small Co
mputer System Interface )ホストアダプタに関し、特
にコンピュター本体装置と各種周辺機器(ファイル装
置、ディスク装置、テープ装置)との間がSCSIバス
により接続された情報処理システムにおけるSCSIホ
ストアダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ(以下パソコン
と略す)やワークステーション等の装置に、各種ファイ
ル系装置、特にハードディスクやテープ装置を接続して
使用するのは、もはや一般的である。更に、格納するデ
ータ量の増大やシステムの機能向上に従って、使用する
ディスクを増設したりする場合が増えてきている。SC
SIインタフェースは、これ等の特にファイル系の装置
を接続するインタフェースとして業界標準とも言える地
位を占めている。
【0003】更に、近年ではパソコンやワークステーシ
ョン等の装置に接続する周辺装置は、他のインタフェー
ス接続が完成するまでSCSIインタフェースにて接続
されるというような状況もあり、周辺装置接続用の一般
的インタフェースとなっている。そこで、各社とも各種
特徴のあるSCSI系装置を提供している。
【0004】SCSIインタフェースが登場した時代に
おいては、ホストアダプタと周辺装置とが同一のメーカ
でないと接続できないという時期もあったが、現在では
インタフェースの規格も統一され、各種のパソコンやワ
ークステーションに、そのメーカ純正のSCSI装置を
接続するのは当然として、他社製のSCSI装置を接続
する要求も増えてきている。
【0005】しかしながら、SCSI規格は更なる進歩
の段階にある。現在までには、SCSI−1規格,SC
SI−2規格,そして現在標準化作業中であるSCSI
−3規格と多種にわたる規定が定められている。
【0006】上述した如く、コンピュータ周辺装置、例
えば磁気ディスク,光ディスク,CD−ROM,プリン
タ装置,スキャナ装置等をホストコンピュータに接続す
るためにSCSIインタフェースが標準インタフェース
として広範に使用されているが、このSCSIインタフ
ェースを用いたSCSIシステムの例を図13に示す。
【0007】図13において、SCSIホストアダプタ
部13−1は本体ローカルバス13−2と接続されてお
り、その構成としては、SCSI制御部13−3,BI
OS(BASIC INPUT OUTPUT SYSTEM )−ROM部13−
4,そしてSCSIデバイスと接続するためのコネクタ
13−5からなる。コネクタは内部増設用と外部接続用
と2つ実装される。
【0008】SCSIインタフェースはSCSIケーブ
ル13−6によってデイジーチェーン式に接続される。
接続台数に関しては、NARROW(データ幅8ビッ
ト)で最大8台、WIDE(データ幅16ビット)で最
大16台のSCSI装置を接続することができる(両者
ともホストアダプタを含む。すなわちSCSI周辺装置
としてはNARROWで7台、WIDEで15台)。こ
の台数は、データ転送に使用されるSCSIバス幅で決
定される。
【0009】SCSI装置は、SCSIバスに接続され
る装置にユニークにID(識別)番号を物理的に割振る
ことで、同一SCSIバス上の装置を特定し、システム
からアクセスされる。例えば、NARROWの場合は、
データバスの0〜7の信号ラインを用いる。0〜7の信
号ラインを夫々のID番号と対応させることで装置を特
定する物理的信号として用いられる。同様に、WIDE
の場合は、0〜15の信号ラインを使用するので接続装
置は16台(ホストアダプタを含む)となる。
【0010】SCSIホストアダプタは、各SCSI装
置13−7にNARROWで0から7、WIDEで0か
ら15の固有なID番号を設定することにより、各SC
SI装置を認識しており、もしID番号が重複するとS
CSIホストアダプタ(SCSIバス上のイニシエータ
(命令を出す装置))が正常に動作できない。
【0011】また、IDに関しては、特に連続に割当て
られる必要はなく、不連続であっても構わない。現状の
システムでは、SCSIホストアダプタのIDは最高値
の設定としている(NARROWシステム時ID=7、
WIDEシステム時ID=15)。この値は、特に規定
された値ではないが現在のシステムにおいては前記値を
使用する場合が多い。この理由は、SCSIバス上の転
送においてマスタ権を獲得する場合にIDの大きい方が
優先されるため現システムにおいては、ホストアダプタ
がマスタとなるようにIDは最高値を持つ。
【0012】各SCSI装置のSCSIホストアダプタ
部からの最遠端(図13のID=0の片側とID=6の
片側)には、波形整形用の終端ターミネータ13−8を
接続することが義務付けられている。
【0013】また、SCSIバスには、SCSIホスト
アダプタ部とSCSI装置(以下SCSIデバイス、デ
バイスまたはターゲット(イニシエータに対しての呼
称。すなわちイニシエータの命令を受取り、実行する装
置)と称する)を接続するための信号ケーブルには、シ
ングルエンドとディファレンシャルエンドの2種類が存
在する。
【0014】シングルエンドは、各信号線が1ラインで
構成される。このため伝送距離は制限される。これに対
してディファレンシャルエンドは、各信号線が2ライン
で構成され差動信号で伝送されるため伝送距離はシング
ルエンドに比べれば長くなる。
【0015】現在SCSI規格には、転送速度によっ
て、Fast−SCSI(一般にSCSI−2対応とい
われている)とFast20という規格がある。夫々を
以下に示す。またこれ以降の説明は、特に明記しない限
りシングルエンドを対象とする。
【0016】Fast−SCSI(Fast10と略
す)の場合; (1)NARROW…データ・バス幅:8ビットの場合 接続環境:接続デバイス台数7台以下かつ総ケーブル
長は3m以下。
【0017】 (2)WIDE…データ・バス幅:16ビットの場合 尚、NARROWとの転送レートは同一だがデータ幅が
2倍なので転送速度も2倍になる。 接続環境:接続デバイス台数15台以下かつ総ケーブ
ル長は3m以下
【0018】Fast20の場合; (1)NARROW…データ・バス幅:8ビットの場合 転送速度:最大20Mバイト/秒(同期転送) 接続環境:接続デバイス台数3台以下かつ総ケーブル
長は3m以下または、接続デバイス台数4台以上7台以
下となる場合は総ケーブル長1.5m以下とする。
【0019】 (2)WIDE…データ・バス幅:16ビットの場合 転送速度:最大40Mバイト/秒(同期転送) 接続環境:接続デバイス台数3台以下かつ総ケーブル
長は3m以下、または、接続デバイス台数4台以上7台
以下となる場合は総ケーブル長1.5m以下とする。
【0020】ここでいう総ケーブル長とは、 (本体内部フラットSCSIケーブル長)+(全接続S
CSIケーブル長)+(接続するSCSIデバイス機器
内全ケーブル長) を指す。
【0021】SCSIホストアダプタと各デバイス間の
転送方式及び転送速度の決定は、電源投入時またはリセ
ット時に行われる。その値をSCSI制御部にセットす
る。以降データ転送はこのセットされた値により行われ
る。ここでデータ転送速度は、デバイス個別に決定でき
る。また、Fast10におけるMax10MB/秒転
送及びFast20におけるMax20MB/秒の高速
転送は、転送方式が同期転送の時にのみ実現される。す
なわち、非同期転送時においてはFast10でもFa
st20でもMax5MB/秒となる。
【0022】動作の流れをパソコンを例に図14〜図1
6を参照し以下に説明する。基本的なパーソナルコンピ
ュータの起動概要を図14に示す。ステップ2−1で、
電源の投入またはCPUのリセットを行う。ステップ2
−2で、内蔵メモリやハードウェアのチェックを行い故
障箇所等の検査を行う。ステップ2−3では、システム
側の割込みベクタのセットを行い基本システムの動作を
可能にする。ステップ2−4では、拡張ハードウェアの
初期化を行う。SCSIホストアダプタの初期化処理も
ここで行われる。
【0023】ステップ2−5で、各OSのブートセクタ
を読込み指定アドレスまでジャンプ命令でジャンプす
る。ステップ2−6では、各OSのブートセクタの処理
を行い、ステップ2−7以降で、OSの処理が実行され
る。
【0024】ステップ2−4で、拡張ハードウェアの初
期化が行われる。その一部であるSCSI関係の初期化
処理を図15に示す。図15はSCSI−BIOSによ
るSCSIホストアダプタの初期化概要である。ステッ
プ3−1で、SCSI制御部のリセットによりSCSI
制御部(コントローラ部)の初期化を行う。ステップ3
−2で、SCSIバスの初期化を行う。これは電源投入
後SCSIバスに接続された各デバイスが各々信号ライ
ンをドライブ(使用する)しているのを止め、各デバイ
スのフェーズ(処理中のある一処理状態)の初期化を兼
ねている。全てのデバイスがバスを使用していない状態
をバス・フリーと称している。
【0025】ステップ3−3はSCSIバスがバス・フ
リー状態になったことを確認し、ホストアダプタは自分
のID(一般的には“7”)と選びたいターゲット(デ
バイス)のID(ここでは、0〜6までの一つの値)に
相当する信号ラインとATN(ATTENTION 信号)ライン
をアサート(真:“Low”)しBSY(BUSY)信号を
ディアサート(偽:“High”)にする(セレクショ
ン・フェーズ)。
【0026】各デバイス側は、自分のIDがアサートさ
れたことを検出すると、BSY信号をアサートして応答
する。すなわち、自分が存在することをホストアダプタ
に通知する。ホストアダプタはこの操作を全てのIDに
対して行う。この一連の操作はSCSIコマンドの“T
est Unit Readyコマンド”等によって実
現される。
【0027】ステップ3−4では、ステップ3−3で接
続されていることが確認できたデバイスに対して接続さ
れているデバイスの素姓情報(諸元情報)を引出す。こ
の情報には、デバイス・タイプやサポートしている機能
の機能レベル等が含まれる。この中に転送方式のサポー
ト情報があり、同期転送をサポートしているかという情
報が含まれている。
【0028】ステップ3−5では、各デバイスの設定パ
ラメータをSCSI制御部へ設定する。この設定が今後
各デバイスに対して行われるデータ転送に用いられる。
ここで、素姓情報取得操作はSCSIコマンドの“In
quireコマンド”等によって実現される。ステップ
3−6では、その他のSCSI制御部に関わる各種設定
を行い初期化を終了する。
【0029】次に、ステップ3−5で行われる各デバイ
スに対するデータ転送速度(転送レート)の設定部分に
ついて説明する。図16は転送速度の設定例を示すもの
である。ステップ3−4で得たデバイスの素姓情報の値
を参照する。ステップ4−2で、現在対象になっている
デバイスが同期転送をサポートしているかの判断をす
る。
【0030】同期転送をサポートしていない場合は、ス
テップ4−5に進み、非同期転送での最大レート(5M
バイト/秒)を設定する。また、同期転送をサポートし
ているデバイスに対してはステップ4−3に進み、同期
転送モードによる最高速度の設定を行う。これはデバイ
スとのやり取りにより決定される。
【0031】ホストアダプタは、同期転送サポートを明
示したデバイスに対してのみ転送速度決定のやり取り
(Negotiation)を始める。その方法として
は、Fast−SCSI対応のデバイスに対しては、ホ
ストアダプタ(Fast10まで対応のホストアダプ
タ)が可能な最大転送速度(10Mバイト/秒)を示す
値を送る。これに対して、デバイス側は可能ならばOK
を示す値を、不可能な場合は、自分(デバイス)が対応
できる最大の転送速度を示す値を返す。
【0032】ホストアダプタは、ステップ4−4でデバ
イスからの返り値を見てその値によってデバイスに対す
るデータ転送速度として決定する。この操作を接続され
ているデバイス全てに対して行う。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】今後普及してくるFa
st20対応のデバイスとの間でデータの高速転送を行
うようになると、接続台数や接続ケーブルの総延長の制
限等が出てくる。従来のホストアダプタでは、従来技術
の項で説明した様に、接続されているデバイスに対して
行うデータ転送の転送速度決定処理やその他のパラメー
タ処理をシステム環境(接続台数や接続総ケーブル長)
とは関係なく行っている。
【0034】現在のFast20対応のホストアダプタ
は、デバイスの数やケーブル長(接続デバイスが3台以
下までの時には総ケーブル長は3mまででなければいけ
ない。また、接続デバイスが4台以上7台以下の時には
総ケーブル長は1.5m以下でなければいけない)が規
格外であっても、Fast20に対応できるデバイス
(データ転送速度が20MB/秒をサポートしているデ
バイス、厳密にはFast20のNegotiatio
nに応答して20MB/秒での転送を可能と返してくる
デバイス)に対してはFast20の設定をしてしま
う。
【0035】また別のケースでは、Fast20対応で
ないデバイスがFast20のNegotiation
にFast20であると応答してしまうデバイス(正常
な応答ができないデバイス)が存在した場合に、ホスト
アダプタ側は20MB/秒でデータ転送を行うが、デバ
イス側は実際には20MB/秒のデータ転送ができない
ので正常なデータ転送を保証できない。
【0036】また、現在市場に出荷されているSCSI
ケーブルは、一般的に50cm以上、装置内ケーブルも
30cm程度のものが一般的である。従って、3m以内
での4台接続は非現実的なものとなっている。となる
と、Fast20対応のデバイスを3m以内で4台以上
接続となることはかなり希な環境ということになる。よ
って、一般的にはデバイスを4台以上接続した場合に
は、Fast20接続時のSCSI規格から外れること
になる。
【0037】本発明の目的は、SCSIバスに接続され
たデバイス(ターゲット装置)の状態に応じて適当な転
送速度設定やその他のパラメータ処理を自動的に行うこ
とが可能なSCSIホストアダプタを提供することであ
る。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、SCS
Iバスに接続されたSCSIデバイスを配下に有するS
CSIホストアダプタであって、起動指示に応答して前
記SCSIデバイスの接続台数を検出する接続台数検出
手段と、検出された接続台数に応じてデータ転送速度の
設定をなす速度設定手段とを含むことを特徴とするSC
SIホストアダプタが得られる。
【0039】そして、前記SCSIデバイスの各々には
識別情報が予め付与されており、前記接続台数検出手段
はこれ等各デバイス毎の識別情報に従って順次接続確認
をなすようにしたことを特徴としており、また、前記速
度設定手段は、前記接続台数が3の場合に予め定められ
た第1の転送速度の設定を行い、4以上の場合に前記第
1の転送速度より小なる第2の転送速度設定を行うよう
にしたことを特徴としている。
【0040】更に、前記転送速度の設定後に、前記SC
SIデバイスの各々に対して同期転送可能か否かの問い
合わせを行って各デバイス置毎の同期転送/非同期転送
を設定する手段を含むことを特徴とするSCSIホスト
アダプタが得られる。
【0041】更にはまた、前記SCSIデバイスの各々
に設定された前記転送速度及び同期転送/非同期転送の
設定情報を記憶する記憶手段を更に含むことを特徴とす
るSCSIホストアダプタが得られる。
【0042】また、前記起動指示に応答して、前記接続
台数検出手段の検出動作開始を指示する代わりに、ユー
ザによる各SCSIデバイス毎の設定をなすためのユテ
ィリティプログラムの起動をなすようにしたことを特徴
としており、更に、前記ユティリティプログラムの起動
フラグを有し、前記起動指示に応答して前記起動フラグ
が前記ユティリティプログラムの起動を示しているとき
に、当該プログラムの起動を行い、起動を示していない
ときに、前記接続台数検出手段の起動を行うようにした
ことを特徴としている。
【0043】そして、前記ユティリティプログラムは、
前記SCSIデバイス毎に予め登録された転送速度及び
同期転送/非同期転送を順次読出して設定をなす手段を
有することを特徴としている。
【0044】更に詳述すると、本発明のSCSIホスト
アダプタは、デバイス情報記憶部(電気的消去可能不揮
発性メモリ(EEPROM)等)と、このデバイス情報
記憶部を読み書きできるユーティリティから構成され、
SCSIシステムの起動時にBIOSがこのデバイス情
報記憶部を参照する手段を有する。このユーティリティ
は、各種デバイスの情報と起動時に選択される転送速度
設定方法をデバイス情報記憶部に書込む。
【0045】このユーティリティで設定できる起動時の
転送速度設定方法は、次の2つである。すなわち、 BIOS優先(但し接続台数が4台以上の場合にはF
ast20での設定をしない) ユーザがユーティリティを使用し任意に設定した転送
速度を優先する。
【0046】これ等の設定を行うことで、Fast20
対応のデバイスを接続した場合やFast−SCSI
(Fast10)のみを接続した場合、これ等を混在し
た場合、また夫々の環境において総ケーブル長が3m以
内の場合または、1.5m以内の場合に対応できること
になる。
【0047】ケーブル長の自動検出はHW(ハードウェ
ア)的な手段では不可能なので、ケーブル長からくる制
限に関しては、ユーティリティによりユーザが行える様
にする。
【0048】項でBIOS優先で起動した場合、接続
台数からくる制限事項についてはBIOSで転送速度を
設定する時に台数をカウントし、4台以上(ホストアダ
プタを含まず)接続されている時にはFast20での
動作は行わない様に自動的に設定する。
【0049】但し、4台以上接続しているが、ケーブル
長が1.5m以下にしているユーザの場合は、本発明の
ユーティリティを使用し設定できる様になっている。
【0050】そして、この2つの起動方法を選択する手
段を有する。その手段としては、デバイス情報記憶部に
ユーティリティによって書込まれた情報(どちらを優先
にするかというフラグ)を保持することで、SCSIシ
ステムの初期化処理の時に実行されるファームウェア
(BIOS)が始めに、この情報(フラグ)を参照する
ことで判断し、選択される。ユーティリティで設定でき
る2つの起動方法を以下に示す。すなわち、 (A)BIOS優先(ユーティリティでの設定を使用し
ない);大まかな流れは、従来と同様。すなわち、各デ
バイスのNegotiationによってデータ転送速
度を決定する。しかし、従来のものとの違いは、起動時
に接続台数を自動的に検知し、4台以上デバイスが接続
された時はFast20での動作設定をせずに、Fas
t10での動作に設定する様になっている。
【0051】(B)ユーティリティでの設定を優先;ユ
ーティリティでの設定を優先に設定した場合は、各SC
SIデバイスに対して個々にユーザが希望する転送方
式,転送速度を入力する。ユーティリティは、設定した
各パラメータをボード内のデバイス情報記憶部に書込み
終了する。その後本体の再起動により設定条件での起動
を行う。この時、BIOSが起動時の優先情報を読込
み、ユーティリティ設定情報が優先になっていた場合は
この設定を用いて転送速度決定のNegotiatio
nを行う。
【0052】ユーザがユーティリティを使用し設定を行
う場合は、次の3通りの場合が想定できる。
【0053】Fast20対応でないデバイスでFa
st20のNegotiationに応答してしまうデ
バイスを接続している場合、 接続デバイスが4台以上であっても、接続ケーブル長
が1.5m以下である場合でFast20の動作を設定
する場合、 Fast20対応のデバイスのみ3台以下の接続でも
Fast10での動作でシステムを動作させたい場合。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例について説明する。
【0055】図1は本発明の構成ブロック図を示す。図
1において、SCSIホストアダプタ部5−1は、不揮
発性メモリで構成されるデバイス情報記憶部5−3,S
CSIバス5−2に接続され、SCSIデバイス間のデ
ータ転送を制御するSCSI制御部5−4,ホストのホ
ストローカルバス5−8に接続されシステムとSCSI
ホストアダプタ部との間でのデータ転送を行うホストバ
ス制御部5−6,本アダプタがSCSIバスの最遠端と
なる場合にアダプタ内でSCSIバスの終端抵抗を有効
にするSCSIバス終端ターミネータ制御部5−5,S
CSIの基本プロトコルのファームウェアを格納するB
IOS−ROM5−7からなる。このBIOSがSCS
Iシステムの起動時にホストCPU(Central
Processing Unit;中央処理装置)によ
って読出され、実行される。
【0056】図2〜図4に本発明の特徴であるデバイス
情報記憶部5−3に格納されるテーブルの例を示す。こ
の記憶部5−3は電気的消去可能不揮発性メモリ(EE
PROM)であり、BIOSの動作時に読込み/書込み
がなされる他、ユーティリティの使用でユーザから読込
み/書込みが行われる。ユーティリティにより書込まれ
る情報は、接続デバイスの各種情報である。
【0057】これ等図において、Offset Add
ressとは、パーソナルコンピュータシステム内で本
アダプタ部に割振られたベースアドレスからのオフセッ
ト(変位)を表す。
【0058】先ず、テーブルの最初の00hは、Bit
0に本発明の特徴である“bootselect”があ
る。これがシステム起動時に参照される起動方法を選択
するためのビット(フラグ)である。例えばこのビット
が、“0”の時BIOS優先,“1”の時ユーティリテ
ィ設定値優先を夫々表す。
【0059】次に、01hから10hまでがID別に各
デバイスに対応する各種情報を格納するエリアである。
このエリアは1つのデバイスに対して2バイト(16ビ
ット)を使用している。次に続く11hから20hまで
は、前述の01hから10hと同様の用途であるが、I
Dが8から15までのWIDE時の場合に使用するため
にReserved領域としている。
【0060】21hは、Bit0に“scan dev
ice from ID(0−7)or(7−0)”を
示す領域を持つ。これは、デバイス接続チェックやNe
gotiationにIDの昇順でサーチするか降順で
サーチするかを選択できる。以降の説明には昇順での設
定となっていると仮定する。
【0061】22hは、Bit0に“SCAM Sup
port”を示す領域を持つ。これは、SCAM(SC
SI Configured Automatical
ly:SCSI IDの自動設定)をサポートするかし
ないかを選択する。
【0062】23hはBit3に“enable te
rmination powerfor wide”を
示す領域を持つ。Bit2に“enable term
ination power for narrow”
を示す領域を持つ。これ等は、ボードがSCSIバスを
安定な状態に保持するために用いられるターミネイト・
パワーを供給するかを選択するものである。これは8ビ
ットで供給するか、16ビットで供給するかを選択する
ために用意されている。
【0063】24hはBit3−0の4ビットに“SC
SIID”を示す領域を持つ。この領域はホストアダプ
タのIDを設定することができる。通常のパーソナルコ
ンピュータでの使用の場合には、NARROW(ID=
0〜7)の時“7(=0111)”に、WIDE(ID
=0〜15)の時“15(=1111)”に設定され
る。
【0064】25hBit7−0に“Max Targ
et Devices”を示す領域を持つ。この領域に
は現在ホストアダプタが制御できるSCSIデバイスの
最大台数を設定する。
【0065】図4(A)は図2,3中の各IDに対応し
た、“デバイスID=*データ領域1”の詳細を示す。
尚、*は0〜7の整数を示す。Bit5に“Wide
SCSI Support”を示す領域を持つ。この領
域はWide−SCSIをサポートしているか否かを示
す。Bit4に“Disconnect”を示す領域を
持つ。この領域は、デバイスに対して時間のかかるコマ
ンド(例えば、ハードディスクのフォーマットコマンド
等)を実行し、デバイス側が単独で処理している間、一
旦SCSIバスをバスフリー状態にし、他のデバイスと
の接続を行い、他の転送処理等を実行する時などに使用
されるDisconnectコマンドをサポートしてい
るか否かを示す。
【0066】Bit3に“Synchronous S
upport”領域を持つ。この領域は、同期転送をサ
ポートしているか否かを示す。データ転送速度決定の処
理を行うNegotiationを行うかどうかの判断
に使用される。Bit2−0に“Synchronou
s Rate”を示す領域を持つ。この領域は、同期転
送時での最大転送速度を設定する。
【0067】例えば、 000:20 MHz 001:16.0MHz 010:13.3MHz 100:10 MHz 001: 8.0MHz 010: 6.7MHz 100: 5.0MHz を示すものとする。但しここでの値はあくまで本発明の
アダプタ内だけの値であり、デバイスとのNegoti
ation時にやり取りされる値とは別のものである。
【0068】図4(B)は図2,3中の各IDに対応し
た、“デバイスID=*データ領域II”の詳細を示
す。Bit3に“Multiple LUN Supp
ort”を示す領域を持つ。この領域は、LUN(Lo
gical Unit Number)をサポートする
か否かを示す。SCSI機器には一つのIDに最大8台
の子装置を接続できる。LUNはこの子装置に付けられ
る番号である。
【0069】以上に示した様に、デバイス情報記憶部に
は、ホスト側,デバイス側の各種情報を記憶する。また
SCSI−BIOSが起動時にこれ等の情報を読込みS
CSI制御部の設定に使用する。
【0070】図5〜図8に本発明の転送速度の設定例を
示す。システム内のSCSI−BIOSの起動部分につ
いて説明する。SCSI−BIOSに処理が渡される
と、最初にステップ7−1で示す様に“デバイス情報記
憶部”の最初のアドレス(offset Addres
s 00h)を読込む。Bit0(フラグ)を確認しス
テップ7−2で“0”or“1”を判断する。これが本
発明の起動時の選択である。“0”の場合はBIOS優
先の設定方法を行い、“1”の場合にユーティリティで
の設定を反映した設定を行う。
【0071】先ず、BIOS優先を選択した場合の流れ
を説明する。ステップ7−3で変数SCSI ID(処
理対象となるデバイスID番号を格納する)に“0”を
入力(初期設定)する。この場合は、“デバイス情報記
憶部”のOffset Address 21hのBi
t0が昇順を示す値になっていることを前提にする。ス
テップ7−4で変数Dev Count(接続デバイス
の台数をカウントするための変数)に“0”を入力す
る。
【0072】ステップ7−5でSCSI IDに対して
接続チェック(Test UnitReadyコマンド
等)を行う。ステップ7−6でSCSI IDに対して
接続が確認できればステップ7−7に進み、Dev
ountをインクリメントする。接続されていなければ
ステップ7−7を飛ばしてステップ7−9へ進む。ステ
ップ7−9では、全ID数(Narrowの場合にはI
D=6まで、Wideの場合にはID=14まで)を確
認する。ここで全IDまで終了していなければステップ
7−8に進みSCSI IDをインクリメントし、次の
IDに対して同様の処理を行う。
【0073】全て終了したことを確認した場合は、ステ
ップ7−10に進む。ステップ7−10では、接続され
ていたデバイスの台数について判断している。すなわち
Fast20での動作を許す台数環境か否かを判断す
る。接続デバイスが3台までならステップ7−12に進
み変数(フラグ)FAST20 OK(Fast20で
の動作を有効にするか否かを設定する)に“1”(可
能)を格納する。
【0074】また、接続デバイスが4台以上ある場合
は、ステップ7−11に進みFAST20 OKに
“0”を格納する。ステップ7−13では各デバイスに
転送速度の設定をするために変数SCSI IDに
“0”を格納し、ID=0から設定処理を始める。ステ
ップ7−14でSCSI IDが同期転送をサポートし
ているかを判断する。同期転送サポートの場合はステッ
プ7−15に進み、同期転送の設定を行う。
【0075】ステップ7−17では、FAST20
Kフラグによりステップ7−18のMax10MB/秒
での転送からNegotiationをするか、ステッ
プ7−19のMax20MB/秒での転送からNego
tiationするかを判断し、該当するNegoti
ationを行う。ステップ7−20でデバイスからの
返値を受取る。ステップ7−21で返値がOKであれば
夫々10MB/秒または20MB/秒での設定をする。
NGであればデバイスから受取ったデータ転送速度を設
定する。
【0076】またここで、最終的に設定された値をデバ
イス情報記憶部に書込む。この処理によりユーティリテ
ィでの設定を行う時の参考にできる。この書込んだ値
は、BIOS優先の時には何等意味のある値ではない。
【0077】ステップ7−14で同期転送不可と判断さ
れた場合には、ステップ7−16で非同期転送モードの
設定を行う。同期・非同期の設定を終えステップ7−2
2でSCSI IDをインクリメントし、ステップ7−
23で全ID台数分終了したかを判断する。終了してい
ない場合には次のIDに対して同様の処理を行う。
【0078】全ID台終了の場合にはステップ7−37
に進み、SCSI制御部のホストアダプタ側の各種パラ
メータを設定しSCSI−BIOSの初期化を終了す
る。
【0079】次に、ステップ7−2で“1”と判断しユ
ーティリティ設定優先を選択した場合の流れを説明す
る。ステップ7−24では“デバイス情報記憶部”のO
ffset Address 01h〜10hを読込み
Workエリア等に格納(一時退避。次からの処理に使
用するため)(別に処理の対象となるIDの分だけを随
時読込む方法でも良い)、ステップ7−25でSCSI
IDに“0”を格納、ステップ7−26で接続チェッ
クの確認を行う。
【0080】ステップ7−27で接続が確認された場合
にはステップ7−28に進み、接続されていない場合に
はステップ7−35に飛ぶ。ステップ7−28では先程
Workエリアに退避したデータから対応するIDのデ
ータを参照し、ステップ7−29でSCSI IDが同
期転送可能かを判断する。同期転送サポートの場合はス
テップ7−30に進み同期転送の設定を行う。
【0081】ステップ7−31では、ユーティリティに
より設定された“各デバイスデータ領域I”のBit2
−1の値、すなわちWorkエリアから読出したこの値
でのNegotiationを行う。ステップ7−32
でデバイスからの返値を受取る。ステップ7−33で返
値がOKであればその値を設定する。NGであればデバ
イスから受取ったデータ転送速度を設定する。
【0082】またここで、最終的に設定された値をデバ
イス情報記憶部に書込む。この処理により次の起動時に
この値を使用できる。
【0083】ステップ7−29で同期転送不可と判断さ
れた場合にはステップ7−34で非同期転送モードの設
定を行う。同期・非同期の設定を終え、ステップ7−3
5でSCSI IDをインクリメントし、ステップ7−
36で全ID台数分終了したかを判断する。終了してい
ない場合には次のIDに対して同様の処理を行う。全I
D台数終了の場合には、ステップ7−37に進みSCS
I制御部のホストアダプタ側の各種パラメータを設定し
SCSI−BIOSの初期化を終了する。
【0084】図9にユーザ操作のフロー例を示す。これ
は、本発明のFast20対応SCSIホストアダプタ
を使用するにあたり、ユーザがユーティリティを使用す
る場面、またユーティリティにより設定する時の判断手
順を示している。
【0085】先ず、ユーザはステップ8−1で接続デバ
イスの中にNegotiation時、Fast20に
対応していないにも関わらずMax20MB/秒のNe
gotiationにOKで応答してしまう様なデバイ
ス(現実に旧デバイスの中には存在する)が存在するか
を判断する。ある様な場合には、ステップ8−6に飛び
ユーティリティでの設定を行う。
【0086】そのような不正なデバイスは接続していな
いユーザはステップ8−2に進む。ステップ8−2では
Fast20対応のデバイスを接続しているかを判断す
る。接続していない場合には、ステップ8−5に進み、
BIOSでの起動を行う。
【0087】ここで、Fast20に対応していないデ
バイスのみを接続しているにも関わらず、図6での接続
台数によっては、20MBでの転送速度でのNegot
iationが行われることになるが、通常デバイスは
20MB/秒のNegotiationに対して20M
B/秒の転送は不可能として可能な転送速度を返してく
るので問題はない。
【0088】また、Fast20対応のデバイスを接続
している場合にはステップ8−3に進む。ステップ8−
3では、接続デバイスが4台以上かを判断する。これも
ユーザによる判断である。4台以上の場合にはステップ
8−4に進みケーブル長が1.5m以下かをユーザが判
断する。
【0089】1.5m以上の場合には、ケーブル長の制
限からFast20での動作を行えない。従って、ステ
ップ8−5に進みBIOSでの起動を行う。図5のステ
ップ7−10でステップ7−11に進み、FAST20
OKに“0”が格納されるので、ステップ7−17か
らステップ7−18に進み、Fast−SCSIでの動
作となる。また、ケーブル長が1.5m以内に納められ
ている場合にはステップ8−6に進み、ユーティリティ
で個別に設定を行う。
【0090】ユーティリティにより各デバイスの値を設
定が終了した時点で、本体のリセットを行い再起動す
る。ここで再起動の時点ではユーティリティ設定が有効
と設定してあるのでBIOSの初期化時に、図2に示し
た“boot select”領域(フラグ領域)を参
照し設定した値で初期化が行われる。
【0091】図10〜図11にユーティリティ設定画面
例を示す。本発明のデバイス情報記憶部にユーティリテ
ィを使用して設定する時の設定画面について説明する。
画面1では、先ずホストアダプタ側の設定を行う。ホス
トアダプタのIDは0〜7の任意の値を入力し、“En
ter”キーを入力する。最大ターゲット数は1〜56
(7×8)を入力し、“Enter”キーを入力する。
【0092】SCAN Deviceは、0−7か7−
0のどちらかを選択して“Enter”キーを入力す
る。SCAM SupportはONかOFFを選択し
て“Enter”キーを入力する。ターミネートパワー
もNARROWかWIDEのどちらかを選択して“En
ter”キーを入力する。
【0093】上記設定で良ければ、次画面で“OK”に
カーソルを合せて“Enter”キーを入力すると画面
2に進む。画面2では起動時の優先モードの選択をす
る。“1”か“2”を入力する。“1”を選択した場合
には画面3に移る。BIOS優先モード時の設定は以上
なので再起動を促す画面となる。
【0094】画面2で2を選択した場合には画面4に移
る。画面4では各IDに対して各種設定を行う。“同期
/非同期”のサポート有無を設定する。同期転送をサポ
ートしている場合には“転送レート”の設定を行う。
“Discon.”に関しても有効・無効の設定をな
す。
【0095】“Wide”に関しては、WIDEでの動
作を行う様にするかを設定する。この場合、SCSIデ
バイス,SCSIホストアダプタ側もWIDE対応であ
ることは勿論SCSIケーブルもWIDE用のケーブル
を使用していることが必要になる。ターミネートパワー
も前述のWIDE対応であればWIDEを選択する。そ
れ以外はNARROWを選択する。
【0096】以上の設定に関しては画面5の例の様に、
カーソルをこの項目に移動すると選択画面がポップアッ
プし選択し、“Enter”キーを入力する。設定の終
了であれば、“END”のOKにカーソルを合せて“E
nter”キーを入力する。画面6に移る。画面6では
ユーティリティ優先モード時の設定は以上なので再起動
を促す画面となる。
【0097】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、シス
テム起動時にBIOSを立上げて、自動的にSCSIデ
バイスの接続台数を検出して、この台数に応じた適切な
データ転送速度を設定する様にしたので、接続デバイス
数が4台以上の場合には、自動的にFast20の動作
を抑止し、データ破壊等の不具合の発生を防止できると
いう効果がある。
【0098】また、ユーザが接続SCSIデバイス毎に
夫々データ転送速度の設定等をユーティリティプログラ
ムにより予めできる様にしているので、SCSI−3に
対応できない旧デバイス(Fast20での動作を行え
ないデバイスで、Fast20のNegotiation に応答し
てしまうようなデバイス)が接続されていても、適切に
対応できることになる。
【0099】更に、Fast20の使用環境に合ったシ
ステム構成を実現できるので、安定な動作を得ることが
容易となり、また、通常の使用時には、BIOS起動を
優先としておけば、ユーザはSCSIデバイスの接続台
数を意識することなく、システム構築が可能となる。
【0100】更にはまた、BIOS等により設定された
SCSIデバイス毎の設定情報は、一度設定されれば、
システム構成の変更や接続デバイスの変更がない限り、
再設定の必要がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステムブロック図である。
【図2】デバイス情報記憶部の記憶例を示す図である。
【図3】デバイス情報記憶部の記憶例を示す図である。
【図4】デバイス情報記憶部の記憶例を示す図である。
【図5】本発明の実施例における転送速度設定フローを
示す図である。
【図6】本発明の実施例における転送速度設定フローを
示す図である。
【図7】本発明の実施例における転送速度設定フローを
示す図である。
【図8】本発明の実施例における転送速度設定フローを
示す図である。
【図9】ユーザ操作の動作フローを示す図である。
【図10】ユーティリティ設定画面例を示す図である。
【図11】ユーティリティ設定画面例を示す図である。
【図12】ユーティリティ設定画面例を示す図である。
【図13】従来のSCSIシステムを説明するブロック
図である。
【図14】従来のパーソナルコンピュータの起動時の動
作フロー図である。
【図15】従来のSCSIホストアダプタの起動時の動
作フロー図である。
【図16】従来のSCSIシステムの転送速度の設定方
法を示すフロー図である。
【符号の説明】
5−1 SCSIホストアダプタ部 5−2 SCSIバス 5−3 デバイス情報記憶部 5−4 SCSI制御部 5−5 SCSIバス終端ターミネータ制御部 5−6 ホストバス制御部 5−7 SCSI BIOS−ROM 5−8 ホストローカルバス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SCSIバスに接続されたSCSIデバ
    イスを配下に有するSCSIホストアダプタであって、
    起動指示に応答して前記SCSIデバイスの接続台数を
    検出する接続台数検出手段と、検出された接続台数に応
    じてデータ転送速度の設定をなす速度設定手段とを含む
    ことを特徴とするSCSIホストアダプタ。
  2. 【請求項2】 前記SCSIデバイスの各々には識別情
    報が予め付与されており、前記接続台数検出手段はこれ
    等各デバイスの識別情報に従って順次接続確認をなすよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のSCSIホス
    トアダプタ。
  3. 【請求項3】 前記速度設定手段は、前記接続台数が3
    の場合に予め定められた第1の転送速度の設定を行い、
    4以上の場合に前記第1の転送速度より小なる第2の転
    送速度設定を行うようにしたことを特徴とする請求項1
    または2記載のSCSIホストアダプタ。
  4. 【請求項4】 前記転送速度の設定後に、前記SCSI
    デバイスの各々に対して同期転送可能か否かの問い合わ
    せを行って各デバイス毎の同期転送/非同期転送を設定
    する手段を更に含むことを特徴とする請求項1〜3いず
    れか記載のSCSIホストアダプタ。
  5. 【請求項5】 前記SCSIデバイスの各々に設定され
    た前記転送速度及び同期転送/非同期転送の設定情報を
    記憶する記憶手段を更に含むことを特徴とする請求項4
    記載のSCSIホストアダプタ。
  6. 【請求項6】 前記起動指示に応答して、前記接続台数
    検出手段の検出動作開始を指示する代わりに、ユーザに
    よる各SCSIデバイス毎の設定をなすためのユティリ
    ティプログラムの起動をなすようにしたことを特徴とす
    る請求項1〜5いずれか記載のSCSIホストアダプ
    タ。
  7. 【請求項7】 前記ユティリティプログラムの起動フラ
    グを有し、前記起動指示に応答して前記起動フラグが前
    記ユティリティプログラムの起動を示しているときに、
    当該プログラムの起動を行い、起動を示していないとき
    に、前記接続台数検出手段の起動を行うようにしたこと
    を特徴とする請求項6記載のSCSIホストアダプタ。
  8. 【請求項8】 前記ユティリティプログラムは、前記S
    CSIデバイス毎に予め登録された転送速度及び同期転
    送/非同期転送を順次読出して設定をなす手段を有する
    ことを特徴とする請求項7記載のSCSIホストアダプ
    タ。
JP29477596A 1996-11-07 1996-11-07 Scsiホストアダプタ Pending JPH10143460A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003521778A (ja) * 2000-02-04 2003-07-15 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 装置の列挙のための仮想rom
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JP4505180B2 (ja) * 2000-07-07 2010-07-21 富士通株式会社 パスワード変更方法及びコンピュータシステム並びにプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体

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Effective date: 20030401